説明

磁気共振型無線音声送信装置、磁気共振型無線音声受信装置、及び、磁気共振型無線音声伝送システム

【課題】音声を出力する出力装置において、音声信号を無線伝送により受信再生しても、電力は有線で供給を受ける必要があった。
【解決手段】特定周波数を発振する共振周波数発振器と、低域濾過処理により音声信号となるシリアル信号、を生成するストリーム変調器と、前記シリアル信号を前記特定周波数で変調した変調信号に変換する伝送変調器と、前記変調信号を電力増幅する電力増幅器と、電力増幅された前記変調信号を前記特定周波数で磁気共振させる共振器と、
を具備する磁気共振型無線音声送信装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁気共振を利用して無線で音声と電力を送信する送信機と、磁気共振を利用して無線で音声を受信する受信機と、送受信機を組み合わせた磁気共振型無線音声伝送システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の無線音声伝送受信技術としては、送信機からは音声データを伝送し、受信機では受信した音声を外部電源で駆動するスピーカで出力するものがあった。(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図15は、特許文献1に記載された従来の無線音声送受信システムを示すブロック図である。図15において、100は無線音楽プレーヤ、101は無線スピーカ、102は電源部である。音楽プレーヤー100は内部にBluetoothなどの無線通信部103を備える。電源部は、AC/DCコンバータ108、充電部109で構成される。無線スピーカ101は、Bluetoothなどの無線通信部104、充電式電池105、スピーカ駆動手段(パワーアンプ)106、スピーカ107で構成される。
【0004】
音楽プレーヤー100において再生された音楽データは無線通信部103で無線スピーカ101に送信される。無線スピーカ101では、無線通信部104で音楽プレーヤーから送信された音楽データを受信し、スピーカ駆動手段106で電力増幅され107のスピーカを駆動し音声が演奏される。無線通信分104とスピーカ駆動手段106は充電式電池105から電力供給が行われ電子回路が動作するようになっている。また、充電式電池109は、充電部109により外部給電され電力を充電する。そして、充電部109はAC/DCコンバータを介してAC電源から有線で電力が供給される仕組みになっている。この構成により、音楽プレーヤー100から無線伝送された音声データは無線スピーカで演奏可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−278328号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら従来の従来の無線音声伝送受信技術では、無線で音声データのみを伝送し電力を無線伝送しないため、受信側でAC電源を用いた電力供給や充電池が必要で、スピーカの完全な無線化が出来ないと言う課題を有していた。
【0007】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、受信側のスピーカにAC電源供給や充電池が不要な完全なる無線スピーカを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記従来の課題を解決するために、本発明の磁気共振型無線音声送信装置は、特定周波数を発振する共振周波数発振器と、低域濾過処理により音声信号となるシリアル信号を生成するストリーム変調器と、前記シリアル信号を前記特定周波数で変調した変調信号に変換する伝送変調器と、前記変調信号を電力増幅する電力増幅器と、電力増幅された前記変調信号を前記特定周波数で磁気共振させる共振器と、を具備する。
【0009】
また、本発明の磁気共振型無線音声受信装置は、特定周波数で磁気共振する共振器と、前記共振器からの入力を復調し、シリアル信号を復元する伝送復調器と、前記シリアル信号を低域濾過処理により音声信号に変換するするローパスフィルターと、前記音声信号を出力するスピーカと、を具備する。
【0010】
