説明

積層構造生成器、これを備える二次電池用スタッキング装置及び方法

【課題】 本発明によると、二次電池の製造に所要する時間を短縮することができる。
【解決手段】 本発明は、積層構造生成器、これを備える二次電池用スタッキング装置及び方法に関するものであり、第1平面部と、第1平面部から突出形成される第1フィンガー部を備える第1ハンド;及び第2平面部と、前記第2平面部から突出形成され、前記第1フィンガー部と交差する第2フィンガー部を備える第2ハンドを含み、前記第1ハンドと前記第2ハンドの少なくとも一つは相互離隔する方向に移動する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層構造生成器、これを備える二次電池用スタッキング装置及び方法に関するものであり、より詳しくは、二次電池の製造に所要する時間を短縮することができる積層構造生成器、これを備える二次電池用スタッキング装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、化学電池は陽電極と陰電極の電極一対と電解質で構成されている電池であり、電極と電解質を構成する物質によって貯蔵できるエネルギーの量が異なる。このような化学電池は、充電反応が非常に遅いため、1回の放電用途として使われるだけの一次電池と、反復的な充放電により再使用可能な二次電池に分けられる。
【0003】
二次電池は、産業全般に亘り多様な技術分野に用いられており、一例としては、ワイヤレスモバイル機器のような先端電子機器のエネルギー源として使用されているだけでなく、化石燃料を使用する既存のガソリン及びディーゼルの内燃機関の大気汚染等を解決するための方案として提示されているハイブリッド電気自動車等のエネルギー源としても注目されている。
【0004】
二次電池は、電極組立体を収めているケースの形状に応じて様々に製造されているが、代表的な形状として、円筒形、角型、パウチ型等がある。
【0005】
通常、円筒形二次電池は円筒形アルミニウム缶を使用し、角型二次電池は角型のアルミニウム缶を使用し、パウチ型二次電池はアルミニウム等の素材からなる薄板のアルミニウムラミネートフィルムをパック形態にしたパウチに密封したものであり、相対的に軽量でありながら安定性に優れるため、近年広く使用されている。
【0006】
パウチ型二次電池の構成を見ると、陰電極と陽電極間に分離膜であるセパレーター(separator)を介在させてなる電極組立体であるスタック(stack)と、このスタックを内部に密封収容するものとしてアルミニウム-ラミネートフィルムからなるパウチ、そして前記スタックに一端が連結され、他端はパウチの外部に露出されて、外部に電流を誘導するための板状の陰陽極用電極タップで構成される。
【0007】
前記の技術構成は、本発明の理解を助けるための背景技術であり、本発明が属する技術分野で広く知られている従来技術を意味するものではない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来の電極組立体であるスタックは、陰電極と陽電極間にセパレーターが介在するように順に積み上げて積層させるスタッキング工法を利用したスタッキング装置によって製造されている。このようなスタッキング工法は、工程が非常に複雑で、これを実施するための装置もやはり複雑な構成を有するため、装置の維持管理が困難なだけでなく、これにより製造される二次電池の製造単価が高くなるという問題点がある。
【0009】
よって、これを改善する必要性が要求されている。
【0010】
本発明は、前記のような問題点を改善するために案出されたものであり、より詳しくは、二次電池の製造に所要する時間を短縮できる積層構造生成器、これを備える二次電池用スタッキング装置及び方法を提供することに目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明にかかる積層構造生成器は:第1平面部と、前記第1平面部から突出形成される第1フィンガー部を備える第1ハンド;及び第2平面部と、前記第2平面部から突出形成され、前記第1フィンガー部と交差する第2フィンガー部を備える第2ハンドを含み、前記第1ハンドと前記第2ハンドの少なくとも一つは相互離隔する方向に移動する。
【0012】
好ましくは、前記第1フィンガー部は前記第1平面部に着脱可能に形成され、前記第2フィンガー部は前記第2平面部に着脱可能に形成される。
【0013】
好ましくは、前記第1フィンガー部は、前記第1平面部から前記第2平面部に向かって突出形成される第1連結部と、前記第1連結部から前記第1平面部の反対側に向かって突出形成される第1延長部を含み、前記第2フィンガー部は、前記第2平面部から前記第1平面部に向かって突出形成される第2連結部と、前記第2連結部から前記第2平面部の反対側に向かって突出形成される第2延長部を含む。
【0014】
より好ましくは、前記第1延長部と前記第2延長部は相互平行に配置される。
【0015】
より好ましくは、前記第1延長部は前記第1平面部に平行に形成され、前記第2延長部は前記第2平面部に平行に形成される。
【0016】
より好ましくは、前記第1ハンドと前記第2ハンドの少なくとも一つは前記第1延長部と前記第2延長部の平行配置が維持されるように相互離隔する方向に移動する。
