説明

移動経過記録装置

【目的】 車両等の移動体の位置を、一定時間経過ごとに又は一定距離移動ごとに継続的に記録することができ、トラック、バス、タクシー等の移動体の運行管理等に有効に利用し得る。
【構成】 GPSシステムにおける人工衛星からの電波に基づいて現在位置情報を出力するGPS受信機12と、計時部10からの時刻情報に基づき、設定された所定時間経過ごとに位置情報記録指令を発する制御部22と、制御部22からの位置情報記録指令に基づき、GPS受信機12から出力される現在位置情報を記録する記録部18とを有する。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体に備えられて移動体の移動経過を記録するための移動経過記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】トラックやバス等の移動体の運転管理用の計器として、速度変化を所定の用紙に自動的に記録するタコグラフが従来より用いられている。このタコグラフによれば、最大速度、発進・停止、全走行距離、時間等を運転管理者が事後に点検することができるが、移動体の位置の移動経過を記録することはできず、運転管理上必ずしも満足し得るものではなかった。
【0003】本発明は、従来技術に存した上記のような問題点に鑑み行われたものであって、その目的とするところは、車両等の移動体の位置を、一定時間経過ごとに又は一定距離移動ごとに継続的に記録することができ、トラック、バス、タクシー等の移動体の運行管理等に有効に利用し得る移動経過記録装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するための請求項1の移動経過記録装置の発明は、移動体に備えられて移動体の移動経過を記録するための移動経過記録装置であって、外部情報に基づいて現在位置情報を出力する位置情報出力手段と、設定された所定時間経過ごとに位置情報記録指令を発する計時指令手段と、計時指令手段からの位置情報記録指令に基づき、位置情報出力手段から出力される現在位置情報を記録する記録手段とを有することを特徴とする。
【0005】また請求項2の移動経過記録装置の発明は、移動体に備えられて移動体の移動経過を記録するための移動経過記録装置であって、外部情報に基づいて現在位置情報を出力する位置情報出力手段と、入力される移動距離情報に基づき、設定された移動距離ごとに現在位置情報記録指令を発する計距指令手段と、計距指令手段からの位置情報記録指令に基づき、位置情報出力手段から出力される現在位置情報を記録する記録手段とを有することを特徴とする。
【0006】また請求項3の移動経過記録装置の発明は、請求項1又は請求項2記載の移動経過記録装置において、送信指令入力手段と、送信指令入力手段により入力された送信指令に基づき、位置情報出力手段から出力された現在位置情報を基地局に送信する送信手段とを有するものである。
【0007】また請求項4の発明は、請求項1又は請求項2記載の移動経過記録装置において、基地局からの呼を検出する着信検出手段と、この着信検出手段が呼を検出すると、位置情報出力手段から出力された現在位置情報を基地局に送信する送信手段とを有するものである。
【0008】
【作用】請求項1の発明において、位置情報出力手段は、移動経過記録装置が備えられている移動体の現在位置情報を、外部情報に基づいて出力する。設定された所定時間経過ごとに、計時指令手段が位置情報記録指令を発すると、記録手段は、その位置情報記録指令に基づき、位置情報出力手段から出力される移動体の現在位置情報を記録する。
【0009】請求項2の発明において、位置情報出力手段は、移動経過記録装置が備えられている移動体の現在位置情報を、外部情報に基づいて出力する。入力される移動距離情報に基づき、設定された移動距離ごとに、計距指令手段が位置情報記録指令を発すると、記録手段は、その位置情報記録指令に基づき、位置情報出力手段から出力される移動体の現在位置情報を記録する。
【0010】請求項3の発明においては、送信指令入力手段により送信指令が入力されると、送信手段は、その送信指令に基づき、位置情報出力手段から出力された現在位置情報を基地局に送信する。
