空気清浄機を備えた冷蔵庫
【課題】 室内空気を浄化するための空気清浄機を本体の上面に備えた冷蔵庫の提供。
【解決手段】 冷蔵庫の本体(20)の一側に固定される空気清浄機(200)は吸込口と吐出口とが設けられるケースとフィルタ部と送風装置を有し、フィルタ部は、吸込口を介して吸い込まれる空気を浄化する少なくとも一つのフィルタと、フィルタが内部に取り付けられ、ケース内部に着脱可能に取り付けられるフィルタバスケットと、フィルタバスケットに固定され、引き出し式に引き出され、ケースを選択的に開閉するバスケットドアと、フィルタバスケットにバスケットドアを固定させる締付手段と、フィルタバスケットの着脱を案内する案内手段と、フィルタバスケットがケース内部に取り付けられた状態を維持させるロック手段とから構成される。
【解決手段】 冷蔵庫の本体(20)の一側に固定される空気清浄機(200)は吸込口と吐出口とが設けられるケースとフィルタ部と送風装置を有し、フィルタ部は、吸込口を介して吸い込まれる空気を浄化する少なくとも一つのフィルタと、フィルタが内部に取り付けられ、ケース内部に着脱可能に取り付けられるフィルタバスケットと、フィルタバスケットに固定され、引き出し式に引き出され、ケースを選択的に開閉するバスケットドアと、フィルタバスケットにバスケットドアを固定させる締付手段と、フィルタバスケットの着脱を案内する案内手段と、フィルタバスケットがケース内部に取り付けられた状態を維持させるロック手段とから構成される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷蔵庫に関し、より詳しくは、室内空気を浄化するための空気清浄機を本体の上面に備えた冷蔵庫に関する。
【背景技術】
【0002】
冷蔵庫は、食品を冷蔵または冷凍して新鮮度を保つ状態で長期間保管するための電子製品である。本明細書では、冷凍室と、冷蔵室とが左右に並んで設けられるサイドバイサイド型(side-by-side type)を参考として説明する。
【0003】
図1には、従来の技術による空気清浄機を備えた冷蔵庫を示している。図示のように、冷蔵庫10の上面には、空気清浄機100が着脱可能に設けられる。前記空気清浄機100は、ケース110と、フィルタ部120と、送風装置130と、陰イオン発生装置140とを備えている。前記ケース110には、空気が出入りする吸込口Iと、吐出口Oとが設けられる。前記フィルタ部120は、前記吸込口Iを介して吸い込まれる空気をフィルタリングする。前記送風装置130は、前記吸込口Iを介して空気を吸込み、前記フィルタ部120でフィルタリングされた空気を前記吐出口Oを介して吐出する。前記陰イオン発生装置140は、前記吐出口Oを介して空気と共に吐出される陰イオンを発生する。
【0004】
前記ケース110は、送風ケース112と、フィルタケース116とから構成される。前記送風ケース112は、両端が開口される薄い六面体形状からなる。前記フィルタケース116は、前記送風ケース112の両端にそれぞれ連通される。前記送風ケース112の前面には、前記吐出口Oが設けられる。また、前記送風ケース112の内部に前記送風装置130と、陰イオン発生装置140とが設けられる。
【0005】
また、前記送風ケース112の底面には、一対のガイド溝110a、110bが形成される。前記ガイド溝110a、110bには、前記冷蔵庫10の上面に設けられる一対のガイドレール10a、10bが挿入される。
【0006】
一方、前記フィルタケース116の外側端部には、それぞれ吸込口Iが設けられる。また、前記フィルタケース116の内部には、前記フィルタ部120が着脱可能に設けられる。前記フィルタケース116は、前記送風ケース112に嵌め込まれた状態でそれぞれ左右に移動可能に設けられる。かつ、前記フィルタケース116の底面には、一対の支持部116aが設けられる。前記支持部116aは、前記送風ケース112と水平を保てるように、前記冷蔵庫10の上面に支持される。
【0007】
また、前記吸込口Iには、吸込グリルGが取り付けられる。前記吸込グリルGには、篩網が設けられる。前記篩網は、前記吸込口Iを介して吸い込まれる空気中のごみを篩い分ける。かつ、前記フィルタケース116の前面には、フィルタ装着開口116hと、ガイドリブ116Lとがそれぞれ設けられる。それらの前記フィルタ装着開口116hと、ガイドリブ116Lとは、前記フィルタ部120の着脱のためのものである。
【0008】
前記フィルタ部120は、フィルタ取付部126と、抗菌フィルタ122と、集塵フィルタ123と、脱臭フィルタ124とから構成される。前記フィルタ取付部126は、上面が開口しているほぼ直六面体形状からなる。前記フィルタ取付部126は、前記フィルタ装着開口116hを介して前記フィルタケース116の内部に組み込まれる。
【0009】
図示していないが、前記フィルタケース116または/及び前記フィルタ取付部126には固定手段が設けられる。前記固定手段は、前記フィルタ取付部126が前記フィルタケース116の内部に組み込まれた状態から勝手に取り外れることを防止する。
【0010】
そして、前記フィルタ取付部126は、前記ガイドリブ116Lによってガイドされる。また、前記フィルタ取付部126の内部には、複数のガイド部128aが設けられる。前記ガイド部128aは、前記フィルタ122、123、124を固定するためのものである。
【0011】
前記フィルタ取付部126の内部には、抗菌フィルタ122と、集塵フィルタ123と、脱臭フィルタ124とがその内側からそれぞれ順次設けられる。前記抗菌フィルタ122、集塵フィルタ123、及び脱臭フィルタ124は、空気中の各種の細菌、ごみ及び匂いを取り除く役割を担う。
【0012】
前記送風装置130は、送風ファン(図示せず)と、ファンハウジング132と、駆動モータ(図示せず)とから構成される。前記送風ファンは、軸方向に吸込まれた空気を放射状に吐出する軸流ファンが使用される。前記ファンハウジング132の内部には、前記送風ファンが設けられる。前記駆動モータは、前記送風ファンを駆動させる役割を担う。前記ファンハウジング132は、前記送風ケース112の底面に設けられるボス(図示せず)にスクリュー(図示せず)によって固定される。また、前記駆動モータにより前記送風ファンが駆動されると、前記ファンハウジング132の下部を通って空気が吸込まれて前方に吐出される。
【0013】
また、前記送風ケース112の内部には、エアガイド134が設けられる。前記エアガイド134は、前記送風装置130により、前記吸込口Iを介して吸込まれた空気が前記吐出口Oを介して吐出されるように案内する。そして、前記送風ケース112の内部は、前記エアガイド134により、吸込み流路Aと、吐出流路Bとに区切られる。
【0014】
一方、前記陰イオン発生装置140は、前記送風装置130に隣接する前記吐出流路Bの一側に設けられる。前記陰イオン発生装置140で発生した陰イオンは、前記送風装置130により送風された空気と共に前記吐出口Oを介して外部に吐出される。
【0015】
そして、前記送風ケース112の前面一側には、表示部152が設けられる。前記表示部152は、前記空気清浄機100の動作状態を外部に表示する役割を担う。また、前記表示部152に隣接する前記送風ケース112の前面一側には、操作部154が設けられる。前記操作部154は、前記空気清浄機100を動作させるために、各種の操作信号を入力される。
【0016】
しかし、このように構成される従来の技術による空気清浄機を備えた冷蔵庫には、次のような問題点があった。
【0017】
前記フィルタ取付部126が前記フィルタケース116に所定の位置に取り付けられなかったり、前記フィルタ取付部126の自体の捩れなどにより、フィルタ取付部126の前面がフィルタケース116の前面に対して傾いたりすることもある。しかし、従来には、このような場合が発生しても前記フィルタ取付部126の相対的な傾きを補正することができず、前記空気清浄機100の前面外観が悪くなることもある。
【0018】
また、前記フィルタ122、123、124を取り替えたり、洗浄したりするためには、前記フィルタ取付部126を前記フィルタケース116の外部に引き出さなければならない。このために、前記フィルタ取付部126を前記フィルタケース116の内部に組み込まれた状態で固定する固定手段を取り外す。そして、前記フィルタ取付部126を前記フィルタケース116の外部に引き出す。すなわち、前記フィルタケース116と、フィルタ取付部126との両方が互いに固定された状態を解除する作業や、前記フィルタ取付部126を前記フィルタケース116から引き出す作業、全て2回の作業を必要とする。
【0019】
そして、前記吸込口Iを介して吸込まれた空気が前記送風ファンの軸方向である前記ファンハウジング132の底面に流入される。すなわち、前記吸込口Iを介して吸込まれた空気が前記ファンハウジング132に流入される流路が比較的長く形成される。よって、前記空気清浄機100の効率が低下する。
【0020】
一方、前記ファンハウジング132の底面に流入された空気は、ファンハウジング132の前面を通って排出される。また、前記ファンハウジング132の前面に排出される空気は、前記吐出口Oを介して室内に吐出される。このとき、前記ファンハウジング132の前面に排出される空気は、前記吐出口Oの中央向きに流動される。従って、前記吐出口Oを介して排出される空気が前記エアガイド134によって案内されても、室内に均一に吐出されないという欠点が発生することもある。
【0021】
また、前記ファンハウジング132は、前記送風ケース112の底面に設けられるボスにスクリューによって固定される。よって、前記ファンハウジング132の内部に設けられる送風ファンが駆動して発生する振動がファンハウジング132とボスとを介して前記空気清浄機100及び冷蔵庫に伝達される。結局、前記送風装置130の駆動時に発生する振動により、騒音が発生することもある。また、このような振動により、前記空気清浄機100または冷蔵庫を構成する部品が損傷したり、取り付けられた部分が緩くなり、製品の耐久性が低下するという問題点が発生することもある。
【0022】
そして、前記表示部152が前記ケース110の前面一側に設けられる。ところで、前記ケース110の前面に対して前記表示部152が占め得る大きさは少なくともケース110の前面で前記吐出口Oなどが占める面積を除いた部分に限定される。従って、前記冷蔵庫から遠く離れた位置で前記表示部152を介して前記空気清浄機100が動作するか否かを容易に確認できなくなるという欠点があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0023】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、製品の前面の外観を良好にすることができるように構成される空気清浄機を備えた冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0024】
本発明は、フィルタの取り替えが容易に行われるように構成される空気清浄機を備えた冷蔵庫を提供することを他の目的とする。
【0025】
本発明は、送風装置に流入される空気の流路が比較的短く形成されるように構成される空気清浄機を備えた冷蔵庫を提供することをさらに他の目的とする。
【0026】
本発明は、浄化された空気が均一に吐出されるように構成される空気清浄機を備えた冷蔵庫を提供することをさらに他の目的とする。
【0027】
本発明は、空気清浄機の動作過程で発生する振動を最小化できるように構成される空気清浄機を備えた冷蔵庫を提供することをさらに他の目的とする。
【0028】
本発明は、冷蔵庫から遠く離れた位置でも空気清浄機が動作するか否かを容易に確認できるように構成される空気清浄機を備えた冷蔵庫を提供することをさらに他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0029】
上記の目的を達成するため、本発明による空気清浄機を備えた冷蔵庫は、所定の貯蔵空間が形成される本体と、前記本体の一側に固定され、少なくとも一つの吸込口と、吐出口とが設けられるケースと、前記吸込口を介して吸い込まれる空気をフィルタリングするフィルタ部と、前記吸込口を介して空気を吸込み、前記フィルタ部でフィルタリングされた空気を前記吐出口を介して吐出させる送風装置とが備えられる空気清浄機とを含み、前記フィルタ部は、前記吸込口を介して吸い込まれる空気を浄化する少なくとも一つのフィルタと、前記フィルタが内部に取り付けられ、前記ケース内部に着脱可能に取り付けられるフィルタバスケットと、前記フィルタバスケットに固定され、引き出し式に引き出され前記ケースを選択的に開閉するバスケットドアと、前記フィルタバスケットに前記バスケットドアを締め付ける締付手段と、前記フィルタバスケットの着脱を案内する案内手段と、前記フィルタバスケットが前記ケース内部に取り付けられた状態を維持させるロック手段とから構成されることを特徴とする。
【0030】
また、前記締付手段は、前記バスケットドアの裏面に設けられ、後面が開口される直六面体形状に後方に向けて突出している締付ボックスと、前記締付ボックスの一側に設けられて弾性変形し、その先端に係止突起が設けられる少なくとも一つの締付フックと、前記締付ボックスの内部に設けられ、後方に向けて延びている少なくとも一つの密着リブと、前記フィルタバスケットの前面に設けられ、水平に前方に向けて延びており、前記締付ボックスの上部の内側面がその上面に密着される締付部と、前記締付部の先端から下方に向けて延長され、前記締付フックに弾性取り付けられ、その裏面の縁部が前記係止突起に係止され、その前面が前記密着リブの先端に密着される締付片とから構成されることを特徴とする。
【0031】
また、前記バスケットドアは、前記フィルタバスケットに対して相対的に位置の移動が可能に取り付けられることを特徴とする。
【0032】
また、前記フィルタバスケットに前記バスケットドアが取り付けられた状態で前記締付片の先端は、前記締付ボックスの下部の内側面から所定の距離だけ離隔され、前記締付部と締付片との両端は、前記締付ボックスの両側の内側面から所定の距離だけ離隔されることを特徴とする。
【0033】
また、前記案内手段は、前記ケース内部の底面に前記フィルタバスケットの着脱方向に長く形成されるガイド溝と、前記ガイド溝の内部に該当する前記ケース内部の底面に前記フィルタバスケットの着脱方向に長く形成され、フィルタバスケットの底面がその上面に支持される少なくとも一つの支持レールとから構成されることを特徴とする。
【0034】
また、前記ロック手段は、前記ケースの前面とこれに密着される前記バスケットドアの裏面の何れか一方に設けられるプッシュラッチと、前記ケースの前面とこれに密着される前記バスケットドアの裏面の他方に設けられ、前記プッシュラッチに挿入されるラッチフックとを含むことを特徴とする。
【0035】
また、前記ロック手段は、前記ケース内部の一側には、前記フィルタバスケットが引き出される方向への弾性力をフィルタバスケットに与える弾性部材をさらに備えることを特徴とする。
【0036】
また、前記送風装置は、回転軸が水平に設けられるクロスフローファンと、前記クロスフローファンが内部に設けられるファンハウジングと、前記クロスフローファンを駆動させる駆動モータとから構成されることを特徴とする。
【0037】
また、前記ファンハウジングの両側面の上端または/及び下端及びこれに隣接する前後面の上端または下端の一部は、前記ケースの天井と底面とのうち、少なくとも何れか一面に直交して突出している側面ガイド部に密着され、前記ファンハウジングの上面または/及び底面は、前記ケース内部の天井と底面とのうち、少なくとも何れか一面に突出している底面支持部に支持されることを特徴とする。
【0038】
また、前記空気清浄機には、前記送風装置が駆動する過程で発生する振動が前記空気清浄機及び本体に伝達されることを防止する振動防止手段をさらに備えることを特徴とする。
【0039】
また、前記振動防止手段は、前記ファンハウジングと前記側面ガイド部及び底面支持部との間と、前記ファンハウジングと、前記ケース内部の天井または底面との間に設けられる振動吸収部材であることを特徴とする。
【0040】
また、前記空気清浄機が動作すると発光する表示装置をさらに含み、前記表示装置の光は、前記吐出口と吐出口を選択的に開閉するデコパネルとの間の隙間を介して外部に伝達されることを特徴とする。
【0041】
また、前記吐出口と、前記表示装置との間には、前記表示装置の光が外部に直接伝達されることを防止する遮蔽板が設けられることを特徴とする。
【0042】
また、前記表示装置は、少なくとも一つの発光ダイオードと、前記発光ダイオードが固定される印刷回路基板とから構成されることを特徴とする。
【0043】
また、前記印刷回路基板は、前記吐出口に隣接する前記ケース内部の底面に吐出口と平行な一直線に配置される少なくとも一つの挿入片にその下端が挿入されることを特徴とする。
【0044】
また、本発明による空気清浄機を備えた冷蔵庫は、所定の貯蔵空間が形成される本体と、前記本体の一側に固定され、少なくとも一つの吸込口と、吐出口とが設けられるケースと、前記吸込口を介して吸い込まれる空気をフィルタリングするフィルタ部と、前記吸込口を介して空気を吸込み、前記フィルタ部でフィルタリングされた空気を前記吐出口を介して吐出させる送風装置とを備える空気清浄機とを含み、前記フィルタ部は、前記吸込口を介して吸い込まれる空気を浄化する少なくとも一つのフィルタと、前記フィルタが内部に取り付けられ、前記ケース内部に着脱可能に取り付けられるフィルタバスケットと、前記フィルタバスケットに固定され、引き出し式に引き出され、前記ケースを選択的に開閉するバスケットドアと、前記フィルタバスケットに前記バスケットドアを締め付ける締付手段とから構成され、前記バスケットドアは、前記フィルタバスケットに対して相対的な位置の移動が可能に締め付けられることを特徴とする。
【0045】
また、前記締付手段は、前記バスケットドアの裏面に設けられ、後面が開口される直六面体形状に後方に向けて突出している締付ボックスと、前記締付ボックスの一側に設けられ、弾性変形し、その先端に係止突起が設けられる少なくとも一つの締付フックと、前記締付ボックスの内部に設けられ、後方に向けて延びている少なくとも一つの密着リブと、前記フィルタバスケットの前面に設けられ、水平に前方に向けて延びており、前記締付ボックスの上部の内側面がその上面に密着される締付部と、前記締付部の先端から下方に向けて延長され、前記締付フックに弾性取り付けられ、その裏面の縁部が前記係止突起に係止され、その前面が前記密着リブの先端に密着される締付片とから構成されることを特徴とする。
【0046】
