説明

着脱可能モジュールによって位置ベースのサービスをサポートするための方法および装置

着脱可能モジュールによって位置ベースのサービス(LBS)をサポートするための技術が記述される。着脱可能モジュールによって位置ベースのサービスをサポートするために、1セットのメッセージ(例えば、コマンドおよびイベント)が定義されることができる。1つの設計において、着脱可能モジュールは、位置情報を要求するために第1のメッセージ(例えば、位置取得要求メッセージ)を端末に送信することができる。第1のメッセージは、着脱可能モジュール上で作動するLBSアプリケーションのために送信されることができる。着脱可能モジュールは、その後、要求された位置情報を備える第2のメッセージ(例えば、位置取得応答メッセージ)を端末から受信することができる。着脱可能モジュールは、位置情報に基づいてLBSアプリケーションのためのタスクを実行することができる。当該タスクは、端末の位置を報告すること、音声コールを開始すること、SMSメッセージを送信すること、端末上にメニューを表示すること、端末の追跡のための報告を送信することなどを含むことができる。

【発明の詳細な説明】
【関連出願の参照】
【0001】
本件特許出願は、2008年6月2日に出願された「OMH R-UIM CCAT gpsOne services for cdma2000」という名称の米国仮出願61/077,591に基づいて優先権を主張するものであって、当該仮出願は、本件出願の被譲渡人に譲渡され、参照によって本件明細書に明白に組み込まれている。
【技術分野】
【0002】
本件開示は、一般に、通信に関係し、より詳細には、位置ベースのサービス(LBS)をサポートするための技術に関係する。
【背景技術】
【0003】
端末(例えば、携帯電話)の位置を知ることは、しばしば望ましく、時には必要である。英語の「location(位置、位置決め)」および「position(位置)」という用語は、同義語であり、区別することなく使用される。例えば、LBSクライアントは、位置ベースのサービスのために端末の位置を知ることを望むかもしれず、端末の位置を要求するために位置センターと通信するかもしれない。その後、位置センターおよび端末は、当該端末のための位置推定を得るためにメッセージを交換することができる。位置推定(location estimate)はまた、位置推定(position estimate)、位置固定などと呼ばれてもよい。その後、位置センターは、LBSクライアントに位置推定を返すことができる。位置ベースのサービスを効率的にサポートすることが望ましいかもしれない。
【発明の概要】
【0004】
着脱可能モジュールによって位置ベースのサービスをサポートするための技術が本件明細書において記述される。着脱可能モジュールは、ユーザについての加入者情報、個人情報、および/または他の情報を記憶することができ、端末(例えば、携帯電話)に挿入されることができる。着脱可能モジュールは、様々なアクションを実行するために位置情報を利用することができるLBSアプリケーションを含むことができる。位置情報は、端末の位置推定、速度、方位などを具備することができる。
【0005】
ある態様において、着脱可能モジュールによって位置ベースのサービスをサポートするために、1セットのメッセージ(例えば、コマンドおよびイベント)が定義されることができる。1つの設計において、端末からの位置情報を要求するために、位置取得要求メッセージが着脱可能モジュールによって使用されることができ、要求された位置情報を着脱可能モジュールに返すために、位置取得応答メッセージが端末によって使用されることができる。1つの設計において、端末の測位能力を着脱可能モジュールに提供するために、測位能力更新メッセージが端末によって使用されることができ、現在利用可能な測位能力を着脱可能モジュールに提供するために、測位利用可能性更新メッセージが端末によって使用されることができる。
【0006】
1つの設計において、着脱可能モジュールは、位置情報を要求するために第1のメッセージ(例えば、位置取得要求メッセージ)を端末に送信することができる。第1のメッセージは、着脱可能モジュール上で作動するLBSアプリケーションのために送信されることができる。着脱可能モジュールは、その後、要求された位置情報を備える第2のメッセージ(例えば、位置取得応答メッセージ)を端末から受信することができる。着脱可能モジュールは、位置情報に基づいてLBSアプリケーションのためのタスクを実行することができる。当該タスクは、端末の位置を報告すること、音声コールを開始すること、ショート・メッセージ・サービス(SMS)メッセージを送信すること、端末上にメニューを表示すること、端末の追跡についての報告を送信することなどを含むことができる。
【0007】
本件開示の様々な態様および特徴が以下でさらに詳しく記述される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図1は、例示的なネットワーク配備を図示している。
【図2】図2は、端末および着脱可能モジュールのブロック図を図示している。
【図3】図3は、着脱可能モジュールによってLBSをサポートするためのコールフローを図示している。
【図4】図4は、着脱可能モジュールによってLBSをサポートするためのプロセスを図示している。
【図5】図5は、端末によってLBSをサポートするためのプロセスを図示している。
【発明の詳細な説明】
【0009】
本件明細書において、「例示的(exemplary)」という語は、「事例(example)、実例(instance)または例証(illustration)として役に立つこと」を意味するために使用される。本件明細書において、「例示的(exemplary)」として記述される任意の設計は、他の設計に比べて必ずしも好ましいまたは有利であると解釈されるべきではない。
【0010】