【0011】請求項4の発明においては、着信検出手段が基地局からの呼を検出すると、送信手段は、位置情報出力手段から出力された現在位置情報を基地局に送信する。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を、図面を参照しつつ説明する。図1乃至図3は、主としてトラックやタクシー等の自動車に搭載される本発明の1実施例としての移動経過記録装置に関するものであって、そのうち図1はブロック図である。図2及び図3は制御部の制御動作を表わすフローチャートであって、図2はメインフロー、図3はサブルーチンを示す。
【0013】図1に示されるように、この移動経過記録装置は、計時手段(距離計測手段)としての計時部10(又は距離計測部、或は計時部及び距離計測部)と、位置情報出力手段としてのGPS受信機12と、送信指令スイッチ14と、着信検出手段としてのポケットベル16と、現在位置情報並びに現時刻情報(又は現移動距離情報、或は現時刻情報及び現移動距離情報)を記録する記録部18と、現在位置情報を基地局に送信するための送信部20と、記録部18及び送信部20を制御するための制御部22とを備えてなる。
【0014】ポケットベル16は、電話局からの呼び出し信号の着信を検出すると、内蔵のベルを鳴動させる受信専用機である。
【0015】GPS受信機12は、GPSシステム(GROBAL POSITIONING SYSTEM)に用いられる受信機である。GPSシステムは、米国国防省のプロジェクトにより実現しているもので、24個の人工衛星が地球を取り囲むようにして回り、地球上のあらゆる地点、あらゆる時間で、これら人工衛星からの電波(外部情報の一例)をキャッチできるようにしてあり、GPS受信機12がこの電波を受信して、受信位置の緯度、経度及び高度の3次元の位置情報を得ることができるものである。検出位置精度としては約25メートルRMS(Root Mean Square)のものがある。なお、このGPS受信機12は、算出した位置情報をデジタル信号の形式で出力する。
【0016】計時部10としては、例えば、デジタル形式で現在時刻情報を出力する周知の種々の装置を用いることができる。距離計測部としては、移動距離を計測し、デジタル形式又はアナログ形式で移動距離を出力する自動車の距離計等を用いることができる。送信指令スイッチ14としては、例えば、押しボタンを押すことにより送信指令パルスを発生させるものを使用し得る。
【0017】記録部18としては、例えば、マイクロディスク等のフロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、ICカード、磁気テープ等の記録媒体に情報を記録する記録装置を用いることができる。送信部20は、高周波発振器20aと変調器20bと高周波増幅器20cと送信アンテナ20dから構成されている。高周波発振器20aは、搬送波としての高周波信号を発生させる周知の機器である。変調器20bは、高周波信号をGPS受信機12の位置情報信号に対応させて周波数変調する。高周波増幅器20cは、周波数変調した高周波信号を所定の出力レベルに増幅する。この高周波信号が、送信アンテナ20dから基地局に送信される。
【0018】制御部22は、入力部とCPUと出力部からなる(図示を略す。)コンピュータで構成されている。入力部は、計時部10(又は距離計測部、或は計時部及び距離計測部)、GPS受信機12、送信指令スイッチ14及びポケットベル16からの情報を受入れ、CPUは、これらの情報に基づき所定の処理を行い、出力部は、CPUの処理結果に基づき、記録部18へ現在位置情報並びに現時刻情報(又は現移動距離情報、或は現時刻情報及び現移動距離情報)を送り、それらを記録させるか、或は、送信部20へ現在位置情報を送り、それを基地局へ送信させる。これらの計時部10と制御部22とにより計時指令手段を構成する。計時部と制御部は、同じコンピュータ応用機器に組み込まれていてもよい。また距離計測部が用いられる場合は、制御部22は計距指令手段を構成する。
【0019】なお、記録部18及び送信部20への給電を記録及び送信を要する際に開始し、記録及び送信完了信号を受けることにより、或は記録及び送信に要する所定時間経過により給電を停止する構成とすることにより、電力消費の節約を図るようにすることも勿論可能である。記録部18における現在時刻情報の記録は、先ず開始時刻を記録し、一定時間経過毎に現在位置情報を順次記録するようにしてその記録順を時刻情報として利用することもできる。
