説明

神経原繊維変化に関連する進行性認知障害の治療方法

ここで述べられた研究は進行性認知障害、病気、症状の発展予防または治療方法と認知機能の回復を促進する方法をそれらが必要な患者に提供する。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
他所参照
この方法はアメリカ合衆国全体の利益として、2008年5月21日に提出されたアプリケーション番号61/055、009、のもとこのすべてのアプリケーションはここに存在することを要求する。
【0002】
政府ファンドの声明
この研究はグラント番号SBIR-1R43AG02967のもと政府の援助と共に作られ国立エージング研究所から賞与された。政府はこの研究に対しての権利がある。
【0003】
研究分野
この研究は進行性認知障害の治療方法と認知障害の改善方法について述べられている。
【0004】
この研究の背景について
アルツハイマー型認知症
アルツハイマー型認知症(呼称“AD”,“老人性痴呆型アルツハイマー病(SDAT) または ”アルツハイマー病“)は、中枢神経系(CNS)のニューロン変性障害によって起こる。ADは通常患者の既往歴、親族の既往歴と臨床所見、神経性または神経心理学的な特徴の可否をもとに診断する。
【0005】
ADは大脳皮質と一部の皮質下領域にあるニューロンとシナプスの脱落が特徴的である。この脱落によって側頭葉と頭頂葉の変性、そして前頭葉と帯状回の部分を含む病変部位の全体的な萎縮を引き起こす結果となる。アミロイド班(AP)と神経原線維変化(NFT)はアルツハイマー型認知症患者の脳を顕微鏡で見れば一目瞭然である。アミロイド班は高密度であり大部分は不溶性のアミロイドベータタンパク質(AB)の蓄積物で細胞質は外部とニューロン周辺に位置する。神経原繊維変化は微小管随伴タウタンパク質が次第に細胞自身の内部に蓄積される。しかしながら、多くの高齢者にアミロイド班と神経原繊維変化が老化現象の一つとして現れる。しかしアルツハイマー型認知症の脳には非常に多くのアミロイド班と神経原線維変化が限局部位、すなわち側頭葉において起こる。
【0006】
ADは組織学的に広範囲のニューロンの脱落と共に脳に存在する細胞外アミロイドの蓄積が特徴的である。細胞外アミロイドの蓄積は老人班として知られている。アミロイドの蓄積は血管内及び血管周囲に見受けられる。ADを構成する主なタンパク質とADのような老人班はアミロイドベータタンパク質が原因である。アミロイドベータタンパク質は生体内では血漿や脳脊髄液(CSF)内から、試験管内では細胞培養媒体などから検出される。
【0007】
“アミロイドペプチド“、”アミロイドベータペプチド“、”アミロイドベータタンパク質などの用語はここでは交互にアミロイドタンパク前駆体(APP)のタンパク質分解によって生じるペプチドファミリーのことを指す。
【0008】
アミロイドタンパク前駆体(APP)は異なる3種類のアイソフォームから成り、一つはSEQ ID NO:1に示されるアミノ酸770を持つアイソフォームa、もう一つはSEQ ID NO:2に示されるアミノ酸751を持つアイソフォームb、そしてSEQ ID NO: 3に示されるアミノ酸695を持つ。“APP”とはここでは3種類のアイソフォームを指す。アミロイドペプチド、アミロイドベータペプチドとアミロイドベータタンパク質はSEQ ID NO:4に示されるアミロイドベータタンパク質40とSEQ ID NO:5に示されるアミロイドベータタンパク質42、そしてSEQ ID NO:6に示されるアミロイドベータタンパク質43が含まれる。2つの重要なアミロイドベータタンパク質のフォームは一つはアミロイドベータタンパク質40であり、アミノ酸長ペプチド40とアミロイドベータタンパク質42、アミノ酸長ペプチド42に対応している。アミロイドベータタンパク質43はアミノ酸長ペプチド43に対応する。
【0009】
一般的に脳に存在する脂質はアミロイドBタンパク質に関連する病原体が複雑に絡み合っていると考えられている。アミロイドB ペプチドはAD患者の脳に存在するアミロイド班を形成するタンパク質性の主な構成物であり、ADによって引き起こされる障害の犯人とみなされている。細胞外アミロイドベータタンパク質の蓄積量はADにとって病理生物学的にその蓄積量と除去率の比率によっては、致命的となる。いくつかの研究によると、ニューロンはPS1遺伝子と微小管結合タンパク質CLIP-170の相互作用によってアミロイドベータタンパク質が産出されることにより、リポタンパク質受容体の経路を通じてニューロンにたどり着く。さらにこの必要条件に加えて、アミロイドベータタンパク質の形態は脂質ラフト(LRs)に存在する重要なタンパク質の構造による。”脂質ラフト”という用語はここではコレステロール中に存在する細胞膜上の脂質マイクロドメインのことを指し、スフィンゴ糖脂質とグリコシルホスファチジルイノシトール(GPI)というタンパク質がシグナル伝達中に巻き込まれたものである。脂質ラフト中にはアミロイドベータタンパク質の前身であるアミロイドタンパク前駆体(APP)、タイプ1型膜タンパク質が最初にB−セクレターゼによって切断され、膜組織に存在するCAPPB、すなわちAPPのカルボキシ末端中間フラグメントが発生する。CAPPBはその後脂質二分子膜中でプリセニリン、(PS1/PS2)、ニカストリン、PEN-2, APH-1またはその断片を含む高分子量タンパク質複合体ガンマセクレターゼによって切断される。アミロイドベータタンパク質は最終的に細胞外に排出され、そこでi)オリゴマー形成に続いて蓄積し始め、ニューロンに対して毒性を発揮する、又はii)アポリタンパク質(apoE)とLDL受容体関連タンパク質又はスカンベンジャー受容体に関連するエンドサイトーシスのメカニズムによって除去されるか又はインスリンとネプリライシンを含む細胞外プロテアーゼの脱落によって除去される。
【0010】
一般的に可溶性であるアミロイドベータタンパクオリゴマーはアミロイド蓄積前に神経毒性を及ぼしニューロン変性を引き起こして細胞の脱落が起こり痴呆を引き起こすと考えられている。更に、アミロイドベータタンパク質量が蓄積されると異常な脂質が蓄積されそれにより膜組織の流動性と脂質ラフトの構成が変性される結果となる。
【0011】
神経原繊維変化の存在はAD患者の脳の特徴である。過剰リン酸化したタウタンパク質の集合体とは対螺旋状細線維(PHF)のことを指す。PHFの役割はADを引き起こす第一の原因であるのかまたは末梢的な役割をするのかは定かではない。しかしながら、PHFの蓄積は微小管ネットワークを不安定化し、従ってニューロンの足場を傷つけ細胞の交通とシグナルのコミュニケーションが遮断される結果ニューロンの壊死を引き起こす。
【0012】
NFTはADにとって特徴的ではない;NFTはクロイツフェルトヤコブ病、核上性麻痺、皮質基底核のニューロン変性と17番目の染色体(FTDP-117)にリンクするパーキンソン病によって起こる前頭側頭部痴呆に顕著に見られる。このことはNFTがニューロン変性を引き起こす終了点であり、様々な病因を引き起こすのではないかと考えられている。
【0013】
レプチン
レプチンは脂肪組織によって分泌される螺旋状のタンパク質で、視床下部腹内側核中で受容体として働き、体脂肪増量時に食欲を抑制しエネルギー消費を増強する。レプチンの量は女性で40%以上、初潮前になると50%に上昇し、その後はベースラインに戻る。レプチン量は絶食によって低下し、炎症が起こると上昇する。
【0014】
レプチンとレプチン受容体によって人間の遺伝子はコード化されることがわかっている。コード化されたレプチンすなわちob遺伝子変異を持った実験用マウスは病的な肥満に陥り、糖尿病と不妊を引き起こす。これらのマウスにレプチンを投与すると、グルコースに対して抵抗性を持つだけでなく肉体的活動が活発になり体重も30%減少し、不妊も回復する。コード化されたレプチン受容体すなわちdb遺伝子異常を持ったマウスもまた肥満になり糖尿病になるがレプチンを投与してもこれらの症状は改善されない。とはいえレプチンとレプチン受容体の遺伝子異常は摂食障害を持つ肥満症患者にもわずかながら存在するがほとんどの肥満症にはそのような遺伝子異常は見られない。そして、レプチンの循環量は正常もしくは上昇している。飢餓状態にみられる免疫低下はレプチンの分泌減少を起こす結果となる。レプチンまたはレプチン受容体の遺伝子が欠乏するマウスはT細胞機能の損傷がみられ、実験研究ではレプチンはCD4リンパ球の増殖反応を誘発した。
【0015】
レプチンはまたインスリンの感受性をコントロールする。中枢神経系内ではレプチンは血液脳関門を横切り脳にある特定の受容体と結合して食事摂取量や体重そしてエネルギー消費を調節する。一般的に(i)レプチンは体脂肪量に比例して循環する、(ii)レプチンは中枢神経系に進入し血漿の濃縮の調節に関わる、(iii)レプチンの受容体はエネルギー摂取量と消費量の調節に関わる脳内にあるニューロンに見受けられる。そして(iv)レプチンは視床下部内側基底部において受容体として食事の摂取量とエネルギーの消費量を調節する働きをする。
【0016】
一般的にレプチンはニューロペプチドY(NPY)とアグーチ関連タンパク質(AgRP)を含むニューロンの活動を抑制すると考えられ、ニューロンの活動が活発になるとアルファメラニン細胞刺激ホルモン(a-MSH)を放出する。NPYニューロンは食欲調整において鍵となる要素である;少量のNPYを実験用動物の脳に注入し食物を与えるとマウス中のNPYニューロンの選択的破壊がある間は拒食症になる。反対にa-MSHは満腹中枢の重要な媒体物で受容体遺伝子に違いがあり、脳でのa-MSHの働きは人間の肥満症とリンクする。
【0017】
どのようにしてアミロイドベータペプチドの集合体と産出の障害がAD又は他の進行性認知障害の病態を高めるのかはわかっていない。これらは神経原線維変化の蓄積に関連する進行性の認知障害の診断方法と臨床療法の必要性がある。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】図1はRA-SY5Yにおいてレプチンによって時間依存と容量依存の脱リン酸化タウが載っている。SY5Y細胞系の人間の神経芽細胞腫の細胞はニューロン分化(RA-SY5Y)を助長するためにレチノイン酸(RA)(10uM)により7日間誘発された。A. 誘発された細胞はレプチン(400ng/ml)によって4時間処理する又はしない。(プラシーボ)。細胞抽出物全体は抗OB-R〔レプチン受容体〕と共にウエスタンブロット法によって分析、準備された。メンブレンは分離され標準化する為抗aチューブリンで再ブローブした。代表的なブロットはn=3である。B.レプチン(400 ng/ml)又はプラシーボによって何回も細胞処理された細胞抽出物全体は抗タウ(pSer396)によりウエスタンブロット法で準備され分析された。メンブレンは分離され標準化する為抗タウ(total)で再ブローブした.代表的なブロットはn=3である。C.Bからの標準化されたバンド幅濃度は濃度測定法によって分析された。結果は任意に0価値としてみなしたプラシーボで処理されたサンプルに関連して平均値プラスマイナス標準偏差パーセント倍率変化で表されている。D.誘発細胞はいろいろな濃度のレプチンによって4時間処理を受けるかまたは受けないか。(プラシーボ)。実験はBとして処理された。E.Dによって標準化されたバンド幅濃度はCとして分析された。IC50はリン酸化タウ(pSer396)が50%減少されたレプチンの濃縮液としてを代表される。*p<0.05 vs. 無処理。
【0019】
【図2】図2はRA-SY5Yにおいてインスリンによる時間依存と用量依存の脱リン酸化タウを示している。A. RA-SY5Yは4時間インスリン(10 uM)処理されたか若しくは無処理〔プラシーボ〕。細胞抽出物全体は抗インスリン受容体(B-サブユニット)によってウエスタンブロット法によって準備され分析された。メンブレンは分離され標準化の為抗aチューブリンで再ブローブした。代表的なブロットはn=3である。B. インスリン(10 uM)又はプラシーボで何回か処理された細胞からの細胞抽出物全体は抗タウ(pSer396)と共にウエスタンブロット法で準備され分析された。メンブレンは分離され標準化する為抗タウ(total)にて再ブローブした。代表的なブロットはn=3である。C. ベータからの標準化されたバンド幅濃度は濃度測定法によって分析された。結果は任意に0価値としてみなしたプラシーボで処理されたサンプルに関連して平均値プラスマイナス標準偏差パーセント倍率変化で表されている。D.誘発された細胞はいろいろな濃度のインスリンによって4時間処理を受けるかまたは受けないか。(プラシーボ)。実験はBとして処理された。E. Dからの標準化されたバンド幅濃度はCとして分析された。IC50はリン酸化タウ(pSer396)が50%低下されたインスリンの濃縮液として代表される。*p<0.05 vs. 無処理。
【0020】
【図3】図3はレプチンとインスリンの混合トリートメントが単一のトリートメントよりも脱リン酸化タウを多量に産出することを表す。A.RA-SY5Yは低量のレプチン濃縮液又は高濃度の濃縮液(100 or 1600 ng/ml)で処理され、更に/又はインスリン(1 or 20 uM)で4時間処理又は無処理(プラシーボ)されたことを示す。細胞抽出物全体は抗タウ(pSer396)と共にウエスタンブロット法で準備され分析された。メンブレンは分離され標準化の為抗タウ(total)にて再ブローブされた。代表的なブロットはn=3である。B.アルファからの標準化されたバンド幅濃度は濃度測定法によって分析された。結果は任意に0価値としてみなしたプラシーボで処理されたサンプルに関連して平均値プラスマイナス標準偏差パーセント倍率変化で表されている。C.細胞は4時間レプチン(1600 ng/ml)とインスリン(20 uM)で処理又は無処理〔プラシーボ〕された。リン酸化タウを再誘発するためには、冷却PBSを後処理された細胞に10分間又は一時間追加するか又は全く追加しない。実験はAとして行われた。D. Cからの標準化されたバンド幅濃度はBとして分析された。*p<0.05 vs. グループ。** p<0.01 vs. グループ。
【0021】
【図4】図4は脱リン酸化タウがRA-SY5Yにおいて5'-AMP活性化プロテインキナーゼ(AMPK)の活性が行われたことを示す。A. 誘発細胞はアミイノシダゾール、カルボキサミド、リボヌクレオシドによって処理され、それらは5'-AMPキナーゼ活性化薬(1mM)として作用し一時間処理、又は無処理(プラシーボ)された。細胞抽出物全体はAMPKa (pThr172) と共にウエスタンブロット法で準備され分析された。メンブレンは. 分離され標準化の為抗AMP-活性化プロテインキナーゼ(total)にて再ブローブされた。代表的なブロットはn=3である。B. AICAR (1 mM) で何回か処理、又はプラシーボされた細胞からの細胞抽出物全体は抗タウ (pSer396) と共にウエスタンブロット法で準備され分析された。メンブレンは. 分離され標準化の為抗タウ(total)にて再ブローブされた。代表的なブロットはn=3である。C.Bからの標準化されたバンド幅濃度は濃度測定法によって分析された。結果は任意に0価値としてみなしたプラシーボで処理されたサンプルに関連して平均値プラスマイナス標準偏差パーセント倍率変化で表されている。.D. 誘発細胞はいろいろな濃度のAICARによって1時間処理又はプラシーボ処理されている。実験はBとして処理された。E. Dからの標準化されたバンド幅濃度はCとして分析された。IC50は脱リン酸化タウ (pSer396)が50パーセント減少されたAICAR の濃縮液に代表される。*p<0.05 vs. 無処理。
【0022】
要約
単一所見では、以上のように述べられた研究は進行性認知障害の治療方法を提供し、この方法は以下の段階を踏んで構成される: (a) 最初の注入材料に必要な混合物は、(i) 蓄積調整されたレプチンとリン酸化タウの混合液と又は実験用塩、そして、(ii)実験用キャリア、そして (b)材料である脳脊髄液中の蓄積調整されたリン酸化タウである。具体的な方法によると、進行性認知障害はアルツハイマー型認知症、進行性核上性麻痺、痴呆症、拳闘家痴呆、クロイツフェルトヤコブ病、前頭側頭型痴呆症、ピック症、そしてFTDP-17(17番染色体に連鎖しパーキソ二ズムを伴う前頭側頭型認知症)と大脳皮質基底核変性症の以上のグループから選択される。他の具体的方法では、レプチン混合物はレプチン又は実験用塩を使用する。更に他の具体的方法では、レプチン混合物はレプチンのコピー、又は実験用塩である。他の具体的方法は、レプチン混合物とはレプチン誘導体又は、実験用塩である。他の具体的方法はレプチン混合物とはレプチン作動薬又は実験用塩である。他の具体的方法は蓄積調整されたリン酸化タウを体重あたり0.01 mg/kgから 100mg/kgあたりの量にする。他の具体的方法は最初の混合物を更に2番目の治療薬の構成に進める。他の具体的方法は2番目の治療薬は少なくとも一つの抗生物質か抗菌薬、抗ウイルス薬、抗原虫治療薬、ステロイド性抗炎症薬、非ステロイド性抗炎症薬、抗酸化剤、ホルモン剤、ビタミン剤、抗ヒスタミン薬、化学療法剤である。他の具体的方法とは進行性認知障害は脳に神経原繊維変化が構成される。