図1は、例示的なネットワーク配備100を図示する。ワイヤレスネットワーク130は、端末のための様々なサービスをサポートすることができるいくつかの基地局および他のネットワークエンティティを含んでもよい。単純性のために、図1におけるワイヤレスネットワークのためにただ1つの基地局132とただ1つのネットワーク制御装置134とが図示されている。基地局132は、端末のための無線通信をサポートすることができる。ネットワーク制御装置134は、1セットの基地局のための調整および制御を提供することができ、単一のネットワークエンティティまたはネットワークエンティティの集合であってもよい。ワイヤレスネットワーク130は、CDMA (符号分割多元接続)1Xネットワーク、HRPD (高レートパケットデータ)ネットワーク、UMB (Ultra Mobile Broadband)ネットワーク、WCDMA(広帯域CDMA)ネットワーク、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)ネットワーク、LTE(Long Term Evolution)ネットワーク、WLAN(ワイヤレス・ローカルエリア・ネットワーク)などであってもよい。GSM、WCDMA、およびLTEは、「3rd Generation Partnership Project (3GPP)」という名称の組織からの文献に記述されている。CDMA 1X、HRPD、およびUMBは、「3rd Generation Partnership Project 2(3GPP2)」という名称の組織からの文献に記述されている。
【0011】
位置センター140は、ワイヤレスネットワーク130および測位サーバー150と通信することができる。位置センター140は、位置ベースのサービスをサポートするため、LBSクライアント112および160のようなLBSクライアントとインターフェースするため、および加入者のプライバシー、認可、認証、請求などのような機能を実行するために様々な機能を実行することができる。位置ベースのサービスはまた、位置サービス(LCS)と呼ばれてもよく、位置情報を利用する任意のサービスを含んでもよい。位置情報は、ターゲット・デバイスの位置と関係する任意の情報(例えば、位置推定)を含むことができる。位置センター140はまた、位置サーバー、MPC(Mobile Positioning Center)、GMLC(Gateway Mobile Location Center)、SLC(SUPL(Secure User Plane Location) Location Center)などと呼ばれてもよい。測位サーバー150は、端末のための測位および端末への支援データの配信をサポートすることができる。測位とは、ターゲット・デバイスの地理的位置を決定する機能性のことをいう。測位サーバー150はまた、PDE(Position Determination Entity)、SMLC(Serving Mobile Location Center)、SPC(SUPL Positioning Center)などと呼ばれてもよい。LBSクライアント112および160は、各々、ターゲット・デバイスのための位置情報を要求する機能またはエンティティであってもよい。LBSクライアントは、端末またはいくつかの他のエンティティ内に存在してもよい。
【0012】
衛星170は、GNSS(Global Navigation Satellite System)の一部であってもよい。GNSSは、GPS(United States Global Positioning System)、ヨーロッパのガリレオ・システム、ロシアのGLONASSシステムなどであってもよい。GNSSはまた、SPS(Satellite Positioning System)と呼ばれてもよく、エンティティが、衛星から受信される信号に基づいて地球上または地球の上のエンティティの位置を決定することを可能にするために測位される衛星システムを含んでもよい。
【0013】
端末110は、通信サービスを得るためにワイヤレスネットワーク130における基地局132と通信することができる。端末110は、固定型または移動型であってもよく、移動局(MS)、ユーザ設備(UE)、移動設備(ME)、アクセス端末、SUPLイネーブルにされた端末(SET)、加入者ユニット、局、デバイス、ハンドセットなどと呼ばれてもよい。端末110は、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスデバイス、スマートフォン、ワイヤレスモデム、ワイヤレスルータ、ラップトップ・コンピュータ、遠隔測定デバイス、追跡デバイスなどであってもよい。
【0014】
端末110は、GPS、ガリレオ、GLONASS、AFLT(Advanced Forward Link Trilateration)、E-OTD(Enhanced Observed Time Difference)、OTDOA(Observed Time Difference Of Arrival)、支援GPS(AGPS)ハイブリッドなどのような1つまたは複数の測位方法をサポートすることができる。GPS、ガリレオ、およびGLONASSは、衛星のための測定に基づいて位置推定を決定することができる測位方法である。AFLT、E-OTD、およびOTDOAは、基地局のための測定に基づいて位置推定を決定することができる測位方法である。AGPSハイブリッドは、衛星および基地局の組み合わせのための測定に基づいて位置推定を決定することができる測位方法である。単純性のために、本件記述において、用語「GPS」とは、一般に、任意のGNSSのための測位方法のことをいい、用語「AFLT」とは、一般に、任意のワイヤレスネットワークのための測位方法のことをいう。
【0015】
図1において図示されているように、端末110は、着脱可能モジュール120と結び合わせられることができる。着脱可能モジュール120は、ユーザについての加入者情報、個人情報、および/または他の情報を記憶することができる。例えば、着脱可能モジュール120は、アカウント番号、電話番号、画像、テキストメッセージなどを記憶することができる。一般に、着脱可能モジュールは、リムーバブル識別(ID)チップ、UICC(Universal Integrated Circuit Card)、スマートカード、または例えば、携帯電話、スマートフォン、PDAなどに挿入またはそれらから取り外されることができる何らかの他のモジュールであってもよい。着脱可能モジュール120は、UIM(ユーザ識別モジュール)、R-UIM(Removable UIM)、CSIM(CDMA加入者識別モジュール)、SIM(加入者識別モジュール)、USIM(Universal Subscriber Identity Module)などであってもよい。R-UIMおよびCSIMは、CDMAネットワークにおいて使用されてもよく、SIMおよびUSIMは、GSMおよびWCDMAネットワークにおいて使用されてもよく、また、UIMは、CDMA、GSM、およびWCDMAネットワークにおいて使用されてもよい。
