石油燃焼機器のマイコン制御式時限自動消火装置
【課題】商用電力(AC100V電源)の接続のない石油燃焼機器において、マイコンタイマー制御の消火(燃焼停止)装置の提供。
【解決手段】一定時間の経過で消火信号を発生するマイコン制御タイマー装置とその電磁作動によりソレノイド駆動片が感知回動レバーをロック解除方向に回動させる電磁ソレノイドと、マイコン制御タイマー装置よりの消火信号の入力でON作動するスイッチと電磁ソレノイドと電池電源とを直列接続した電磁ソレノイド回路と、芯降下式消火装置における芯上下レバーに対する回動阻止ロック機構とを含み、マイコン制御装置よりの消火信号の発生で、芯上下レバーのロック状態を解除し、瞬時に芯を降下させて消火する。
【解決手段】一定時間の経過で消火信号を発生するマイコン制御タイマー装置とその電磁作動によりソレノイド駆動片が感知回動レバーをロック解除方向に回動させる電磁ソレノイドと、マイコン制御タイマー装置よりの消火信号の入力でON作動するスイッチと電磁ソレノイドと電池電源とを直列接続した電磁ソレノイド回路と、芯降下式消火装置における芯上下レバーに対する回動阻止ロック機構とを含み、マイコン制御装置よりの消火信号の発生で、芯上下レバーのロック状態を解除し、瞬時に芯を降下させて消火する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、石油燃焼機器(石油ストーブ)の安全装置に関するものである。より詳しくは、芯降下式消火装置を有する石油燃焼機器において、マイコン制御式時限自動消火装置(タイマー作動による自動燃焼運転停止)に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電気ストーブにおいて、マイコン制御式自動運転停止装置により、一定時間の経過で自動消火する機構が公知である。しかし、商用電力(AC100V電源)の接続のない石油燃焼機器においては、マイコン制御式自動運転停止装置を装備したものは存在しない。
また、石油燃焼機器の消火安全装置として、特開平5−39917号(特許文献1)「液体燃料燃焼機器の芯昇降装置」が公知である。
図11を参照して、芯昇降装置の芯上下軸104を、耐震自動消火部の作動により芯降下方向に昇降アーム103を介して回動させ、芯101を降下させることで自動消火するところの、芯降下式消火装置100を開示している。図11には、芯上下レバー102に対する回動阻止ロック機構110、耐震自動消火部120を開示している。
【0003】
【特許文献1】特開平5−39917号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明は、商用電力(AC100V電源)の接続のない石油燃焼機器において、設定時間の経過で自動的に消火するための、マイコンタイマー制御の消火(燃焼停止)装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願発明は、一定時間の経過で消火信号を発生するマイコン制御タイマー装置と、その電磁作動によりソレノイド駆動片が感知回動レバーをロック解除方向に回動させる電磁ソレノイドと、マイコン制御タイマー装置よりの消火信号の入力でON作動するスイッチと電磁ソレノイドと電池電源とを直列接続した電磁ソレノイド回路と、芯降下式消火装置における芯上下レバーに対する回動阻止ロック機構とを含み、マイコン制御装置よりの消火信号の発生で、感知回動レバーが回動して、芯上下レバーのロック状態を解除し、瞬時に芯を降下させて消火することを特徴とする石油燃焼機器のマイコン制御式時限自動消火装置を提供する。
【発明の効果】
【0006】
本願発明は、マイコン制御により、設定時間の経過で自動的に消火信号の発生させて、電磁ソレノイドの作動を介して、芯上下レバーのロック状態を解除し、瞬時に芯を降下させて消火(燃焼停止)するものであるから、商用電力を必要とすることなく、電池を動力源としてマイコン制御式消火装置を作動さほることができ、且つ、マイコン制御式消火装置の構造の一部として、既存の芯降下装置による自動消火機構を利用することで、電池を動力源とするが自動消火を確実に行うことができ、また、消火装置の製造コスト低減をはかることができる効果を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の好適な実施例を示すマイコン制御式時限自動消火装置Aについて、添付図面を参照して説明する。
【0008】