【0023】
他の所見によると、以上のように述べられた研究は認知機能の回復に必要な物質を提供し、この方法は以下の段階を踏んで構成される(a) 注入材料に必要な混合物は、(i)認知機能に効果を上げるために必要な量のレプチン混合物、そして(ii) 実験用キャリア、そして (b) 材料である脳脊髄液中の蓄積調整されたリン酸化タウである。一つの具体的な方法によると、レプチン混合物は少なくとも一つのレプチン、又はレプチンのコピー、レプチン誘導体、AMP依存性プロテインキナーゼ、レプチン作動薬、AMP依存性プロテインキナーゼ阻害剤、又は実験用塩である。他の具体的な方法によると、レプチン混合物を更に2番目の治療薬の構成に進める。他の具体的な方法によると2番目の治療薬は少なくとも一つの抗生物質か抗菌薬、抗ウイルス薬、抗原虫治療薬、ステロイド性抗炎症薬、非ステロイド性抗炎症薬、抗酸化剤、ホルモン剤、ビタミン剤、抗ヒスタミン薬、化学療法剤である。
【0024】
この研究の詳細な説明
以上のように述べられた研究は進行性認知障害の治療方法または予防法と認知機能を回復する方法に関連している。
【0025】
他の所見によると、以上のように述べられた研究は進行性認知障害の治療方法を提案し、この方法は以下の段階を踏んで構成される:(a) 最初の注入材料に必要な混合物は、(i) 蓄積調整されたレプチンとリン酸化タウの混合液、そして、(ii) 実験用キャリア、そして (b) 材料である脳脊髄液中の蓄積調整されたリン酸化タウである。
【0026】
他の所見によると、以上のように述べられた研究は進行性認知障害の予防方法を提案し、この方法は以下の段階を踏んで構成される:(a) 最初の注入材料に必要な混合物は、(i) 蓄積調整されたレプチンとリン酸化タウの混合液、そして、(ii) 実験用キャリア、そして (b) 材料である脳脊髄液中の蓄積調整されたリン酸化タウである。
【0027】
一所見によると、レプチン混合物とは一つのレプチン、又は実験用塩である。他の具体的な方法によると、レプチン混合物はレプチンのコピー、又は実験用塩である。他の具体的な方法によるとレプチン構成物はレプチン誘導体か又は実験用塩である。他の具体的な方法によると、レプチン構成物はレプチン作動薬、又は実験用塩である。他の具体的な方法によると、レプチン構成物はAMP依存性プロテインキナーゼ活性剤、又は実験用塩である。他の具体的な方法によると、レプチン構成物はレプチンブロッカーのコピー、又は実験用塩である。他の具体的な方法によると、レプチン構成物はレプチン拮抗剤、又は実験用塩である。他の具体的な方法によると、レプチン構成物はAMP依存性プロテインキナーゼ阻害剤、又は実験用塩である。
【0028】
他の具体的な方法によると、レプチン混合物は少なくとも一つのレプチン、又はレプチンのコピー、レプチン誘導体、レプチン作動薬、AMP依存性プロテインキナーゼ活性剤、レプチンブロッカーのコピー、レプチン拮抗剤、AMP依存性プロテインキナーゼ阻害剤、又は実験用塩である。
【0029】
“治療”又は”治療中”という用語はここでは以下のように解釈する:(a) 障害の進行度の低下;(b)治療後の障害の症状の進行度の制限;(c)治療後の障害の症状の悪化の制限; (d)障害の既往のある患者で再発率の制限;と(e)障害の前兆症状の既往のある患者の再発率の制限。
【0030】
“減少”又は”減少中”という用語はここでは障害の進行のリスクの発生率を抑えると解釈する。
【0031】
“調整”という用語はここではある一定の基準に対して規則化、変化、適合、順応すると解釈する。
【0032】
“病気”又は“障害”という用語はここでは健康を害すること又は、異常な機能を有する状態を表す。”症候群”という用語はここでは何らかの病気又は状態を示す症状があることを表す。”傷害”という用語はここでは外部からの圧力又は薬品によって体の機能又は構造に害、又はダメージを与えることを意味する。”コンデイション”という用語はここでは、潜在的な体のメカニズム又は障害、事故、健康な組織や臓器の促進によって起こる病気又は障害を含む様々な健康状態のことを表す。
【0033】
進行性認知障害は進行性核上性麻痺、痴呆症、拳闘家痴呆症、アルツハイマー型認知症、、クロイツフェルトヤコブ病、前頭側頭型痴呆症、ピック症、そして他の病的タウ陽性型のFTDP-17(17番染色体に連鎖しパーキソ二ズムを伴う前頭側頭型認知症)と大脳皮質基底核変性症、前頭側頭葉変性症(FTLD)、DLDHを含む。
【0034】
“投与”という用語はここでは生体内投与、生体外の組織への直接投与を含む割り当てること又は理由あって受け入れることを示す。一般的に構成物は経口的に又は頬から、又は非経口的に若しくは局所的に吸入又はガス吸入によって (言い換えれば、口腔又は鼻腔から)、又は直腸的に無毒性の実験用キャリアが含まれる薬剤、補助剤又は媒体として投与されること又は局所的に注入、インプラント、移植、局所クリーム又は非経口的に投与することを意味する。
【0035】
“実験材料”、”個人”、”患者”という用語は人間を含む哺乳類由来の動物を交替で表す。
【0036】
“進行性認知障害を持った物体”というフレーズはここでは進行性認知障害の症状と診断マーカーを持つ物体を意味する。進行性認知障害は通常患者の既往歴、親族の既往歴と臨床所見、神経性または神経心理学的な特徴の可否、代わりの病気となる指標のないことをもとに診断する。これらの基準は認知障害と疑われる認知症の症状のプレゼンスが神経心理学的なテストで確認されることが必要である。CTスキャン、MRI,SPECT,PETスキャンは他の大脳疾患とサブタイプの認知症を区別する上で役立つ。メモリーテストを含む知的機能の評価は疾患の特徴を更に詳しく特定できる。病理組織学的に確定するにはは脳の組織の顕微鏡検査で確定診断をする必要がある。ADにとって8つの認知機能の領域が最も多く損傷される:記憶、言語、知覚力、注意力、建設的能力、見当識能力、問題解決能力と機能的能力である。これらの領域はNINCDS-ADRDAによるアルツハイマー病の診断基準はアメリカン精神医学協会によって出版された精神知的障害の診断と統計マニュアルに掲載されている。
【0037】
進行性認知障害になるリスクを持つ物体とは進行性認知障害発症に関わる要因が一つまたは二つ以上ある物体のことである。
【0038】
その必要のある物体とは患者が進行性認知障害の症状を有する、又はそのリスクのある患者ということである。
【0039】
“認知症”という用語はここでは脳疾患又は脳の損傷によって認知機能が加齢によって低下する以上に低下又は進行性に低下することを意味する。”認知機能”という用語は理解力、知覚、又は考えること、学ぶこと、判断すること、記憶すること、計算すること、機械をコントロールすることなどのようなメンタルタスクを実行する能力又は考え方の認識力による結果の知的能力のプロセスを意味する。
【0040】
”擬態ペプチド”という用語はペプチドをまねた鎖の形をした小さいプロテインのようなもののことである。擬態ペプチドは非ペプチド構造要素から成り、擬態することや拮抗すること(中和すること)など親ペプチドの持つ生物学的な働きをすることが出来る。”レプチン擬態ペプチド”、”レプチンミミック”、そして”擬態レプチン”という用語はここでは生物学的な効果を生み出すレプチンタンパク質の機能的な分野から成るレプチン誘導体として交互に使われる。化学的には、誘導体は少なくとも理論的には前駆型化合物からフォームされた化合物である。これらの誘導体は多分子結合して生物学的効果を高めまたは産出する。生物学的効果とは例えば物質内でアミロイドペプチドのレベルを調節することや物質内でリン酸化タウのレベルを調節すること、アミロイドペプチドのレベル物質内で減少させること、リン酸化タウのレベルを物質内で減少させることなどを含む。
【0041】
“拮抗剤”という用語はここでは他の物質の働きを中和させる物質のことを意味する。”刺激剤”とはここでは薬理学的全反応または部分反応を導く受容体を刺激する化学物質として使われる。”ブロッカー”という用語はここでは他の物質の生理学的機能を阻害する物質として使われる。
【0042】
“レプチン作動薬”とはレプチン受容体又は下流エフェクターを活性化させる混合物でリン酸化タウ又はアミロイドペプチド量の調節をする混合物である。このような作動因子は例えばAMP依存性プロテインキナーゼ(“AMPK”)、ステロール制御領域結合タンパク質などがある。
【0043】
レプチン受容体(OB-R)はクラス1サイトカイン受容体スーパーファミリーの一種で少なくとも6つのアイソフォームを持ちその為スプライシングの代替となる。ここでは”アイソフォーム”という用語は異なる型のタンパク質の一つで他のタンパク質と同じ働きをするが配列に少々の違いがある。すべてのOB-Rのアイソフォームは同じ細胞外リガンド結合領域をシェアする。レプチンの機能受容体(OB-Rb)であるb アイソフォームはエネルギー恒常性と神経内分泌機能をつかさどる視床下部で排出されるだけでなく獲得免疫細胞と自然免疫細胞のすべてを含む視床下部以外の脳とその周辺領域からも排出される。b アイソフォーム(OB-Rb)全体の長さは本質的なチロシンキナーゼの働きを欠きいくつかの下流シグナル伝達経路に関わっている。
【0044】
活性剤の“治療的効果量”、”効果量”、または”薬理学的効果量”とは治療効果を提供できる十分な量ということに使われる。ここで述べられている研究では活性剤の効果量は一般的に体重に対して0.01 mg/kg から100g/kgあたりである。しかしながら、使用量は障害のタイプや年齢、体重、性別、患者の病状、重症度、投与ルート、そして活性剤の種類など様々な要因を基に決定する。従って、投与レジメンは幅広く変更するが医師によって標準的な方法を使って定期的に決めることも出来る。加えて” 治療的効果量”と” 薬理学的効果量”とはこの研究で述べられている化合物を予防的な意味で使用する量という意味も含む。この研究で述べられている予防的なアプリケーション、薬理構成物、薬剤は感受性のある患者に投与される。或いは、アミロイドペプチドの蓄積により起こる症状や病気、障害のリスクのある患者、合併症又は、生化学的、組織学的な症状や障害のある患者の病気の始まりを遅延又は重症度を減少、またはリスクを抑えるのに十分な量を投与する。そして病気、障害、症状の進行中に現れる病理学的なフェノタイプの仲介をする。
【0045】
“蓄積されたリン酸化タウの調節量”という用語はここではリン酸化タウタンパク質を調節するレプチン化合物の治療的な効果量という意味で使われる。リン酸化タウ蓄積調節量とはこの研究で述べられている化合物の治療的な予防量という意味をも含む。
【0046】
“認知機能促進量”とはここでは治療的効果の現れる知覚、記憶、判断、又は理由ずけのメンタルプロセスを調節するレプチン化合物(言い換えると投与量と回数)が化合物の効果量が投与されていない患者と比べて患者のメンタルパフォーマンスが改善する量という意味で使われる。
【0047】
認知機能促進量とは体重に対して0.01 mg/kg から 100 g/kgである。
【0048】
他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 100 g/kgである。他の方法によると蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 95 g/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 90 g/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 85 g/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 80 g/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 75 g/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 70 g/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 65 g/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 60 g/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 55 g/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 50 g/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 45 g/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 40 g/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 35 g/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 30 g/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 25 g/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 20 g/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 15 g/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 10 g/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 5 g/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 4 g/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 3 g/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 2 g/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 1 g/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 500 mg/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 250 mg/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 100 mg/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 50 mg/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 25 mg/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 10 mg/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 5 mg/kgである。他の方法によると、蓄積されたリン酸化タウの調節量は、体重に対して0.01 mg/kg から 1 mg/kgである。
【0049】
“治療薬”とはここでは薬、分子、核酸、タンパク質、混合物、そして治療効果のある他の物質のことを意味する。”活性”という用語はここでは治療効果を上げるためにこの研究で使用されている構成物の成分、そして原材料のことを意味する。”治療薬”そして”作用薬”とはここでは交互に使われる。作用薬とは治療的な効果量の少なくとも一つのレプチン、レプチンミミック、レプチン誘導体、又はレプチン作動薬、又は薬学的に容認される塩のことである。
【0050】
“治療構成”という用語はここではある一定の人口に対して一定の割合である一定の病気の進行を予防又は減少、除去する為の治療的に効果のある量(言い換えると投与量とその回数)のことを意味する。通常使われる治療構成の例をあげると50%有効量(ED50)がある。50%有効量とは一定の病気に対して50%の人に治療的に効果のある一定の投与量 という意味である。
【0051】
”治療効果”という用語はここでは効果的又は好成績であると判断された結果を意味する。治療効果とは直接的又は間接的に病気の発症を阻止、低下、又は除去することを含む。また治療効果とは直接的間接的に病気の発症進度を阻止、低下又は抑制する意味を含む。
【0052】
“薬剤”という用語はここでは病気を治療又は緩和、診断、予防する為に使われる食品以外のあらゆる物質または治療薬のことを意味する。