【0017】
より好ましくは、前記第1フィンガー部は複数個が同一間隔で前記第1平面部に形成され、前記第2フィンガー部は複数個が同一間隔で前記第2平面部に形成され、前記第2フィンガー部の各々は前記第1フィンガー部の各々間に位置する。
【0018】
より好ましくは、前記第1延長部及び前記第2延長部の端部は半球状に形成される。
【0019】
本発明にかかる二次電池用スタッキング装置は:フィルムを案内する案内ローラー;及び前記案内ローラーによって下側に垂直に下がるフィルムと平行に配置される積層構造生成器を含み、前記積層構造生成器は、第1平面部と、前記第1平面部から突出形成され、前記フィルムの一側面に対向して前記フィルムと平行に配置される第1フィンガー部を備える第1ハンド;及び第2平面部と、前記第2平面部から突出形成され、前記第1フィンガー部と交差し、前記フィルムの他側面に対向して前記フィルムと平行に配置される第2フィンガー部を備える第2ハンドを含み、前記第1ハンドと前記第2ハンドの少なくとも一つは相互離隔する方向に移動する。
【0020】
好ましくは、前記第1フィンガー部は前記第1平面部に着脱可能に形成され、前記第2フィンガー部は前記第2平面部に着脱可能に形成される。
【0021】
好ましくは、前記第1フィンガー部は、前記第1平面部から前記第2平面部に向かって突出形成される第1連結部と、前記第1連結部から前記第1平面部の反対側に向かって突出形成される第1延長部を含み、前記第2フィンガー部は、前記第2平面部から前記第1平面部に向かって突出形成される第2連結部と、前記第2連結部から前記第2平面部の反対側に向かって突出形成される第2延長部を含み、前記第1延長部と前記第2延長部は相互平行に配置される。
【0022】
より好ましくは、前記第1延長部は前記第1平面部に平行に形成され、前記第2延長部は前記第2平面部に平行に形成される。
【0023】
より好ましくは、前記第1ハンドと前記第2ハンドの少なくとも一つは、前記第1延長部と前記第2延長部の平行配置が維持されるように相互離隔する方向に移動する。
【0024】
より好ましくは、前記第1フィンガー部は複数個が同一間隔で前記第1平面部に形成され、前記第2フィンガー部は複数個が同一間隔で前記第2平面部に形成され、前記第2フィンガー部の各々は前記第1フィンガー部の各々間に位置する。
【0025】
より好ましくは、前記第1延長部及び前記第2延長部の端部は半球状に形成される。
【0026】
好ましくは、前記第1ハンドと前記第2ハンドの少なくとも一つの移動によって前記フィルムがZ字状に形成されたら、前記フィルムのたるみを防ぐために前記フィルムの最下面を支持する支持板を更に含む。
【0027】
より好ましくは、前記第1ハンドと前記第2ハンドの少なくとも一つの移動によって前記フィルムがZ字状に形成されたら、前記フィルム間に極板を挿入する極板移送装置を更に含む。
【0028】
より好ましくは、前記極板移送装置は、前記極板が置かれるベース;及び前記極板が前記フィルム間に位置するように前記極板を移送させる移送部を含む。
【0029】
より好ましくは、前記移送部は、前記極板の一側面と対向するように設けられる移送板;前記移送板と連結されるシリンダー;及び前記シリンダーが前記極板に向かって移動するように駆動力を生成するモーター部を含む。
【0030】
より好ましくは、前記ベースと前記移送部は複数個が形成され、前記極板移送装置は前記ベースが相互平行に上下に配置されるように前記ベースを連結する連結ビームを更に含む。
【0031】
より好ましくは、前記極板移送装置によって前記フィルム間に前記極板が挿入されたら、前記フィルムの最上面を下側に加圧する加圧板を更に含む。
【0032】
より好ましくは、前記加圧板は幅が前記極板の幅より小さい。
【0033】
本発明にかかる二次電池用スタッキング方法は:案内ローラーによってフィルムが下側に垂直に下がること;前記フィルムの一側面に対向して前記フィルムと平行に第1ハンドを配置し、前記フィルムの他側面に対向して前記フィルムと平行に第2ハンドを配置すること;前記フィルムがZ字状に形成されるように前記第1ハンドと前記第2ハンドの少なくとも一つを相互離隔する方向に移動させることを含む。
【0034】
より好ましくは、前記第1ハンドは、第1平面部と、前記第1平面部から前記第2ハンドに向かって突出形成され、前記フィルムの一側面に対向して前記フィルムと平行に配置される第1フィンガー部を備え、前記第2ハンドは、第2平面部と、前記第2平面部から前記第1ハンドに向かって突出形成され、前記第1フィンガー部と交差し、前記フィルムの他側面に対向して前記フィルムと平行に配置される第2フィンガー部を備える。
【0035】
より好ましくは、前記第1ハンドと前記第2ハンドの少なくとも一つを移動させる際、前記第1フィンガー部と前記第2フィンガー部は相互平行な状態に離隔される。
【0036】
より好ましくは、前記第1フィンガー部は複数個が同一間隔で前記第1平面部に形成され、前記第2フィンガー部は複数個が同一間隔で前記第2平面部に形成され、前記第2フィンガー部の各々は前記第1フィンガー部の各々間に位置し、前記フィルムは前記第1フィンガー部と前記第2フィンガー部の離隔移動によってZ字状を形成する。