上記の磁気共振型無線音声送信装置と、磁気共振型無線音声受信装置を用いて、磁気共振型無線音声伝送システムを構成する。
【0011】
以上により、音声と共に電力をも無線伝送を行い、ACコードの無い無線スピーカを提供することが出来る。
【発明の効果】
【0012】
本発明の磁気共振型無線音声送信装置、磁気共振型無線音声受信装置、及び、磁気共振型無線音声伝送システムによれば、従来行えなかった受信側無線スピーカの完全配線レスにより、スピーカの設置の自由度や容易性を向上させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】実施の形態1における磁気共振型無線音声送信装置、磁気共振型無線音声受信装置、及び、磁気共振型無線音声伝送システムのブロック構成図
【図2】実施の形態1におけるストリーム変調器のパルス幅変調器を表すブロック構成図
【図3】実施の形態1における音声信号波形と鋸歯状波形とパルス幅変調信号波形を表す波形図
【図4】実施の形態1におけるストリーム変調器のパルス密度変調器を表すブロック構成図
【図5】実施の形態1および実施の形態2における共振周波数発振器のブロック構成図
【図6】実施の形態1における振幅変調波形を表す波形図
【図7】実施の形態1および実施の形態2における電力増幅器を表すブロック構成図
【図8】実施の形態1および実施の形態2におけるLC共振器の共振特性を表す特性図
【図9】実施の形態1における伝送復調器を表すブロック構成図
【図10】実施の形態1における全波整流後の信号波形を表す波形図
【図11】実施の形態1におけるスピーカを駆動する信号波形を表す波形図
【図12】実施の形態2における磁気共振型無線音声送信装置、磁気共振型無線音声受信装置、及び、磁気共振型無線音声伝送システムのブロック構成図
【図13】実施の形態2における3値ストリーム波形を表す波形図
【図14】実施の形態2における3値ストリーム波形の変調後波形を表す波形図
【図15】従来の無線音声送受信システムを表すブロック構成図
【発明を実施するための形態】
【0014】
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における磁気共振型無線音声送信装置、磁気共振型無線音声受信装置、及び、磁気共振型無線音声伝送システムを表す構成図である。図1において、1は入力端子、2はストリーム変調器、3は共振周波数発振器、4は伝送変調器、5は電力増幅器、6、7は共振周波数frのLC共振器、8は伝送復調器、9はローパスフィルター、10はスピーカである。このように構成された磁気共振型無線音声送信装置、磁気共振型無線音声受信装置、及び、磁気共振型無線音声伝送システムに関して、以下に図面を用いて詳細を説明する。
【0015】
図1において、入力端子1より音声が入力される、入力された音声は、ストリーム変調器2で低域濾過を行うことにより音声信号となる形態の1ビットシリアル信号に変換される。1ビットシリアル信号は、例えば、パルス幅変調(Pulse Width Modulation:PWM)やパルス密度変調(Pulse Density Modulation:PDM)である。
【0016】
図2はパルス幅変調を行う場合の1ビット変調器2の構成図である。11は入力端子、12は鋸歯状波発生器、13は比較器、14は出力端子である。入力端子11より入力された音声信号sig(t)は、比較器13のマイナス入力に入力され、同時に鋸歯状波発生器で生成された鋸歯状波k(t)が比較器13のプラス入力に入力され、比較器13よりパルス幅変調信号pwm(t)が出力される。
【0017】
図3(a)、(b)は比較器13の入出力波形で、音声信号sig(t)がパルス幅変調信号pwm(t)に変換される様子を表している。図3(a)において鋸歯状波k(t)と音声信号sig(t)が比較され、図3(b)のpwm(t)が出力される。すなわち、sig(t)≧k(t)の時pwm(t)=1、sig(t)<k(t)の時pwm(t)=0を出力する。このpwm(t)は、低域濾過によりsig(t)が復元される信号波形である。尚、パルス幅変調信号を生成するために用いる鋸歯状波は、三角波で置き換えても良い。
【0018】
次に、パルス幅信号pwm(t)は伝送変調器4に入力され、共振周波数発振器3で発振した周波数frでAM変調が掛けられる。共振周波数発振器3は、例えば図5で構成される。
