硬質先端及び軟質先端をもつ眼内レンズ挿入器システム及び方法
プランジャー先端の硬質及び軟質のレンズ確保面のいずれの利点も取り込み、同時にそれぞれにともなう欠点を軽減または排除する、眼内にＩＯＬを挿入するためのＩＯＬ挿入器システム及び方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は眼内レンズ(ＩＯＬ)挿入器システムに関し、さらに詳しくは、プランジャーの第１の前進段階中に挿入器本体内でＩＯＬを前進させるための硬質レンズ確保面及び、挿入器から眼内にＩＯＬを圧出することによって完結する、プランジャーの第２の前進段階中にＩＯＬを前進させるための軟質レンズ確保面を有する、眼内レンズ挿入器システムに関する。
【背景技術】
【０００２】
ＩＯＬは周知であり、白内障手術として知られる普通の外科処置において摘出される生体眼レンズと置き換えて眼内に挿入／定置するために用いられる。多くの様々なタイプのＩＯＬが利用でき、外科医は、例えば、患者の眼の生理学的要件及び屈折率要件を含む、様々な要因にしたがって、ＩＯＬを選ぶ。ＩＯＬは、光学素子及び、眼内でＩＯＬを適切な位置に定置するための固定素子としてはたらく、光学素子から延び出す１本ないしさらに多くの触手で構成される。ＩＯＬは光学素子を眼の視線に沿って位置合わせして眼内に挿入／定置される。ＩＯＬは眼内の様々な場所に定置されるであろうが、一般には、生体レンズがそこから摘出された、被膜房内に配置される。
【０００３】
ＩＯＬは、内腔を有する本体部及び内腔に入れ子式にはまり込んでいるプランジャーを有するＩＯＬ挿入器のような、挿入具を用いて眼内に挿入／定置される。ＩＯＬは内腔内部におかれ、眼につくられた切開創内に挿入器先端が挿入される。次いで、プランジャーが押し進められて、ＩＯＬを確保しているプランジャー先端のレンズ確保面を前進させ、ＩＯＬを挿入器先端から眼内に押し出す。挿入器先端には先端開口に向かって内向きにテーパが付けられ、ＩＯＬは押されて挿入器先端を通過しながら挿入器先端によって押し縮められる。ＩＯＬは極めて繊細であるから、プランジャーによってＩＯＬが押され、押し縮められて、最終的に挿入器先端から押し出される間に、ＩＯＬはプランジャー先端による損傷を受け得る。ＩＯＬにかかる推進力は挿入器先端開口で最高(ピーク)に達し、開口の直径は一般に、例えば、約３ｍｍより小さい。
【０００４】
プランジャー先端は、ＩＯＬを確保して内腔を通して押し進め、挿入器先端開口から押し出すためのレンズ確保面を有するように構成される。硬質確保面及び軟質確保面のいずれもが従来技術で提案されているが、それぞれに利点及び欠点がある。例えば、硬質材料でつくられたレンズ確保面を有するプランジャー先端には、ＩＯＬが挿入器内腔内を前進している間は特に、ＩＯＬに整合する確実で制御された確保プロファイルを提供するという利点がある。しかし、硬質レンズ確保面には、上述したような先端開口におけるピーク推進力時において特に、硬質材料の不撓性によりＩＯＬが損傷し得るという欠点もある。他方で、軟質材料でつくられたレンズ確保面を有するプランジャー先端には、推進力がピークにある間レンズに合わせて撓むという、レンズ損傷のリスクを軽減する利点を有するが、硬質プランジャー先端レンズ確保面で得られるような、ＩＯＬに整合する確実で制御された確保プロファイルは得られないという欠点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
したがって、硬質及び軟質のプランジャー先端レンズ確保面のいずれの利点も取り込み、同時にそれぞれにともなう欠点は軽減または排除する、ＩＯＬを眼内に挿入するための改善されたＩＯＬ挿入器システム及び方法が未だに必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の一実施形態において、本発明は、開口を有する挿入器先端まで延びる挿入器本体の内腔内に滑動可能な態様で配置されたプランジャーアセンブリを備える、ＩＯＬ挿入器システムを提供することによって上述の課題に対処する。プランジャーアセンブリは、遠端にレンズ確保面を有する硬質体及び制動構造を有する、第１のコンポーネントを有する。第１のコンポーネント上に滑動可能な態様で圧縮性スリーブが配される。プランジャーアセンブリはさらに、遠端及び近端を有し、その間を軸方向に延びる中心開口を有する第２のコンポーネントを有する。第１のコンポーネントは第２のコンポーネントの中心開口内に滑動可能な態様で配される。第１のコンポーネント、第２のコンポーネント及びスリーブは、確保面が圧縮性スリーブの遠位にあってＩＯＬが硬質レンズ確保面により内腔に搬入される第１の状態において、内腔内を滑るように構成され、よって上述した確実で制御されたレンズ確保プロファイルという利点を有する。
【０００７】