【0020】制御部22の動作の例としては、図2に示されるように、先ずポケットベル16に着信信号があるかどうか判定し(S1)、着信信号があったと判定すると図3に示される送信処理が行われる(S2)。また送信指令が入力された場合(S3)も送信処理が行われる(S2)。送信処理においては、GPS受信機12が算出した現在位置情報が入力されると(S9)、その位置情報を変調器20bに送出し(S10)、送信が行われる。
【0021】送信の有無にかかわらず、計時部10(又は距離計測部、或は計時部10及び距離計測部)からの情報に基づきn×設定時間(距離)経過(移動)[この時間又は距離は適宜選択して設定することができる。]したかnは正の整数を判定し(S4)[但し、nは正の整数。]、GPS受信機12が算出した位置情報が入力されると(S5)、記録部18に対し現在位置情報並びに現時刻情報(又は現移動距離情報、或は現時刻情報及び現移動距離情報)を送り、それらの記録が行われる(S6)。記録完了後(S7)、制御を終了する場合(S8)を除き、以上の動作が繰り返される。
【0022】なお、基地局の構成は図示しないが、高周波増幅器と復調器と表示器とを備えており、携帯装置から送信されてくる高周波信号を高周波増幅器で増幅し、復調器で復調して、位置情報を取り出し、表示器で表示することで携帯装置の現在位置を知らせることができる。
【0023】また、位置情報出力手段はGPS受信機に限定されるものではない。例えば周囲の地形、ランドマーク、星などから現在位置を割り出すものでもよい。また例えば、交通信号機等に位置情報(又はID情報)電波発信装置を備えさせて国内の道路をくまなくカバーさせ、その位置情報電波を利用して直接現在位置を割り出したり、又はID情報電話を利用して、予めデータとして保有している対応する交通信号機等の位置から現在位置を割り出すようなものでもよい。
【0024】更にまた、送信部20における変調器20bに周波数変調を採用しているが、本発明は、これに限定されるものではなく例えば位相変調、振幅変調を採用してもよい。また、変調器20bで高周波信号に乗せる位置情報を、雑音混入や波形の歪みに強いデジタルにして、携帯装置の基地局に対する送信可能距離を広げるものとしているが、位置情報をアナログにしてもよい。
【0025】図2、図4及び図5は、主としてトラックやタクシー等の自動車に搭載される本発明の別の実施例としての移動経過記録装置に関するものであって、そのうち図4はブロック図である。図2及び図5は制御部の制御動作を表わすフローチャートであって、図2は前記実施例と共通のメインフロー、図5はサブルーチンを示す。
【0026】図4に示されるように、この移動経過記録装置は、計時手段(距離計測手段)としての計時部30(又は距離計測部、或は計時部及び距離計測部)と、位置情報出力手段としてのGPS受信機32と、送信指令スイッチ34と、着信検出手段としてのポケットベル36と、現在位置情報並びに現時刻情報(又は現移動距離情報、或は現時刻情報及び現移動距離情報)を記録する記録部38と、ID情報記憶部40と、関連付け部42と、現在位置情報を基地局に送信するための送信部44と、記録部38及び送信部44を制御するための制御部46とを備えてなる。
【0027】計時部30(又は距離計測部、或は計時部及び距離計測部)、GPS受信機32、送信指令スイッチ34、ポケットベル36、記録部38及び送信部44については、前記実施例と同様である。また制御部46も、前記実施例とほぼ同様である。
【0028】ID情報記憶部40は、この携帯装置のポケットベル36の呼び出し番号を記憶しているメモリーである。
【0029】関連付け部42は、制御部46からの現在位置情報とID情報記憶部40からの呼び出し番号を受入れ、HDLC(ハイレベル・データリング制御手順)で用いられるデータフレームに編成して後段の変調器44aに送出する。このデータフレームにおいては、始まりに開始フラグが置かれ、終りに終了フラグが置かれ、その両フラグ間に現在位置情報と呼び出し番号が収まる。制御部46は、入力部とCPUと出力部からなる(図示を略す。)コンピュータで構成されている。入力部は、計時部30(又は距離計測部、或は計時部及び距離計測部)、GPS受信機32、送信指令スイッチ34及びポケットベル36からの情報を受入れ、CPUは、これらの情報に基づき所定の処理を行い、出力部は、CPUの処理結果に基づき、記録部38へ現在位置情報並びに現時刻情報(又は現移動距離情報、或は現時刻情報及び現移動距離情報)を送り、それらを記録させるか、或は、関連付け部42へ現在位置情報を送り、送信部44を通じてそれを基地局へ送信させる。
