説明

移動通信システムにおけるランダムアクセスプロシージャの間のコンテンション感知方法及び装置

【課題】移動通信システムにおけるランダムアクセス(RA)プロシージャでのコンテンション感知方法及び装置を提供することを目的とする。
【解決手段】端末により開始されたランダムアクセスプロシージャのために、送信されたRAプリアンブル応答メッセージを介して上記端末に割り当てられたアップリンクリソースを介してレイヤー2又はレイヤー3(L2/L3)メッセージを上記端末から受信し、上記L2/L3メッセージが初期アクセスメッセージである場合に、上記RAプロシージャに関連したコンテンション解消(CR)メッセージを上記端末に送信し、上記L2/L3メッセージが初期アクセスメッセージでない場合に、上記CRメッセージを送信せず、ダウンリンク制御チャネルを介して所定の制御情報を上記端末に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動通信システムに関し、特に、ランダムアクセスプロシージャの間にシグナリングオーバーヘッドを減少させつつコンテンションを効率的に感知する方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ユニバーサル移動通信サービス(Universal Mobile Telecommunication Service:以下、“UMTS”と称する。)システムは、ヨーロッパ方式の移動通信システムである移動通信用グローバルシステム(Global System for Mobile Communications:GSM(登録商標))及び汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Services:GPRS)に基づいており、広帯域符号分割多重接続(Wideband Code Division Multiple Access:以下、“WCDMA”と称する。)を使用する第3世代非同期移動通信システムである。UMTS標準化を担当している第3世代パートナーシッププロジェクト(3-rd Generation Partnership Project:以下、“3GPP”と称する。)において、ロングタームエボルーション(Long Term Evolution:以下、“LTE”と称する。)は、UMTSシステムの次世代移動通信システムとして議論が進んでいる。LTEシステムは、2010年ごろに商用化することを目標にしており、100Mbps程度の最大送信速度を有する高速パケット基盤通信を実現するための技術である。このために、様々な方法が論議されている。例えば、ネットワーク構成を簡素化することにより、通信経路上のノードの数を減少させる方式及び無線プロトコルを無線チャネルに最大に近接させる方式などがある。
【0003】
図1は、次世代(Evolved)3GPP LTEシステムの構成の一例を示す。
【0004】
図1を参照すると、次世代無線アクセスネットワーク(Evolved UMTS Radio Access Network:以下、“E-UTRAN”又は“E-RAN”と称する。)110及び112は、次世代基地局(Evolved Node B:以下、“ENB”と称する。)120、122、124、126、及び128とアンカーノード130、132との2ノード構成に簡素化される。ユーザー端末機(User Equipment:以下、“UE”又は“端末機”と称する。)101は、E-RAN110及び112を介してインターネットプロトコル(Internet Protocol:以下、“IP”と称する。)ネットワーク114に接続する。ENB120乃至128は、UMTSシステムの既存の基地局(Node B)に対応し、無線チャネルを介してUE101に接続される。
【0005】
既存の基地局に比べて、ENB120乃至128は、より複雑な機能を実行する。3GPP LTEにおいて、ボイスオーバーインターネットプロトコル(Voice over IP:以下、“VoIP”と称する。)のような実時間サービスを含む全てのユーザトラフィックが共用チャネル(SCH)を介してサービスされるため、複数のUEのステータス情報を収集し、スケジューリングを実行するエンティティが必要であり、ENB120乃至128は、このスケジューリングを担当する。一般的に、1つのENBは、複数のセルを制御する。
【0006】
また、ENB120乃至128は、UEのチャネル状態に従って変調方式とチャネル符号化率とを適応的に決定する適応変調符号化(Adaptive Modulation & Coding:以下、“AMC”と称する。)を実行する。また、ENB120乃至128は、UMTSの高速ダウンリンクパケットアクセス(High Speed Downlink Packet Access:以下、“HSDPA”と称する。)サービス、及び高速アップリンクパケットアクセス(High Speed Uplink Packet Access:以下、“HSUPA”と称する。)(又は拡張された専用チャネル(Enhanced Dedicated Channel:以下、“E-DCH”とも呼ぶ。))サービスにおけるように、LTEシステムは、ENB120乃至128とUE101との間でハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat Request(ARQ):以下、“HARQ”と称する。)