プランジャーアセンブリの第２のコンポーネントは、第１のコンポーネントの制動構造が挿入器本体の一部で停止させられた後に、第２のコンポーネントが第１のコンポーネントに対して移動し、スリーブの少なくとも一部を第１のコンポーネント上を滑らせてレンズ確保面の遠位に配置されるように、構成される。ＩＯＬが挿入器先端に近づくと、圧縮性スリーブの少なくとも一部が第１のコンポーネントのレンズ確保面の前に進んで、先端を通してＩＯＬを押し進め、先端開口からＩＯＬを押し出す役割を引き継ぐ。上述したようにＩＯＬが先端開口を通して押し進められているときにＩＯＬにかかる力がピークになる。軟質で圧縮性のスリーブがＩＯＬを先端開口から押し出すことにより、推進力がピークの間のＩＯＬへの損傷のリスクの軽減という利点が実現される。
【０００８】
本発明の１つないしさらに多くの実施形態において、本発明はさらに、
プランジャーアセンブリ及び、挿入器先端まで延びる内腔を有し、プランジャーアセンブリが内腔に配される、挿入器本体を提供する工程、
次いで、硬質レンズ確保面を有する第１のコンポーネントが眼内レンズと接触している間の第１の状態においてプランジャーアセンブリに内腔内を滑らせる工程、
次いで、挿入器本体によって第１のコンポーネントを停止させる工程、及び
次いで、圧縮性スリーブがＩＯＬと接触し、ＩＯＬが挿入器先端から出るまでの第２の状態を達成するため、スリーブを第１のコンポーネントに対して移動させるために第２のコンポーネントを第１のコンポーネントに対して滑らせる工程、
を含む、眼に眼内レンズを挿入する方法を提供することによって上述の課題に対処する。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
【図１】図１は、本発明の一実施形態にしたがう、ＩＯＬ挿入器システムの斜視図である。
【図２】図２は、プランジャーアセンブリの第１の前進段階の開始時における、システムのプランジャーアセンブリを示す図１のシステムの断面図である。
【図３】図３は、プランジャーアセンブリの第１の前進段階の終了時における、システムのプランジャーアセンブリを示す図２と同様の断面図である。
【図４】図４は、プランジャーアセンブリの第２の前進段階の完結時における、システムのプランジャーアセンブリを示す図２と同様の断面図である。
【図５Ａ】図５Ａは、図４の矢印５Ａの方向において見られるような、第２のコンポーネント２８の一実施形態の平面図である。
【図５Ｂ】図５Ｂは、図４の矢印５Ｂの方向において見られるような、第１のコンポーネント２２の一実施形態の平面図である。
【図６】図６は第１のコンポーネントと第２のコンポーネントの間の界面の別の実施形態の軸方向部分断面図である。
【図７−１】図７は挿入器本体及び第１のコンポーネントと第２のコンポーネントの間の界面の別の実施形態の拡大部分斜視図である。
【図７−２】図７Ａは、図７の線７Ａ-７Ａに沿ってとられた、図７の実施形態の部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
ＩＯＬは、ＩＯＬ挿入器システム１０のような挿入器具を用いて、外科医によって眼に挿入／定置される。挿入器システム１０は、挿入器本体１２及び、挿入器本体１２の内腔１６内に滑動可能な態様で配される、プランジャーアセンブリ１４を備える。挿入器本体の内腔１６は開口１８'で終端する挿入器先端１８まで延び、ＩＯＬ２０は開口１８'を通過し、よって挿入器システム１０から押し出されて、(図示されていない)眼内に入ることができる。
【００１１】
プランジャーアセンブリ１４は、その遠端２２ａにレンズ確保面２４を有するシャフトを含む第１のコンポーネントを有する。レンズ確保面２４を有する第１のコンポーネント２２は、例えば金属またはプラスチックのような、いずれか適する硬質材料でつくられる。第１のコンポーネントの近端２２ｂには以下で説明される目的のための制動構造２６が設けられる。
【００１２】
プランジャーアセンブリ１４はさらに、遠端２８ａと近端２８ｂの間を軸方向に延びる中心開口３０及び近端２８ｂに配置された親指当て３２を有する、第２のコンポーネント２８を有する。第１のコンポーネント２２は第２のコンポーネント２８の中心開口３０内に滑動可能な態様で配され、第１のコンポーネント２２は、図１に見られる、軸線Ｘ-Ｘに概ね沿って滑動可能な態様で内腔１６内にも配される。プランジャーアセンブリ１４は、ユーザが挿入器本体１２をフランジ１２ａの遠位面に指を当てて指の間で支え、親指で親指当て３２を押し込むことで、注射器の態様で挿入器本体１２内を前進させられる。
【００１３】
図２に示されるように、第１の状態にある第１のコンポーネント２２上に(例えばプレス嵌めにより)圧縮性スリーブ３４が滑動可能な態様で配置され、第１の状態においてレンズ確保面２４はスリーブ３４の遠位にある。圧縮性スリーブ３４は、例えばシリコーンエラストマーのような、縮むであろういずれか適する軟質材料でつくることができる。第２のコンポーネント２８の遠端２８ａは圧縮性スリーブ３４に近接しておかれ、圧縮性スリーブ３４に突き当たる。この第１の状態において、第２のコンポーネント２８の親指当て２８は第１のコンポーネント２２の制動構造２６から隔てられている。
【００１４】