図1ないし図3を参照して、1は電磁ソレノイド装置、2は芯降下式消火装置の芯上下レバー、3は感知回動レバー、3aは感知レバー軸、4は基板、5は消火基板、6は給油消火レバー、7は消火基板ピン(芯上下レバーに対するロックピン)である。
【0009】
基板4より突出する基板軸4aにレバー軸受け3aが装着され、レバー軸受け3aを中心として芯上下レバー2は回動自在である。レバー軸受け3aには、基板4と芯上下レバー2との間に位置して、消火基板5が軸支されている。
【0010】
芯上下レバー2のピン2bと消火基板5の長孔5bの存在により、芯上下レバー2のみの単独操作は可能である。すなわち、芯上下レバー2のセット状態で芯上下レバー2の操作は自由である。
【0011】
消火基板5の下端延長折曲片5cと芯上下レバー2の下端2cとの係止により、電磁ソレノイド装置1の作動時、消火基板5のイ方向回動に際しては、芯上下レバー2は消火基板5と一体的に回動する。
【0014】
つぎに、回動阻止ロック機構Bを説明する。
消火基板5の端部より突出する消火基板ピン(ロックピン)7は、基板4のガイド長孔4eおよび消火基板5のガイド孔5eに規制されて、消火基板5の回動範囲を限定する。さらに、ガイド孔5eの下端に形成されたロック段部5fの存在により、震動検知装置1のセット状態で消火基板ピン(ロックピン)7はロック段部5fと係止して回動は阻止される。よって、消火基板5は、ばね体8により作動方向への回動が付勢されているが、上記のロック構造により待機状態を維持すべく規制される。
【0015】
図2において、9はスイッチ取付金具でマイクロスイッチS1、S2がとりつけられていて、芯上下レバー2の作動状態、即ち電磁ソレノイド装置1の作動を確認する。
【0016】
電磁ソレノイド装置1は、図4及び図5を参照して、基板4に固定したソレノイドケース11に電磁ソレノイド10を装備して構成する。
【0017】
図1ないし図3に示すところの、感知回動レバー3に、感知突起30を形成する。
【0018】
電磁ソレノイド10のソレノイド駆動軸12の先端に駆動片13を固定する。駆動片13の作用片14を、感知突起30と上下方向に対向させる。
【0019】
図6は、電磁ソレノイド10の待機位置での、作用片14と感知突起30との上下位置関係を示している。即ち、両者は互いに離れている。
【0020】
図7は、電磁ソレノイド10の電磁作動位置での、作用片14と感知突起30との上下位置関係を示している。即ち、両者は互いに接触し、作用片14は上昇して、感知回動レバー3を回動させる。その結果、回動阻止ロック機構Bのロック状態すなわち芯上下レバーのロック状態が解除される。
【0021】
図8は、芯昇降装置100の芯上下軸104と芯上下レバー2の作用軸20との伝動系を示し、芯上下レバー2の作用軸20とを昇降アーム103を介した伝動系を示し、芯上下レバー2の作用軸20の上昇により芯上下軸104を芯降下方向に回動させる。
【0022】
図9は、a図は芯上下レバー2のセット状態(ロック状態)、b図はロックン解除による芯上下レバー2の移動後の位置を示し、本願発明による芯上下レバー2の芯上下軸22の回動、芯の降下の作用を示してい。
【0023】
図10は、電磁ソレノイド回路40を示し、電磁ソレノイド10と電池電源(例えば、単2乾電池4個)41と、スィツチ42との直列回路と、スィツチ42に対し消火信号Kを供給するマイコン43を含んでいる。
【0024】
マイコン43は、そのタイマー機能により運転開始を設定時間の経過により消火信号Kを発生する。例えば、運転スイッチSのONより、マイコン43はタイマーカウントを開始し、2時間50分の経過で警報手段43へ警報信号K0を出力し、3時間の経過でスイッチ42へ消火信号K0を出力すべく、マイコン制御プログラムが設定され、電磁ソレノイド1の作動をマイコン制御することで、マイコン制御式タイマー装置を構成する。
【0025】
以上の構成にもとづき、本願発明のマイコン制御式時限自動消火装置の動作は下記の通りである。
a. 一定時間の経過で消火信号を発生するマイコン43のマイコンタイマー制御により、電磁ソレノイド回路40は電磁ソレノイド10を電源41に接続して、電磁ソレノイド10は作動状態となりソレノイド駆動片11を引込む。
b. ソレノイド駆動片11の回動レバー上昇作用片14は突片30と接当し、突片30を上昇させる。
c. 突片30の上昇で感知回動レバー3を回動させる。
d. 感知回動レバー3の回動で、芯上下レバーのロック状態を解除する。
e. 芯上下レバーのロック状態の解除で、芯上下レバーの作用軸20は瞬間的に上昇する。
f. 芯上下レバーの作用軸20の瞬間的な上昇で、芯昇降装置100は、瞬時に芯を降下させて消火(燃焼停止)する。
