移動装置のためのサーバーエージェントを形成する方法、装置及びシステム
本発明は、1つ以上のエージェントが、ネットワーク上の少なくとも1つのサーバーから情報を収集して、この情報をサーバーのインボックスへ自動的に与え、次いで、移動装置へのワイヤレス接続が使用できる場合には移動装置のインボックスへそれを与えることができるようにする。サーバーエージェントファシリティは、移動装置からの情報要求を前処理し、これは、バンドから情報を収集し、その収集した情報をフィルタリングし、そして移動装置に適したフォーマットで配送するように情報をパッケージングすることを含む。サーバーエージェントファシリティ内のサーバーエージェントは、時間、事象(1つ又は複数)、ユーザプロフィール、移動装置プロフィール、要求(1つ又は複数)、警告(1つ又は複数)、及び経歴的振舞いを含む(これらに限定されないが)種々のファクタに基づいて能動的に情報を収集することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、情報収集に係り、より詳細にはエージェントを用いて移動装置に使用するためのバンド(band)からの情報を収集することに係るが、これに限定されるものではない。
【0002】
関連出願へのクロスレファレンス:本発明は、参考としてここに援用する2003年11月10日に出願された「Method, Apparatus, and System for Providing a Server Agent for a Mobile Device」と題する米国プロビジョナル特許出願第60/518,989号から優先権を主張する。
【背景技術】
【0003】
一般に、エージェントとは、フォアグラウンド(foreground)で動作する別のアプリケーションのバックグラウンド(background)においてある形式の情報収集及び/又は処理を遂行するアプリケーションである。通常、エージェントプログラムとは、比較的小さく且つ良好に定義されたタスクである。例えば、インターネットが成長するにつれて、エージェントは、サーチ要求に関する情報収集のためのより卓越したものとなった。エージェントによって収集された情報は、フォアグラウンドで動作している別のアプリケーションへプル(pull)又はプッシュ(push)することができる。それ故、本発明は、これら及び他の事柄に関してなされたものである。
【発明の開示】
【0004】
簡単に述べると、本発明は、1つ以上のサーバーエージェント(server agent)をもつファシリティ(facility)がネットワーク上の少なくとも1つのリソースから情報を収集し、そしてこの情報を適当なフォーマットで移動装置のインボックス(inbox)へ自動的に供給することができるようにする。サーバーエージェントファシリティは、情報の要求を前処理し、バンド(band)からの情報を収集し、その収集した情報をフィルタリングし、そしてその情報を移動装置のインボックスに適したフォーマットで配送するようにパッケージするというプロセスを備えている。サーバーエージェントは、時間、事象(1つ又は複数)、ユーザプロフィール、移動装置プロフィール、要求(1つ又は複数)、警告(1つ又は複数)、経歴データ、振舞いデータ等を含む(これらに限定されない)少なくとも1つのファクタに基づいて、情報を独立して収集して処理することができる。
【0005】
エディタ、サーチエージェント、警告エージェント、及びフォワードルックエージェント(forward looking agent)を含む(これに限定されない)異なる形式のサーバーエージェントをサーバーエージェントファシリティにより使用して、情報を収集することができる。又、第三者エージェントにより与えられる情報を収集するためのモジュールや、サーバーエージェントにより前処理するための情報を収集するプロアクティブ(proactive)フェッチ(fetch)モジュールを含む収集モジュールが、サーバーエージェントファシリティにより使用されて、サーバーエージェントにより前処理するための情報を収集する。
【0006】
パッケージングモジュールが、その収集した情報を、移動装置に使用するのに適した少なくとも1つのフォーマットでパッケージし、これは、ワイヤレスアプリケーションプロトコル(WAP)等を含むが、これに限定されない。更に、パッケージングモジュールは、その収集した情報を、移動装置のインボックスへ配送するのに適したフォーマットでパッケージするために暗号化及び圧縮を行うことができる。
【0007】
インターフェイスモジュールは、サーバーエージェントファシリティが、検索要求に応答して、前処理された収集情報を与えるか、又は移動装置のインボックスへ情報を自動的にプッシュすることができるようにする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明するが、これら実施形態は、余す所のないものでもないし、又、これに限定されるものでもない。添付図面において、特に指示のない限り、種々の図面全体にわたって同じ部分が同じ参照番号で示されている。
本発明を良く理解するために、以下の詳細な説明を添付図面と一緒に読むべきである。
【0009】
以下の詳細な説明において、本発明の特定の実施形態が示された添付図面について説明する。これらの実施形態は、当業者が本発明を実施できるように充分に詳細に説明されるが、本発明の精神又は範囲から逸脱せずに、他の実施形態も使用でき、且つ他の変更もなされ得ることが理解されよう。それ故、以下の詳細な説明は、限定の意味でなされたものではなく、本発明の範囲は、特許請求の範囲のみによって限定される。
【0010】
説明上の動作環境
図1は、本発明を実施できる例示的環境の要素を示す。本発明を実施するのに全ての要素が要求されるのではなく、本発明の精神又は範囲から逸脱せずに、これら要素の形式及び配列を変更してもよい。
【0011】
図1において、種々のユーザ、装置、サーバー、エージェント、モジュール、クライアント、プロセス等の間で通信を行えるようにするインターネットのようなネットワーク102には、1つ以上のローカルエリアネットワーク(LAN)及び/又はワイドエリアネットワーク(WAN)が含まれる。図示されたように、クライアントコンピュータ104及びサーバーコンピュータ108は、ネットワーク102を使用して、互いに通信すると共に、同様の装置と通信する。ワイヤレスネットワーク110がネットワーク102に接続される。ワイヤレスネットワーク110は、移動装置へのワイヤレス接続を与えるのに使用されるサーバー、メッセージングセンター及びタワーのような種々の要素を含むことができる。これら要素の多くは、ワイヤで相互接続され、ワイヤレスという呼称は、ワイヤレスネットワークを使用する装置に適用され、その構造を表わすものには適用されない。ワイヤレスネットワーク110とネットワーク102との間の接続は、種々の既知の方法により実現でき、例えば、ゲートウェイの使用により実現できる。移動装置106は、ワイヤレス通信媒体を使用してワイヤレスネットワーク110に結合することができる。又、移動装置は、移動電話、スマート電話、ページャー、携帯用無線電話機(walkie talkie)、高周波(RF)装置、赤外線(IR)装置、Wi−Fi装置、及びこれら装置の1つ以上を組み合せた一体化装置、等々を含むことができる。又、図示されていないが、移動装置106は、eメール、インスタントメッセージング(instant messaging:IM)、ショートメッセージングサービス(sort messaging service:SMS)等のメッセージングファシリティのためのインボックスを含むことができる。
【0012】
図示されていないが、ネットワーク102のLAN及びWANは、通常、ルーター及び/又はスイッチにより相互接続される。又、LAN及びWAN内の通信リンクは、ねじれ対、光ファイバー又は同軸ケーブルを含むことができ、一方、ネットワーク間の通信リンクは、アナログ電話線、T1、T2、T3及びT4を含む全又は部分専用デジタルライン、サービス総合デジタル網(ISDN)、デジタル加入者ライン(DSL)、ワイヤレスライン等を利用できる。更に、図1におけるWAN及びLANの数は、本発明の精神又は範囲から逸脱せずに、任意に増加又は減少することができる。
【0013】
上述した通信リンクにおいて情報を送信するのに使用される媒体は、一形式のコンピュータ読み取り可能な媒体、即ち通信媒体を示している。一般に、コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピューティング装置によりアクセスできる媒体を含む。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体、通信媒体又はその組合せを含んでもよい。
【0014】
更に、通信媒体は、通常、コンピュータ読み取り可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、又は他のデータを、変調されたデータ信号、例えば、搬送波又は他の搬送メカニズムにおいて実施し、そして情報配送媒体を備えている。「変調されたデータ信号」及び「搬送波信号」という語は、情報、命令、データ等を信号にエンコードするように1つ以上の特性が設定又は変更された信号を含む。例えば、通信媒体は、ワイヤード媒体、例えば、ねじれ対、同軸ケーブル、光ファイバー、導波器、並びに他のワイヤード媒体及びワイヤレス媒体、例えば、音響、RF、赤外線、及び他のワイヤレス媒体を含む。
【0015】
サーバーコンピュータ108は、他の要素の中でも、中央処理ユニット(プロセッサ)、命令を記憶するためのメモリ、及びバスを経て接続されたネットワークインターフェイスユニットを含むことができる。プロセッサは、メモリに記憶された命令に関連して、サーバーコンピュータ108で実行される1つ以上のアプリケーションのオペレーションを可能にする。これらのアプリケーションは、サーバー、クライアント、プロトコル、インターフェイス、コンパイラー、トランスレータ、モジュール、エージェント等を含むことができるが、これらに限定されない。
【0016】
サーバーコンピュータ108に対して、ネットワークインターフェイスユニットは、サーバーコンピュータをネットワーク102に接続するのに必要な回路を備え、そしてTCP/IP、UDP/IP、SMS及びWAPを含む(これらに限定されない)種々の通信プロトコルに使用するように構成される。ネットワークインターフェイスユニットは、ワイヤード及び/又はワイヤレス通信媒体を経てグラフィック表示、広告データ等の情報を通信するための回路及び要素を含んでもよいし、又はそれらにインターフェイスしてもよい。ネットワークインターフェイスユニットは、トランシーバーと称されることもある。
【0017】
図2は、移動装置とサーバーエージェントファシリティとの間で通信するためのアーキテクチャーの概略200である。移動装置(図示せず)は、移動装置において動作するメッセージングファシリティ(図示せず)、例えば、eメール、SMS、IM等と通信するインボックス202を備えている。サーバーエージェントファシリティは、少なくとも1つのサーバーコンピュータ、クライアントコンピュータ、又はホストコンピュータ等(図示せず)において動作する。
【0018】
図示されたように、サーバーエージェントファシリティは、互いに通信する少なくとも4つのカテゴリーのモジュール、即ちインターフェイスモジュール、パッケージングモジュール、エージェントモジュール、及び収集モジュールを備えている。インターフェイスモジュールは、移動装置へのワイヤレス接続が生じたとき、及び収集されて前処理された情報を供給するに充分なバンド巾が得られると決定されたときに、その収集されて前処理された情報をインボックス202へ通信できるようにする。
【0019】
インターフェイスモジュールは、プッシュ要素204及び検索要素206を含むことができる。プッシュ要素204は、ワイヤレス接続が利用できる場合に、その収集されて前処理された情報を移動装置のインボックス202へ自動的に供給するように構成される。検索要素206は、ワイヤレス接続が利用できる場合に、移動装置からの要求に応答して、インボックス202へ実質的に同様の情報を供給するように構成される。
【0020】
インターフェイスモジュールとパッケージングモジュールとの間には、配送エージェント205がある。この配送エージェント205は、移動装置をモニタリングして、それが使用できるかどうか決定するように構成される。移動装置が使用できる場合には、配送エージェント205は、サーバーに存在する一時的インボックスからの応答を、インターフェイスモジュールを経て、移動装置のインボックスへ与えることができる。
【0021】
パッケージングモジュールは、収集されて前処理された情報を、インボックス202に適したフォーマットでパッケージするように構成される。インボックス202の特性に基づいて、パッケージングモジュールは、収集されて前処理された情報をアレンジするための正規化要素208、情報を圧縮するための圧縮要素210、及び/又は情報を暗号化するための暗号化要素212を使用することができる。
【0022】
エージェントモジュールは、情報の収集及び/又は前処理を可能にするために使用できる種々の形式のエージェントを含む。これらのエージェントは、収集された情報を編集するためのエディタエージェント214を含むことができる。例えば、エディタエージェント214は、サーチにより与えられるトップ10の結果を決定するのに使用できる。又、エージェントモジュールは、問合せに関連した情報を収集するのに使用できるサーチエージェント216を含むこともできる。株の価格の変動、天気の変化、新聞発表等の事象(警告)に関連した情報を収集するために、エージェントモジュールには警告エージェント218を含むこともできる。更に、図示されたように、エージェントモジュールは、フォワードルックエージェント220も含むことができ、このエージェントは、移動装置、ユーザ等のプロフィールを使用すると共に、経歴及び/又は振舞いデータを使用して、有用となる情報を予想するのに使用できる。このような経歴及び/又は振舞いデータは、例えば、航空機チケットのサーチ、移動装置の現在位置に関連しない特定都市の方向、及び同様の振舞い関連情報を含んでもよい。経歴及び/又は振舞いデータに基づいて、フォワードルックエージェント220は、その特定の都市における天気情報の収集が有用であることを予想できる。フォワードルックエージェント220は、この予想情報を収集して、それがインボックス202へ供給されるようにすることができる。更に、フォワードルックエージェント220は、移動装置により使用するための統計学的情報、予報情報及び同様の情報を与えるように使用することもできる。
【0023】
図2には、4つの形式のエージェントしか示されていないが、本発明は、これに限定されるものではなく、移動装置により使用できる情報の収集及び/又は処理に少なくとも間接的に動作が関連した他の形式のエージェントもほとんど含むことができる。
【0024】
サーバーエージェントファシリティ内の収集モジュールは、移動装置との動作のバンドから情報を収集できるように構成される。収集モジュールは、プロアクティブフェッチ(proactive fetch)要素222及び第三者収集要素224を備えている。プロアクティブフェッチ要素222は、エージェントモジュール内のエージェントにより指示された情報を収集するのに使用できる。第三者収集要素224は、直接的にサーバーエージェントファシリティの一部分ではないエージェント及び/又はプログラムにより指示される情報を収集するのに使用できる。1つのこのようなエージェントは、問合せに応答して航空機チケット情報を与えるように構成された外部エージェントを含んでもよい。通常、この形式の情報は、バッチ解決策で収集されるが、本発明は、これに限定されず、他の解決策及び外部エージェントも使用できる。
【0025】