【0016】
着脱可能モジュール120は、ある利点を提供することができる。第1に、着脱可能モジュール120上に関連情報を記憶することによって、ユーザは、容易に電話を変更し、新しい電話に着脱可能モジュールを単に挿入することによって関連情報を今までどおり維持することができる。これは、電話のアップグレード、電話の置換、または異なるネットワーク上で同じ電話を使用することを簡単にすることができる。第2に、着脱可能モジュール120上に関連情報を記憶することは、端末の設計を簡単にし、端末とネットワークとの間の一貫した動きを保証することができる。
【0017】
図2は、端末110および着脱可能モジュール120の例示的な設計のブロック図を図示する。端末110は、GPSモジュール210、AFLTモジュール212、および位置計算モジュール214のような測位をサポートするための様々なモジュールを含んでもよい。GPSモジュール210は、衛星からの信号を測定することができ、また衛星のための擬似範囲測定を提供することができる。AFLTモジュール212は、ワイヤレスネットワークにおける基地局からの信号を測定することができ、また基地局のためのタイミング測定、信号強度測定、および/または信号品質測定を提供することができる。位置計算モジュール214は、GPSモジュール210からの擬似範囲測定、AFLTモジュール212からのタイミング、信号強度および/または信号品質測定、および/または他の測定を受信することができる。位置計算モジュール214は、測定および他の情報(例えば、衛星および/または基地局の位置)に基づいて端末110のための位置測定を決定することができる。端末110は、gpsOneTMをサポートすることができる。gpsOneTMは、GPS、AFLT、およびハイブリッド測位方法をサポートするQualcomm社の測位技術である。端末110はまた、他の測位技術をサポートすることができる。
【0018】
端末110は、1つまたは複数のプロセッサ/制御装置220、メモリ222、および1つまたは複数の送信機/受信機224を含んでもよい。送信機/受信機(複数)224は、端末110のための無線通信を提供することができ、上で述べられた無線技術のうちのいずれかをサポートすることができる。プロセッサ/制御装置(複数)220は、端末110内の様々なモジュールのオペレーションを制御することができ、アクティブ・アプリケーションのための処理を実行することができる。メモリ242は、端末110のためのデータおよびプログラムコードを記憶することができる。
【0019】
着脱可能モジュール120は、安全なインターフェース230、一般的なアプリケーション232、およびLBSアプリケーション234を含んでもよい。安全なインターフェース230は、 例えば、標準プロトコルによって端末110との安全な通信をサポートすることができ、認可されたエンティティのみが着脱可能モジュール120にアクセスすることを可能にするために安全な処理を実行することができる。一般的なアプリケーション232は、音声、パケットデータ、SMS、ブラウザなどのような様々なサービスをサポートすることができる。LBSアプリケーション234は、位置情報を使用する様々な位置ベースのサービスをサポートすることができる。着脱可能モジュール120はまた、1つまたは複数のプロセッサ/制御装置240およびメモリ242を含むことができる。プロセッサ/制御装置(複数)240は、着脱可能モジュール120内の様々なモジュールのオペレーションを制御することができ、すべてのアクティブ・アプリケーションのための処理を実行することができる。メモリ242は、着脱可能モジュール120のためのデータおよびプログラムコードを記憶することができる。
【0020】
端末110は、OHM(Open Market Handset)であってもよい。OMHは、「公開市場」で売られ、1つまたは複数のワイヤレスネットワークにおいて使用されることができる一般的な端末またはデバイスである。OMHプログラムは、CDG(CDMA Development Group)からの全体のGHRC(Global Handset Requirements for CDMA)イニシアティブのうちの一部である。GHRCイニシアティブは、オープン・デバイスまたはオープン・アプリケーション環境におけるCDMAデバイスを承認するための必要条件および標準の共通のセットを指定する。このイニシアティブを遂行する1つの例は、オペレータ固有の設定情報および加入者固有のプロビジョニング情報をデバイスからR-UIMに移動させ、OMH対応のデバイスとネットワークとの間の一貫した動きを保証することである。
【0021】
端末110および着脱可能モジュール120は、3GPP2によって定義されるCCAT(CDMA Card Application Toolkit)をサポートすることができる。CCATは、R-UIMを受け入れることができるおよびCCATをサポートすることができる任意のデバイスと相互に作用するためおよび任意のデバイス上で作動するためにR-UIM上に記憶されるアプリケーションをイネーブルにするコマンドおよび手順の標準化されたセットである。CCATは、R-UIM上のアプリケーションが、CCATをサポートするあらゆるメーカーからのデバイス上で機能することを可能にする。CCATは、2007年8月の「CDMA Card Application Toolkit (CCAT)」という名称の3GPP2 C.S0035-Aに記述されている。これは、公衆に利用可能である。
【0022】
図2において図示されるように、着脱可能モジュール120は、CCAT先取コマンドおよびCCATイベントによって端末110と通信することができる。着脱可能モジュール120は、音声コールをする、SMSメッセージを送信する、ブラウザを開始する、端末110上でメニューおよびテキストを表示するなどのようにサービスを要求するCCAT先取コマンドを端末110に送信することができる。着脱可能モジュール120が申し込んでいたあるイベント(例えば、電話の接続、ユーザのキープレスなど)を着脱可能モジュール120に通知するために、端末110は、CCATイベントを送信することができる。