【0019】
図5において21は水晶振動子、22はCMOSインバーター、23は抵抗器、24、25はコンデンサ、26は出力端子である。CMOSインバーター22は抵抗器23でセルフバイアスが掛けられ、周波数frの急峻なバンドパスフィルター特性を持つ水晶振動子21と接続され、正確な周波数frの発振を行う。周波数frの信号はsin(2π×fr×t)の数式で表される。周波数frは、先程のパルス幅変調信号pwm(t)と共に伝送変調器4に入力され、伝送変調器の中で両者を掛け合わし、振幅変調出力am(t)=pwm(t)×sin(2π×fr×t)を得る。
【0020】
図6はam(t)の信号波形を示しており、pwm(t)=1の時に周波数frのみが存在し、pwm(t)=0の時には信号が0になることを示している。
【0021】
振幅変調出力am(t)は、次に、電力増幅器5に入力され送信用の電力増幅がなされる。
電力増幅器は増幅効率と変調信号の特性を考慮すると、図7に示す増幅回路で、周波数frを効率良く増幅するのが良い。
【0022】
図7は、スイッチング型の増幅器を構成しており、27は入力端子、28は駆動回路、29、30はトランジスタS1、S2、31はバンドパスフィルター、32はマッチング回路である。入力端子27より入力された振幅変調信号am(t)は駆動回路28を経て、周波数frで2つのトランジスタをスイッチング動作させることにより増幅を行う。スイッチング出力は、通過周波数frのバンドパスフィルターを通した後にマッチング回路でインピーダンスマッチングを取り、出力端子33に出力される。出力信号は、共振周波数frを有するLC共振器に入力され、磁気共振現象を利用して受信側のLC共振器7に送られる。
【0023】
図8はLC共振器の特性の一例を示しており、特定周波数frでのみ高効率で電力が、LC共振器6からLC共振器7に伝送されることを示している。高効率は送信インピーダンスと受信インピーダンスがマッチングしている状態で達成される。LC共振器7で受信した電力増幅された振幅変調信号は、伝送復調器8で復調がなされる。
【0024】
伝送復調器8は、図9で示されるように構成されている。34は入力端子、35はマッチング回路、36は整流器、37は包絡線検波器、38は出力端子である。入力端子34より入力された振幅変調信号は、インピーダンスをマッチングさせ高効率を実現するマッチング回路35を経て、整流器36に入力される。整流器36は全波整流器で通常は4本のダイオードのブリッジ回路によって実現される。
【0025】
図10は、整流器36の出力で振幅変調波が全波整流された信号を示している、全波整流された信号は、包絡線検波器37で信号の包絡線が抽出されパルス幅変調波を復元する。包絡線検波器は例えばコンデンサで実現される。
【0026】
復元されたパルス幅変調は、ローパスフィルター9で低域濾過することにより図11に示す元の音声信号が復元される。この復元された音声信号は、送信側の電力増幅器5で電力増幅され、LC共振器6、7で電力を伴った伝送がされた信号から生成されるので、パワーアンプなしにスピーカを駆動することが出来る電力増幅された音声信号である。
【0027】
図1におけるストリーム変調器はパルス幅変調(PWM)で説明をしたが、パルス密度変調(PDM)を用いてもよい。パルス密度変調は、例えば図4に示されるΔΣ変調器を用いて生成することが出来る。ΔΣ変調器の構成は、図4に示すごとく、15は入力端子、16は加算器、17は積分器、18は量子化器、19は遅延器、20は出力端子である。
【0028】
アナログ信号を1ビットのビットストリームに符号化する方法としてよく用いられるものに「Δ変調符号化方式」がある。これはアナログ信号波形を階段状の波形で追跡する方法で、
・入力信号の上昇勾配が大きい時には“1”
・入力信号の下降勾配が小さい時には“0”
に符号化される。すなわちΔ変調により得られる1ビットストリームはアナログ信号の傾き、すなわち微分値の大きさを“0”,“1”の頻度で表していることになる。
【0029】