【0037】
好ましくは、前記フィルムがZ字状に形成されたら、前記フィルムのたるみを防ぐために支持板で前記フィルムの最下面を支持することを更に含む。
【0038】
より好ましくは、前記フィルムがZ字状に形成されたら、極板移送装置によって前記フィルム間に極板を挿入することを更に含む。
【0039】
より好ましくは、前記フィルム間に前記極板が挿入されたら、加圧板で前記フィルムの最上面を下側に加圧することを更に含む。
【0040】
より好ましくは、前記フィルムの最上面が加圧されたら、前記第1ハンドと前記第2ハンドを後方に移動させることを更に含む。
【発明の効果】
【0041】
本発明によると、積層構造生成器の一回の移動で多数の極板をフィルムに積層することができるため、二次電池製造工程を単純化できる。
【0042】
また本発明によると、二次電池の製造に所要する時間を短縮できるため、費用を節減することができる。
【0043】
また本発明によると、既存のスタッキング装置のように複雑な構成を排除した状態で二次電池を製造することができるため、スタッキング装置の維持補修費用を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の一実施例にかかる積層構造生成器の斜視図である。
【図2】本発明の一実施例にかかる積層構造生成器の平面図である。
【図3】本発明の一実施例にかかる積層構造生成器の背面図である。
【図4】本発明の一実施例にかかる二次電池用スタッキング装置の構成図である。
【図5】本発明の一実施例にかかる二次電池用スタッキング装置の極板移送装置の斜視図である。
【図6】本発明の一実施例にかかる二次電池用スタッキング装置の側面構成図である。
【図7】本発明の一実施例にかかる二次電池用スタッキング装置の積層構造生成器が、第2位置に移動した状態を示した図面である。
【図8】図7における積層構造生成器の平面図である。
【図9】本発明の一実施例にかかる二次電池用スタッキング装置の積層構造生成器が第3位置に移動した状態を示した図面である。
【図10】本発明の一実施例にかかる二次電池用スタッキング装置の極板移送装置がフィルム間に極板を挿入する状態を示した図面である。
【図11】本発明の一実施例にかかる二次電池用スタッキング装置の極板移送装置によって、極板がフィルム間に挿入された状態を示した図面である。
【図12】本発明の一実施例にかかる二次電池用スタッキング装置の加圧板がフィルムを加圧する状態を示した図面である。
【図13】本発明の一実施例にかかる二次電池用スタッキング装置によってフィルム間に極板が積層された状態を示した図面である。
【図14】本発明の一実施例にかかる二次電池用スタッキング方法の工程フローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0045】
以下、添付の図面を参照して本発明にかかる積層構造生成器、これを備える二次電池用スタッキング装置及び方法の一実施例を説明する。この過程で図面に示した線の太さや構成要素の大きさ等は、説明の明瞭性と便宜上誇張して図示したものもあり得る。
【0046】
また、後述の用語は本発明における機能を考慮して定義した用語であり、これは使用者、運営者の意図または慣例によって異なり得る。そのため、このような用語に対する定義は、本明細書全般に亘る内容を基に定めなければならない。
【0047】
図1〜図3を参照して本発明の一実施例にかかる積層構造生成器を説明する。積層構造生成器100は、第1ハンド110、第2ハンド120を含んで成る。
【0048】
第1ハンド110は、手のひらに該当する第1平面部111と、指に該当する第1フィンガー部112を備え、全体的に人の手の形を成す。同様に、第2ハンド120は手のひらに該当する第2平面部121と、指に該当する第2フィンガー部122を備える。
【0049】
第1フィンガー部112は、第1連結部112aと第1延長部112bを含む。第1連結部112aは、第1平面部111の端部から突出形成され、その方向は第2平面部121に向かう。
【0050】
第1延長部112bは、第1連結部112aの端部から第1平面部111に平行に突出形成され、その方向は第1平面部111の反対側に向かう。第1延長部112bは、端部が半球状にラウンドするように形成される。
【0051】
第1フィンガー部112は、複数個が同一間隔で形成される。本実施例で第1フィンガー部112は、5個が形成されると例示しているが、これに限定されるものではないため、製造の状況に合わせて第1フィンガー部112は4個以下または6個以上に形成できることは勿論である。
【0052】
第1平面部111の端部に複数個の第1連結部112a及び第1延長部112bが同一間隔で形成される。即ち、図2を基準にすると、第1ハンド110は上下方向に形成される第1平面部111と、第1平面部111の上段から右側に突出形成される第1連結部112aと、第1連結部112aの右端から上側に突出形成される第1延長部112bからなる。
【0053】