を使用する。この際に、HARQ方式だけでは、様々なサービス品質(Quality of Service:QoS)の要求を満たすことができないので、上位レイヤーでの別途の(Outer)ARQがENB120乃至128とUE101との間で実行されることができる。HARQは、以前に受信したデータを廃棄することなく、再送信されたデータと以前に受信したデータをソフトコンバイニングし、これにより、受信成功率を増加させるための技術である。HSDPA及びEDCHのような高速パケット通信システムは、送信効率を増加させるためにHARQを使用する。最大100Mbpsの送信速度を実現するために、LTEシステムは、20MHzの帯域幅で直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:以下、“OFDM”と称する。)方式を無線アクセス技術として使用するものと予想される。
【0007】
図2は、従来技術によるランダムアクセス(Random Access:以下、“RA”と称する。)プロシージャの間のコンテンション感知動作を示す図である。ここで、参照符号201は、UEを示し、参照符号203は、ENBを示す。
【0008】
図2を参照すると、ステップ211で、UE 201は、RAプリアンブルと呼ばれる所定の複数のコードシーケンスの中の1つをランダムに又は所定の規則で選択するか、この選択されたRAプリアンブルを非同期ランダムアクセスチャネル(asynchronous RA CHannel:以下、“aRACH”と称する。)を介して送信する。ステップ213で、ENB203は、このRAプリアンブルに対するRAプリアンブル識別子(ID又はインデックス)と、アップリンク(UL)タイミング同期を調整するためのタイミング補正(Timing Advance:以下、“TA”と称する。)情報と、レイヤー2/レイヤー3(L2/L3)メッセージの送信のために割り当てられたULリソースを示すグラント情報と、一時UE IDを示す一時無線ネットワーク一時識別子(Temporary Radio Network Temporary ID:以下、“T-RNTI”と称する。)とを含むRAプリアンブル応答メッセージを送信する。このRAプリアンブル応答メッセージを受信した後に、UE201は、ステップ221で、RAプリアンブルIDをチェックし、このチェックされたRAプリアンブルIDがこの送信されたRAプリアンブルのIDと同一であると、このアップリンクリソースを用いてL2/L3メッセージを送信する。
【0009】
複数のUEが同一のプリアンブルをENB203に送信すると、RAプロシージャのコンテンションが発生する。この場合に、RAプリアンブルの成功的な受信をUE201に通知するために、ENB203は、T-RNTIを用いてUE201固有のID又はUE201から受信されたランダムIDを含むコンテンション解消(Contention Resolution:CR)メッセージをスケジューリングし、ステップ223で、これをUE201に送信する。このために、UE201は、ステップ221のL2/L3メッセージ内にUEの固有のID又はより小さいサイズのランダムIDを含ませる。
【0010】
T-RNTIを有する各UEは、CRメッセージに含まれているIDを介して自身がRAプロシージャのコンテンションに成功したか又は失敗したかを確認することができる。T-RNTIを用いてスケジューリングされたCRメッセージがUE201の固有のID又はランダムIDを含まない場合に、UE201は、コンテンションに失敗したものと判断し、RAプロシージャを再開する。
【0011】
CRメッセージの使用は、RAコンテンションに成功したか又は失敗したかを確実に知らせる。しかしながら、従来のプロシージャにおいて、CRメッセージがRAごとに各T-RNTIに対してダウンリンク(DL)を介して送信されなければならないため、全システム性能の観点でシグナリングオーバーヘッドを増加させるという短所があった。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0012】
【非特許文献1】Ericsson,E-UTRAN Random Access procedure C-RNTI assignment and HARQ on message 4 with RACH model,3GPP TSG-RAN WG2 #56bis, Tdoc R2-070365,2007年 1月15日
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
したがって、本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、ランダムアクセスプロシージャの間に、CRメッセージの送信を最小化することによりシグナリングオーバーヘッドを減少させつつ、UEがコンテンションを感知することができるようにする方法及び装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記のような目的を達成するために、本発明の構成の一態様によれば、移動通信システムにおけるランダムアクセス(RA)プロシージャでのコンテンション感知方法を提供する。上記方法は、端末により開始されたランダムアクセスプロシージャのために、送信されたRAプリアンブル応答メッセージを介して上記端末に割り当てられたアップリンクリソースを介してレイヤー2又はレイヤー3(L2/L3)メッセージを上記端末から受信するステップと、上記L2/L3メッセージが初期アクセスメッセージである場合に、上記RAプロシージャに関連したコンテンション解消(CR)メッセージを上記端末に送信するステップと、上記L2/L3メッセージが初期アクセスメッセージでない場合に、上記CRメッセージを送信せず、ダウンリンク制御チャネルを介して所定の制御情報を上記端末に送信するステップと、を含むことを特徴とする。