図3は、移動装置に関連したインボックスのための情報を収集するのに使用するプロセス300の一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。このプロセス300は、例えば、図1のサーバーコンピュータ108で実施することができる。
【0026】
プロセス300は、スタートブロックの後に、ブロック302で始まり、移動装置との動作のバンドから情報が収集される。収集された情報は、次いで、図2に示すようなサーバーエージェントファシリティ内のエージェントを使用して前処理することができる。エージェントによる情報の収集及び前処理は、時間、好み、プロフィール、条件、事象、経歴データ、振舞いデータ等を含む(これらに限定されない)種々の基準のいずれかに基づいて、自動的に構成され且つ少なくとも部分的に選択される。
【0027】
次いで、プロセス300は、ブロック304へと続き、移動装置のインボックスへ配送するのに適したフォーマットで情報がパッケージされる。次いで、プロセス300は、ブロック305へ続き、パッケージされた情報が、図1のサーバーコンピュータ108等のサーバーコンピュータに存在し得る一時的インボックスへ送信される。
【0028】
プロセス300は、次いで、判断ブロック306へ続き、移動装置のインボックスを使用できるかどうかの決定がなされる。この決定は、通常、配送エージェントにより行われ、これは、ネットワーク接続が存在するかどうか及び移動装置に充分なバンド巾が得られるかどうかに基づく。移動装置のインボックスが使用できないか、又はバンド巾が不充分な場合には、プロセスは、判断ブロック306を経てループし、移動装置が使用できるまで待機する。しかしながら、判断ブロック306の決定が真である場合には、プロセスはブロック308へ進み、前処理/収集された情報が配送エージェントによりインターフェイスモジュールへ供給され、該インターフェイスモジュールは、その情報を移動装置のインボックスへ供給できるようにされる。プロセス300が完了すると、他のアクションを遂行するためのコールプロセス(calling process)へ処理が復帰する。
【0029】
図4は、サーバーエージェントファシリティ406への要求を構成し及び/又は送信するのに使用できる多数のインターフェイスの一実施形態を示す機能的ブロック図400である。図示されたように、ユーザが移動装置で情報を受信することを希望する場合に、ユーザは、情報の要求をサーバーエージェントファシリティ406へ送信することができる。情報の要求に加えて、要求は、規定の命令を含んでもよい。又、図示されたように、情報の要求は、電話コール404により口頭でなされてもよい。又、要求は、プロンプト(図示せず)、ウェブフォーム403、メニュー、テキストメッセージ401、eメール402、インスタントメッセージ(IM)、移動電話400のコール、等々の助けで行われてもよい。
【0030】
一般的に、情報の要求は、図2に示すサーバーエージェントファシリティと実質的に同様に動作するサーバーエージェントファシリティ406へ供給される。通常、ワン−オフ(one-off)要求、事象ベース要求、及び時間ベース要求を含む多数の形式の要求がある。要求は、ワイヤレスネットワーク110に接続された移動電話400を使用してサーバーエージェントファシリティへ送信することができる。移動電話400は、図1の移動装置106と同じでもよいし、又はそれとは異なってもよい。移動電話400は、ここでは、ワイヤレスネットワーク110に結合されて示されているが、移動電話400及び移動装置106を同じネットワークに結合する必要はない。むしろ、移動装置106は、WANオーバーネットワーク102又は同様の構成にワイヤレス結合することができる。
【0031】
サーバーエージェントファシリティ406は、移動電話400を使用するユーザにボイスメニューのようなインターフェイスを与えるように構成され、これは、ユーザが要求を口頭、電話ボタン信号、及び/又はその組合せで通信できるようにする。このインターフェイスは、ユーザが話したワード又は所定のコマンドを捕獲するためのボイス認識モジュールを含むことができる。更に、インターフェイスは、平易な話言葉を受け容れて、規定コマンドの使用を減少するために、インテリジェント言語認識モジュールを含むことができる。
【0032】
一実施形態において、ユーザは、プレイン・オールド・テレホン・サービス(Plain Old Telephone Service:POTS)405のような地上ラインに接続された電話404を使用することにより要求を通信することができる。この形式の要求は、移動電話400でなされた要求と同様に実行し処理することができる。
【0033】
或いは又、ユーザは、テキストメッセージ401により要求を通信してもよい。テキストメッセージは、例えば、ショートメッセージサービス(SMS)メッセージ又は同様のプロトコルでよい。テキストメッセージ401は、移動装置、クライアントコンピュータ、地上ライン電話、移動電話400等を使用して搬送することができる。サーバーエージェントファシリティ406に含まれるか又はそれと通信するインターフェイスは、テキストメッセージで要求を受け取りそして処理する。
【0034】
又、ウェブフォーム403がクライアントに与えられてもよい。ウェブフォーム403は、サーバーエージェントファシリティ406に含まれるか又はそれに結合されたウェブサーバーモジュールにより与えることができる。ユーザは、ウェブフォーム403に、要求を含む情報を埋め、次いで、サーバーエージェントファシリティ406に向かって情報を送信するようにクライアントに命令するボタンを押すようなアクションを遂行することができる。又、他のソフトウェア及び通信プロトコルを使用して、ネットワーク102を経てサーバーエージェントファシリティ406へ要求を通信してもよい。これらは、インスタントメッセージング、インターネット中継チャット、ファイル転送プロトコル等を含むが、これに限定されない。
【0035】
図5は、サーバーエージェントファシリティへ要求を中継するためのプロセス500の一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。一実施形態において、プロセス500は、図1のサーバーコンピュータ108において実施される。
【0036】
プロセス500は、スタートブロックの後に、ブロック502で始まり、移動装置から情報の要求が受け取られる。次いで、プロセスはブロック504へと続き、受け取られた要求がパーズされる。受け取られた要求をパーズすることは、スピーチ認識アプリケーション、プログラム、スクリプト等を使用することを含んでもよい。又、規定のコマンド、シンタックス等に対して情報の要求をパーズすることを含んでもよい。要求は、サーバーエージェントファシリティの別のモジュールにより更に容易に処理できるように規定のフォーマットへパーズされてもよい。プロセスは、ブロック506へ続き、パーズされた要求は、その要求を更に処理するように構成されたサーバーエージェントファシリティの関連モジュール(1つ又は複数)へ送信される。この関連モジュールは、特定の実施形態に依存する。例えば、エージェントモジュール内のエージェントの1つを使用して、要求を更に処理してもよい。いずれにせよ、ブロック506が完了すると、プロセスは、他のアクションを遂行するためにコールプロセスに復帰する。
【0037】
図6は、サーバーエージェントファシリティ内の選択されたエージェントへ要求を中継するプロセスの一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。要求は、ワン−オフ、事象ベース、及び/又は時間ベース要求を含む種々の形態でトリガーすることができる。特に、図示されたように、要求は、サーチエージェント又は警告エージェントへ中継されてもよい。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、他のエージェント形式も本発明により使用できるが、プロセス600では説明しない。図6のプロセス600は、図1のサーバーコンピュータ108で実施されてもよい。
【0038】
図6に示すように、プロセス600は、スタートブロックの後に、ブロック602で始まり、情報の要求がサーバーエージェントファシリティ内に受け取られる。プロセスは、次いで、判断ブロック604へ続き、図2を参照して上述したような警告エージェントによりサービスされるアクションを要求が含むかどうかの決定がなされる。要求が警告エージェントによりサービスされる場合には、プロセスはブロック608へ分岐し、さもなければ、判断ブロック606へ続く。ブロック608において、警告エージェントは、図8を参照して以下に述べるようなプロセスを使用して、受け取った要求に関連した情報を収集するように動作できる。収集できる情報は、例えば、株価の変化等の、トリガー事象に関連した情報を含んでもよい。実質上いかなる警告情報も、警告エージェントにより収集できる。次いで、プロセス600は、判断ブロック606へ続く。
【0039】
判断ブロック606において、受け取った要求が、サーチエージェントによりサービスされるアクションを含むかどうかの決定がなされる。サーチエージェントを使用すべき場合には、プロセスはブロック610へ分岐し、そこで、サーチエージェントを使用して、情報の要求にサービスする。サーチエージェントは、情報の要求内の問合せに応答できる情報のサーチにおいて、データベース、ファイル、ネットワークインフラストラクチャー等に問合せしてもよい。一実施形態では、サーチエージェントは、図7を参照して以下に述べるようなプロセスを使用してもよい。ブロック610が完了するか、又はサーチエージェントを使用すべきでない場合には、プロセスは、ブロック602へループして戻り、次の情報要求の受信をモニタリングするように構成される。
【0040】
図7は、サーチ要求をマネージするプロセス700の一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。一実施形態において、プロセス700は、図6のブロック610からコールされる。更に、プロセス700は、図2のサーチエージェント216内で実施することができる。
【0041】
プロセス700は、スタートブロックの後に、ブロック702で始まり、サーチ要求が受け取られる。ついで、プロセスはブロック704へ進み、要求を処理するのに適した収集要素が決定される。要求内の異なるフィールド、フィールドの組合せ、及び/又はサーチ解決策に、異なる収集要素を関連させることができる。例えば、第三者収集要素を経て情報を収集することにより1組のフィールドを良好に満足させることができる。いずれにせよ、収集要素が決定されると、プロセスはブロック706へ進み、そこで、決定された収集要素へ要求が転送される。一実施形態では、決定された収集要素へ要求を送信する前に、ブロック704において要求が変更される。このような変更は、要求及び/又はその関連フィールドを、その決定された収集要素により使用するのに適したフォーマットへ再フォーマットすることを含んでもよいが、これに限定されない。
【0042】
次いで、プロセスは、ブロック708へ進み、収集要求に対する結果が、その決定された収集要素から受信される。次いで、プロセスは、判断ブロック710へと続き、結果の編集を行うべきかどうかの決定がなされる。編集は、例えば、返送される結果を、ユーザが良好に使用できるフォーマットに入れるように行うことができる。更に、このような編集は、ユーザにより指定された予め定められた基準、ユーザのコンピューティング装置の特性、ブラウザフォーマット等を含む(これらに限定されない)種々の基準のいずれに基づいて行われてもよい。例えば、ユーザは、サーチのトップ10ヒットのみを受け取るように希望してもよいし、或いはある株に関する特定のメトリックのみを受け取るように希望してもよい。いずれにせよ、編集を行うべき場合には、プロセスがブロック712へ分岐し、結果がエディタエージェントへ送信される。編集が完了するか、又は編集を行うべきでない場合には、プロセス700はブロック714へ進み、そこで、結果が、ユーザへ配送するためにパッケージされるべく送信される。結果をパッケージングするためのプロセスの一実施形態は、図11を参照して以下に詳細に説明する。ブロック714が完了すると、プロセス700は、他のアクションを実行するためにコールプロセスに復帰する。
【0043】
図8は、警告要求をマネージするプロセス800の一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。プロセス800は、例えば、図2の警告エージェント218内で実施することができる。
【0044】
プロセス800は、スタートブックの後に、ブロック802で始まり、警告要求が受け取られる。一実施形態では、警告要求は、図6のブロック608から受け取られる。上記で簡単に述べたように、警告要求は、満足されたときに、警告に関連した情報をユーザへ送信できるようにする事象、条件等に関連付けることができる。
【0045】
次いで、プロセスは、ブロック804へ進み、そこで、要求された警告情報を収集するのに適した収集要素が決定される。収集要素の決定は、要求された警告情報の形式を含む種々の基準に基づいて行うことができる。更に、ある収集要素は、別の収集要素より、特定の警告要求を良好に取り扱うように構成されてもよい。いずれにせよ、適切な収集要素が決定されると、プロセスはブロック806へ進み、そこで、決定された収集要素が、警告情報の状態に関して問合せされる。
【0046】
プロセスは、判断ブロック808へと続き、問合せに応答して警告情報が受け取られるかどうか決定される。一実施形態では、その決定された収集要素が、警告要求が満足されると決定したときに、警告情報が受け取られる。問合せに応答して警告情報が受け取られないと決定された場合には、プロセスはブロック806へループして戻り、警告要求が満足されるまで、例えば、警告要求に関連した情報が受け取られるまで、別の問合せが実行される。又、警告は、所定時間の後に時間切れするように構成されてもよい。例えば、ユーザが所与の時間内の株価の変化を知ることを希望し、そして株が変化しない場合には、警告情報は、株が所与の時間内に変化しないことを指示できる。
【0047】
しかしながら、判断ブロック808において、警告情報が受け取られた場合には、プロセスはブロック810へ進み、そこで、受け取られた警告情報が、ユーザへの配送のためにパッケージされるべく送信される。一実施形態では、受け取られた警告情報は、図11を参照して以下に述べるようにプロセス1100へ送り込まれる。別の実施形態では、受け取られた警告情報は、図2を参照して上述したパッケージングモジュールと実質的に同様のパッケージングモジュールへ送信される。いずれにせよ、ブロック810が完了すると、プロセスは、他のアクションを遂行するためにコールプロセスへ復帰する。
【0048】
図9は、フォワードルックエージェントにより使用するためのプロセスの一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。従って、一実施形態では、図9のプロセス900は、図2のフォワードルックエージェント220において実施される。
【0049】
ユーザからの要求は、通常は、フォワードルックエージェントへ特に向けられない。むしろ、フォワードルックエージェントは、他のエージェントに向けられた要求をモニタリングし、予報情報を決定し、そしてその予報情報をユーザに与えることができる。従って、プロセス900は、スタートブロックの後に、ブロック902で始まり、他のエージェントへの要求がモニタリングされる。プロセス900は、次いで、判断ブロック904へ進み、そこで、別のエージェントへ送信された要求が検出されたかどうかの決定がなされる。もしそうであれば、プロセスはブロック906へ進み、さもなければ、プロセスは902へループして戻り、他のエージェントへの警告をモニタリングし続ける。