【0053】
ここで述べられている構成物質とは孤立分子のことである。”孤立分子”とは実質的に純粋物で他の物質が混じっていない状態を表す。通常自然界や生体外システムに存在し、意図的使用するにあたっては実用的である。この点では、例えば、構成物質が核酸、ペプチド、又は多糖体であるならば、製剤又は配列決定をする上では十分に純粋であり、ホスト細胞のほかの生物学的成分も混じっていない状態でなければならない。なぜならば構成物質は製剤過程で実験用キャリアと混合するかもしれないからである。よって構成物質は薬量に対して少量の割合で構成される。構成物質は生命活動又は合成過程中に付随する物質から分離されている状態であっても十分に純粋でなければならない。ここでは”実質的純粋”とは純度が分析手順によって少なくとも75%, 少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%決定されていることを意味する。そのような分析手順とはFACS(細胞自動解析分離装置)、HPLC(高速液体クロマトグラフィー)、ゲル電気泳動、クロマトグラフィーなどが含まれる。
【0054】
レプチン合成物と最初の構成物質は他の治療薬とも混合することが出来その後局所的に投与される。レプチン合成物、最初の構成物質と他の治療薬は同時にまたは順次投与することが出来る。他の治療薬が同時に投与される時、同じフォーミュレーション又は別のフォーミュレーションで投与できるが、同時に投与されなければならない。他の治療薬と阻害剤の投与では一時的に別々とし、他の治療薬は他の構成物質、レプチン合成物、又は最初の構成物質と共に順次投与される。これらのエージェントの投与時間の間隔は数分又はそれ以上である。ここでの治療薬とはレプチン遮断薬、レプチンブロッカー、又はその混合である。
【0055】
他の方法によると、レプチン合成物は最初の構成物質を更に2段階目の治療薬の構成に進める。そのような方法によると2段階目の治療薬は抗生物質になる。そのような方法によると2段階目の治療薬は抗菌薬になる。そのような方法によると2段階目の治療薬は抗ウイルス薬になる。そのような方法によると2段階目の治療薬は抗原虫治療薬になる。そのような方法によると2段階目の治療薬はステロイド性抗炎症薬になる。そのような方法によると2段階目の治療薬は非ステロイド性抗炎症薬になる。そのような方法によると2段階目の治療薬は抗酸化剤になる。そのような方法によると2段階目の治療薬はホルモン剤になるす。そのような方法によると2段階目の治療薬はビタミンになる。そのような方法によると2段階目の治療薬は抗ヒスタミン剤になる。そのような方法によると2段階目の治療薬は化学療法剤になる。
【0056】
“抗生物質”という用語はここではバクテリアや他の微生物を破壊又は成長を阻止する化学物質のグループとして使われ感染症の治療に第一に使われる。抗生物質の例としてはペニシリンG、メチシリン、ナフシリン、オキサシリン、クロキサシリン、ジクロキサシリン、アンピシリン、アモキシシリン、チカルシリン、カルベニシリン、メズロシリン、アズロシリン、ピペラシリン、イミペネム、アズトレオナム、セファロチン、セファクロル、セファキシチン、セフロキシム、セフォ二シド、セフメタゾ−ル、セフォテタン、セフプロジル、ロラカルベフ、セフォタメト、セフォペラゾン、セフォタキシム、セフチゾキシム、セフトリアキソン、セフタジジム、セフェピム、セフィキシム、セフポドキシム、セフスロジン、フレロキサシン、ナリジクス酸、ノルフロキサシン、シプロフロキサシン、オフロキサシン、エノキサシン、ロメフロキサシン、シノキサシン、ドキソサイクリン、ミノサイクリン、テトラサイクリン、アミカシン、ゲンタマイシン、カナマイシン、ネチルマイシン、トブラマイシン、ストレプトマイシン、アジスロマイシン、クラリスロマイシン、エリスロマイシン、エリスロマイシンエストレート、エチルコハク酸エリスロマイシン、グルコヘプトン酸エリスロマイシン、ラクトビオン酸エリスロマイシン、ステアリン酸エリスロマイシン、バンコマイシン、テイコプラニン、クロラムフェニコール、クリンダマイシン、トリメトプリム、スルファトキサゾール、ニトロフラントイン、リファピン、ムピロシン、メトロニダゾール、セファレキシン、ロキシスロマイシン、アモキシクラブラン酸、ピペラシンとテゾバクタムの混合物とそれらの塩類、酸類、塩基類と他の誘導体であるがこれらだけに制限されない。抗細菌抗生剤とはペニシリン類、セファロスポリン類、カルバセフェム類、セファマシン類、カルバペネム類、モノバクタム類、アミノグリコシド類、グリコペプチド類、キノロン類、テトラサイクリン類、マクロライド類、そしてフルオロキノロン類があるがこれらだけに限定されるものではない。
【0057】
“抗菌薬”という用語はここでは真菌類を破壊又は成長を阻止する化学物質のグループという意味である。抗真菌薬とはアンホテシリンB、カンジシジン、デルモスタチン、フィリピン、フンギクロミン、ハチマイシン、ハマイシン、ルセンソマイシン、メパルトリシン、ナタマイシン、ナイスタチン、ぺチロシン、ペリマイシン、アザセリン、グリセオフルビン、オリゴマイシン、ネオマイシン、ピロールニトリン、シッカニン、ツベルシジン、ビリジン、ブテナフィン、ナフチフィン、テルビナフィン、ビホナゾール、ブトコナゾール、クロルダントイン、クロルミダゾール、クロコナゾール、クロトリマゾール、エコナゾール、エニルコナゾール、フェンチコナゾール、フルトリマゾール、イソコナゾール、ケトコナゾール、ラノコナゾール、ミコナゾール、オモコナゾール、オキシコナゾール、セルタコナゾール、スルコナゾール、チオコナゾール、トルシクラート、トリンダート、トルナフテート、フルコナウル、イトラコナゾール、サペルコナゾール、テルコナゾール、アクリゾルシン、アモロルフィン、ビフェナミン、ブロモサリチルクロロアニリド、ブクロサミド、プロピオン酸カルシウム、クロルフェネシン、シクロピロクス、クロキシキン、コパラフィネート、ジアムタゾール、エキサラミド、フルシトシン、ハレタゾール、ヘキセチジン、ロフルカルバン、ニフラテル、ヨウ化カリウム、プロピオン酸、ピリチオン、サリチルアニリド、プロピオン酸ナトリウム、スルベンチン、テノ二トロゾール、トリアセチン、ウジョチオン、ウンデシレン酸とプロピオン亜鉛などであるがこれだけに限定されるものではない。
【0058】
“抗ウイルス薬”という用語はここではウイルス類を破壊又は増殖を阻止する化学物質のグループという意味でウイルス性の病気の治療に第一に使われる。抗ウイルス薬とはアシクロビル、シドフオビル、シタラビン、ジデオキシアデノシン、ジタノシン、エドクスジン、ファムシクロビル、フロクスウリジン、ガンシクロビル、イドクスウリジン、イノシンプラノベクス、ラミブジン、MADU,ペンシクロビル、ソリブジン、スタブジン、トリフルリジン、バラシクロビル、ビダラビン、ザルシタビン、ジドブジン、アセマンナン、アセチルロイシン、アマンタジン、アミデノマイシン、デラビルジン、フォスカメット、インジナビル、インターフェロン、(IFN-alpha)、ケトキサール、リゾチーム、メチサゾン、モロキシジン、ネビラビン、ポドフィロトキシン、リバビリン、リマンタジン、リトナビル2、サキナビル、スタイリマイシン、スタトロン、トロマンタジン、ジドブシン(AZT)、とキセナゾ酸などであるがこれだけに限定されるものではない。
【0059】
“抗原性動物剤”という用語はここでは原性動物類を破壊又は増殖を阻止する化学物質のグループという意味で原虫による病気の治療に第一に使われる。抗原性動物剤は例えば、ピリメタミン(Daraprim (登録商標))、スルファジアジンとロイコボリンなどであるがこれだけに限定されるものではない。
【0060】
“ステロイド性抗炎症薬” という用語はここでは4つの環に17の炭素原子を持つステロイド、様々なホルモン類(ステロイドの同化作用として)とグリコシドを含む様々な化合物のことを意味する。ステロイド性抗炎症薬の代表的なものはヒドロコルチゾン、ヒドロキシルトリアムシノロン、α−メチルデキサメタゾン、リン酸デキサメタゾン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、吉草酸クロベタゾール、デソニド、デソキシメタソン、酢酸デソキシコルチコステロン、デキサメタゾン、ジクロリゾン、ニ酢酸ジフロラゾン、吉草酸ジフルコルトロン、フルアドレノロン、フルクロロロンアセトニド、フルドロコルチゾン、ピバル酸フルメタゾン、フルオシノロンアセトニド、フルオシノニド、フルコルチンブチルエステル、フルオコルトロン、フルプレドニデン(フルプレドニリデン)アセテート、フルランドレノロン、ハルシノニド、酢酸ヒドロコルチゾン、酪酸ヒドロコルチゾン、メチルプレドニゾロン、トリアムシノロンアセトニド、コルチゾン、コルトドキソン、フルセトニド、フルドロコルチゾン、ニ酢酸ジフルオロゾン、フルラドレノロン、フルドロコルチゾン、二酢酸ジフルロゾン、フルアドレノロンアセトニド、メドリゾン、アムシナフェル、アムシナフィド、βメタゾン及びこのエステルの均衡物、クロロプレドニゾン、酢酸クロロプレドニゾン、クロコルテロン、クレシノロン、ジクロリゾン、ジフルプレドネート、フルクロロニド、フルニゾリド、フルオロメタロン、フルペロロン、フルプレドニゾロン、吉草酸ヒドロコルチゾン、シクロペンチルプロピオン酸ヒドロコルチゾン、ヒドロコルタメート、メプレドニゾン、パラメタゾン、プレドニゾロン、プレドニゾン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、トリアムシノロンなどのようなコルチコステロイド類とこれらの混合物が含まれるが、これらのステロイド性抗炎症薬に限定もされるものではない。
【0061】
”非ステロイド性抗炎症薬“という用語は” はここではイブプロフェン(Advil (登録商標))、ナプロキセンナトリウム(Aleve (登録商標))とアセタミノフェン(Tylenol (登録商標))などと同じような働きをするアスピリンのような作用をする薬剤のグループを意味する。これに加えてこの研究に使われている非ステロイド性抗炎症薬は制限なくピロキシカム、イソキシカム、テノキシカム、スドキシカム、CP-14,304などのオキシカム類とdisalcid, benorylate, Trilisate, safapryn, solprin, ジフルニサル、フェンドサル、そしてジクロフェナク、フェンクロフェナク、インドメタシン、スリンダク、トルメチン、イソキセパク、フロフェナク、チオピナク、ジドメタシン、アセマタシン、フェンチアザク、ゾメピラク、クリンダナク、オキセピナク、フェルビナックとケトロラクのような酢酸誘導体、メフェナミク、メクロフェナミク、フルフェナミク、ニフルミクとトルフェナミン酸のようなフェナメート類、イブプロフェン、ナプロキセン、ベノキサプロフェン、フルルビプロフェン、ケトプロフェン、フェノプロフェン、フェンブフェン、インドプロフェン、ピルプロフェン、カルプロフェン、オキサプロジン、プラノプロフェン、ミロプロフェン、チオキサプロフェン、スプロフェン、アルミノプロフェンとチアプロフェニックのようなプロピオン酸誘導体、フェニルブタゾン、オキシフェンブタゾン、フェプラゾン、アザプロパゾンとトリメタゾンのようなピラゾール類を含む。これらの非ステロイド性抗炎症薬は皮膚科学的に容認される塩とこれらの薬剤のエステル類と同じように使用される。
【0062】
“抗酸化剤”とはここでは酸素又は過酸化物による酸化作用を阻害する物質という意味で使われる。それらの例をあげるとアスコルビン酸とその塩類、脂肪酸のアスコルビンエステル類、アスコルビン酸誘導体、(例えばリン酸アスコルビルマグネシウム、リン酸アスコルビルナトリウム、ソルビン酸アスコルビル)、トコフェロール(ビタミンE)、ソルビン酸トコフェロール、酢酸トコフェロール、ビタミンE化合物、ブチル化ヒドロキシ安息香酸とその塩類、6−ヒドロキシー2,5,7,8―テトラメチルクロマンカルボン酸(商標TroloxRとして商品化されている)、没食子酸とそのアルキルエステル、特に没食子酸プロピル、尿酸とその塩類とアルキルエステル、ソルビン酸とその塩類、リポ酸、アミン類(例えば、N,H−ジメチルヒドロキシルアミン、ピドロ酸リジン、アルギニンピドロ酸、ノルジヒドログアヤレチック酸、バイオフラボノイド、クルクミン、リシン、メチオニン、プロリン、スーパーオキサイドジスムターゼ、シリマリン、茶葉エキス、グレープスキン/種子エキス、メラミンとローズマリーエキスなどでこれらだけに制限されるものではない。
【0063】
“化学療法剤”とは病気のコントロール又は治療に効果的な化学物質を指す。この研究で使われる化学療法剤の例はダウノルビシン、ドキソルビシン、イダルビシン、アムルビシン、ピラルビシン、エピルビシン、ミトキサントロン、エトポシド、テニポシド、ビンブラスチン、ビンクリスチン、マイトマイシンC、5−FU、パクリタキセル、ドセタキセル、アクチノマイシン、D,コルヒチン、トポテカン、イリノテカン、ゲムシタビン、シクロスポリン、ベラパミル、valspodor、プロベネシド、MK571,GF120918,LY335979,ビリコダール、テルファナジン、キニジン、ペルビレインAとXR9576などでこれらだけに制限されるものではない。
【0064】
“抗ヒスタミン剤”とはここでは身体にあるヒスタミンに対して拮抗作用のある化合物のことを意味し、様々な風邪の症状やアレルギー反応(花粉症など)の治療に使われる。この研究に使われる抗ヒスタミン剤の例はクロルフェニラミン、ブロムフェニラミン、デクスクロルフェニラミン、tripolidine、クレマスチン、ジフェンヒドラミン、プロメタジン、ピペラジン類、ピペリジン類、アステミゾール、ロラタジンとテルフェナジンなどでこれらだけに制限されるものではない。
【0065】
“ビタミン剤”とはここでは微量ながらほとんどの動物にとって欠かせない様々な有機物質のことを意味し、特に補酵素や補酵素前駆体は代謝過程の調節を行っている。この研究で使われているビタミン剤の例として、ビタミンAとその類似体及び誘導体;レチノール、レチナール、レチニルパルミチン酸、レチノイン酸、トレチノイン、イソ−トレチノイン(まとめてレチノイドとして知られている)、ビタミンE(トコフェロールとその誘導体)、ビタミンC(L−アスコルビン酸とそのエステルそして他の誘導体)、ビタミンB3(ナイアシンアミドとその誘導体)、α−ヒドロキシ酸類(グリコール酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸など)そしてβ−ヒドロキシ酸(サリチル酸などの物質)などでこれらだけに制限されるものではない。
【0066】
“ホルモン剤”とはここでは内臓によって産出され身体の血液中をトラベルし他臓器に対してトリガーとなる働きをする自然物質またはその合成類似物質のことを意味する。この研究での使用に適したホルモン剤はゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)、コルチコトロピン放出ホルモン(CRH),甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)、プロラクチン抑制ホルモン、(ドーパミン)とオレキシン(ヒポクレチン)など神経分泌細胞から産出されたホルモン類と又は遺伝子組み換え型ホルモン、いわゆる配列を含まないDNAをホスト細胞に導入するDNA技術を使用したホルモン類などのことで又これらのホルモン剤だけに制限されるものではない。
【0067】
神経原繊維変化(“NFT”)とは一般的に神経原繊維変化とは微小管随伴タウタンパク質の集合体で細胞自身の内部に蓄積され過剰リン酸化したものである。
【0068】
一つの実施例によると、進行性認知障害とは脳に神経原繊維変化の蓄積物が構成されることである。他の実施例によると進行性認知障害とはアルツハイマー型認知症のことである。他の実施例によると進行性認知障害とは核上性麻痺のことである。他の実施例によると進行性認知障害とは痴呆のことである。他の実施例によると進行性認知障害とは拳闘家痴呆症、のことである。他の実施例によると進行性認知障害とはクロイツフェルトヤコブ病のことである。他の実施例によると進行性認知障害とは前頭側頭型痴呆症のことである。他の実施例によると進行性認知障害とはピック病のことである。他の実施例によると進行性認知障害とはFTDP-17(パーキソ二ズム)のことである。他の実施例によると進行性認知障害とは大脳皮質基底核変性症のことである。他の所見によると、この研究は認知機能の回復に必要な物質を提供し、この方法は以下の段階を踏んで構成される(a) 注入材料に必要な構成物質は、(i)認知機能に効果を上げるために必要な量のレプチン化合物、そして(ii) 薬理学的に容認されるキャリア、そして (b) 材料である脳脊髄液中の蓄積調整されたリン酸化タウである。
【0069】
“回復”という用語はここでは病気、症状、シンドロームまたは障害の後又はその間に身体機能、身体ポジション、身体のフォームが元に戻る能力という意味である。