【0015】
本発明の構成の他の態様によれば、移動通信システムにおけるランダムアクセス(RA)プロシージャでのコンテンションを感知する基地局装置を提供する。上記基地局装置は、上記基地局が端末により開始されたランダムアクセスプロシージャのために送信したRAプリアンブル応答メッセージを介して上記端末に割り当てられたアップリンクリソースで上記端末から受信されたレイヤー2/レイヤー3(L2/L3)メッセージが初期アクセスメッセージであるか否かを判定するメッセージ分析部と、上記L2/L3メッセージが上記初期アクセスメッセージである場合に、上記RAプロシージャに関連したコンテンション解消(CR)メッセージを生成するメッセージ生成部と、上記L2/L3メッセージが初期アクセスメッセージでない場合に、上記端末に特定の制御情報を生成する制御情報生成部と、上記L2/L3メッセージを受信し、上記L2/L3メッセージを上記メッセージ分析部に提供し、上記CRメッセージ及び上記制御情報を上記端末に送信する送受信部と、を含むことを特徴とする。
【0016】
本発明の構成のさらに他の態様によれば、移動通信システムにおけるランダムアクセス(RA)プロシージャでのコンテンション感知方法を提供する。上記方法は、ランダムアクセスプロシージャを介してRAプリアンブル応答メッセージを基地局から受信する際に、上記ランダムアクセスプロシージャが開始される前に有効なセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)が存在すると、上記C-RNTIを含むレイヤー2/レイヤー3(L2/L3)メッセージを、上記RAプリアンブル応答メッセージを介して割り当てられたアップリンクリソースで送信するステップと、上記C-RNTIが存在しないと、上記C-RNTIを含まず、端末の識別子(ID)を含む初期アクセスメッセージを上記アップリンクリソースで送信するステップと、上記L2/L3メッセージ及び上記初期アクセスメッセージの中の1つを送信した後に所定の時間内に、上記端末に特定の制御情報がダウンリンク制御チャネルを介して受信されるか、上記ランダムアクセスプロシージャに関連したコンテンション解消(CR)メッセージが受信されないと、上記ランダムアクセスプロシージャを再開するステップと、を含むことを特徴とする。
【0017】
本発明の構成のさらなる他の態様によれば、移動通信システムにおけるランダムアクセス(RA)プロシージャでのコンテンションを感知する端末装置を提供する。上記装置は、ランダムアクセスプロシージャを介してRAプリアンブル応答メッセージを基地局から受信し、レイヤー2/レイヤー2(L2/L3)メッセージ又は初期アクセスメッセージを、上記RAプリアンブル応答メッセージを介して割り当てられたアップリンクリソースで上記基地局に送信する送受信部と、上記ランダムアクセスプロシージャが開始される前に、有効なセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)が存在する場合に、上記C-RNTIを含む上記L2/L3メッセージを生成し、上記C-RNTIが存在しない場合に、上記C-RNTIを含まず、上記端末の識別子(ID)を含む上記初期アクセスメッセージを生成するメッセージ生成部と、上記L2/L3メッセージ及び上記初期アクセスメッセージの中の1つを送信した後に所定の時間内に、ダウンリンク制御チャネルを介して上記端末に特定の制御情報が受信されなかったか、又は上記RAプロシージャに関連したコンテンション解消(CR)メッセージが受信されなかった場合に、上記ランダムアクセスプロシージャを再開することを決定するメッセージ分析部と、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明は、ランダムアクセスプロシージャにおいて、効率的なコンテンション感知を可能にすることにより、シグナリングオーバーヘッドを減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】3GPP LTEシステムの構成の一例を示す図である。
【図2】従来技術によるRAプロシージャの間のコンテンション感知動作を示す図である。
【図3】本発明の実施形態によるRAプロシージャの間のコンテンション感知動作を示す図である。
【図4】本発明の実施形態によるENBの動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態によるENB装置を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施形態によるUEの動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態によるUE装置を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の詳細な構成および要素のような本発明の詳細な説明で定義される特徴は、本発明の実施形態の包括的な理解を助けるために提供される。したがって、本発明の範囲及び趣旨を逸脱することなく、ここに説明された実施形態の様々な変更及び変形が可能であるということは、当該技術分野における通常の知識を有する者には明らかである。また、明瞭性と簡潔性の観点から、当業者に良く知られている機能や構成に関する具体的な説明は、省略する。