【0050】
ブロック906において、要求を送信するユーザに関連したユーザレコードが検索される。このユーザレコードは、要求を送信するユーザに関連した情報、例えば、統計学的及び振舞い情報、ユーザに適用可能なコンフィギュレーション情報、ビリング情報、等を含む。ユーザレコードは、1つ以上のデータレコードを含んでもよく、そしてその一部分が異なるフォーマットで1つ以上の位置にセーブされてもよい。
【0051】
次いで、プロセスはブロック908へ進み、そこで、ユーザレコードは、検出された要求に一部分基づいて、統計学的、経歴的及び/又は振舞いデータで変更される。ユーザレコードは、種々の統計学的及び/又は経歴的振舞いデータに基づいて変更されてもよい。例えば、ユーザや別のユーザ等により送信された多数の要求に関連した統計学的データが収集されてもよい。又、統計学的、経歴的、及び/又は振舞いデータは、要求の形式、要求に関する時間、要求の形式の頻度等に関連付けされてもよい。同様に、統計学的、経歴的、及び/又は振舞いデータは、要求のキーワード、要求のコンテクスト又は実体、要求が送信される場所、等に関連した情報を含んでもよい。一実施形態では、検出された要求に関連したユーザ設定を使用して、どんな統計学的、経歴的、及び/又は振舞いデータを収集及び使用してユーザレコードを変更すべきか決定する上で助けとすることができる。例えば、別の実施形態では、以前の要求をセーブして、その後の時間にユーザへ返送すべきであることをユーザが指示してもよい。実質上、いかなる統計学的、経歴的及び振舞いデータを収集及び使用して、ユーザレコードを変更してもよい。更に、このような統計学的、経歴的、及び振舞いデータは、ビリング、リサーチ等を含む(これらに限定されない)他の用途に使用されてもよい。
【0052】
プロセス900は、次いで、ブロック910へ進み、ユーザレコードを変更するために付加的な情報を与えるべきかどうかの決定がなされる。このような付加的な情報は、検出された要求に直接応答するものでなくてもよい。しかしながら、このような情報を与えることは、ユーザにとって間接的に有用である等の種々の他の理由で望ましいこともある。従って、例えば、ユーザが小説に関する情報を要求する場合に、その小説の著者に関する付加的な情報を送信してもよいが、このような情報は、ユーザにより直接要求されたものではない。付加的な情報を与えるべきかどうかの決定は、ユーザ基準、ユーザ設定、サーバーエージェントファシリティのコンフィギュレーション、要求それ自体、等を含む種々の事柄に依存し得る。一実施形態において、キーワード、要旨、頻度等により定義できる予め定められた形式の要求に対して付加的な情報が与えられてもよい。更に、付加的な情報を与えるための決定は、ユーザの形式、ユーザの予め定められた組、等に基づいてもよい。いずれにせよ、付加的な情報が与えられない場合には、プロセスはブロック902へループして戻り、さもなければ、プロセスはブロック912へ続く。
【0053】
ブロック912において、付加的な情報の要求が、検出された要求及び/又はユーザレコードに基づいて公式化される。例えば、付加的な情報の要求は、検出された要求において見つかるキーワードに基づくものでよい。又、付加的な情報の要求は、ユーザレコードにおけるある経歴的、統計学的、振舞い又は他の情報の存在に加えて、検出された要求に見つかるキーワードに基づくものでもよい。従って、ユーザが、地理的位置Aに関する予め定められた数のサーチを実行したが、モニタリングされた要求は地理的位置Bを指すものであることをユーザレコードが指示する場合に、付加的な情報の要求は、地理的位置Aから地理的位置Bへの移送オプションに関する情報を指してもよい。
【0054】
ブロック914において、付加的な情報の要求は、適当な収集要素へ送信される。一実施形態において、付加的な情報の要求は、図10を参照して以下に述べるものと実質的に同様のアクションを遂行するために収集要素へ送信される。しかしながら、本発明はこれに限定されず、別のプロセスが使用されてもよい。例えば、適当な収集要素は、広告情報等に関連した付加的な情報を収集して記憶するようにイネーブルされるものを含むと決定されてもよい。むしろ、この例では、広告情報にアクセスするように特に構成された収集要素が使用されてもよい。この広告収集要素は、付加的な広告情報をサーチし、収集しそして与えるためのそれ自身のプロセスを使用してもよい。いずれにせよ、ブロック916が完了すると、プロセスはブロック918へ進み、付加的な情報が得られる。次いで、プロセスはブロック920へと続き、受信した付加的な情報が、ユーザへ配送するのに適したフォーマットでパッケージされるべく送信される。一実施形態では、付加的な情報は、図2を参照して上述したものと実質的に同様のパッケージングモジュールへ送信される。別の実施形態では、パッケージされるべき付加的な情報を送信する前に、付加的な情報が編集のために送信される。この実施形態では、編集は、例えば、図2のエディタエージェント214を使用することにより実行されてもよい。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、付加的な情報がパッケージングのために送信される前にそれに基づいてアクションを遂行するように別のエディタ又はエージェントを使用してもよい。いずれにせよ、プロセス900が完了すると、プロセスは、他のアクションを遂行するようにコールプロセスに復帰する。
【0055】
図10は、図2に示すような収集モジュールを使用して情報を収集するプロセス1000の一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。このプロセス1000は、例えば、図1のサーバーコンピュータ108で実施することができる。
【0056】
プロセス1000は、スタートブロックの後に、ブロック1002で始まり、コンテンツの要求が受け取られる。この要求は、図2のサーバーエージェントファシリティ内のエージェント等を含む(それらに限定されない)種々のソースから受け取ることができる。例えば、一実施形態では、コンテンツの要求は、図9のプロセス900から受け取られる。コンテンツの要求が受け取られると、プロセスは判断ブロック1004へ進み、コンテンツの要求にサービスするために使用されるべき収集要素の形式に関する決定がなされる。図10及び図2に示すように、2つの考えられる収集要素、即ちプロアクティブフェッチ及び第三者収集要素について説明する。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、コンテンツの要求にサービスするのに使用するために付加的な収集要素が実施されてもよい。
【0057】
通常、コンテンツの要求が、一般的にアクセス可能な情報、例えば、インターネットやサーバーエージェントファシリティ等を経て一般的に入手できる情報を指す場合には、プロセスはプロアクティブフェッチ方向に進む。しかしながら、コンテンツの要求が、このようなソースを経て一般に入手できない情報を指す場合には、プロセスは第三者収集要素を使用することができる。この形式の情報は、例えば、ホテル予約情報、航空運賃情報等を含んでもよい。1つの構成では、サーバーエージェントファシリティのオペレータが第三者(航空会社のような)との合意に入って、サーバーエージェントファシリティが第三者に属する幾つかの所有権情報等にアクセスできるようにしてもよい。このようなアクセスは、通常、第三者収集モジュールを経て実行することができる。従って、コンテンツの要求がプロアクティブフェッチ要素によりサービスできると決定された場合には、プロセス1000はブロック1006へ進み、さもなければ、プロセス1000は、第三者収集要素により処理するためのブロック1010へ進む。
【0058】
ブロック1006において、コンテンツの要求は、処理のためにプロアクティブフェッチ要素へ転送される。ブロック1008へ進むと、プロアクティブフェッチ要素は、要求に基づいてサーチを実行し、結果を得、そして結果を返送する。一実施形態では、ブロック1008のアクションは、図7を参照して上述したプロセス700を使用する。ブロック1008が完了すると、プロセスはブロック1018へ進む。
【0059】
しかしながら、ブロック1010において、多数のコンテンツ要求が一緒にバッチ処理されてもよい。本発明は、要求のバッチ処理に限定されないが、一実施形態では、コストを節減し、共通のコンテンツ要求を簡単化し、等々を行うように実行されてもよい。いずれにせよ、もし希望であれば、要求が他の要求と共にバッチされる。ブロック1010が完了すると、プロセスはブロック1012へと続き、そこで、バッチ処理された要求(そのようにバッチ処理された場合)が第三者収集要素へ処理のために送信される。プロセスは、次いで、ブロック1014へ続き、異なるバッチ処理要求に関連した結果が受け取られる。次いで、プロセスはブロック1016へ進み、バッチ処理結果が分離される。次いで、プロセスは、ブロック1018へ続く。
【0060】
ブロック1018において、与えられた結果がユーザのインボックスに向けて送信される。一実施形態では、それらの結果は、パッケージングモジュール等を使用することによりユーザへ配送するための準備等の更なる処理のために、要求を発しているエージェントへ返送される。ブロック1018が完了すると、プロセス1000は、他のアクションを実行するためにコールプロセスへ復帰する。
【0061】
図11は、移動装置へ配送するように情報をパッケージングするプロセスの一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。一実施形態において、図11のプロセス1100は、図2を参照して述べたサーバーエージェントファシリティ内で実施される。
【0062】
図11のプロセス1100は、スタートブロックの後に、ブロック1102で始まり、移動装置のインボックスに配送するよう意図された情報が受け取られる。このような情報は、例えば、サーチエンジンから受信したサーチ結果、警告エージェントから受信した警告情報、予報、経歴、振舞い情報等を含んでもよい。このような情報を受け取ると、プロセスは判断ブロック1104へ進み、情報を正規化すべきかどうかの決定がなされる。情報の正規化は、情報フォーマットの変更を含んでもよい。この決定は、種々のファクタ、例えば、情報それ自体、情報を向けるべき移動装置の形式、及びユーザ設定(これらの限定されない)、に基づいて行うことができる。例えば、移動装置は、あるフォーマットの情報を表示できなくてもよい。この場合に、情報は、その移動装置で見るために再フォーマットすることができる。同様に、ユーザは、情報を予め定められたフォーマットで配送すべきであると指示してもよい。
【0063】
いずれにせよ、情報を正規化すべきであると決定された場合には、プロセスがブロック1106へ進んで、情報のフォーマットが変更され、さもなければ、プロセスは判断ブロック1108へと続く。一実施形態では、ブロック1106は、図2の正規化要素208により実施することができる。情報の正規化は、種々の情報特性に変化を生じさせ、これは、映像のサイズ変更、映像のフォーマット/エンコードの変更、フォントサイズの変更、テキストのサイズ変更、テキストのグループ再編成、等を含むが、これらに限定されない。同様に、プレゼンテーション言語又はマークアップ言語、例えば、HTMLに基づいて編成された情報は、例えば、プレゼンテーションフォーマットを変更するようにコンテンツを操作することにより、再フォーマット、再編成等をしてもよい。又、情報は、マークアップ言語へ再フォーマットされてもよいし、或いは既にマークアップ言語である場合には、異なるマークアップ言語に入れられてもよい。例えば、情報は、移動装置によりプレゼンテーションするための同期マルチメディア一体化言語(SMIL)適合フォーマットに入れられてもよい。次いで、プロセスは、判断ブロック1108へ進む。
【0064】
判断ブロック1108では、情報を圧縮すべきかどうかの決定がなされる。この決定は、サーバーエージェントファシリティのコンフィギュレーション、移動装置の形式、入手可能なバンド巾、ユーザ設定等を含む種々のファクタに基づいて行うことができる。又、圧縮の形式は、ネットワーク接続の特性、及び情報を圧縮解除するための移動装置の能力に少なくとも一部分基づいて決定されてもよい。又、圧縮は、例えば、非可逆圧縮(“lossy”compression)等により考えられるデータ劣化を考慮することに基づいてもよい。いずれにせよ、圧縮を実行すべきであることが決定された場合には、プロセスはブロック1110へ進み、さもなければ、プロセスは判断ブロック1112へ進む。
【0065】
ブロック1110において、情報が圧縮される。一実施形態では、圧縮は、図2の圧縮要素210を使用して達成される。圧縮は、ラン長さエンコード、最小冗長性コード化、離散的フラクタル変換圧縮、フラクタル圧縮等を含む(これらに限定されない)1つ以上の圧縮メカニズムに基づいて実行されてもよい。実際に、情報を圧縮するのに実質上いかなる圧縮メカニズムを使用してもよい。その完了時に、プロセスは判断ブロック1112へと続く。
【0066】
判断ブロック1112において、暗号化を実行するかどうかの決定がなされる。暗号化は、情報のプライバシーを確保することに向けられる。又、暗号化は、コピー保護にも使用できる。いずれにせよ、情報を暗号化すべきかどうかの決定は、サーバーエージェントファシリティのコンフィギュレーション、移動装置の形式、情報の形式、ユーザ設定等を含む(これらに限定されない)種々のファクタに基づくものでよい。暗号化を実行すべきであると決定された場合には、プロセスはブロック1114へ続き、さもなければ、ブロック1116へ続く。
【0067】
ブロック1114において、パブリックキー暗号化、対称的キー暗号化、ハイブリッド暗号化等を含む(これらに限定されない)種々の暗号化メカニズムのいずれかを使用して、情報を暗号化することができる。情報の暗号化が完了すると、プロセスはブロック1116へ進む。
【0068】
ブロック1116において、情報は、移動装置へ配送するために転送される。一実施形態において、情報は、図2を参照して上述したようにインターフェイスモジュールへ転送される。別の実施形態において、図12に示すようなプロセスをブロック1116に使用して、移動装置へ配送するための情報が準備される。
【0069】
図12は、移動装置へのインターフェイスをマネージするプロセスの一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。図12のプロセス1200は、例えば、図2のインターフェイスモジュール内で実施することができる。
【0070】
プロセス1200は、スタートブロックの後に、ブロック1202で始まり、移動装置へ配送するように意図された情報が受け取られる。通常、情報は、図11を参照して述べたようにパッケージングモジュールから受け取られるが、サーバーエージェントファシリティの他の要素、例えば、エージェント又は収集モジュールの1つから受け取られてもよい。
【0071】
情報を受け取ると、プロセスは判断ブロック1204へ進み、そこで、受け取られた情報を移動装置へプッシュすべきか又は移動装置により検索すべきかの決定がなされる。この決定は、ユーザ設定、移動装置の形式、情報の形式等を含む(これらに限定されない)種々の基準に基づいて行ってもよい。
【0072】
情報を移動装置により検索すべきであることが決定された場合に、プロセスはブロック1210へと続き、そこで、情報が得られることを指示する通知が移動装置のインボックスへ転送される。この通知は、例えば、テキストメッセージ、SMSメッセージ、インスタントメッセージ、eメール等を含む実質上いかなるフォーマット又はフォームでもよい。次いで、プロセスは、ブロック1212へ進み、そこで、情報の要求が移動装置から受け取られる。次いで、プロセスは判断ブロック1206へ進む。