ある態様において、CCATは、着脱可能モジュール120が位置ベースのサービスをサポートすることを可能にするために増強されてもよい。当該増強は、着脱可能モジュール120が端末110から位置情報を要求および受信することを可能にすることができる1セットのCCATコマンドおよびCCATイベントを含んでもよい。コマンドおよびイベントは、異なるタイプのメッセージとみなされてもよい。着脱可能モジュール120内のLBSアプリケーション234は、その後、例えば、現在の位置の近くで興味のある場所を見つけるために端末110からの位置情報に基づいて位置ベースのサービスをユーザに提供することができる。
【0023】
CCAT増強は、例えば、gpsOneTMのような特別の測位技術のためであってもよい。これは、着脱可能モジュール120および端末110によって容易に扱われることができる適切なレベルのオプションを公表することにより測位技術からの特徴およびパラメータをCCATに追加することによって、達成されることができる。測位技術をサポートするために、新しいCCATコマンドおよび新しいCCATイベントが定義されることができる。
【0024】
1つの設計において、着脱可能モジュール120が端末110からの位置情報を要求することを可能にするために、位置取得要求のCCATコマンドが定義されることができる。表1は、例示的な設計にしたがって、位置取得要求のための1セットのパラメータを与える。下記の表において、存在の欄の「M」は、必須パラメータを示し、「C」は、値を条件としているパラメータを示す。
【表1】

【0025】
表1において図示されているように、モードパラメータは、いくつかの可能な測位モードのうちの1つを選択するために使用されることができる。デバイス・デフォルト・モードは、端末110のためのデフォルト測位モードであってもよい。スタンドアロン・モードにおいて、端末110は、端末110自身で位置推定を決定することができる。MSベースの測位モードにおいて、端末110の位置は、当該端末自身によって決定される。この決定は、たぶん測位サーバー150からの支援データを用いて行われる。MS支援の測位モードにおいては、端末110の位置は、端末110からの支援(例えば、測定値)を得て、測位サーバー150によって決定される。サーバー(例えば、位置センター140)からの1つまたは複数の衛星の位置を示す情報をダウンロードするために、端末110によってGPSのための拡張受信機支援(XTRA)が使用されてもよい。ダウンロードされた情報は、端末位置の初期位置算出時間(TTFF)を改善することができる。
【0026】
精度パラメータは、位置推定の所望の精度を示すことができる。位置算出時間パラメータは、位置推定を得るための所望の時間を示すことができる。要求フラグは、高度、水平速度、垂直速度、方位などのような追加情報を要求するよう設定されることができる。
【0027】
1つの設計において、端末110が、要求された位置情報を着脱可能モジュール120に返すことを可能にするために、位置取得応答のCCATコマンドが定義されることができる。表2は、例示的な設計にしたがって、位置取得応答のための1セットのパラメータを与える。
【表2】

【0028】
表2におけるパラメータは、様々なフォーマット(例えば、gpsOneのために使用されるフォーマット)で与えられてもよい。gpsOneは、14ビットを参照CDMA時間として定義する。タイムスタンプ・パラメータの場合、端末110は、UTC(協定世界時)のための変換後に日時を提供することができる。
【0029】
1つの設計において、端末110が端末110の測位能力(つまり、端末110がサポートすることができるもの)を着脱可能モジュール120に提供することを可能にするために、測位能力更新のCCATイベントが定義されることができる。表3は、例示的な設計にしたがって、測位能力更新のための1セットのパラメータを与える。
【表3】

【0030】
1つの設計において、端末110が着脱可能モジュール120に現在何を提供することができるかを端末110が示すことを可能にするために、測位利用可能性更新のCCATイベントが定義されることができる。表4は、例示的な設計にしたがって、測位利用可能性更新のための1セットのパラメータを与える。
【表4】

【0031】
表1ないし4は、着脱可能モジュール120によって位置ベースのサービスをサポートするために使用されることができるいくつかのCCATコマンドおよびCCATイベントの例示的な設計を図示する。位置ベースのサービスをサポートするために、他のCCATコマンドおよび/またはCCATイベントも定義されることができる。CCATコマンドおよびCCATイベントは、表1ないし4において与えられたパラメータを含むことができる。CCATコマンドおよびCCATイベントはまた、表1ないし4において示されていない異なるおよび/または追加のパラメータを含むことができる。例えば、位置取得要求コマンドは、端末110または着脱可能モジュール120によって周期的報告またはイベント・トリガーされた報告をサポートするためのパラメータを含むことができる。周期的な報告について、端末110または着脱可能モジュール120は、開始時間、報告イベントの間の時間インターバル、終了時間などに基づいて自身の位置を周期的に報告することができる。イベント・トリガーされた報告について、端末110または着脱可能モジュール120は、あるトリガー条件が満たされる場合は常に自身の位置を報告することができる。トリガー条件は、特定の領域に入る端末110、特定の領域から出る端末110、または、最後に位置を報告した後に所定の距離を移動し続けてきた端末110などを含むことができる。位置取得応答は、エラーイベント(例えば、端末110が、要求された位置情報を提供することができない場合)に関するパラメータを含むことができる。
【0032】
図3は、着脱可能モジュール120によって位置ベースのサービスをサポートするためのコールフロー300の例示的な設計を図示する。端末110は、例えば、着脱可能モジュール120が端末110に挿入されるとき、着脱可能モジュール120が情報を要求するときなどに、測位能力更新イベントを着脱可能モジュール120に送信することができる(ステップ1)。着脱可能モジュール120は、測位能力更新に基づいて端末110の測位能力のことを知ることができる。この情報は、着脱可能モジュール120内のどのLBSアプリケーションがサポートされることができるかを決定するために使用されることができる。例えば、端末110は、AFLTのみをサポートすることができる。この場合、正確な位置を要求するLBSアプリケーションはサポートされないかもしれない。