【0021】
本発明では、3GPP UMTSシステムから進化した3GPP LTEシステムについて一例を挙げて説明するが、類似したチャネル構成を有する移動通信システムにも適用可能であることをわかる。
【0022】
本発明の実施形態に従って、ENBは、ランダムアクセス(Random Access:以下、“RA”と称する。)プロシージャにおいて、UEから受信されたレイヤー2(L2)/レイヤー3(L3)メッセージが初期アクセスメッセージであるときだけCRメッセージを送信する。L2/L3メッセージの送信に成功すると、UEは、タイマーを開始する。このタイマーの終了の前に、セル内のUEを識別するセル無線ネットワーク一時識別子(Cell Radio Network Temporary ID:以下、“C-RNTI”と称する。)及びスクランブルコードの中の少なくとも1つであるUE識別情報にマッピングされるか又はこのUE識別情報を含む制御情報をダウンリンク(DL)チャネルを介して感知するか、又はRAプリアンブル応答メッセージに設定されたT-RNTIに基づいてスケジューリングされたUEの固有ID又はL2/L3メッセージを介して送信されたランダムIDを含むCRメッセージを受信すると、UEは、このタイマーを中止させ、進行中のRAプロシージャを継続して行う。ここで、この制御情報は、スケジューリング情報、肯定応答(ACKnowledge:以下、“ACK”と称する。)/否定応答(Negative ACKnowledge:以下、“NACK”と称する。)情報、及びC-RNTI特定循環冗長検査(CRC)の中の少なくとも1つを含む。一方、この制御情報及びCRメッセージの中のいずれか1つでも受信されずにこのタイマーが終了すると、UEは、RAプロシージャを再開する。
【0023】
すなわち、ENBは、RAプリアンブル応答メッセージを介して受信したT-RNTIを有するUEにスケジューリングを介してメッセージの送信を許容する。しかしながら、RAコンテンションが発生した場合に、複数のUEは、同一のT-RNTIを有することができる。したがって、CRメッセージの送信を希望する1つのUEを指示するために、CRメッセージでUEの固有のID又はL2/L3メッセージを介してUEから受信したランダムIDを含む。ここで、T-RNTIに基づくCRメッセージのスケジューリングは、CRメッセージがT-RNTIを含むスケジューリング情報が示すリソースを介して送信されることを意味する。
【0024】
UEがC-RNTI又はスクランブルコードのようなUE識別情報をすでに有していると、様々な方式でDL制御チャネルを介して制御情報を感知することができる。例えば、i)スケジューリング情報がUEのC-RNTIにマッピングされるCRC(すなわち、C-RNTI特定CRC)を使用し、端末が自身のC-RNTIを使用してCRCチェックによりDL制御チャネルを介して受信されたスケジューリング情報にエラーが無いことを感知する場合、ii)送信されたULメッセージに対するACK/NACKがUEに割り当てられたスクランブルコードで符号化され、UEがダウンリンク制御チャネルを介して自身のスクランブルコードを用いてACK/NACKを検出する場合、又は、iii)UEがDL制御チャネルを介してUEのC-RNTIを明示的に含む制御命令を受信する場合に、UEは、DL制御チャネルを介してUEに関する制御情報の送信を感知する。本発明において、制御情報は、DL制御チャネルを介してシグナリングされることができるすべての形態の制御情報を意味する。
【0025】
図3は、本発明の実施形態によるRAプロシージャの間のコンテンション感知動作を示す図である。参照符号301は、UEを示し、参照符号303は、ENBを示す。
【0026】
図3を参照すると、UE301は、ステップ311で、所定の複数のRAプリアンブルの中の1つをランダムに又は所定の規則により選択し、この選択されたRAプリアンブルを所定のRAチャネル(RACH)を介して送信する。ステップ313で、ENB303は、このRAプリアンブルに対するRAプリアンブルID(すなわち、インデックス)、ULタイミング同期を調整するためのTA情報、L2/L3メッセージの送信のために割り当てられたULリソースを示すグラント情報、及び一時UE IDを示すT-RNTIを含むRAプリアンブル応答メッセージを送信する。
【0027】
RAプリアンブル応答メッセージを受信した後に、UE301は、ステップ321で、RAプロシージャを実行する前に有効なC-RNTIをすでに有しているか否かをチェックする。C-RNTIは、セル内で使用する接続モードUEに割り当てられたIDであり、スケジューリングの間にUEを識別するのに使用される。UEは、ステップ331で、このグラント情報を用いてL2/L3メッセージを送信する。UEがC-RNTIをすでに有していると、L2/L3メッセージにC-RNTIが含まれる。一方、C-RNTIを有していないと、UEは、パケット移動体加入者の一時的な識別(Temporary Mobile Subscriber Identity)(以下、“TMSI”と称する。)(P-TMSI)又は移動体加入者の国際的な識別(International Mobile Subscriber Identity:以下、“IMSI”と称する。)のようなUEの固有のIDがL2/L3メッセージに含まれる。図示していないが、UEは、固有のIDの代りに、UEが生成したランダムIDをL2/L3メッセージに含ませてもよい。