【0073】
判断ブロック1206において、情報を送信するのに充分なバンド巾を含むワイヤレス接続が現在利用できるかどうかの決定がなされる。通知メッセージはブロック1210において送信されてもよいが、ここでは、バンド巾が情報を送信するのに充分でないかもしれない。多数の既存のワイヤレスネットワークは、異なるバンド巾能力をもつ異なる形式の接続をサポートする。例えば、典型的なワイヤレス電話ネットワークは、ショートメッセージ及びボイス通信を送信するための標準接続と、比較的大量のデータを送信するためのデータ接続(例えば、1X CDMA接続)とをサポートすることができる。従って、ブロック1206の決定は、送信される情報の量と、その情報を送信するためのバンド巾利用性とに基づいて行われる。不充分なバンド巾しかないか又は接続がドロップしたと決定された場合には、接続が得られ且つ充分なバンド巾を有するまで、プロセスはブロック1206を経てループバックする。しかしながら、充分なバンド巾をもつ接続が得られるときには、プロセスは判断ブロック1214へ進む。
【0074】
判断ブロック1214において、送信されるべき情報がまだフレッシュであるかどうか決定される。インターフェイスモジュールが、移動装置に使用できる充分なバンド巾の接続を待機している間に、情報が古くなってしまうことがある。情報のあるアイテムが古くなるまでにかかる時間は、情報の形式のような種々の基準に依存する。従って、判断ブロック1214では、多数の情報形式と、その関連情報形式が古くなるまでに経過すべき時間(例えば、フレッシュ時間)を示す関連値との予め定められたリストが検討される。又、ある形式の情報は、決して古くならないと考えてもよく、例えば、無限のフレッシュ時間を有すると考えてもよい。しかしながら、一実施形態では、判断ブロック1214を削除し、他の予め定義し得る基準等に基づいて任意に実行されてもよい。しかしながら、情報をリフレッシュすべきであると決定された場合には、プロセスがブロック1218へ分岐し、さもなければ、プロセスはブロック1216へ進み、情報が移動装置へ送信される。ブロック1216の完了時に、プロセスは、他のアクションを遂行するためにコールプロセスへ復帰する。
【0075】
しかしながら、ブロック1218において、例えば、情報に対する別のサーチを実行し、情報の収集を再要求し、等々により、情報をリフレッシュすることができる。情報がリフレッシュされると、プロセスは判断ブロック1206へループして戻る。
【0076】
上述したフローチャートの各ブロック、及び上述したフローチャートにおけるブロックの組合せは、コンピュータプログラム命令により実施できることが理解されよう。これらプログラム命令は、マシンを形成するようにプロセッサに与えられ、これら命令は、プロセッサにおいて実行されて、フローチャートのブロックで指定されたアクションを実施するための手段を生成する。又、これらコンピュータプログラム命令は、プロセッサにより実行されて、プロセッサにより遂行されるべき一連のオペレーションステップでコンピュータ実施プロセスを発生し、これら命令は、プロセッサにおいて実行されて、フローチャートのブロックで指定されたアクションを実施するためのステップを形成する。
【0077】
従って、フローチャートのブロックは、指定のアクションを遂行するためのオペレーションの組合せ、指定のアクションを遂行するためのステップの組合せ、及び指定のアクションを遂行するためのプログラム命令手段をサポートする。又、フローチャートの各ブロック、及びフローチャートにおけるブロックの組合せは、指定のアクション又はステップを遂行する特殊目的のハードウェアベースシステム、又は特殊目的のハードウェア及びコンピュータ命令の組合せにより実施できることも理解されたい。
【0078】
上記説明、実施例及びデータは、本発明の要素の製造及び使用について完全に述べたものである。本発明の精神及び範囲から逸脱せずに本発明の多数の実施形態が考えられるので、本発明は、特許請求の範囲のみにより限定されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【図1】本発明を実施するための環境の一実施形態を示す機能的ブロック図である。
【図2】移動装置及びサーバーエージェントファシリティにより使用できる要素の概略の一実施形態を示す図である。
【図3】移動装置に関連したインボックスに対する情報を収集するのに使用するプロセスの一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。
【図4】サーバーエージェントファシリティへの要求を構成し及び/又は送信するのに使用できる多数のインターフェイスの一実施形態を示す機能的ブロック図である。
【図5】サーバーエージェントファシリティへの要求を中継するためのプロセスの一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。
【図6】サーバーエージェントファシリティ内の種々のエージェントへの要求を中継するためのプロセスの一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。
【図7】サーチ要求をマネージするプロセスの一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。
【図8】警告要求をマネージするプロセスの一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。
【図9】フォワードエージェントにより使用するためのプロセスの一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。
【図10】情報を収集するプロセスの一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。
【図11】移動装置へ配送するための情報をパッケージするプロセスの一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。
【図12】本発明により移動装置へのインターフェイスをマネージするプロセスの一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、情報収集に係り、より詳細にはエージェントを用いて移動装置に使用するためのバンド(band)からの情報を収集することに係るが、これに限定されるものではない。
【0002】
関連出願へのクロスレファレンス:本発明は、参考としてここに援用する2003年11月10日に出願された「Method, Apparatus, and System for Providing a Server Agent for a Mobile Device」と題する米国プロビジョナル特許出願第60/518,989号から優先権を主張する。
【背景技術】
【0003】
一般に、エージェントとは、フォアグラウンド(foreground)で動作する別のアプリケーションのバックグラウンド(background)においてある形式の情報収集及び/又は処理を遂行するアプリケーションである。通常、エージェントプログラムとは、比較的小さく且つ良好に定義されたタスクである。例えば、インターネットが成長するにつれて、エージェントは、サーチ要求に関する情報収集のためのより卓越したものとなった。エージェントによって収集された情報は、フォアグラウンドで動作している別のアプリケーションへプル(pull)又はプッシュ(push)することができる。それ故、本発明は、これら及び他の事柄に関してなされたものである。
【発明の開示】
【0004】
簡単に述べると、本発明は、1つ以上のサーバーエージェント(server agent)をもつファシリティ(facility)がネットワーク上の少なくとも1つのリソースから情報を収集し、そしてこの情報を適当なフォーマットで移動装置のインボックス(inbox)へ自動的に供給することができるようにする。サーバーエージェントファシリティは、情報の要求を前処理し、バンド(band)からの情報を収集し、その収集した情報をフィルタリングし、そしてその情報を移動装置のインボックスに適したフォーマットで配送するようにパッケージするというプロセスを備えている。サーバーエージェントは、時間、事象(1つ又は複数)、ユーザプロフィール、移動装置プロフィール、要求(1つ又は複数)、警告(1つ又は複数)、経歴データ、振舞いデータ等を含む(これらに限定されない)少なくとも1つのファクタに基づいて、情報を独立して収集して処理することができる。
【0005】
エディタ、サーチエージェント、警告エージェント、及びフォワードルックエージェント(forward looking agent)を含む(これに限定されない)異なる形式のサーバーエージェントをサーバーエージェントファシリティにより使用して、情報を収集することができる。又、第三者エージェントにより与えられる情報を収集するためのモジュールや、サーバーエージェントにより前処理するための情報を収集するプロアクティブ(proactive)フェッチ(fetch)モジュールを含む収集モジュールが、サーバーエージェントファシリティにより使用されて、サーバーエージェントにより前処理するための情報を収集する。
【0006】
パッケージングモジュールが、その収集した情報を、移動装置に使用するのに適した少なくとも1つのフォーマットでパッケージし、これは、ワイヤレスアプリケーションプロトコル(WAP)等を含むが、これに限定されない。更に、パッケージングモジュールは、その収集した情報を、移動装置のインボックスへ配送するのに適したフォーマットでパッケージするために暗号化及び圧縮を行うことができる。
【0007】
インターフェイスモジュールは、サーバーエージェントファシリティが、検索要求に応答して、前処理された収集情報を与えるか、又は移動装置のインボックスへ情報を自動的にプッシュすることができるようにする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明するが、これら実施形態は、余す所のないものでもないし、又、これに限定されるものでもない。添付図面において、特に指示のない限り、種々の図面全体にわたって同じ部分が同じ参照番号で示されている。
本発明を良く理解するために、以下の詳細な説明を添付図面と一緒に読むべきである。
【0009】
以下の詳細な説明において、本発明の特定の実施形態が示された添付図面について説明する。これらの実施形態は、当業者が本発明を実施できるように充分に詳細に説明されるが、本発明の精神又は範囲から逸脱せずに、他の実施形態も使用でき、且つ他の変更もなされ得ることが理解されよう。それ故、以下の詳細な説明は、限定の意味でなされたものではなく、本発明の範囲は、特許請求の範囲のみによって限定される。
【0010】
説明上の動作環境
図1は、本発明を実施できる例示的環境の要素を示す。本発明を実施するのに全ての要素が要求されるのではなく、本発明の精神又は範囲から逸脱せずに、これら要素の形式及び配列を変更してもよい。
【0011】
図1において、種々のユーザ、装置、サーバー、エージェント、モジュール、クライアント、プロセス等の間で通信を行えるようにするインターネットのようなネットワーク102には、1つ以上のローカルエリアネットワーク(LAN)及び/又はワイドエリアネットワーク(WAN)が含まれる。図示されたように、クライアントコンピュータ104及びサーバーコンピュータ108は、ネットワーク102を使用して、互いに通信すると共に、同様の装置と通信する。ワイヤレスネットワーク110がネットワーク102に接続される。ワイヤレスネットワーク110は、移動装置へのワイヤレス接続を与えるのに使用されるサーバー、メッセージングセンター及びタワーのような種々の要素を含むことができる。これら要素の多くは、ワイヤで相互接続され、ワイヤレスという呼称は、ワイヤレスネットワークを使用する装置に適用され、その構造を表わすものには適用されない。ワイヤレスネットワーク110とネットワーク102との間の接続は、種々の既知の方法により実現でき、例えば、ゲートウェイの使用により実現できる。移動装置106は、ワイヤレス通信媒体を使用してワイヤレスネットワーク110に結合することができる。又、移動装置は、移動電話、スマート電話、ページャー、携帯用無線電話機(walkie talkie)、高周波(RF)装置、赤外線(IR)装置、Wi−Fi装置、及びこれら装置の1つ以上を組み合せた一体化装置、等々を含むことができる。又、図示されていないが、移動装置106は、eメール、インスタントメッセージング(instant messaging:IM)、ショートメッセージングサービス(sort messaging service:SMS)等のメッセージングファシリティのためのインボックスを含むことができる。
【0012】
図示されていないが、ネットワーク102のLAN及びWANは、通常、ルーター及び/又はスイッチにより相互接続される。又、LAN及びWAN内の通信リンクは、ねじれ対、光ファイバー又は同軸ケーブルを含むことができ、一方、ネットワーク間の通信リンクは、アナログ電話線、T1、T2、T3及びT4を含む全又は部分専用デジタルライン、サービス総合デジタル網(ISDN)、デジタル加入者ライン(DSL)、ワイヤレスライン等を利用できる。更に、図1におけるWAN及びLANの数は、本発明の精神又は範囲から逸脱せずに、任意に増加又は減少することができる。
【0013】
上述した通信リンクにおいて情報を送信するのに使用される媒体は、一形式のコンピュータ読み取り可能な媒体、即ち通信媒体を示している。一般に、コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピューティング装置によりアクセスできる媒体を含む。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体、通信媒体又はその組合せを含んでもよい。
【0014】
更に、通信媒体は、通常、コンピュータ読み取り可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、又は他のデータを、変調されたデータ信号、例えば、搬送波又は他の搬送メカニズムにおいて実施し、そして情報配送媒体を備えている。「変調されたデータ信号」及び「搬送波信号」という語は、情報、命令、データ等を信号にエンコードするように1つ以上の特性が設定又は変更された信号を含む。例えば、通信媒体は、ワイヤード媒体、例えば、ねじれ対、同軸ケーブル、光ファイバー、導波器、並びに他のワイヤード媒体及びワイヤレス媒体、例えば、音響、RF、赤外線、及び他のワイヤレス媒体を含む。
【0015】
サーバーコンピュータ108は、他の要素の中でも、中央処理ユニット(プロセッサ)、命令を記憶するためのメモリ、及びバスを経て接続されたネットワークインターフェイスユニットを含むことができる。プロセッサは、メモリに記憶された命令に関連して、サーバーコンピュータ108で実行される1つ以上のアプリケーションのオペレーションを可能にする。これらのアプリケーションは、サーバー、クライアント、プロトコル、インターフェイス、コンパイラー、トランスレータ、モジュール、エージェント等を含むことができるが、これらに限定されない。
【0016】
サーバーコンピュータ108に対して、ネットワークインターフェイスユニットは、サーバーコンピュータをネットワーク102に接続するのに必要な回路を備え、そしてTCP/IP、UDP/IP、SMS及びWAPを含む(これらに限定されない)種々の通信プロトコルに使用するように構成される。ネットワークインターフェイスユニットは、ワイヤード及び/又はワイヤレス通信媒体を経てグラフィック表示、広告データ等の情報を通信するための回路及び要素を含んでもよいし、又はそれらにインターフェイスしてもよい。ネットワークインターフェイスユニットは、トランシーバーと称されることもある。