【0033】
端末110は、例えば、着脱可能モジュール120が情報を要求するとき、端末110が利用可能な測位方法の変化を検出するときなどに、測位利用可能性更新イベントを着脱可能モジュール120に送信することができる(ステップ2)。例えば、端末110は、GPS測位をサポートすることができるが、GPS信号が検出不能な屋内に位置されるかもしれない。端末110は、その後、GPS測位が利用不能であることを示すために測位利用可能性更新を送信することができる。
【0034】
着脱可能モジュール120は、例えば、ユーザ要求に応答して、LBSアプリケーションをロードして実行することができる。LBSアプリケーションは、ある情報を提供するためにまたはあるタスクを実行するために端末110の位置を要求することができる。着脱可能モジュール120は、その後、端末の位置を問い合わせるために端末110に位置取得要求コマンドを送信することができる(ステップ3)。位置取得要求は、LBSアプリケーションの要求に基づいて設定されることができるパラメータ(例えば、精度、初期位置算出時間など)を含むことができる。
【0035】
端末110は、位置取得要求を受信することができ、要求に応答して端末110の位置を決定することができる。端末110は、その後、着脱可能モジュール120に位置取得応答を返すことができる(ステップ4)。ステップ3および4は、LBSアプリケーションによって必要とされるたびに何回も繰り返されることができる。
【0036】
本件明細書記載の技術は、着脱可能モジュール120上の様々なLBSアプリケーションをサポートするために使用されることができる。LBSアプリケーションは、様々な位置ベースのサービスを提供することができる。例えば、LBSアプリケーションは、端末110の位置が特定のエリアに近いのはいつか、地理的境界が超えられるのはいつかなどを決定することができる。トリガー条件が満たされると、LBSアプリケーションは、下記のうちのいずれか1つを実行することができる。
* 音声コールをする。
【0037】
*例えば、SMS上でe-クーポンを自動的に受信するために、周期的にまたは位置の変化に基づいて現在の位置を報告するなどのために、サーバーにSMSメッセージを送信する。
【0038】
* ユーザに情報を提供するために、またはユーザによって更なるアクションが取られることができるようにするために、例えば、ユーザがショッピングモールの近くにいてe-クーポンを要求することをユーザに促したり、また近くの自動販売機からスナックを購入することをユーザに促したりするために、CCATコマンドを使用してテキストまたはメニューを表示する。
【0039】
*例えば、電源を入れた直後および/または周期的に後で、位置情報を備える追跡報告をSMSを介して送信することによって端末110の位置を追跡する。
【0040】
* 他のアクション。
【0041】
図4は、着脱可能モジュール(例えば、着脱可能モジュール120)によって位置ベースのサービスをサポートするためのプロセス400の例示的な設計を図示する。着脱可能モジュールは、UIM、R-UIM、CSIM、SIM、USIMなどを含んでもよい。
【0042】
着脱可能モジュールは、位置情報を要求するために第1のメッセージ(例えば、Get Position - Requestメッセージ)を端末に送信することができる(ブロック412)。第1のメッセージは、着脱可能モジュール上で作動するLBSアプリケーションのために送信されることができる。着脱可能モジュールは、要求された位置情報を備える第2のメッセージ(例えば、位置取得応答メッセージ)を端末から受信することができる(ブロック414)。第1および第2のメッセージは、CCATコマンドまたはいくつかの他のプロトコルのためのいくつかの他のコマンドを具備することができる。
【0043】
位置情報は、端末のための位置推定を具備することができる。第1のメッセージは、位置推定、位置推定のためのターゲット精度、位置推定のためのターゲット位置算出時間などを得るのに使用するために測位モードを含むことができる。その後、位置推定は、選択された測位モード、ターゲット精度、および/またはターゲット位置算出時間にしたがって端末によって決定されることができる。位置情報はまた、高度、水平速度、垂直速度、および/または端末の方位を含んでもよい。位置情報はまた、他の情報を含んでもよい。
【0044】
ブロック412に先立って、着脱可能モジュールは、端末の測位能力を備えるメッセージ(例えば、測位能力更新メッセージ)を受信することができ、端末の測位能力に基づいて測位モードを選択することができる。着脱可能モジュールはまた、端末のための利用可能な測位モードを備えるメッセージ(例えば、測位利用可能性更新メッセージ)を受信することができ、利用可能な測位モードのうちの1つを選択することができる。いずれの場合においても、着脱可能モジュールは、選択された測位モードを含むために第1のメッセージを生成することができる。
【0045】
着脱可能モジュールは、第2のメッセージにおける位置情報に基づいてLBSアプリケーションのためのタスクを実行することができる(ブロック416)。当該タスクは、端末の位置を報告すること、音声コールを開始すること、SMSメッセージを送信すること、端末上でメニューを表示すること、端末の追跡のための報告を送信することなどを含むことができる。
【0046】
図5は、端末(例えば、端末110)によって位置ベースのサービスをサポートするためのプロセス500の例示的な設計を図示する。当該端末は、位置情報を要求するために、着脱可能モジュールによって送信される第1のメッセージを受信することができる(ブロック512)。当該端末は、着脱可能モジュールによって要求される位置情報を得ることができる(ブロック514)。1つの設計において、当該端末は、例えば、第1のメッセージから受信される選択された測位モード、ターゲット精度、および/またはターゲット位置算出時間にしたがって、自身のための位置推定を決定することができる。当該端末はまた、自身の高度、水平速度、垂直速度、方位などを決定することができる。位置情報は、位置推定および/または他の情報を具備することができる。当該端末は、着脱可能モジュールに、要求された位置情報を備える第2のメッセージを送信することができる(ブロック516)。
