説明

福鶴折り

【課題】小さな贈り物を簡易包装する際に美しく、ボリューム感があり見栄えもよく温かみのある立体包装を提供する。
【解決手段】最小限の資源である一枚の紙、または布で折り紙の手法を用いて、福鶴折りによる折り方で出来る空間部分を容器として使用する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一枚の素材から鶴に見立てた立体的な容器を作る方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の包装用品は、ボリューム感を出すためにいろいろな工夫を用いている。贈り物をする時などは、まずその物を何かで包み、それを箱に入れ、また更にその箱を紙で包み、今度はその紙を留めるためにリボンなどを巻いたりしている。ボリューム感を出すことは、贈り物をより美しく見せる演出だからであり。それは、送る相手に対する、見栄えの工夫でもある。
【0003】
日本では風呂敷一枚で、伝統的な技法を使っていろいろな包み方が出来る事は広く知られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
解決しようとする問題点は、さりげない贈り物をしたい場合、例えば菓子一個、飴一粒などの時は、包装が大げさになってしまったり、逆に凝りすぎてしまったりする。「さりげなさ」というメッセージは大切なのに伝えにくいものだ。
本発明は、以上の問題点を解決するために工夫されたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、一枚の紙で、図面のようなおりがみの手法を用いて、包装用品としての容器を作ることにある。布を使用すれば、繰り返し使用できる服飾小物として使用できる。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、最小限の資源である一枚の紙、または布でボリューム感のある包装を可能にし、使用後の包装のゴミ化を無くすことにある。包装が包装だけでなく、他に転化して使用できる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の1番から8番の順に実施方法を示した説明図である。
【図2】本発明の9番から15番の順に実施方法を示した説明図である。16番の本発明の形態が完成する。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
正方形の素材を一枚使用して。
図1−1の通り谷折り線に沿い対角に折る
図1−2の通り中心の谷折り線を更におる
図1−3の通りAを広げてつぶすように折る
図1−4の通り裏も同じ様に折る
図1−5の通り中心に合わせて折り筋をつける
図1−6の通りBを広げてつぶすように折る
図1−7の通り裏も同じように折る
図1−8の通りCを中心に合わせて折る
図2−9の通り裏も同様に折る
図2−10の通り羽根を折る
図2−11の通り裏も同様に折る
図2−12の通り三角になった下の部分に折り筋をつける
図2−13の通り折り筋を使って矢印の部分を沈めるように折る
図2−14の通り折目をつけながら折り引っ張る
図2−15の通り先端一か所を中わり折りをして鶴の顔を折る、両サイトは持ちあげる
図2−16のように腹の部分に立体空間が出来、その部分を容器として使用する
本発明は以上の構成よりなる。
本発明を容器として使用する際には、先端を固定する必要がある。紐などを使用すると開閉可能な容器になる。
【符号の説明】
【0009】
1 正方形の素材
2 谷折り
3 Aは三角形の中心
6 Bは正方形の先端
8 Cは両サイト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
正方形の素材から立体容器にする事を設けた福鶴折り。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2013−95498(P2013−95498A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−241749(P2011−241749)
【出願日】平成23年11月3日(2011.11.3)
【出願人】(711011467)有限会社パイカットアイ (1)
【Fターム(参考)】