【0017】
図2は、移動装置とサーバーエージェントファシリティとの間で通信するためのアーキテクチャーの概略200である。移動装置(図示せず)は、移動装置において動作するメッセージングファシリティ(図示せず)、例えば、eメール、SMS、IM等と通信するインボックス202を備えている。サーバーエージェントファシリティは、少なくとも1つのサーバーコンピュータ、クライアントコンピュータ、又はホストコンピュータ等(図示せず)において動作する。
【0018】
図示されたように、サーバーエージェントファシリティは、互いに通信する少なくとも4つのカテゴリーのモジュール、即ちインターフェイスモジュール、パッケージングモジュール、エージェントモジュール、及び収集モジュールを備えている。インターフェイスモジュールは、移動装置へのワイヤレス接続が生じたとき、及び収集されて前処理された情報を供給するに充分なバンド巾が得られると決定されたときに、その収集されて前処理された情報をインボックス202へ通信できるようにする。
【0019】
インターフェイスモジュールは、プッシュ要素204及び検索要素206を含むことができる。プッシュ要素204は、ワイヤレス接続が利用できる場合に、その収集されて前処理された情報を移動装置のインボックス202へ自動的に供給するように構成される。検索要素206は、ワイヤレス接続が利用できる場合に、移動装置からの要求に応答して、インボックス202へ実質的に同様の情報を供給するように構成される。
【0020】
インターフェイスモジュールとパッケージングモジュールとの間には、配送エージェント205がある。この配送エージェント205は、移動装置をモニタリングして、それが使用できるかどうか決定するように構成される。移動装置が使用できる場合には、配送エージェント205は、サーバーに存在する一時的インボックスからの応答を、インターフェイスモジュールを経て、移動装置のインボックスへ与えることができる。
【0021】
パッケージングモジュールは、収集されて前処理された情報を、インボックス202に適したフォーマットでパッケージするように構成される。インボックス202の特性に基づいて、パッケージングモジュールは、収集されて前処理された情報をアレンジするための正規化要素208、情報を圧縮するための圧縮要素210、及び/又は情報を暗号化するための暗号化要素212を使用することができる。
【0022】
エージェントモジュールは、情報の収集及び/又は前処理を可能にするために使用できる種々の形式のエージェントを含む。これらのエージェントは、収集された情報を編集するためのエディタエージェント214を含むことができる。例えば、エディタエージェント214は、サーチにより与えられるトップ10の結果を決定するのに使用できる。又、エージェントモジュールは、問合せに関連した情報を収集するのに使用できるサーチエージェント216を含むこともできる。株の価格の変動、天気の変化、新聞発表等の事象(警告)に関連した情報を収集するために、エージェントモジュールには警告エージェント218を含むこともできる。更に、図示されたように、エージェントモジュールは、フォワードルックエージェント220も含むことができ、このエージェントは、移動装置、ユーザ等のプロフィールを使用すると共に、経歴及び/又は振舞いデータを使用して、有用となる情報を予想するのに使用できる。このような経歴及び/又は振舞いデータは、例えば、航空機チケットのサーチ、移動装置の現在位置に関連しない特定都市の方向、及び同様の振舞い関連情報を含んでもよい。経歴及び/又は振舞いデータに基づいて、フォワードルックエージェント220は、その特定の都市における天気情報の収集が有用であることを予想できる。フォワードルックエージェント220は、この予想情報を収集して、それがインボックス202へ供給されるようにすることができる。更に、フォワードルックエージェント220は、移動装置により使用するための統計学的情報、予報情報及び同様の情報を与えるように使用することもできる。
【0023】
図2には、4つの形式のエージェントしか示されていないが、本発明は、これに限定されるものではなく、移動装置により使用できる情報の収集及び/又は処理に少なくとも間接的に動作が関連した他の形式のエージェントもほとんど含むことができる。
【0024】
サーバーエージェントファシリティ内の収集モジュールは、移動装置との動作のバンドから情報を収集できるように構成される。収集モジュールは、プロアクティブフェッチ(proactive fetch)要素222及び第三者収集要素224を備えている。プロアクティブフェッチ要素222は、エージェントモジュール内のエージェントにより指示された情報を収集するのに使用できる。第三者収集要素224は、直接的にサーバーエージェントファシリティの一部分ではないエージェント及び/又はプログラムにより指示される情報を収集するのに使用できる。1つのこのようなエージェントは、問合せに応答して航空機チケット情報を与えるように構成された外部エージェントを含んでもよい。通常、この形式の情報は、バッチ解決策で収集されるが、本発明は、これに限定されず、他の解決策及び外部エージェントも使用できる。
【0025】
図3は、移動装置に関連したインボックスのための情報を収集するのに使用するプロセス300の一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。このプロセス300は、例えば、図1のサーバーコンピュータ108で実施することができる。
【0026】
プロセス300は、スタートブロックの後に、ブロック302で始まり、移動装置との動作のバンドから情報が収集される。収集された情報は、次いで、図2に示すようなサーバーエージェントファシリティ内のエージェントを使用して前処理することができる。エージェントによる情報の収集及び前処理は、時間、好み、プロフィール、条件、事象、経歴データ、振舞いデータ等を含む(これらに限定されない)種々の基準のいずれかに基づいて、自動的に構成され且つ少なくとも部分的に選択される。
【0027】
次いで、プロセス300は、ブロック304へと続き、移動装置のインボックスへ配送するのに適したフォーマットで情報がパッケージされる。次いで、プロセス300は、ブロック305へ続き、パッケージされた情報が、図1のサーバーコンピュータ108等のサーバーコンピュータに存在し得る一時的インボックスへ送信される。
【0028】
プロセス300は、次いで、判断ブロック306へ続き、移動装置のインボックスを使用できるかどうかの決定がなされる。この決定は、通常、配送エージェントにより行われ、これは、ネットワーク接続が存在するかどうか及び移動装置に充分なバンド巾が得られるかどうかに基づく。移動装置のインボックスが使用できないか、又はバンド巾が不充分な場合には、プロセスは、判断ブロック306を経てループし、移動装置が使用できるまで待機する。しかしながら、判断ブロック306の決定が真である場合には、プロセスはブロック308へ進み、前処理/収集された情報が配送エージェントによりインターフェイスモジュールへ供給され、該インターフェイスモジュールは、その情報を移動装置のインボックスへ供給できるようにされる。プロセス300が完了すると、他のアクションを遂行するためのコールプロセス(calling process)へ処理が復帰する。
【0029】
図4は、サーバーエージェントファシリティ406への要求を構成し及び/又は送信するのに使用できる多数のインターフェイスの一実施形態を示す機能的ブロック図400である。図示されたように、ユーザが移動装置で情報を受信することを希望する場合に、ユーザは、情報の要求をサーバーエージェントファシリティ406へ送信することができる。情報の要求に加えて、要求は、規定の命令を含んでもよい。又、図示されたように、情報の要求は、電話コール404により口頭でなされてもよい。又、要求は、プロンプト(図示せず)、ウェブフォーム403、メニュー、テキストメッセージ401、eメール402、インスタントメッセージ(IM)、移動電話400のコール、等々の助けで行われてもよい。
【0030】
一般的に、情報の要求は、図2に示すサーバーエージェントファシリティと実質的に同様に動作するサーバーエージェントファシリティ406へ供給される。通常、ワン−オフ(one-off)要求、事象ベース要求、及び時間ベース要求を含む多数の形式の要求がある。要求は、ワイヤレスネットワーク110に接続された移動電話400を使用してサーバーエージェントファシリティへ送信することができる。移動電話400は、図1の移動装置106と同じでもよいし、又はそれとは異なってもよい。移動電話400は、ここでは、ワイヤレスネットワーク110に結合されて示されているが、移動電話400及び移動装置106を同じネットワークに結合する必要はない。むしろ、移動装置106は、WANオーバーネットワーク102又は同様の構成にワイヤレス結合することができる。
【0031】
サーバーエージェントファシリティ406は、移動電話400を使用するユーザにボイスメニューのようなインターフェイスを与えるように構成され、これは、ユーザが要求を口頭、電話ボタン信号、及び/又はその組合せで通信できるようにする。このインターフェイスは、ユーザが話したワード又は所定のコマンドを捕獲するためのボイス認識モジュールを含むことができる。更に、インターフェイスは、平易な話言葉を受け容れて、規定コマンドの使用を減少するために、インテリジェント言語認識モジュールを含むことができる。
【0032】
一実施形態において、ユーザは、プレイン・オールド・テレホン・サービス(Plain Old Telephone Service:POTS)405のような地上ラインに接続された電話404を使用することにより要求を通信することができる。この形式の要求は、移動電話400でなされた要求と同様に実行し処理することができる。
【0033】
或いは又、ユーザは、テキストメッセージ401により要求を通信してもよい。テキストメッセージは、例えば、ショートメッセージサービス(SMS)メッセージ又は同様のプロトコルでよい。テキストメッセージ401は、移動装置、クライアントコンピュータ、地上ライン電話、移動電話400等を使用して搬送することができる。サーバーエージェントファシリティ406に含まれるか又はそれと通信するインターフェイスは、テキストメッセージで要求を受け取りそして処理する。
【0034】
又、ウェブフォーム403がクライアントに与えられてもよい。ウェブフォーム403は、サーバーエージェントファシリティ406に含まれるか又はそれに結合されたウェブサーバーモジュールにより与えることができる。ユーザは、ウェブフォーム403に、要求を含む情報を埋め、次いで、サーバーエージェントファシリティ406に向かって情報を送信するようにクライアントに命令するボタンを押すようなアクションを遂行することができる。又、他のソフトウェア及び通信プロトコルを使用して、ネットワーク102を経てサーバーエージェントファシリティ406へ要求を通信してもよい。これらは、インスタントメッセージング、インターネット中継チャット、ファイル転送プロトコル等を含むが、これに限定されない。
【0035】
図5は、サーバーエージェントファシリティへ要求を中継するためのプロセス500の一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。一実施形態において、プロセス500は、図1のサーバーコンピュータ108において実施される。
【0036】
プロセス500は、スタートブロックの後に、ブロック502で始まり、移動装置から情報の要求が受け取られる。次いで、プロセスはブロック504へと続き、受け取られた要求がパーズされる。受け取られた要求をパーズすることは、スピーチ認識アプリケーション、プログラム、スクリプト等を使用することを含んでもよい。又、規定のコマンド、シンタックス等に対して情報の要求をパーズすることを含んでもよい。要求は、サーバーエージェントファシリティの別のモジュールにより更に容易に処理できるように規定のフォーマットへパーズされてもよい。プロセスは、ブロック506へ続き、パーズされた要求は、その要求を更に処理するように構成されたサーバーエージェントファシリティの関連モジュール(1つ又は複数)へ送信される。この関連モジュールは、特定の実施形態に依存する。例えば、エージェントモジュール内のエージェントの1つを使用して、要求を更に処理してもよい。いずれにせよ、ブロック506が完了すると、プロセスは、他のアクションを遂行するためにコールプロセスに復帰する。
【0037】
図6は、サーバーエージェントファシリティ内の選択されたエージェントへ要求を中継するプロセスの一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。要求は、ワン−オフ、事象ベース、及び/又は時間ベース要求を含む種々の形態でトリガーすることができる。特に、図示されたように、要求は、サーチエージェント又は警告エージェントへ中継されてもよい。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、他のエージェント形式も本発明により使用できるが、プロセス600では説明しない。図6のプロセス600は、図1のサーバーコンピュータ108で実施されてもよい。
【0038】
図6に示すように、プロセス600は、スタートブロックの後に、ブロック602で始まり、情報の要求がサーバーエージェントファシリティ内に受け取られる。プロセスは、次いで、判断ブロック604へ続き、図2を参照して上述したような警告エージェントによりサービスされるアクションを要求が含むかどうかの決定がなされる。要求が警告エージェントによりサービスされる場合には、プロセスはブロック608へ分岐し、さもなければ、判断ブロック606へ続く。ブロック608において、警告エージェントは、図8を参照して以下に述べるようなプロセスを使用して、受け取った要求に関連した情報を収集するように動作できる。収集できる情報は、例えば、株価の変化等の、トリガー事象に関連した情報を含んでもよい。実質上いかなる警告情報も、警告エージェントにより収集できる。次いで、プロセス600は、判断ブロック606へ続く。
【0039】
判断ブロック606において、受け取った要求が、サーチエージェントによりサービスされるアクションを含むかどうかの決定がなされる。サーチエージェントを使用すべき場合には、プロセスはブロック610へ分岐し、そこで、サーチエージェントを使用して、情報の要求にサービスする。サーチエージェントは、情報の要求内の問合せに応答できる情報のサーチにおいて、データベース、ファイル、ネットワークインフラストラクチャー等に問合せしてもよい。一実施形態では、サーチエージェントは、図7を参照して以下に述べるようなプロセスを使用してもよい。ブロック610が完了するか、又はサーチエージェントを使用すべきでない場合には、プロセスは、ブロック602へループして戻り、次の情報要求の受信をモニタリングするように構成される。
【0040】
図7は、サーチ要求をマネージするプロセス700の一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。一実施形態において、プロセス700は、図6のブロック610からコールされる。更に、プロセス700は、図2のサーチエージェント216内で実施することができる。
【0041】
プロセス700は、スタートブロックの後に、ブロック702で始まり、サーチ要求が受け取られる。ついで、プロセスはブロック704へ進み、要求を処理するのに適した収集要素が決定される。要求内の異なるフィールド、フィールドの組合せ、及び/又はサーチ解決策に、異なる収集要素を関連させることができる。例えば、第三者収集要素を経て情報を収集することにより1組のフィールドを良好に満足させることができる。いずれにせよ、収集要素が決定されると、プロセスはブロック706へ進み、そこで、決定された収集要素へ要求が転送される。一実施形態では、決定された収集要素へ要求を送信する前に、ブロック704において要求が変更される。このような変更は、要求及び/又はその関連フィールドを、その決定された収集要素により使用するのに適したフォーマットへ再フォーマットすることを含んでもよいが、これに限定されない。