また、本発明による空気清浄機を備えた冷蔵庫は、所定の貯蔵空間が形成される本体と、前記本体の一側に固定され、少なくとも一つの吸込口と、吐出口とが設けられるケースと、前記吸込口を介して吸い込まれる空気をフィルタリングするフィルタ部と、前記吸込口を介して空気を吸込み、前記フィルタ部でフィルタリングされた空気を前記吐出口を介して吐出させる送風装置とを備える空気清浄機とを含み、前記フィルタ部は、前記吸込口を介して吸い込まれる空気を浄化する少なくとも一つのフィルタと、前記フィルタが内部に取り付けられ、前記ケース内部に着脱可能に取り付けられるフィルタバスケットと、前記フィルタバスケットに固定され、引き出し式に引き出され、前記ケースを選択的に開閉するバスケットドアと、前記フィルタバスケットが前記ケース内部に取り付けられた状態を維持させるロック手段とから構成され、前記ロック手段は、前記ケースの前面とこれに密着される前記バスケットドアの裏面の何れか一方に設けられるプッシュラッチと、前記ケースの前面とこれに密着される前記バスケットドアの裏面の他方に設けられ、前記プッシュラッチに挿入されるラッチフックと、前記ケース内部の一側には、前記フィルタバスケットが引き出される方向への弾性力をフィルタバスケットに与える弾性部材とから構成されることを特徴とする。
【0047】
また、本発明による空気清浄機を備えた冷蔵庫は、所定の貯蔵空間が形成される本体と、前記本体の一側に固定され、少なくとも一つの吸込口と、吐出口とが設けられるケースと、前記吸込口を介して吸い込まれる空気をフィルタリングするフィルタ部と、前記吸込口を介して空気を吸込み、前記フィルタ部でフィルタリングされた空気を前記吐出口を介して吐出させる送風装置と、前記空気清浄機には、前記送風装置が駆動する過程で発生する振動が前記空気清浄機及び本体に伝達されることを防止する振動防止手段が設けられる空気清浄機とを含み、前記送風装置は、回転軸が水平に設けられるクロスフローファンと、前記クロスフローファンが内部に設けられるファンハウジングと、前記クロスフローファンを駆動させる駆動モータとから構成されることを特徴とする。
【0048】
また、前記ファンハウジングの両側面の上端または/及び下端及びこれに隣接する前後面の上端または/及び下端の一部は、前記ケースの天井と底面とのうち、少なくとも何れか一面に直交して突出している側面ガイド部に密着され、前記ファンハウジングの上面または/及び底面は、前記ケース内部の天井と底面とのうち、少なくとも何れか一面に突出している底面支持部に支持されることを特徴とする。
【0049】
また、前記振動防止手段は、前記ファンハウジングと、前記側面ガイド部及び底面支持部との間と、前記ファンハウジングと前記ケース内部の天井または底面との間に設けられる振動吸収部材であることを特徴とする。
【0050】
また、本発明による空気清浄機を備えた冷蔵庫は、所定の貯蔵空間が形成される本体と、前記本体の一側に固定され、少なくとも一つの吸込口と、吐出口とが設けられるケースと、前記吸込口を介して吸い込まれる空気をフィルタリングするフィルタ部と、前記吸込口を介して空気を吸込み、前記フィルタ部でフィルタリングされた空気を前記吐出口を介して吐出させる送風装置と、動作状態を外部に表示する表示装置が設けられる空気清浄機とを含み、前記空気清浄機が動作すると、前記表示装置が発光して前記吐出口と吐出口を選択的に開閉するデコパネルとの間の隙間を介して表示装置の光が外部に伝達されることを特徴とする。
【0051】
また、前記吐出口と前記表示装置との間には、前記表示装置の光が外部に直接伝達されることを防止する遮蔽板が設けられることを特徴とする。
【0052】
また、前記表示装置は、少なくとも一つの発光ダイオードと、前記発光ダイオードが固定される印刷回路基板とから構成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0053】
このような本発明による空気清浄機を備えた冷蔵庫によれば、次のような効果が期待できる。
【0054】
先ず、本発明では、空気清浄機の内部に取り付けられるフィルタバスケットを引き出すためのバスケットドアが前記フィルタバスケットに対して上下左右に位置補正が可能となるように構成される。よって、前記空気清浄機の前面外観を良好にすることができる。
【0055】
また、本発明では、バスケットドアを押圧する動作により、フィルタが取り付けられたフィルタバスケットの引き出しが行われる。よって、より簡単にフィルタを取り替えたり、洗浄したりすることが可能となる。
【0056】
そして、本発明では、前記空気清浄機の内外部に空気を吸込み、吐出させる送風ファンとしてクロスフローファンが使用される。よって、前記空気清浄機の両側に設けられる吸込口を介して空気清浄機の内部に室内の空気が吸込まれ、前記空気清浄機の前面に設けられる吐出口を介して室内に空気が吐出される。よって、前記空気清浄機により空気を浄化するための空気の流路が相対的に短く形成することが可能となり、空気の吸込み及び吐出効率が向上する。
【0057】
また、前記クロスフローファンの形状によって空気を排出する排出部も左右に長く形成される。よって、前記空気清浄機の吐出口を介して外部に吐出される空気が左右に広く伝達されることにより、浄化された空気が均一に吐出されるようになる。
【0058】
そして、前記クロスフローファン及び駆動モータの動作過程で発生する振動が外部に伝達されることが振動吸収部により防止される。よって、前記空気清浄機の動作により室内に騒音が発生したり、空気清浄機または冷蔵庫の耐久性が低下することを防止することが可能となる。
【0059】
一方、前記空気清浄機が動作すると発光する発光ダイオードが発光する。また、前記発光ダイオードの光は、空気が吐出される吐出口と、これを開閉するデコパネルの間の隙間を介して外部に伝達される。よって、前記空気清浄機の表示部を確認しなくても空気清浄機が動作するか否かを確認することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0060】
以下、本発明の好ましい実施の形態を、添付図面に基づいて詳しく説明する。
図2及び図3には、本発明による空気清浄機を備えた冷蔵庫の好ましい実施例を構成する空気清浄機の内部と底面とをそれぞれ示し、図4及び図5には、図2に示す実施例を構成するデコパネルがケースに連結される構造を示し、図6には、図2に示す実施例を構成するフィルタとフィルタバスケットとを示し、図7及び図8には、図2に示す実施例を構成するフィルタバスケットとバスケットドアとが取り付けられる構造を示し、図9及び図10には、図2に示す実施例を構成するフィルタバスケットがケース内部に取り付けられる構造を示し、図11A及び図11(b)には、図2に示す実施例を構成するファンハウジングがケースに取り付けられる構造を示し、図12及び図13には、図2に示す実施例を構成する発光ダイオードと印刷回路基板とがケース内部に取り付けられる構造を示し、図14には、図3に示す取付ブラケットを示し、図15には、図2に示す実施例の内部で空気が流動する状態を示す。
【0061】
図2及び図3に示すように、冷蔵庫本体20の上面に室内の空気を浄化するための空気清浄機200が備えられる。前記空気清浄機200の外観をケース210が形成する。前記ケース210は、送風ケース212と、一対のフィルタケース216とから構成される。前記送風ケース212には、濾過された空気が吐出される吐出口Oが設けられる。また、前記フィルタケース216には、前記ケース210の内部に空気が吸い込まれる吸込口Iがそれぞれ設けられる。
【0062】
前記送風ケース212は、上面、前面及び両端が開口している薄い六面体形状からなる。前記送風ケース212の上面は、ケースカバー(図示せず)によって遮蔽される。また、前記送風ケース212の底面には、締付部212aと、複数の締付ボス212bとが設けられる。
【0063】
前記締付部212aには、後述する取付ブラケット260が取り付けられる。前記締付部212aは、ほぼ前記送風ケース212の底面前端中央に設けられる。また、前記締付ボス212bには、後述するデコハウジング250の締付穴254aを貫通した締付具(図示せず)が締め付けられる。
【0064】
前記吐出口Oは、前記送風ケース212の前面に設けられるデコハウジング250の前面部に形成される。また、前記吐出口Oを選択的に開閉するために、デコパネル218が設けられる。前記デコパネル218は、前記吐出口Oに対応する形状であって、吐出口Oよりも相対的に左右に広く形成される。図15に示すように、前記デコパネル218は、前記送風ケース212の前後方に移動して前記吐出口Oを開閉させる。
【0065】
そして、前記デコパネル218の動作のために、図4に示すように、一対のステップモータMと、ギアG1と、ラックRとが備えられる。前記ステップモータMは、前記デコパネル218を移動させるための駆動力を提供する。前記ステップモータMは、前記吐出口Oに隣接する前記送風ケース212の前端両側に固定される。また、前記ギアG1は、前記ステップモータMの駆動軸に連結された状態で前記ラックRと歯合している。前記ラックRは、前記デコパネル218の裏面両側に設けられる。前記ラックRは、前記吐出口Oの外側に該当するデコパネル218の裏面にほぼ直交して後方に延びている。
【0066】
また、前記ラックRの一側には、係止フックHが設けられる。前記係止フックHは、前記ステップモータMの駆動により、前記ケース210の前方に移動する前記デコパネル218がケース210から完全に取り外されることを防止する。前記係止フックHは、前記ラックRの一側から後方に所定の長さだけ延びている。
【0067】
前記係止フックHの一端は、前記デコパネル218の裏面に隣接する前記ラックRの前端に固定される。また、前記係止フックHの先端は、前記ケース210の後方に延びている。よって、前記係止フックHは、前記ラックRに対して左右に所定の弾性を有することになる。かつ、前記係止フックHの先端には、係止突起hが設けられる。前記係止突起hには、後述するストッパーSの先端に係止される。
【0068】
一方、再び、図2を参照して、前記フィルタケース216は、前後方に長く形成される直六面体形状からなっている。また、前記フィルタケース216は、前記送風ケース212の両端にそれぞれ左右に移動可能に取り付けられる。前記フィルタケース216は、上面、前面及び両端が開口される。前記フィルタケース216の上面は、ケースカバー(図示せず)によってそれぞれ遮蔽される。
【0069】
前記フィルタケース216のそれぞれの内側端部は、前記送風ケース212の開口された一端と連通している。また、前記フィルタケース216のそれぞれの外側端部には、前記吸込口Iが設けられる。また、前記吸込口Iには、吸込グリルGがそれぞれ取り付けられる。前記吸込グリルGには、篩網が設けられる。前記篩網は、前記吸込口Iを介して吸い込まれる空気中に含まれたごみを篩い分ける。
【0070】
また、図3に示すように、前記フィルタケース216の底面にも締付部216aが設けられる。前記締付部216aには、取付ブラケット260が取り付けられる。前記締付部216aは、前記送風ケース212の締付部212aと比較して相対的に後方に該当する前記フィルタケース216の底面後端にそれぞれ設けられる。
【0071】
前記フィルタケース216の底面の外側端部及び後端には、支持部216bが設けられる。前記支持部216bは、前記空気清浄機200が前記本体20の上面に取り付けられた状態でその下端が本体20の上面に密着して前記ケース210を支持している。
【0072】
前記フィルタケース216には、開口された前面を貫通して後述するフィルタ部220が着脱可能に取り付けられる。そして、前記フィルタケース216の内側端部の下端には、少なくとも一つの締付片217が設けられる。前記締付片217は、前記送風ケース212とフィルタケース216とを固定するためのものである。
【0073】
前記締付片217は、前記フィルタケース216の底面の内側端部から水平に所定の長さだけ延びている。また、前記締付片217には、締付穴217aがそれぞれ設けられる。前記締付穴217aを貫通した締付具(図示せず)は、前記送風ケース212の底面に設けられる複数の締付穴(図示せず)に選択的に締め付けられる。よって、前記本体20の上面の左右幅により前記ケース210の左右幅を調節することが可能となる。
【0074】
再び、図2を参照して、前記吸込口Iを介して前記ケース210の内部に吸い込まれる空気を浄化するために、フィルタ部220が設けられる。前記フィルタ部220は、前記フィルタケース216の開口された前面を介して前記フィルタケース216の内部に取り付けられる。
【0075】
前記フィルタ部220は、複数のフィルタ222、223、224及び225と、フィルタバスケット228と、バスケットドア226とから構成される。前記フィルタ222、223、224及び225は、所定の厚さを有するパネル状に成型される。前記フィルタ222、223、224及び225は、前記フィルタバスケット228の内部に取り付けられている。前記フィルタバスケット228は、前記フィルタケース216の内部に着脱可能に取り付けられる。前記バスケットドア226は、前記フィルタバスケット228に取り付けられて引き出し式に引き出される。
【0076】
一方、図6に示すように、前記フィルタ222、223、224及び225は、抗菌フィルタ222と、第1及び第2の集塵フィルタ223及び224、脱臭フィルタ225とから構成される。前記抗菌フィルタ222と、第1集塵フィルタ223と、第2集塵フィルタ224と、脱臭フィルタ225との順に前記吸込口Iに隣接するように設けられる。
【0077】
前記抗菌フィルタ222は、空気中の各種の細菌を除去する抗菌作用を行う。前記第1及び第2集塵フィルタ223及び224は、前記抗菌フィルタ222を通過した空気中に含まれた異なる大きさのごみを取り除く。また、前記脱臭フィルタ225は、前記抗菌フィルタ222と第1及び第2集塵フィルタ223及び224とを通過した空気中の匂いを取り除く。
【0078】
前記フィルタバスケット228のバスケット本体229には、取付空間229sが設けられる。前記取付空間229sには、前記フィルタ222、223、224及び225が取り付けられている。前記バスケット本体229は、上面及び長手方向の両側面の上端縁部を除いた部分が開口されるほぼ六面体形状からなる。
【0079】
前記バスケット本体229の前後面の内側と底面には、複数のガイドリブ229a、229bが設けられる。前記ガイドリブ229a、229bは、前記取付空間229sに取り付けられた前記フィルタ222、223、224及び225が互いに密着しないように所定の位置に案内する。
【0080】
また、前記バスケット本体229の開口される両側面には、複数の支持リブ229c、229dが設けられる。前記支持リブ229c、229dは、前記バスケット本体229を補強すると共に前記取付空間229sに取り付けられた前記フィルタ222、223、224及び225を保護する。
【0081】
図2を参照して、前記バスケットドア226は、後述するデコハウジング250のバスケットドア取付段259bに対応する形状及び大きさで形成される。また、前記バスケットドア226は、後述するフィルタ貫通開口252を選択的に開閉する。このために、前記バスケットドア226は、前記フィルタバスケット228に取り付けられた状態で引き出し式に引き出される。
【0082】
そして、図7及び図8に示すように、前記バスケットドア226の裏面には、締付ボックス272が設けられる。前記締付ボックス272は、前記バスケットドア226とフィルタバスケット228とを締め付けるためのものである。前記締付ボックス272は、後面が開口される六面体形状であって、前記バスケットドア226の裏面から後方に向けて突出している。
【0083】
前記締付ボックス272の下部と両側には、締付フック273、274が設けられる。前記締付フック273、274は、弾性変形可能に形成される。図示の実施例では、相対的に前記バスケットドア226の裏面に隣接する前記締付ボックス272の下部及び両側前端部が切り欠かれ、前記締付フック273、274が設けられる。すなわち、前記締付フック273、274は、その基底部が前記締付ボックス272の後端に連結された状態でその先端が前記バスケットドア226の裏面向きに延びている。よって、前記締付ボックス272の下部に設けられる締付フック273は、上下に弾性変形可能となる。また、前記締付ボックス272の両側に設けられる締付フック274は、左右に弾性変形可能となる。
【0084】
また、前記締付フック273、274の先端には、係止突起273a、274aがそれぞれ設けられる。前記係止突起273a、274aには、後述する締付片277がそれぞれ係止される。前記締付ボックス272の下部に設けられる締付フック273の係止突起273aは、前記締付フック273の上面の先端から上方に突出している。また、前記締付ボックス272の両側に設けられる締付フック274の係止突起274aは、前記締付フック274の一面から互いに対向する方向にそれぞれ突出している。
【0085】
前記係止突起273a、274aの一側には、案内面273b、274bがそれぞれ形成される。前記案内面273b、274bは、前記締付片277を案内するためのものである。前記締付ボックス272の下部に設けられる締付フック273の案内面273bは、前記締付ボックス272の後方に向けて下向きに傾斜して形成される。また、前記締付ボックス272の両側に設けられる締付フック274の案内面274bは、前記締付ボックス272の後方に向けて互いに離れる方向に傾斜して形成される。
【0086】
そして、前記締付ボックス272の内部には、一対の密着リブ275が設けられる。前記密着リブ275は、前記締付フック273、274に係止される締付片277の前面にその先端が密着される。図8に示すように、前記密着リブ275は、それぞれの一側が前記締付ボックス272の両側内側面に一体に成形される。前記密着リブ275の長さは、その先端が前記締付フック274の先端から締付片277の厚さに該当する距離だけ離隔するように決定される。
【0087】
一方、前記バスケットドア226の裏面に対応する前記フィルタバスケット228の前面には、締付部276が設けられる。前記締付部276は、前記フィルタバスケット228の前面から水平に前方向きに延びている。前記締付部276は、その上面が前記締付ボックス272の上部の内側面に密着される。
【0088】
前記締付部276の先端には、締付片277が設けられる。前記締付片277は、前記締付フック273、274に締め付けられた状態で前記密着リブ275に密着される。前記締付片277は、前記締付部276の先端から垂直に下方向きに延びている。
【0089】
前記締付フック273、274に締め付けられる過程で前記締付片277の縁部は、前記案内面273b、274bにより案内される。また、前記締付フック273、274に締め付けられた状態では、前記締付片277の裏面の縁部に前記係止突起273a、274aが密着される。このとき、前記締付片277の前面一側には、前記密着リブ275が密着される。
【0090】