第1フィンガー部112は、第1平面部111に着脱可能に結合できる。これにより、フィルム又はフィルム間に積層される極板の幅、厚さ等のサイズが変動する場合は、以前の第1フィンガー部112をフィルム又は極板のサイズに対応する形状及び大きさ等を有する新たな第1フィンガー部112に容易に交換できる。即ち、フィルム又は極板のサイズが変動する場合は、第1ハンド110を含む積層構造生成器100全体を交換する必要なく、第1フィンガー部112の交換だけで適切に対応できるため、作業柔軟性及び生産性を向上させることができる。
【0054】
第1ハンド110は、駆動力を発生させる駆動部(未図示)と結合して、駆動部の作動によって左右、上下方向等に移動することができる。このとき、第1ハンド110の移動は、移動経路を案内するガイドレール部(未図示)によって一定方向に限定することができる。本実施例において第1ハンド110は、第2ハンド120から次第に離隔される方向に移動する。
【0055】
第2フィンガー部122は、第2連結部122aと第2延長部122bを含む。第2連結部122aは、第2平面部121の端部から突出形成され、その方向は第1平面部111に向かう。第2連結部122aは、第1平面部111に向かうように突出形成され、第1連結部112aは第2平面部121に向かうように突出形成されて、第2連結部122aと第1連結部112aは相互交差するように配置される。
【0056】
第2延長部122bは、第2連結部122aの端部から第2平面部121に平行に突出形成され、その方向は第2平面部121の反対側に向かう。第2延長部122bは、端部が半球状にラウンドするように形成される。
【0057】
第2延長部122bは、第1延長部112bと相互平行に配置される。この第1延長部112bと第2延長部122bの平行配置は、第1ハンド110と第2ハンド120が相互離隔される方向に移動するときも維持される。
【0058】
図2を基準にすると、第2ハンド120は、上下方向に形成される第2平面部121と、第2平面部121の上段から左側に突出形成される第2連結部122aと、第2連結部122aの左端から上側に突出形成される第2延長部122bからなる。
【0059】
第2フィンガー部122は、複数個が同一間隔で形成される。本実施例において第2フィンガー部122は、5個が形成されると例示したが、これに限定されるものではないため、製造の状況に合わせて第2フィンガー部122は4個以下または6個以上に形成することができる。 第2平面部121の端部には、複数個の第2連結部122a及び第2延長部122bが同一間隔で形成される。
【0060】
このとき、第2フィンガー部122の各々は複数個からなる第1フィンガー部112の各々間に位置する。即ち、図3に示したように、第2連結部122aは第1連結部112aの間に位置し、第1連結部112aは第2連結部122aの間に位置する。
【0061】
第2フィンガー部122は、第1フィンガー部112と同様に第2平面部121に着脱可能に結合できる。これにより、フィルム又はフィルム間に積層される極板の幅、厚さ等のサイズが変動する場合は、以前の第2フィンガー部122をフィルム又は極板のサイズに対応する形状及び大きさ等を有する新たな 第2フィンガー部122に容易に交換できる。即ち、フィルム又は極板のサイズが変動する場合は、第2ハンド120を含む積層構造生成器100全体を交換する必要なく、第2フィンガー部122の交換だけで適切に対応できるため、作業柔軟性及び生産性を向上させることができる。
【0062】
第2ハンド120は、第1ハンド110と同様に駆動力を発生させる駆動部(未図示)と結合して、駆動部の作動によって左右、上下方向等に移動することができる。このとき、第2ハンド120の移動は、移動経路を案内するガイドレール部(未図示)によって一定方向に限定することができる。本実施例において第2ハンド120は、第1ハンド110から次第に離隔される方向に移動する。
【0063】
図1〜図13を参照して、本発明の一実施例にかかる二次電池用スタッキング装置を説明する。
【0064】
二次電池用スタッキング装置は、アンコイラー10、張力ローラー20、案内ローラー30,40、積層構造生成器100、支持板200、加圧板300、極板移送装置400を含んでなる。
【0065】
アンコイラー10は、ロール状に巻かれたフィルムFが解けるように回転軸(未図示)を中心に回転可能に設けられる。アンコイラー10は、ローラー状に形成され、アンコイラー10で解けたフィルムFは第1案内ローラー30側に移動し後工程に案内される。
【0066】
張力ローラー20は、アンコイラー10と第1案内ローラー30間に配置され、アンコイラー10で解かれ第1案内ローラー30によって案内されるフィルムFに所定の加圧力を加えてフィルムFに適切な張力が維持されるようにする。
【0067】
案内ローラー30,40は、第1案内ローラー30と第2案内ローラー40からなる。第1案内ローラー30は、張力ローラー20によって張力が加えられたフィルムFを後工程に案内する。第1案内ローラー30は、通常のローラー状に形成され、フィルムFの移送を助けるために回転可能に設けられる。
【0068】
第2案内ローラー40は、第1案内ローラー30によって案内されるフィルムFが下側に垂直に下がるように案内する。即ち、フィルムFは第2案内ローラー40を通過した後、重量方向に地面に垂直に落ちる。
【0069】
