説明

移動通信デバイスのNFC検索

方法と装置は、買い物客を補助するために明らかにされる。買い物客は携帯用装置に製品検索問合わせを入力し、近距離無線通信(NFC)技術によって、問合わせをショッピング施設のターミナルへ転送する。ターミナルはネットワークを通じて検索エンジンに検索問合わせを転送し、そして、検索エンジンはターミナルでのディスプレイへのプレゼンテーションのために、検索問合わせの基準を満たしている結果を、データベースを調べた後に、ターミナルに返す。それから、買い物客は、携帯用装置でターミナルからメモリへ、携帯用装置とターミナル設けられるNFCデバイスによって、結果データを転送するオプションを提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、近距離無線通信(NFC)技術に関し、特に施設と関連した製品に関する情報を探して、見つけて、格納して、表示するための移動通信デバイスの近距離無線通信の利用に関する。
【背景技術】
【0002】
プロバイダが利害関係のある個人が利用できる製品やサービス情報を作るために、いろいろな進歩が開発された。パソコン(PC)のユーザは、インターネット上で利用できるプロバイダー・ウェブサイトを通して、自由に、そのような情報にリモートにアクセスするかもしれない。商業施設において、インターネット接続が利用できないかもしれないか、速度が制限されるかもしれない所(例えば、携帯電話のサービスエリアによって)で、アクセスを製品やサービス・データベースに提供するために、いろいろな解決が実施されてきた。一般的に、バーコードは施設において個々にアイテムに適用される。そして、それによって、光学的バーコード・リーダーを適用して、特定のアイテムに関する示された情報を得ることを個人が許諾しできる。RFID技術は、もう一つの選択肢である。施設のローカル・エリア・ネットワークは、情報の表示を提供する。ユーザとローカル・エリア・ネットワークを結びつけるために、対話的なユーザ端末が提供されるかもしれない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の方法には、固有の不利がある。例えば、施設に含まれる複数のアイテムをバーコード化して、更新することによって、原価と人的資源のかなりの出費が生じる。施設を通した複数のユーザ対話的な端末の供給も、出費を招く。更なる不利は、個人には施設を出た後の考慮ために、取得した情報を保存しておく簡単な方法がないということである。
【0004】
したがって、個人が関心のあるアイテムに関する情報に接近することができる、改善された方法のために、必要性が存在する。そのような方法はユーザ携帯性を許さなければならなくて、ユーザに要請される情報を保存する能力を提供しなければならない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
商業施設によって提供される製品やサービスのための単純で効果的な探索の援助は、施設の建物の後援者が利用できる。携帯用の、携帯NFC対応通信デバイスを身につけているユーザは、望ましい製品または製品に関連する、検索問合わせに携帯用デバイスへ入れることができる。携帯用デバイスは、施設のNFC対応ターミナルの範囲の中に置かれることができる。それから、ターミナルは施設と関連したデータベースの検索を始めることができる。データベースは、施設ですべての商品または利用できるサービスに関するデータから成るかもしれない。検索結果はターミナルで示されることができて、検索結果を携帯用の(ハンドヘルド)装置のメモリに保管する選択権を含むかもしれない。検索結果は、直接、施設のNFC対応ターミナルから、または、NFCリンクにより提供される、それより大きな能力がある通信リンクについての検索エンジンから、携帯用の、携帯装置のメモリに保管されることができる。
【0006】
コントローラ、メモリ、ユーザ入力インタフェースとNFC装置から成っている携帯電話で、携帯用デバイスは例示されてもよい。ユーザは検索問合わせを明確に定義することができる。そして、それは、コントローラの制御中で、施設のターミナルへのNFC通信を通して送られることができる。ターミナルは、たとえば、施設の中で、または、施設なしでキオスク端末に設けられてもよい。
【0007】
ユーザは、検索問合わせを明確に定義するために移動通信デバイスに格納される製品検索アプリケーションを動かしてもよい。移動通信デバイスに表示されるメニューは、問合わせを明確に定義する際に、選択のためにオプションを含んでもよい。問合わせ(NFCによって施設のターミナルに送られる)は検索エンジンのアクセスを引き出す。そして、それはターミナルから遠い場合がある。利用できるならば、問合わせへの反応は要請された商品の入手可能性と要請された商品の位置に関して情報から成るかもしれない。反応は、ターミナルで示されることができる要請された商品のイメージを含んでもよい。
【0008】