【0047】
ブロック512に先立って、当該端末は、自身の測位能力を備えるメッセージを送信することができる。当該端末は、その後、端末の測位能力に基づいて着脱可能モジュールによって選択される測位モードを第1のメッセージから得ることができる。当該端末はまた、当該端末のための利用可能な測位モードを備えるメッセージを送信することができる。当該端末は、その後、利用可能な測位モードの中から着脱可能モジュールによって選択される測位モードを第1のメッセージから得ることができる。いずれの場合においても、当該端末は、選択された測位モードにしたがって測位情報を得ることができる。
【0048】
当業者の技術者であれば、情報および信号が、様々な異なる技法および技術のうちのいずれかを使用して表されてもよいことを理解するだろう。例えば、上の記述の全体にわたって言及されるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁粒子、光波動場または光粒子、またはこれらのものの任意の組み合わせによって表されてもよい。
【0049】
当業者は、本件開示と関係して記述された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはこれら両方の組み合わせとして実装されてもよい。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明白に例示するために、様々な例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップは、一般に、それらの機能性の用語で上に技術されている。そのような機能性がハードウェアまたはソフトウェアとして実装されるかどうかは、全体のシステム上に課される特定のアプリケーションおよび設計の制約による。当業者は、各々の特定のアプリケーションのために多様な方法で、記述された機能性を実装することができるが、そのような実装決定は、本件開示の範囲から逸脱していると解釈されるべきではない。
【0050】
本件開示に関連して記述された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用目的プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、離散的ゲートまたはトランジスタ論理、離散的ハードウェアコンポーネント、またはこれらのものの任意の組み合わせであって、本件明細書記載の機能を実行するように設計されたものによって実装または実行されることができる。汎用目的プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいが、その代わりに、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であってもよい。プロセッサは、コンピュータ計算デバイスの組み合わせとして、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと結合した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または他の任意の同様の機器構成として、実装されることもできる。
【0051】
本件開示に関連して記述された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、またはその2つの組み合わせにおいて直接具体化されることができる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当該技術分野において知られている形式の記憶媒体の中に在ることができる。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み出す、または記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサと結合されていてもよい。その代わりに、記憶媒体がプロセッサと一体化されていてもよい。プロセッサおよび記憶媒体は、ASICの中に在ってもよい。ASICは、ユーザ端末の中に在ってもよい。その代わりに、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末において分離したコンポーネントとして存在してもよい。
【0052】
1つまたは複数の例示的な設計において、記述された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらのものの任意の組み合わせにおいて実装されることができる。ソフトウェアにおいて実装される場合、当該機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されることができる。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの伝送を容易にする任意の媒体を含むコンピュータ記憶媒体および通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用目的または特殊目的コンピュータによってアクセスされることができる任意の利用可能な媒体であってもよい。実例として、かつ非制限的列挙として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光ディスク記憶、磁気ディスク記憶または他の磁気記憶デバイス、もしくは、任意の他の媒体であって、命令またはデータ構造の形式において所望のプログラムコード手段を伝達または記憶するために使用可能で、かつ汎用目的コンピュータまたは特殊目的コンピュータもしくは汎用目的プロセッサまたは特殊目的プロセッサによってアクセス可能な媒体を含むことができる。さらに、いずれの接続も、コンピュータ可読媒体と適切に名付けられる。例えば、もしソフトウェアがウェブサイト、サーバ、または他の離れた情報源から、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペアケーブル、デジタル加入者線(DSL)またはワイヤレス技術(例えば、赤外線、無線およびマイクロ波など)を使用して送信されるのであれば、そうした同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペアケーブル、DSLまたはワイヤレス技術(例えば、赤外線、無線およびマイクロ波など)もまた、媒体の定義に含まれる。本件明細書において使用されるディスク(disk and disc)は、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、フレキシブルディスクおよびブルーレイ(登録商標)ディスクを含む。ここで、diskは、通常、データを磁気的に再生するものをいい、discは、レーザを用いてデータを光学的に再生するものをいう。上記のものの組み合わせもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0053】