【0042】
次いで、プロセスは、ブロック708へ進み、収集要求に対する結果が、その決定された収集要素から受信される。次いで、プロセスは、判断ブロック710へと続き、結果の編集を行うべきかどうかの決定がなされる。編集は、例えば、返送される結果を、ユーザが良好に使用できるフォーマットに入れるように行うことができる。更に、このような編集は、ユーザにより指定された予め定められた基準、ユーザのコンピューティング装置の特性、ブラウザフォーマット等を含む(これらに限定されない)種々の基準のいずれに基づいて行われてもよい。例えば、ユーザは、サーチのトップ10ヒットのみを受け取るように希望してもよいし、或いはある株に関する特定のメトリックのみを受け取るように希望してもよい。いずれにせよ、編集を行うべき場合には、プロセスがブロック712へ分岐し、結果がエディタエージェントへ送信される。編集が完了するか、又は編集を行うべきでない場合には、プロセス700はブロック714へ進み、そこで、結果が、ユーザへ配送するためにパッケージされるべく送信される。結果をパッケージングするためのプロセスの一実施形態は、図11を参照して以下に詳細に説明する。ブロック714が完了すると、プロセス700は、他のアクションを実行するためにコールプロセスに復帰する。
【0043】
図8は、警告要求をマネージするプロセス800の一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。プロセス800は、例えば、図2の警告エージェント218内で実施することができる。
【0044】
プロセス800は、スタートブックの後に、ブロック802で始まり、警告要求が受け取られる。一実施形態では、警告要求は、図6のブロック608から受け取られる。上記で簡単に述べたように、警告要求は、満足されたときに、警告に関連した情報をユーザへ送信できるようにする事象、条件等に関連付けることができる。
【0045】
次いで、プロセスは、ブロック804へ進み、そこで、要求された警告情報を収集するのに適した収集要素が決定される。収集要素の決定は、要求された警告情報の形式を含む種々の基準に基づいて行うことができる。更に、ある収集要素は、別の収集要素より、特定の警告要求を良好に取り扱うように構成されてもよい。いずれにせよ、適切な収集要素が決定されると、プロセスはブロック806へ進み、そこで、決定された収集要素が、警告情報の状態に関して問合せされる。
【0046】
プロセスは、判断ブロック808へと続き、問合せに応答して警告情報が受け取られるかどうか決定される。一実施形態では、その決定された収集要素が、警告要求が満足されると決定したときに、警告情報が受け取られる。問合せに応答して警告情報が受け取られないと決定された場合には、プロセスはブロック806へループして戻り、警告要求が満足されるまで、例えば、警告要求に関連した情報が受け取られるまで、別の問合せが実行される。又、警告は、所定時間の後に時間切れするように構成されてもよい。例えば、ユーザが所与の時間内の株価の変化を知ることを希望し、そして株が変化しない場合には、警告情報は、株が所与の時間内に変化しないことを指示できる。
【0047】
しかしながら、判断ブロック808において、警告情報が受け取られた場合には、プロセスはブロック810へ進み、そこで、受け取られた警告情報が、ユーザへの配送のためにパッケージされるべく送信される。一実施形態では、受け取られた警告情報は、図11を参照して以下に述べるようにプロセス1100へ送り込まれる。別の実施形態では、受け取られた警告情報は、図2を参照して上述したパッケージングモジュールと実質的に同様のパッケージングモジュールへ送信される。いずれにせよ、ブロック810が完了すると、プロセスは、他のアクションを遂行するためにコールプロセスへ復帰する。
【0048】
図9は、フォワードルックエージェントにより使用するためのプロセスの一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。従って、一実施形態では、図9のプロセス900は、図2のフォワードルックエージェント220において実施される。
【0049】
ユーザからの要求は、通常は、フォワードルックエージェントへ特に向けられない。むしろ、フォワードルックエージェントは、他のエージェントに向けられた要求をモニタリングし、予報情報を決定し、そしてその予報情報をユーザに与えることができる。従って、プロセス900は、スタートブロックの後に、ブロック902で始まり、他のエージェントへの要求がモニタリングされる。プロセス900は、次いで、判断ブロック904へ進み、そこで、別のエージェントへ送信された要求が検出されたかどうかの決定がなされる。もしそうであれば、プロセスはブロック906へ進み、さもなければ、プロセスは902へループして戻り、他のエージェントへの警告をモニタリングし続ける。
【0050】
ブロック906において、要求を送信するユーザに関連したユーザレコードが検索される。このユーザレコードは、要求を送信するユーザに関連した情報、例えば、統計学的及び振舞い情報、ユーザに適用可能なコンフィギュレーション情報、ビリング情報、等を含む。ユーザレコードは、1つ以上のデータレコードを含んでもよく、そしてその一部分が異なるフォーマットで1つ以上の位置にセーブされてもよい。
【0051】
次いで、プロセスはブロック908へ進み、そこで、ユーザレコードは、検出された要求に一部分基づいて、統計学的、経歴的及び/又は振舞いデータで変更される。ユーザレコードは、種々の統計学的及び/又は経歴的振舞いデータに基づいて変更されてもよい。例えば、ユーザや別のユーザ等により送信された多数の要求に関連した統計学的データが収集されてもよい。又、統計学的、経歴的、及び/又は振舞いデータは、要求の形式、要求に関する時間、要求の形式の頻度等に関連付けされてもよい。同様に、統計学的、経歴的、及び/又は振舞いデータは、要求のキーワード、要求のコンテクスト又は実体、要求が送信される場所、等に関連した情報を含んでもよい。一実施形態では、検出された要求に関連したユーザ設定を使用して、どんな統計学的、経歴的、及び/又は振舞いデータを収集及び使用してユーザレコードを変更すべきか決定する上で助けとすることができる。例えば、別の実施形態では、以前の要求をセーブして、その後の時間にユーザへ返送すべきであることをユーザが指示してもよい。実質上、いかなる統計学的、経歴的及び振舞いデータを収集及び使用して、ユーザレコードを変更してもよい。更に、このような統計学的、経歴的、及び振舞いデータは、ビリング、リサーチ等を含む(これらに限定されない)他の用途に使用されてもよい。
【0052】
プロセス900は、次いで、ブロック910へ進み、ユーザレコードを変更するために付加的な情報を与えるべきかどうかの決定がなされる。このような付加的な情報は、検出された要求に直接応答するものでなくてもよい。しかしながら、このような情報を与えることは、ユーザにとって間接的に有用である等の種々の他の理由で望ましいこともある。従って、例えば、ユーザが小説に関する情報を要求する場合に、その小説の著者に関する付加的な情報を送信してもよいが、このような情報は、ユーザにより直接要求されたものではない。付加的な情報を与えるべきかどうかの決定は、ユーザ基準、ユーザ設定、サーバーエージェントファシリティのコンフィギュレーション、要求それ自体、等を含む種々の事柄に依存し得る。一実施形態において、キーワード、要旨、頻度等により定義できる予め定められた形式の要求に対して付加的な情報が与えられてもよい。更に、付加的な情報を与えるための決定は、ユーザの形式、ユーザの予め定められた組、等に基づいてもよい。いずれにせよ、付加的な情報が与えられない場合には、プロセスはブロック902へループして戻り、さもなければ、プロセスはブロック912へ続く。
【0053】
ブロック912において、付加的な情報の要求が、検出された要求及び/又はユーザレコードに基づいて公式化される。例えば、付加的な情報の要求は、検出された要求において見つかるキーワードに基づくものでよい。又、付加的な情報の要求は、ユーザレコードにおけるある経歴的、統計学的、振舞い又は他の情報の存在に加えて、検出された要求に見つかるキーワードに基づくものでもよい。従って、ユーザが、地理的位置Aに関する予め定められた数のサーチを実行したが、モニタリングされた要求は地理的位置Bを指すものであることをユーザレコードが指示する場合に、付加的な情報の要求は、地理的位置Aから地理的位置Bへの移送オプションに関する情報を指してもよい。
【0054】
ブロック914において、付加的な情報の要求は、適当な収集要素へ送信される。一実施形態において、付加的な情報の要求は、図10を参照して以下に述べるものと実質的に同様のアクションを遂行するために収集要素へ送信される。しかしながら、本発明はこれに限定されず、別のプロセスが使用されてもよい。例えば、適当な収集要素は、広告情報等に関連した付加的な情報を収集して記憶するようにイネーブルされるものを含むと決定されてもよい。むしろ、この例では、広告情報にアクセスするように特に構成された収集要素が使用されてもよい。この広告収集要素は、付加的な広告情報をサーチし、収集しそして与えるためのそれ自身のプロセスを使用してもよい。いずれにせよ、ブロック916が完了すると、プロセスはブロック918へ進み、付加的な情報が得られる。次いで、プロセスはブロック920へと続き、受信した付加的な情報が、ユーザへ配送するのに適したフォーマットでパッケージされるべく送信される。一実施形態では、付加的な情報は、図2を参照して上述したものと実質的に同様のパッケージングモジュールへ送信される。別の実施形態では、パッケージされるべき付加的な情報を送信する前に、付加的な情報が編集のために送信される。この実施形態では、編集は、例えば、図2のエディタエージェント214を使用することにより実行されてもよい。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、付加的な情報がパッケージングのために送信される前にそれに基づいてアクションを遂行するように別のエディタ又はエージェントを使用してもよい。いずれにせよ、プロセス900が完了すると、プロセスは、他のアクションを遂行するようにコールプロセスに復帰する。
【0055】
図10は、図2に示すような収集モジュールを使用して情報を収集するプロセス1000の一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。このプロセス1000は、例えば、図1のサーバーコンピュータ108で実施することができる。
【0056】
プロセス1000は、スタートブロックの後に、ブロック1002で始まり、コンテンツの要求が受け取られる。この要求は、図2のサーバーエージェントファシリティ内のエージェント等を含む(それらに限定されない)種々のソースから受け取ることができる。例えば、一実施形態では、コンテンツの要求は、図9のプロセス900から受け取られる。コンテンツの要求が受け取られると、プロセスは判断ブロック1004へ進み、コンテンツの要求にサービスするために使用されるべき収集要素の形式に関する決定がなされる。図10及び図2に示すように、2つの考えられる収集要素、即ちプロアクティブフェッチ及び第三者収集要素について説明する。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、コンテンツの要求にサービスするのに使用するために付加的な収集要素が実施されてもよい。
【0057】
通常、コンテンツの要求が、一般的にアクセス可能な情報、例えば、インターネットやサーバーエージェントファシリティ等を経て一般的に入手できる情報を指す場合には、プロセスはプロアクティブフェッチ方向に進む。しかしながら、コンテンツの要求が、このようなソースを経て一般に入手できない情報を指す場合には、プロセスは第三者収集要素を使用することができる。この形式の情報は、例えば、ホテル予約情報、航空運賃情報等を含んでもよい。1つの構成では、サーバーエージェントファシリティのオペレータが第三者(航空会社のような)との合意に入って、サーバーエージェントファシリティが第三者に属する幾つかの所有権情報等にアクセスできるようにしてもよい。このようなアクセスは、通常、第三者収集モジュールを経て実行することができる。従って、コンテンツの要求がプロアクティブフェッチ要素によりサービスできると決定された場合には、プロセス1000はブロック1006へ進み、さもなければ、プロセス1000は、第三者収集要素により処理するためのブロック1010へ進む。
【0058】
ブロック1006において、コンテンツの要求は、処理のためにプロアクティブフェッチ要素へ転送される。ブロック1008へ進むと、プロアクティブフェッチ要素は、要求に基づいてサーチを実行し、結果を得、そして結果を返送する。一実施形態では、ブロック1008のアクションは、図7を参照して上述したプロセス700を使用する。ブロック1008が完了すると、プロセスはブロック1018へ進む。
【0059】
しかしながら、ブロック1010において、多数のコンテンツ要求が一緒にバッチ処理されてもよい。本発明は、要求のバッチ処理に限定されないが、一実施形態では、コストを節減し、共通のコンテンツ要求を簡単化し、等々を行うように実行されてもよい。いずれにせよ、もし希望であれば、要求が他の要求と共にバッチされる。ブロック1010が完了すると、プロセスはブロック1012へと続き、そこで、バッチ処理された要求(そのようにバッチ処理された場合)が第三者収集要素へ処理のために送信される。プロセスは、次いで、ブロック1014へ続き、異なるバッチ処理要求に関連した結果が受け取られる。次いで、プロセスはブロック1016へ進み、バッチ処理結果が分離される。次いで、プロセスは、ブロック1018へ続く。
【0060】
ブロック1018において、与えられた結果がユーザのインボックスに向けて送信される。一実施形態では、それらの結果は、パッケージングモジュール等を使用することによりユーザへ配送するための準備等の更なる処理のために、要求を発しているエージェントへ返送される。ブロック1018が完了すると、プロセス1000は、他のアクションを実行するためにコールプロセスへ復帰する。
【0061】
図11は、移動装置へ配送するように情報をパッケージングするプロセスの一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。一実施形態において、図11のプロセス1100は、図2を参照して述べたサーバーエージェントファシリティ内で実施される。
【0062】
図11のプロセス1100は、スタートブロックの後に、ブロック1102で始まり、移動装置のインボックスに配送するよう意図された情報が受け取られる。このような情報は、例えば、サーチエンジンから受信したサーチ結果、警告エージェントから受信した警告情報、予報、経歴、振舞い情報等を含んでもよい。このような情報を受け取ると、プロセスは判断ブロック1104へ進み、情報を正規化すべきかどうかの決定がなされる。情報の正規化は、情報フォーマットの変更を含んでもよい。この決定は、種々のファクタ、例えば、情報それ自体、情報を向けるべき移動装置の形式、及びユーザ設定(これらの限定されない)、に基づいて行うことができる。例えば、移動装置は、あるフォーマットの情報を表示できなくてもよい。この場合に、情報は、その移動装置で見るために再フォーマットすることができる。同様に、ユーザは、情報を予め定められたフォーマットで配送すべきであると指示してもよい。