【0070】
この方法の一つの実施例によると、レプチン化合物とは一つのレプチン、又は薬理学的に容認される塩である。他の実施例によると、レプチン化合物はレプチンのコピー、又は薬理学的に容認される塩である。他の具体的な方法によるとレプチン構成物はレプチン誘導体か又は薬理学的に容認される塩である。他の具体的な方法によると、レプチン構成物はAMP依存性プロテインキナーゼ活性剤、又は薬理学的に容認される塩である。他の具体的な方法によると、レプチン構成物はレプチン作動薬、又は薬理学的に容認される塩である。他の具体的な方法によると、レプチン構成物はレプチンブロッカー、又は薬理学的に容認される塩である。他の具体的な方法によると、レプチン構成物はレプチンブロッカーのコピー、又は実験的に容認される塩である。他の具体的な方法によると、レプチン構成物はレプチン拮抗剤、又は薬理学的に容認される塩である。他の具体的な方法によると、レプチン構成物はAMP依存性プロテインキナーゼ阻害剤、又は薬理学的に容認される塩である。
【0071】
他の具体的な方法によると、レプチン化合物を更に2番目の治療薬の構成に進める。他の具体的な方法によると2番目の治療薬は抗生物質である。他の具体的な方法によると2番目の治療薬は抗菌薬である。他の具体的な方法によると2番目の治療薬は抗ウイルス薬である。他の具体的な方法によると2番目の治療薬は抗原生動物治療薬である。他の具体的な方法によると2番目の治療薬は非ステロイド性抗炎症薬である。他の具体的な方法によると2番目の治療薬は抗酸化剤である。他の具体的な方法によると2番目の治療薬はステロイド性抗炎症薬である。他の具体的な方法によると2番目の治療薬はホルモン剤である。他の具体的な方法によると2番目の治療薬はビタミン剤である。他の具体的な方法によると2番目の治療薬は抗ヒスタミン薬である。他の具体的な方法によると2番目の治療薬は化学療法剤である。
【0072】
組成物とは治療的に効果のある量を組成する。ここでは、様々な活性化合物を効能、生物学的利用度関連物、患者の体重、副作用などを考慮して選択し、投与形態の好み、効果的な予防法、治療養生法などは効果的な、毒性をおこさないよう計画されなければならない。ある特定のアプリケーションに対する効果的な量は病気の種類、又は治療時のコンデイション、治療的に効果のある活性レプチン、レプチンのコピー、レプチン作動薬、レプチン誘導体ペプチド、レプチンブロッカー、レプチン拮抗剤又はそれらの混合物、投与状態、患者のサイズ、又は病気の重症度、又はコンデイションによって変化する。平均的なスキルの一例は経験的に効果的な量のレプチン化合物と他の治療剤を不適切な実験方法なしで決定することである。一般的には最大の量を使用することが好まれるが、それは、安全な最大量ということである。”服用量”と”投薬量”とはここでは両方使用される。
【0073】
ここで述べられている治療的に効果のある量のすべての化合物とは予備的に試験管内で又は動物実験で研究され決定されている。治療的に効果のある量とは治療的活性レプチン、レプチンミミック、レプチン作動薬、レプチン誘導体ペプチド、レプチンブロッカー、とレプチン拮抗剤又はそれらのコンビネーションのことでこれらは人間で治験されそのデータから決定される。それらの化合物は他の活性剤のように薬理学的に似たような働きをすることが知られている。適用量は生物学的利用度と化合物又は組成物の効力によって調整される。最大限の効力を達成するために投与量は以上の述べられている方法とよく知られている他の方法では熟練した技術者の裁量を基に決定される。
【0074】
最初の化合物のフォーミュレーションはレプチン化合物、治療的に効果のある活性レプチン、レプチンミミック、レプチン作動薬、レプチン誘導体ペプチド、レプチンブロッカー、とレプチン拮抗剤又はそれらのコンビネーションが薬理学的に容認できる塩の濃縮液、緩衛エージェント、保存剤、競争力のあるキャリア、補助剤、そして他の治療用材料と共に投与される。
【0075】
治療用としては、レプチン化合物、治療的活性レプチン、レプチンミミック、レプチン作動薬、レプチン誘導体ペプチド、レプチンブロッカー、とレプチン拮抗剤又はそれらのコンビネーションと最初の化合物の効果的な量が患者に投与される。薬理学的組成物は熟練した技術者によって投与される。投与方法は、髄腔内、動脈、非経口的(静脈)又は筋肉内、経口的、頬部、鼻腔、直腸的、又は局所的に投与される。
【0076】
阻害剤と他の治療薬はくも膜下出血、血管レン縮などの副作用を治療する為の手術中又は動脈内処置中に患者に投与することが出来る。
【0077】
口腔用組成物
この研究で使用されている組成物で経口に適しているのは例えば、タブレット、トローチ、水性液、油性液、分散パウダー、顆粒、乳剤、ハードカプセル、ソフトカプセル、シロップ又はエリキシル剤などである。ここでは”経口の”又は”経口的に”という用語は吸収作用が起きる場所である口から身体に入るという意味で次のうちの一つ又は二つ以上の身体部分;口腔、胃、小腸、肺(吸入剤)、舌下にある抹消血管〔舌下〕からである。経口用としての化合物はどのうな方法でも製剤でき、そのような化合物は薬学的に許容できる味覚を提供する為甘味料、香料、着色料、保存料などから一つ又は二つのエージェントが加えられる。タブレットは原材料とともにタブレットの製造過程に適している薬学的に容認できる賦形剤が混合される。これらの賦形剤は例えば炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、ラクトース、リン酸カルシウム、又はリン酸ナトリウムなどの不活性希釈剤である。そして顆粒剤とコーンスターチやアルギン酸などの分解エージェントである。そしてスターチ、ゼラチン、アカシアなどの接合剤である。そしてステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸とタルクなどの潤滑剤である。タブレットは消化器内での分解吸収を遅延する為にコーティングされ又はコーティングされずそれにより長期間効果を持続することが出来る。例えば遅延材料としてモノステアリン酸グリセリン又はグリセリンが使用される。
【0078】
この研究で使用されている組成物はハードゼラチンカプセルとして経口用として調合されている。その主な原料は炭酸カルシウムやリン酸カルシウム又はカオリンなどの不活性固体希釈剤と共に混合される。又ソフトゼラチンカプセルは水とピーナッツ油、液体パラフィン、オリーブ油などの油媒体と共に混合される。
【0079】
この研究で使用されている組成物は水溶性液として調合される。その主な原料は商品用に適した賦形剤と共に混合される。そのような賦形剤は例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、オキシセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガントゴム、アカシアゴム、などの液剤である。湿潤剤はレシチンのような自然発生するリン脂質と、例えばステアリン酸ポリオキシエチレンノヨウナ脂肪酸と混合されたアルキレン酸化物の濃縮液である。例えばheptadecaethyl-eneoxycetanolのような長鎖脂肪族アルコールと混合されたエチレンオキサイドの濃縮液である。又は脂肪酸から部分的に抽出されたエステルと混合されたエチレンオキサイドの濃縮液である。ポリオキシエチレンソルビトールモノレートのようなヘキシトール又は脂肪酸から部分的に抽出されたエステルとエチレンオキサイドの濃縮液の混合物である。そしてポリエチレンソルビタンモノレートのような無水へキシトールである。水溶性液は一つ又は二つ以上の着色料と香料、それから蔗糖やサッカリンなどの甘味料が加えられる。
【0080】
この研究で使用されている組成物は油性液として調合されている。その主な原料は植物油で例えば種子油、オリーブ油、ゴマ油、ココナッツ油、そして液体パラフィンのような鉱物油である。油性液はビーワックス、硬質パラフィン、セタノールなどの増念粘安定剤が含まれる。甘味料は上記に述べられている通りである。香料は経口用として加えられる。これらの組成物はアスコルビン酸などの抗酸化剤と加えることによって、保存ができる。
【0081】
この研究で使用されている組成物は水分を加えることによって水溶液の薬剤に適した分散パウダー又は顆粒として調合されている。パウダーと顆粒の主な原材料は増粘剤や懸濁剤、と一つか二つ以上の保存料と混合される。そのような増粘剤や懸濁剤はすでに上記で述べられている。追加的な賦形剤としては甘味料、香料、着色料などがある。
【0082】
この研究で使われている組成物は乳剤として調合される。乳化剤とは二相からなるシステムで混ざることの出来ない液体のキャリアが乳化剤によって混合されることで調合されることである。そのうちの一つのキャリアはもう一つのキャリアへ均一に放出される。そしてそれは小球体から成りその直径は一番大きい膠質の粒子より大きいか又は同じである。小球体の大きさは重大でそれから成るシステムは最大限の安定を達成しなければならない。通常、二相の分離は起こらないが三番目の物質すなわち乳化剤が加わらなければならない。従って、基本の乳化剤は二つの混ざることの出来ない液体のキャリアと乳化剤、と同時に活性剤であり少なくとも三つの構成物質から成る。ほとんどの乳化剤は水分相から非水分相へ合体する(又はその逆)。従って、非水分相である乳化剤を調合することは可能で例えば、陰イオンと陽イオンの界面活性剤、グリセリンとオリーブオイルである。このようにこの研究で使用されている組成物は油性水性の乳化剤である。油相は植物油、例えばオリーブオイル、種子油、鉱物油、例えば液体パラフィンやその混合油である。適した乳化剤は自然由来のゴム、例えばアカシアゴム、トラガントゴム、自然由来のリン脂質で例えば大豆、レシチン、エステル、脂肪酸と無水へキシトールから抽出された部分的エステル、例えばソルビタンモノオレート、そしてエチレンオキサイドと部分的エステルの縮合物、例えばポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートである。その水液は甘味料と香料が含まれるかもしれない。
【0083】
この研究で使われる組成物はシロップ剤又はエリキシル剤として調合される。シロップとエリキシールは甘味料と共に調合される。例えばグリセロール、プロピレングリコール、ソルビトールとスクロースである。そのような調合剤は粘滑剤、保存料、香料と着色料などが含まれるかもしれない。粘滑剤とは保護剤で第一に特に粘膜や組織の裂傷などの刺激を軽減する為に使用される。多くの化学物質は粘滑剤の働きを持っている。それらの物質はアルギン酸、粘液、ゴム類、デキストリン、スターチ類、特定の砂糖とポリマー多価グリコールである。他の物質はアカシアゴム、寒天、安息香、カルボマー、ゼラチン、グリセリン、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、プロピレングリコール、アルギン酸ナトリウム、トラガント、ハイドロゲルとそのような物質である。
【0084】
頬部用組成物
この研究で使用される頬部用の組成物はタブレット又は錠剤としてある一定の条件下で調合される。
【0085】
非経口用組成物
この研究で使用される組成物は殺菌された注射用の水溶液または油性液で調合される。”非経口”という用語はここでは注射によって身体に導入されることを意味する(注射による投与)。その方法としては例えば皮下的(皮膚下組織に注射)、筋肉的(筋肉内に注射)、静脈的(静脈内に注射)、髄腔内的(脊髄腔内に注入)、胸骨内注射、そして点滴療法である。ここで使われる非経口的に投与される組成物は注射針、例えば手術用針が使われる。”手術用針”という用語はここでは注射用液に接合されている針のことである。〔言い換えれば溶液の流れることが出来る針)ここでの注射用液の組成物は特定の解剖学的構造に沿ったものである。注射用調合は殺菌水溶液又は殺菌油性液が湿潤剤や懸濁剤などを使用して調合される。
【0086】
最初の組成物又はレプチン化合物は治療的に活性なレプチン、レプチンミミック、レプチン作動薬、レプチン誘導体ペプチド、レプチンブロッカー又はレプチン拮抗剤が局所的に投与される時に非経口用として注射(例えば、急速投与や持続的投与)によって調合される。注射の為の調合はアンプルのような単体量フォーム、又は複数用量容器に保存量が加えられる。それらの組成物はサスペンション、溶液、油性の乳剤又は水性の溶媒などの形態をとり、安定剤やサスペンデイング、分散剤などのエージェントが含まれるかもしれない。非経口用の薬剤的調合は水溶性フォームに活性組成物の水溶液が含まれる。加えて、活性組成物のサスペンションは適性な注射用の油性液で調合される。適切な脂溶性の溶媒又は媒体はごま油や、オレイン酸エステルのような脂肪酸エステルの合成物、又はリポソームなどの脂肪油である。水溶性注射用サスペンションはカルボキシメチルセルロースナトリウムやソルビトール、デキストランなどの粘度を増す為の物質が含まれているかもしれない。オプショナルでサスペンションは適切な安定剤又は他のエージェントが組成物の溶解度を増す為に含まれるかもしれない。その代わりにメインの組成物はパウダーフォームで適切な媒体、例えばパイロジェンフリー滅菌水などと共に使用直前に混合される。
【0087】
薬理学的組成物は適切な固体又はジェルフレーズ又はキャリア又は賦形剤などと構成される。そのようなキャリア又は賦形剤は炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、砂糖類、スターチ、セルロース誘導体、ゼラチンとポリエチレングリコールのようなポリマーなどでこれらだけに制限されるものではない。
【0088】
薬理学的に適切な液体又は固体の調合は例えばマイクロカプセル化、又はもし適切であるならば一つ若しくはそれ以上の賦形剤であるencochleated、極小サイズにゴールド粒子にコーテイングされリポソムを含む丸薬で組織にインプラントするかまたは乾燥させたものを組織に擦る。そのような薬理学的な組成物は顆粒、ビーズ、パウダー、タブレット、コーテイングされたタブレット、マイクロカプセル、座薬、シロップ、乳剤、サスペンション、クリーム、ドロップス又は長期放出されるメインの組成物と共に調合される。調合時賦形剤と添加物、又は分解剤や結合剤、コーテイングエージェント、膨張剤、潤滑剤、可溶化剤、などの補助剤が習慣上上記のようにして使用される。そのような薬理学的な組成物は様々な薬剤運搬システムにとって適している。薬剤の運搬に関してはLanger 1990 Science 249, 1527-1533,を参照。そしてそれはここでは参照として扱われる。
【0089】