積層構造生成器100は、前述のように第1ハンド110と第2ハンド120を含んでなり、第2案内ローラー40の下側に配置される。
【0070】
積層構造生成器100は、第2案内ローラー40によって下側に垂直に落ちるフィルムFから一定距離離隔されるように配置される第1位置(図4参照)と、第1延長部112bと第2延長部122b間にフィルムFが位置するようにフィルムF側に移動して配置される第2位置(図7参照)と、第1延長部112bと第2延長部122bが相互離隔する方向に第1ハンド110と第2ハンド120が移動して配置される第3位置(図9参照)と、第1延長部112bと第2延長部122bによってZ字状に形成されるフィルムFから第1延長部112bと第2延長部122bが抜けるように第1ハンド110と第2ハンド120が後方に移動して配置される第4位置をスタッキング工程に合わせて順に移動する。第4位置に到達した積層構造生成器100が、再度第1位置に向かってそれ以降のスタッキング工程を準備することは勿論である。
【0071】
第1位置において積層構造生成器100は、第1ハンド110と第2ハンド120が相互対向するように配置される。第1ハンド110の第1平面部111と第2ハンド120の第2平面部121は、相互対向するように配置され、第1平面部111から突出形成される第1フィンガー部112と第2平面部121から突出形成される第2フィンガー部122は、上面から見ると相互対称的に配置される(図2参照)。
【0072】
第2位置において、積層構造生成器100の第1延長部112bと第2延長部122b間にフィルムFが位置するようになる。第2位置は、第1位置から積層構造生成器100がフィルムF側に向かって前方に移動した位置である。
【0073】
第1位置から第2位置に積層構造生成器100が移動する際、フィルムFが第1延長部112bと第2延長部122bによって損傷しないように第1延長部112bと第2延長部122bは端部が半球状に形成される。よって、積層構造生成器100の移動時にフィルムFが第1延長部112bと第2延長部122bの端部と接触しても、フィルムFが裂ける恐れはない。
【0074】
第2位置において、第1延長部112bと第2延長部122bは相互平行に配置される。第1延長部112bは、フィルムFの一側面に対向してフィルムFと平行に配置され、第2延長部122bはフィルムFの他側面に対向してフィルムFと平行に配置される。即ち、地面に向かって垂直に落ちるフィルムFに対して、第1延長部112b及び第2延長部122bは相互平行に配置される。
【0075】
第1延長部112b及び第2延長部122bは、フィルムFの幅に合わせて長さが調節されるように、第1連結部112a及び第2連結部122aに着脱可能に結合できる。
【0076】
第3位置において積層構造生成器100は、第1ハンド110と第2ハンド120が相互離隔される方向に移動されることにより、第1延長部112bと第2延長部122bの外周面にフィルムFがZ字状に掛かるようになる。
【0077】
本実施例では、第1ハンド110と第2ハンド120が相互離隔する方向に同時に移動したが、これに限定されるものではないため、第1ハンド110だけが離隔方向に移動できるだけでなく、第2ハンド120だけが離隔方向に移動できることは勿論である。
【0078】
第2位置から第3位置に第1ハンド110と第2ハンド120が相互離隔される方向に移動する際、第1延長部112bと第2延長部122bは依然と平行な状態を維持する。よって、第1延長部112bと第2延長部122bによって左右方向に広がるフィルムFは、Z字に広がった最上面と最下面のどちらにおいても幅が同一である。
【0079】
本実施例において、第1延長部112bと第2延長部122bは複数個が形成されるため、フィルムFは最上面から最下面まで連続するZ字状に形成される。
【0080】
第4位置は、第3位置から第1ハンド110と第2ハンド120が後方に移動した位置である。陰極板nと陽極板pが順に積層されたフィルムFは、下部から支持板200によって支持され、上部から加圧板300によって加圧された状態のため、積層構造生成器100を後方に移動させても、極板の積層が完了したフィルムFの配列が乱れなくなる。
【0081】
支持板200は、第1ハンド110と第2ハンド120の移動によってフィルムFがZ字状に広がると、フィルムFのたるみを防ぐためににフィルムFの最下面を支持する(図9参照)。
【0082】
支持板200は、フィルムFの最下面を支持する際、第1延長部112bと第2延長部122bから干渉されないように、第3位置での第1延長部112bと第2延長部122bの距離より幅が小さく形成される。フィルムFの最下面と接触される支持板200の上面は、平らに形成されることが好ましい。
【0083】
支持板200は、積層構造生成器100が第2位置にある場合、フィルムFから所定距離離隔されるように位置し、積層構造生成器100が第3位置に移動すると同時に、又は直後にフィルムF側に移動する。
【0084】
支持板200は、駆動力を発生させる駆動部(未図示)と結合して駆動部の作動によって左右、上下方向等に移動できる。このとき、支持板200の移動は、移動経路を案内するガイドレール部(未図示)によって一定方向に限定され得る。
【0085】