前記バスケットドア226は、前記フィルタバスケット228に締め付けられた状態でフィルタバスケット228に対して上下または左右に移動可能となる。これは、前記フィルタバスケット228が前記フィルタケース216の内部に取り付けられた状態で、前記バスケットドア226が前記フィルタケース216の前面、すなわち、後述するバスケットドア取付段259bに正確に取り付けられるようにするためである。
【0091】
これをより詳しく説明すると、前記締付部276が前記締付ボックス272の上部の内側面に密着され、前記締付片277が前記締付フック273、274にそれぞれ係止された状態で、前記締付片277の先端は、前記締付ボックス272の下部の内側面から所定の距離だけ離隔される。また、このような状態で前記締付部276と締付片277との両端は、前記締付ボックス272の両側の内側面から所定の距離だけ離隔される。
【0092】
前記締付部276と締付片277とを補強するために、補強片278が設けられる。前記補強片278は、互いに隣接する二辺が前記締付部276の底面と前記締付片277の内側面とにそれぞれ連結される。このとき、前記補強片278は、前記締付部276と締付片277との両端から所定の距離だけ離隔された両者の内側面に連結される。
【0093】
図9及び図10に示すように、前記フィルタバスケット228の取り付けられる前記フィルタケース216の底面には、ガイド溝284が設けられる。前記ガイド溝284は、前記フィルタバスケット228の着脱を案内している。前記ガイド溝284は、前記フィルタケース216の底面の一部が前記フィルタバスケット228の下端に対応する左右幅を有するように下方に窪んで前後方に長く形成される。
【0094】
また、前記ガイド溝284の内部に該当する前記フィルタケース216の底面には、一対の支持レール285がそれぞれ設けられる。前記支持レール285は、前記フィルタバスケット228の底面を支持している。前記支持レール285は、前記ガイド溝284と同様に前記フィルタバスケット228の着脱方向に長く形成される。かつ、前記支持レール285の高さは、前記フィルタバスケット228が支持された状態で水平となる範囲で決定される。図示の実施例では、前記支持レール285の高さが、前記ガイド溝284のそれに比べて相対的に低く形成される。
【0095】
一方、図2を参照して、前記送風ケース212の内部には、送風装置230が設けられる。前記送風装置230は、前記吸込口Iを介して空気を吸込み、前記フィルタ部220で浄化された空気を前記吐出口Oを介して外部に吐出させる。
【0096】
このような前記送風装置230は、クロスフローファン(図示せず)と、ファンハウジング232と、駆動モータM1とから構成される。前記クロスフローファンは、その後方に吸込まれた空気を前方に吐出させる。また、前記ファンハウジング232の内部には、前記クロスフローファンが設けられる。前記駆動モータM1は、前記クロスフローファンを駆動させる。
【0097】
前記ファンハウジング232は、前記クロスフローファンの形状に対応して左右に長く形成される。また、前記ファンハウジング232の後面には、前記吸込口Iを介して吸い込まれる空気が流入する流入部(図示せず)が設けられる。前記ファンハウジング232の前面には、前記流入部を介してファンハウジング232の内部に流入され、前記クロスフローファンにより加圧された空気が排出される排出部232aが設けられる。
【0098】
図11の(a)及び(b)に示すように、前記ファンハウジング232を支持するために、一対の側面ガイド部213と、複数の底面支持部214とが設けられる。前記側面ガイド部213は、前記送風ケース212の底面に垂直に突出している。また、前記側面ガイド部213は、前記ファンハウジング232の両側面の下端及びこれに隣接する前後面の下端の一部に密着するように互いに対向するほぼ「コ」字状からなっている。
【0099】
前記底面支持部214は、前記側面ガイド部213の間に該当する前記送風ケース212の底面に設けられる。前記底面支持部214には、前記側面ガイド部213に両側面及び前後面の一部が密着した前記ファンハウジング232の底面が支持される。このために、前記底面支持部214は、前記側面ガイド部213に比べて相対的に低く形成される。
【0100】
一方、前記側面ガイド部213の少なくとも何れか一方には、取り付け溝213aが設けられる。前記取り付け溝213aは、前記ファンハウジング232の一側面に固定される前記駆動モータM1が取り付けられている。前記取り付け溝213aは、前記側面ガイド部213の一部が前記駆動モータM1の下端に対応する形状に切り欠かれることにより形成される。
【0101】
前記ファンハウジング232の両端縁部には、振動吸収部215が設けられる。前記振動吸収部215は、前記送風装置230の動作中に発生する振動を吸収する。このために、前記振動吸収部215は、所定の弾性を有する材質からなる。前記振動吸収部215は、前記送風ケース212の天井と前記側面ガイド部213及び底面支持部214とに密着している。
【0102】
一方、図2に示すように、前記送風ケース212の内部には、エアガイド234が設けられる。前記エアガイド234は、前記送風ケース212の内部を吸込み流路Aと吐出流路Bとを仕切っている。前記吸込み流路Aにより前記吸込口Iを介して吸い込まれる空気が前記ファンハウジング232の流入部に案内される。また、前記吐出流路Bにより前記ファンハウジング232の排出部を介して排出される空気が前記吐出口Oに案内される。かつ、前記エアガイド234の一側には、開口部234aが設けられる。前記開口部234aは、前記ファンハウジング232の排出部と連通している。
【0103】
一方、前記送風ケース212の内部には、陰イオン発生装置240が設けられる。前記陰イオン発生装置240は、前記吐出流路Bの内部に位置している。前記陰イオン発生装置240で発生した陰イオンは、前記送風装置230により送風される空気と共に前記吐出口Oを介して外部に吐出される。
【0104】
図2及び図3に示すように、前記ケース210の前端には、デコハウジング250が設けられる。前記デコハウジング250は、前記送風ケース212及びフィルタケース216が取り付けられた状態で、前記ケース210の開口された前面及び前端縁部を取り囲むように前面部と、上下面部と、両側面部とから構成される。
【0105】
再び、図4及び図5を参照して、前記デコハウジング250の前面部には、前記吐出口Oと、ラック貫通開口251と、フィルタ装着開口252とがそれぞれ設けられる。前記吐出口Oは、前記吐出流路Bの前端に位置している。また、前記ラック貫通開口251を貫通して前記ラックRが移動する。前記フィルタ装着開口252を介して前記バスケットドア226が前記フィルタケース216の内部に取り付けられる。
【0106】
また、前記ラック貫通開口251の一側と連通するようにフック貫通開口251aが設けられる。前記ラック貫通開口251でのフック貫通開口251aは、前記係止フックHの形状に対応して形成される。かつ、前記係止フックHが前記フック貫通開口251aを貫通する。さらに、前記デコハウジング250の前面部の内側面には、ストッパーSが設けられる。
【0107】
前記ストッパーSは、前記デコパネル218が前記ケース210の前方に完全に取り外されることを防止する。前記ストッパーSは、前記係止フックHに対応する前記フック貫通開口251aの一側から前記ケース210の後方に延びている。前記デコパネル218が前記ケース210の前方に移動して前記吐出口Oの開放された状態で、前記係止フックHの係止突起hが前記ストッパーSの先端に係止される。
【0108】
一方、前記ストッパーSを除いた前記ラック貫通開口251及びフック貫通開口251aの縁部には、ガイド部251gが設けられる。前記ガイド部251gは、前記ラックR及び係止フックHの移動を案内する。前記ガイド部251gは、前記ラック貫通開口251及びフック貫通開口251aの縁部から前記デコハウジング250の前面部の内側面に直交して後方に所定の長さだけ延びている。
【0109】
そして、前記デコハウジング250の前面部には、パネル取付段259aと、一対のバスケットドア取付段259b(図15参照)とが設けられる。前記パネル取付段259aと、バスケットドア取付段259bとは、それぞれ前記デコパネル218と、バスケットドア226との大きさ及び形状に対応して形成される。前記パネル取付段259aには、前記吐出口Oが遮蔽された状態で、前記デコパネル218が取り付けられている。また、前記バスケットドア取付段259bには、前記フィルタバスケット228が前記フィルタケース216の内部に取り付けられた状態で、前記バスケットドア226が取り付けられる。
【0110】
図9に示すように、前記バスケットドア226の裏面とこれに対応する前記バスケットドア取付段259bの前面には、ラッチフック282とプッシュラッチ283とがそれぞれ設けられる。前記ラッチフック282とプッシュラッチ283とは、前記フィルタバスケット228が前記フィルタケース216の内部に取り付けられた状態で前記バスケットドア226を前記バスケットドア取付段259bに固定することにより、フィルタバスケット228が勝手に取り外されることを防止する。
【0111】
図示の実施例では、前記バスケットドア226の裏面に前記ラッチフック282が設けられ、これに対応する前記バスケットドア取付段259bの前面に前記プッシュラッチ283が設けられる。前記ラッチフック282は、前記バスケットドア226をその裏面が前記バスケットドア取付段259bの前面に密着される方向、すなわち、図9で図中の右側に押す動作により、前記プッシュラッチ283に挿入されて固定される。このような状態で前記バスケットドア226をこれと同じ図中の右側に押す動作により、前記ラッチフック282が前記プッシュラッチ283から取り外される。
【0112】
そして、前記フィルタケース216の内部の後面には、弾性レバー286が設けられる。前記弾性レバー286は、前記フィルタバスケット228が取り外される方向、すなわち、図9で図中の左側に向ける弾性力をフィルタバスケット228に与えている。このために、前記フィルタバスケット228が前記フィルタケース216に取り付けられた状態では、前記弾性レバー286が前記フィルタバスケット228により後方に押されて圧縮された状態となる。
【0113】
また、図2及び図3を参照して、前記デコハウジング250の上下面には、複数の締付片254が設けられる。前記締付片254には、締付穴254aがそれぞれ設けられる。かつ、前記デコハウジング250を前記ケース210に固定するための締付具(図示せず)が前記締付穴254aを貫通している。
【0114】
前記吐出口Oとフィルタ装着開口252との間に該当する前記デコハウジング250の前面部の一側には、操作部256が設けられる。前記操作部256は、前記空気清浄機200の動作のための操作信号の入力を受ける。
【0115】
図3に示すように、前記デコハウジング250の下面の後端には、取り付けフランジ253が設けられる。前記取り付けフランジ253は、前記ケース210の前端から所定の距離だけ後方に位置している。
【0116】
そして、前記取り付けフランジ253の一側には、締付穴235が設けられる。前記締付穴235には、表示部258が取り付けられる。前記表示部258は、前記空気清浄機200の動作に関する各種の情報を外部に表示する。
【0117】
前記表示部258は、その前面が前記本体20及び前記取り付けフランジ253の前面と同じ平面上に位置するように設けられる。よって、前記本体20に設けられるドア22の開放状態では、前記表示部258が外部に露出される。しかし、前記ドア22の閉鎖状態では、前記表示部258が外部に露出されなくなる。
【0118】
また、前記空気清浄機200の前面の外観の統一感を与えるために、前記デコパネル218と、バスケットドア226と、デコハウジング250とは、同じ材質から形成されることが好ましい。例えば、前記デコパネル218と、バスケットドア226と、デコハウジング250とを同じエイビエス(ABS)樹脂から形成することもできる。
【0119】
図12及び図13に示すように、前記ケース210の内部には、複数の発光ダイオード292が設けられる。前記発光ダイオード292は、前記表示部258とは別に前記空気清浄機200が動作するか否かを外部から認識できるようにする。
【0120】
すなわち、前記空気清浄機200が動作すると、前記発光ダイオード292が発光する。よって、使用者が前記ドア22を開けて前記表示部258を確認しなくても外部から前記空気清浄機200が動作するか否かを確認することが可能となる。
【0121】
このような前記発光ダイオード292は、印刷回路基板293に固定される。前記印刷回路基板293は、ほぼ左右に長い長方形から形成される。前記印刷回路基板293の一面には、前記発光ダイオード292が所定の間隔で設けられる。また、前記印刷回路基板293は、前記吐出口Oに隣接して前記送風ケース212に取り付けられる。このとき、前記発光ダイオード292が前記空気清浄機200の前方、すなわち、前記吐出口Oに向けるようになる。
【0122】
前記送風ケース212の底面には、前記印刷回路基板293を固定するために、複数の挿入片294、295が設けられる。前記挿入片294、295は、前記送風ケース212の底面に前記吐出口Oと平行な一直線からなる。前記送風ケース212と一体に成形されることが好ましい。前記挿入片294、295には、前記印刷回路基板293の下端が挿入される。
【0123】
前記挿入片294、295は、中央挿入片294と、端部挿入片295とから構成される。前記中央挿入片294には、前記印刷回路基板293の下端の中央部が挿入される。また、前記端部挿入片295には、前記印刷回路基板293の両側端部がそれぞれ挿入される。
【0124】
前記中央挿入片294の内部には、上方及び両側に開口される挿入溝296が設けられる。また、前記端部挿入片295の内部には、上方及び互いに対向する一側に開口される挿入溝297がそれぞれ設けられる。
【0125】
また、前記挿入溝296、297の一側に該当する前記挿入片294、295の内部には、密着突起296a、297aが設けられる。前記密着突起296a、297aは、前記印刷回路基板293が前記挿入溝296、297に挿入された状態から勝手に取り外されることを防止する。このために、前記密着突起296a、297aは、前記挿入溝296、297の一側から他側に向けてそれぞれ突出している。
【0126】
そして、前記密着突起296a、297aの上面には、案内面296b、297bが形成される。前記案内面296b、297bは、前記印刷回路基板293が前記挿入溝296、297に容易に挿入されるようにしている。図示の実施例では、前記案内面296b、297bが直線の傾斜面から形成される。
【0127】
一方、前記吐出口Oと、発光ダイオード292との間には、遮蔽板298が設けられる。前記遮蔽板298は、前記空気清浄機200の動作により発光する前記発光ダイオード292の光が前記吐出口Oを介して前方に直接伝達されることを防止する。前記遮蔽板298は、ほぼ前記印刷回路基板293に対応する形状及び大きさで形成される。前記遮蔽板298は、前記送風ケース212と一体に成形してもよい。
【0128】
図3に示すように、前記空気清浄機200を前記本体20に取り付けるために、取付ブラケット260が設けられる。前記取付ブラケット260には、図14に示すように、一対の固定部262と、結合部264とが設けられる。前記固定部262は、前記ケース210の底面に固定される。また、前記結合部264は、前記本体20の上面に結合される。前記取付ブラケット260は、前記固定部262に対する前記結合部264の弾性により前記空気清浄機200を前記本体20の上面に取り付ける。
【0129】
前記固定部262は、前記結合部264の両端に設けられる。また、前記固定部262には、それぞれ締付穴263が設けられる。前記取付ブラケット260が前記ケース210の取付部212a、216aに取り付けられた状態で前記締付穴263を貫通したスクリュー(図示せず)が前記取付部212a、216aに設けられる締付穴(図示せず)に締め付けられる。
【0130】
前記結合部264は、前記固定部262に対して所定の角度で傾斜して形成される。また、前記結合部264には、通過穴265と結合スリット266とが設けられる。前記通過穴265は、前記本体20の上面に固定される結合ピンPのヘッド部Phに対応する形状から形成される。前記結合スリット266は、前記通過穴265と連通している。
【0131】
前記結合ピンPのヘッド部Phが前記通過穴265を貫通した状態で前記結合ピンPのボディ部Phが前記結合スリット266に沿って移動する。このとき、前記ヘッド部Phが前記結合部264を押圧する弾性により、前記結合部264が前記本体20の上面に結合される。
【0132】
以下に、このように構成される本発明による空気清浄機を備えた冷蔵庫の作用を説明する。
本発明による空気清浄機を備えた冷蔵庫の好ましい実施例における空気清浄機を冷蔵庫本体の上面に取り付ける過程を説明する。
【0133】
先ず、前記ケース210の取付部212a、216aに前記取付ブラケット260を取り付ける。また、前記取付ブラケット260の固定部262を前記ケース210の底面に固定する。
次に、前記本体20の上面に設けられる結合ピンPを前記取付ブラケット260の結合部264に結合させる。よって、前記空気清浄機200が前記本体20の上面に取り付けられる。また、前記ケース210の支持部216bが前記本体20の上面に密着され、前記空気清浄機200が支持される。
【0134】
一方、このように冷蔵庫本体に取り付けられる空気清浄機の動作過程を添付図面を参照してより詳しく説明する。
図15には、本発明による空気清浄機を備えた冷蔵庫の好ましい実施例に備えられる空気清浄機の内部で空気が流動する状態を示している。
【0135】
図示のように、先ず、前記操作部256を操作して前記空気清浄機200を動作させる操作信号を入力する。このように、操作信号が入力されると、前記ステップモータMにより前記ギアG1が回転する。また、前記ギアG1に歯合している前記ラックRが前記ラック貫通開口251を貫通して移動する。よって、前記デコパネル218が前記ケース210の前方に移動して前記吐出口Oが開放される。
【0136】
このとき、前記係止フックHも前記フック貫通開口251aを貫通して、前記ケース210の前方に移動する。また、前記係止フックHが所定の距離だけ移動すると、前記係止フックHの係止突起hが前記ストッパーSの先端に密着される。よって、前記デコパネル218がそれ以上前記ケース210の前方に移動しなくなる。
【0137】
そして、前記送風装置230が動作する。よって、前記吸込口Iを介して前記ケース210の内部に空気が吸い込まれる。このとき、前記吸込口Iを介して吸い込まれる空気は、前記吸込グリルGの篩網により空気中のごみの中で相対的に大きいごみが篩い分けられる。また、このように、前記吸込グリルGを通過した空気は、前記フィルタ222、223、224及び225を順次通過しながら浄化される。