最初の組成物と又はレプチン化合物、治療的に活性のレプチン、レプチンミミック、レプチン作動薬、レプチン誘導体ペプチド、レプチンブロッカーとレプチン拮抗剤又はその混合物とオプショナルで他の治療薬はそれ自体〔ストレートで)だけで投与されるか又は薬理学的に容認される塩と共に調合される。他の治療薬は抗生物質か抗菌薬、抗ウイルス薬、抗原生動物治療薬、ステロイド性抗炎症薬、非ステロイド性抗炎症薬、抗酸化剤、ホルモン剤、ビタミン剤、抗ヒスタミン薬、化学療法剤又はそれらの混合物である。薬剤に使用される塩類は薬理学的に容認されなければならない。しかし非薬理学的な塩類も便宜的に薬理学的に容認される塩類の調合に使用されることもある。そのような塩類は以下の酸から調合される。塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸、マレイン酸、酢酸、サリチル酸、p−トルエンスルホン酸、酒石酸、クエン酸、スルホン酸メタン、蟻酸、マロン酸、コハク酸、ナフタレンー2−スルホン酸、そしてスルホン酸ベンゼンである。またこのような塩類はアルカリ土類金属として塩酸、カリウム、カルボキシ酸グループのカルシウム塩などど調合される。”薬理学的に容認される塩”とは薬学的な判断内で毒素、刺激、アレルギー反応などを軽減することなく、人間と下等動物の組織へのコンタクトや便益/利益比に適したものでなければならない。薬理学的に容認される塩は幅広く知られている。例えば、P.H.シュタール及び他の学者によって”Handbook of Pharmaceutical Salts: Properties, Selections, and Use” (Wiley VCH, Zurich, Switzerland:2002)によって詳しく述べられている。塩類はここで述べられている方法では本来の位置で最終分離と最終精製中に調合される。又は適当な有機酸と共に遊離塩基に到達することにより調合される。代表的な塩類に付加できる酸としてはアセテート、アジピン酸、アルギン酸、クエン酸塩、アスパラギン酸、安息香酸、ベンゼンスルホン酸、硫酸水素塩、酪さん、樟脳塩、カンファースルホン酸、グルタルアルデビド、グリセロリン酸、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸、ヘキサン酸、フマル酸塩、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素、2−ヒドロキシエタンジホスホン酸(イセチオン)、乳酸、マレイン酸、スルホン酸メタル、ニコチン酸、ナフタレンスルホン酸、、シュウ酸塩、パモ酸、ぺクチネート、過硫酸、フェニルプロピオン酸、ピクリン酸、ピバル酸、プロピオネート、コハク酸、酒石酸、チオシアン酸、リン酸塩、グルタミン酸、重炭酸塩、トルエンスルホナートとウンデシ酸などでこれだけに制限されるものではない。又、窒素を含む塩基を持つグループは以下のような低アルカリハロゲン化物のようなメチル、エチル、プロピル、とブチル、塩化物、臭化物、とヨウ化物とそして例えば、ジメチル、ジエチル、ジブチル、と硫酸ジアミンのようなジアルキル硫酸塩とそして長鎖ハロゲン化物ではデシル、ラウリル、ミリスチル、とステアリル化合物、臭化物、とヨウ化物などで、ベンジルとフェネチル臭化物のようなアルキルハイライドとその他はエージェントによって四級化されるかもしれない。水溶性又は脂溶性と分散性の製品はここによって獲得できる。調合時に配合される薬学的に許容できる付加酸塩の酸は、無機性の酸では塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸で有機性の酸では、シュウ酸、マレイン酸、コハク酸、とクエン酸である。基本的な付加塩は本来の場所でここで述べられた組成物の最終分離と最終精製の間、薬理学的に許容できるメタルカチオンの水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩のようなベースを使って、アンモニア又は第一有機、二次有機、そして三流アミンと共にカルボン酸の成分と反応することによって調合される。薬理学的に許容できる塩類はアルカリ金属又はのリチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムのようなアルカリ土類金属をベースにしたカチオンとアルミニウム塩類、そして無毒性四次アンモニア、そしてアンモニウム、テトラメチルアンモニア、テトラエチルアンモニア、メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ジエチルアミン、エチルアミン、とそのようなアミンカチオンである。他に代表される付加塩のベースのフォーメーションに使われる有機アミンはエチレンジアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、ピペリジン、ピペラジン、とそのような化合物である。薬理学的に許容できる塩はよく知られている標準的な方法で獲得できる。例えば、基本要素であるアミンに適した酸に生理学的に適した陰イオンを与えて反応させることなどである。アルカリ金属(例えばナトリウム、カリウムとリチウム)又ルカルボン酸の塩類のアルカリ土類金属(例えばカルシウム、マグネシウム)でもできる。
【0090】
これらの調合は便利上単体量フォームで調合又は調剤法でよく知られた様々な方法で行われる。すべての方法はレプチン化合物、治療的に活性なレプチン、レプチンミミック、レプチン作動薬、レプチン誘導体、レプチンブロッカー又はレプチン阻害剤、又はそれらの混合物と薬学的に許容できる塩又はひとつ又は二つ以上から成るアクセサリーエージェントのキャリアとそれらの溶媒和物〔活性構成物〕である。一般的にフォーミュレーションは活性エージェントに液体のキャリアと共に又は分離された固体キャリア又は両方と共に均一尚且つ緊密に調合され必要であれば希望するフォーミュレーションに整える。
【0091】
薬理学的エージェント又は薬理学的に容認できるエステル、塩、溶媒和物又はプロドラッグは反応を害さない材料又は反応を補助する材料と混合できる。溶液又はサスペンションは非経口的、皮内組織、皮下組織、髄空内又は局所的に適用されるがこれだけに制限されるものではない。例えば、注射用水溶液、生理食塩水、不揮発性油、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコール、と他の合成溶液などの殺菌希釈液である。そしてベンジルアルコール、又はメチルパラベンなどの抗生物質エージェント、そしてアスコルビン酸、亜硫酸水素塩などの抗酸化剤、エチレンジアミン四酢酸などのキレート化エージェント、そしてアセテート、クエン酸塩、リン酸などの緩衛剤と張度を調節するエージェントの塩化ナトリウム又はデキストロースである。非経口用の調合はアンプル、ディスポーザブルシリンジ又はガラス製やプラスティック製で作られた複数回量のバイアルである。静脈的に投与する場合はある特定のキャリアは生理食塩水かリン酸緩衛生理食塩水(PBS)を使用する。
【0092】
非経口用注射用の組成物は薬理学的に許容できる水溶液又は不溶液、分散液、サスペンション、乳剤などと再組成する為に殺菌溶液に注入される殺菌されたパウダーである。水溶液と不溶液に適したキャリアは希釈剤、溶剤、又は水、エタノール、ポリオール、(プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセロールなど)の媒体物、そしてそれらの化合物、植物油〔オリーブオイル〕とオレイン酸エステルのような注射用有機エステルである。それらは正確な流動性を保たなければならない。例えば、レシチンのようなコーテイング剤の使用、界面活性剤の使用、定められた粒子サイズを保つことである。
【0093】
これらの組成物は保存剤、湿潤剤、乳化剤、分散剤などの補助剤を含むかもしれない。微生物の働きを阻害する為には様々な抗生剤や抗菌剤が使われる。例えば、パラベン、クロロブタノール、フェノール、ソルビン酸などである。それと共に糖類、塩化ナトリウムなどのアイソトニックも添加されることが望ましい。注射用薬剤の溶解性を保つ為に例えばステアリン酸アルミニウムやゼラチンなどの遅延剤が使用されることもある。
【0094】
メインの構成物に加えられるサスペンションは懸濁剤が含まれるかもしれない。例えば、イソステアリルアルコールエトキシル化、ポリオキシエチレンソルビトール、ソルビタンエステル、微結晶性セルロース、メタ水酸化アルミニウム、ベントナイト、寒天、トラガントとそれらの混合物である。
【0095】
注射用デポはポリ乳酸塩―ポリグリコール酸などの生物分解性ポリマーで薬剤のマイクロカプセルされたマトリックスを調合することによって作られる。ポリマーに対する薬剤の割合とそのポリマー自身の性質によるが、薬剤の放出はコントロールであろう。このような長期間作用するフォーミュレーションは適切な重合体か疎水性マテリアル〔例えば適切な油に存在する乳剤など〕又はイオン交換された合成樹脂又は微溶性の塩類などわずかに水溶性の誘導体と共に調合される。注射用デポは身体の組織に適したリポソーム又はマイクロエマルジョンで薬剤を包括することで調合される。
【0096】
局所用注射用フォーミュレーションは殺菌されてなければならない。例えば、細菌性保持フィルターをとおしてのフィルタレーション、又は殺菌水又は他の注射用媒体に溶解する殺菌エージェントを使用直前に添加する。注射用の調合では例えば、注射用殺菌水又は油性サスペンションが分散剤や湿潤剤、サスペンンデイングエージェントを使用して一般的な方法で調合される。注射用殺菌剤は注射用殺菌水、サスペンション、又は乳剤で無毒性な非経口的に適した希釈剤か溶媒などで例えば1,3−ブタンジオールである。これらの適切な媒体と溶媒は水、リンゲル液、U.S.P.と生理食塩水によって用いられる。それに加えて殺菌と不揮発性油は従来法で溶媒として又はサスペンデイング媒体として用いられる。この為には不揮発性油は単一合成物〜又はジクリセリドが用いられる。それに加え、オレイン酸のような脂肪酸が注射用の調合に使われる。
【0097】
非経口用フォーミュレーション(皮下、皮内、筋肉、静脈、髄腔内と動脈)は水溶液又は不溶液の殺菌水で抗酸化剤、緩衛剤、バクテリオスタット、と溶質が含まれそれらは患者の血液に等張して体内に入る。そして殺菌水溶液又は不溶液はサスペンデイングエージェントと増粘剤が含まれる。フォーミュレーションは単体量で又は複数回量の容器が使用される。例えばアンプル又はバイアルで密封されサリン、注射用液などの殺菌溶液キャリアに必要な凍結乾燥状態で保存される。即席の注射用液とサスペンションは殺菌パウダー、顆粒、又はタブレットが上記の方法で加えられる。
【0098】
ここで述べられている組成物のフォーミュレーションの他の方法は接合に関連し、ポリマーが水溶液の溶解度を高める。適切なポリマーの例はポリエチレングリコール、ポリー(d−グルタミン酸)、ポリー(1−グルタミン酸)、ポリー(d−アスパラギン酸)、ポリー(1−アスパラギン酸)、とそれらの共重合体である。ポリグルタミン酸の分子量はおよそ5、000から100,000で20,000から80,000の分子量が使用されまた30,000から60,000の分子量が使用される。
【0099】
緩衛剤に適したエージェントは酢酸と塩(1−2%w/v)、クエン酸と塩(1−3%w/v)、ホウ酸と塩(0.5−2.5%w/v)、リン酸と塩(0.8−2%w/v)である。適切な保存剤はベンザルコニウム塩化物(0.003−0.03%w/v)、クロロブタノール(0.3−0.9%w/v)、パラベン(0.01−0.25%w/v)、そしてチメロサール(0.004−0.02%w/v)である。
【0100】
治療薬とは、レプチン組成物、治療的活性レプチン、レプチンミミック、レプチン作動薬、レプチン誘導体ペプチド、レプチンブロッカー又はレプチン阻害剤、又はそれらの混合物で粒子として提供されるかもしれない。”粒子”という用語はここではナノ〜又は微粒子(大きい例もある)が全体に又は部分的にレプチン組成物、治療的活性レプチン、レプチンミミック、レプチン作動薬、レプチン誘導体ペプチド、レプチンブロッカー又はレプチン阻害剤、又はそれらの混合物、又は他の治療エージェントである抗生物質、抗菌薬、抗ウイルス薬、抗原生動物治療薬、ステロイド性抗炎症薬、非ステロイド性抗炎症薬、抗酸化剤、ホルモン剤、ビタミン剤、抗ヒスタミン薬、化学療法剤とこれらの混合物であるがこれだけに制限されずに使用される。粒子はコーテイング周囲の中心に治療エージェントが含まれる。治療エージェントは粒子のあらゆる場所へ分散する。治療エージェントは粒子内へ吸収されることもある。粒子はゼロオーダーリリース、ファーストオーダーリリース、セカンドオーダーリリース、遅延放出、徐放、、即時放出などとそれらのコンビネーションの可動性がある。粒子は治療エージェントに加えて下記のいかなる物質も定期的に添加される。それらは腐食剤、非腐食剤、生物分解性剤、非生物分解性剤などとそれらの混合物がこれだけに制限されずに使用される。粒子はマイクロカプセル化されレプチン組成物、治療的活性レプチン、レプチンミミック、レプチン作動薬、レプチン誘導体ペプチド、レプチンブロッカー又はレプチン阻害剤、又はそれらの混合物が溶解液に又は準固体状態時に含まれる。
【0101】
非生物分解性と生物分解性の両方のポリマー材料は治療的エージェントの運搬のために粒子の製造過程に使用される。そのようなポリマーは自然由来か合成物である。ポリマーはリリース時間を基に選択される。生物学的接着ポリマーの重要性はバイオ腐食剤であるハイドロゲルが含まれることである。Sawhney et al in Macromolecules(1993) 26, 581-587で述べられその学説はここに編入される。それらはポリヒアルロン酸、カゼイン、ゼラチン、グルテイン、ポリ酸無水物、ポリアクリル酸、アルギン酸、キトサン、ポリ(メチル メタクリル酸)、ポリ(エチル メタクリン酸)、ポリ(ブチル メタクリル酸)、ポリ(イソブチル メタクリル酸)、ポリ(ヘキシルメタクリル酸)、ポリ(イソデシル メタクリル酸)、ポリ(ラウリル メタクリル酸)、ポリ(フェニル メタクリル酸)、ポリ(メチル アクリル酸)、ポリ(イソプロピル アクリル酸)、ポリ(イソブチル アクリル酸)とポリ(オクタデシル アクリル酸)である。
【0102】
この研究での組成物は吸入又はガス注入法(口腔から又は鼻腔によって)によって運搬される為の分散ドライパウダーのフォームである。ドライパウダーの組成はよく知られている方法で凍結乾燥法、ジェット粉粋機などによって加工され調合される。これらの方法は国際特許No.WO91/16038とU.S.特許No.6,921,527によって公開されここでの参照として編入される。ドライスプレー、例えば均一的に薬剤とキャリアが混合されノズル(例えば二つの液体ノズル)又はデイスク又はそれ同等の装置から熱ガス蒸気へ小敵サイズから水溶液に細分化されて投与される。水性の混合液は水溶液、サスペンション、スラリー状などであるが、混合液の組成物が同等に分配されるように均一でなければならない。溶媒は一般的には水であるが直径1ミクロンから5ミクロンの大きさの粒子を持つ精製ドライパウダーから出される小滴は迅速に蒸発される。スプレードライングはある条件下で行われその結果呼吸に適した低湿度で流動性のある粒子のサイズとなって均一の組成の無定形のパウダーとなりエアゾル化する。出来れば粒子のサイズは固体の98%以上が10ミクロンか又はそれ以下の直径を持つ粒子で固体の90%が粒子状態になっているときで直径5ミクロン以下のサイズを持つ。代わりに固体の95%が10ミクロン以下の直径を持つ粒子となる予定であり、固体の80%が5ミクロン以下の直径を持っている粒子となる。ドライパウダーの組成は凍結乾燥法又はジェット粉砕法によって調合する事もでき、国際特許No.WO91/16038によって公開されここでの参照として編入される。
【0103】
“分散性”と”分散効果”という意味はドライパウダーが水量から10%以下の湿度を持つことで通常5%以下であり、出来れば3%以下が望ましいとされる。粒子のサイズは1.0−5.0ミクロン(動力学的粒径)で、通常1.0−4.0ミクロン(動力学的粒径),出来れば1.0−3.0ミクロン(動力学的粒径)が望ましいとされる。噴霧量 >30%、通常>40%、出来れば>50%そして最も効果的には>60%である。そしてエアロソル粒子のサイズは1.0−5.0ミクロン空気動力的粒径(MMAD)で通常1.5−4.5ミクロンMMAD,そして出来れば1.5−4.0ミクロンMMADである。組成方法は分散性を高める為にU.S.特許No.08/423、568、1995年4月14日にファイルされ、よって公開されここでの参照として編入される。
【0104】
“パウダー”という用語は精製分散された固形粒子が吸入装置内に分散された状態でその後患者によって吸入された後、粒子は肺を通って肺胞に浸透することを意味する。従ってパウダーは”呼吸用”と言われる。出来れば平均的な粒子サイズは10ミクロンで楕円形の形でフォームされている。出来れば粒子のサイズは7.5ミクロン以下で一番効果的なのは5.0ミクロン以下である。通常粒子のサイズは0.1から5ミクロンで特に0.3から5ミクロンである。
【0105】
“ドライ”という意味は組成物が水分を持ち、そのような組成物の粒子が吸入用装置であるエアロソルに容易に分散されていることを意味する。この水分は一般的には水量の10%以下で通常5%以下、最も望ましいのは3%以下である。
【0106】
薬理学的に許容できるキャリアの量は安定性、分散性、持続性を保つのに必要な量という意味である。数字上の量は0.05%wから99.95%wで薬剤の活動性によって変化する。出来れば5%wから95%wの間が望ましい。キャリアは一つか又は二つ以上の薬理学的な賦形剤の混合物で一般的にどのような”浸透効果剤”からもフリーでなければならない。浸透効果剤は表面活性構成物で鼻腔内、直腸腔内、膣腔内用の薬剤の使用では粘膜を通して薬剤の浸透性を促進するからである。浸透効果剤は例えば、タウロコール酸、グリココール酸、とデオキシコール酸塩のような胆汁酸塩、タウロジヒドロフシジン酸のようなフシジン酸、そして生物学的洗剤、例えばツイーン、ラウレスー9などである。肺での浸透効果剤の使用は一般的に非浸透性になる。なぜなら上皮性の血液バリアが表面活性組成物によって逆に作用させるからである。ドライパウダー組成物は浸透効果剤なしで容易に肺で吸収される。
【0107】
薬理学的な賦形剤はキャリアとして肺での吸収作用にとって有効である。それらは人間の血漿アルブミンのような安定剤(HSA)、炭水化物、アミノ酸、とポリペプチドのようなバルキングエージェント、pH調整剤又はバッファー、塩化ナトリウムのような塩類などである。これらのキャリアは結晶または無定形で二つの混合物からも成っていてもよい。
【0108】
肺での吸収にとって有効なバルキングエージェントは炭水化物、ポリペプチド、アミノ酸又はそれらの混合物である。適切な炭水化物はガラクトース、D−マンノース、ソルボースなどのモノサッカライドなどである。ラクトース、トレハロースのような二糖類、そして2−ヒドロキシプロピルーB−シクロデキストリンのようなシクロデキストリン、そしてラフィノース、マルトデキストリン、デキストランのようなポリサッカライドそして、マニトール、キシリトールのようなアルジトールなどである。適切なポリペプチドはアスパルテムである。アミノ酸ではアラニン、グリシン、などがありグリシンが好ましい。