極板移送装置400は、第1ハンド110と第2ハンド120の移動によってフィルムFがZ字状に広がると、フィルムF間に陰極板nと陽極板pを挿入する(図10参照)。
【0086】
極板移送装置400は、ベース410、連結ビーム420、移送部430を含んでなる(図5及び図6参照)。
【0087】
ベース410にはZ字状に広がったフィルムF間に挿入される極板n,pが置かれる。ベース410は、複数個が相互平行に上下に配置され、極板n,pはベース410に陰極板nと陽極板pが交互に置かれるようになる。即ち、陰極板nが最上側に置かれる場合、その下側には陽極板pが置かれ、またその下側には陰極板nが置かれる。
【0088】
極板移送装置400は、駆動力を発生させる駆動部と結合して駆動部の作動によって左右、上下方向等に移動できる。このとき、極板移送装置400の移動は、移動経路を案内するガイドレール部(未図示)によって一定方向に限定され得る。
【0089】
連結ビーム420は、ベース410を相互連結する。上側のベース410とその下側のベース410は、連結ビーム420によって連結されるため、一つの駆動部を作動させることにより、全てのベース410を同時に動かせるようになる。
【0090】
移送部430は、移送板431、シリンダー432、モーター部433を含み、ベース410に置かれた極板n,pを押し、極板n,pをフィルム間に位置させるようにする。
【0091】
移送板431は、極板n,pの後側面と対向するようにベース410上に設ける。シリンダー432は、両端が各々モーター部433と移送板431と連結されてモーター部433で生成される駆動力を移送板431に伝達する。
【0092】
モーター部433の作動によって、シリンダー432が極板n,p側に移動すると、移送板431によって極板n,pは押されながらフィルムF間に位置するようになる(図11参照)。
【0093】
極板移送装置400は、積層構造生成器100が第2位置にある場合、フィルムFから所定距離離隔するように位置し、積層構造生成器100が第3位置に移動すると同時に又はそれ以降にフィルムF側に移動する。
【0094】
加圧板300は、Z字状に広がったフィルムF間に極板n,pが位置すると、フィルムFの最上面を下側に加圧する(図12参照)。
【0095】
加圧板300は、フィルムFの最上面を加圧する際、第1延長部112bと第2延長部122bから干渉されないように、第3位置での第1延長部112bと第2延長部122bの距離より幅が小さく形成される。フィルムFの最上面と接触する加圧板300の下面は、平らに形成されることが好ましい。
【0096】
加圧板300は、極板移送装置400によって極板n,pがフィルムFの間に挿入される前はフィルムFから所定距離離隔されるように位置し、フィルムF間に極板n,pが位置すると同時に又は直後にフィルムF側に移動する。
【0097】
加圧板300は、駆動力を発生させる駆動部(未図示)と結合して駆動部の作動によって左右、上下方向等に移動できる。このとき、加圧板300の移動は、移動経路を案内するガイドレール部(未図示)によって一定方向に限定され得る。
【0098】
図1〜図14を参照して本発明の一実施例にかかる二次電池用スタッキング方法を説明する。
【0099】
アンコイラー10で解かれたフィルムFが、張力ローラー20、第1案内ローラー30を通って第2案内ローラー40に案内される。第2案内ローラー40を通ったフィルムFは、地面に垂直に下側に落ちる(S10、図4参照)。
【0100】
積層構造生成器100を移動させて下側に下りたフィルムFに平行に第1ハンド110と第2ハンド120を配置する(S20)。第1ハンド110の第1延長部112bは、フィルムFの一側面に対向してフィルムFと平行に配置され、第2ハンド120の第2延長部122bは、フィルムFの他側面に対向してフィルムFと平行するように配置される。即ち、第1延長部112bと第2延長部122bは、フィルムFに平行に配置される(図7及び図8参照)。
【0101】
第1ハンド110と第2ハンド120を相互離隔される方向に移動させる(S30)。第1ハンド110と第2ハンド120が相互離隔される方向に移動されることにより、第1延長部112bと第2延長部122bの外周面にフィルムFがZ字状に掛かるようになる(図9参照)。第1ハンド110と第2ハンド120が移動する際、第1延長部112bと第2延長部122bは依然と平行な状態に維持される。
【0102】
第1延長部112bと第2延長部122bによってZ字状に広げられるフィルムFの最下面を支持板200で支持する(S40、図9参照)。これにより、フィルムFが自重によって下側にたるむことを防げる。フィルムFを支持するための支持板200の移動は、積層構造生成器100が第3位置に移動すると同時に又は直後に起こり得る。
【0103】
Z字状に広げられたフィルムF間に極板移送装置400を利用して極板n,pを挿入する(S50、図10及び図11参照)。ベース410に置かれた極板n,pは、移送部430の作動によってフィルムF側に移送され、フィルムF間に陰極板nと陽極板pが交互に位置するようになる。極板移送装置400の移動は、積層構造生成器100が第3位置に移動すると同時に又はそれ以降に行われ得る。
【0104】