【0063】
いずれにせよ、情報を正規化すべきであると決定された場合には、プロセスがブロック1106へ進んで、情報のフォーマットが変更され、さもなければ、プロセスは判断ブロック1108へと続く。一実施形態では、ブロック1106は、図2の正規化要素208により実施することができる。情報の正規化は、種々の情報特性に変化を生じさせ、これは、映像のサイズ変更、映像のフォーマット/エンコードの変更、フォントサイズの変更、テキストのサイズ変更、テキストのグループ再編成、等を含むが、これらに限定されない。同様に、プレゼンテーション言語又はマークアップ言語、例えば、HTMLに基づいて編成された情報は、例えば、プレゼンテーションフォーマットを変更するようにコンテンツを操作することにより、再フォーマット、再編成等をしてもよい。又、情報は、マークアップ言語へ再フォーマットされてもよいし、或いは既にマークアップ言語である場合には、異なるマークアップ言語に入れられてもよい。例えば、情報は、移動装置によりプレゼンテーションするための同期マルチメディア一体化言語(SMIL)適合フォーマットに入れられてもよい。次いで、プロセスは、判断ブロック1108へ進む。
【0064】
判断ブロック1108では、情報を圧縮すべきかどうかの決定がなされる。この決定は、サーバーエージェントファシリティのコンフィギュレーション、移動装置の形式、入手可能なバンド巾、ユーザ設定等を含む種々のファクタに基づいて行うことができる。又、圧縮の形式は、ネットワーク接続の特性、及び情報を圧縮解除するための移動装置の能力に少なくとも一部分基づいて決定されてもよい。又、圧縮は、例えば、非可逆圧縮(“lossy”compression)等により考えられるデータ劣化を考慮することに基づいてもよい。いずれにせよ、圧縮を実行すべきであることが決定された場合には、プロセスはブロック1110へ進み、さもなければ、プロセスは判断ブロック1112へ進む。
【0065】
ブロック1110において、情報が圧縮される。一実施形態では、圧縮は、図2の圧縮要素210を使用して達成される。圧縮は、ラン長さエンコード、最小冗長性コード化、離散的フラクタル変換圧縮、フラクタル圧縮等を含む(これらに限定されない)1つ以上の圧縮メカニズムに基づいて実行されてもよい。実際に、情報を圧縮するのに実質上いかなる圧縮メカニズムを使用してもよい。その完了時に、プロセスは判断ブロック1112へと続く。
【0066】
判断ブロック1112において、暗号化を実行するかどうかの決定がなされる。暗号化は、情報のプライバシーを確保することに向けられる。又、暗号化は、コピー保護にも使用できる。いずれにせよ、情報を暗号化すべきかどうかの決定は、サーバーエージェントファシリティのコンフィギュレーション、移動装置の形式、情報の形式、ユーザ設定等を含む(これらに限定されない)種々のファクタに基づくものでよい。暗号化を実行すべきであると決定された場合には、プロセスはブロック1114へ続き、さもなければ、ブロック1116へ続く。
【0067】
ブロック1114において、パブリックキー暗号化、対称的キー暗号化、ハイブリッド暗号化等を含む(これらに限定されない)種々の暗号化メカニズムのいずれかを使用して、情報を暗号化することができる。情報の暗号化が完了すると、プロセスはブロック1116へ進む。
【0068】
ブロック1116において、情報は、移動装置へ配送するために転送される。一実施形態において、情報は、図2を参照して上述したようにインターフェイスモジュールへ転送される。別の実施形態において、図12に示すようなプロセスをブロック1116に使用して、移動装置へ配送するための情報が準備される。
【0069】
図12は、移動装置へのインターフェイスをマネージするプロセスの一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。図12のプロセス1200は、例えば、図2のインターフェイスモジュール内で実施することができる。
【0070】
プロセス1200は、スタートブロックの後に、ブロック1202で始まり、移動装置へ配送するように意図された情報が受け取られる。通常、情報は、図11を参照して述べたようにパッケージングモジュールから受け取られるが、サーバーエージェントファシリティの他の要素、例えば、エージェント又は収集モジュールの1つから受け取られてもよい。
【0071】
情報を受け取ると、プロセスは判断ブロック1204へ進み、そこで、受け取られた情報を移動装置へプッシュすべきか又は移動装置により検索すべきかの決定がなされる。この決定は、ユーザ設定、移動装置の形式、情報の形式等を含む(これらに限定されない)種々の基準に基づいて行ってもよい。
【0072】
情報を移動装置により検索すべきであることが決定された場合に、プロセスはブロック1210へと続き、そこで、情報が得られることを指示する通知が移動装置のインボックスへ転送される。この通知は、例えば、テキストメッセージ、SMSメッセージ、インスタントメッセージ、eメール等を含む実質上いかなるフォーマット又はフォームでもよい。次いで、プロセスは、ブロック1212へ進み、そこで、情報の要求が移動装置から受け取られる。次いで、プロセスは判断ブロック1206へ進む。
【0073】
判断ブロック1206において、情報を送信するのに充分なバンド巾を含むワイヤレス接続が現在利用できるかどうかの決定がなされる。通知メッセージはブロック1210において送信されてもよいが、ここでは、バンド巾が情報を送信するのに充分でないかもしれない。多数の既存のワイヤレスネットワークは、異なるバンド巾能力をもつ異なる形式の接続をサポートする。例えば、典型的なワイヤレス電話ネットワークは、ショートメッセージ及びボイス通信を送信するための標準接続と、比較的大量のデータを送信するためのデータ接続(例えば、1X CDMA接続)とをサポートすることができる。従って、ブロック1206の決定は、送信される情報の量と、その情報を送信するためのバンド巾利用性とに基づいて行われる。不充分なバンド巾しかないか又は接続がドロップしたと決定された場合には、接続が得られ且つ充分なバンド巾を有するまで、プロセスはブロック1206を経てループバックする。しかしながら、充分なバンド巾をもつ接続が得られるときには、プロセスは判断ブロック1214へ進む。
【0074】
判断ブロック1214において、送信されるべき情報がまだフレッシュであるかどうか決定される。インターフェイスモジュールが、移動装置に使用できる充分なバンド巾の接続を待機している間に、情報が古くなってしまうことがある。情報のあるアイテムが古くなるまでにかかる時間は、情報の形式のような種々の基準に依存する。従って、判断ブロック1214では、多数の情報形式と、その関連情報形式が古くなるまでに経過すべき時間(例えば、フレッシュ時間)を示す関連値との予め定められたリストが検討される。又、ある形式の情報は、決して古くならないと考えてもよく、例えば、無限のフレッシュ時間を有すると考えてもよい。しかしながら、一実施形態では、判断ブロック1214を削除し、他の予め定義し得る基準等に基づいて任意に実行されてもよい。しかしながら、情報をリフレッシュすべきであると決定された場合には、プロセスがブロック1218へ分岐し、さもなければ、プロセスはブロック1216へ進み、情報が移動装置へ送信される。ブロック1216の完了時に、プロセスは、他のアクションを遂行するためにコールプロセスへ復帰する。
【0075】
しかしながら、ブロック1218において、例えば、情報に対する別のサーチを実行し、情報の収集を再要求し、等々により、情報をリフレッシュすることができる。情報がリフレッシュされると、プロセスは判断ブロック1206へループして戻る。
【0076】
上述したフローチャートの各ブロック、及び上述したフローチャートにおけるブロックの組合せは、コンピュータプログラム命令により実施できることが理解されよう。これらプログラム命令は、マシンを形成するようにプロセッサに与えられ、これら命令は、プロセッサにおいて実行されて、フローチャートのブロックで指定されたアクションを実施するための手段を生成する。又、これらコンピュータプログラム命令は、プロセッサにより実行されて、プロセッサにより遂行されるべき一連のオペレーションステップでコンピュータ実施プロセスを発生し、これら命令は、プロセッサにおいて実行されて、フローチャートのブロックで指定されたアクションを実施するためのステップを形成する。
【0077】
従って、フローチャートのブロックは、指定のアクションを遂行するためのオペレーションの組合せ、指定のアクションを遂行するためのステップの組合せ、及び指定のアクションを遂行するためのプログラム命令手段をサポートする。又、フローチャートの各ブロック、及びフローチャートにおけるブロックの組合せは、指定のアクション又はステップを遂行する特殊目的のハードウェアベースシステム、又は特殊目的のハードウェア及びコンピュータ命令の組合せにより実施できることも理解されたい。
【0078】
上記説明、実施例及びデータは、本発明の要素の製造及び使用について完全に述べたものである。本発明の精神及び範囲から逸脱せずに本発明の多数の実施形態が考えられるので、本発明は、特許請求の範囲のみにより限定されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【図1】本発明を実施するための環境の一実施形態を示す機能的ブロック図である。
【図2】移動装置及びサーバーエージェントファシリティにより使用できる要素の概略の一実施形態を示す図である。
【図3】移動装置に関連したインボックスに対する情報を収集するのに使用するプロセスの一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。
【図4】サーバーエージェントファシリティへの要求を構成し及び/又は送信するのに使用できる多数のインターフェイスの一実施形態を示す機能的ブロック図である。
【図5】サーバーエージェントファシリティへの要求を中継するためのプロセスの一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。
【図6】サーバーエージェントファシリティ内の種々のエージェントへの要求を中継するためのプロセスの一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。
【図7】サーチ要求をマネージするプロセスの一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。
【図8】警告要求をマネージするプロセスの一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。
【図9】フォワードエージェントにより使用するためのプロセスの一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。
【図10】情報を収集するプロセスの一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。
【図11】移動装置へ配送するための情報をパッケージするプロセスの一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。
【図12】本発明により移動装置へのインターフェイスをマネージするプロセスの一実施形態を一般的に示す論理フローチャートである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを経て移動装置へ情報を与える方法であって、
サーバーエージェントファシリティの少なくとも1つのモジュールを使用して、情報を収集するステップと、
前記サーバーエージェントファシリティの少なくとも別のモジュールを使用して、前記収集した情報をパッケージするステップと、
前記サーバーエージェントファシリティの少なくとも第3のモジュールを使用して、前記移動装置へ前記情報を送信するステップとを備えた方法。
【請求項2】
前記収集した情報を、サーバーに関連した一時的インボックスへ送信するステップと、
前記移動装置が使用可能である場合に、配送エージェントを使用してモニタリングを行うステップとを更に備えた請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記収集した情報をパッケージングする前記ステップは、情報の正規化、情報の圧縮、及び暗号化の少なくとも1つを遂行することを更に備えた請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記情報の正規化は、情報のフォーマットを変更することを更に備えた請求項3に記載の方法。
【請求項5】
サーバーエージェントファシリティの少なくとも1つのモジュールを使用して、情報を収集する前記ステップは、プロアクティブフェッチ(proactive fetch)要素及び第三者収集要素の少なくとも1つを使用することを更に含む請求項1に記載の方法。
【請求項6】
移動装置へ情報を送信する前記ステップは、情報を前記移動装置により検索すべきであるかどうか決定し、そして前記移動装置で決定すべきである場合には、情報が得られるという通知を前記移動装置へ与えることを更に含む請求項1に記載の方法。
【請求項7】
情報を送信する前記ステップは、サーバーと前記移動装置との間のワイヤレス接続が情報に対して充分なバンド巾を含むかどうか決定することを更に備えた請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記サーバーエージェントファシリティの前記少なくとも1つのモジュール、前記少なくとも1つの他のモジュール、及び前記第3のモジュールは、各々、前記移動装置から離れたサーバーにおいて実行されるようイネーブル(enable)される請求項1に記載の方法。
【請求項9】
移動装置へ情報を与える方法であって、
1つ以上のエージェントからエージェントを選択するステップと、
前記選択されたエージェントにより前記移動装置からの要求を処理するステップと、
収集モジュールにより情報を収集するステップと、
パッケージングモジュールにより前記移動装置に適したフォーマットへ情報をパッケージするステップと、
インターフェイスモジュールにより前記移動装置へ情報を送信するステップとを備え、前記1つ以上のエージェント、前記収集モジュール、前記パッケージングモジュール、及び前記インターフェイスモジュールは、サーバーエージェントファシリティに関連付けられる方法。
【請求項10】
前記1つ以上のエージェントは、少なくとも1つのサーチエンジンを更に備えた請求項9に記載の方法。
【請求項11】
エディタエージェントにより情報を編集するステップを更に備え、前記エディタエージェントも前記サーバーエージェントファシリティに含まれる請求項9に記載の方法。
【請求項12】
フォワードルックエージェント(forward looking agent)により前記要求をモニタリングするステップであって、前記フォワードルックエージェントが前記要求を処理するエージェントとは個別であるそのようなステップと、
前記要求を発信する移動装置に関連したユーザプロフィールを検索するステップと、
前記要求に基づいて付加的な情報を決定するステップと、
前記付加的な情報を前記移動装置へ送信するステップであって、前記付加的な情報が前記要求に対する応答を構成しないようなそのようなステップとを更に備えた請求項9に記載の方法。
【請求項13】
情報をパッケージングする前記ステップは、情報の正規化、情報の圧縮、及び情報の暗号化の少なくとも1つを更に含む請求項9に記載の方法。
【請求項14】
情報を収集する前記ステップは、直接アクセス可能なソースから情報を収集するためのプロアクティブフェッチ要素、及び少なくとも1つの所有権ソースから情報を収集するための第三者収集要素の少なくとも1つを使用することを更に含み、前記プロアクティブフェッチ要素及び前記第三者収集要素は前記サーバーエージェントファシリティに含まれる請求項9に記載の方法。