【0028】
L2/L3メッセージの送信に成功すると、ステップ323で、UE301は、タイマーを開始する。すなわち、このタイマーは、L2/L3メッセージに対するACKをENB303から受信する際に開始される。本発明の他の実施形態では、L2/L3メッセージが送信される際にこのタイマーが開始されることができる。もう1つの実施形態では、UE301がRAプリアンブル応答メッセージを受信する際に又はRAプリアンブルを送信する際に、このタイマーが開始されることができる。
【0029】
ステップ333で、ENB303は、L2/L3メッセージが初期アクセスメッセージであるか否かをチェックする。初期アクセスメッセージは、アイドルモードのUEが接続モードに転換するために送信するメッセージである。一般的に、UE301は、RAプロシージャを開始する際に有効なC-RNTIを有していないため、ENB303は、L2/L3メッセージが初期アクセスメッセージであるか否かをチェックすることにより、UE301がRAプロシージャを開始する際に有効なC-RNTIを有しているか否かを判定する。L2/L3メッセージが初期アクセスメッセージであると、ENB303は、ステップ335で、UE301が有効なC-RNTIを有していないものと判定し、UE301に割り当てられたT-RNTIに基づいてスケジューリングされたCRメッセージを送信する。CRメッセージは、UEの固有のID又はL2/L3メッセージを介して受信されたランダムIDを含む。
【0030】
一方、L2/L3メッセージが初期アクセスメッセージではないと、ENB303は、UE301が有効なC-RNTIをすでに有しているものと判定し、ステップ337で、制御情報を、DL制御チャネルを介してC-RNTIを用いてUE301に送信する。例えば、ENB303は、C-RNTIにマッピングされたCRCをUEに送信されるスケジューリング命令情報に添付し、C-RNTIを明示的に含む制御命令を送信するか、又は受信されたL2/L3メッセージに対してUE301に割り当てられたスクランブルコードで符号化されたACK/NACK情報を送信する。
【0031】
このタイマーが終了する前に、ENBがDL制御チャネルを介してUE301のために送信したある制御情報を感知するか、又はT-RNTIに基づいてスケジューリングされた、UEの固有のIDを含むCRメッセージを受信すると、このタイマーを中止し、RAプロシージャの間に発生し得るコンテンションに成功したものと見なし、進行中のRAプロシージャを継続して実行する。
【0032】
一方、ステップ341で、このタイマーが終了するまで、ENBがDL制御チャネルを介してUE301のために送信したある制御情報も感知することができず、また、T-RNTIに基づいてスケジューリングされた、UEの固有のIDを含むCRメッセージも受信することができないことを感知すると、ステップ341で、UEは、RAプロシージャの間に発生し得るコンテンションに失敗したものと見なし、進行中のRAプロシージャを中止し、RAプロシージャを再開する。
【0033】
図4は、本発明の実施形態によるENBの動作を示すフローチャートである。
【0034】
図4を参照すると、ステップ401で、ENBは、L2/L3メッセージを非同期ランダムアクセスチャネル(asynchronous RA CHannel:以下、“aRACH”と称する。)を介してUEから受信する。L2/L3メッセージは、UEがRAプリアンブル応答メッセージにより割り当てられたULリソースを介して送信するメッセージである。ステップ411で、ENBは、L2/L3メッセージが初期アクセスメッセージであるか否かをチェックする。変形された本発明の実施形態において、ENBは、UEがRAプロシージャの開始の前に有していた有効なC-RNTIをL2/L3メッセージが含むか否かをチェックすることができる。
【0035】
L2/L3メッセージが初期アクセスメッセージである場合に、ENBは、UEが有効なC-RNTIを有していないものと判定し、ステップ413で、RAプリアンブル応答メッセージでUEに割り当てられたT-RNTIに基づいてスケジューリングされた、L2/L3メッセージに設定されているUEの固有のID又はランダムIDを含むCRメッセージをUEに送信する。一方、L2/L3メッセージが初期アクセスメッセージでない場合に、ENBは、UEが有効なC-RNTIを有しているものと判定し、ステップ415で、CRメッセージを送信せず、UEのタイマーが終了する前に、制御情報を、DL制御チャネルを介してUEに送信する。ここで、この制御情報は、C-RNTI及びUEに割り当てられたスクランブルコードを用いて符号化された制御情報又はC-RNTIに基づくCRCなどを含む。
【0036】
図5は、本発明の実施形態によるENB装置を示すブロック図である。
【0037】