図２から図３はプランジャーアセンブリの第１の前進段階を示し、図２において制動構造２６は挿入器本体１２から隔てられている。上述したようにユーザが親指当て３２を押し進めると、プランジャーアセンブリ１４は内腔１６内を先端１８に向かって滑る。内腔１６内のプランジャーアセンブリ１４の前進中に、スリーブ３４が第１のコンポーネント２２上を第１のコンポーネント２２の近端２２ｂに向かって滑ることを防止するための、ストップ２３を第１のコンポーネント２２上に設けることができる。図３はプランジャーアセンブリの第１の前進段階の完結時点を示しており、第１のコンポーネント２２の制動構造２６が挿入器本体１２に突き当たり、第１のコンポーネント２２の挿入器本体１２内のさらなる前進を防止する。これによりプランジャーアセンブリの第１の前進段階が完結し、レンズ確保面２４は内腔内１６を先端１８に向けてＩＯＬ２０を運んでいて、未だにスリーブ３４の遠位にある。
【００１５】
様々な構成で制動構造２６と第２のコンポーネント２８の間のインターフェースを提供することができる。図５Ａ及び５Ｂにおいて、第２のコンポーネント２８は制動構造２６に形成された第１の開口２５ａ及び第２の開口２５ｂを通って延びる２つの部分２８ａ及び２８ｂに分岐される。図５Ａ及び５Ｂにおいて親指当て３２及び制動構造２６は概ね長方形として示されるが、もちろん、その他の形状(例えば、正方形、円形、長円形、等)も可能である。図６において、第２のコンポーネント２８は軸方向に延びるスロット３１を有し、スロット３１を通って制動構造２６'が延びている。図７及び７Ａにおいて、第２のコンポーネント２８は図５Ａにおけるように２つの部分２８ｃ及び２８ｄに分岐され、制動構造２６は、２つの部分２８ｃと２８ｄの間に定められた軸方向に延びる開口２８ｅ及び２８ｆを通って延びるように適合された、第１のフランジ２６ａ及び第２のフランジ２６ｂとして形成される。フランジ２６ａ，２６ｂの長さ‘Ｌ’は本体フランジ１２ａ'に対する第２のコンポーネント２８のための適切なストップ点を設定するために変えることができる。図７，７Ａの実施形態においては明解さのために、レンズ確保面２４，スリーブ３４及び先端１８は示されていない。また、本体１２'は断面が円形として示され、制動構造２６ａ，２６ｂは挿入器軸Ｘ-Ｘに平行な平面内で延びるが、図１〜６の実施形態において、本体１２は長方形であり、制動構造２６は挿入器軸Ｘ-Ｘに垂直な平面内で延びる。当業者には当然であろうように、挿入器本体及び、制動構造２６，２６'，２６ａ，２６ｂの挿入器本体１２による制動を可能にする、第１のコンポーネント２２と第２のコンポーネント２８の間の滑動インターフェースを含む挿入器部品については他の形状ももちろん可能である。
【００１６】
制動構造２６，２６'が滑らされ、挿入器本体１２に突き当たって接すると、ユーザは親指当て３２を押し続けて第２のコンポーネント２８を、それ自体は挿入器本体１２に突き当たった制動構造２６，２６'によりそれ以上の前進が妨げられている第１のコンポーネント２２に対して、遠位方向に滑らせる。図３と図４の間におこるプランジャーアセンブリの第２の前進段階中に、制動構造２６と親指当て３２の間隙が狭まり、第２のコンポーネント２８の遠端２８ａがスリーブ３４を押して、スリーブ３４を第１のコンポーネント２２に対して(挿入器先端１８に向けて)遠位方向に滑らせる。スリーブ３４の最遠端部が滑りながらレンズ確保面２４を通り過ぎると、スリーブ３４の最遠端部はＩＯＬ２０と接触し、ＩＯＬ２０をレンズ確保面２４から外して、ＩＯＬ２０を挿入器先端開口１８'に向けて押し進め始める。スリーブ３４が押されて挿入器先端１８を通るにつれて、スリーブは先端１８の内向きに付けられたテーパによって縮む。第２のコンポーネント２８が全行程を前進し終えると、図４に見られるように、スリーブ３４は開口１８'からＩＯＬ２０を吐出する。
【００１７】
図２と図３の間になされるプランジャーアセンブリの第１の前進段階中に、硬質であり、したがって上述したように確実で制御されたレンズ確保プロファイルという利点を有するレンズ確保面２４によって、ＩＯＬ２０が内腔１６を通して運ばれる。制動構造２６，２６'が挿入器本体１２に突き当たり、これで静止している第１のコンポーネント２２に対して第２のコンポーネント２８はさらに前進し、圧縮性スリーブ３４の少なくとも一部がレンズ確保面２４を過ぎて前進させられ、よってレンズ２０の押し進めを引き継いで、ＩＯＬを先端２８を通して、開口１８'から外に出す。上述したように、ＩＯＬ２０にかかる力は、ＩＯＬ２０が開口１８'を押し通されるときにピークに達する。軟質スリーブ３４が開口１８'からＩＯＬ２０を押し出すことによって、ＩＯＬ２０にピークの力がかかっている間のＩＯＬ２０への損傷のリスクの軽減という利点も実現される。
【００１８】
以上説明したように、プランジャーアセンブリの第１の前進段階中の硬質レンズ確保面の利点及びプランジャーアセンブリの第２の前進段階中あるいはＩＯＬ推進力がピークに達しているプランジャーアセンブリの最終前進段階中の軟質レンズ確保面の利点を得る、ＩＯＬ挿入器システム及び方法が提供される。