【請求項15】
移動装置へ情報を与える方法であって、
アラームエージェントにより要求を処理するステップと、
収集モジュールに問合せすることによりアラーム状態が存在するかどうか決定し、そしてアラーム状態が存在する場合には、アラーム状態の存在の通知を含む情報をパッケージングモジュールを使用して移動装置に適したフォーマットにパッケージするステップと、
インターフェイスモジュールを使用して移動装置へ情報を送信するステップとを備え、前記アラームエージェント、前記収集モジュール、前記パッケージングモジュール及び前記インターフェイスモジュールがサーバーエージェントファシリティに含まれるものである方法。
【請求項16】
ネットワークを経て移動装置へ情報を与えるサーバーであって、
(a)前記移動装置から情報を受信し及びそこへ送信するためのトランシーバと、
(b)前記トランシーバに結合されたサーバーエージェントファシリティであって、
前記トランシーバを使用してプッシュモード及び検索モードの少なくとも1つで前記移動装置へ情報を与えるように構成されたインターフェイスモジュール、
前記インターフェイスモジュールへ配送するために情報を準備するよう構成されたパッケージングモジュール、
前記パッケージングモジュールへ配送するために情報の決定をイネーブルするよう構成されたエージェントモジュール、及び
前記エージェントモジュールから情報の要求を受信し且つ前記エージェントモジュールへ配送するために情報を収集するよう構成された収集モジュールを含むそのようなサーバーエージェントファシリティとを備えたサーバー。
【請求項17】
前記サーバーエージェントファシリティはプッシュ要素及び検索要素を更に含む請求項16に記載のサーバー。
【請求項18】
前記パッケージングモジュールは、正規化要素、圧縮要素及び暗号化要素の少なくとも1つを更に含む請求項16に記載のサーバー。
【請求項19】
前記正規化要素は情報のフォーマットを変更するように構成された請求項18に記載のサーバー。
【請求項20】
前記エージェントモジュールは、エディタ、サーチ要素、警告要素、及びフォワード要素の少なくとも1つを更に含む請求項16に記載のサーバー。
【請求項21】
前記フォワード要素は、前記移動装置からの情報の要求をモニタリングし、そして前記要求と、時間、事象、ユーザプロフィール、移動装置プロフィール、統計学的データ、経歴データ及び振舞いデータの少なくとも1つに一部分基づいて、少なくとも若干の付加的な情報を決定するように構成された請求項20に記載のサーバー。
【請求項22】
前記収集モジュールは、プロアクティブフェッチモジュール及び第三者収集モジュールの少なくとも1つを更に備えた請求項16に記載のサーバー。
【請求項23】
前記収集モジュールは、情報の要求に対してバンドから少なくとも1つのプロセスを使用して情報を収集するように更に構成される請求項16に記載のサーバー。
【請求項24】
ネットワークを経て情報を通信するための変調されたデータ信号であって、
トランシーバを使用してプッシュモード及び検索モードの少なくとも1つで移動装置へ情報を与えるようにサーバーエージェントファシリティのインターフェイスモジュールをイネーブルし、
前記インターフェイスモジュールへ配送するための情報を準備するように前記サーバーエージェントファシリティのパッケージングモジュールをイネーブルし、
前記パッケージングモジュールへ配送するための情報を決定するように前記サーバーエージェントファシリティのエージェントモジュールをイネーブルし、そして
前記エージェントモジュールから情報の要求を受信し、且つ前記エージェントモジュールへ配送するための情報を収集するように前記サーバーエージェントファシリティの収集モジュールをイネーブルすることを含む変調されたデータ信号。
【請求項25】
前記エージェントモジュールは、情報の要求に一部分基づいて、付加的な情報に対する編集、サーチ、警告及びフォワードルックの少なくとも1つを遂行するように更にイネーブルされる請求項24に記載の変調されたデータ信号。
【請求項26】
前記パッケージングモジュールは、情報の正規化、圧縮及び暗号化の少なくとも1つを遂行するように更にイネーブルされる請求項24に記載の変調されたデータ信号。
【請求項27】
ネットワークを経て情報を通信する装置であって、
移動装置から情報を受信し及びそこへ送信するためのトランシーバと、
前記トランシーバを使用してプッシュモード及び検索モードの少なくとも1つで移動装置へ情報を与えるためのインターフェイス手段と、
前記インターフェイス手段へ配送するための情報を準備するパッケージング手段と、
前記パッケージング手段へ配送するための情報を決定するエージェント手段と、
前記エージェント手段から情報の要求を受信すると共に、前記エージェント手段へ配送するための情報を収集する収集手段とを備えた装置。
【請求項28】
前記インターフェイス手段、前記パッケージング手段、前記エージェント手段及び前記収集手段は、サーバーエージェントファシリティに含まれる請求項27に記載の装置。
【請求項1】
ネットワークを経て移動装置へ情報を与える方法であって、
サーバーエージェントファシリティの少なくとも1つのモジュールを使用して、情報を収集するステップと、
前記サーバーエージェントファシリティの少なくとも別のモジュールを使用して、前記収集した情報をパッケージするステップと、
前記サーバーエージェントファシリティの少なくとも第3のモジュールを使用して、前記移動装置へ前記情報を送信するステップとを備えた方法。
【請求項2】
前記収集した情報を、サーバーに関連した一時的インボックスへ送信するステップと、
前記移動装置が使用可能である場合に、配送エージェントを使用してモニタリングを行うステップとを更に備えた請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記収集した情報をパッケージングする前記ステップは、情報の正規化、情報の圧縮、及び暗号化の少なくとも1つを遂行することを更に備えた請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記情報の正規化は、情報のフォーマットを変更することを更に備えた請求項3に記載の方法。
【請求項5】
サーバーエージェントファシリティの少なくとも1つのモジュールを使用して、情報を収集する前記ステップは、プロアクティブフェッチ(proactive fetch)要素及び第三者収集要素の少なくとも1つを使用することを更に含む請求項1に記載の方法。
【請求項6】
移動装置へ情報を送信する前記ステップは、情報を前記移動装置により検索すべきであるかどうか決定し、そして前記移動装置で決定すべきである場合には、情報が得られるという通知を前記移動装置へ与えることを更に含む請求項1に記載の方法。
【請求項7】
情報を送信する前記ステップは、サーバーと前記移動装置との間のワイヤレス接続が情報に対して充分なバンド巾を含むかどうか決定することを更に備えた請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記サーバーエージェントファシリティの前記少なくとも1つのモジュール、前記少なくとも1つの他のモジュール、及び前記第3のモジュールは、各々、前記移動装置から離れたサーバーにおいて実行されるようイネーブル(enable)される請求項1に記載の方法。
【請求項9】
移動装置へ情報を与える方法であって、
1つ以上のエージェントからエージェントを選択するステップと、
前記選択されたエージェントにより前記移動装置からの要求を処理するステップと、
収集モジュールにより情報を収集するステップと、
パッケージングモジュールにより前記移動装置に適したフォーマットへ情報をパッケージするステップと、
インターフェイスモジュールにより前記移動装置へ情報を送信するステップとを備え、前記1つ以上のエージェント、前記収集モジュール、前記パッケージングモジュール、及び前記インターフェイスモジュールは、サーバーエージェントファシリティに関連付けられる方法。
【請求項10】
前記1つ以上のエージェントは、少なくとも1つのサーチエンジンを更に備えた請求項9に記載の方法。
【請求項11】
エディタエージェントにより情報を編集するステップを更に備え、前記エディタエージェントも前記サーバーエージェントファシリティに含まれる請求項9に記載の方法。
【請求項12】
フォワードルックエージェント(forward looking agent)により前記要求をモニタリングするステップであって、前記フォワードルックエージェントが前記要求を処理するエージェントとは個別であるそのようなステップと、
前記要求を発信する移動装置に関連したユーザプロフィールを検索するステップと、
前記要求に基づいて付加的な情報を決定するステップと、
前記付加的な情報を前記移動装置へ送信するステップであって、前記付加的な情報が前記要求に対する応答を構成しないようなそのようなステップとを更に備えた請求項9に記載の方法。
【請求項13】
情報をパッケージングする前記ステップは、情報の正規化、情報の圧縮、及び情報の暗号化の少なくとも1つを更に含む請求項9に記載の方法。
【請求項14】
情報を収集する前記ステップは、直接アクセス可能なソースから情報を収集するためのプロアクティブフェッチ要素、及び少なくとも1つの所有権ソースから情報を収集するための第三者収集要素の少なくとも1つを使用することを更に含み、前記プロアクティブフェッチ要素及び前記第三者収集要素は前記サーバーエージェントファシリティに含まれる請求項9に記載の方法。
【請求項15】
移動装置へ情報を与える方法であって、
アラームエージェントにより要求を処理するステップと、
収集モジュールに問合せすることによりアラーム状態が存在するかどうか決定し、そしてアラーム状態が存在する場合には、アラーム状態の存在の通知を含む情報をパッケージングモジュールを使用して移動装置に適したフォーマットにパッケージするステップと、
インターフェイスモジュールを使用して移動装置へ情報を送信するステップとを備え、前記アラームエージェント、前記収集モジュール、前記パッケージングモジュール及び前記インターフェイスモジュールがサーバーエージェントファシリティに含まれるものである方法。
【請求項16】
ネットワークを経て移動装置へ情報を与えるサーバーであって、
(a)前記移動装置から情報を受信し及びそこへ送信するためのトランシーバと、
(b)前記トランシーバに結合されたサーバーエージェントファシリティであって、
前記トランシーバを使用してプッシュモード及び検索モードの少なくとも1つで前記移動装置へ情報を与えるように構成されたインターフェイスモジュール、
前記インターフェイスモジュールへ配送するために情報を準備するよう構成されたパッケージングモジュール、
前記パッケージングモジュールへ配送するために情報の決定をイネーブルするよう構成されたエージェントモジュール、及び
前記エージェントモジュールから情報の要求を受信し且つ前記エージェントモジュールへ配送するために情報を収集するよう構成された収集モジュールを含むそのようなサーバーエージェントファシリティとを備えたサーバー。
【請求項17】
前記サーバーエージェントファシリティはプッシュ要素及び検索要素を更に含む請求項16に記載のサーバー。
【請求項18】
前記パッケージングモジュールは、正規化要素、圧縮要素及び暗号化要素の少なくとも1つを更に含む請求項16に記載のサーバー。
【請求項19】
前記正規化要素は情報のフォーマットを変更するように構成された請求項18に記載のサーバー。
【請求項20】
前記エージェントモジュールは、エディタ、サーチ要素、警告要素、及びフォワード要素の少なくとも1つを更に含む請求項16に記載のサーバー。
【請求項21】
前記フォワード要素は、前記移動装置からの情報の要求をモニタリングし、そして前記要求と、時間、事象、ユーザプロフィール、移動装置プロフィール、統計学的データ、経歴データ及び振舞いデータの少なくとも1つに一部分基づいて、少なくとも若干の付加的な情報を決定するように構成された請求項20に記載のサーバー。
【請求項22】
前記収集モジュールは、プロアクティブフェッチモジュール及び第三者収集モジュールの少なくとも1つを更に備えた請求項16に記載のサーバー。
【請求項23】
前記収集モジュールは、情報の要求に対してバンドから少なくとも1つのプロセスを使用して情報を収集するように更に構成される請求項16に記載のサーバー。
【請求項24】
ネットワークを経て情報を通信するための変調されたデータ信号であって、
トランシーバを使用してプッシュモード及び検索モードの少なくとも1つで移動装置へ情報を与えるようにサーバーエージェントファシリティのインターフェイスモジュールをイネーブルし、
前記インターフェイスモジュールへ配送するための情報を準備するように前記サーバーエージェントファシリティのパッケージングモジュールをイネーブルし、
前記パッケージングモジュールへ配送するための情報を決定するように前記サーバーエージェントファシリティのエージェントモジュールをイネーブルし、そして
前記エージェントモジュールから情報の要求を受信し、且つ前記エージェントモジュールへ配送するための情報を収集するように前記サーバーエージェントファシリティの収集モジュールをイネーブルすることを含む変調されたデータ信号。
【請求項25】
前記エージェントモジュールは、情報の要求に一部分基づいて、付加的な情報に対する編集、サーチ、警告及びフォワードルックの少なくとも1つを遂行するように更にイネーブルされる請求項24に記載の変調されたデータ信号。
【請求項26】
前記パッケージングモジュールは、情報の正規化、圧縮及び暗号化の少なくとも1つを遂行するように更にイネーブルされる請求項24に記載の変調されたデータ信号。
【請求項27】
ネットワークを経て情報を通信する装置であって、
移動装置から情報を受信し及びそこへ送信するためのトランシーバと、
前記トランシーバを使用してプッシュモード及び検索モードの少なくとも1つで移動装置へ情報を与えるためのインターフェイス手段と、
前記インターフェイス手段へ配送するための情報を準備するパッケージング手段と、
前記パッケージング手段へ配送するための情報を決定するエージェント手段と、
前記エージェント手段から情報の要求を受信すると共に、前記エージェント手段へ配送するための情報を収集する収集手段とを備えた装置。
【請求項28】
前記インターフェイス手段、前記パッケージング手段、前記エージェント手段及び前記収集手段は、サーバーエージェントファシリティに含まれる請求項27に記載の装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公表番号】特表2007−514344(P2007−514344A)
【公表日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−539875(P2006−539875)
【出願日】平成16年11月10日(2004.11.10)
【国際出願番号】PCT/US2004/037717
【国際公開番号】WO2005/048076
【国際公開日】平成17年5月26日(2005.5.26)
【出願人】(501438485)ヤフー! インコーポレイテッド (200)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年11月10日(2004.11.10)
【国際出願番号】PCT/US2004/037717
【国際公開番号】WO2005/048076
【国際公開日】平成17年5月26日(2005.5.26)
【出願人】(501438485)ヤフー! インコーポレイテッド (200)
【Fターム(参考)】
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