【0138】
前記フィルタ222、223、224及び225を順次通過しながら浄化された空気は、前記吸込み流路Aにより前記送風装置230に案内される。このとき、浄化された空気は、前記ファンハウジング232の後面の流入部を介して流入される。
【0139】
一方、前記送風装置230の継続的な駆動により、前記ファンハウジング232の流入部に流入された空気は、ファンハウジング232の排出部232aに排出される。また、前記排出部232aに排出される空気は、再び、前記吐出流路Bにより案内され、前記吐出口Oを介して外部に吐出される。このとき、前記吐出口Oを介して、前記陰イオン発生装置240で発生した陰イオンと共に、浄化された空気が吐出される。
【0140】
また、前記吐出口Oを介して吐出される空気は、前記デコパネル218の裏面により案内される。よって、前記吐出口Oを介して吐出される空気は、前記デコパネル218により上方または下方に向けて吐出される。
【0141】
ところで、前記ファンハウジング232の流入部及び排出部232aは、それぞれ左右に長く形成されるファンハウジング232の後面と前面とに設けられる。よって、前記吸込口Iを介して吸込まれた空気が前記ファンハウジング232の流入部に流入される流路が相対的に短くなり、また、前記ファンハウジング232の排出部232aを介して相対的に広い面積に空気が排出される。すなわち、本発明では、前記送風装置230による空気の流動がより効率的に行われる。
【0142】
一方、前記空気清浄機200が動作すると、前記発光ダイオード292が発光することになる。このような前記発光ダイオード292の光は、前記吐出口Oとデコパネル218との間の隙間を介して外部に伝達される。このとき、前記発光ダイオード292の光は、前記遮蔽板298により前記吐出口Oを介して室内に直接伝達されることが防止される。よって、前記発光ダイオード292の光により、使用者にとって眩しさが起きることを防止することが可能となる。
【0143】
そして、前記発光ダイオード292が設けられる前記印刷回路基板293は、前記挿入片294、295の挿入溝296、297に挿入される。このとき、前記印刷回路基板293の一面は、前記密着突起296a、297aにより押圧される。よって、前記印刷回路基板293が前記挿入片294、295に挿入された状態から勝手に取り外されることが防止される。
【0144】
また、前記ファンハウジング232と、前記側面ガイド部213及び底面支持部214との間に設けられる振動吸収部215により前記送風装置230の動作により発生する振動が吸収される。特に、前記ファンハウジング232が前記底面支持部214に支持される。すなわち、前記送風ケース212と、ファンハウジング232とが密着される面積を最小化することができる。よって、前記送風装置230の振動が前記ケース210及び冷蔵庫本体20を介して外部に伝達されて騒音が発生したり、製品の耐久性が低下したりすることはなくなる。
【0145】
一方、前記空気清浄機200の動作を停止させるために、前記操作部256を操作して操作信号を入力する。このように入力された操作信号により、前記送風装置230の動作が停止される。よって、前記吸込口Iを介した空気の吸込み及び前記吐出口Oを介して空気の吐出が行われなくなる。
【0146】
このとき、前記ステップモータMが上述した前記デコパネル218を前記ケース210の前方に移動させるために、駆動する方向と反対方向に駆動する。また、これによる前記ギアG1の回転により前記ラックRが前記ラック貫通開口251を介して前記ケース210の内部に移動する。よって、前記デコパネル218が前記ケース210の後方に移動して前記吐出口Oを遮蔽することになる。
【0147】
フィルタバスケットの内部に取り付けられるフィルタを取り替えるための過程をより詳しく説明する。
【0148】
前記フィルタ222、223、224及び225を取り替えたり、洗浄したりするためには、前記フィルタバスケット228を前記フィルタケース216に取り付けられた状態から取り外さなければならない。このために、前記バスケットドア226を前記バスケットドア取付段259bに密着される方向に押圧する。よって、前記ラッチフック282が前記プッシュラッチ283に挿入された状態から取り外される。
【0149】
このとき、前記フィルタバスケット228は、前記フィルタケース216の内部の後面に設けられる前記弾性レバー286から弾性力を与えられることになる。よって、前記フィルタバスケット228が前記フィルタケース216の前方に移動して前記フィルタケース216から取り外される。また、このように取り外される過程で、前記フィルタバスケット228は、前記ガイド溝284により案内される。また、前記フィルタバスケット228の底面は、前記支持レール285に支持された状態でスライドすることになる。
【0150】
次に、前記フィルタバスケット228に取り付けられた前記フィルタ222、223、224及び225を取り外す。また、前記フィルタ222、223、224及び225を新しいものに取り替えたり、洗浄したりして前記フィルタバスケット228に再び取り付ける。また、前記フィルタバスケット228を前記フィルタ貫通開口252を介して押し込む。よって、前記フィルタバスケット228が前記フィルタケース216の内部に再び取り付けられる。
【0151】
そして、前記バスケットドア226を前記バスケットドア取付段259bに密着される方向に押圧する。よって、前記ラッチフック282が前記プッシュラッチ283に挿入され、前記バスケットドア226が前記バスケットドア取付段296bに固定される。このとき、前記弾性レバー286は、前記フィルタバスケット228により前記フィルタケース216の後方に圧縮される。すなわち、前記弾性レバー286により前記フィルタバスケット228には、前記フィルタケース216の前方に向ける弾性力が与えられる。
【0152】
一方、前記バスケットドアと、フィルタバスケットとを締め付ける過程をより詳しく説明する。
先ず、前記締付ボックス272の内部に前記締付部276と締付片277とを挿入する。このとき、前記締付部276は、その上面が前記締付ボックス272の上部の内側面に密着される。また、前記締付片277は、前記締付フック273、274をそれぞれ下方や両側に弾性移動させながら締付フック273、274に締め付けられる。また、前記締付片277の前面には、前記密着リブ275が密着される。
【0153】
一方、前記バスケットドア226は、前記フィルタバスケット228に締め付けられた状態で上下左右に移動可能となる。よって、前記フィルタバスケット228に対して前記バスケットドア226を上下または左右に移動させることが可能となる。すなわち、前記フィルタバスケット228が前記フィルタケース216の内部に取り付けられた状態で前記フィルタケース216に対する前記バスケットドア226の相対位置を補正することが可能となる。よって、前記バスケットドア226が前記バスケットドア取付段259bの正確な位置に取り付けることが可能となる。
【0154】
以上のように、上記実施の形態を参照して詳細に説明され図示されたが、本発明は、これに限定されるものでなく、このような本発明の基本的な技術的思想を逸脱しない範囲内で、当業界の通常の知識を有する者にとっては、他の多くの変更が可能であろう。また、本発明は、添付の特許請求の範囲により解釈されるべきであることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0155】
【図1】従来の技術による空気清浄機を備えた冷蔵庫を構成する空気清浄機のカバーを取り外してその内部を示す分解斜視図である。
【図2】本発明による空気清浄機を備えた冷蔵庫の好ましい実施例を構成する空気清浄機のカバーを取り外してその内部を示す斜視図である。
【図3】図2に示す実施例を構成する空気清浄機の底面を示す斜視図である。
【図4】図2に示す実施例を構成するデコパネルがケースに連結される構造を示す平面図である。
【図5】図4に示すラック貫通開口とフック貫通開口とを備えたデコハウジングの一部を示す斜視図である。
【図6】図2に示す実施例を構成するフィルタとフィルタバスケットとを示す分解斜視図である。
【図7】図2に示す実施例を構成するフィルタバスケットとバスケットドアとが取り付けられる構造を分解して示す側断面図である。
【図8】図2に示す実施例を構成するフィルタバスケットとバスケットドアとが取り付けられる構造を分解して示す横側断面図である。
【図9】図2に示す実施例を構成するフィルタバスケットがケース内部に取り付けられる構造を示す側断面図である。
【図10】図9のA−A'線断面図である。
【図11a】図2に示す実施例を構成するファンハウジングがケースに取り付けられる構造を示す一方の側の側面図である。
【図11b】図2に示す実施例を構成するファンハウジングがケースに取り付けられる構造を示す他方の側面図である。
【図12】図2に示す実施例を構成する発光ダイオードと印刷回路基板とがケース内部に取り付けられた構造を示す平面図である。
【図13】図12のB−B'線断面図である。
【図14】図3に示す取付ブラケットを示す斜視図である。
【図15】図2に示す実施例に備えられる空気清浄機の内部で空気が流動する状態を示す空気流れ図である。
【符号の説明】
【0156】
20 冷蔵庫本体
200 空気清浄機
210 ケース
212 送風ケース
212a 締付部
212b 締付ボス
216 フィルタケース
217 締付片
250 デコハウジング
260 取付ブラケット
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷蔵庫に関し、より詳しくは、室内空気を浄化するための空気清浄機を本体の上面に備えた冷蔵庫に関する。
【背景技術】
【0002】
冷蔵庫は、食品を冷蔵または冷凍して新鮮度を保つ状態で長期間保管するための電子製品である。本明細書では、冷凍室と、冷蔵室とが左右に並んで設けられるサイドバイサイド型(side-by-side type)を参考として説明する。
【0003】
図1には、従来の技術による空気清浄機を備えた冷蔵庫を示している。図示のように、冷蔵庫10の上面には、空気清浄機100が着脱可能に設けられる。前記空気清浄機100は、ケース110と、フィルタ部120と、送風装置130と、陰イオン発生装置140とを備えている。前記ケース110には、空気が出入りする吸込口Iと、吐出口Oとが設けられる。前記フィルタ部120は、前記吸込口Iを介して吸い込まれる空気をフィルタリングする。前記送風装置130は、前記吸込口Iを介して空気を吸込み、前記フィルタ部120でフィルタリングされた空気を前記吐出口Oを介して吐出する。前記陰イオン発生装置140は、前記吐出口Oを介して空気と共に吐出される陰イオンを発生する。
【0004】
前記ケース110は、送風ケース112と、フィルタケース116とから構成される。前記送風ケース112は、両端が開口される薄い六面体形状からなる。前記フィルタケース116は、前記送風ケース112の両端にそれぞれ連通される。前記送風ケース112の前面には、前記吐出口Oが設けられる。また、前記送風ケース112の内部に前記送風装置130と、陰イオン発生装置140とが設けられる。
【0005】
また、前記送風ケース112の底面には、一対のガイド溝110a、110bが形成される。前記ガイド溝110a、110bには、前記冷蔵庫10の上面に設けられる一対のガイドレール10a、10bが挿入される。
【0006】
一方、前記フィルタケース116の外側端部には、それぞれ吸込口Iが設けられる。また、前記フィルタケース116の内部には、前記フィルタ部120が着脱可能に設けられる。前記フィルタケース116は、前記送風ケース112に嵌め込まれた状態でそれぞれ左右に移動可能に設けられる。かつ、前記フィルタケース116の底面には、一対の支持部116aが設けられる。前記支持部116aは、前記送風ケース112と水平を保てるように、前記冷蔵庫10の上面に支持される。
【0007】
また、前記吸込口Iには、吸込グリルGが取り付けられる。前記吸込グリルGには、篩網が設けられる。前記篩網は、前記吸込口Iを介して吸い込まれる空気中のごみを篩い分ける。かつ、前記フィルタケース116の前面には、フィルタ装着開口116hと、ガイドリブ116Lとがそれぞれ設けられる。それらの前記フィルタ装着開口116hと、ガイドリブ116Lとは、前記フィルタ部120の着脱のためのものである。
【0008】
前記フィルタ部120は、フィルタ取付部126と、抗菌フィルタ122と、集塵フィルタ123と、脱臭フィルタ124とから構成される。前記フィルタ取付部126は、上面が開口しているほぼ直六面体形状からなる。前記フィルタ取付部126は、前記フィルタ装着開口116hを介して前記フィルタケース116の内部に組み込まれる。
【0009】
図示していないが、前記フィルタケース116または/及び前記フィルタ取付部126には固定手段が設けられる。前記固定手段は、前記フィルタ取付部126が前記フィルタケース116の内部に組み込まれた状態から勝手に取り外れることを防止する。
【0010】
そして、前記フィルタ取付部126は、前記ガイドリブ116Lによってガイドされる。また、前記フィルタ取付部126の内部には、複数のガイド部128aが設けられる。前記ガイド部128aは、前記フィルタ122、123、124を固定するためのものである。
【0011】
前記フィルタ取付部126の内部には、抗菌フィルタ122と、集塵フィルタ123と、脱臭フィルタ124とがその内側からそれぞれ順次設けられる。前記抗菌フィルタ122、集塵フィルタ123、及び脱臭フィルタ124は、空気中の各種の細菌、ごみ及び匂いを取り除く役割を担う。
【0012】
前記送風装置130は、送風ファン(図示せず)と、ファンハウジング132と、駆動モータ(図示せず)とから構成される。前記送風ファンは、軸方向に吸込まれた空気を放射状に吐出する軸流ファンが使用される。前記ファンハウジング132の内部には、前記送風ファンが設けられる。前記駆動モータは、前記送風ファンを駆動させる役割を担う。前記ファンハウジング132は、前記送風ケース112の底面に設けられるボス(図示せず)にスクリュー(図示せず)によって固定される。また、前記駆動モータにより前記送風ファンが駆動されると、前記ファンハウジング132の下部を通って空気が吸込まれて前方に吐出される。
【0013】
また、前記送風ケース112の内部には、エアガイド134が設けられる。前記エアガイド134は、前記送風装置130により、前記吸込口Iを介して吸込まれた空気が前記吐出口Oを介して吐出されるように案内する。そして、前記送風ケース112の内部は、前記エアガイド134により、吸込み流路Aと、吐出流路Bとに区切られる。
【0014】
一方、前記陰イオン発生装置140は、前記送風装置130に隣接する前記吐出流路Bの一側に設けられる。前記陰イオン発生装置140で発生した陰イオンは、前記送風装置130により送風された空気と共に前記吐出口Oを介して外部に吐出される。
【0015】
そして、前記送風ケース112の前面一側には、表示部152が設けられる。前記表示部152は、前記空気清浄機100の動作状態を外部に表示する役割を担う。また、前記表示部152に隣接する前記送風ケース112の前面一側には、操作部154が設けられる。前記操作部154は、前記空気清浄機100を動作させるために、各種の操作信号を入力される。
【0016】
しかし、このように構成される従来の技術による空気清浄機を備えた冷蔵庫には、次のような問題点があった。
【0017】
前記フィルタ取付部126が前記フィルタケース116に所定の位置に取り付けられなかったり、前記フィルタ取付部126の自体の捩れなどにより、フィルタ取付部126の前面がフィルタケース116の前面に対して傾いたりすることもある。しかし、従来には、このような場合が発生しても前記フィルタ取付部126の相対的な傾きを補正することができず、前記空気清浄機100の前面外観が悪くなることもある。
【0018】
また、前記フィルタ122、123、124を取り替えたり、洗浄したりするためには、前記フィルタ取付部126を前記フィルタケース116の外部に引き出さなければならない。このために、前記フィルタ取付部126を前記フィルタケース116の内部に組み込まれた状態で固定する固定手段を取り外す。そして、前記フィルタ取付部126を前記フィルタケース116の外部に引き出す。すなわち、前記フィルタケース116と、フィルタ取付部126との両方が互いに固定された状態を解除する作業や、前記フィルタ取付部126を前記フィルタケース116から引き出す作業、全て2回の作業を必要とする。
【0019】
そして、前記吸込口Iを介して吸込まれた空気が前記送風ファンの軸方向である前記ファンハウジング132の底面に流入される。すなわち、前記吸込口Iを介して吸込まれた空気が前記ファンハウジング132に流入される流路が比較的長く形成される。よって、前記空気清浄機100の効率が低下する。
【0020】
一方、前記ファンハウジング132の底面に流入された空気は、ファンハウジング132の前面を通って排出される。また、前記ファンハウジング132の前面に排出される空気は、前記吐出口Oを介して室内に吐出される。このとき、前記ファンハウジング132の前面に排出される空気は、前記吐出口Oの中央向きに流動される。従って、前記吐出口Oを介して排出される空気が前記エアガイド134によって案内されても、室内に均一に吐出されないという欠点が発生することもある。
【0021】
また、前記ファンハウジング132は、前記送風ケース112の底面に設けられるボスにスクリューによって固定される。よって、前記ファンハウジング132の内部に設けられる送風ファンが駆動して発生する振動がファンハウジング132とボスとを介して前記空気清浄機100及び冷蔵庫に伝達される。結局、前記送風装置130の駆動時に発生する振動により、騒音が発生することもある。また、このような振動により、前記空気清浄機100または冷蔵庫を構成する部品が損傷したり、取り付けられた部分が緩くなり、製品の耐久性が低下するという問題点が発生することもある。
【0022】
そして、前記表示部152が前記ケース110の前面一側に設けられる。ところで、前記ケース110の前面に対して前記表示部152が占め得る大きさは少なくともケース110の前面で前記吐出口Oなどが占める面積を除いた部分に限定される。従って、前記冷蔵庫から遠く離れた位置で前記表示部152を介して前記空気清浄機100が動作するか否かを容易に確認できなくなるという欠点があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0023】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、製品の前面の外観を良好にすることができるように構成される空気清浄機を備えた冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0024】