【0109】
添加物は肺の吸収にとってはマイナーな組成物で立体構造の安定性を高める為とパウダーの分散性を促進する為に使われることがある。これらの添加物はトリプトファン、チロシン、フェニララミンなどである。
【0110】
吸入又はガス注入での吸収ではこの研究で使用する組成物は適切な容器に適切な投与量が入れられる。投与量容器はエアロソルフォームがガス蒸気によって散布されドライパウダーの組成物のエアロゾル化を起こす為に吸入装置に適したものでなければならない。そしてエアロソルを包括することでマウスピースに接続されているチャンバーに供給され続いて患者によって吸入が行われる。そのような投与量容器はゼラチンやプラスチックカプセルのようなもので組成物を包み、取り外しの出来る部分はガス蒸気(例えば空気)がコンテナーに直接ドライパウダーの組成物が分散する。このような容器はU.S.特許No.4,227,522;U.S.特許No.4,192,309;U.S.特許No.4,105,027によって例証される。適切な容器はまたGlaxos Ventolin(登録商標)ロトヘーラーブランドパウダーインへーラー又はFison’s Spinhaler(登録商標)ブランドパウダーインへーラーなどである。他の適した単体用量コンテナーは湿度をバリアするのに優れており、アルミニウムフォイルプラスチックラミネートされている。薬理学的に許容できる基本のパウダーは重量又は質量によって容器内に満たされ、フォイルプラスチックラミネートで密閉される。パウダー吸入用装置に使用されるコンテナーはU.S.特許No.4,778,054とGlaxos Diskhaler(登録商標)(U.S.特許No.4,627、432;4,811,731;5,035,237)と共に使用されている。これらは参照としてここにおいて編入される。
【0111】
この研究の組成物は小滴又はスプレーの形態〔例えば鼻腔スプレー、エアロソルスプレー、又はパンプ式スプレー〕又は他の形態で鼻腔用として使用される。エアロソルスプレーは炭化水素噴霧剤などの適切な噴霧剤がプレッシャのかかったコンテナーに調合されている。パンプスプレーデイスペンサーはメーター量又は特定の粒子量が又は小滴サイズでデイスペンス出来る。どのデイスペンサーも一回量ごとに又は複数回分配出来る。一般的にはこの研究の組成物は、得にこれらのような鼻腔用の様々な調合は水溶液として又はサスペンションとして、又は粘液組成物(ジェル、ローション、クリーム、軟膏)として提供できる。
【0112】
直腸用組成物
ここでの研究に使われる直腸用としての組成物は座薬の形態をとる。”直腸”又は”直腸用”とはここでは身体に投与される時に直腸すなわち直腸壁を通して薬剤の吸収が行われることを意味する。これらの組成物は適切な賦形剤、例えばココアバターやポリエチレングリコールなどと共に混合することもできる。そしてそれらの賦形剤は通常外気温では固体であるが直腸温では液体となり直腸で溶解し薬剤の吸収が行われる。この研究での座薬としての組成物は接合剤やトリグリセリドなどのキャリアと共に調合することも出来る。
【0113】
局所用組成物
“局所用”という用語は独創的な組成物の投与形態のことを意味する。”局所投与”とは一つ又は二つ以上の上皮を含む身体の表面に投与することである。局所投与は経皮性投与と比較して一般的には全身的な効果よりも局所的な効果をもたらす。ここでは、特別に言明しない限り局所投与と経皮性投与は交互に使用される。ここではマウスウオッシュと咳ソウも含まれる。
【0114】
局所用投与は経皮用パッチやイオン泳動装置なども含まれ、それらはよく知られた方法と技術により調合される。”経皮用投与装置”、”経皮用パッチ”又は”パッチ”は皮膚に接着することにより薬剤が時間量毎に皮膚を通して放出され全身に循環する。経皮用パッチはよく知られている技術で様々な薬剤が使用されている。例えば、制吐作用のあるスコポラミン、狭心症用薬のニトログリセリン、高血圧薬のクロニジン、更年期障害用のエストラジオール、禁煙用のニコチネットなどでこれだけにまた制限されるものではない。
【0115】
この研究に使用するパッチに適したものは1.マトリックスパッチ、2.リザーバーパッチ、3.複合ラミネートドラッグインadhesiveパッチ;そして4.一体型ドラッグインadhesiveパッチ;Transdermal and Topical Drug Delivery Systems,pp.249−297(Tapash K. Ghosh et al.eds.,1997)これらはここによって参照として編入される。これらのパッチは商業用として製品化されている。
【0116】
キャリアと他の組成物
ここでの研究に使われる他の方法では、溶媒、懸濁剤、接合剤、フィラー、潤滑剤、分解剤などから選択され賦形剤、媒体物、キャリアなどと増粘剤/界面活性剤/可溶剤が調合される。” 賦形剤”、”媒体物”、”キャリア”は使用上有益であって活性の組成物と混合したときに有害であってはならない。”活性”という用語はここでの研究の治療効果を担う組成物の原材料、構成要素、成分のことである。キャリアは患者に投与するのに適した高純度で低毒性でなければならない。キャリアは不活性または薬理学的効果を持つこともある。
【0117】
キャリアは液体又は固体で希望する容積、濃度などを提供する為にきちんとした投与計画を念頭において活性成分と他の構成物質を混合する際に選択しなければならない。典型的な薬理学的に容認されるキャリアは接合剤(ゼラチン化されたコーンスターチ、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロースなどこれだけに制限されるものではない)、フィラー(ラクトースと他の糖類、微結晶性セルロース、ペクチン、ゼラチン、硫酸塩、セルロースエチル、ポリアクリル酸、リン酸水素カルシウムなどでこれだけに制限されるものではない。)潤滑剤、(ステアレートマグネシウム、タルク、シリカ、二酸化物シリコンsollidal、ステアリン酸、ステアリン酸金属、水素化ベジタブルオイル、コーンスターチ、ポリエチレングリコール、安息香酸、酢酸ナトリウムなどでこれだけに制限されるものではない。)分解剤、(スターチ、デンプングリコール酸ナトリウムなどこれだけに制限されるものではない。)増粘剤、(ラウリル硫酸ナトリウムなどこれだけに制限されるものではない。)などでこれらに加えて水、塩の水溶液、アルコール、植物油、ポリエチレングリコール、ゼラチン、ラクトース、アミローゼ、ステアリン酸マグネシウム、タルク、珪酸、粘性パラフィン、パフュームオイル;脂肪酸モノグリセリド、ジクリセリド、ペトロエストラル脂肪酸エステル、ヒドロキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドンなどでこれらだけに制限されるものではない。これらの医薬品は殺菌でき、希望するならば補助剤などど混合できる。それらは潤滑剤、保存料、安定剤、増粘剤、乳剤、塩類などで浸透圧、バッファー、色合い、香りを促進し又アロマ物質などもあり、これらは活性物質の働きに対して無毒である。
【0118】
“薬理学的に容認できるキャリア”という用語はここではすべての無毒性のキャリアは慣習的に有効であり、その活性物質は薬剤の投与において安定性と生物学的有効性を持つことを意味する。他の実施例ではここでの研究に使われる薬理学的に許容できるキャリアは持続リリースと遅延リリースのようなリリースエージェントを含む。このような方法ではキャリアはレプチンペプチド活性材料の持続又は遅延リリース可能な効率的な投与効果を供給できる材料であり、その結果活性材料の量と投与回数を減らし、簡便作業となり効果を拡張と延長することが出来る。無制限なこのようなキャリアは自然由来又は合成ポリマーのリポソーム、マイクロスポンジ、マイクロスフェア、マイクロカプセルなどである。リポソームはコレステロール、ステアリン酸アミン、ホスファチジルコリンなどの様々なホスホリン脂質からフォームされる。
【0119】
他の実施例ではこの研究での組成物は更に進んで一つ又は二つ以上の両立できる活性物質が他の薬理学的効果をレプチン組成物、治療的活性レプチン、レプチンミミックペプチド、又はこれらの抽出物と共にもたらすことである。”両立できる”という意味はここではそのような組成物の活性材料は混合に適した材料で通常の使用環境において相互作用することなく互いの活性成分効果を減少させることがないという意味として使われる。他の所見では、その混合物はアミロイドペプチドの蓄積によって起こる症状、障害、病気を治療するために連続的に又は他の組成物と共に投与することができる。例えば、制限なく、そのような他の構成物は単クローン抗体(例えば単クローン抗ベータアミロイドと単クローン抗ベータセクレターゼ)、そして抗炎症化合物(非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、例えばイボプロフェン、インドメタシンとフルルビプロフェン)などである。抗炎症薬はADのようなアミロイドーシスの遺伝子組み換え型と同じように細胞培養で直接アミロイドベータタンパク質を低下させることがわかっている。
【0120】
活性物質の濃度は治療効果を高める為に慎重に選出される。しかし、低量でも一定範囲内での重大な副作用を避ける為には技術者の判断が必要である。それらの組成物の効果量は治療主体の年齢、治療時の健康状態、重症度、治療期間、同時期に行われる療法の性質、特定の調合、化合物又はほかの活性剤の採用、特定のキャリアの利用などの要因による。それらの技術は容易にそのようなファクターによって評価できる。そしてこれらの情報を基にこの研究からの組成物の効果的な濃縮液を決定する。更に、この研究での治療的投与形態と組成物または薬剤は病気、障害、治療の必要な症状をもった患者に投与し、少なくとも部分的に症状又は副作用を抑え、病気、障害、病状の発展における病理学的フェノタイプの媒介をする。ある方法ではこの研究の組成物の投与は認知機能障害を持った患者しかし病気や障害又は症状の病理学的な特徴の発現していない患者に対して症状を低下又は除去する。
【0121】
治療又は予防を達成するための量はここでは治療的効果量として定義される。予防と治療方法の両方では、ここでの組成物の量は通常十分な有益な反応を達成するまで数回投与される。典型的には反応はモニターされ反応が低下する場合は投与が繰り返される。スキルを持った技術者がこの研究の組成物の薬理学的な効果量を決定し、一回分の投与量(一回分の使用量という意味)で既定強度の効果を引き出す量でありここでは”一回量”という意味である。”投薬量―強度の関係”という用語は効果の度合いは患者個人とその患者個人の投薬量に関係すると言う意味である。効果の度合いは一般的には最大効果の50%と決められている。反応する量は50%効果量又は個人のED50と呼ばれる。”個人”という用語はED50をここでは効果半分の量という効果の度合いをもとに差別化する。又ED50という省略形はある一定の人口における反応データの発生率から決定される。”効果”という用語はここでは組成物が望まれる反応に達することを意味し、”最大効果”とは望まれる最大の効果という意味である。ある特定の障害や症状の治療に効果的な組成物の量はその障害や症状の性質による。そして標準的な方法で決定されることもある。(Goodman and Gilman’s THE PHARMACOLOGICAL BASIS OF THERAPEUTICS, Joel G. Harman, Lee E. Limbird, Eds.: McGraw Hill, New York, 2001; THEPHYSICIAN’S DESK REFERENCE, Medical Economics Company, Inc., Oradell , N.J., 1995; and DRUG FACTS AND COMPARISONS, FACTS AND COMPARISONS, INC., St. Louis, Mo., 1993 参照. 正確な投与量は投与形態、病気や障害の重症度により医療従事者の判断によって患者個人の状況を踏まえて説明される。
【0122】
この研究の組成物の投与量の範囲は治療的に望まれる効果を発揮するのに十分な量ということである。出来れば治療に効果的な量は定期的に一日一回又はそれ以上投与される。患者に対する典型的な投与量は 0.01mg(組成物)/kg(患者の体重)/dayと0.5mg(組成物)/kg(患者の体重)/dayである。例えば制限なしで、組成物の最小量を0.01mg/kg/dayとして、0.025mg/kg/dayとして、0.05mg/kg/dayとして、0.075mg/kg/dayとして、0.08mg/kg/dayとして、0.1mg/kg/dayとして、0.125mg/kg/dayとして、0.15mg/kg/dayとして、0.175mg/kg/dayとして、0.2mg/kg/dayとして、0.225mg/kg/dayとして、0.25mg/kg/dayとして、0.275mg/kg/dayとして、0.3mg/kg/dayとして、0.325mg/kg/dayとして、0.35mg/kg/dayとして、0.375mg/kg/dayとして、0.4mg/kg/dayとして、0.45mg/kg/dayとして、0.475mg/kg/dayとして、0.5mg/kg/dayとして、そして最大量を0.5mg/kg/dayとして、0.475mg/kg/dayとして、0.45mg/kg/dayとして、0.4mg/kg/dayとして、0.375mg/kg/dayとして、0.35mg/kg/dayとして、0.325mg/kg/dayとして、0.3mg/kg/dayとして、0.275mg/kg/dayとして、0.25mg/kg/dayとして、0.225mg/kg/dayとして、0.2mg/kg/dayとして、0.175mg/kg/dayとして、0.15mg/kg/dayとして、0.125mg/kg/dayとして、0.1mg/kg/dayとして、0.08mg/kg/dayとして、0.075mg/kg/dayとして、0.05mg/kg/dayとして、0.025mg/kg/dayとして、0.01mg/kg/dayとする。人間でのこの研究のある実施例では、投与量は0.01mgから大体0.3mgの組成物/kg/dayである。人間におけるそのほかの実施例では0.01mgか0.08mgの間の組成物/kg/dayである。
【0123】
ほかに付加される組成物は容易によく知られた方法で調合できる。そのような組成物はMack Publishing Company of Easton , Pennsylvaniaに出版されたRemingtons Pharmaceutical Sciences, 18th or 19th editions,published by theに参照されここにおいて編入される。
【0124】
投与形態
他の方法によると、レプチン組成物のジェル、レプチンスローリリース固体又はレプチン組成物準固体物を患者に手術的にインプラントまたは注入し薬剤が病床部へ到達する方法がある。なえならばレプチン組成物のジェル、レプチンスローリリース固体又はレプチン組成物準固体物は特に〔局所に〕その病床部へ運搬され、進行性認知障害を治療するに必要な量は適切な量となって主な副作用すなわち有毒性などを回避又は予防する。またそれらの副作用は最大量の投与を防ぐことにもなる。
【0125】
リリースシステムのコントロール
治療エージェントはこれだけに制限されることなく、レプチン化合物はリリースシステムがコントロールされている。薬剤の効果を保つには皮下、髄腔または筋肉による注入から薬剤の吸収がゆっくり行われることが望ましい。これは水の可溶性が低い為液体のサスペンションの結晶形又は非結晶の材料を使用することによって可能である。薬剤の吸収レートはよってその薬剤の溶解性によって変わり、結晶のサイズと結晶のフォームによるものとなる。
【0126】
“コントロールされたリリース”とはフォーミュレーションを持ついかなる薬剤もフォーミュレーションから薬剤のプロフィールがリリースされることはコントロールされているという意味である。これは迅速リリース又は非迅速リリースに関連し、非迅速リリースを含む、しかしこれだけに制限されずにサステインリリースと遅延リリースも含まれる。”サステインリリース'とは(また”エクステンドリリース”とも言われる)ここでは薬剤のフォーミューレーションが期間を延長して薬剤のリリースが徐々に行われることで、出来れば、しかし必要ではないが、期間を延長して薬剤の血中濃度がコンスタントに行われる結果となる。代わりに遅延吸収が行われる非経口で投与される薬剤は油の媒体物で溶解又は懸濁することによりその目的を達成する。”遅延リリース”は期間を延長して薬剤が徐々にリリースされることとは無関係かもしれないので”サステインリリース”とは呼ばれるか、又は呼ばれない。
【0127】