上述のΔ変調に関して、入力される信号を予め積分しておけば、原信号の振幅に対応した符号化列が生成されるはずである。これが図4に示すΔΣ変調の基本構成である。図4において、入力端子15より音声信号が入力され、加算器16でフィーバック信号を減算する。その出力を積分器17で積分した後に量子化器18を用いて“1”、“0”の信号に変換しパルス密度変調信号pdm(t)を得る。pdm(t)は原信号との微分波形を生成するために1サンプルの遅延器19を経て前述の加算器16にフィードバックされ微分信号が再循環積分される。
【0030】
このような構成で生成されたパルス密度変調波形も前出のパルス幅変調波形と同様にローパスフィルターで低域濾過することにより元の音声信号が復元出来る信号である。既説明のpwm(t)をpdm(t)に置き換えることにより同様な、磁気共振型無線音声伝送が行える。
【0031】
かかる構成によれば、磁気共振型無線音声送信装置と磁気共振型無線音声受信装置を用いて磁気共振型無線音声伝送システムを構成することにより、配線の無い無線スピーカを提供し、配置の自由度を増すことが出来る。
【0032】
(実施の形態2)
図12は、本実施の形態における磁気共振型無線音声送信装置、磁気共振型無線音声受信装置、及び、磁気共振型無線音声伝送システムを表す構成図である。図12において図1と同一の構成要素については同じ符号を用い説明を省略する。40はデータ復調器、41は増幅器、42は電力取出し器である。
【0033】
ここでは、1ビットのビットストリーム以外の多値ストリームの代表として図13に示す3値ストリームd(t)を扱う例に関して記載する。3値とは“-1”,“0”,“1”の3値であり、前述の2値のストリームと同様にローパスフィルターにより現信号が生成可能なストリームである。
【0034】
このように構成された磁気共振型無線音声送信装置、磁気共振型無線音声受信装置、及び、磁気共振型無線音声伝送システムに関して、以下に図面を用いて詳細を説明する。図12において、入力端子1より音声が入力される、入力された音声は、ストリーム変調器2で低域濾過を行うことにより音声信号となる形態の前述の3値シリアル信号d(t)に変換される。
【0035】
次に、3値ストリーム信号d(t)は伝送変調器4に入力され、共振周波数発振器3で発振した周波数frでAM変調が掛けられる。共振周波数発信器3は、実施の形態1と同様に図5の構成で示されるもので実現が可能である。3値ストリーム信号d(t)に共振周波数発信器3を適用した場合の動作は以下のものとなる。
【0036】
周波数frの信号はsin(2π×fr×t)の数式で表される。周波数frは、先程の3値ストリーム信号d(t)と共に伝送変調器4に入力され、伝送変調器の中で両者を掛け合わし、振幅変調出力d(t)×sin(2π×fr×t)を得る。図14は変調後の信号波形を示しており、d(t)=1の時に周波数frのみが存在し、pwm(t)=0の時には信号が0になり、d(t)=−1の時には位相の反転した周波数frのみが存在することを示している。
【0037】
振幅変調出力は、実施の形態1の場合と同様に電力増幅器5で電力増幅がなされ、LC共振器6、7を介して、受信側へ伝達される。
【0038】
LC共振器7で受信した電力増幅された振幅変調信号は、データ復調器40で復調がなされる。データ復調器40は、実施の形態1の伝送復調器8とは異なりd(t)が“1”,”−1“の状態で同一の包絡線となるために包絡線検波を用いることは出来ない。すなわち、3値ストリームが振幅変調された信号は波形の包絡線検波ではなく、発振周波数の位相が0、πかに応じて変調された信号を位相復調する必要がある。
【0039】
一般的に位相に情報が重畳された信号を復調するには同期検波を用いる。同期検波とは変調周波数frを別手段で生成しそれを信号と掛け算することにより原信号を得る方法である。
・d(t)=1の時、sin(2π×fr×t)×sin(2π×fr×t)=(1−cos(2π×fr×t))/2
・d(t)=0の時、0×sin(2π×fr×t)=0
・d(t)=−1の時、―sin(2π×fr×t)×sin(2π×fr×t)=−(1−cos(2π×fr×t))/2
であるから、ローパスフィルターによりcos(2π×fr×t)を除去すれば、1/2、0、−1/2が復調される。信号を2倍すれば各々1、0、−1が復元出来る。
【0040】
