説明

移動式コンピューティング車輛に組み込んだ一体化オペレータ作業空間

移動式コンピューティング車輛に組み込まれるようになった一体化オペレータ作業空間を提供する。一体化オペレータ作業空間は、長さ方向第1縁部及び長さ方向第2縁部を持つベースを有する。第1オペレータコンピューティングステーションがベースの長さ方向第1縁部と隣接して配置されており、第2オペレータコンピューティングステーションがベースの長さ方向第2縁部と隣接して配置されている。この構成では、第1及び第2のオペレータコンピューティングステーションは第1の所定の空間によって互いから離間されており、これにより、第1オペレータステーションで作業をしている第1使用者及び第2オペレータステーションで作業をしている第2使用者が一体化オペレータ作業空間に妨げなく出入りできる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一体化オペレータ作業空間(integrated operator workspace)に関し、更に詳細には、車輛内にいる人がコンピューティング作業及び/又は通信作業に携わることができるようにする、車輛に組み込んだ一体化オペレータ作業空間に関する。
【背景技術】
【0002】
当該技術分野で周知のように、特に軍用車輛で使用するためのレーダーシステム、コンピュータシステム、及び通信機器等の電子機器を車輛に搭載する傾向が大きくなってきている。例えば、軍用トラック及び/又は一般的に「ハンビー(Humm−Vee)」と呼ばれる機動性が高い多輪車輛にこのような電子機器を設けるのが望ましい。電子機器は、車輛の限られた空間に装着するため、比較的コンパクトでなければならない。
【0003】
結局、所望の電子機器が特定の車輛に設置されるが、オペレータ作業空間として残されるのは比較的小さい空間である。所望の電子機器を設置した後に残される小さなオペレータ作業空間では、更に、空気の循環がうまくいかない。
【0004】
更に、電子機器と近接した車輛内の座席構造は、電子機器の最も内側にいるオペレータが作業ステーションに入ったりここから離れるためには、代表的には、電子機器の最も外側にいるオペレータが作業ステーションを離れる必要がある。上述の車輛の空間的拘束は、軍用では更に酷くなる。軍用では、オペレータは、化学防護服等、任務優先防護姿勢(Mission Oriented Protective Posture)IV(例えばMOPP IV)防護装置、等の防護装置に着替える必要があるが、拘束的なオペレータ作業空間によって妨げられる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従って、上述の及び他の欠点を解決するのが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、一体化オペレータ作業空間を組み込んだ車輛を提供する。この構成では、一体化オペレータ作業空間の使用者は、彼らのオペレータコンピューティングステーションの各々に効率的に出入りでき、保護服に着替えることができ、及び/又は電子機器にアクセスでき、並びに空気の循環が改善される。一体化オペレータ作業空間を主に車輛と関連して示し且つ説明するが、一体化オペレータ作業空間は、下文で明らかになるように、多くの他の車輛又は人員搬送手段に組み込むことができる。
【0007】
本発明の一つの特徴では、一体化オペレータ作業空間は、移動式コンピューティング車輛(mobile computing vehicle)すなわち移動式情報処理用車輛のフロア部分が画成するベースを含む。ベースは、長さ方向第1縁部及び長さ方向第2縁部を有する。第1オペレータコンピューティングステーションは、ベースの長さ方向第1縁部と隣接して配置されており、第2オペレータコンピューティングステーションは、ベースの長さ方向第2縁部と隣接して配置されている。一体化オペレータ作業空間は、更に、第1オペレータステーション及び第2オペレータステーションに接続されて情報伝達関係を形成する複数の電子機器を含む。
【0008】
第1及び第2のオペレータはコンピューティングステーションは、所定の第1空間で離間されており、これにより、第1オペレータコンピューティングステーションにいる第1使用者及び第2オペレータコンピューティングステーションにいる第2使用者は一体化オペレータ作業空間に妨げなく出入りできる。一実施例では、一体化オペレータ作業空間は、トラック、バン、又はハンビー等の移動式コンピューティング車輛又はシェルターに含まれるようになっている。
【0009】
