説明

空気入りタイヤ

【課題】サイドウォール部にホワイトゴムを配設していながらも優れた耐久性とを発揮しうる空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】サイドウォール部2におけるビードフィラー1bの外周端よりタイヤ径方向外方に配設されたホワイトゴム11から突出するホワイトレター部12と、ビード部1からタイヤ径方向へ延びるサイド補強層20を備えた空気入りタイヤにおいて、サイド補強層20の外周端20aが、ホワイトレター部12の内周端12bよりタイヤ径方向外方に位置し、ビードコア1aの内周端からホワイトレター部12の内周端12bまでのタイヤ径方向の長さをH1、ビードコア1aの内周端からサイド補強層20の外周端20aまでのタイヤ径方向の長さをH2、ホワイトレター部12のタイヤ径方向の長さをTとすると、(H2−H1)/Tを0.3以上に設定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サイドウォール部にホワイトゴムを配設した空気入りタイヤに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、主にRV(レクリエーショナルビークル)などの高荷重用車両に使用されるタイヤにおいて、サイドウォール部に配設したホワイトゴムにより種々の白色模様を形成し、ファッション性を高めた空気入りラジアルタイヤが知られている。ホワイトゴムは、走行時の撓みが大きいタイヤ最大幅位置よりもビード部に近い領域に配設されるのが一般的である。
【0003】
ホワイトゴムは、その白色を保持するため、補強性の高いカーボンブラックを使用することができず、ビード部やサイドウォール部等を構成する通常のゴムよりも軟らかく低剛性である。そのため、走行時に圧縮と引張の繰り返しによりビード部近辺に生じた歪みが、ホワイトゴムとそれにジョイントされたゴムとの界面に集中し易く、巻き上げプライのセパレーションを引き起こして故障に至るおそれがある。
【0004】
下記特許文献1には、ビード部に埋設されたビードフィラーの外側にホワイトゴムを設けた空気入りタイヤにおいて、ビードフィラーのホワイトゴムに近接する部分を、他の部分より軟質のゴムで構成したものが開示されている。
【0005】
また、下記特許文献2には、サイドウォール部にホワイトゴムを設けた空気入りタイヤにおいて、ビードフィラーからタイヤ径方向外方へ延びる補強層を設けたものが開示されている。
【0006】
しかしながら、下記特許文献1では、ホワイトゴムをビードフィラーの外側に設けるため、ビードフィラーをタイヤ径方向外方へ大きくしなければならず、ビードフィラーゴム量が増大することに加え、ビードフィラーのビードコア側がタイヤ幅方向に肉厚となってビード部近辺の発熱量が上がるため、高速走行条件下では耐久性が低下するという問題がある。
【0007】
また、下記特許文献2では、ビードフィラーからタイヤ径方向外方へ延びる補強層がホワイトゴムよりタイヤ径方向内方で終端しているため、走行時に圧縮と引張の繰り返しによりビード部近辺に生じた歪みが、ホワイトゴムとそれにジョイントされたゴムとの界面に集中してしまい、耐久性が低下するという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2010−115964号公報
【特許文献2】特開2004−249870号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は上記の点を考慮してなされたものであり、サイドウォール部にホワイトゴムを配設していながらも優れた耐久性とを発揮しうる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る空気入りタイヤは、ビードコアと前記ビードコアのタイヤ径方向外側に設けられたビードフィラーとを埋設した左右一対のビード部と、前記左右のビード部からタイヤ径方向外側に設けられた左右一対のサイドウォール部と、前記左右のサイドウォール部間に設けられたトレッド部と、前記サイドウォール部における前記ビードフィラーの外周端よりタイヤ径方向外方に配設されたホワイトゴムから突出するホワイトレター部と、前記ビード部からタイヤ径方向外方へ延びるサイド補強層を備えた空気入りタイヤにおいて、前記サイド補強層の外周端が、前記ホワイトレター部の内周端よりタイヤ径方向外方に位置し、前記ビード部の内周端から前記ホワイトレター部の内周端までのタイヤ径方向の長さをH1、前記ビード部の内周端から前記サイド補強層の外周端までのタイヤ径方向の長さをH2、前記ホワイトレター部のタイヤ径方向の長さをTとすると、(H2−H1)/Tが0.3以上であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、ビード部からサイドウォール部に至る部分の厚みを抑えつつ、ホワイトゴムとそれにジョイントされたゴムとの界面付近の剛性を確保して該界面に集中し易い変形や歪みを低減することができるため、セパレーションの発生を抑制して耐久性(一般耐久性)を高めることができるとともに、高速域でのスタンディングウェーブによる発熱上昇を抑えて耐久性(高速耐久性)を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの半断面図である。
