説明

禁煙用の辛い唐辛子

【課題】禁煙したい人のあらゆる喫煙願望に対していつでも健康的な代替となりかつ快い刺激が得られる方法を提供する。
【解決手段】禁煙する手段としてつぎの方法をとる。
1. 辛い種類の唐辛子の端を切り種子を取り除く。
2. 長さ5mm以上で口内保持しやすいサイズに切る。
3. 口内上部、好ましくは上の歯ぐきと口蓋間の隙間の最上部突き当りに保持する。辛い味覚を舌で感じることは極めて少なく、保持した周囲の粘膜に快い程度の刺激を感じる。しばらくすれば唾液量が少し増えて、喫煙願望は快い粘膜刺激に代替される。本発明の究極は常時の実施であって実施中は禁煙が継続されるほか口内が唐辛子効果で清潔になり健康になる。なお舌、のどや腹で辛すぎる刺激があるときはすぐに取り出して一旦中断する。また食事のときは食べるか廃棄して食事後新しく再開する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は辛い唐辛子を禁煙用として口内上部に保持する方法および形状に関する。
【背景技術】
【0002】
禁煙用補助剤としてニコチンパッチおよびニコチンガムがニコチンからの離脱症状を軽減するため使用されている。ほかに擬似的ハッカパイプが市販されている。
また先の特願2003−192469(特開2004−359651)は本発明者による出願であり、その中で上唇と上の歯の間に保持すれば虫歯や歯周炎の進行がとまり歯磨きは不要になるとしている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ニコチンパッチおよびニコチンガムは高価かつ期間限定の医療用であって禁煙後の再喫煙を防ぐものではない。ハッカはハッカ入りたばこがあるように喫煙と共存可能で禁煙用としての効果はきわめて少ない。また先の特願2003−192469は目的が禁煙でなく、また舌に辛くて快い刺激が少なかった。
本発明は禁煙したい人のあらゆる喫煙願望に対していつでも健康的な代替となりかつ快い刺激が得られる方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
禁煙する手段としてつぎの方法をとる。
辛い種類の唐辛子の端を切り種子を取り除く。長さ5mm以上で口内で保持しやすいサイズに切る。その数片を、禁煙補助目的で口内上部好ましくは口蓋と上の歯ぐき間の隙間の最上部に保持する。
【発明の効果】
【0005】
辛い唐辛子は食品群の香辛料として使えば血行促進、脂肪燃焼および殺菌等の機能があるが禁煙の効果はない。
先の特願2003−192469についてその後研究を進めた結果、口内上部に保持することによって禁煙補助の効果があること、及び最適の保持位置が上の歯ぐきと口蓋間の隙間の最上部であることを発見した。
禁煙したい人が本発明を実施すれば上あご内側の粘膜を快く刺激して喫煙願望の代替になる。常時実施すれば禁煙が継続されるほか口内が唐辛子効果で健康になり免疫力が改善し数年後には中性脂肪も減り体全体が健康になるので一石二鳥以上の効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
禁煙する手段としてつぎの方法をとる。
1. 辛い種類の(さや)唐辛子の端を切り種子を取り除く。辛い唐辛子には赤色のもの が多くたとえば鷹の爪、中国料理用唐辛子、沖縄島唐辛子、ハバネロなどである。生 のままは嵩ばるので通常市販される半乾燥状態のものが好ましく、種子をとった後は 漬物容器で圧縮保管すると扱いやすい。
赤ピーマン、万願寺唐辛子、伏見甘長唐辛子など辛くない種類は効果がない。
2. 保持しやすいサイズに切る。粉、ペーストや1〜3mmの輪切りでは歯に付着した り外れやすいので長さ5mm以上、通常長さは1〜3センチメートルが好ましく、巾 は保持上必要があれば切る。
3. 口内上部好ましくは上の歯ぐきと口蓋間の隙間の最上部突き当り(以下定位置。図 1参照)に保持する。定位置では辛い味覚を舌で感じることは極めて少なく、保持し た周囲の口蓋内側や歯ぐき上部に快い程度の刺激を感じる。しばらくすれば唾液量が 少し増えて、喫煙願望は快い粘膜刺激に代替されて無理なく大幅に減退する。なお辛 味の大部分が舌を刺激するときは保持位置を間違えている可能性がある。
本発明の究極は定位置における常時の実施であって、はじめのうちは飛び出しやすいが慣れれば、日中保持したままで普通に会話し、飲み物を飲むことができる。飲酒中であれば血行促進効果でアルコール消化も良好となるので更に適している。固形物を摂れば咀嚼中に外れるのでそのまま食べるか廃棄して中断し食事後新しい唐辛子で再開する。
長時間飲み物を摂らずにいるとき、口中で過度な刺激に変化することがあり、またのどや腹部で刺激を知覚することがある。就寝中であれば目が覚めるほどである。これらは濃度が過大であるので口中の唐辛子はすぐに取り出すべきである。特にのどに刺激を感じる場合は息が苦しくなることがあるので必ずすぐに取り出すべきである。ほかに飲食物の追加が有効であってしばらくすれば治まるので再開する。
なお、始めのうちは唐辛子をやや辛くない種類にするかまたは量を少なくするべきだろう。
【実施例】
【0007】
鷹の爪、中国料理用唐辛子、沖縄島唐辛子、ハバネロの各半乾燥品の種子を取り長さ1〜3cm、ハバネロは広いので巾約1cmに切って本発明の定位置に保持した。
十分に辛さがあり口蓋の周囲を快く刺激して禁煙願望を代替した。その後数年間以上禁煙継続しつつ口中の健康を増進できている。
【産業上の利用可能性】
【0008】
個人実施可能であるが、禁煙は大規模テーマであるので、普及すれば産業上の利用もあるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】 本発明を実施中の口腔部周辺の側面断面図である。
【図2】 図1の切断線を示した正面図である。
【符号の説明】
【0010】
1 唐辛子の最適保持位置(定位置)
2 上の歯ぐき
3 上の歯
4 口蓋
5 舌

【特許請求の範囲】
【請求項1】
口内に保持して禁煙用の種子を除いた5mm以上の長さの辛い唐辛子
【請求項2】
口蓋と上の歯ぐき間の隙間の最上部に保持して禁煙用の種子を除いた5mm以上の長さの辛い唐辛子

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2009−102287(P2009−102287A)
【公開日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−297234(P2007−297234)
【出願日】平成19年10月19日(2007.10.19)
【出願人】(503243645)
【Fターム(参考)】