本発明の以上の特徴並びに本発明自体は、添付図面の以下の説明から更によく理解されるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
図1を参照すると、この図には、本発明の原理による一体化オペレータ作業空間11を組み込んだ移動式コンピューティング車輛10の一実施例が示してある。この構成では、使用者13は、作業空間構成及び空気の循環が改良されているため、様々な演算処理及び/又は通信作業を快適さを損なわずに行うことができ、並びに別の使用者(図示せず)を移動式コンピューティング車輛10の一体化オペレータ作業空間11に入れるのにオペレータが一体化オペレータ作業空間11を出る必要がない。これを以下に更に詳細に説明する。
【0011】
次に、図2及び図3を集合的に参照すると、これらの図には、移動式コンピューティング車輛10に組み込んだ一体化オペレータ作業空間11の一実施例が示してある。一体化オペレータ作業空間11は移動式コンピューティング車輛10のフロア部分12’によって画成されたベース12を含む。ベース12は、矢印「A」で示す適当な幅を持つ長さ方向第1縁部領域14を含む。ベース12は、更に、矢印「B」で示す適当な幅を持つ長さ方向第2縁部領域16を含む。ベース12の長さ方向第1縁部領域14は、第1オペレータコンピューティングステーション即ちワークステーション18を収容するようになっている。同様に、ベース12の長さ方向第2縁部領域16は、第2オペレータコンピューティングステーション即ちワークステーション20を収容するようになっている。第1オペレータコンピューティングステーション18及び第2オペレータコンピューティングステーション20は、これらの間に通路22を形成するように、ベース12の長さ方向第1縁部領域14と長さ方向第2縁部領域16の夫々に取り付けられている。更に、通路22は、矢印「C」で示す適当な幅を有する。第1オペレータコンピューティングステーション18と第2オペレータコンピューティングステーション20との間に画成された通路22により、第1オペレータコンピューティングステーション18で作業を行う第1使用者及び第2オペレータコンピューティングステーション20で作業を行う第2使用者は、一体化オペレータ作業空間11へ妨げなく出入りできる。
【0012】
例示の実施例では、移動式コンピューティング車輛10はハンビー(Humm−Vee)として提供される。一体化オペレータ作業空間11は、比較的小さな領域で比較的多数の情報処理機器及び/又は通信機器を作動することを必要とすると同時に高度に機動性のトラック、列車、ボート、ヘリコプター、等の多くの他の種類の移動式コンピューティング車輌に組み込むことができるということは理解されるべきである。
【0013】
例示の実施例の一体化オペレータ作業空間11は、複数の第1電子機器25a、25b、25c(以下、集合的に「第1の所定の機器25」と呼ぶ)を水平配向で保持するようになった第1コンソールラック24を更に含む。一体化オペレータ作業空間11は、更に、複数の第1電子機器27a、27b(以下、集合的に「第2の所定の機器27」と呼ぶ)を垂直配向で保持するようになった第2コンソールラック26を更に含む。第1の所定の機器25及び第2の所定の機器27は、一つ又はそれ以上のパソコン、サーバー、通信機器、レーダーシステム、全方位測位システム(GPS)、並びに本明細書中に特定的には説明していない複数の他のデータ処理及び/又は通信機器を含んでいてもよい。
【0014】
例示の実施例では、ベース12の長さ方向第1縁部領域14は、移動式コンピューティング車輛10の第1フェンダーウェル28aが画成する盛り上がった第1プラットホーム28を含む。第1フェンダーウェル28aによって画成されたこの盛り上がった第1プラットホーム28は、第1オペレータコンピューティングステーション18の第1座席30用の装着面を提供する。第1座席30は、移動式コンピューティング車輛10の移動方向に実質的に向いて盛り上がった第1プラットホーム28に取り付けられており、これにより第1座席30に座っている使用者の乗り物酔いを最少にする。第1座席30は、第1の所定の機器25及び/又は第2の所定の機器27と通信するようになったマウスやジョイスティック等の第1コンピュータインターフェース34が取り外し自在に取り付けられた少なくとも一つの肘掛け32aを含む。図示のように第1コンピュータインターフェース34は座席30の左側の肘掛け32aに取り外し自在に取り付けられているが、第1コンピュータインターフェース34は、座席30の右側の肘掛け32bに同様の方法で取り外し及び再取り付けを行うことができる。