本発明は、フィルタの取り替えが容易に行われるように構成される空気清浄機を備えた冷蔵庫を提供することを他の目的とする。
【0025】
本発明は、送風装置に流入される空気の流路が比較的短く形成されるように構成される空気清浄機を備えた冷蔵庫を提供することをさらに他の目的とする。
【0026】
本発明は、浄化された空気が均一に吐出されるように構成される空気清浄機を備えた冷蔵庫を提供することをさらに他の目的とする。
【0027】
本発明は、空気清浄機の動作過程で発生する振動を最小化できるように構成される空気清浄機を備えた冷蔵庫を提供することをさらに他の目的とする。
【0028】
本発明は、冷蔵庫から遠く離れた位置でも空気清浄機が動作するか否かを容易に確認できるように構成される空気清浄機を備えた冷蔵庫を提供することをさらに他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0029】
上記の目的を達成するため、本発明による空気清浄機を備えた冷蔵庫は、所定の貯蔵空間が形成される本体と、前記本体の一側に固定され、少なくとも一つの吸込口と、吐出口とが設けられるケースと、前記吸込口を介して吸い込まれる空気をフィルタリングするフィルタ部と、前記吸込口を介して空気を吸込み、前記フィルタ部でフィルタリングされた空気を前記吐出口を介して吐出させる送風装置とが備えられる空気清浄機とを含み、前記フィルタ部は、前記吸込口を介して吸い込まれる空気を浄化する少なくとも一つのフィルタと、前記フィルタが内部に取り付けられ、前記ケース内部に着脱可能に取り付けられるフィルタバスケットと、前記フィルタバスケットに固定され、引き出し式に引き出され前記ケースを選択的に開閉するバスケットドアと、前記フィルタバスケットに前記バスケットドアを締め付ける締付手段と、前記フィルタバスケットの着脱を案内する案内手段と、前記フィルタバスケットが前記ケース内部に取り付けられた状態を維持させるロック手段とから構成されることを特徴とする。
【0030】
また、前記締付手段は、前記バスケットドアの裏面に設けられ、後面が開口される直六面体形状に後方に向けて突出している締付ボックスと、前記締付ボックスの一側に設けられて弾性変形し、その先端に係止突起が設けられる少なくとも一つの締付フックと、前記締付ボックスの内部に設けられ、後方に向けて延びている少なくとも一つの密着リブと、前記フィルタバスケットの前面に設けられ、水平に前方に向けて延びており、前記締付ボックスの上部の内側面がその上面に密着される締付部と、前記締付部の先端から下方に向けて延長され、前記締付フックに弾性取り付けられ、その裏面の縁部が前記係止突起に係止され、その前面が前記密着リブの先端に密着される締付片とから構成されることを特徴とする。
【0031】
また、前記バスケットドアは、前記フィルタバスケットに対して相対的に位置の移動が可能に取り付けられることを特徴とする。
【0032】
また、前記フィルタバスケットに前記バスケットドアが取り付けられた状態で前記締付片の先端は、前記締付ボックスの下部の内側面から所定の距離だけ離隔され、前記締付部と締付片との両端は、前記締付ボックスの両側の内側面から所定の距離だけ離隔されることを特徴とする。
【0033】
また、前記案内手段は、前記ケース内部の底面に前記フィルタバスケットの着脱方向に長く形成されるガイド溝と、前記ガイド溝の内部に該当する前記ケース内部の底面に前記フィルタバスケットの着脱方向に長く形成され、フィルタバスケットの底面がその上面に支持される少なくとも一つの支持レールとから構成されることを特徴とする。
【0034】
また、前記ロック手段は、前記ケースの前面とこれに密着される前記バスケットドアの裏面の何れか一方に設けられるプッシュラッチと、前記ケースの前面とこれに密着される前記バスケットドアの裏面の他方に設けられ、前記プッシュラッチに挿入されるラッチフックとを含むことを特徴とする。
【0035】
また、前記ロック手段は、前記ケース内部の一側には、前記フィルタバスケットが引き出される方向への弾性力をフィルタバスケットに与える弾性部材をさらに備えることを特徴とする。
【0036】
また、前記送風装置は、回転軸が水平に設けられるクロスフローファンと、前記クロスフローファンが内部に設けられるファンハウジングと、前記クロスフローファンを駆動させる駆動モータとから構成されることを特徴とする。
【0037】
また、前記ファンハウジングの両側面の上端または/及び下端及びこれに隣接する前後面の上端または下端の一部は、前記ケースの天井と底面とのうち、少なくとも何れか一面に直交して突出している側面ガイド部に密着され、前記ファンハウジングの上面または/及び底面は、前記ケース内部の天井と底面とのうち、少なくとも何れか一面に突出している底面支持部に支持されることを特徴とする。
【0038】
また、前記空気清浄機には、前記送風装置が駆動する過程で発生する振動が前記空気清浄機及び本体に伝達されることを防止する振動防止手段をさらに備えることを特徴とする。
【0039】
また、前記振動防止手段は、前記ファンハウジングと前記側面ガイド部及び底面支持部との間と、前記ファンハウジングと、前記ケース内部の天井または底面との間に設けられる振動吸収部材であることを特徴とする。
【0040】
また、前記空気清浄機が動作すると発光する表示装置をさらに含み、前記表示装置の光は、前記吐出口と吐出口を選択的に開閉するデコパネルとの間の隙間を介して外部に伝達されることを特徴とする。
【0041】
また、前記吐出口と、前記表示装置との間には、前記表示装置の光が外部に直接伝達されることを防止する遮蔽板が設けられることを特徴とする。
【0042】
また、前記表示装置は、少なくとも一つの発光ダイオードと、前記発光ダイオードが固定される印刷回路基板とから構成されることを特徴とする。
【0043】
また、前記印刷回路基板は、前記吐出口に隣接する前記ケース内部の底面に吐出口と平行な一直線に配置される少なくとも一つの挿入片にその下端が挿入されることを特徴とする。
【0044】
また、本発明による空気清浄機を備えた冷蔵庫は、所定の貯蔵空間が形成される本体と、前記本体の一側に固定され、少なくとも一つの吸込口と、吐出口とが設けられるケースと、前記吸込口を介して吸い込まれる空気をフィルタリングするフィルタ部と、前記吸込口を介して空気を吸込み、前記フィルタ部でフィルタリングされた空気を前記吐出口を介して吐出させる送風装置とを備える空気清浄機とを含み、前記フィルタ部は、前記吸込口を介して吸い込まれる空気を浄化する少なくとも一つのフィルタと、前記フィルタが内部に取り付けられ、前記ケース内部に着脱可能に取り付けられるフィルタバスケットと、前記フィルタバスケットに固定され、引き出し式に引き出され、前記ケースを選択的に開閉するバスケットドアと、前記フィルタバスケットに前記バスケットドアを締め付ける締付手段とから構成され、前記バスケットドアは、前記フィルタバスケットに対して相対的な位置の移動が可能に締め付けられることを特徴とする。
【0045】
また、前記締付手段は、前記バスケットドアの裏面に設けられ、後面が開口される直六面体形状に後方に向けて突出している締付ボックスと、前記締付ボックスの一側に設けられ、弾性変形し、その先端に係止突起が設けられる少なくとも一つの締付フックと、前記締付ボックスの内部に設けられ、後方に向けて延びている少なくとも一つの密着リブと、前記フィルタバスケットの前面に設けられ、水平に前方に向けて延びており、前記締付ボックスの上部の内側面がその上面に密着される締付部と、前記締付部の先端から下方に向けて延長され、前記締付フックに弾性取り付けられ、その裏面の縁部が前記係止突起に係止され、その前面が前記密着リブの先端に密着される締付片とから構成されることを特徴とする。
【0046】
また、本発明による空気清浄機を備えた冷蔵庫は、所定の貯蔵空間が形成される本体と、前記本体の一側に固定され、少なくとも一つの吸込口と、吐出口とが設けられるケースと、前記吸込口を介して吸い込まれる空気をフィルタリングするフィルタ部と、前記吸込口を介して空気を吸込み、前記フィルタ部でフィルタリングされた空気を前記吐出口を介して吐出させる送風装置とを備える空気清浄機とを含み、前記フィルタ部は、前記吸込口を介して吸い込まれる空気を浄化する少なくとも一つのフィルタと、前記フィルタが内部に取り付けられ、前記ケース内部に着脱可能に取り付けられるフィルタバスケットと、前記フィルタバスケットに固定され、引き出し式に引き出され、前記ケースを選択的に開閉するバスケットドアと、前記フィルタバスケットが前記ケース内部に取り付けられた状態を維持させるロック手段とから構成され、前記ロック手段は、前記ケースの前面とこれに密着される前記バスケットドアの裏面の何れか一方に設けられるプッシュラッチと、前記ケースの前面とこれに密着される前記バスケットドアの裏面の他方に設けられ、前記プッシュラッチに挿入されるラッチフックと、前記ケース内部の一側には、前記フィルタバスケットが引き出される方向への弾性力をフィルタバスケットに与える弾性部材とから構成されることを特徴とする。
【0047】
また、本発明による空気清浄機を備えた冷蔵庫は、所定の貯蔵空間が形成される本体と、前記本体の一側に固定され、少なくとも一つの吸込口と、吐出口とが設けられるケースと、前記吸込口を介して吸い込まれる空気をフィルタリングするフィルタ部と、前記吸込口を介して空気を吸込み、前記フィルタ部でフィルタリングされた空気を前記吐出口を介して吐出させる送風装置と、前記空気清浄機には、前記送風装置が駆動する過程で発生する振動が前記空気清浄機及び本体に伝達されることを防止する振動防止手段が設けられる空気清浄機とを含み、前記送風装置は、回転軸が水平に設けられるクロスフローファンと、前記クロスフローファンが内部に設けられるファンハウジングと、前記クロスフローファンを駆動させる駆動モータとから構成されることを特徴とする。
【0048】
また、前記ファンハウジングの両側面の上端または/及び下端及びこれに隣接する前後面の上端または/及び下端の一部は、前記ケースの天井と底面とのうち、少なくとも何れか一面に直交して突出している側面ガイド部に密着され、前記ファンハウジングの上面または/及び底面は、前記ケース内部の天井と底面とのうち、少なくとも何れか一面に突出している底面支持部に支持されることを特徴とする。
【0049】
また、前記振動防止手段は、前記ファンハウジングと、前記側面ガイド部及び底面支持部との間と、前記ファンハウジングと前記ケース内部の天井または底面との間に設けられる振動吸収部材であることを特徴とする。
【0050】
また、本発明による空気清浄機を備えた冷蔵庫は、所定の貯蔵空間が形成される本体と、前記本体の一側に固定され、少なくとも一つの吸込口と、吐出口とが設けられるケースと、前記吸込口を介して吸い込まれる空気をフィルタリングするフィルタ部と、前記吸込口を介して空気を吸込み、前記フィルタ部でフィルタリングされた空気を前記吐出口を介して吐出させる送風装置と、動作状態を外部に表示する表示装置が設けられる空気清浄機とを含み、前記空気清浄機が動作すると、前記表示装置が発光して前記吐出口と吐出口を選択的に開閉するデコパネルとの間の隙間を介して表示装置の光が外部に伝達されることを特徴とする。
【0051】
また、前記吐出口と前記表示装置との間には、前記表示装置の光が外部に直接伝達されることを防止する遮蔽板が設けられることを特徴とする。
【0052】
また、前記表示装置は、少なくとも一つの発光ダイオードと、前記発光ダイオードが固定される印刷回路基板とから構成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0053】
このような本発明による空気清浄機を備えた冷蔵庫によれば、次のような効果が期待できる。
【0054】
先ず、本発明では、空気清浄機の内部に取り付けられるフィルタバスケットを引き出すためのバスケットドアが前記フィルタバスケットに対して上下左右に位置補正が可能となるように構成される。よって、前記空気清浄機の前面外観を良好にすることができる。
【0055】
また、本発明では、バスケットドアを押圧する動作により、フィルタが取り付けられたフィルタバスケットの引き出しが行われる。よって、より簡単にフィルタを取り替えたり、洗浄したりすることが可能となる。
【0056】
そして、本発明では、前記空気清浄機の内外部に空気を吸込み、吐出させる送風ファンとしてクロスフローファンが使用される。よって、前記空気清浄機の両側に設けられる吸込口を介して空気清浄機の内部に室内の空気が吸込まれ、前記空気清浄機の前面に設けられる吐出口を介して室内に空気が吐出される。よって、前記空気清浄機により空気を浄化するための空気の流路が相対的に短く形成することが可能となり、空気の吸込み及び吐出効率が向上する。
【0057】
また、前記クロスフローファンの形状によって空気を排出する排出部も左右に長く形成される。よって、前記空気清浄機の吐出口を介して外部に吐出される空気が左右に広く伝達されることにより、浄化された空気が均一に吐出されるようになる。
【0058】
そして、前記クロスフローファン及び駆動モータの動作過程で発生する振動が外部に伝達されることが振動吸収部により防止される。よって、前記空気清浄機の動作により室内に騒音が発生したり、空気清浄機または冷蔵庫の耐久性が低下することを防止することが可能となる。
【0059】
一方、前記空気清浄機が動作すると発光する発光ダイオードが発光する。また、前記発光ダイオードの光は、空気が吐出される吐出口と、これを開閉するデコパネルの間の隙間を介して外部に伝達される。よって、前記空気清浄機の表示部を確認しなくても空気清浄機が動作するか否かを確認することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0060】
以下、本発明の好ましい実施の形態を、添付図面に基づいて詳しく説明する。
図2及び図3には、本発明による空気清浄機を備えた冷蔵庫の好ましい実施例を構成する空気清浄機の内部と底面とをそれぞれ示し、図4及び図5には、図2に示す実施例を構成するデコパネルがケースに連結される構造を示し、図6には、図2に示す実施例を構成するフィルタとフィルタバスケットとを示し、図7及び図8には、図2に示す実施例を構成するフィルタバスケットとバスケットドアとが取り付けられる構造を示し、図9及び図10には、図2に示す実施例を構成するフィルタバスケットがケース内部に取り付けられる構造を示し、図11A及び図11(b)には、図2に示す実施例を構成するファンハウジングがケースに取り付けられる構造を示し、図12及び図13には、図2に示す実施例を構成する発光ダイオードと印刷回路基板とがケース内部に取り付けられる構造を示し、図14には、図3に示す取付ブラケットを示し、図15には、図2に示す実施例の内部で空気が流動する状態を示す。
【0061】
図2及び図3に示すように、冷蔵庫本体20の上面に室内の空気を浄化するための空気清浄機200が備えられる。前記空気清浄機200の外観をケース210が形成する。前記ケース210は、送風ケース212と、一対のフィルタケース216とから構成される。前記送風ケース212には、濾過された空気が吐出される吐出口Oが設けられる。また、前記フィルタケース216には、前記ケース210の内部に空気が吸い込まれる吸込口Iがそれぞれ設けられる。
【0062】
前記送風ケース212は、上面、前面及び両端が開口している薄い六面体形状からなる。前記送風ケース212の上面は、ケースカバー(図示せず)によって遮蔽される。また、前記送風ケース212の底面には、締付部212aと、複数の締付ボス212bとが設けられる。
【0063】
前記締付部212aには、後述する取付ブラケット260が取り付けられる。前記締付部212aは、ほぼ前記送風ケース212の底面前端中央に設けられる。また、前記締付ボス212bには、後述するデコハウジング250の締付穴254aを貫通した締付具(図示せず)が締め付けられる。
【0064】
前記吐出口Oは、前記送風ケース212の前面に設けられるデコハウジング250の前面部に形成される。また、前記吐出口Oを選択的に開閉するために、デコパネル218が設けられる。前記デコパネル218は、前記吐出口Oに対応する形状であって、吐出口Oよりも相対的に左右に広く形成される。図15に示すように、前記デコパネル218は、前記送風ケース212の前後方に移動して前記吐出口Oを開閉させる。
【0065】
そして、前記デコパネル218の動作のために、図4に示すように、一対のステップモータMと、ギアG1と、ラックRとが備えられる。前記ステップモータMは、前記デコパネル218を移動させるための駆動力を提供する。前記ステップモータMは、前記吐出口Oに隣接する前記送風ケース212の前端両側に固定される。また、前記ギアG1は、前記ステップモータMの駆動軸に連結された状態で前記ラックRと歯合している。前記ラックRは、前記デコパネル218の裏面両側に設けられる。前記ラックRは、前記吐出口Oの外側に該当するデコパネル218の裏面にほぼ直交して後方に延びている。
【0066】
また、前記ラックRの一側には、係止フックHが設けられる。前記係止フックHは、前記ステップモータMの駆動により、前記ケース210の前方に移動する前記デコパネル218がケース210から完全に取り外されることを防止する。前記係止フックHは、前記ラックRの一側から後方に所定の長さだけ延びている。
【0067】
前記係止フックHの一端は、前記デコパネル218の裏面に隣接する前記ラックRの前端に固定される。また、前記係止フックHの先端は、前記ケース210の後方に延びている。よって、前記係止フックHは、前記ラックRに対して左右に所定の弾性を有することになる。かつ、前記係止フックHの先端には、係止突起hが設けられる。前記係止突起hには、後述するストッパーSの先端に係止される。
【0068】
一方、再び、図2を参照して、前記フィルタケース216は、前後方に長く形成される直六面体形状からなっている。また、前記フィルタケース216は、前記送風ケース212の両端にそれぞれ左右に移動可能に取り付けられる。前記フィルタケース216は、上面、前面及び両端が開口される。前記フィルタケース216の上面は、ケースカバー(図示せず)によってそれぞれ遮蔽される。
【0069】
前記フィルタケース216のそれぞれの内側端部は、前記送風ケース212の開口された一端と連通している。また、前記フィルタケース216のそれぞれの外側端部には、前記吸込口Iが設けられる。また、前記吸込口Iには、吸込グリルGがそれぞれ取り付けられる。前記吸込グリルGには、篩網が設けられる。前記篩網は、前記吸込口Iを介して吸い込まれる空気中に含まれたごみを篩い分ける。
【0070】