【産業上の利用可能性】
【0026】
本願発明は、石油燃焼機器の安全対策を確実にすることで石油燃焼機器の利用を促進して、石油燃焼機器製造関連産業の産業発展に寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本願発明の実施例を示す、石油燃焼機器のマイコン制御式時限自動消火装置の部分断面した正面視の斜視図。
【図2】同じく背面図。
【図3】同じく縦断面図。
【図4】電磁ソレノイド装置の斜視図。
【図5】同じく電磁ソレノイド装置を示し、a図は一部断面した平面図、b図は一部断面した側面図、cは一部断面した正面図。
【図6】マイコン制御式時限自動消火装置の待機状態を示し、a図は電磁ソレノイド装置の非作動状態、b図は回動阻止ロック機構のロック状態を示す。
【図7】マイコン制御式時限自動消火装置の消火状態を示し、a図は電磁ソレノイド装置の作動状態、b図は回動阻止ロック機構のロック解除状態を示す。
【図8】芯上下レバーと芯昇降装置の芯上下軸との伝動系を示す略図。
【図9】a図は回動阻止ロック機構のロック状態、すなわち待機状態における同様の略図。b図は回動阻止ロック機構のロック解除状態、すなわち電磁ソレノイドの作動時における同様の略図。
【図10】電磁ソレノイド回路の回路図。
【図11】公知の石油燃焼機器の耐震安全装置の斜視図。
【符号の説明】
【0028】
A マイコン制御式時限自動消火装置
B 回動阻止ロック機構
1 電磁ソレノイド装置
2 芯上下レバー、
3 感知レバー、
4 基板、
5 消火基板、
6 給油消火レバー
7 消火基板ピン(ロックピン)
8 ばね体
10 ばね体8により
11 電磁ソレノイド
12 ソレノイド駆動軸
13 駆動片
14 作用片
30 感知突起
40 電磁ソレノイド回路
41 電池電源(例えば、単2乾電池4個)
43 マイコン
【技術分野】
【0001】
本願発明は、石油燃焼機器(石油ストーブ)の安全装置に関するものである。より詳しくは、芯降下式消火装置を有する石油燃焼機器において、マイコン制御式時限自動消火装置(タイマー作動による自動燃焼運転停止)に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電気ストーブにおいて、マイコン制御式自動運転停止装置により、一定時間の経過で自動消火する機構が公知である。しかし、商用電力(AC100V電源)の接続のない石油燃焼機器においては、マイコン制御式自動運転停止装置を装備したものは存在しない。
また、石油燃焼機器の消火安全装置として、特開平5−39917号(特許文献1)「液体燃料燃焼機器の芯昇降装置」が公知である。
図11を参照して、芯昇降装置の芯上下軸104を、耐震自動消火部の作動により芯降下方向に昇降アーム103を介して回動させ、芯101を降下させることで自動消火するところの、芯降下式消火装置100を開示している。図11には、芯上下レバー102に対する回動阻止ロック機構110、耐震自動消火部120を開示している。
【0003】
【特許文献1】特開平5−39917号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明は、商用電力(AC100V電源)の接続のない石油燃焼機器において、設定時間の経過で自動的に消火するための、マイコンタイマー制御の消火(燃焼停止)装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願発明は、一定時間の経過で消火信号を発生するマイコン制御タイマー装置と、その電磁作動によりソレノイド駆動片が感知回動レバーをロック解除方向に回動させる電磁ソレノイドと、マイコン制御タイマー装置よりの消火信号の入力でON作動するスイッチと電磁ソレノイドと電池電源とを直列接続した電磁ソレノイド回路と、芯降下式消火装置における芯上下レバーに対する回動阻止ロック機構とを含み、マイコン制御装置よりの消火信号の発生で、感知回動レバーが回動して、芯上下レバーのロック状態を解除し、瞬時に芯を降下させて消火することを特徴とする石油燃焼機器のマイコン制御式時限自動消火装置を提供する。
【発明の効果】
【0006】
本願発明は、マイコン制御により、設定時間の経過で自動的に消火信号の発生させて、電磁ソレノイドの作動を介して、芯上下レバーのロック状態を解除し、瞬時に芯を降下させて消火(燃焼停止)するものであるから、商用電力を必要とすることなく、電池を動力源としてマイコン制御式消火装置を作動さほることができ、且つ、マイコン制御式消火装置の構造の一部として、既存の芯降下装置による自動消火機構を利用することで、電池を動力源とするが自動消火を確実に行うことができ、また、消火装置の製造コスト低減をはかることができる効果を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の好適な実施例を示すマイコン制御式時限自動消火装置Aについて、添付図面を参照して説明する。