【0015】
例示の実施例では、第1オペレータコンピューティングステーション18は、第1取り付けポスト38に摺動自在に取り付けられた複数の第1ディスプレー36a、36b(例えば平面パネルディスプレー)を更に含む。これらの複数の第1ディスプレー36a、36bは、更に、第1取り付けポスト38を中心として回転するようになった複数の同数の関節連結されたアーム40a、40bに取り付けられている。この構成では、複数の第1ディスプレー36a、36bを第1取り付けポスト38で上下に摺動させることによって、複数の第1ディスプレー36a、36bの視認高さを調節できる。更に、複数の第1ディスプレー36a、36bは、これらの複数の第1ディスプレーを第1取り付けポスト38を中心として回転することによって視認角度を調節できる。複数の第1ディスプレー36a、36bは、更に、見やすさを与えかつ第1座席30に対するアクセスが妨げられないように、第1取り付けポスト38を中心として回転できる。これにより第1オペレータコンピューティングステーション18の第1使用者の座席30への出入りがかなり容易になる。
【0016】
複数の第1ディスプレー36a、36bは、第1コンソールラック24に配置された第1の所定の機器25(水平に取り付けられた機器)から上電路42を介して受け取った情報を表示するように接続される。更に、複数の第1ディスプレー36a、36bは、第2コンソールラック26に配置された第2の所定の機器27(水平に取り付けられた機器)から下電路44を介して受け取った情報を表示するように接続される。上下の電路42、44の各々は、ベースの長さ方向第1縁部の上方、及び実質的にこれに沿って延びる。
【0017】
第1オペレータコンピューティングステーション18と関連した上下の電路42、44の各々は、電気絶縁された複数のチャンバ(図示せず)を含み、これらのチャンバの各々に配置されたデータバス間の電気的漏話(例えば、チャンバ間電気漏話)を最少にするようになっている。電路42、44の各々のチャンバは、チャンバ間に接地ホイル障壁を形成するといった様々なシールド技術を使用して互いから絶縁することもできる。
【0018】
例示の実施例では、第2オペレータコンピューティングステーション20は、第1オペレータコンピューティングステーション18と同様に形成されており且つ構成されている。更に詳細には、ベース12の長さ方向第2縁部領域16は、移動式コンピューティング車輛10の第2フェンダーウェル(図示せず)によって形成された盛り上がった第2プラットホーム46を含む。第2フェンダーウェルが画成するこの盛り上がった第2プラットホーム46は、第2オペレータコンピューティングステーション20の第2座席48用の取り付け表面を提供する。第2座席48は、盛り上がった第2プラットホームに移動式コンピューティング車輛10の移動方向に実質的に向いて取り付けられており、これにより第2座席48に座っている使用者の乗り物酔いを最少にする。第2座席48は、更に、マウスやジョイスティック等の第2コンピュータインターフェース52が取り外し自在に取り付けられた少なくとも一つの肘掛け50aを含み、第2コンピュータインターフェース52は、第1コンソールラック24に配置された第1の所定の機器25及び/又は第2コンソールラック26の第2の所定の機器27と通信する。図示のように、第2コンピュータインターフェース52は座席48の右側の肘掛け50aに取り外し自在に取り付けられている。しかしながら、第2コンピュータインターフェース52は、座席48の左側の肘掛け50bに同様の方法で取り外し及び再取り付けを行うことができる。
【0019】
例示の実施例では、第2オペレータコンピューティングステーション20は、更に、第2取り付けポスト56に摺動自在に取り付けられた複数の第2ディスプレー54a、54b(例えば平面パネルディスプレー)を更に含む。これらの複数の第2ディスプレー54a、54bは、更に、第2取り付けポスト56を中心として回転するようになった同数の複数の関節連結されたアーム58a、58bに取り付けられている。この構成では、複数の第2ディスプレー54a、54bを第2取り付けポスト56で上下に摺動させることによって複数の第2ディスプレー54a、54bの視認高さを調節できる。更に、複数の第2ディスプレー54a、54bは、これらの複数の第2ディスプレーを第2取り付けポスト56を中心として回転することによって視認角度を調節できる。複数の第2ディスプレー54a、54bは、更に、見やすさを与えかつ第2座席48に対するアクセスが妨げられないように、第2取り付けポスト56を中心として回転できる。これにより、第2オペレータコンピューティングステーション20の第2使用者の座席48への出入りがかなり容易になる。