発明を実行することで考えられる最高のモードの例示として、以下の詳しい説明(発明の好ましい実施例だけが示されて、記述される)から、本発明のさらなる長所は、単にこの技術に当業者にとってすぐに明らかになる。理解されるように、発明は他で異なる具体化ができ、そして、いくつかのその詳細は様々な明らかな(発明を逸脱しない範囲ですべて)修正が可能である。従って、図面と説明は、限定的ではなく実際は実例となるとみなされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明は、制限するためにではなく例示のために図示され、添付の図面においては、同一の参照番号は同一の要素が参照される。
【図1】図1は、NFC探索能力を有する典型的な携帯電話の構造の説明図である。
【図2】図2は、図1に示される携帯電話と連携した使用のためのNFCによってアシストされた検索システムのブロック図である。
【図3】図3は、携帯電話が図2のシステムにあるNFC通信のためのキオスク・ターミナルの実例となる図である。
【図4】図4は、NFCによってアシストされた製品検索のフローチャートである。
【図5】図5は、製品検索問合わせメニュー操作を意味しているチャートである。
【図6】図6は、大容量通信リンクについて携帯電話で検索結果を受ける更なる能力による、図2の検索システムに類似した、NFCによってアシストされた検索システムのブロック図である。
【0010】
本発明は、制限するためにではなく例示のために図示され、添付の図面においては、同一の参照番号は同一の要素が参照される。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の実施例は、添付の図面を参照して以下に記述される。以下の説明では、大幅に同じ機能と装置を備えている構成要素は同じ参照番号によって意味され、そして、反復的な説明は必要に応じてなされるだけである。
【0012】
携帯通信デバイスは、図1において携帯電話101で表現される。携帯電話は、あるいは、いかなる適切な筐体(またはケース)、例えば折り畳み式(またはクラムシェル)筐体、スライド式筐体またはスイベル式筐体の中ででも表されてもよい。従来の要素(例えばディスプレイ109、キーパッド103、マイク113とスピーカ115)は、ハウジング表面に取り付けられる。さらなるユーザ・ファンクションキー(例えばホット・キー107)が提供される。ユーザ・ファンクションキーの特定の配置は、単に例となっているだけである。さらに、携帯電話は、NFC装置105とLEDインジケータ111を備えている。NFC装置105は、代わりに、保護目的のために電話筐体の中に含まれていてもよい。
【0013】
図2は、図1に示された、携帯電話と連携した使用のためのNFCアシストされた検索システムのブロック図である。ブロック302は、ターミナル201の近くで、そして、ターミナルのNFC装置205のNFC領域の中にいる携帯電話101を意味する。携帯電話101の内部の要素は、CPU301とメモリ303である。ターミナル201は、コントローラ306、メモリ308、ディスプレイ304とNFC装置205から成る。ターミナル201のトランシーバ305は、によって、検索エンジンと、無線LAN(例えばイントラネット307)を介した周辺装置309との通信を提供します。周辺装置309は、検索エンジン311、データベース313とトランシーバ315から成る。トランシーバ315は、イントラネット307に結びつけられている。周辺装置309は、施設建物から離れて、または、施設建物の現場にあってもよい。
【0014】
NFC装置105と205は完全な能力のNFC装置であってもよく、すなわち、これらは送受信の2方向の機能を有してもよい。そのような2方向のNFC装置とこれらの作動の方法は、当業者に知られている。携帯電話101とターミナル201が互いのNFC領域の中にあって、これらの装置の間のNFCが起こることができる。よく知られているように、NFCは電子装置の間の単純で安全な通信とデータ転送のために設計された短期無線連結性技術標準である。互いに2、3センチメートル以内に2台のNFCに対応し、互換性を持つ装置を持ってくることによって、高速なデータ転送が可能である。
【0015】
ターミナル201に関連した施設によって提供されるアイテムの検索が要求されるとき、携帯電話101のキーパッド103が検索問合わせを明確に定義するために使われてもよい。例えばCPU301に保存されている適切なソフトウェア・アプリケーションの起動は、「ホットキー」107の押下によって開始されてもよい。起動はメニューを、検索定義のユーザ相互作用を手助けする、ディスプレイ109に表示してもよい。検索問合わせは、既知のブール演算子(例えばAND、OR、NOR、NOT)を用いることにより、キーパッド103によって明確に定義されてもよい。これらの演算子は、英数字キーで物理的に入力されてもよく、あるいは、携帯電話は、特別な目的である、標準的な計算機の「+」、「−」、「x」、及び除算キーのような、演算子ごとに1つの「ホットキー」を、キーパッド上に有していてもよい。
【0016】