極板n,pがフィルムF間に位置すると、フィルムFの最上面を加圧板300で加圧する(S60、図12参照)。フィルムFを下側に加圧する加圧板300の移動は、フィルムF間に極板n,pが位置すると同時にまたは直後に行われ得る。
【0105】
陰極板nと陽極板pが順に積層されたフィルムFが、下部から支持板200によって支持され上部から加圧板300によって加圧されると、積層構造生成器100を後方に移動させる(S70)。支持板200と加圧板300によってフィルムFと極板n,pが密着するため、積層構造生成器100が移動してもフィルムFと極板n,pの配列が乱れない(図13参照)。
【0106】
本発明は、図面に示した一実施例を参考に説明したが、これは例示的なものに過ぎなく、当該技術が属する分野で通常の知識を有するものであれば、これにより多様な変形および均等な他実施例が可能だという点を理解すべきである。よって、本発明の真正な技術的保護範囲は下記の特許請求の範囲によって定められなければならない。
【符号の説明】
【0107】
100:積層構造生成器
110:第1ハンド
112:第1フィンガー部
120:第2ハンド
122:第2フィンガー部
200:支持板
300:加圧板
400:極板移送装置
410:ベース
430:移送部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1平面部と、前記第1平面部から突出形成される第1フィンガー部を備える第1ハンド;及び
第2平面部と、前記第2平面部から突出形成され、前記第1フィンガー部と交差する第2フィンガー部を備える第2ハンドを含み、
前記第1ハンドと前記第2ハンドの少なくとも一つは相互離隔する方向に移動することを特徴とする積層構造生成器。
【請求項2】
前記第1フィンガー部は前記第1平面部に着脱可能に形成され、前記第2フィンガー部は前記第2平面部に着脱可能に形成されることを特徴とする請求項1に記載の積層構造生成器。
【請求項3】
前記第1フィンガー部は、前記第1平面部から前記第2平面部に向かって突出形成される第1連結部と、前記第1連結部から前記第1平面部の反対側に向かって突出形成される第1延長部を含み、
前記第2フィンガー部は、前記第2平面部から前記第1平面部に向かって突出形成される第2連結部と、前記第2連結部から前記第2平面部の反対側に向かって突出形成される第2延長部を含むことを特徴とする請求項1に記載の積層構造生成器。
【請求項4】
前記第1延長部と前記第2延長部は相互平行に配置されることを特徴とする請求項3に記載の積層構造生成器。
【請求項5】
前記第1延長部は前記第1平面部に平行に形成され、前記第2延長部は前記第2平面部に平行に形成されることを特徴とする請求項4に記載の積層構造生成器。
【請求項6】
前記第1ハンドと前記第2ハンドの少なくとも一つは、前記第1延長部と前記第2延長部の平行配置が維持されるように相互離隔する方向に移動することを特徴とする請求項4に記載の積層構造生成器。
【請求項7】
前記第1フィンガー部は複数個が同一間隔で前記第1平面部に形成され、
前記第2フィンガー部は複数個が同一間隔で前記第2平面部に形成され、
前記第2フィンガー部の各々は前記第1フィンガー部の各々間に位置することを特徴とする請求項4に記載の積層構造生成器。
【請求項8】
前記第1延長部及び前記第2延長部の端部は半球状に形成されることを特徴とする請求項7に記載の積層構造生成器。
【請求項9】
フィルムを案内する案内ローラー;及び
前記案内ローラーによって下側に垂直に下がるフィルムと平行に配置される積層構造生成器を含み、
前記積層構造生成器は、第1平面部と、前記第1平面部から突出形成され、前記フィルムの一側面に対向して前記フィルムと平行に配置される第1フィンガー部を備える第1ハンド;及び
第2平面部と、前記第2平面部から突出形成され、前記第1フィンガー部と交差し、前記フィルムの他側面に対向して前記フィルムと平行に配置される第2フィンガー部を備える第2ハンドを含み、
前記第1ハンドと前記第2ハンドの少なくとも一つは相互離隔する方向に移動することを特徴とする二次電池用スタッキング装置。
【請求項10】
前記第1フィンガー部は前記第1平面部に着脱可能に形成され、前記第2フィンガー部は前記第2平面部に着脱可能に形成されることを特徴とする請求項9に記載の二次電池用スタッキング装置。
【請求項11】
前記第1フィンガー部は、前記第1平面部から前記第2平面部に向かって突出形成される第1連結部と、前記第1連結部から前記第1平面部の反対側に向かって突出形成される第1延長部を含み、
前記第2フィンガー部は、前記第2平面部から前記第1平面部に向かって突出形成される第2連結部と、前記第2連結部から前記第2平面部の反対側に向かって突出形成される第2延長部を含み、
前記第1延長部と前記第2延長部は相互平行に配置されることを特徴とする請求項9に記載の二次電池用スタッキング装置。
【請求項12】
前記第1延長部は前記第1平面部に平行に形成され、前記第2延長部は前記第2平面部に平行に形成されることを特徴とする請求項11に記載の二次電池用スタッキング装置。
【請求項13】
前記第1ハンドと前記第2ハンドの少なくとも一つは、前記第1延長部と前記第2延長部の平行配置が維持されるように相互離隔する方向に移動することを特徴とする請求項11に記載の二次電池用スタッキング装置。