【0020】
複数の第2ディスプレー54a、54bは、第1コンソールラック24に配置された第1の所定の機器25(水平に取り付けられた機器)から上電路58を介して受け取った情報を表示するように接続される。更に、複数の第2ディスプレー54a、54bは、第2コンソールラック26に配置された第2の所定の機器27(水平に取り付けられた機器)から下電路60を介して受け取った情報を表示するように接続される。上下の電路58、60の各々は、ベース72の長さ方向第2縁部の上方、及び実質的にこれに沿って延在する。
【0021】
第2オペレータコンピューティングステーション20と関連した上下の電路58、60の各々は、電気絶縁された複数のチャンバ(図示せず)を含み、これらのチャンバの各々に配置されたデータバス間の電気的漏話(例えば、チャンバ内電気漏話)を最少にするようになっている。チャンバは、チャンバ間に接地されたホイル障壁(foil barrier)を形成するといった様々なシールド技術を使用して互いから絶縁することもできる。
【0022】
一体化オペレータ作業空間11の上述の構成により、移動式コンピューティング車輛10で利用可能な比較的限られた空間を、レーダー、コンピュータ、及び/又は通信機器等の第1及び第2の複数の機器25、27を収容するように、並びに機器の多数の使用者を不当な不快感なしに収容するように最適化する。一体化オペレータ作業空間11の構成は、更に、各使用者が他の使用者に影響を及ぼすことなく一体化オペレータ作業空間11に独立して出入りできるようにすることにより、使用者の出入りを容易にする。更に、一体化オペレータ作業空間11を比較的容易に冷房及び/又は暖房できる一体化オペレータ作業空間11の構成により、空気循環における顕著な改良が実現される。
【0023】
本発明の好ましい実施例を説明したが、これらの実施例の考えを組み込んだ他の実施例を使用してもよいということは当業者に明らかであろう。従って、これらの実施例は開示の実施例に限定されるべきではなく、というよりはむしろ、添付の特許請求の範囲の精神及び範囲のみによって限定されるべきである。本明細書中で言及した全ての文献は、それらに触れたことにより、その内容は全て本明細書中に含まれたものとする。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の一体化オペレータ作業空間を組み込んだ車輛を示す図である。
【図2】図1の一体化オペレータ作業空間の分解斜視図である。
【図3】図2に示す一体化オペレータ作業空間の平面図である。
【符号の説明】
【0025】
10 移動式コンピューティング車輛
11 一体化オペレータ作業空間
12 ベース
12’ フロア部分
13 使用者
14 長さ方向第1縁部領域
16 長さ方向第2縁部領域
18 ワークステーション
20 ワークステーション
22 通路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一体化オペレータ作業空間を含む車輛において、
長さ方向第1縁部及び長さ方向第2縁部を持つベース、
前記ベースの前記長さ方向第1縁部と隣接して配置された、複数のオペレータステーションのうちの第1オペレータステーション、
前記ベースの前記長さ方向第2縁部と隣接して配置された、複数のオペレータステーションのうちの第2オペレータステーション、及び
前記第1オペレータステーション及び前記第2オペレータステーションに連結された複数の電子機器を含み、前記第1オペレータステーション及び前記第2オペレータステーションは、少なくとも前記第1オペレータステーションで作業をしている第1使用者及び前記第2オペレータステーションで作業をしている第2使用者が前記一体化オペレータ作業空間に実質的に妨げなく出入りできるようにするため、第1の所定の空間によって分離されている、一体化オペレータ作業空間。
【請求項2】
請求項1に記載の一体化オペレータ作業空間において、前記車輛は、高度に機動性の多輪車輛を含む、一体化オペレータ作業空間。
【請求項3】
請求項1に記載の一体化オペレータ作業空間において、前記ベースの前記長さ方向第1縁部は盛り上がった第1プラットホームを含む、一体化オペレータ作業空間。
【請求項4】
請求項3に記載の一体化オペレータ作業空間において、前記盛り上がった第1プラットホームは前記車輛の第1フェンダーウェルを含む、一体化オペレータ作業空間。
【請求項5】