また、図3に示すように、前記フィルタケース216の底面にも締付部216aが設けられる。前記締付部216aには、取付ブラケット260が取り付けられる。前記締付部216aは、前記送風ケース212の締付部212aと比較して相対的に後方に該当する前記フィルタケース216の底面後端にそれぞれ設けられる。
【0071】
前記フィルタケース216の底面の外側端部及び後端には、支持部216bが設けられる。前記支持部216bは、前記空気清浄機200が前記本体20の上面に取り付けられた状態でその下端が本体20の上面に密着して前記ケース210を支持している。
【0072】
前記フィルタケース216には、開口された前面を貫通して後述するフィルタ部220が着脱可能に取り付けられる。そして、前記フィルタケース216の内側端部の下端には、少なくとも一つの締付片217が設けられる。前記締付片217は、前記送風ケース212とフィルタケース216とを固定するためのものである。
【0073】
前記締付片217は、前記フィルタケース216の底面の内側端部から水平に所定の長さだけ延びている。また、前記締付片217には、締付穴217aがそれぞれ設けられる。前記締付穴217aを貫通した締付具(図示せず)は、前記送風ケース212の底面に設けられる複数の締付穴(図示せず)に選択的に締め付けられる。よって、前記本体20の上面の左右幅により前記ケース210の左右幅を調節することが可能となる。
【0074】
再び、図2を参照して、前記吸込口Iを介して前記ケース210の内部に吸い込まれる空気を浄化するために、フィルタ部220が設けられる。前記フィルタ部220は、前記フィルタケース216の開口された前面を介して前記フィルタケース216の内部に取り付けられる。
【0075】
前記フィルタ部220は、複数のフィルタ222、223、224及び225と、フィルタバスケット228と、バスケットドア226とから構成される。前記フィルタ222、223、224及び225は、所定の厚さを有するパネル状に成型される。前記フィルタ222、223、224及び225は、前記フィルタバスケット228の内部に取り付けられている。前記フィルタバスケット228は、前記フィルタケース216の内部に着脱可能に取り付けられる。前記バスケットドア226は、前記フィルタバスケット228に取り付けられて引き出し式に引き出される。
【0076】
一方、図6に示すように、前記フィルタ222、223、224及び225は、抗菌フィルタ222と、第1及び第2の集塵フィルタ223及び224、脱臭フィルタ225とから構成される。前記抗菌フィルタ222と、第1集塵フィルタ223と、第2集塵フィルタ224と、脱臭フィルタ225との順に前記吸込口Iに隣接するように設けられる。
【0077】
前記抗菌フィルタ222は、空気中の各種の細菌を除去する抗菌作用を行う。前記第1及び第2集塵フィルタ223及び224は、前記抗菌フィルタ222を通過した空気中に含まれた異なる大きさのごみを取り除く。また、前記脱臭フィルタ225は、前記抗菌フィルタ222と第1及び第2集塵フィルタ223及び224とを通過した空気中の匂いを取り除く。
【0078】
前記フィルタバスケット228のバスケット本体229には、取付空間229sが設けられる。前記取付空間229sには、前記フィルタ222、223、224及び225が取り付けられている。前記バスケット本体229は、上面及び長手方向の両側面の上端縁部を除いた部分が開口されるほぼ六面体形状からなる。
【0079】
前記バスケット本体229の前後面の内側と底面には、複数のガイドリブ229a、229bが設けられる。前記ガイドリブ229a、229bは、前記取付空間229sに取り付けられた前記フィルタ222、223、224及び225が互いに密着しないように所定の位置に案内する。
【0080】
また、前記バスケット本体229の開口される両側面には、複数の支持リブ229c、229dが設けられる。前記支持リブ229c、229dは、前記バスケット本体229を補強すると共に前記取付空間229sに取り付けられた前記フィルタ222、223、224及び225を保護する。
【0081】
図2を参照して、前記バスケットドア226は、後述するデコハウジング250のバスケットドア取付段259bに対応する形状及び大きさで形成される。また、前記バスケットドア226は、後述するフィルタ貫通開口252を選択的に開閉する。このために、前記バスケットドア226は、前記フィルタバスケット228に取り付けられた状態で引き出し式に引き出される。
【0082】
そして、図7及び図8に示すように、前記バスケットドア226の裏面には、締付ボックス272が設けられる。前記締付ボックス272は、前記バスケットドア226とフィルタバスケット228とを締め付けるためのものである。前記締付ボックス272は、後面が開口される六面体形状であって、前記バスケットドア226の裏面から後方に向けて突出している。
【0083】
前記締付ボックス272の下部と両側には、締付フック273、274が設けられる。前記締付フック273、274は、弾性変形可能に形成される。図示の実施例では、相対的に前記バスケットドア226の裏面に隣接する前記締付ボックス272の下部及び両側前端部が切り欠かれ、前記締付フック273、274が設けられる。すなわち、前記締付フック273、274は、その基底部が前記締付ボックス272の後端に連結された状態でその先端が前記バスケットドア226の裏面向きに延びている。よって、前記締付ボックス272の下部に設けられる締付フック273は、上下に弾性変形可能となる。また、前記締付ボックス272の両側に設けられる締付フック274は、左右に弾性変形可能となる。
【0084】
また、前記締付フック273、274の先端には、係止突起273a、274aがそれぞれ設けられる。前記係止突起273a、274aには、後述する締付片277がそれぞれ係止される。前記締付ボックス272の下部に設けられる締付フック273の係止突起273aは、前記締付フック273の上面の先端から上方に突出している。また、前記締付ボックス272の両側に設けられる締付フック274の係止突起274aは、前記締付フック274の一面から互いに対向する方向にそれぞれ突出している。
【0085】
前記係止突起273a、274aの一側には、案内面273b、274bがそれぞれ形成される。前記案内面273b、274bは、前記締付片277を案内するためのものである。前記締付ボックス272の下部に設けられる締付フック273の案内面273bは、前記締付ボックス272の後方に向けて下向きに傾斜して形成される。また、前記締付ボックス272の両側に設けられる締付フック274の案内面274bは、前記締付ボックス272の後方に向けて互いに離れる方向に傾斜して形成される。
【0086】
そして、前記締付ボックス272の内部には、一対の密着リブ275が設けられる。前記密着リブ275は、前記締付フック273、274に係止される締付片277の前面にその先端が密着される。図8に示すように、前記密着リブ275は、それぞれの一側が前記締付ボックス272の両側内側面に一体に成形される。前記密着リブ275の長さは、その先端が前記締付フック274の先端から締付片277の厚さに該当する距離だけ離隔するように決定される。
【0087】
一方、前記バスケットドア226の裏面に対応する前記フィルタバスケット228の前面には、締付部276が設けられる。前記締付部276は、前記フィルタバスケット228の前面から水平に前方向きに延びている。前記締付部276は、その上面が前記締付ボックス272の上部の内側面に密着される。
【0088】
前記締付部276の先端には、締付片277が設けられる。前記締付片277は、前記締付フック273、274に締め付けられた状態で前記密着リブ275に密着される。前記締付片277は、前記締付部276の先端から垂直に下方向きに延びている。
【0089】
前記締付フック273、274に締め付けられる過程で前記締付片277の縁部は、前記案内面273b、274bにより案内される。また、前記締付フック273、274に締め付けられた状態では、前記締付片277の裏面の縁部に前記係止突起273a、274aが密着される。このとき、前記締付片277の前面一側には、前記密着リブ275が密着される。
【0090】
前記バスケットドア226は、前記フィルタバスケット228に締め付けられた状態でフィルタバスケット228に対して上下または左右に移動可能となる。これは、前記フィルタバスケット228が前記フィルタケース216の内部に取り付けられた状態で、前記バスケットドア226が前記フィルタケース216の前面、すなわち、後述するバスケットドア取付段259bに正確に取り付けられるようにするためである。
【0091】
これをより詳しく説明すると、前記締付部276が前記締付ボックス272の上部の内側面に密着され、前記締付片277が前記締付フック273、274にそれぞれ係止された状態で、前記締付片277の先端は、前記締付ボックス272の下部の内側面から所定の距離だけ離隔される。また、このような状態で前記締付部276と締付片277との両端は、前記締付ボックス272の両側の内側面から所定の距離だけ離隔される。
【0092】
前記締付部276と締付片277とを補強するために、補強片278が設けられる。前記補強片278は、互いに隣接する二辺が前記締付部276の底面と前記締付片277の内側面とにそれぞれ連結される。このとき、前記補強片278は、前記締付部276と締付片277との両端から所定の距離だけ離隔された両者の内側面に連結される。
【0093】
図9及び図10に示すように、前記フィルタバスケット228の取り付けられる前記フィルタケース216の底面には、ガイド溝284が設けられる。前記ガイド溝284は、前記フィルタバスケット228の着脱を案内している。前記ガイド溝284は、前記フィルタケース216の底面の一部が前記フィルタバスケット228の下端に対応する左右幅を有するように下方に窪んで前後方に長く形成される。
【0094】
また、前記ガイド溝284の内部に該当する前記フィルタケース216の底面には、一対の支持レール285がそれぞれ設けられる。前記支持レール285は、前記フィルタバスケット228の底面を支持している。前記支持レール285は、前記ガイド溝284と同様に前記フィルタバスケット228の着脱方向に長く形成される。かつ、前記支持レール285の高さは、前記フィルタバスケット228が支持された状態で水平となる範囲で決定される。図示の実施例では、前記支持レール285の高さが、前記ガイド溝284のそれに比べて相対的に低く形成される。
【0095】
一方、図2を参照して、前記送風ケース212の内部には、送風装置230が設けられる。前記送風装置230は、前記吸込口Iを介して空気を吸込み、前記フィルタ部220で浄化された空気を前記吐出口Oを介して外部に吐出させる。
【0096】
このような前記送風装置230は、クロスフローファン(図示せず)と、ファンハウジング232と、駆動モータM1とから構成される。前記クロスフローファンは、その後方に吸込まれた空気を前方に吐出させる。また、前記ファンハウジング232の内部には、前記クロスフローファンが設けられる。前記駆動モータM1は、前記クロスフローファンを駆動させる。
【0097】
前記ファンハウジング232は、前記クロスフローファンの形状に対応して左右に長く形成される。また、前記ファンハウジング232の後面には、前記吸込口Iを介して吸い込まれる空気が流入する流入部(図示せず)が設けられる。前記ファンハウジング232の前面には、前記流入部を介してファンハウジング232の内部に流入され、前記クロスフローファンにより加圧された空気が排出される排出部232aが設けられる。
【0098】
図11の(a)及び(b)に示すように、前記ファンハウジング232を支持するために、一対の側面ガイド部213と、複数の底面支持部214とが設けられる。前記側面ガイド部213は、前記送風ケース212の底面に垂直に突出している。また、前記側面ガイド部213は、前記ファンハウジング232の両側面の下端及びこれに隣接する前後面の下端の一部に密着するように互いに対向するほぼ「コ」字状からなっている。
【0099】
前記底面支持部214は、前記側面ガイド部213の間に該当する前記送風ケース212の底面に設けられる。前記底面支持部214には、前記側面ガイド部213に両側面及び前後面の一部が密着した前記ファンハウジング232の底面が支持される。このために、前記底面支持部214は、前記側面ガイド部213に比べて相対的に低く形成される。
【0100】
一方、前記側面ガイド部213の少なくとも何れか一方には、取り付け溝213aが設けられる。前記取り付け溝213aは、前記ファンハウジング232の一側面に固定される前記駆動モータM1が取り付けられている。前記取り付け溝213aは、前記側面ガイド部213の一部が前記駆動モータM1の下端に対応する形状に切り欠かれることにより形成される。
【0101】
前記ファンハウジング232の両端縁部には、振動吸収部215が設けられる。前記振動吸収部215は、前記送風装置230の動作中に発生する振動を吸収する。このために、前記振動吸収部215は、所定の弾性を有する材質からなる。前記振動吸収部215は、前記送風ケース212の天井と前記側面ガイド部213及び底面支持部214とに密着している。
【0102】
一方、図2に示すように、前記送風ケース212の内部には、エアガイド234が設けられる。前記エアガイド234は、前記送風ケース212の内部を吸込み流路Aと吐出流路Bとを仕切っている。前記吸込み流路Aにより前記吸込口Iを介して吸い込まれる空気が前記ファンハウジング232の流入部に案内される。また、前記吐出流路Bにより前記ファンハウジング232の排出部を介して排出される空気が前記吐出口Oに案内される。かつ、前記エアガイド234の一側には、開口部234aが設けられる。前記開口部234aは、前記ファンハウジング232の排出部と連通している。
【0103】
一方、前記送風ケース212の内部には、陰イオン発生装置240が設けられる。前記陰イオン発生装置240は、前記吐出流路Bの内部に位置している。前記陰イオン発生装置240で発生した陰イオンは、前記送風装置230により送風される空気と共に前記吐出口Oを介して外部に吐出される。
【0104】
図2及び図3に示すように、前記ケース210の前端には、デコハウジング250が設けられる。前記デコハウジング250は、前記送風ケース212及びフィルタケース216が取り付けられた状態で、前記ケース210の開口された前面及び前端縁部を取り囲むように前面部と、上下面部と、両側面部とから構成される。
【0105】
再び、図4及び図5を参照して、前記デコハウジング250の前面部には、前記吐出口Oと、ラック貫通開口251と、フィルタ装着開口252とがそれぞれ設けられる。前記吐出口Oは、前記吐出流路Bの前端に位置している。また、前記ラック貫通開口251を貫通して前記ラックRが移動する。前記フィルタ装着開口252を介して前記バスケットドア226が前記フィルタケース216の内部に取り付けられる。
【0106】
また、前記ラック貫通開口251の一側と連通するようにフック貫通開口251aが設けられる。前記ラック貫通開口251でのフック貫通開口251aは、前記係止フックHの形状に対応して形成される。かつ、前記係止フックHが前記フック貫通開口251aを貫通する。さらに、前記デコハウジング250の前面部の内側面には、ストッパーSが設けられる。
【0107】
前記ストッパーSは、前記デコパネル218が前記ケース210の前方に完全に取り外されることを防止する。前記ストッパーSは、前記係止フックHに対応する前記フック貫通開口251aの一側から前記ケース210の後方に延びている。前記デコパネル218が前記ケース210の前方に移動して前記吐出口Oの開放された状態で、前記係止フックHの係止突起hが前記ストッパーSの先端に係止される。
【0108】
一方、前記ストッパーSを除いた前記ラック貫通開口251及びフック貫通開口251aの縁部には、ガイド部251gが設けられる。前記ガイド部251gは、前記ラックR及び係止フックHの移動を案内する。前記ガイド部251gは、前記ラック貫通開口251及びフック貫通開口251aの縁部から前記デコハウジング250の前面部の内側面に直交して後方に所定の長さだけ延びている。
【0109】
そして、前記デコハウジング250の前面部には、パネル取付段259aと、一対のバスケットドア取付段259b(図15参照)とが設けられる。前記パネル取付段259aと、バスケットドア取付段259bとは、それぞれ前記デコパネル218と、バスケットドア226との大きさ及び形状に対応して形成される。前記パネル取付段259aには、前記吐出口Oが遮蔽された状態で、前記デコパネル218が取り付けられている。また、前記バスケットドア取付段259bには、前記フィルタバスケット228が前記フィルタケース216の内部に取り付けられた状態で、前記バスケットドア226が取り付けられる。
【0110】
図9に示すように、前記バスケットドア226の裏面とこれに対応する前記バスケットドア取付段259bの前面には、ラッチフック282とプッシュラッチ283とがそれぞれ設けられる。前記ラッチフック282とプッシュラッチ283とは、前記フィルタバスケット228が前記フィルタケース216の内部に取り付けられた状態で前記バスケットドア226を前記バスケットドア取付段259bに固定することにより、フィルタバスケット228が勝手に取り外されることを防止する。
【0111】
図示の実施例では、前記バスケットドア226の裏面に前記ラッチフック282が設けられ、これに対応する前記バスケットドア取付段259bの前面に前記プッシュラッチ283が設けられる。前記ラッチフック282は、前記バスケットドア226をその裏面が前記バスケットドア取付段259bの前面に密着される方向、すなわち、図9で図中の右側に押す動作により、前記プッシュラッチ283に挿入されて固定される。このような状態で前記バスケットドア226をこれと同じ図中の右側に押す動作により、前記ラッチフック282が前記プッシュラッチ283から取り外される。
【0112】
そして、前記フィルタケース216の内部の後面には、弾性レバー286が設けられる。前記弾性レバー286は、前記フィルタバスケット228が取り外される方向、すなわち、図9で図中の左側に向ける弾性力をフィルタバスケット228に与えている。このために、前記フィルタバスケット228が前記フィルタケース216に取り付けられた状態では、前記弾性レバー286が前記フィルタバスケット228により後方に押されて圧縮された状態となる。
【0113】
また、図2及び図3を参照して、前記デコハウジング250の上下面には、複数の締付片254が設けられる。前記締付片254には、締付穴254aがそれぞれ設けられる。かつ、前記デコハウジング250を前記ケース210に固定するための締付具(図示せず)が前記締付穴254aを貫通している。
【0114】