検索問合わせの入力は、キーパッドの使用に限られない。たとえば、携帯電話101への検索問合わせの入力は声命令によるものであってもよく、そして、よく知られている音声認識ソフトウェアを使用してもよい。例えば、携帯電話101が適切な音声認識ソフトウェアを備える場合、ユーザは「ホットキー」107を押して、くぼんだ位置でキーを持っている間、声に出して検索問合わせを入力する。あるいは、「ホットキー」107を一度押すことは、声処理アプリケーションと検索問合わせアプリケーションを動かすことができ、検索問合わせを声に出して入力した後に、声処理と検索問合わせアプリケーションの使用をやめるために、「ホットキー」107は再び押されることができる。
【0017】
図2に図示されるように、検索問合わせが明確に定義されて、入力された後、ユーザはターミナル201のNFC領域の中に携帯電話を置くことができる。NFC通信は、検索問合わせをターミナルへ転送するために、実行される。成功したデータ転送の視覚的指示は、LED111の起動によって、ユーザに示されることができる。そのような指示は、音声警報を伴っていてもよい。
【0018】
終端のNFC装置205は、容認されているNFC通信を読み込む。検索問合わせは、トランシーバ315とイントラネット307によって検索エンジン311に送られる。検索エンジン311は検索結果を得るためにデータベース313にアクセスする。そして、それから、それはディスプレイ304で表示するためにターミナル201へ戻って送られる。オプションは、メモリ303で検索結果を保管するために、携帯電話ユーザの受信を提供されてもよい。
【0019】
検索問合わせは、携帯電話101のメモリ303で保存されてもよい。保存された検索は、他の施設での買い物の比較のために、ユーザが利用できる。前の検索問合わせは読み出されることができ、それから、他のNFCデバイスが装備されたターミナルとの間の、近距離無線通信によって送られることができる。ユーザは前の検索結果で得られる検索結果を比較することができ、そして、それは保存されてもよい。
【0020】
図3は、携帯電話が図2のシステムにあるNFC通信のためのキオスク・ターミナルの実例となる図である。図示されたキオスク・ターミナルは、その関連した施設の外、たとえば、ショッピングモールに設置されるかもしれない。あるいは、図2のターミナルは、キオスクの中に物理的な具体化の必要なしで、商業施設内で設置されるかもしれない。キオスク・ターミナルは、ディスプレイ203とNFCデバイス205のタグだけをユーザの目に見えるようにしている、「データ処理能力のない」ターミナルの外観をとることができる。
【0021】
図4を参照すると、フローチャート400はNFCアシスト製品の検索の例示された動作を図示している。携帯用デバイス101は、ステップ401において起動される。403で、たとえば、図1のホット・キー107を押し込まれることによって、ユーザが製品検索アプリケーション・プログラムを呼び出したかどうかに関する決定がなされる。否定の場合、そのようなアプリケーション・プログラムの起動を待つために、プロセスはステップ403のトップに戻る。アプリケーション・プログラムが呼び出されたならば、ユーザがキーパッド103によって携帯電話101に上記ユーザの検索問合わせを入力するステップ405まで、プロセスは進行する。入力はブール演算子を使用している適切なキーストロークの形をとってもよく、あるいは、それはディスプレイ109上のメニューから入力されてもよい。前の検索問合わせはメモリ303に保管されていてもよく、CPU301でアクセスされてもよい。たとえば、ユーザが大きなサイズで、赤色か青色の男性用シャツを探すことに関心があるが、フィットしたシャツに興味がないならば、ユーザは、キーパッドによって、「大きい AND 男性 AND シャツ AND(赤い OR 青い) NOT フィットした」と入力されるかもしれない。検索問合わせは、ディスプレイ109のメニューにアクセスして、前の検索問合わせのリストを下へスクロールすることによって、前の検索問合わせのリストからも取り出されてもよい。
【0022】
一旦検索問合わせが入力されたならば、ユーザは、ステップ407で、NFC装置105と205を介して、検索問合わせのターミナル201への転送を開始するため、携帯電話101をターミナル201の適切な部分に接触させる。検索問合わせは、一時的にメモリ308に保管されてもよい。ステップ409で、ターミナル201は、イントラネット307または他のネットワークによって、この検索問合わせを検索エンジン311へ転送する。成功したデータ転送をユーザに知らせるために、LED111の起動のための携帯電話101へのターミナル201でのNFC通信だけでなく、インジケータはターミナル201で起動することができる。
【0023】