本件開示の前記の記述は、当該技術分野の技術者が本件開示を製作するまたは使用することを可能にするように提供されている。本件開示に対する様々な修正は、当業者に容易に明白であって、本件明細書において定義された一般原則は、本件開示の範囲から逸脱することなく他のバリエーションに適用される。したがって、本件開示は、本件明細書において記述された事例および設計に制限されるよう意図されるものではなくて、本件明細書において開示された原則および新規な特徴と一致する最も広い範囲が与えられるべきものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
位置ベースのサービス(LBS)をサポートする方法であって、
位置情報を要求するために第1のメッセージを着脱可能モジュールから端末に送信することと、および
前記要求された位置情報を備える第2のメッセージを前記端末から受信することと
を具備する方法。
【請求項2】
前記端末の測位能力を備える第3のメッセージを受信することと、
前記端末の前記測位能力に基づいて測位モードを選択することと、および
前記選択された測位モードを含むために前記第1のメッセージを生成することと
をさらに具備する請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記端末のための利用可能な測位モードを備える第3のメッセージを受信することと、
前記利用可能な測位モードのうちの1つを選択することと、および
前記選択された測位モードを含むために前記第1のメッセージを生成することと
をさらに具備する請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記位置情報は、前記端末のための位置推定を具備する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のメッセージは、前記位置推定、前記位置推定のためのターゲット精度、ターゲット位置算出時間、または前記位置推定のためのこれらのものの組み合わせを得るのに使用するための測位モードを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記位置情報は、高度、水平速度、垂直速度、方位、または前記端末のこれらのものの組み合わせを具備する、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のメッセージは、前記着脱可能モジュール上で作動するLBSアプリケーションのために送信される、請求項1に記載の方法であって、前記方法は、
前記位置情報に基づいて前記LBSアプリケーションのためのタスクを実行することをさらに具備する、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
タスクを前記実行することは、音声コールを開始すること、ショート・メッセージ・サービス(SMS)メッセージを送信すること、前記端末上にメニューを表示すること、前記端末の追跡のための報告を送信すること、またはこれらのものの組み合わせを具備する、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
タスクを前記実行することは、前記位置情報に基づいて前記端末の位置を報告することを具備する、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
タスクを前記実行することは、
前記位置情報に基づいてトリガーが生じたかどうかを決定することと、および
前記トリガーが生じた場合、前記端末の位置を報告することと
を具備する、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記第1および第2のメッセージは、CCAT(CDMA Card Application Toolkit)先取コマンドを具備する、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記着脱可能モジュールは、UIM(User Identity Module)、R-UIM(Removable UIM)、CSIM(CDMA Subscriber Identity Module)、SIM(Subscriber Identity Module)、またはUSIM(Universal Subscriber Identity Module)を具備する、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
位置情報を要求するために第1のメッセージを着脱可能モジュールから端末に送信するための手段と、および
前記要求された位置情報を備える第2のメッセージを前記端末から受信するための手段と
を具備する装置。
【請求項14】
前記端末の測位能力を備える第3のメッセージを受信するための手段と、
前記端末の前記測位能力に基づいて測位モードを選択するための手段と、および
前記選択された測位モードを含むために前記第1のメッセージを生成するための手段と
をさらに具備する請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記端末のための利用可能な測位モードを備える第3のメッセージを受信するための手段と、
前記利用可能な測位モードのうちの1つを選択するための手段と、および
前記選択された測位モードを含むために前記第1のメッセージを生成するための手段と
をさらに具備する請求項13に記載の装置。
【請求項16】