図5を参照すると、送受信部511は、ENBとUE間で無線信号の送受信を担当する。送受信部511からL2/L3メッセージを受信すると、メッセージ分析部521は、L2/L3メッセージが初期アクセスメッセージであるか否かを判定する。L2/L3メッセージが初期アクセスメッセージである場合に、CRメッセージ生成部531は、CRメッセージを生成する。スケジューリング部551は、RAプリアンブル応答メッセージを介してUEに割り当てたT-RNTIを用いてCRメッセージをスケジューリングし、CRメッセージを、送受信部511を介してUEに送信する。ここで、CRメッセージは、L2/L3メッセージに含まれているUEの固有のID又はランダムIDを含む。
【0038】
一方、L2/L3メッセージが初期アクセスメッセージでない場合に、CRメッセージは、送信されない。制御情報生成部541は、UEのタイマーが終了する前に、UEに特定の制御情報を生成し、送受信部511を介してDL制御チャネルを介して送信する。この制御情報は、UEのC-RNTI及びスクランブルコードに対応するスケジューリング情報、ACK/NACK、C-RNTI特定CRCの中の少なくとも1つを含む。
【0039】
図6は、本発明の実施形態によるUEの動作を示すフローチャートである。
【0040】
図6を参照すると、UEは、ステップ601で、aRACHを介して送信したRAプリアンブルに対するRAプリアンブル応答メッセージをENBから受信し、ステップ603で、UEは、RAプロシージャを開始する前に、有効なC-RNTIをすでに有しているか否かを判定する。有効なC-RNTIを有していると、UEは、ステップ611で、C-RNTIをL2/L3メッセージに含ませ、RAプリアンブル応答メッセージを介して割り当てられたULリソースでL2/L3メッセージを送信する。一方、有効なC-RNTIを有していないと、UEは、ステップ641で、UEの固有のID又はUEが生成したランダムIDを含むL2/L3メッセージ(すなわち、初期アクセスメッセージ)を生成し、RAプリアンブル応答メッセージを介して割り当てられたULリソースでL2/L3メッセージを送信する。
【0041】
ステップ613で、UEは、L2/L3メッセージを送信するか、又はL2/L3メッセージに対するACKをENBから受信する際にタイマーを開始する。UEは、ステップ621で、このタイマーの終了をモニタリングする。このタイマーが終了しない場合に、UEは、ステップ623に進む。
【0042】
ステップ623で、UEは、このタイマーが終了する前に、UEのためのある制御情報がDL制御チャネルを介して受信されたか、または、このRAプリアンブル応答メッセージから取得したT-RNTIに基づいてスケジューリングされ、ステップ641で送信したUEのIDを含むCRメッセージが受信されたかをモニタリングする。この制御情報及びCRメッセージの中の少なくとも1つが受信された場合に、UEは、ステップ631で、タイマー動作を中止し、この受信されたメッセージに対応するプロシージャを実行する。一方、このタイマーが終了するまで、この制御情報もCRメッセージも受信されなかった場合に、UEは、ステップ633で、RAプロシージャを再開し、RAプリアンブルを再送信し、RAプリアンブル応答メッセージの受信を待機する。図示していないが、この再送信されたRAプリアンブルに対してRAプリアンブル応答メッセージが受信されると、UEは、ステップ601から動作を再開する。
【0043】
図7は、本発明の実施形態によるUE装置を示すブロック図である。
【0044】
図7を参照すると、送受信部711は、ENBとの間でデータ及び制御情報を送受信する。送受信部711を介してRAプリアンブル応答メッセージを受信すると、第1のUE ID管理部721は、RAプリアンブル応答メッセージからT-RNTIを抽出し、これを管理する。RAプリアンブル応答メッセージが受信された際に第1のUE ID管理部721が有効なC-RNTIを有していると、UL L2/L3メッセージ生成部731は、L2/L3メッセージを生成し、C-RNTIをL2/L3メッセージに含ませる。RAプリアンブル応答メッセージが受信された際にこの有効なC-RNTIを有していないと、第2のUE ID管理部741で管理するUEの固有のID又はランダムIDは、L2/L3メッセージに含まれる。第2のUE ID管理部741は、P-TMSI又はIMSIのようなUEの固有のIDを管理する。必要であれば、第2のUE ID管理部741は、ランダムIDを生成し、これをL2/L3メッセージ生成部731に提供する。
【0045】
L2/L3メッセージが送受信部711を介して送信され、ENBからL2/L3メッセージに対するACKが受信されると、タイマー751が開始される。L2/L3メッセージ分析部761は、UEのためのある制御情報がDL制御チャネルを介して受信されたか、又はT-RNTIに基づいてスケジューリングされ、UEの固有のID又はランダムIDを含むCRメッセージが受信されたかをモニタリングする。タイマーが終了するまでこの制御情報もCRメッセージも受信されなかった場合には、RAプロシージャが再開される。
【0046】
以上、本発明を具体的な実施形態を参照して詳細に説明してきたが、本発明の範囲及び趣旨を逸脱することなく様々な変更が可能であるということは、当業者には明らかであり、本発明の範囲は、上述の実施形態に限定されるべきではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものの範囲内で定められるべきである。