【図2】図1の空気入りタイヤの要部を拡大して示す要部断面図である。
【図3】図1の空気入りタイヤ内部のサイド補強層の構成を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本実施形態の空気入りタイヤは、左右一対のビード部1と、左右のビード部1の各々からタイヤ径方向外側へ延びる左右一対のサイドウォール部2と、左右のサイドウォール部2の各々の外周端に連なるトレッド部3と、一対のビード部1の間に架け渡されるように配設されたカーカスプライ4とを備えたラジアルタイヤである。
【0014】
ビード部1には、鋼線等の収束体をゴム被覆してなる環状のビードコア1aと、ビードコア1aのタイヤ径方向外側に位置する断面三角形状のビードフィラー1bとが埋設されている。
【0015】
カーカスプライ4は、ビードコア1a及びビードフィラー1bを挟み込むように巻き上げられて、その端部が係止されている。カーカスプライ4の内側には、空気圧を保持するためのインナーライナー5が配設されている。
【0016】
また、トレッド部3のカーカスプライ4の外側には、ベルト層6とベルト補強層7が配設され、更にその外側にトレッドゴム8が配設されている。カーカスプライ4におけるビードフィラー1bに巻き上げられた巻き上げ部4aの外側には、車両装着時にリムフランジに当接するリムプロテクター9が配設されている。
【0017】
サイドウォール部2のカーカスプライ4の外側に設けられたサイドウォールゴム10や、トレッドゴム8は、補強性の高いカーボンブラックが充填材された黒色を呈するゴムが使用されているが、本実施形態の空気入りタイヤでは、サイドウォール部2のビード部1に近い領域に白色を呈するホワイトゴム11が周方向に沿って環状に配設される。
【0018】
ホワイトゴム11は、図1、2に示すように、その端部がタイヤ幅方向内側に行くほど窄まるように傾斜している。ホワイトゴム11が、タイヤ最大幅位置14よりタイヤ径方向内方で、かつ、ビードフィラー1bの先端(外周端)よりタイヤ径方向外方に配置されている。なお、ホワイトゴム11は、必ずしも両側のサイドウォール部2に配設される必要はなく、車両装着時に車両外側となる一方の側のみに配設されてもよい。
【0019】
ホワイトゴム11を成形するためのゴム組成は公知であり、本発明では従来公知のゴム組成を特に制限なく使用できる。ホワイトゴム11には、補強材としてカーボンブラックが使用されておらず、例えばアルミナやマグネシア、シリカなどの金属酸化物が代用される。ホワイトゴム11は、リムプロテクター9やサイドウォールゴム10よりも軟らかいゴムから構成される。
【0020】
このホワイトレター部12は、所定の絵柄、文字、記号、模様などの表示情報をタイヤ外表面に表示するためのものであり、周方向に連続して環状に設けられたり、あるいは、表示情報の形状に応じて周方向に沿って不連続に設けられている。
【0021】
なお、ホワイトレター部12は、表示情報の形状に応じて周方向に沿って不連続に設けられている場合であっても、不連続に設けられた各ホワイトレター部12のタイヤ径方向外端(外周端)12a及びタイヤ径方向内端(内周端)12bが、それぞれ同心円上に位置するように設けられている。本実施形態のようにホワイトレター部12の縁部が突出方向に対して傾斜している場合には、ホワイトレター部12の外周端12a及び内周端12bは、図1、2に示すようにタイヤ幅方向外側面(つまり、ホワイトレター部12の先端面)にて定められる。
【0022】
ホワイトレター部12の縁部からホワイトゴム11までの表面は、サイドウォールゴム10と同色の黒色を呈するカバーゴム層15によって覆われており、これにより、白色の表示情報がタイヤ外表面に突出している。
【0023】
以上の構成において、本実施形態の空気入りタイヤでは、ビード部1からサイドウォール部2までの領域内に、タイヤ径方向に延びるサイド補強層20が設けられている。サイド補強層20は、複数本のスチールコードあるいは有機繊維コードからなる補強コード22を所定間隔で平行に配列し、ゴム被覆してなるゴム層である。
【0024】