長期間サステインリリースをインプラントすることは慢性症状を治療するには適しているかもしれない。”長期間”リリースという用語はここではインプラントが活性の薬剤の到達期間が少なくとも7日間はかかるということで、出来れば30日から60日である。長期間のサステインリリースのインプラントはよく知られている方法で上記で述べられた方法も含む。
【0128】
他の実施例によるとこの研究での薬理学的に許容できるキャリアはサステインリリース又は遅延リリースのキャリアも含まれる。キャリアはサステインリリース又は遅延リリースができる材料であればどのような材料でもよく、より効果的になればその結果投与回数と投与量が軽減でき簡便な作業となり上皮に関連するコンデイションの効果が延長又は拡張する。
【0129】
ここで述べられた方法は他の所見によると、以上のように述べられた研究は患者の認知機能の回復に必要な方法を提供し、この方法は以下の段階を踏んで構成される (a) 注入材料に必要な混合物は、(i)認知機能に効果を上げるために必要な量のレプチン化合物、そして(ii) 薬理学的に容認できるキャリア。一つの実施例によると、レプチン化合物は少なくとも一つのレプチン、又はレプチンミミック、レプチン誘導体、AMP依存性プロテインキナーゼ活動体、レプチン作動薬、レプチンブロッカー、レプチンブロッカーのコピー、レプチン阻害剤、AMP依存性プロテインキナーゼ阻害剤、又は薬理学的に許容できる塩である。他の具体的な方法によると、レプチン化合物を更に2番目の治療薬の構成に進める。他の実施例によると2番目の治療薬は一つの抗生物質になる。そのような方法によると2段階目の治療薬は抗菌薬になる。そのような方法によると2段階目の治療薬は抗ウイルス薬になる。そのような方法によると2段階目の治療薬は抗原虫治療薬になる。そのような方法によると2段階目の治療薬はステロイド性抗炎症薬になる。そのような方法によると2段階目の治療薬は非ステロイド性抗炎症薬になる。そのような方法によると2段階目の治療薬は抗酸化剤になる。そのような方法によると2段階目の治療薬はホルモン剤になる。そのような方法によると2段階目の治療薬はビタミンになる。そのような方法によると2段階目の治療薬は抗ヒスタミン剤になる。そのような方法によると2段階目の治療薬は化学療法剤になる。
【0130】
これらの技術はこの研究での組成物の適切な治療量は生体外と生体外での動物実験と人間での臨床試験によって決定できることを意味する。この技術は動物実験と人間の経験が投与量を決定し、有毒性と他の副作用を起こさずに安全に投与できる。急性の治療では治療的効果量は出来れば最大許容量に近いほうが望ましい。慢性的な予防防止での使用には低量の投与量が望ましい。なぜなら長期間の効果があるからである。
【0131】
この組成物の効果と研究の方法は様々なプロトコールによって分析可能である。人間における認知機能の回復の効果はルーチン的な方法で決定できる。例えばペーパーとえんぴつ、そしてコンピューターテストなどでこれだけに制限されるものではない。またある一つの方法は直接アミロイドペプチドの蓄積物のレベル、神経原線維のもつれの結合状態、神経原線維変化を動物モデルで測定することが出来る。更にアミロイドペプチドは脊椎穿刺によって患者の脳脊髄液(CSF)のサンプルから測定することが出来る。アミロイドペプチドの蓄積物の一つの測定方法は患者の血中に循環する量の増加を測定することである。そのようなレベルは酵素結合免疫吸着法(ELISA)によって測定する。それはひとつの抗体のペアを使って、ひとつはキャプチュア、もうひとつは検知する。これらの方法は専門家の間ではよく知られている。
【0132】
別記しない限り、ここで使用されているすべての科学技術用語は専門家が理解している意味と同儀であり、それらはこの研究に属するものとする。ここで述べられた方法又は材料に似ている又は同等である方法や材料もこの発明のテステイングやプラクテイスに使用できる。望ましい方法、材料はここにおいて記載されている。ここで紹介されたすべての出版物は参照としてここにおいて編入され公開され、引用された出版物はここでの方法と材料に関係している。
【0133】
値のある領域が提供される時に、各中間値から下限の単位の10分の1に至るところまで、本文が明らかに言明しない場合、その領域の上限と下限との間と他の規定またはその規定領域に置ける中間値は本発明に内含されると理解されている。これらの小領域の上限と下限はそれぞれに独立して小領域に含まれ、その規定領域においては制限の余地を与えずにそれらは本発明に内含される。規定領域がひとつまたは両方の制限を受けるとき、これらの制限のひとつまたは両方を除外する領域もまた本発明に内含される。
【0134】
この発明がここにおいて参照とともに具体的な方法が述べられることによって、専門家によって理解されることであろう。そして様々な変更が行われこの研究分野と本来の精神から離れることなく同等のものに変更されるかもしれない。更に多くの修正が施され、ある特定の状況、材料、物質の組成物、過程、過程の段階ではこの研究の客観的な精神や範囲を守て修正が採択されるだろう。すべてのそのような修正はここに付加されその権利の範囲はここにあると意図する。値のある領域が提供される時に、各中間値から下限の単位の10分の1に至るところまで、本文が明らかに言明しない場合、その領域の上限と下限との間と他の規定またはその規定領域に置ける中間値は本発明に内含されると理解されている。これらの小領域の上限と下限はそれぞれに独立して小領域に含まれ、その規定領域においては制限の余地を与えずにそれらは本発明に内含される。規定領域がひとつまたは両方の制限を受けるとき、これらの制限のひとつまたは両方を除外する領域もまた本発明に内含される。
【0135】
ここで明記した請求項に加えて、単数形”a”,”and”,そして”the”は明らかに本文が言明しない限り複数形を含む。すべての科学技術用語はここにおいて同じように扱われる。
【0136】
ここにおいて論述された刊行物は本出願の出願日に先だち公開され提供される。ここにおいては先行発明の徳により本発明が前日付けのような刊行物に対して権利が与えられないと解釈されるものはない。さらに提供された刊行物の日付は実際の刊行物の日付と異なる場合があり、確認する必要がある。
【0137】
この発明は他の特定のフォームで精神に反することなくまた重大な帰属性によって表現されているかもしれない。それに応じてリファレンスは前記されるよりもクレームに付加されなければならない。
この発明はリファレンスととも特定の具体例が述べらていることにより、専門家によって理解されることであろう。そして様々な変更が行われこの研究分野と本来の精神から離れることなく同等のものに変更されるかもしれない。更に多くの修正が施され、ある特定の状況、材料、物質の組成物、過程、過程の段階ではこの研究の客観的な精神や範囲を守て修正が採択されるであろう。すべてのそのような修正はここに付加されその権利の範囲はここにあること意図する。
【0138】

次の例証は専門家にこの発明の作成方法と使用方法の完全公開と詳細を提供し、発明者が発明した分野を制限することなく、また下記に述べられている実験がすべてであり、または唯一の実験であることを制限しない。ここにおいて使用される数字に対して(例えば量、温度など)正確さを保証するための努力はされてきたがいくつかの実験誤差または逸脱は考慮すべきである。特に言明しない限りは部分は部分で重量により、分子量は重量平均分子量であり温度はセ氏度であり、圧力は大気圧で、または大気圧付近である。
【0139】
試剤と抗体
Minimun essential medium (MEM)はATCC社 (Manassas,VA)より購入。 B27サプリメントとL−グルタミンは Gibco(Carlsbad, CA)より購入。トリプシンーEDTAとペニシリンストレプトマイシンーアンンホテルシン溶剤はMP Bイオメヂカls(Solon,Ohio)より購入。ウシ胎児血清(FBS)、全トランス型レチノイン酸(RA)はATRAと知られ人間遺伝子組み替えレプチンと人間遺伝子組み換えインスリンはSigmaAldrich(St.Louis, MO)より購入。AMP依存性プロテインキナーゼ(AMPK)を実験的に活性化するために使用される5、アミノイミダゾールー4−カルボキサミドリボヌクレオチド(AICAR)はCell Signaling Technology(Danvers, MA)より購入。活性化上、AMPKは脂肪分解を促進し脂質生成を阻害することが知られている。
【0140】
ウサギ抗―AMPKアルファ(pThr172)、ウサギ抗−AMPKアルファ(total)とタウ(pSer396)マウス mAbはCell Signalling Technologyより購入。トータルタウ検知のためのタウマウス mAb〔クローン5E2〕はUpstate Cell SignalingSolutions(Lake Plcaid,NY)より購入。PHFタウマウスmAB〔クローン AT8〕はPierce Biotechnology(Rockfold,IL)より購入。PHF1マウスmAbはAlbert Einstein College of Medicine(Bronx,NY)のDr.Peter Davieskaranoからのギフトである。ウサギ抗レプチンレセプター(OB−R)とアルファーチュブリンマウスmAbはAffinity BioReagents(Golden,CO)から購入。インスリンレセプター(ベーターサブユニット)mAbはMillipore(Billerica, MA)より購入。
【0141】
細胞株の培養
人間の神経芽細胞腫、SH−SY5Yと胎児性カルチノーマ、Ntera−2(NT2)の細胞株はAmerican Type Culture Collection(ATCC)より購入。細胞培養は製品会社のガイドラインに沿って行われた。手短に言うとSY5YとNT2細胞は25センチメートルの組織培養フラスコ(Corning;Corning,NY)上で10%の牛胎児血清が80−90%コンフルエンスになった最小必須培地で繁殖された。SY5YとNT2細胞はフラスコからそれぞれに0.1%トリプシンーEDTAを擦る事によって、そしてレシオ1:5の継代培養によって分離した。

神経誘導
ニューロンの差別化を誘発する為に1x106SY5Y又はNT2細胞は25又は75センチメートルの組織―培養フラスコにそれぞれ蒔かれた。細胞は神経誘導培地(NIM)で増殖しそれは5%のFBSが10ミクロンのMRAが補足されたMEMを含む。SY5YはNIMで6日間増殖しトリートメントと収穫に先立って血清フリーのNIMに交換し、7日目に取り入れた。NT2細胞のニューロン差別化を誘発するためには以前に述べたプロトコール『P.W. Andrews, Retinoic acid induces neuronal differentiation of a cloned human embryonal carcinoma cell line in vitro,Dev. Biol. 103(1984)285−293を参照し、またここにおいて編入されこれを基にする。』手短に言うと、NT2細胞はNIMで50%NIMを3日毎に交換して5週間培養された。差別化されたNT2細胞(NT2N)は血清フリーのNIMにトリートメントと取り入れ一日前に交換された。
【0142】
ラットの一次ニューロンの培養
ラット一次皮質ニューロンはBrain Bits LLC(Springfield, IL)から購入し、それぞれの製品会社のインストラクションに沿って培養した。手短に言うと、組織は分離されて上澄みは新しいチューブに移動され1min 1100 rpmで1分間遠心分離された。その後ニューロンはポリーD−リジン(BD Biosciences;San nose, CA)によってコーテイングされた6−well platesに蒔かれ、B27サプリメント(Invitrogen)と0.5mM L−グルタミンで補足された神経基底媒体で増殖された。
【0143】
タンパク質抽出とウエスタンプロット
ウエスタンプロット(又は免疫ブロット)分析はホモジネート組織の与えられたサンプル又は一般的にポリペプチドの分子量によって変性プロテインを分離する為にSDSジェル電気泳動を使った抽出物で特定のプロテインを検知するための方法である。プロテインはその後メンブレン(ニトロセルロース又はPVDF)へ転写されそこで抗体を使って特定のプロテインを検知する。
【0144】
その後レプチン、インスリンとまたはAICAR,SY5Y,NT2Nとで処理しラットの皮質ニューロンが収穫される。細胞ペレットは氷水 1xPBS(リン酸バッファーサリン)(ph7.4)で2回洗浄され,プロテアーゼと25mM Tris−HCI, pH7.6,150 mMNaCI,1%NP−40,1%デオキシコール酸塩と0.1%SDS(Pierce)を含む1XRIPA リーシス/抽出物バッファーで補足されたホスホン酸阻害剤に再懸濁する。そしてそれらをドライアイス/エタノールバスにて凍結/解凍サイクルにする。細胞フリー、全細胞ライセートが獲得され、トータルプロテインはクーマシー(Bradford)Protein Assay Kit(Pierce)によって決定される。全細胞抽出物〔25ミクロンg〕は10%SDS−PAGE pre−cast gels(Lonza;Rockland,ME)を使ったウエスタンブロットによって分析される。そして分離されたプロテインはポリビニルジンジフルオリドメンブレン(Millipore)へ移す。メンブレンは一晩摂氏4度で一次抗体を使用して培養しその後翌日にHRP接合IgGを使用して二時間培養させて検知する。すべての一次抗体はタウーpSer396(1:500)を除いて、トータルタウ(1:500)とPHF−タウAT8(1:200)、そして二次抗体は1:1,000と 1:10,000にそれぞれ希釈されて使用される。HRPはSuperSignal West Pico Chemiluminescent Substrate(Pierce)によって発明され、BioRad(Hercules,CA)ChemiDoc XRS System 使ってイメージされた。メンブレンはRestore PLUS Western Blot Stripping Buffer(Pierce)で他の抗体を使い再検出するために剥離された。ブッロキングバッファーは 0.1%ツイーンとTBS(Tris buffered saline)に5%ミルクを含む。
【0145】
統計分析
統計データ分析は変動の分析とTukey−Kramer多比較テストを使って行われる。濃度測定の分析はUN−SCAN−IT gel 6.1 ソフトウエア(Silk Scientific; Orem, UT)を使って行われる。p<0.05は統計的に重要である。
【0146】
例証1.RA誘導SY5Y細胞内のレプチンとリン酸化タウ
人間の神経芽細胞腫の細胞系のホスホリン酸誘導はADに関連する領域でタウのホスホリン酸を誘発することがリポートされている。私たちは生体外モデルでレプチンとホスホリン酸タウのでのほかの処理を研究する為にレチノイン酸(RA−SY5Y)を7日間誘発してSY5Yを活用した。
【0147】
最初の研究は400mg/mlのレプチンまたはプラシーボで処理されたRA−SY5Y細胞でレプチンレセプター(OB−R)を実験した。処理又は無処理された細胞はハイレベルのOB−R発現した。(図1A)次にレプチンがリン酸化タウに効果があるかどうかを決定した。細胞は400mg/mlのレプチンまたはプラシーボで処理されそして、Ser396でのリン酸化タウと微小管結合領域内でのタウが測定された(図1Bと図1C)。大変重要な意味を持つリン酸化タウの減少(p<0.05)が1時間,2時間または4時間レプチンとともに処理された細胞にプラシーボと比較して観察された(図1C;一番右側)。24時間レプチンで処理された細胞には4時間処理された細胞と比較して変化はみられなかった(データなし)。
【0148】
レプチンとリン酸化タウSer396の投与量―反応の関係を決定する為に、RA−SY5Y細胞は各種類のレプチン濃縮液で4時間処理した(図1Dと図 1E)。私たちはレプチン100ng/ml濃縮液で処理された細胞に大変意義を持つ減少(p<0.05)を観察した(図1E;左から2番目)。リン酸化タウ(Ser396)の減少は1600ng/mlのレプチン濃縮液にまで観察され(右から2番目)それは最大の効果をあげた。レプチン50%阻害濃縮液(Ic50)の計算は750ng/mlの値又は46.9nMである。
【0149】
例証2.RA誘導SY5Y細胞でのインスリンとリン酸化タウ
私たちはリン酸化タウでのインスリン処理効果をRASY5Y細胞でテストし、レプチンのそれと比較した。
【0150】
最初に10ミクロンMインスリン処理または無処理されたRASY5Y細胞でのインスリンレセプターの発現を検証した。ハイレベルのインスリンレセプターの発現がインスリン処理と無処理された細胞に両方発現した(図2A)。次にリン酸化タウでのインスリンの効果を決定した。細胞は10ミクロンMインスリン処理又は無処理で一定時間の間処理し、そしてリン酸化タウを測定した(図2Bと2C)。リン酸化タウにおいて大変意義を持つ減少(p<0.05)がインスリンで2時間又は4時間処理した細胞に無処理と比べて観察された(図2C;一番右側)。24時間インスリンで処理された細胞には4時間処理された細胞と比較して変化はみられなかった(データなし)。