【符号の説明】
【００１９】
１０ 挿入器システム
１２ 挿入器本体
１２ａ 本体フランジ
１４ プランジャーアセンブリ
１６ 内腔
１８ 挿入器先端
１８' 挿入器先端開口
２０ ＩＯＬ
２２ 第１のコンポーネント
２２ａ 第１のコンポーネントの遠端
２２ｂ 第１のコンポーネントの近端
２３ ストップ
２４ レンズ確保面
２６ 制動構造
２８ 第２のコンポーネント
２８ａ 第２のコンポーネントの遠端
２８ｂ 第２のコンポーネントの近端
３０ 第２のコンポーネントの中心開口
３２ 親指当て
３４ 圧縮性スリーブ
【技術分野】
【０００１】
本発明は眼内レンズ(ＩＯＬ)挿入器システムに関し、さらに詳しくは、プランジャーの第１の前進段階中に挿入器本体内でＩＯＬを前進させるための硬質レンズ確保面及び、挿入器から眼内にＩＯＬを圧出することによって完結する、プランジャーの第２の前進段階中にＩＯＬを前進させるための軟質レンズ確保面を有する、眼内レンズ挿入器システムに関する。
【背景技術】
【０００２】
ＩＯＬは周知であり、白内障手術として知られる普通の外科処置において摘出される生体眼レンズと置き換えて眼内に挿入／定置するために用いられる。多くの様々なタイプのＩＯＬが利用でき、外科医は、例えば、患者の眼の生理学的要件及び屈折率要件を含む、様々な要因にしたがって、ＩＯＬを選ぶ。ＩＯＬは、光学素子及び、眼内でＩＯＬを適切な位置に定置するための固定素子としてはたらく、光学素子から延び出す１本ないしさらに多くの触手で構成される。ＩＯＬは光学素子を眼の視線に沿って位置合わせして眼内に挿入／定置される。ＩＯＬは眼内の様々な場所に定置されるであろうが、一般には、生体レンズがそこから摘出された、被膜房内に配置される。
【０００３】
ＩＯＬは、内腔を有する本体部及び内腔に入れ子式にはまり込んでいるプランジャーを有するＩＯＬ挿入器のような、挿入具を用いて眼内に挿入／定置される。ＩＯＬは内腔内部におかれ、眼につくられた切開創内に挿入器先端が挿入される。次いで、プランジャーが押し進められて、ＩＯＬを確保しているプランジャー先端のレンズ確保面を前進させ、ＩＯＬを挿入器先端から眼内に押し出す。挿入器先端には先端開口に向かって内向きにテーパが付けられ、ＩＯＬは押されて挿入器先端を通過しながら挿入器先端によって押し縮められる。ＩＯＬは極めて繊細であるから、プランジャーによってＩＯＬが押され、押し縮められて、最終的に挿入器先端から押し出される間に、ＩＯＬはプランジャー先端による損傷を受け得る。ＩＯＬにかかる推進力は挿入器先端開口で最高(ピーク)に達し、開口の直径は一般に、例えば、約３ｍｍより小さい。
【０００４】
プランジャー先端は、ＩＯＬを確保して内腔を通して押し進め、挿入器先端開口から押し出すためのレンズ確保面を有するように構成される。硬質確保面及び軟質確保面のいずれもが従来技術で提案されているが、それぞれに利点及び欠点がある。例えば、硬質材料でつくられたレンズ確保面を有するプランジャー先端には、ＩＯＬが挿入器内腔内を前進している間は特に、ＩＯＬに整合する確実で制御された確保プロファイルを提供するという利点がある。しかし、硬質レンズ確保面には、上述したような先端開口におけるピーク推進力時において特に、硬質材料の不撓性によりＩＯＬが損傷し得るという欠点もある。他方で、軟質材料でつくられたレンズ確保面を有するプランジャー先端には、推進力がピークにある間レンズに合わせて撓むという、レンズ損傷のリスクを軽減する利点を有するが、硬質プランジャー先端レンズ確保面で得られるような、ＩＯＬに整合する確実で制御された確保プロファイルは得られないという欠点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
したがって、硬質及び軟質のプランジャー先端レンズ確保面のいずれの利点も取り込み、同時にそれぞれにともなう欠点は軽減または排除する、ＩＯＬを眼内に挿入するための改善されたＩＯＬ挿入器システム及び方法が未だに必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の一実施形態において、本発明は、開口を有する挿入器先端まで延びる挿入器本体の内腔内に滑動可能な態様で配置されたプランジャーアセンブリを備える、ＩＯＬ挿入器システムを提供することによって上述の課題に対処する。プランジャーアセンブリは、遠端にレンズ確保面を有する硬質体及び制動構造を有する、第１のコンポーネントを有する。第１のコンポーネント上に滑動可能な態様で圧縮性スリーブが配される。プランジャーアセンブリはさらに、遠端及び近端を有し、その間を軸方向に延びる中心開口を有する第２のコンポーネントを有する。第１のコンポーネントは第２のコンポーネントの中心開口内に滑動可能な態様で配される。第１のコンポーネント、第２のコンポーネント及びスリーブは、確保面が圧縮性スリーブの遠位にあってＩＯＬが硬質レンズ確保面により内腔に搬入される第１の状態において、内腔内を滑るように構成され、よって上述した確実で制御されたレンズ確保プロファイルという利点を有する。