請求項4に記載の一体化オペレータ作業空間において、前記第1オペレータステーションは、前記第1フェンダーウェルに取り付けられた第1座席を含む、一体化オペレータ作業空間。
【請求項6】
請求項5に記載の一体化オペレータ作業空間において、前記第1座席は、前記第1フェンダーウェルに、実質的に前記車輛の移動方向に面して取り付けられている、一体化オペレータ作業空間。
【請求項7】
請求項6に記載の一体化オペレータ作業空間において、前記第1座席は、前記複数の電子機器と通信するようになった第1コンピュータインターフェースが取り外し自在に取り付けられた少なくとも一つのアームレストを含む、一体化オペレータ作業空間。
【請求項8】
請求項7に記載の一体化オペレータ作業空間において、前記第1オペレータステーションは、第1取り付けポストに摺動自在に取り付けられており且つ前記複数の電子機器と通信関係にある少なくとも一つのディスプレーを更に含む、一体化オペレータ作業空間。
【請求項9】
請求項8に記載の一体化オペレータ作業空間において、前記第1取り付けポストと前記複数の電子機器との間に連結された、前記ベースの前記長さ方向第1縁部の上方、及び実質的にこれに沿って横切る少なくとも一つの電路を更に含む、一体化オペレータ作業空間。
【請求項10】
請求項9に記載の一体化オペレータ作業空間において、前記少なくとも一つの電路は、電気的に絶縁された複数のチャンバを含み、これらのチャンバは、前記少なくとも一つの電路の前記電気的に絶縁された複数のチャンバのうちの少なくとも一つの電気的に絶縁された第1チャンバ及び少なくとも一つの電気的に絶縁された第2チャンバ内に配置されたデータバス間の電気的漏話を最少にする、一体化オペレータ作業空間。
【請求項11】
請求項1に記載の一体化オペレータ作業空間において、前記ベースの前記長さ方向第2縁部は、盛り上がった第2プラットホームを含む、一体化オペレータ作業空間。
【請求項12】
請求項11に記載の一体化オペレータ作業空間において、前記盛り上がった第2プラットホームは、前記車輛の第2フェンダーウェルを含む、一体化オペレータ作業空間。
【請求項13】
請求項12に記載の一体化オペレータ作業空間において、前記第2オペレータステーションは、前記第2フェンダーウェルに取り付けられた第2座席を含む、一体化オペレータ作業空間。
【請求項14】
請求項13に記載の一体化オペレータ作業空間において、前記第2座席は前記第2フェンダーウェルに、実質的に前記車輛の移動方向に面して取り付けられている、一体化オペレータ作業空間。
【請求項15】
請求項14に記載の一体化オペレータ作業空間において、前記第2座席は、前記複数の電子機器と通信するようになった第2コンピュータインターフェースが取り外し自在に取り付けられた少なくとも一つのアームレストを含む、一体化オペレータ作業空間。
【請求項16】
請求項15に記載の一体化オペレータ作業空間において、第2オペレータステーションは、第2取り付けポストに摺動自在に取り付けられており且つ前記複数の電子機器と通信関係にある少なくとも一つのディスプレーを更に含む、一体化オペレータ作業空間。
【請求項17】
請求項16に記載の一体化オペレータ作業空間において、前記第2取り付けポストと前記複数の電子機器との間に連結された、前記ベースの前記長さ方向第2縁部の上方を実質的にこれに沿って横切る少なくとも一つの電路を更に含む、一体化オペレータ作業空間。
【請求項18】
請求項17に記載の一体化オペレータ作業空間において、前記少なくとも一つの電路は、電気的に絶縁された複数のチャンバを含み、これらのチャンバは、前記少なくとも一つの電路の前記電気的に絶縁された複数のチャンバのうちの少なくとも一つの電気的に絶縁された第1チャンバ及び少なくとも一つの電気的に絶縁された第2チャンバ内に配置されたデータバス間の電気的漏話を最少にする、一体化オペレータ作業空間。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公表番号】特表2007−500646(P2007−500646A)
【公表日】平成19年1月18日(2007.1.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−521817(P2006−521817)
【出願日】平成16年5月26日(2004.5.26)
【国際出願番号】PCT/US2004/016483
【国際公開番号】WO2005/028247
【国際公開日】平成17年3月31日(2005.3.31)
【出願人】(390039147)レイセオン・カンパニー (149)
【氏名又は名称原語表記】Raytheon Company
【Fターム(参考)】