このサイド補強層20は、ビードフィラー1bの径方向のほぼ中央部からタイヤ径方向外方に沿って延び、サイド補強層20の径方向外端(外周端)20aがホワイトレター部12の内周端12bよりタイヤ径方向外方に位置しており、タイヤ径方向においてビードフィラー1bからサイドウォール部2に設けられたホワイトゴム11に跨るように設けられている。
【0025】
より詳細には、図1に示すタイヤの子午線断面において、ビードコア1aの内周端からホワイトレター部12の内周端12bまでのタイヤ径方向に沿った長さをH1、ビードコア1aの内周端からサイド補強層20の外周端20aまでのタイヤ径方向に沿った長さをH2、ホワイトレター部12のタイヤ径方向に沿った長さをTとすると、(H2−H1)/Tが0.3以上になるように、ビード部1、サイド補強層20及びホワイトレター部12の各種寸法が設定されている。つまり、サイド補強層20は、その外周端20aがホワイトレター部12の内周端12bよりタイヤ径方向外方に位置し、ホワイトレター部12の長さTの30%以上の長さだけホワイトレター部12の内周端12bからタイヤ径方向外方へ延びており、タイヤ径方向においてホワイトレター部12の30%以上の領域に沿ってサイド補強層20が設けられている。
【0026】
このようにビード部1から延びるサイド補強層20をタイヤ径方向においてホワイトレター部12の30%以上の領域に沿わせて配置することで、ビード部1からサイドウォール部2に至る部分の厚みを抑えつつ、ホワイトゴム11とそれにジョイントされたサイドウォールゴム10との界面付近の剛性を高めることができる。
【0027】
なお、サイド補強層20は、ホワイトレター部12の内周端12bからタイヤ径方向外方へホワイトレター部12の長さTの30%以上であれば、ホワイトレター部12の全域にわたって延びていてもよいが、サイド補強層20の外周端20aが、タイヤ最大幅位置14よりタイヤ径方向内方に位置することが好ましい。
【0028】
また、ビードコア1aの内周端からビードフィラー1bの外周端までのタイヤ径方向に沿った長さをH3、ビードコア1aの内周端からホワイトレター部12の外周端12aまでのタイヤ径方向に沿った長さをH4、タイヤの断面高さをSHとすると、H4/SHが0.4〜0.5、H3/SHが0.15〜0.25、H1/SHが0.25〜0.35となるように各種寸法が設定されている。
【0029】
サイド補強層20のタイヤ径方向内側は、ビードフィラー1bのタイヤ幅方向外側面に沿って設けられ、ビードフィラー1bとカーカスプライ4の巻き上げ部4aとの間に介設されている。サイド補強層20のタイヤ径方向外側は、カーカスプライ4の巻き上げ部4aによってタイヤ幅方向外側から覆われており、カーカスプライ4の巻き上げ部4aを挟んでホワイトゴム11のタイヤ幅方向内側面に沿って設けられている。
【0030】
サイド補強層20が備える補強コード22は、図3に示すように、タイヤ径方向に対して傾斜させて配列してもよく、その場合、タイヤ径方向に対する傾斜角度θを10〜60度に設定することが好ましい。
【0031】
補強コード22のエンド数(打ち込み本数)は、コード引張強力等に応じて適宜に設定することができるが、例えば、スチールコードの場合であると14〜23本/25.4mm、有機繊維コードの場合である20〜30本/25.4mmであることが好ましい。
【0032】
なお、補強コード22をタイヤ径方向外方に行くにしたがってタイヤ径方向に対する傾斜角度θが小さくなるように湾曲線状に設けたり、あるいは、タイヤ径方向内側に比べてタイヤ径方向外側の補強コード22のエンド数が大きくなるように設定したりすることで、サイド補強層20は、タイヤ径方向内側よりタイヤ径方向外側の剛性が高い設定されることが好ましい。
【0033】
具体例を挙げると、補強コード22の傾斜角度を変化させる場合には、図2に示すように、ビードフィラー1bに沿う領域R1に配置される補強コードの傾斜角度が40〜60度、ビードフィラー1bの外周端からホワイトレター部12の内周端12bまでの領域R2に配置される補強コードの傾斜角度が30〜50度、ホワイトレター部12の内周端12bからサイド補強層20の外周端20aまでの領域R3に配置される補強コードの傾斜角度が10〜30度に設定してもよい。また、補強コード22のエンド数を変化させる場合には、例えば、上記の領域R1に配置される補強コードのエンド数が、スチールコードの場合で14〜17本/25.4mm、有機繊維コードの場合で20〜24本/25.4mm、上記の領域R2に配置される補強コードのエンド数が、スチールコードの場合で17〜20本/25.4mm、有機繊維コードの場合で24〜27本/25.4mm、上記の領域R3に配置される補強コードのエンド数が、スチールコードの場合で20〜23本/25.4mm、有機繊維コードの場合で27〜30本/25.4mmに設定してもよい。
【0034】