【０００７】
プランジャーアセンブリの第２のコンポーネントは、第１のコンポーネントの制動構造が挿入器本体の一部で停止させられた後に、第２のコンポーネントが第１のコンポーネントに対して移動し、スリーブの少なくとも一部を第１のコンポーネント上を滑らせてレンズ確保面の遠位に配置されるように、構成される。ＩＯＬが挿入器先端に近づくと、圧縮性スリーブの少なくとも一部が第１のコンポーネントのレンズ確保面の前に進んで、先端を通してＩＯＬを押し進め、先端開口からＩＯＬを押し出す役割を引き継ぐ。上述したようにＩＯＬが先端開口を通して押し進められているときにＩＯＬにかかる力がピークになる。軟質で圧縮性のスリーブがＩＯＬを先端開口から押し出すことにより、推進力がピークの間のＩＯＬへの損傷のリスクの軽減という利点が実現される。
【０００８】
本発明の１つないしさらに多くの実施形態において、本発明はさらに、
プランジャーアセンブリ及び、挿入器先端まで延びる内腔を有し、プランジャーアセンブリが内腔に配される、挿入器本体を提供する工程、
次いで、硬質レンズ確保面を有する第１のコンポーネントが眼内レンズと接触している間の第１の状態においてプランジャーアセンブリに内腔内を滑らせる工程、
次いで、挿入器本体によって第１のコンポーネントを停止させる工程、及び
次いで、圧縮性スリーブがＩＯＬと接触し、ＩＯＬが挿入器先端から出るまでの第２の状態を達成するため、スリーブを第１のコンポーネントに対して移動させるために第２のコンポーネントを第１のコンポーネントに対して滑らせる工程、
を含む、眼に眼内レンズを挿入する方法を提供することによって上述の課題に対処する。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
【図１】図１は、本発明の一実施形態にしたがう、ＩＯＬ挿入器システムの斜視図である。
【図２】図２は、プランジャーアセンブリの第１の前進段階の開始時における、システムのプランジャーアセンブリを示す図１のシステムの断面図である。
【図３】図３は、プランジャーアセンブリの第１の前進段階の終了時における、システムのプランジャーアセンブリを示す図２と同様の断面図である。
【図４】図４は、プランジャーアセンブリの第２の前進段階の完結時における、システムのプランジャーアセンブリを示す図２と同様の断面図である。
【図５Ａ】図５Ａは、図４の矢印５Ａの方向において見られるような、第２のコンポーネント２８の一実施形態の平面図である。
【図５Ｂ】図５Ｂは、図４の矢印５Ｂの方向において見られるような、第１のコンポーネント２２の一実施形態の平面図である。
【図６】図６は第１のコンポーネントと第２のコンポーネントの間の界面の別の実施形態の軸方向部分断面図である。
【図７−１】図７は挿入器本体及び第１のコンポーネントと第２のコンポーネントの間の界面の別の実施形態の拡大部分斜視図である。
【図７−２】図７Ａは、図７の線７Ａ-７Ａに沿ってとられた、図７の実施形態の部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
ＩＯＬは、ＩＯＬ挿入器システム１０のような挿入器具を用いて、外科医によって眼に挿入／定置される。挿入器システム１０は、挿入器本体１２及び、挿入器本体１２の内腔１６内に滑動可能な態様で配される、プランジャーアセンブリ１４を備える。挿入器本体の内腔１６は開口１８'で終端する挿入器先端１８まで延び、ＩＯＬ２０は開口１８'を通過し、よって挿入器システム１０から押し出されて、(図示されていない)眼内に入ることができる。
【００１１】
プランジャーアセンブリ１４は、その遠端２２ａにレンズ確保面２４を有するシャフトを含む第１のコンポーネントを有する。レンズ確保面２４を有する第１のコンポーネント２２は、例えば金属またはプラスチックのような、いずれか適する硬質材料でつくられる。第１のコンポーネントの近端２２ｂには以下で説明される目的のための制動構造２６が設けられる。
【００１２】
プランジャーアセンブリ１４はさらに、遠端２８ａと近端２８ｂの間を軸方向に延びる中心開口３０及び近端２８ｂに配置された親指当て３２を有する、第２のコンポーネント２８を有する。第１のコンポーネント２２は第２のコンポーネント２８の中心開口３０内に滑動可能な態様で配され、第１のコンポーネント２２は、図１に見られる、軸線Ｘ-Ｘに概ね沿って滑動可能な態様で内腔１６内にも配される。プランジャーアセンブリ１４は、ユーザが挿入器本体１２をフランジ１２ａの遠位面に指を当てて指の間で支え、親指で親指当て３２を押し込むことで、注射器の態様で挿入器本体１２内を前進させられる。
【００１３】
図２に示されるように、第１の状態にある第１のコンポーネント２２上に(例えばプレス嵌めにより)圧縮性スリーブ３４が滑動可能な態様で配置され、第１の状態においてレンズ確保面２４はスリーブ３４の遠位にある。圧縮性スリーブ３４は、例えばシリコーンエラストマーのような、縮むであろういずれか適する軟質材料でつくることができる。第２のコンポーネント２８の遠端２８ａは圧縮性スリーブ３４に近接しておかれ、圧縮性スリーブ３４に突き当たる。この第１の状態において、第２のコンポーネント２８の親指当て２８は第１のコンポーネント２２の制動構造２６から隔てられている。