ステップ411で、検索問合わせ基準を満たすかもしれないアイテムを、検索エンジン311はデータベース313から検索する。検索エンジン311とデータベース313は、ターミナルから遠い場合があるか、その近くに設けられる場合がある。イントラネット・コミュニケーションが例証されると同時に、そのような通信経路はLANやWAN(Wide Area Network)を含んでもよい。もし結果が見つかる時は、それらの結果(または、例えば「結果が見つかりませんでした。もう一度実行してください」のようなメッセージ)は、ステップ413で、ディスプレイ304での表示のためにターミナル201に送り返される。検索結果は、施設における製品の入手可能性に限られず、関連したか関連していないかに関わらず、他の施設での入手可能性、在庫量及び製品の施設内での場所(例えば、通路番号)、商品の受渡し日、価格、どんな広告宣伝または払い戻しといった様々な情報を含んでいても良い。
【0024】
ユーザは、この情報が役に立つかどうか決めることができる。ユーザが、探されたアイテムを購入したいならば、ユーザは施設(例えば通路番号)においてアイテムの位置に注意するかもしれなくて、示された情報を保存する必要なくアイテムを回収してもよい。他の状況では、ユーザは後の使用のために検索結果を取っておきたいかもしれない。ユーザは、ステップ415で示されたオプションをこのように与えられるかもしれない。
【0025】
ユーザが、プロセスを421で終えて、単に結果を読んで、適当と考える結果を使うことができるか、ありうる後の使用のために携帯電話101のメモリ303の中に保存するためにそれらの結果を移すことを選ぶことができる。ユーザが結果を保存するほうを選ぶならば、ステップ417で、互いに近接してNFCデバイス105と205を置くためにターミナル201に携帯電話101を再接触することによって、この選択は実行されることができる。
【0026】
検索問合わせがターミナルへ転送された後、例えば、自動的に時間を設定することで、データ転送の方向を決定するために、CPU301のソフトウェア・アプリケーションはNFCデバイス105を設定することができる。NFCデバイス105と205がその時間の間、再び接触して置かれるならば、すなわち、携帯電話がその時間の間、ターミナルにもう一度接触するならば、NFCデバイス105は転送モードから受信モードへ変えられることができる。それから、検索結果はステップ419で携帯電話101のメモリ303に転送されます。この点で、プロセスはステップ421で終えられる。
【0027】
図5は、オプションのメニューが製品検索アプリケーションの起動と同時に移動通信デバイス101のディスプレイ109に表示される、検索問合わせに入る別の方法の実例である。
【0028】
一連のメニューとサブメニューは、500で表される。製品検索アプリケーションの起動と同時に、メイン・メニュー501は移動通信デバイス101のディスプレイ109に表示される。別の種類の表示(いろいろな施設の名称)が起動と同時に発生するかもしれず、あるいは、ウエルカムメッセージもまた表示されるかもしれないと理解される。説明の都合上、メイン・メニューは、特定の施設に提供される製品のタイプを示す。よく理解されてもいるように、メニューは利用できるサービスまたは製品とサービスの組合せも示すかもしれない。
【0029】
メイン・メニュー501は衣類、食料雑貨、金属製品、薬を含む、利用できる種類の製品をリストする。そして、ユーザが指、スライタスその他の道具で触ることによって、この選択をハイライトすることによって、「衣類」を選んでもよい。「衣類」オプションを選ぶと、即座に、サブメニュー503はメイン・メニュー501の代わりに表示される。サブメニュー503は、衣類のタイプ(例えば「男性」、「女性」、「子供」)をリストする。「男性」を選ぶと、即座に、たとえば、ディスプレイ上のサブメニュー503に替えて、新しいサブメニュー505が開く。サブメニュー505は、特定の施設によって扱われているいろいろな男性用衣類を示してもよい。これらは、たとえば、コート、帽子、ネックウェアー、パンツ、シャツ、靴、ソックス、スーツ、その他を含むかもしれない。一度ユーザが「シャツ」を選ぶと、サイズに関する別のサブメニュー507はサブメニュー505の代わりに開けられる。「Large」を選択すると、即座に、たとえば、袖のタイプ(例えば、フレンチカフス、半袖、長袖、その他)に関する新しいサブメニュー509が開けられる。袖のタイプ(例えば、「長袖」)を選ぶと、即座に、色の選択に関するサブメニュー511は、開けられる。例えば「赤」色を選ぶと、即座に、例えば、「フィットした」か「不適切」なシャツに関する、新しいサブメニュー513が開く。
【0030】
サブメニューの数は、想像力、記憶資源とユーザどれだけ要求される検索の狭さを続行したいかによってのみ、制限される。
【0031】
各々のメニューとサブメニューは、ユーザが幅広い検索を保つことを許諾する「気にかけない」または「無い」というオプションを含んでもよい。例えば、ユーザがシャツの少しの特定の色または袖のスタイルも必要としないならば、ユーザはサブメニュー509,511で「無い」とう選択をするかもしれない。この選択は、色または袖のタイプを検索から除いて終わる。また、各々のメニューまたはサブメニューに関する複数のオプションをハイライトするか、それを選ぶ能力を、メイン・メニューとサブメニューは備えているかもしれない。この方法で、たとえば、ユーザは他の色ではなく、青いシャツか赤いシャツを探したいかもしれない。従って、「青い」選択肢と「赤い」選択肢は、ハイライトされてもよい。