【0151】
レプチンの研究では(図1Dと1E)リン酸化タウにおけるインスリンの投与量―反応カーブ曲線はRA−SY5Y細胞において検証された(図2Dと2E)。私たちはリン酸化タウにおいて大変意義を持つ減少(p<0.05)が10ミクロンMインスリン処理された細胞に観察された。(図2E;右から3番目)。更にリン酸化タウの最大限の減少が20ミクロンMインスリンに観察された(右から2番目)。インスリン50%阻害濃縮液(Ic50)の値は13.8nMである。
【0152】
要約
レプチンの効果によるリン酸化タウのレベルがADに発現する過剰リン酸化された領域において検証された。RA誘発性の人間のSY5Yは過剰リン酸化タウを発現させこのように私たちの治療モデルを活用した。インスリンはリン酸化タウのレベルを生体外、生体内の両方において減少させることから私たちはレプチンの効能とインスリンの効能を比較する研究を始めた(図1と図2)。レプチンは50%濃縮液によってリン酸化タウを減少させることがわかった(図1;Ic50=46.9nM)。それはインスリンのそれに比べて300倍以下である(図2;Ic50=13.8nM)。
【0153】
RASY5Y細胞はレプチンとまたはインスリンを4時間最適以下でまたは最大効果量で(そのコンビネーションまたは単独)で処理し、リン酸化タウを測定した(図3Aと図3B)。リン酸化タウにおいて大変意義を持つ減少(p<0.05)が単独で処理された細胞と比べてレプチン(100ng/ml)とインスリン(1ミクロンM)のコンビネーションの最適以下で処理した細胞に観察された(図3B;左から1番、3番と5番目)。最大効果量のレプチン(1600ng/ml)とインスリン(20ミクロンM)の共同処理は最も意義のある減少(p<0.01)が無処理と比べてリン酸化現象(右から最初)において発現した。最大効果量のレプチンとインスリンの共同処理はリン酸化現象において意義のある減少(p<0.05)は単独での処理と比べておこらなかった。
【0154】
要約
最適以下量のレプチン(100ng/ml)とインスリン(1ミクロンM)の共同処理はリン酸化タウにおいて最も意義のある減少が単独処理と比べて発生した。(図3)この結果はADに対する共同処理の効果の可能性を意味し、レプチンとインスリンを使用することによって効果が増量するかもしれない。
【0155】
例証4.レプチンとインスリンー誘発脱リン酸化の可逆性
リン酸化タウは動物実験で低温ストレスによって増量することがわかっている。私たちは似たようなアプローチを活用してレプチンーとインスリンー誘発された脱リン酸化タウはSer396に可逆性があるかどうか検証した。RASY5Yはレプチン(1600ng/ml)とインスリン(20ミクロンM)と共に4時間共同処理または無処理した。処理が終わるころに細胞は増殖または氷水PBS(pH7.4)で10分または1時間前処理した。(図3Cと図3D)。冷たいPBSで10分間前処理された細胞にリン酸化タウの増加(p<0.05)が単独共同処理のそれと比べてみられた(図3D;左から1番目と2番目)。冷たいPBSで1時間前処理された細胞に大変意義のある過剰リン酸化タウの増加(p<0.01)が無処理のそれと比べてみられた(右から1番目)。このような結果はレプチンとインスリン効力は脱リン酸化タウは可逆性であるということを示す。この結果はまた抗体はタウのリン酸化形成において特殊性をもつことを示す。
【0156】
例証 5.1 ほかのADに関連するサイトにおいてのレプチン、インスリンとリン酸化タウ
検証されたタウリン酸化においてのレプチンとインスリン効果を評価することは(図1と図2)他のADに関連する領域、タウ抗原決定基に反して育成された抗体は体螺旋状細線維(PHF)として知られているがこれらにおいて活用できる。PHFはNFT病理学の基本要素で、それらは過剰リン酸化タウと微小管の不安定化、そしてオリゴマー形成からの結果として起こる現象である。Ser396/404とSer202/Thr205でリン酸化されたタウはPHF−1(マウス)と AT8(マウス)の抗体によってそれぞれ認識される。
【0157】
RASY5Y細胞は図3Aと図3Bのようにレプチンとまたはインスリンと共に処理され、特定のタウリン酸化形成の領域を測定した(テーブル1)。


【0158】
手短に、RA誘発されたSY5YとNT2Nは低濃度と高濃度のレプチン(100ng/mlか1600ng/ml)とインスリン(1ミクロンMから20ミクロンM)を4時間処理、または無処理(placebo)した。最初にラットの皮質ニューロンはレプチンと共に24時間処理か無処理する。全細胞抽出物は調合されウエスタンブロットによってリン酸化タウ特定抗体と共に分析された(pSer396,PHF−1またはAT8)。メンブレンは剥離され抗タウ(total)とともに標準化のため再プローブされた。標準化されたバンドの密度は濃度測定法によって分析され結果は平均値プラスマイナス標準偏差パーセント倍率変化によって表され、無処理サンプルに関しては任意に0価値とされている。(ND−決定されず)(*p<0.05対無処理)。
【0159】
レプチンとまたはインスリン処理は同じような効果がリン酸化タウにおいて観察されPHF−1とAT8の抗体〔テーブル1〕によって検知された。明らかな違いはレプチン(100ng/ml)はpSer396の抗体と比較してリン酸化タウの重大な意味を持つ減少(p>0.05)を誘発出来なかったことである。これらの所見はRASY5Yの細胞レプチンとインスリン両方の処理が少なくとも二つの離れたADに関連するタウのサイトでリン酸化形成を減少させることを表している。
【0160】
例証5.2 他のニューロン細胞でのレプチン、インスリンとリン酸化タウ
私たちは次にリン酸化タウにおけるレプチンとインスリンの効果はRASY5Y細胞に対して特有かまたは他のニューロン細胞と一致するかどうかを検証した。このアプローチでは私たちは人間のNT2細胞を活用し、ラットの原始皮質ニューロンと同じようにニューロンの差別化を受ける。
【0161】
NT2N細胞は図3Aと図3Bのようにレプチンとまたインスリンの処理を受けSer396でのリン酸化タウが測定される〔テーブル1〕。インスリンとインスリン・レプチンの混合液処理はRA-SY5Y細胞で観察された所見と同じような効果が観察された〔テーブル1〕。
【0162】
ラットの一次ニューロンでは私たちはリン酸化タウにおけるレプチンの24時間効力を検証し、PHF-1とAT8抗体によって検知した〔テーブル1〕。中間量のレプチン(800ng/ml)が選択されRA-SY5Y〔図1〕と共にリン酸化タウにおいてこの溶液は50%減少(ID50)されて作製される。レプチンは無処理された細胞と比べてリン酸化タウで重大な意義を持つ減少をしPHF-1抗体によって検知された(テーブル1)。しかしながらレプチン誘発されたリン酸化タウの減少はAT8抗体によって検知されなかった(テーブル1)。
【0163】
要約するとレプチンはSer396/404(PHF-1の抗体によって検知)においていくつかのニューロン細胞でリン酸化タウの減少を促進する。更に Ser202/Thr205(AT8の抗体によって検知)においてリン酸化タウの減少を促進するがすべてのニューロン細胞のタイプをテストしているわけではない。
【0164】
要約:
人間のNT2N細胞におけるリン酸化タウとラット一次皮質ニューロン〔テーブル1〕はレプチンの効果がほかのニューロンシステムにおいても同様の効果があるかを検証した。同じような結果がレプチンはラット皮質ニューロンで重大なリン酸化減少を Ser202/Thr205(AT8マウスmAb)においてはしなかったことをのぞいてRA-SY5Yで観察された。理論によって制限されることを除けば、この結果は抗体の種類による特徴に関連するかもしれない。
【0165】
例証6.AMPKシグナリングとRA-SY5Y細胞におけるリン酸化タウ
エネルギー恒常性酵素AMP活性化されたプロテインキナーゼ(AMPK)は直接に細胞浸透活性剤AICARによって刺激され、それによってリン酸化タウ変性におけるレプチンとインスリンの効果を研究をしたものである。
【0166】
AICARトリートメントはpThr172においてAMPKアルファバンド幅の密度を大幅に増大し(図4Aトップ)、従ってAMPKアルファの効率的な活性を表している。私たちは次にAICARの効果をリン酸化タウにおいて検証した。RA-SY5Yは様々な時間差によって1mM AICARとともにまたは無処理された。〔図4Bと図4C〕。重大な意義のある減少(p<0.05)がSer396のリン酸化においてAICARで10分から4時間処理された細胞に無処理と比べ観察された〔図4C;灰色バー〕。
【0167】
RA-SY5Yは投与量―反応の関係を確定するためAICARで様々な濃縮液で一時間処理された〔図4Dと図4E〕。私たちは重大な意義のある減少(p<0.05)がSer396のリン酸化において1mM AICARで処理された細胞に観察された〔図4E;右から3番目〕。Ser396でのリン酸化タウの減少は2mM AICARの濃縮液まで観察された〔右から2番目〕。そしてそれは最大の効果がある。AICARの50%阻害剤濃縮液(Ic50)の値は2.7mMである。
【0168】
要約すると観察された結果からレプチンまたはインスリンによって起こるAMPKアルファの活性化はADに関連する領域においてリン酸化タウに対し同じような効果を起こすことが考えらる。
【0169】
リン酸化タウにおけるポストーレセプターのシグナリング集合のポイントが研究された。エネルギー恒常性酵素のAMPK〔図4〕はインスリンとレプチンによって活性化され、またそれはグリコーゲン付加酵素キナーゼ3ベータと相互作用のあることがわかっている(GSK-3ベータ)。AICARによるAMPKの活性化は10分以内でリン酸化タウにおいて重大な変化を起こす。これらの発見はAMPKがADに関連するリン酸化タウの減少にとって新しい治療ターゲットを提供するかもしれない。私たちはAMPKの活性化がレプチン/インスリン効果とミミックすることを示した。
【0170】
例証7.臨床試験
人間での臨床的レプチンの働きは調査中である。あるひとつの予備研究では〔プラセボ対照ダブル盲検〕初期のアルツハイマー病と診断された3グループの同数の患者は0mgの皮下注射〔プラシーボ〕、5mg、または10mgのレプチンを一日一回16週間受ける。CSF と血漿サンプルは開始時、中間、臨床試験の終了時に採取されAb40,Ab42とリン酸タウが測定された。患者は神経心理学的評価を治療開始時と終了時に受ける。この試験は前臨床所見とADの病理と両方をターゲットにしレプチンの効果を表す。
【0171】
臨床試験データと前臨床試験のデータではレプチンはアミロイドベータとタウに関連した病変を改善することを示した。それとともにレプチンの薬理学的プロフィールのデータはアルツハイマー病において新しい治療剤としての使用をサポートするであろう。
【0172】
例証8.レプチンとまたはインスリンによってRA 誘発されたSY5YとNT2Nの治療
RA 誘発されたSY5YとNT2Nは低濃度または高濃度のレプチン(100ng/mlか1600ng/ml、それぞれに)とインスリン(1ミクロンMか20ミクロンM、それぞれに)を4時間処理または無処理〔プラシーボ〕した(テーブル1)。ラット原始皮質ニューロンはレプチンで24時間処理又は無処理された。全細胞抽出物は調合されウエスタンブロットによってリン酸化タウ特定抗体と共に分析された(pSer396,PHF−1またはAT8)。メンブレンは剥離され抗タウ(total)とともに標準化のため再プローブされた。標準化されたバンドの密度は濃度測定法によって分析され結果は平均値プラスマイナス標準偏差パーセント倍率変化によって表され、無処理サンプルに関しては任意に0価値とされている(ND−決定されず)。(*p<0.05対無処理)。
【0173】
この発明はリファレンスととも特定の具体例が述べらていることにより、専門家によって理解されることであろう。そして様々な修正が行われこの研究範囲と本来の精神から逸脱することなく同等のものに変更されるかもしれない。更に多くの修正が施され、ある特定の状況、材料、物質の組成物、過程、過程の段階では修正が採択されるであろう。すべてのそのような修正はここに付加されその権利の範囲はここにあることを意図する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下より成る進行性認知障害の治療方法:
a.最初の組成物が必要な患者への投与
i.レプチン化合物のリン酸化タウ蓄積調整量または薬理学的に容認される塩、と
ii.薬理学的に容認できるキャリア、と
b.患者の脊髄液にあるリン酸化タウの蓄積調整すること。
【請求項2】
進行性認知障害がアルツハイマー病、進行性核上性麻痺、痴呆症、拳闘家痴呆症、クロイツフェルトヤコブ病、前頭側頭型痴呆症、ピック症とFTDP-17(パーキソ二ズム)大脳皮質基底核変性症の以上のグループから選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
レプチン化合物がレプチンまたは薬理学的に容認される塩である、請求項1に記載方法。
【請求項4】
レプチン化合物がレプチンミミックまたは薬理学的に容認される塩である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
レプチン化合物がレプチン誘導体または薬理学的に容認される塩である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
レプチン化合物がレプチン作動薬または薬理学的に容認される塩である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
蓄積されたリン酸化タウの調節量が、体重に対して0.01 mg/kg から 100 mg/kgである、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
最初の組成物を更に2番目の治療薬に進める、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
2番目の治療薬が少なくともひとつの抗生物質、抗菌薬、抗ウイルス薬、抗原虫動物薬、ステロイド性抗炎症薬、非ステロイド性抗炎症薬、抗酸化剤、ホルモン剤、ビタミン剤、抗ヒスタミン剤と化学療法剤である、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
進行性認知障害が脳における神経原線維変化の蓄積である、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
以下の段階を踏んで構成される、患者に必要な認知機能を高める方法:
a. 注入材料に必要な構成物質が、
i. 認知機能に効果を上げるために必要な量のレプチン化合物
ii. 薬理学的に容認されるキャリア、そして
b. 脳脊髄液中の蓄積調整されたリン酸化タウ。
【請求項12】
レプチン化合物が少なくともひとつのレプチン、レプチンミミック、レプチン誘導体、AMP-依存性プロテインキナーゼ活性剤、レプチン作動薬、レプチンブロッカー、レプチンブロッカーのミミック、レプチン阻害剤、AMP依存性プロテインキナーゼ阻害剤、または薬理学的に容認されるキャリアである、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
最初の組成物を更に2番目の治療薬に進める、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
2番目の治療薬が少なくともひとつの抗生物質、抗菌薬、抗ウイルス薬、抗原虫動物薬、ステロイド性抗炎症薬、非ステロイド性抗炎症薬、抗酸化剤、ホルモン剤、ビタミン剤、抗ヒスタミン剤と化学療法剤である、請求項13に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2011−520981(P2011−520981A)
【公表日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−510712(P2011−510712)
【出願日】平成21年5月21日(2009.5.21)
【国際出願番号】PCT/US2009/044907
【国際公開番号】WO2009/143380
【国際公開日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【出願人】(510307060)ニューロテス インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】