【００１４】
図２から図３はプランジャーアセンブリの第１の前進段階を示し、図２において制動構造２６は挿入器本体１２から隔てられている。上述したようにユーザが親指当て３２を押し進めると、プランジャーアセンブリ１４は内腔１６内を先端１８に向かって滑る。内腔１６内のプランジャーアセンブリ１４の前進中に、スリーブ３４が第１のコンポーネント２２上を第１のコンポーネント２２の近端２２ｂに向かって滑ることを防止するための、ストップ２３を第１のコンポーネント２２上に設けることができる。図３はプランジャーアセンブリの第１の前進段階の完結時点を示しており、第１のコンポーネント２２の制動構造２６が挿入器本体１２に突き当たり、第１のコンポーネント２２の挿入器本体１２内のさらなる前進を防止する。これによりプランジャーアセンブリの第１の前進段階が完結し、レンズ確保面２４は内腔内１６を先端１８に向けてＩＯＬ２０を運んでいて、未だにスリーブ３４の遠位にある。
【００１５】
様々な構成で制動構造２６と第２のコンポーネント２８の間のインターフェースを提供することができる。図５Ａ及び５Ｂにおいて、第２のコンポーネント２８は制動構造２６に形成された第１の開口２５ａ及び第２の開口２５ｂを通って延びる２つの部分２８ａ及び２８ｂに分岐される。図５Ａ及び５Ｂにおいて親指当て３２及び制動構造２６は概ね長方形として示されるが、もちろん、その他の形状(例えば、正方形、円形、長円形、等)も可能である。図６において、第２のコンポーネント２８は軸方向に延びるスロット３１を有し、スロット３１を通って制動構造２６'が延びている。図７及び７Ａにおいて、第２のコンポーネント２８は図５Ａにおけるように２つの部分２８ｃ及び２８ｄに分岐され、制動構造２６は、２つの部分２８ｃと２８ｄの間に定められた軸方向に延びる開口２８ｅ及び２８ｆを通って延びるように適合された、第１のフランジ２６ａ及び第２のフランジ２６ｂとして形成される。フランジ２６ａ，２６ｂの長さ‘Ｌ’は本体フランジ１２ａ'に対する第２のコンポーネント２８のための適切なストップ点を設定するために変えることができる。図７，７Ａの実施形態においては明解さのために、レンズ確保面２４，スリーブ３４及び先端１８は示されていない。また、本体１２'は断面が円形として示され、制動構造２６ａ，２６ｂは挿入器軸Ｘ-Ｘに平行な平面内で延びるが、図１〜６の実施形態において、本体１２は長方形であり、制動構造２６は挿入器軸Ｘ-Ｘに垂直な平面内で延びる。当業者には当然であろうように、挿入器本体及び、制動構造２６，２６'，２６ａ，２６ｂの挿入器本体１２による制動を可能にする、第１のコンポーネント２２と第２のコンポーネント２８の間の滑動インターフェースを含む挿入器部品については他の形状ももちろん可能である。
【００１６】
制動構造２６，２６'が滑らされ、挿入器本体１２に突き当たって接すると、ユーザは親指当て３２を押し続けて第２のコンポーネント２８を、それ自体は挿入器本体１２に突き当たった制動構造２６，２６'によりそれ以上の前進が妨げられている第１のコンポーネント２２に対して、遠位方向に滑らせる。図３と図４の間におこるプランジャーアセンブリの第２の前進段階中に、制動構造２６と親指当て３２の間隙が狭まり、第２のコンポーネント２８の遠端２８ａがスリーブ３４を押して、スリーブ３４を第１のコンポーネント２２に対して(挿入器先端１８に向けて)遠位方向に滑らせる。スリーブ３４の最遠端部が滑りながらレンズ確保面２４を通り過ぎると、スリーブ３４の最遠端部はＩＯＬ２０と接触し、ＩＯＬ２０をレンズ確保面２４から外して、ＩＯＬ２０を挿入器先端開口１８'に向けて押し進め始める。スリーブ３４が押されて挿入器先端１８を通るにつれて、スリーブは先端１８の内向きに付けられたテーパによって縮む。第２のコンポーネント２８が全行程を前進し終えると、図４に見られるように、スリーブ３４は開口１８'からＩＯＬ２０を吐出する。
【００１７】
図２と図３の間になされるプランジャーアセンブリの第１の前進段階中に、硬質であり、したがって上述したように確実で制御されたレンズ確保プロファイルという利点を有するレンズ確保面２４によって、ＩＯＬ２０が内腔１６を通して運ばれる。制動構造２６，２６'が挿入器本体１２に突き当たり、これで静止している第１のコンポーネント２２に対して第２のコンポーネント２８はさらに前進し、圧縮性スリーブ３４の少なくとも一部がレンズ確保面２４を過ぎて前進させられ、よってレンズ２０の押し進めを引き継いで、ＩＯＬを先端２８を通して、開口１８'から外に出す。上述したように、ＩＯＬ２０にかかる力は、ＩＯＬ２０が開口１８'を押し通されるときにピークに達する。軟質スリーブ３４が開口１８'からＩＯＬ２０を押し出すことによって、ＩＯＬ２０にピークの力がかかっている間のＩＯＬ２０への損傷のリスクの軽減という利点も実現される。
【００１８】