【請求項14】
前記第1フィンガー部は複数個が同一間隔で前記第1平面部に形成され、
前記第2フィンガー部は複数個が同一間隔で前記第2平面部に形成され、
前記第2フィンガー部の各々は前記第1フィンガー部の各々間に位置することを特徴とする請求項11に記載の二次電池用スタッキング装置。
【請求項15】
前記第1延長部及び前記第2延長部の端部は半球状に形成されることを特徴とする請求項14に記載の二次電池用スタッキング装置。
【請求項16】
前記第1ハンドと前記第2ハンドの少なくとも一つの移動によって前記フィルムがZ字状に形成されたら、前記フィルムのたるみを防ぐために前記フィルムの最下面を支持する支持板を更に含むことを特徴とする請求項9に記載の二次電池用スタッキング装置。
【請求項17】
前記第1ハンドと前記第2ハンドの少なくとも一つの移動によって前記フィルムがZ字状に形成されたら、前記フィルム間に極板を挿入する極板移送装置を更に含むことを特徴とする請求項16に記載の二次電池用スタッキング装置。
【請求項18】
前記極板移送装置は、前記極板が置かれるベース;及び
前記極板が前記フィルム間に位置するように前記極板を移送させる移送部を含むことを特徴とする請求項17に記載の二次電池用スタッキング装置。
【請求項19】
前記移送部は、前記極板の一側面と対向するように設けられる移送板;
前記移送板と連結されるシリンダー;及び
前記シリンダーが前記極板に向かって移動するように駆動力を生成するモーター部を含むことを特徴とする請求項18に記載の二次電池用スタッキング装置。
【請求項20】
前記ベースと前記移送部は複数個が形成され、
前記極板移送装置は前記ベースが相互平行に上下に配置されるように前記ベースを連結する連結ビームを更に含むことを特徴とする請求項18に記載の二次電池用スタッキング装置。
【請求項21】
前記極板移送装置によって前記フィルム間に前記極板が挿入されたら、前記フィルムの最上面を下側に加圧する加圧板を更に含むことを特徴とする請求項17に記載の二次電池用スタッキング装置。
【請求項22】
前記加圧板は幅が前記極板の幅より小さいことを特徴とする請求項21に記載の二次電池用スタッキング装置。
【請求項23】
案内ローラーによってフィルムが下側に垂直に下がること;
前記フィルムの一側面に対向して前記フィルムと平行に第1ハンドを配置し、前記フィルムの他側面に対向して前記フィルムと平行に第2ハンドを配置すること;
前記フィルムがZ字状に形成されるように前記第1ハンドと前記第2ハンドの少なくとも一つを相互離隔する方向に移動させることを含むことを特徴とする二次電池用スタッキング方法。
【請求項24】
前記第1ハンドは、第1平面部と、前記第1平面部から前記第2ハンドに向かって突出形成され、前記フィルムの一側面に対向して前記フィルムと平行に配置される第1フィンガー部を備え、
前記第2ハンドは、第2平面部と、前記第2平面部から前記第1ハンドに向かって突出形成され、前記第1フィンガー部と交差し、前記フィルムの他側面に対向して前記フィルムと平行に配置される第2フィンガー部を備えることを特徴とする請求項23に記載の二次電池用スタッキング方法。
【請求項25】
前記第1ハンドと前記第2ハンドの少なくとも一つを移動させる際、前記第1フィンガー部と前記第2フィンガー部は相互平行な状態に離隔されることを特徴とする請求項24に記載の二次電池用スタッキング方法。
【請求項26】
前記第1フィンガー部は複数個が同一間隔で前記第1平面部に形成され、
前記第2フィンガー部は複数個が同一間隔で前記第2平面部に形成され、
前記第2フィンガー部の各々は前記第1フィンガー部の各々間に位置し、
前記フィルムは前記第1フィンガー部と前記第2フィンガー部の離隔移動によってZ字状を形成することを特徴とする請求項25に記載の二次電池用スタッキング方法。
【請求項27】
前記フィルムがZ字状に形成されたら、前記フィルムのたるみを防ぐために支持板で前記フィルムの最下面を支持することを更に含むことを特徴とする請求項23に記載の二次電池用スタッキング方法。
【請求項28】
前記フィルムがZ字状に形成されたら、極板移送装置によって前記フィルム間に極板を挿入することを更に含むことを特徴とする請求項27に記載の二次電池用スタッキング方法。
【請求項29】
前記フィルム間に前記極板が挿入されたら、加圧板で前記フィルムの最上面を下側に加圧することを更に含むことを特徴とする請求項28に記載の二次電池用スタッキング方法。
【請求項30】
前記フィルムの最上面が加圧されたら、前記第1ハンドと前記第2ハンドを後方に移動させることを更に含むことを特徴とする請求項29に記載の二次電池用スタッキング方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2013−20859(P2013−20859A)
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−154368(P2011−154368)
【出願日】平成23年7月13日(2011.7.13)
【出願人】(509005937)アジュ ユニバーシティ インダストリー−アカデミック コーポレーション ファウンデーション (6)
【Fターム(参考)】