データ復調器40はこのような動作をするものである。この時、変調周波数の生成や掛け算必要な電力は、42の電力取出し器で取り出せば良い。電力取出し器は図9の伝送復調器と同一の構成で構成可能である。
【0041】
同期検波を行い3値ストリームd(t)を生成した後は、必要に応じて増幅器41で電力増幅を行い、ローパスフィルター9により元の音声信号を復元しスピーカ10が演奏される。
【0042】
かかる構成によれば、3値ストリームを振幅変調によって伝送した場合でも、同期検波によりも音声信号を復元出来、配線の無い無線スピーカを提供することが出来る。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明にかかる磁気共振型無線音声送信装置、磁気共振型無線音声受信装置、及び、磁気共振型無線音声伝送システムは、無線で電力と音声を同時に伝送出来るため、設置の自由な無線スピーカに使用できる。また、音声以外の信号(例えば映像信号)を伝送すれば映像表示装置などの、データと電力の双方を用いる機器すべてに応用可能である。
【符号の説明】
【0044】
1、11、15、27、34 入力端子
2 ストリーム変調器
3 共振周波数発振器
4 伝送変調器
5 電力増幅器
6、7 LC共振器
8 伝送復調器
9 ローパスフィルター
10 スピーカ
12 鋸歯状波発生器
13 比較器
14、20、26、33、38 出力端子
16 加算器
17 積分器
18 量子化器
19 遅延器
21 水晶発振子
22 CMOSインバーター
23 抵抗器
24、25 コンデンサ
28 駆動回路
29、30 トランジスタ
31 バンドパスフィルター
32、35 マッチング回路
36 整流器
37 包絡線検波器
40 データ復調器
41 増幅器
42 電力取出し器
100 無線プレーヤー
101 無線スピーカ
102 電源部
103、104 無線通信部
105 充電式電池
106 スピーカ駆動手段
107 スピーカ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
特定周波数を発振する共振周波数発振器と、
低域濾過処理により音声信号となるシリアル信号、を生成するストリーム変調器と、
前記シリアル信号を前記特定周波数で変調した変調信号に変換する伝送変調器と、
前記変調信号を電力増幅する電力増幅器と、
電力増幅された前記変調信号を前記特定周波数で磁気共振させる共振器と、
を具備する磁気共振型無線音声送信装置。
【請求項2】
前記ストリーム変調器は、シリアル信号を生成する際に、パルス幅変調、パルス密度変調、3値変調、のいずれかの変調を用いる、
請求項1に記載の磁気共振型無線音声送信装置。
【請求項3】
前記伝送変調器が行う変調は、振幅変調である、
請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の磁気共振型無線音声送信装置。
【請求項4】
特定周波数で磁気共振する共振器と、
前記共振器からの入力を復調し、シリアル信号を復元する伝送復調器と、
前記シリアル信号を低域濾過処理により音声信号に変換するローパスフィルターと、
前記音声信号を出力するスピーカと、
を具備する磁気共振型無線音声受信装置。
【請求項5】
前記伝送復調器は、全波整流と包絡線検波とにより信号を復調する、
請求項4に記載の磁気共振型無線音声受信装置。
【請求項6】
前記伝送復調器は同期検波により信号を復調する、
請求項4に記載の磁気共振型無線音声受信装置。
【請求項7】
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の磁気共振型無線音声送信装置と、
請求項4乃至請求項6のいずれかに記載の磁気共振型無線音声受信装置と、
を備えた磁気共振型無線音声伝送システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2011−155427(P2011−155427A)
【公開日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−14970(P2010−14970)
【出願日】平成22年1月27日(2010.1.27)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】