以上説明したように、プランジャーアセンブリの第１の前進段階中の硬質レンズ確保面の利点及びプランジャーアセンブリの第２の前進段階中あるいはＩＯＬ推進力がピークに達しているプランジャーアセンブリの最終前進段階中の軟質レンズ確保面の利点を得る、ＩＯＬ挿入器システム及び方法が提供される。
【符号の説明】
【００１９】
１０ 挿入器システム
１２ 挿入器本体
１２ａ 本体フランジ
１４ プランジャーアセンブリ
１６ 内腔
１８ 挿入器先端
１８' 挿入器先端開口
２０ ＩＯＬ
２２ 第１のコンポーネント
２２ａ 第１のコンポーネントの遠端
２２ｂ 第１のコンポーネントの近端
２３ ストップ
２４ レンズ確保面
２６ 制動構造
２８ 第２のコンポーネント
２８ａ 第２のコンポーネントの遠端
２８ｂ 第２のコンポーネントの近端
３０ 第２のコンポーネントの中心開口
３２ 親指当て
３４ 圧縮性スリーブ
【特許請求の範囲】
【請求項１】
眼内レンズ挿入器システムにおいて、
(Ａ)プランジャーアセンブリであって、
(ａ)レンズ確保面を遠端に有し、制動構造を有する、硬質体を有する第１のコンポーネント、
(ｂ)前記第１のコンポーネント上に配された圧縮性スリーブ、及び
(ｃ)近端及び遠端並びに前記近端と前記遠端の間に軸方向に延びる中心開口を有し、前記第１のコンポーネントが前記中心開口内に滑動可能な態様で配される、第２のコンポーネント、
を有するプランジャーアセンブリ、及び
(Ｂ)挿入器先端まで延びる内腔を有し、前記プランジャーアセンブリが前記内腔に滑動可能な態様で配される、挿入器本体、
を備え、
前記確保面が前記圧縮性スリーブの遠位に配されている第１の状態において前記第１のコンポーネント及び前記スリーブが前記内腔内を滑るように構成されており、前記制動構造が前記挿入器本体の一部により停止した後に、前記第２のコンポーネントが前記第１のコンポーネントに対して移動して前記スリーブを前記確保面の遠位に配置させるように適合されるように、前記第２のコンポーネントが構成されている、
ことを特徴とする眼内レンズ挿入器システム。
【請求項２】
前記第１のコンポーネント上に配置されたストップをさらに備え、前記スリーブが前記ストップの遠位に配置され、前記スリーブが前記第１のコンポーネント上を前記ストップを過ぎて近位側に滑ることを前記ストップが防止することを特徴とする請求項１に記載の眼内レンズ挿入器システム。
【請求項３】
前記第２のコンポーネントが軸方向に延びるスロットを有し、前記スロットを通して前記制動構造が滑動可能な態様で延びることを特徴とする請求項１に記載の眼内レンズ挿入器システム。
【請求項４】
前記第２のコンポーネントが、前記制動構造に形成された第１及び第２の開口を通して滑動可能な態様でそれぞれが延びるように適合された第１の部分及び第２の部分を有することを特徴とする請求項１に記載の眼内レンズ挿入器システム。
【請求項５】
前記第２のコンポーネントがそれぞれの間を軸方向に延びる第１及び第２の開口を定める第１及び第２の部分を有し、前記制動構造が前記第１の及び第２の軸方向開口を通って滑動可能な態様でそれぞれが延びるように適合された第１及び第２のフランジを有することを特徴とする請求項１に記載の眼内レンズ挿入器システム。
【請求項６】
前記スリーブがシリコーンエラストマーで形成されることを特徴とする請求項１に記載の眼内レンズ挿入器システム。
【請求項７】
前記挿入器本体が前記制動構造を停止させるように構成されたフランジを有することを特徴とする請求項１に記載の眼内レンズ挿入器システム。
【請求項８】
前記第２のコンポーネントの前記近端に配された親指当てをさらに備えることを特徴とする請求項１に記載の眼内レンズ挿入器システム。
【請求項９】
眼内に眼内レンズを挿入する方法において、
(ａ)プランジャーアセンブリを提供する工程、
(ｂ)挿入器先端まで延びる内腔を有し、前記プランジャーアセンブリが前記内腔に配される、挿入器本体を提供する工程、
(ｃ)硬質レンズ確保面を有する第１のコンポーネントが前記眼内レンズと接触している間の第１の状態において前記プランジャーアセンブリに前記内腔内を滑らせる工程、
(ｄ)前記挿入器本体により前記第１のコンポーネントを停止させる工程、及び
(ｅ)前記第１のコンポーネントに対して圧縮性スリーブを移動させるため及び、前記スリーブが前記眼内レンズと接触していて前記眼内レンズが前記挿入器先端から出るまでの第２の状態を達成するため、第２のコンポーネントを前記第１のコンポーネントに対して滑らせる工程、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項１】
眼内レンズ挿入器システムにおいて、
(Ａ)プランジャーアセンブリであって、
(ａ)レンズ確保面を遠端に有し、制動構造を有する、硬質体を有する第１のコンポーネント、
(ｂ)前記第１のコンポーネント上に配された圧縮性スリーブ、及び
(ｃ)近端及び遠端並びに前記近端と前記遠端の間に軸方向に延びる中心開口を有し、前記第１のコンポーネントが前記中心開口内に滑動可能な態様で配される、第２のコンポーネント、
を有するプランジャーアセンブリ、及び