このようにサイド補強層20の剛性が、タイヤ径方向内側よりタイヤ径方向外側において高く設定することにより、低剛性のホワイトゴム11付近の剛性や、ホワイトゴム11とそれにジョイントされたサイドウォールゴム10との界面付近の剛性を高めることができる。
【0035】
しかも、補強コード22の傾斜角度やエンド数が、上記の領域R3、領域R2、領域R1の順に、サイド補強層20の剛性が漸次減少するように設定されているため、サイドウォール部2のホワイトゴム11からビード部1にかけてタイヤ剛性をバランスよく向上することができる。
【実施例】
【0036】
以下、本発明の実施例によって更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0037】
図1に示す断面形状を持つタイヤサイズ275/70R16のラジアルタイヤを試作した。サイド補強層20の構成は、下記表1に示すとおりである。
【0038】
比較例1、2、実施例1〜3の各タイヤは、サイド補強層20以外の構成が全て共通の構成とした。比較例3のタイヤは、ビードフィラー1bの外周端がホワイトレター部12の内周端12bより径方向外方に位置するように長さH3を変更した以外、実施例2の構成と共通の構成とした。
【0039】
比較例1〜3及び実施例1〜3の各タイヤについての評価は下記のとおりに行った。
【0040】
(1)一般耐久性
JISD4230に規定する方法に準拠して耐久性能試験を行った。試験段階3を終えてもセパレーション等の故障が確認されない場合は、継続してタイヤに負荷を与えることとし、故障が確認されるまでの走行距離を計測した。
【0041】
(2)高速耐久性
JISD4230に規定する方法に準拠して高速性能試験Aを行った。試験段階6を終えてもセパレーション等の故障が確認されない場合は、継続して10分毎に10km/hずつ速度を上げて、故障が発生した時点の速度と時間を計測した。
【0042】
【表1】

【0043】
表1より、実施例1〜3では、比較例1〜3に比べて、優れた一般耐久性及び高速耐久性を発揮できているのが分かる。
【0044】
比較例1、2では、ホワイトゴム11とそれにジョイントされたサイドウォールゴム10との界面付近の剛性が低下することによって一般耐久性が低くなったものと考えられる。
【0045】
比較例3では、ビードフィラー1bの外周端をホワイトレター部12の内周端12bより径方向外方に位置させるためにビードフィラー1bがタイヤ幅方向に肉厚となってビード部近辺の発熱量が上がったことによって高速耐久性が低くなったものと考えられる。
【符号の説明】
【0046】
1…ビード部
1a…ビードコア
1b…ビードフィラー
2…サイドウォール部
3…トレッド部
4…カーカスプライ
4a…巻き上げ部
5…インナーライナー
6…ベルト層
7…ベルト補強層
8…トレッドゴム
9…リムプロテクター
10…サイドウォールゴム
11…ホワイトゴム
12…ホワイトレター部
12a…ホワイトレター部の外周端
12b…ホワイトレター部の内周端
14…タイヤ最大幅位置
15…カバーゴム層
20…サイド補強層
20a…サイド補強層の外周端
20b…サイド補強層の内周端
22…補強コード
R…タイヤ径方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビードコアと前記ビードコアのタイヤ径方向外側に設けられたビードフィラーとを埋設した左右一対のビード部と、前記左右のビード部からタイヤ径方向外側に設けられた左右一対のサイドウォール部と、前記左右のサイドウォール部間に設けられたトレッド部と、前記サイドウォール部における前記ビードフィラーの外周端よりタイヤ径方向外方に配設されたホワイトゴムから突出するホワイトレター部と、前記ビード部からタイヤ径方向外方へ延びるサイド補強層を備えた空気入りタイヤにおいて、
前記サイド補強層の外周端が、前記ホワイトレター部の内周端よりタイヤ径方向外方に位置し、
前記ビード部の内周端から前記ホワイトレター部の内周端までのタイヤ径方向の長さをH1、前記ビード部の内周端から前記サイド補強層の外周端までのタイヤ径方向の長さをH2、前記ホワイトレター部のタイヤ径方向の長さをTとすると、(H2−H1)/Tが0.3以上であることを特徴とする空気入りタイヤ。
【請求項2】
前記サイド補強層の内周端が、前記ビードコアよりタイヤ径方向外方に位置することを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−75549(P2013−75549A)
【公開日】平成25年4月25日(2013.4.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−215118(P2011−215118)
【出願日】平成23年9月29日(2011.9.29)
【出願人】(000003148)東洋ゴム工業株式会社 (2,711)