【符号の説明】
【0047】
511,711・・・送受信部
521・・・メッセージ分析部
531・・・CRメッセージ生成部
541・・・制御情報生成部
551・・・スケジューリング部
721・・・第1のUE ID管理部
731・・・L2/L3メッセージ生成部
741・・・第2のUE ID管理部
751・・・タイマー
761・・・L2/L3メッセージ分析部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動通信システムにおける基地局がランダムアクセス(RA)プロシ−ジャを遂行する方法であって、
端末からランダムアクセスプリアンブルを含むメッセ−ジを受信するステップと、
前記受信されたメッセ−ジに応答してランダムアクセス応答メッセ−ジを前記端末に送信するステップと、
C−RNTI(Cell−Radio Network Temporary Identifier)を含むメッセ−ジが前記端末から受信されるか否かを判断するステップと、
前記端末からC−RNTIを含むメッセ−ジを受信する場合、端末特定制御情報を送信するステップと、を含み、
前記端末特定制御情報は、前記C−RNTIにマッピングされたサイクリックリダンダンシ−チェックコ−ド(CRC)を含む
ことを特徴とするランダムアクセスプロシ−ジャを遂行する方法。
【請求項2】
前記端末からC−RNTIを含まないメッセ−ジを受信する場合、前記ランダムアクセスプロシ−ジャに対するCR(Contention Resolutin)メッセ−ジを前記端末に送信するステップを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のランダムアクセスプロシ−ジャを遂行する方法。
【請求項3】
前記端末特定制御情報を送信するステップは、前記ランダムアクセスプロシ−ジャで前記端末でコンテンション検出のために駆動されるタイマ−が終了される前に前記端末特定制御情報を送信するステップを含む
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のランダムアクセスプロシ−ジャを遂行する方法。
【請求項4】
前記端末特定制御情報は、前記C−RNTIにより識別される
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のランダムアクセスプロシ−ジャを遂行する方法。
【請求項5】
前記端末特定制御情報を送信するステップは、ダウンリンク制御チャネルを介して前記端末特定制御情報を送信するステップを含む
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のランダムアクセスプロシ−ジャを遂行する方法。
【請求項6】
移動通信システムにおけるランダムアクセス(RA)プロシ−ジャを遂行する基地局装置であって、
少なくとも一つの端末にメッセ−ジを送信し、前記少なくとも一つの端末からメッセ−ジを受信する送受信部と、
ランダムアクセスプリアンブルを含むメッセ−ジを受信し、前記受信されたメッセ−ジに応答してランダムアクセス応答メッセ−ジを送信するように前記送受信部を制御し、C−RNTI(Cell−Radio Network Temporary Identifier)を含むメッセ−ジが前記端末から受信されるか否かを判断して、前記端末からC−RNTIを含むメッセ−ジを受信する場合、前記端末に端末特定制御情報を送信するように前記送受信部を制御する制御部と、を含み、
前記端末特定制御情報は、前記C−RNTIにマッピングされたサイクリックリダンダンシ−チェックコ−ド(CRC)を含む

ことを特徴とする基地局装置。
【請求項7】
前記制御部は、端末からC−RNTIを含まないメッセ−ジを受信する場合、前記ランダムアクセスプロシ−ジャに対するCR(Contention Resolutin)メッセ−ジを前記端末に送信するようにさらに構成される
ことを特徴とする請求項6に記載の基地局装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記ランダムアクセスプロシ−ジャで前記端末でコンテンション検出のために駆動されるタイマ−が終了される前に前記端末特定制御情報送信されるように制御する
ことを特徴とする請求項6又は7に記載の基地局装置。
【請求項9】
前記端末特定制御情報は、前記C−RNTIにより識別される
ことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項に記載の基地局装置。
【請求項10】
前記制御部は、ダウンリンク制御チャネルを介して前記端末特定制御情報が送信されるように制御する
ことを特徴とする請求項6乃至9のいずれか一項に記載の基地局装置。
【請求項11】
移動通信システムにおける端末がランダムアクセス(RA)プロシ−ジャを遂行する方法であって、
基地局からランダムアクセス応答メッセ−ジを受信するステップと、
C−RNTI(Cell−Radio Network Temporary Identifier)が存在すると、前記基地局に前記C−RNTIを含むメッセ−ジを送信するステップと、
前記C−RNTIを含むメッセ−ジを送信した時点に前記ランダムアクセスプロシ−ジャでコンテンション検出のためのタイマ−を駆動するステップと、