(Ｂ)挿入器先端まで延びる内腔を有し、前記プランジャーアセンブリが前記内腔に滑動可能な態様で配される、挿入器本体、
を備え、
前記確保面が前記圧縮性スリーブの遠位に配されている第１の状態において前記第１のコンポーネント及び前記スリーブが前記内腔内を滑るように構成されており、前記制動構造が前記挿入器本体の一部により停止した後に、前記第２のコンポーネントが前記第１のコンポーネントに対して移動して前記スリーブを前記確保面の遠位に配置させるように適合されるように、前記第２のコンポーネントが構成されている、
ことを特徴とする眼内レンズ挿入器システム。
【請求項２】
前記第１のコンポーネント上に配置されたストップをさらに備え、前記スリーブが前記ストップの遠位に配置され、前記スリーブが前記第１のコンポーネント上を前記ストップを過ぎて近位側に滑ることを前記ストップが防止することを特徴とする請求項１に記載の眼内レンズ挿入器システム。
【請求項３】
前記第２のコンポーネントが軸方向に延びるスロットを有し、前記スロットを通して前記制動構造が滑動可能な態様で延びることを特徴とする請求項１に記載の眼内レンズ挿入器システム。
【請求項４】
前記第２のコンポーネントが、前記制動構造に形成された第１及び第２の開口を通して滑動可能な態様でそれぞれが延びるように適合された第１の部分及び第２の部分を有することを特徴とする請求項１に記載の眼内レンズ挿入器システム。
【請求項５】
前記第２のコンポーネントがそれぞれの間を軸方向に延びる第１及び第２の開口を定める第１及び第２の部分を有し、前記制動構造が前記第１の及び第２の軸方向開口を通って滑動可能な態様でそれぞれが延びるように適合された第１及び第２のフランジを有することを特徴とする請求項１に記載の眼内レンズ挿入器システム。
【請求項６】
前記スリーブがシリコーンエラストマーで形成されることを特徴とする請求項１に記載の眼内レンズ挿入器システム。
【請求項７】
前記挿入器本体が前記制動構造を停止させるように構成されたフランジを有することを特徴とする請求項１に記載の眼内レンズ挿入器システム。
【請求項８】
前記第２のコンポーネントの前記近端に配された親指当てをさらに備えることを特徴とする請求項１に記載の眼内レンズ挿入器システム。
【請求項９】
眼内に眼内レンズを挿入する方法において、
(ａ)プランジャーアセンブリを提供する工程、
(ｂ)挿入器先端まで延びる内腔を有し、前記プランジャーアセンブリが前記内腔に配される、挿入器本体を提供する工程、
(ｃ)硬質レンズ確保面を有する第１のコンポーネントが前記眼内レンズと接触している間の第１の状態において前記プランジャーアセンブリに前記内腔内を滑らせる工程、
(ｄ)前記挿入器本体により前記第１のコンポーネントを停止させる工程、及び
(ｅ)前記第１のコンポーネントに対して圧縮性スリーブを移動させるため及び、前記スリーブが前記眼内レンズと接触していて前記眼内レンズが前記挿入器先端から出るまでの第２の状態を達成するため、第２のコンポーネントを前記第１のコンポーネントに対して滑らせる工程、
を含むことを特徴とする方法。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５Ａ】
【図５Ｂ】
【図６】
【図７】
【図７Ａ】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５Ａ】
【図５Ｂ】
【図６】
【図７】
【図７Ａ】
【公表番号】特表２０１２−５０９１５４（Ｐ２０１２−５０９１５４Ａ）
【公表日】平成２４年４月１９日（２０１２．４．１９）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１１−５３７６１３（Ｐ２０１１−５３７６１３）
【出願日】平成２１年１１月１９日（２００９．１１．１９）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＵＳ２００９／０６５１１５
【国際公開番号】ＷＯ２０１０／０５９８０５
【国際公開日】平成２２年５月２７日（２０１０．５．２７）
【出願人】（３９１００８８４７）ボシュ・アンド・ロム・インコーポレイテッド (137)
【氏名又は名称原語表記】ＢＡＵＳＣＨ ＆ ＬＯＭＢ ＩＮＣＯＲＰＯＲＡＴＥＤ
【Ｆターム（参考）】
【公表日】平成２４年４月１９日（２０１２．４．１９）
【国際特許分類】
【出願日】平成２１年１１月１９日（２００９．１１．１９）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＵＳ２００９／０６５１１５
【国際公開番号】ＷＯ２０１０／０５９８０５
【国際公開日】平成２２年５月２７日（２０１０．５．２７）
【出願人】（３９１００８８４７）ボシュ・アンド・ロム・インコーポレイテッド (137)
【氏名又は名称原語表記】ＢＡＵＳＣＨ ＆ ＬＯＭＢ ＩＮＣＯＲＰＯＲＡＴＥＤ
【Ｆターム（参考）】
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