【0032】
様々なメニューを下へスクロールするとき、図5のメイン・メニューとサブメニューはユーザが望ましい選択を見つけるのを援助するために例だけによって単にアルファベット順にリストされる。スクロールするどんなよく知られた方法でも、利用されることができる。
【0033】
ここまで、ターミナル201の近くで携帯電話101を持つことによって結果を携帯電話101のメモリ303へ移すためにNFC技術を使用することに関して、携帯電話101への検索結果の受領が記述される間、後で検索問合わせ結果を周辺装置309から取り出すか、NFCリンクにより提供される、それより大きな能力がある通信リンクについて検索問合わせ結果を取り戻すことは、特定の状況で望ましい場合がある。
【0034】
この場合、図6の中で表されるように、システム600の周辺装置309はターミナル201と携帯電話101のNFCリンク以外のワイヤレス通信リンクについて、携帯電話101に検索結果を送る。同じ要素の多くがある図2の中で表されるシステムと、図6の中で表されるシステムは、類似している。しかし、図6は、それぞれ、携帯電話101と周辺装置309で無線ネットワーク601を相互接続して、WAN601(例えばインターネットとインタフェース603、605)を含むさらなる要素を含む。
【0035】
図6のシステム600では、特定の施設のための、無線LAN(例えば、イントラネット307)とは完全に別であるネットワーク601を介して、検索問合わせ結果は、携帯電話101に戻されてもよい。たとえば、周辺装置309での携帯電話101への検索問合わせ結果の復活は、WLANまたは広域ワイヤレス・データ・ネットワーク(例えばインターネット601)について生じることができる。これは、周辺装置309とワイヤレス・データ・ネットワーク601の間で、携帯電話101と無線ネットワーク601、605の間で、インタフェース603によってよく知られている方法でもたらされる。
【0036】
場合によっては、上述のNFCリンクを使うよりはむしろ、ターミナル201は周辺装置309から結果を受け取った後に携帯電話101に検索問合わせ結果を戻すように構成されるWLANトランシーバを含んでもよい。他の場合、システム600で表されるような、ターミナル201から完全に独立している手段によって、検索問合わせ結果は返されてもよい。ネットワーク601が広域ワイヤレス・データ・ネットワーク(例えばインターネット)として描写される間、他の手段によって、例えば、様々なよく知られているモバイル通信プロトコル、例えば、SMS、無線電子メール、またはその種の他のものによって、検索問合わせ結果は返されてもよい。これらの場合、検索問合わせが上述のNFC経路を通して始められる間、検索問合わせへの反応は他の手段によって、例えば、ワイヤレス・データ・ネットワーク601によって、または、様々な有名なモバイル通信プロトコルによって移動通信デバイス101に送られる。そして、ユーザにより多くの柔軟性を与える。
【0037】
当業者は、検索結果の伝送のための別々の無線ネットワークの使用が、より精巧な検索結果に配給することを促進して、グラフィックス、アニメーション、ビデオなどの使用を含む、より大きな帯域幅を提供するかもしれないことを理解するであろう。
【0038】
理解されるように、いろいろな利点は本開示によって提供される。それが比較的安価であるという点で、「必要最低限の機能だけを備えた」ターミナルの使用は商店主に有利で、買い物客へのセルフサービスを提供して、売物の商品に関する情報に関して質問に答えることを、より少しの人員に要求する。もう一つの利点は、店舗のターミナルと携帯用の、携帯装置間のユーザ・インタフェースの分離があるということである。携帯電話が検索問合わせを入力するためにキーパッドを含んでいるので、キーパッドは店舗のターミナルで必要とされない。
【0039】
上述した明細書において、いろいろな好ましい具体化は、添付の図面に関して記述される。しかし、いろいろな修正と変化がそれになされるかもしれないことは明白であり、そして、あとに続く特許請求の範囲に記載の発明のより幅広い範囲を逸脱しない範囲で、さらなる具体化が実行されてもよい。たとえば、開示は小売施設と関連したターミナルの前後関係で例証されるが、ターミナルは提供された製品やサービスに関する情報が要求される卸売り施設または他のどの構内または施設にも存在するかもしれない。明細書と図面は、制限的であるというよりはむしろ実例となる趣旨で、それに応じて考慮されることになる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯通信端末から前記携帯通信端末に近接するターミナルへの検索要求を含む近距離無線通信(NFC)問い合わせを無線転送し、
前記転送された問い合わせの応答を受信し、
前記応答を表示することを含む、方法。
【請求項2】