前記第1のメッセージは、前記着脱可能モジュール上で作動する位置ベースのサービス(LBS)アプリケーションのために送信される、請求項13に記載の装置であって、前記装置は、
前記位置情報に基づいて前記LBSアプリケーションのためのタスクを実行するための手段をさらに具備する、請求項13に記載の装置。
【請求項17】
ワイヤレス通信のための装置であって、
位置情報を要求するために第1のメッセージを着脱可能モジュールから端末に送信し、および前記要求された位置情報を備える第2のメッセージを前記端末から受信するように構成されている少なくとも1つのプロセッサを具備する装置。
【請求項18】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記端末の測位能力を備える第3のメッセージを受信し、前記端末の前記測位能力に基づいて測位モードを選択し、および前記選択された測位モードを含むために前記第1のメッセージを生成するように構成されている、請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記端末のための利用可能な測位モードを備える第3のメッセージを受信し、前記利用可能な測位モードのうちの1つを選択し、および前記選択された測位モードを含むために前記第1のメッセージを生成するように構成されている、請求項17に記載の装置。
【請求項20】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記着脱可能モジュール上で作動する位置ベースのサービス(LBS)アプリケーションのための前記第1のメッセージを送信し、前記位置情報に基づいて前記LBSアプリケーションのためのタスクを実行するように構成されている、請求項17に記載の装置。
【請求項21】
コンピュータ・プログラム・プロダクトであって、
位置情報を要求するために第1のメッセージを着脱可能モジュールから端末に送信することを少なくとも1つのコンピュータにさせるためのコードと、および
前記要求された位置情報を備える第2のメッセージを前記端末から受信することを前記少なくとも1つのコンピュータにさせるためのコードと、
を具備するコンピュータ可読媒体を具備するコンピュータ・プログラム・プロダクト。
【請求項22】
位置ベースのサービスをサポートする方法であって、
位置情報を要求するために着脱可能モジュールによって端末に送信される第1のメッセージを受信することと、および
前記要求された位置情報を備える第2のメッセージを前記端末から前記着脱可能モジュールに送信することと
を具備する方法。
【請求項23】
前記端末の測位能力を備える第3のメッセージを送信することと、
前記端末の前記測位能力に基づいて前記着脱可能モジュールによって選択される測位モードを前記第1のメッセージから得ることと、および
前記選択された測位モードにしたがって前記位置情報を得ることと
をさらに具備する請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記端末のための利用可能な測位モードを備える第3のメッセージを送信することと、
前記利用可能な測位モードの中から前記着脱可能モジュールによって選択される測位モードを前記第1のメッセージから得ることと、および
前記選択された測位モードにしたがって前記位置情報を得ることと
をさらに具備する請求項22に記載の方法。
【請求項25】
前記第1のメッセージに応答して前記端末のための位置推定を決定することをさらに具備する請求項22に記載の方法であって、前記位置情報は、前記位置推定を具備する、請求項22に記載の方法。
【請求項26】
前記第1のメッセージからの前記位置推定のためにターゲット精度、またはターゲット位置算出時間、または両方をさらに具備する請求項25に記載の方法であって、前記位置推定は、前記ターゲット精度、または前記ターゲット位置算出時間、またはその両方にしたがって決定される、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記位置情報のための前記端末の高度、水平速度、垂直速度、方位、またはこれらのものの組み合わせをさらに具備する、請求項22に記載の方法。
【請求項28】
前記第1および第2のメッセージは、CCAT(CDMA Card Application Toolkit)先取コマンドを具備する、請求項22に記載の方法。
【請求項29】
位置情報を要求するために着脱可能モジュールによって端末に送信される第1のメッセージを受信するための手段と、および
前記要求された位置情報を備える第2のメッセージを前記端末から前記着脱可能モジュールに送信するための手段と
を具備する装置。
【請求項30】
前記端末の測位能力を備える第3のメッセージを送信するための手段と、
前記端末の前記測位能力に基づいて前記着脱可能モジュールによって選択される測位モードを前記第1のメッセージから得るための手段と、および
前記選択された測位モードにしたがって前記位置情報を得るための手段と
をさらに具備する請求項29に記載の装置。
【請求項31】
前記端末のための利用可能な測位モードを備える第3のメッセージを送信するための手段と、
前記利用可能な測位モードの中から前記着脱可能モジュールによって選択される測位モードを前記第1のメッセージから得るための手段と、および
前記選択される測位モードにしたがって前記位置情報を得るための手段と
をさらに具備する、請求項29に記載の装置。
【請求項32】
前記第1のメッセージに応答して前記端末のための位置推定を決定するための手段をさらに具備する請求項29に記載の装置であって、前記位置情報は、前記位置推定を具備する、請求項29に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2011−527167(P2011−527167A)
【公表日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−516882(P2011−516882)
【出願日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【国際出願番号】PCT/US2009/049567
【国際公開番号】WO2010/003089
【国際公開日】平成22年1月7日(2010.1.7)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】