前記吐出口Oとフィルタ装着開口252との間に該当する前記デコハウジング250の前面部の一側には、操作部256が設けられる。前記操作部256は、前記空気清浄機200の動作のための操作信号の入力を受ける。
【0115】
図3に示すように、前記デコハウジング250の下面の後端には、取り付けフランジ253が設けられる。前記取り付けフランジ253は、前記ケース210の前端から所定の距離だけ後方に位置している。
【0116】
そして、前記取り付けフランジ253の一側には、締付穴235が設けられる。前記締付穴235には、表示部258が取り付けられる。前記表示部258は、前記空気清浄機200の動作に関する各種の情報を外部に表示する。
【0117】
前記表示部258は、その前面が前記本体20及び前記取り付けフランジ253の前面と同じ平面上に位置するように設けられる。よって、前記本体20に設けられるドア22の開放状態では、前記表示部258が外部に露出される。しかし、前記ドア22の閉鎖状態では、前記表示部258が外部に露出されなくなる。
【0118】
また、前記空気清浄機200の前面の外観の統一感を与えるために、前記デコパネル218と、バスケットドア226と、デコハウジング250とは、同じ材質から形成されることが好ましい。例えば、前記デコパネル218と、バスケットドア226と、デコハウジング250とを同じエイビエス(ABS)樹脂から形成することもできる。
【0119】
図12及び図13に示すように、前記ケース210の内部には、複数の発光ダイオード292が設けられる。前記発光ダイオード292は、前記表示部258とは別に前記空気清浄機200が動作するか否かを外部から認識できるようにする。
【0120】
すなわち、前記空気清浄機200が動作すると、前記発光ダイオード292が発光する。よって、使用者が前記ドア22を開けて前記表示部258を確認しなくても外部から前記空気清浄機200が動作するか否かを確認することが可能となる。
【0121】
このような前記発光ダイオード292は、印刷回路基板293に固定される。前記印刷回路基板293は、ほぼ左右に長い長方形から形成される。前記印刷回路基板293の一面には、前記発光ダイオード292が所定の間隔で設けられる。また、前記印刷回路基板293は、前記吐出口Oに隣接して前記送風ケース212に取り付けられる。このとき、前記発光ダイオード292が前記空気清浄機200の前方、すなわち、前記吐出口Oに向けるようになる。
【0122】
前記送風ケース212の底面には、前記印刷回路基板293を固定するために、複数の挿入片294、295が設けられる。前記挿入片294、295は、前記送風ケース212の底面に前記吐出口Oと平行な一直線からなる。前記送風ケース212と一体に成形されることが好ましい。前記挿入片294、295には、前記印刷回路基板293の下端が挿入される。
【0123】
前記挿入片294、295は、中央挿入片294と、端部挿入片295とから構成される。前記中央挿入片294には、前記印刷回路基板293の下端の中央部が挿入される。また、前記端部挿入片295には、前記印刷回路基板293の両側端部がそれぞれ挿入される。
【0124】
前記中央挿入片294の内部には、上方及び両側に開口される挿入溝296が設けられる。また、前記端部挿入片295の内部には、上方及び互いに対向する一側に開口される挿入溝297がそれぞれ設けられる。
【0125】
また、前記挿入溝296、297の一側に該当する前記挿入片294、295の内部には、密着突起296a、297aが設けられる。前記密着突起296a、297aは、前記印刷回路基板293が前記挿入溝296、297に挿入された状態から勝手に取り外されることを防止する。このために、前記密着突起296a、297aは、前記挿入溝296、297の一側から他側に向けてそれぞれ突出している。
【0126】
そして、前記密着突起296a、297aの上面には、案内面296b、297bが形成される。前記案内面296b、297bは、前記印刷回路基板293が前記挿入溝296、297に容易に挿入されるようにしている。図示の実施例では、前記案内面296b、297bが直線の傾斜面から形成される。
【0127】
一方、前記吐出口Oと、発光ダイオード292との間には、遮蔽板298が設けられる。前記遮蔽板298は、前記空気清浄機200の動作により発光する前記発光ダイオード292の光が前記吐出口Oを介して前方に直接伝達されることを防止する。前記遮蔽板298は、ほぼ前記印刷回路基板293に対応する形状及び大きさで形成される。前記遮蔽板298は、前記送風ケース212と一体に成形してもよい。
【0128】
図3に示すように、前記空気清浄機200を前記本体20に取り付けるために、取付ブラケット260が設けられる。前記取付ブラケット260には、図14に示すように、一対の固定部262と、結合部264とが設けられる。前記固定部262は、前記ケース210の底面に固定される。また、前記結合部264は、前記本体20の上面に結合される。前記取付ブラケット260は、前記固定部262に対する前記結合部264の弾性により前記空気清浄機200を前記本体20の上面に取り付ける。
【0129】
前記固定部262は、前記結合部264の両端に設けられる。また、前記固定部262には、それぞれ締付穴263が設けられる。前記取付ブラケット260が前記ケース210の取付部212a、216aに取り付けられた状態で前記締付穴263を貫通したスクリュー(図示せず)が前記取付部212a、216aに設けられる締付穴(図示せず)に締め付けられる。
【0130】
前記結合部264は、前記固定部262に対して所定の角度で傾斜して形成される。また、前記結合部264には、通過穴265と結合スリット266とが設けられる。前記通過穴265は、前記本体20の上面に固定される結合ピンPのヘッド部Phに対応する形状から形成される。前記結合スリット266は、前記通過穴265と連通している。
【0131】
前記結合ピンPのヘッド部Phが前記通過穴265を貫通した状態で前記結合ピンPのボディ部Phが前記結合スリット266に沿って移動する。このとき、前記ヘッド部Phが前記結合部264を押圧する弾性により、前記結合部264が前記本体20の上面に結合される。
【0132】
以下に、このように構成される本発明による空気清浄機を備えた冷蔵庫の作用を説明する。
本発明による空気清浄機を備えた冷蔵庫の好ましい実施例における空気清浄機を冷蔵庫本体の上面に取り付ける過程を説明する。
【0133】
先ず、前記ケース210の取付部212a、216aに前記取付ブラケット260を取り付ける。また、前記取付ブラケット260の固定部262を前記ケース210の底面に固定する。
次に、前記本体20の上面に設けられる結合ピンPを前記取付ブラケット260の結合部264に結合させる。よって、前記空気清浄機200が前記本体20の上面に取り付けられる。また、前記ケース210の支持部216bが前記本体20の上面に密着され、前記空気清浄機200が支持される。
【0134】
一方、このように冷蔵庫本体に取り付けられる空気清浄機の動作過程を添付図面を参照してより詳しく説明する。
図15には、本発明による空気清浄機を備えた冷蔵庫の好ましい実施例に備えられる空気清浄機の内部で空気が流動する状態を示している。
【0135】
図示のように、先ず、前記操作部256を操作して前記空気清浄機200を動作させる操作信号を入力する。このように、操作信号が入力されると、前記ステップモータMにより前記ギアG1が回転する。また、前記ギアG1に歯合している前記ラックRが前記ラック貫通開口251を貫通して移動する。よって、前記デコパネル218が前記ケース210の前方に移動して前記吐出口Oが開放される。
【0136】
このとき、前記係止フックHも前記フック貫通開口251aを貫通して、前記ケース210の前方に移動する。また、前記係止フックHが所定の距離だけ移動すると、前記係止フックHの係止突起hが前記ストッパーSの先端に密着される。よって、前記デコパネル218がそれ以上前記ケース210の前方に移動しなくなる。
【0137】
そして、前記送風装置230が動作する。よって、前記吸込口Iを介して前記ケース210の内部に空気が吸い込まれる。このとき、前記吸込口Iを介して吸い込まれる空気は、前記吸込グリルGの篩網により空気中のごみの中で相対的に大きいごみが篩い分けられる。また、このように、前記吸込グリルGを通過した空気は、前記フィルタ222、223、224及び225を順次通過しながら浄化される。
【0138】
前記フィルタ222、223、224及び225を順次通過しながら浄化された空気は、前記吸込み流路Aにより前記送風装置230に案内される。このとき、浄化された空気は、前記ファンハウジング232の後面の流入部を介して流入される。
【0139】
一方、前記送風装置230の継続的な駆動により、前記ファンハウジング232の流入部に流入された空気は、ファンハウジング232の排出部232aに排出される。また、前記排出部232aに排出される空気は、再び、前記吐出流路Bにより案内され、前記吐出口Oを介して外部に吐出される。このとき、前記吐出口Oを介して、前記陰イオン発生装置240で発生した陰イオンと共に、浄化された空気が吐出される。
【0140】
また、前記吐出口Oを介して吐出される空気は、前記デコパネル218の裏面により案内される。よって、前記吐出口Oを介して吐出される空気は、前記デコパネル218により上方または下方に向けて吐出される。
【0141】
ところで、前記ファンハウジング232の流入部及び排出部232aは、それぞれ左右に長く形成されるファンハウジング232の後面と前面とに設けられる。よって、前記吸込口Iを介して吸込まれた空気が前記ファンハウジング232の流入部に流入される流路が相対的に短くなり、また、前記ファンハウジング232の排出部232aを介して相対的に広い面積に空気が排出される。すなわち、本発明では、前記送風装置230による空気の流動がより効率的に行われる。
【0142】
一方、前記空気清浄機200が動作すると、前記発光ダイオード292が発光することになる。このような前記発光ダイオード292の光は、前記吐出口Oとデコパネル218との間の隙間を介して外部に伝達される。このとき、前記発光ダイオード292の光は、前記遮蔽板298により前記吐出口Oを介して室内に直接伝達されることが防止される。よって、前記発光ダイオード292の光により、使用者にとって眩しさが起きることを防止することが可能となる。
【0143】
そして、前記発光ダイオード292が設けられる前記印刷回路基板293は、前記挿入片294、295の挿入溝296、297に挿入される。このとき、前記印刷回路基板293の一面は、前記密着突起296a、297aにより押圧される。よって、前記印刷回路基板293が前記挿入片294、295に挿入された状態から勝手に取り外されることが防止される。
【0144】
また、前記ファンハウジング232と、前記側面ガイド部213及び底面支持部214との間に設けられる振動吸収部215により前記送風装置230の動作により発生する振動が吸収される。特に、前記ファンハウジング232が前記底面支持部214に支持される。すなわち、前記送風ケース212と、ファンハウジング232とが密着される面積を最小化することができる。よって、前記送風装置230の振動が前記ケース210及び冷蔵庫本体20を介して外部に伝達されて騒音が発生したり、製品の耐久性が低下したりすることはなくなる。
【0145】
一方、前記空気清浄機200の動作を停止させるために、前記操作部256を操作して操作信号を入力する。このように入力された操作信号により、前記送風装置230の動作が停止される。よって、前記吸込口Iを介した空気の吸込み及び前記吐出口Oを介して空気の吐出が行われなくなる。
【0146】
このとき、前記ステップモータMが上述した前記デコパネル218を前記ケース210の前方に移動させるために、駆動する方向と反対方向に駆動する。また、これによる前記ギアG1の回転により前記ラックRが前記ラック貫通開口251を介して前記ケース210の内部に移動する。よって、前記デコパネル218が前記ケース210の後方に移動して前記吐出口Oを遮蔽することになる。
【0147】
フィルタバスケットの内部に取り付けられるフィルタを取り替えるための過程をより詳しく説明する。
【0148】
前記フィルタ222、223、224及び225を取り替えたり、洗浄したりするためには、前記フィルタバスケット228を前記フィルタケース216に取り付けられた状態から取り外さなければならない。このために、前記バスケットドア226を前記バスケットドア取付段259bに密着される方向に押圧する。よって、前記ラッチフック282が前記プッシュラッチ283に挿入された状態から取り外される。
【0149】
このとき、前記フィルタバスケット228は、前記フィルタケース216の内部の後面に設けられる前記弾性レバー286から弾性力を与えられることになる。よって、前記フィルタバスケット228が前記フィルタケース216の前方に移動して前記フィルタケース216から取り外される。また、このように取り外される過程で、前記フィルタバスケット228は、前記ガイド溝284により案内される。また、前記フィルタバスケット228の底面は、前記支持レール285に支持された状態でスライドすることになる。
【0150】
次に、前記フィルタバスケット228に取り付けられた前記フィルタ222、223、224及び225を取り外す。また、前記フィルタ222、223、224及び225を新しいものに取り替えたり、洗浄したりして前記フィルタバスケット228に再び取り付ける。また、前記フィルタバスケット228を前記フィルタ貫通開口252を介して押し込む。よって、前記フィルタバスケット228が前記フィルタケース216の内部に再び取り付けられる。
【0151】
そして、前記バスケットドア226を前記バスケットドア取付段259bに密着される方向に押圧する。よって、前記ラッチフック282が前記プッシュラッチ283に挿入され、前記バスケットドア226が前記バスケットドア取付段296bに固定される。このとき、前記弾性レバー286は、前記フィルタバスケット228により前記フィルタケース216の後方に圧縮される。すなわち、前記弾性レバー286により前記フィルタバスケット228には、前記フィルタケース216の前方に向ける弾性力が与えられる。
【0152】
一方、前記バスケットドアと、フィルタバスケットとを締め付ける過程をより詳しく説明する。
先ず、前記締付ボックス272の内部に前記締付部276と締付片277とを挿入する。このとき、前記締付部276は、その上面が前記締付ボックス272の上部の内側面に密着される。また、前記締付片277は、前記締付フック273、274をそれぞれ下方や両側に弾性移動させながら締付フック273、274に締め付けられる。また、前記締付片277の前面には、前記密着リブ275が密着される。
【0153】
一方、前記バスケットドア226は、前記フィルタバスケット228に締め付けられた状態で上下左右に移動可能となる。よって、前記フィルタバスケット228に対して前記バスケットドア226を上下または左右に移動させることが可能となる。すなわち、前記フィルタバスケット228が前記フィルタケース216の内部に取り付けられた状態で前記フィルタケース216に対する前記バスケットドア226の相対位置を補正することが可能となる。よって、前記バスケットドア226が前記バスケットドア取付段259bの正確な位置に取り付けることが可能となる。
【0154】
以上のように、上記実施の形態を参照して詳細に説明され図示されたが、本発明は、これに限定されるものでなく、このような本発明の基本的な技術的思想を逸脱しない範囲内で、当業界の通常の知識を有する者にとっては、他の多くの変更が可能であろう。また、本発明は、添付の特許請求の範囲により解釈されるべきであることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0155】
【図1】従来の技術による空気清浄機を備えた冷蔵庫を構成する空気清浄機のカバーを取り外してその内部を示す分解斜視図である。
【図2】本発明による空気清浄機を備えた冷蔵庫の好ましい実施例を構成する空気清浄機のカバーを取り外してその内部を示す斜視図である。
【図3】図2に示す実施例を構成する空気清浄機の底面を示す斜視図である。
【図4】図2に示す実施例を構成するデコパネルがケースに連結される構造を示す平面図である。
【図5】図4に示すラック貫通開口とフック貫通開口とを備えたデコハウジングの一部を示す斜視図である。
【図6】図2に示す実施例を構成するフィルタとフィルタバスケットとを示す分解斜視図である。
【図7】図2に示す実施例を構成するフィルタバスケットとバスケットドアとが取り付けられる構造を分解して示す側断面図である。
【図8】図2に示す実施例を構成するフィルタバスケットとバスケットドアとが取り付けられる構造を分解して示す横側断面図である。
【図9】図2に示す実施例を構成するフィルタバスケットがケース内部に取り付けられる構造を示す側断面図である。
【図10】図9のA−A'線断面図である。
【図11a】図2に示す実施例を構成するファンハウジングがケースに取り付けられる構造を示す一方の側の側面図である。
【図11b】図2に示す実施例を構成するファンハウジングがケースに取り付けられる構造を示す他方の側面図である。
【図12】図2に示す実施例を構成する発光ダイオードと印刷回路基板とがケース内部に取り付けられた構造を示す平面図である。
【図13】図12のB−B'線断面図である。
【図14】図3に示す取付ブラケットを示す斜視図である。
【図15】図2に示す実施例に備えられる空気清浄機の内部で空気が流動する状態を示す空気流れ図である。
【符号の説明】
【0156】
20 冷蔵庫本体
200 空気清浄機
210 ケース
212 送風ケース
212a 締付部
212b 締付ボス
216 フィルタケース
217 締付片
250 デコハウジング
260 取付ブラケット
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の貯蔵空間が形成される本体と、
前記本体の一側に固定され、少なくとも一つの吸込口と吐出口とが設けられるケースと、前記吸込口を介して吸い込まれる空気をフィルタリングするフィルタ部と、前記吸込口を介して空気を吸込み前記フィルタ部でフィルタリングされた空気を前記吐出口を介して吐出させる送風装置とが備えられる空気清浄機とを含み、
前記フィルタ部は、
前記吸込口を介して吸い込まれる空気を浄化する少なくとも一つのフィルタと、
前記フィルタが内部に取り付けられ、前記ケース内部に着脱可能に取り付けられるフィルタバスケットと、
前記フィルタバスケットに固定され、引き出し式に引き出され前記ケースを選択的に開閉するバスケットドアと、
前記フィルタバスケットに前記バスケットドアを締め付ける締付手段と、
前記フィルタバスケットの着脱を案内する案内手段と、
前記フィルタバスケットが前記ケース内部に取り付けられた状態を維持させるロック手段とから構成される、