前記検索要求は、施設に関連付けられている製品に関係する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記受信するステップは、前記ターミナルから離れた検索エンジンに接続することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記携帯通信端末に格納されている製品検索アプリケーションを起動し、
前記製品検索アプリケーションに従って前記携帯通信端末で前記問い合わせを定義することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記定義するステップは、前記携帯通信端末の画面のメニューからの、項目のユーザ選択を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記定義するステップは、ブール演算子のユーザのキー入力を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記応答は、要求された商品の在庫に関係する情報を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項8】
前記応答は、要求された商品の位置に関係する情報を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項9】
前記応答は、要求された商品の画像を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項10】
前記転送された問い合わせに対する応答は、無線ネットワークを介して受信する、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記無線ネットワークは、
無線LAN、
広域無線データネットワーク、
無線ショートメッセージサービスネットワーク、
の中から選択された1つである、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
コントローラ、メモリ、ユーザ入力インタフェース及び近距離無線通信(NFC)デバイスを備える携帯通信端末と、
NFCデバイスを備えるターミナルと、
を備え、
前記コントローラは、ユーザ入力に応じて検索要求を生成し、NFC通信を介して前記検索要求を前記ターミナルに転送するよう構成され、
前記ターミナルは、その検索を実行するためにデータベースにアクセスし、検索結果を表示するよう構成される、装置。
【請求項13】
前記データベースは、前記ターミナルと離れた位置にあり、前記ターミナルは、トランシーバを更に備え、
前記ターミナルは、前記ターミナルに関係するイントラネットを介して前記問い合わせを前記離れた位置に転送するよう構成される、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記離れた位置は、前記データベースと結合した検索エンジンを含み、
前記ターミナルは、前記問い合わせに対する前記検索エンジンによって得られた結果を受信するよう構成される、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記検索要求は、施設に関連付けられている製品に関係する、請求項12に記載の装置。
【請求項16】
前記ターミナルは、施設の中のキオスクに位置される、請求項12に記載の装置。
【請求項17】
前記無線通信端末は、携帯電話を含む、請求項12に記載の装置。
【請求項18】
前記ユーザ入力インタフェースは、複数のキーを備える、請求項12に記載の装置。
【請求項19】
前記キーの中の1つは、検索アプリケーション製品を起動するホットキーである、請求項18に記載の装置。
【請求項20】
ユーザ要求に関するデータを格納するメモリを更に備える、請求項12に記載の装置。
【請求項21】
前記携帯通信端末は、近距離無線通信を介した前記ターミナルからの前記検索結果を表すデータを受信し、前記ターミナルから転送された結果を格納するよう構成される、請求項12に記載の装置。
【請求項22】
前記携帯通信端末は、無線ネットワークを通じた検索結果を表すデータを受信するよう構成され、
前記無線ネットワークは、無線LAN、広域無線データネットワーク、および無線ショートメッセージサービスネットワークのいずれか1つである、請求項12に記載の装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2012−506090(P2012−506090A)
【公表日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−532102(P2011−532102)
【出願日】平成21年5月8日(2009.5.8)
【国際出願番号】PCT/US2009/043256
【国際公開番号】WO2010/044912
【国際公開日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【出願人】(502087507)ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー (823)
【Fターム(参考)】