【0008】
図1ないし図3を参照して、1は電磁ソレノイド装置、2は芯降下式消火装置の芯上下レバー、3は感知回動レバー、3aは感知レバー軸、4は基板、5は消火基板、6は給油消火レバー、7は消火基板ピン(芯上下レバーに対するロックピン)である。
【0009】
基板4より突出する基板軸4aにレバー軸受け3aが装着され、レバー軸受け3aを中心として芯上下レバー2は回動自在である。レバー軸受け3aには、基板4と芯上下レバー2との間に位置して、消火基板5が軸支されている。
【0010】
芯上下レバー2のピン2bと消火基板5の長孔5bの存在により、芯上下レバー2のみの単独操作は可能である。すなわち、芯上下レバー2のセット状態で芯上下レバー2の操作は自由である。
【0011】
消火基板5の下端延長折曲片5cと芯上下レバー2の下端2cとの係止により、電磁ソレノイド装置1の作動時、消火基板5のイ方向回動に際しては、芯上下レバー2は消火基板5と一体的に回動する。
【0014】
つぎに、回動阻止ロック機構Bを説明する。
消火基板5の端部より突出する消火基板ピン(ロックピン)7は、基板4のガイド長孔4eおよび消火基板5のガイド孔5eに規制されて、消火基板5の回動範囲を限定する。さらに、ガイド孔5eの下端に形成されたロック段部5fの存在により、震動検知装置1のセット状態で消火基板ピン(ロックピン)7はロック段部5fと係止して回動は阻止される。よって、消火基板5は、ばね体8により作動方向への回動が付勢されているが、上記のロック構造により待機状態を維持すべく規制される。
【0015】
図2において、9はスイッチ取付金具でマイクロスイッチS1、S2がとりつけられていて、芯上下レバー2の作動状態、即ち電磁ソレノイド装置1の作動を確認する。
【0016】
電磁ソレノイド装置1は、図4及び図5を参照して、基板4に固定したソレノイドケース11に電磁ソレノイド10を装備して構成する。
【0017】
図1ないし図3に示すところの、感知回動レバー3に、感知突起30を形成する。
【0018】
電磁ソレノイド10のソレノイド駆動軸12の先端に駆動片13を固定する。駆動片13の作用片14を、感知突起30と上下方向に対向させる。
【0019】
図6は、電磁ソレノイド10の待機位置での、作用片14と感知突起30との上下位置関係を示している。即ち、両者は互いに離れている。
【0020】
図7は、電磁ソレノイド10の電磁作動位置での、作用片14と感知突起30との上下位置関係を示している。即ち、両者は互いに接触し、作用片14は上昇して、感知回動レバー3を回動させる。その結果、回動阻止ロック機構Bのロック状態すなわち芯上下レバーのロック状態が解除される。
【0021】
図8は、芯昇降装置100の芯上下軸104と芯上下レバー2の作用軸20との伝動系を示し、芯上下レバー2の作用軸20とを昇降アーム103を介した伝動系を示し、芯上下レバー2の作用軸20の上昇により芯上下軸104を芯降下方向に回動させる。
【0022】
図9は、a図は芯上下レバー2のセット状態(ロック状態)、b図はロックン解除による芯上下レバー2の移動後の位置を示し、本願発明による芯上下レバー2の芯上下軸22の回動、芯の降下の作用を示してい。
【0023】
図10は、電磁ソレノイド回路40を示し、電磁ソレノイド10と電池電源(例えば、単2乾電池4個)41と、スィツチ42との直列回路と、スィツチ42に対し消火信号Kを供給するマイコン43を含んでいる。
【0024】
マイコン43は、そのタイマー機能により運転開始を設定時間の経過により消火信号Kを発生する。例えば、運転スイッチSのONより、マイコン43はタイマーカウントを開始し、2時間50分の経過で警報手段43へ警報信号K0を出力し、3時間の経過でスイッチ42へ消火信号K0を出力すべく、マイコン制御プログラムが設定され、電磁ソレノイド1の作動をマイコン制御することで、マイコン制御式タイマー装置を構成する。
【0025】
以上の構成にもとづき、本願発明のマイコン制御式時限自動消火装置の動作は下記の通りである。
a. 一定時間の経過で消火信号を発生するマイコン43のマイコンタイマー制御により、電磁ソレノイド回路40は電磁ソレノイド10を電源41に接続して、電磁ソレノイド10は作動状態となりソレノイド駆動片11を引込む。