【0030】なお、この実施例では、関連付け部42と制御部46は同じコンピュータ応用機器に組み込まれている。関連付け部42を含む制御部46の動作例としては、図5に示される送信処理のサブルーチンを除いて上記実施例と同様である。
【0031】送信処理においては、GPS受信機32が算出した現在位置情報が入力されると(S11)、関連付け部42がHDLCフレームを作成し(S12)、ID情報記憶部40から呼び出し番号を読出し、HDLCの情報フィールドに書き込む(S13)。書き込みを完了すると(S14)、関連付け部42が、現在位置情報を前記情報フィールドにおける呼び出し番号の後に書き込む(S15)。書き込みが完了すると(S16)、HDLCフレームを変調器に送出し、変調器44aが、このHDLCフレームに基づき、高周波発振器44bから発生した高周波信号を変調し、変調された高周波信号を高周波増幅器44cが増幅し、送信アンテナ44dから基地局に送信される(S17)。
【0032】なお、この実施例のように、ID情報を記憶するID情報記憶部と、このID情報を上記現在位置情報と関連付ける関連付け手段とを有し、送信手段が、現在位置情報及びそれと関連付けられたID情報を基地局に送信するものである場合、送信手段により、現在位置情報及びそれと関連付けられたID情報が基地局へ送信される。このような移動経過記録装置によれば、ID情報により移動体を弁別し得るので、単一の通信手段(例えば一定周波数の電波を用いた一定方式の通信)により、基地局を通じて多数の移動体の位置をそれぞれ把握することができる。
【0033】基地局からこの移動経過記録装置を呼び出す場合、次のようにして行い得る。基地局は、図6のブロック図に示されるように、移動経過記録装置を呼び出す電話50、呼び出した番号を記憶する第1記憶部52、移動経過記録装置からの送信を受信する受信部54、受信信号を増幅する増幅部56、増幅した受信信号から搬送波を取り除き情報を取り出す復調部58、取り出した情報から位置情報と呼び出し番号を解読する解読部60、呼び出し番号が異なる複数の移動経過記録装置とその移動経過記録装置を備えている自動車等の対象とを関連づけて記憶する第2記憶部62、呼び出し番号と位置情報を表示する表示部64、これら各部の動きを制御する制御部66を備えている。なお、この制御部66は、操作者からの指示を受け付ける入力部を備えたコンピュータにより構成されている。電話回線を通じた基地局からの電話による呼び出しにより、電話局から発信局を経て、各移動経過記録装置に対し呼出しの高周波信号が発信される。
【0034】図7乃至図9は、複数の移動経過記録装置を管理する基地局における制御部の動作を示すフローチヤートであって、そのうち図7は移動経過記録装置への発呼と移動経過記録装置からの信号の受信とを行なうメインフロー、図8は、図7の発呼処理のサブルーチン、図9は、同じく受信処理のサブルーチンである。移動経過記録装置を備えた自動車等の対象の行方を探索する場合を例にとり説明する。
【0035】図8に示されるように、制御部66が行方の分からなくなった対象の移動経過記録装置を呼び出す指示を受け付けると(S20)、第2記憶部62から当該移動経過記録装置の呼び出し番号を読み出し、この呼び出し番号を第1記憶部52に記憶させる(S21)と共に、その番号を用いて発呼する(S22)。この処理は、他の移動経過記録装置を呼び出す指示がある度に行なわれる。なお、発呼されている移動経過記録装置は、前述したような手順で、現在位置情報と呼び出し番号とをHDLCフレームにして基地局に送信してくる。
【0036】次に受信の場合は、図9に示されるように、移動経過記録装置からの信号をキャッチすると(S23)、復調部58で復調した後、解読部60で位置情報と呼び出し番号を解読し、解読した呼び出し番号と発呼の際に第1記憶部52に記憶させた呼出し番号とが一致するか否かを判定する(S24)。一致した場合は、その現在位置情報及び呼び出し番号を表示部に表示させる(S25)。その後、同じ移動経過記録装置の現在位置情報及び呼び出し番号の繰り返し表示を回避するために、この表示した呼び出し番号を第1記憶部52から消去する(S26)。この処理は移動経過記録装置からの信号を受信する度に繰り返し行なわれる。