前記タイマ−が満了される前に前記C−RNTIにより識別できる端末特定制御情報を前記基地局から受信する場合、前記ランダムアクセスプロシ−ジャに関連したコンテンションが解消されたことに判断するステップと、を含み、
ここで、前記端末特定制御情報は、前記C−RNTIにマッピングされたサイクリックリダンダンシ−チェックコ−ド(CRC)を含む
ことを特徴とする方法。
【請求項12】
前記C−RNTIが存在しないと、前記基地局に前記C−RNTIを含まないメッセ−ジを送信するステップと、
前記ランダムアクセスプロシ−ジャに対するCR(Contention Resolution)メッセ−ジが前記基地局から受信される場合、前記ランダムアクセスプロシ−ジャに対するコンテンションが解消されたことに判断するステップと、を含む
ことを特徴とする請求項11に記載のランダムアクセスプロシ−ジャを遂行する方法。
【請求項13】
前記タイマ−が満了される前に前記基地局から前記端末特定制御情報を受信する場合、前記タイマ−を中止させ、前記ランダムアクセスプロシ−ジャに対するコンテンション解消が成功したことに判断するステップをさらに含む
ことを特徴とする請求項11又は12に記載のランダムアクセスプロシ−ジャを遂行する方法。
【請求項14】
前記タイマ−が満了されるまで前記基地局から前記端末特定制御情報が受信されない場合、前記ランダムアクセスプロシ−ジャに対するコンテンション解消が失敗したことに判断するステップを含むことを特徴とする請求項11又は12に記載のランダムアクセスプロシ−ジャを遂行する方法。
【請求項15】
前記ランダムアクセスプロシ−ジャに対するコンテンション解消が失敗したことに判断する場合
前記ランダムアクセスプロシ−ジャを再開するステップに含む
ことを特徴とする請求項11乃至14のいずれか一項に記載のランダムアクセスプロシ−ジャを遂行する方法。
【請求項16】
前記端末特定制御情報は、
ダウンリンク制御チャンネルを介して受信されるランダムアクセスプロシ−ジャを遂行する
ことを特徴とする請求項11乃至15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
基地局にメッセ−ジを送信し、前記基地局からのメッセ−ジを受信する送受信部と、
前記基地局からランダムアクセス応答メッセ−ジを受信し、C−RNTI(Cell−Radio Network Temporary Identifier)が存在すると、前記基地局に前記C−RNTIを含むメッセ−ジを送信するように前記送受信部を制御し、前記C−RNTIを含むメッセ−ジを送信した時点に前記ランダムアクセスプロシ−ジャでコンテンション検出のためのタイマ−を駆動するように制御し、前記他タイマーが満了される前に前記C−RNTIにより識別できる端末特定制御情報を前記基地局から受信する場合、前記ランダムアクセスプロシ−ジャに関連したコンテンションが解消されたことに判断する制御部と、
を含み、
ここで、前記端末特定制御情報は、前記C−RNTIにマッピングされたサイクリックリダンダンシ−チェックコ−ド(CRC)を含む
ことを特徴とする端末装置。
【請求項18】
前記制御部は、前記C−RNTIが存在しないと、前記基地局に前記C−RNTIを含まないメッセ−ジを送信するように前記送受信部を制御し、前記基地局から前記ランダムアクセスプロシ−ジャに対するCR(Contention Resolution)メッセ−ジを受信する場合、前記ランダムアクセスプロシ−ジャに対するコンテンションが解消されたことに判断する
ことを特徴とする請求項17に記載の端末装置。
【請求項19】
前記制御部は、前記タイマ−が満了される前に前記基地局から前記端末特定制御情報が受信された場合、前記タイマ−を中止させ、前記ランダムアクセスプロシ−ジャに対するコンテンション解消が成功したことに判断するようにさらに制御する
ことを特徴とする請求項17又は18に記載の端末装置。
【請求項20】
前記制御部は、前記タイマ−が満了されるまで前記基地局から前記端末特定制御情報が受信されない場合、前記ランダムアクセスプロシ−ジャに対するコンテンション解消が失敗したことに判断することを特徴とする請求項17又は18に記載の端末装置。
【請求項21】
前記ランダムアクセスプロシ−ジャに対するコンテンション解消が失敗したことに判断する場合、前記ランダムアクセスプロシ−ジャを再開するように制御する
ことを特徴とする請求項17乃至20のいずれか一項に記載の端末装置。
【請求項22】
前記端末特定制御情報は、
ダウンリンク制御チャンネルを介して受信される
ことを特徴とする請求項17乃至21のいずれか一項に記載の端末装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−257312(P2012−257312A)
【公開日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−180990(P2012−180990)
【出願日】平成24年8月17日(2012.8.17)
【分割の表示】特願2009−548990(P2009−548990)の分割
【原出願日】平成20年2月1日(2008.2.1)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
【出願人】(503447036)サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド (2,221)
【Fターム(参考)】