b. ソレノイド駆動片11の回動レバー上昇作用片14は突片30と接当し、突片30を上昇させる。
c. 突片30の上昇で感知回動レバー3を回動させる。
d. 感知回動レバー3の回動で、芯上下レバーのロック状態を解除する。
e. 芯上下レバーのロック状態の解除で、芯上下レバーの作用軸20は瞬間的に上昇する。
f. 芯上下レバーの作用軸20の瞬間的な上昇で、芯昇降装置100は、瞬時に芯を降下させて消火(燃焼停止)する。
【産業上の利用可能性】
【0026】
本願発明は、石油燃焼機器の安全対策を確実にすることで石油燃焼機器の利用を促進して、石油燃焼機器製造関連産業の産業発展に寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本願発明の実施例を示す、石油燃焼機器のマイコン制御式時限自動消火装置の部分断面した正面視の斜視図。
【図2】同じく背面図。
【図3】同じく縦断面図。
【図4】電磁ソレノイド装置の斜視図。
【図5】同じく電磁ソレノイド装置を示し、a図は一部断面した平面図、b図は一部断面した側面図、cは一部断面した正面図。
【図6】マイコン制御式時限自動消火装置の待機状態を示し、a図は電磁ソレノイド装置の非作動状態、b図は回動阻止ロック機構のロック状態を示す。
【図7】マイコン制御式時限自動消火装置の消火状態を示し、a図は電磁ソレノイド装置の作動状態、b図は回動阻止ロック機構のロック解除状態を示す。
【図8】芯上下レバーと芯昇降装置の芯上下軸との伝動系を示す略図。
【図9】a図は回動阻止ロック機構のロック状態、すなわち待機状態における同様の略図。b図は回動阻止ロック機構のロック解除状態、すなわち電磁ソレノイドの作動時における同様の略図。
【図10】電磁ソレノイド回路の回路図。
【図11】公知の石油燃焼機器の耐震安全装置の斜視図。
【符号の説明】
【0028】
A マイコン制御式時限自動消火装置
B 回動阻止ロック機構
1 電磁ソレノイド装置
2 芯上下レバー、
3 感知レバー、
4 基板、
5 消火基板、
6 給油消火レバー
7 消火基板ピン(ロックピン)
8 ばね体
10 ばね体8により
11 電磁ソレノイド
12 ソレノイド駆動軸
13 駆動片
14 作用片
30 感知突起
40 電磁ソレノイド回路
41 電池電源(例えば、単2乾電池4個)
43 マイコン
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一定時間の経過で消火信号を発生するマイコン制御タイマー装置と
その電磁作動によりソレノイド駆動片が感知回動レバーをロック解除方向に回動させる電磁ソレノイドと、
マイコン制御タイマー装置よりの消火信号の入力でON作動するスイッチと電磁ソレノイドと電池電源とを直列接続した電磁ソレノイド回路と、
芯降下式消火装置における芯上下レバーに対する回動阻止ロック機構と。
を含み、
マイコン制御装置よりの消火信号の発生で、感知回動レバーが回動して、芯上下レバーのロック状態を解除し、瞬時に芯を降下させて消火することを特徴とする石油燃焼機器のマイコン制御式時限自動消火装置。
【請求項1】
一定時間の経過で消火信号を発生するマイコン制御タイマー装置と
その電磁作動によりソレノイド駆動片が感知回動レバーをロック解除方向に回動させる電磁ソレノイドと、
マイコン制御タイマー装置よりの消火信号の入力でON作動するスイッチと電磁ソレノイドと電池電源とを直列接続した電磁ソレノイド回路と、
芯降下式消火装置における芯上下レバーに対する回動阻止ロック機構と。
を含み、
マイコン制御装置よりの消火信号の発生で、感知回動レバーが回動して、芯上下レバーのロック状態を解除し、瞬時に芯を降下させて消火することを特徴とする石油燃焼機器のマイコン制御式時限自動消火装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2009−300068(P2009−300068A)
【公開日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−180733(P2008−180733)
【出願日】平成20年6月15日(2008.6.15)
【出願人】(592044499)株式会社千石 (19)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年6月15日(2008.6.15)
【出願人】(592044499)株式会社千石 (19)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]