説明

移設可能な簡易イベントハウス。

【課題】イベント時、工事時に簡易ハウスとしてプレハブ住宅を利用してきたが一部一体型で重量が重くユニックなどの重機車両を必要とした。経費もかかり、安易に移設することができない。また、イベント時にテントが多用されるが、画一的で注目を得ることができない。バランスや重量の問題から風雪に弱い。
【解決手段】本発明は、上記課題を解決し、地域の間伐材を活用することにより森林事業を育成する。さらに、地域における地産の産業開発となる。間伐材の丸太を板状、柱状に加工し、複数な組み合わせによって、柱部材と板部材、土台材が連結し、屋根、壁面を細長の板材で形成されることによる構造物であり、同一性の間伐材で構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
プレハブ住宅。
【背景技術】
【0002】
板を湾曲させた時に発生する復元力の応用。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
イベント時や工事時に簡易ハウスとしてプレハブ住宅を利用してきた。一部一体型で重量が重く、ユニックなどの重機車両を必要とした。経費もかかり、安易に移設することができない。
【0004】
イベント時にテントが多用されるが、画一的で注目を得ることができない。バランスや重量の問題から風雪に弱い。
【課題を解決するための手段】
【0005】
板の復元力を活用し、横板を縦骨材に縫うように設置し、その上部にくる横板を下部の横板と交互に湾曲させる形で設置する。
【発明の効果】
【0006】
本発明の組み立て式ハウスの主材料は、間伐材を使用したことにより、地域産材の利用技術となり地域産業に貢献をする。
【0007】
間伐材による部材は、組み立て式構造にセットされ、軽トラック自動車でも容易に移動ができる。しかも組み立て解体が、短時間で出来ることを特徴とする。
【0008】
部材の組み立てかたにより、伸縮自在に、長さ、高さが立地によって組み立てができる。地面からの高さも自在に調整できることから、場所に合わせた構造であることと、テントの代用が出来る。ユニットの連結数によって規模の自在設定ができることを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
屋根部材は、間伐材の板材でもって下から上に等間隔で畳み込んだ構造にする。壁になる部分は板材を下から上に交互に織りなし、板材の反り、たわみの特性を活用することにより、かすがい以上の強度となる。柱部材、土台部材の連結は、組み込み合わせの工法とクサビによる耐震構造にした。
【0010】
寸法調整、曲がり矯正は、釘、金具の使用を避けクサビを使用することにより耐震構造になり、作業能率も上がり、さらに、組み立て、解体作業が容易に出来ることを特徴とした。
【産業上の利用可能性】
【0011】
本発明は、簡易イベントハウスや、海や山などのリゾート地における簡易休憩所や簡易バンガロー等に用い、移設可能な構造物として、優れた耐久性,居住性を追求した最適な組み立て式簡易ハウスの技術開発を提供する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
間伐材を用いた屋根、柱、壁、土台を構成としたことを特徴とする組み立て式の移設可能な簡易ハウス。
【請求項2】
丸太の丸い部分、細い部分を複数にユニットとし、細長板状形成の連結の組み立てを特徴とする。
【請求項3】
屋根体は、上から下に傾斜に設置し、細長板を下から上に組み立て風、雨、雪等が入らない組み立ての構造物を特徴とする。
【請求項4】
壁体は、柱間を、下から上に交互に重ね上げた組み立てをすることにより、板材の復元力を活用し、しがらみのように重ねあげることにより、強度は、かすがい以上になることを特徴とした。
【請求項5】
前記のユニットを連結した組み立てを特徴とした。