【0037】
【発明の効果】請求項1の移動経過記録装置によれば、設定された所定時間経過ごとに、記録手段が車両等の移動体の現在位置情報を記録するので、トラック、バス、タクシー等の移動体の運転管理等に資するところが大きい。請求項2の移動経過記録装置によれば、設定された移動距離ごとに、記録手段が車両等の移動体の現在位置情報を記録するので、トラック、バス、タクシー等の移動体の運転管理等に資するところが大きい。
【0038】請求項3の移動経過記録装置によれば、送信指令入力手段により、移動体から随時現在位置情報を基地局に送信することができるので、緊急事態の発生及び現在位置の通報等を容易且つ確実に行うことができる。請求項4の移動経過記録装置によれば、基地局からの呼に応じて移動体の現在位置情報が基地局に送信されるので、基地局を通じて移動体の位置を随時確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブロック図である。
【図2】メインフローのフローチャートである。
【図3】サブルーチンのフローチャートである。
【図4】ブロック図である。
【図5】サブルーチンのフローチャートである。
【図6】ブロック図である。
【図7】メインフローのフローチャートである。
【図8】サブルーチンのフローチャートである。
【図9】サブルーチンのフローチャートである。
【符合の説明】
10 計時部
12 GPS受信機
18 記録部
22 制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】移動体に備えられて移動体の移動経過を記録するための移動経過記録装置であって、外部情報に基づいて現在位置情報を出力する位置情報出力手段と、設定された所定時間経過ごとに位置情報記録指令を発する計時指令手段と、計時指令手段からの位置情報記録指令に基づき、位置情報出力手段から出力される現在位置情報を記録する記録手段とを有することを特徴とする移動経過記録装置。
【請求項2】移動体に備えられて移動体の移動経過を記録するための移動経過記録装置であって、外部情報に基づいて現在位置情報を出力する位置情報出力手段と、入力される移動距離情報に基づき、設定された移動距離ごとに現在位置情報記録指令を発する計距指令手段と、計距指令手段からの位置情報記録指令に基づき、位置情報出力手段から出力される現在位置情報を記録する記録手段とを有することを特徴とする移動経過記録装置。
【請求項3】送信指令入力手段と、送信指令入力手段により入力された送信指令に基づき、位置情報出力手段から出力された現在位置情報を基地局に送信する送信手段とを有する請求項1又は請求項2記載の移動経過記録装置。
【請求項4】基地局からの呼を検出する着信検出手段と、この着信検出手段が呼を検出すると、位置情報出力手段から出力された現在位置情報を基地局に送信する送信手段とを有する請求項1又は請求項2記載の移動経過記録装置。

【図7】
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【図8】
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【図1】
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【図3】
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【図4】
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【図9】
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【図2】
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【図5】
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【図6】
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