ことを特徴とする空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項2】
前記締付手段は、
前記バスケットドアの裏面に設けられ、後面が開口される直六面体形状に後方に向けて突出している締付ボックスと、
前記締付ボックスの一側に設けられて弾性変形し、その先端に係止突起が設けられる少なくとも一つの締付フックと、
前記締付ボックスの内部に設けられ、後方に向けて延びている少なくとも一つの密着リブと、
前記フィルタバスケットの前面に設けられ、水平に前方に向けて延びており、前記締付ボックスの上部の内側面がその上面に密着される締付部と、
前記締付部の先端から下方に向けて延長され、前記締付フックに弾性取り付けられ、その裏面の縁部が前記係止突起に係止され、その前面が前記密着リブの先端に密着される締付片とから構成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項3】
前記バスケットドアは、前記フィルタバスケットに対して相対的に位置の移動が可能に取り付けられる、
ことを特徴とする請求項2に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項4】
前記フィルタバスケットに前記バスケットドアが取り付けられた状態で前記締付片の先端は、前記締付ボックスの下部の内側面から所定の距離だけ離隔され、前記締付部と締付片との両端は、前記締付ボックスの両側の内側面から所定の距離だけ離隔される、
ことを特徴とする請求項3に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項5】
前記案内手段は、
前記ケース内部の底面に前記フィルタバスケットの着脱方向に長く形成されるガイド溝と、
前記ガイド溝の内部に該当する前記ケース内部の底面に前記フィルタバスケットの着脱方向に長く形成され、フィルタバスケットの底面がその上面に支持される少なくとも一つの支持レールとから構成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項6】
前記ロック手段は、
前記ケースの前面とこれに密着される前記バスケットドアの裏面の何れか一方に設けられるプッシュラッチと、
前記ケースの前面とこれに密着される前記バスケットドアの裏面の他方に設けられ、前記プッシュラッチに挿入されるラッチフックと、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項7】
前記ロック手段は、前記ケース内部の一側には、前記フィルタバスケットが引き出される方向への弾性力をフィルタバスケットに与える弾性部材をさらに備える、
ことを特徴とする請求項6に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項8】
前記送風装置は、
回転軸が水平に設けられるクロスフローファンと、
前記クロスフローファンが内部に設けられるファンハウジングと、
前記クロスフローファンを駆動させる駆動モータと、から構成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項9】
前記ファンハウジングの両側面の上端または/及び下端及びこれに隣接する前後面の上端または下端の一部は、前記ケースの天井と底面とのうち、少なくとも何れか一面に直交して突出している側面ガイド部に密着され、
前記ファンハウジングの上面または/及び底面は、前記ケース内部の天井と底面とのうち、少なくとも何れか一面に突出している底面支持部に支持される、
ことを特徴とする請求項8に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項10】
前記空気清浄機には、前記送風装置が駆動する過程で発生する振動が前記空気清浄機及び本体に伝達されることを防止する振動防止手段をさらに備える、
ことを特徴とする請求項9に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項11】
前記振動防止手段は、
前記ファンハウジングと前記側面ガイド部及び底面支持部との間と、前記ファンハウジングと、前記ケース内部の天井または底面との間に設けられる振動吸収部材である、
ことを特徴とする請求項10に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項12】
前記空気清浄機が動作すると発光する表示装置をさらに含み、
前記表示装置の光は、前記吐出口と吐出口を選択的に開閉するデコパネルとの間の隙間を介して外部に伝達される、
ことを特徴とする請求項1に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項13】
前記吐出口と、前記表示装置との間には、前記表示装置の光が外部に直接伝達されることを防止する遮蔽板が設けられる、
ことを特徴とする請求項12に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項14】
前記表示装置は、
少なくとも一つの発光ダイオードと、
前記発光ダイオードが固定される印刷回路基板とから構成されることを特徴とする請求項13に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項15】
前記印刷回路基板は、前記吐出口に隣接する前記ケース内部の底面に吐出口と平行な一直線に配置される少なくとも一つの挿入片にその下端が挿入される、
ことを特徴とする請求項14に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項16】
所定の貯蔵空間が形成される本体と、
前記本体の一側に固定され、少なくとも一つの吸込口と、吐出口とが設けられるケースと、前記吸込口を介して吸い込まれる空気をフィルタリングするフィルタ部と、前記吸込口を介して空気を吸込み、前記フィルタ部でフィルタリングされた空気を前記吐出口を介して吐出させる送風装置とを備える空気清浄機とを含み、
前記フィルタ部は、
前記吸込口を介して吸い込まれる空気を浄化する少なくとも一つのフィルタと、
前記フィルタが内部に取り付けられ、前記ケース内部に着脱可能に取り付けられるフィルタバスケットと、
前記フィルタバスケットに固定され、引き出し式に引き出され、前記ケースを選択的に開閉するバスケットドアと、
前記フィルタバスケットに前記バスケットドアを締め付ける締付手段とから構成され、
前記バスケットドアは、前記フィルタバスケットに対して相対的な位置の移動が可能に締め付けられる、
ことを特徴とする空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項17】
前記締付手段は、
前記バスケットドアの裏面に設けられ、後面が開口される直六面体形状に後方に向けて突出している締付ボックスと、
前記締付ボックスの一側に設けられ、弾性変形し、その先端に係止突起が設けられる少なくとも一つの締付フックと、
前記締付ボックスの内部に設けられ、後方に向けて延びている少なくとも一つの密着リブと、
前記フィルタバスケットの前面に設けられ、水平に前方に向けて延びており、前記締付ボックスの上部の内側面がその上面に密着される締付部と、
前記締付部の先端から下方に向けて延長され、前記締付フックに弾性取り付けられ、その裏面の縁部が前記係止突起に係止され、その前面が前記密着リブの先端に密着される締付片と、から構成される、
ことを特徴とする請求項16に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項18】
所定の貯蔵空間が形成される本体と、
前記本体の一側に固定され、少なくとも一つの吸込口と、吐出口とが設けられるケースと、前記吸込口を介して吸い込まれる空気をフィルタリングするフィルタ部と、前記吸込口を介して空気を吸込み、前記フィルタ部でフィルタリングされた空気を前記吐出口を介して吐出させる送風装置とを備える空気清浄機とを含み、
前記フィルタ部は、
前記吸込口を介して吸い込まれる空気を浄化する少なくとも一つのフィルタと、
前記フィルタが内部に取り付けられ、前記ケース内部に着脱可能に取り付けられるフィルタバスケットと、
前記フィルタバスケットに固定され、引き出し式に引き出され、前記ケースを選択的に開閉するバスケットドアと、
前記フィルタバスケットが前記ケース内部に取り付けられた状態を維持させるロック手段とから構成され、
前記ロック手段は、
前記ケースの前面とこれに密着される前記バスケットドアの裏面の何れか一方に設けられるプッシュラッチと、
前記ケースの前面とこれに密着される前記バスケットドアの裏面の他方に設けられ、前記プッシュラッチに挿入されるラッチフックと、
前記ケース内部の一側には、前記フィルタバスケットが引き出される方向への弾性力をフィルタバスケットに与える弾性部材と、から構成される、
ことを特徴とする空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項19】
所定の貯蔵空間が形成される本体と、
前記本体の一側に固定され、少なくとも一つの吸込口と、吐出口とが設けられるケースと、前記吸込口を介して吸い込まれる空気をフィルタリングするフィルタ部と、前記吸込口を介して空気を吸込み、前記フィルタ部でフィルタリングされた空気を前記吐出口を介して吐出させる送風装置と、前記空気清浄機には、前記送風装置が駆動する過程で発生する振動が前記空気清浄機及び本体に伝達されることを防止する振動防止手段が設けられる空気清浄機とを含み、
前記送風装置は、
回転軸が水平に設けられるクロスフローファンと、
前記クロスフローファンが内部に設けられるファンハウジングと、
前記クロスフローファンを駆動させる駆動モータと、から構成される、
ことを特徴とする空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項20】
前記ファンハウジングの両側面の上端または/及び下端及びこれに隣接する前後面の上端または/及び下端の一部は、前記ケースの天井と底面とのうち、少なくとも何れか一面に直交して突出している側面ガイド部に密着され、
前記ファンハウジングの上面または/及び底面は、前記ケース内部の天井と底面とのうち、少なくとも何れか一面に突出している底面支持部に支持される、
ことを特徴とする請求項19に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項21】
前記振動防止手段は、
前記ファンハウジングと、前記側面ガイド部及び底面支持部との間と、前記ファンハウジングと前記ケース内部の天井または底面との間に設けられる振動吸収部材である、
ことを特徴とする請求項20に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項22】
所定の貯蔵空間が形成される本体と、
前記本体の一側に固定され、少なくとも一つの吸込口と、吐出口とが設けられるケースと、前記吸込口を介して吸い込まれる空気をフィルタリングするフィルタ部と、前記吸込口を介して空気を吸込み、前記フィルタ部でフィルタリングされた空気を前記吐出口を介して吐出させる送風装置と、動作状態を外部に表示する表示装置が設けられる空気清浄機とを含み、
前記空気清浄機が動作すると、前記表示装置が発光して前記吐出口と吐出口を選択的に開閉するデコパネルとの間の隙間を介して表示装置の光が外部に伝達される、
ことを特徴とする空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項23】
前記吐出口と前記表示装置との間には、前記表示装置の光が外部に直接伝達されることを防止する遮蔽板が設けられる、
ことを特徴とする請求項22に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項24】
前記表示装置は、
少なくとも一つの発光ダイオードと、
前記発光ダイオードが固定される印刷回路基板とから構成される、
ことを特徴とする請求項23に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項1】
所定の貯蔵空間が形成される本体と、
前記本体の一側に固定され、少なくとも一つの吸込口と吐出口とが設けられるケースと、前記吸込口を介して吸い込まれる空気をフィルタリングするフィルタ部と、前記吸込口を介して空気を吸込み前記フィルタ部でフィルタリングされた空気を前記吐出口を介して吐出させる送風装置とが備えられる空気清浄機とを含み、
前記フィルタ部は、
前記吸込口を介して吸い込まれる空気を浄化する少なくとも一つのフィルタと、
前記フィルタが内部に取り付けられ、前記ケース内部に着脱可能に取り付けられるフィルタバスケットと、
前記フィルタバスケットに固定され、引き出し式に引き出され前記ケースを選択的に開閉するバスケットドアと、
前記フィルタバスケットに前記バスケットドアを締め付ける締付手段と、
前記フィルタバスケットの着脱を案内する案内手段と、
前記フィルタバスケットが前記ケース内部に取り付けられた状態を維持させるロック手段とから構成される、
ことを特徴とする空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項2】
前記締付手段は、
前記バスケットドアの裏面に設けられ、後面が開口される直六面体形状に後方に向けて突出している締付ボックスと、
前記締付ボックスの一側に設けられて弾性変形し、その先端に係止突起が設けられる少なくとも一つの締付フックと、
前記締付ボックスの内部に設けられ、後方に向けて延びている少なくとも一つの密着リブと、
前記フィルタバスケットの前面に設けられ、水平に前方に向けて延びており、前記締付ボックスの上部の内側面がその上面に密着される締付部と、
前記締付部の先端から下方に向けて延長され、前記締付フックに弾性取り付けられ、その裏面の縁部が前記係止突起に係止され、その前面が前記密着リブの先端に密着される締付片とから構成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項3】
前記バスケットドアは、前記フィルタバスケットに対して相対的に位置の移動が可能に取り付けられる、
ことを特徴とする請求項2に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項4】
前記フィルタバスケットに前記バスケットドアが取り付けられた状態で前記締付片の先端は、前記締付ボックスの下部の内側面から所定の距離だけ離隔され、前記締付部と締付片との両端は、前記締付ボックスの両側の内側面から所定の距離だけ離隔される、
ことを特徴とする請求項3に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項5】
前記案内手段は、
前記ケース内部の底面に前記フィルタバスケットの着脱方向に長く形成されるガイド溝と、
前記ガイド溝の内部に該当する前記ケース内部の底面に前記フィルタバスケットの着脱方向に長く形成され、フィルタバスケットの底面がその上面に支持される少なくとも一つの支持レールとから構成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項6】
前記ロック手段は、
前記ケースの前面とこれに密着される前記バスケットドアの裏面の何れか一方に設けられるプッシュラッチと、
前記ケースの前面とこれに密着される前記バスケットドアの裏面の他方に設けられ、前記プッシュラッチに挿入されるラッチフックと、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項7】
前記ロック手段は、前記ケース内部の一側には、前記フィルタバスケットが引き出される方向への弾性力をフィルタバスケットに与える弾性部材をさらに備える、
ことを特徴とする請求項6に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項8】
前記送風装置は、
回転軸が水平に設けられるクロスフローファンと、
前記クロスフローファンが内部に設けられるファンハウジングと、
前記クロスフローファンを駆動させる駆動モータと、から構成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項9】
前記ファンハウジングの両側面の上端または/及び下端及びこれに隣接する前後面の上端または下端の一部は、前記ケースの天井と底面とのうち、少なくとも何れか一面に直交して突出している側面ガイド部に密着され、
前記ファンハウジングの上面または/及び底面は、前記ケース内部の天井と底面とのうち、少なくとも何れか一面に突出している底面支持部に支持される、
ことを特徴とする請求項8に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項10】
前記空気清浄機には、前記送風装置が駆動する過程で発生する振動が前記空気清浄機及び本体に伝達されることを防止する振動防止手段をさらに備える、
ことを特徴とする請求項9に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項11】
前記振動防止手段は、
前記ファンハウジングと前記側面ガイド部及び底面支持部との間と、前記ファンハウジングと、前記ケース内部の天井または底面との間に設けられる振動吸収部材である、
ことを特徴とする請求項10に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項12】
前記空気清浄機が動作すると発光する表示装置をさらに含み、
前記表示装置の光は、前記吐出口と吐出口を選択的に開閉するデコパネルとの間の隙間を介して外部に伝達される、
ことを特徴とする請求項1に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項13】
前記吐出口と、前記表示装置との間には、前記表示装置の光が外部に直接伝達されることを防止する遮蔽板が設けられる、
ことを特徴とする請求項12に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項14】
前記表示装置は、
少なくとも一つの発光ダイオードと、
前記発光ダイオードが固定される印刷回路基板とから構成されることを特徴とする請求項13に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項15】
前記印刷回路基板は、前記吐出口に隣接する前記ケース内部の底面に吐出口と平行な一直線に配置される少なくとも一つの挿入片にその下端が挿入される、
ことを特徴とする請求項14に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項16】
所定の貯蔵空間が形成される本体と、
前記本体の一側に固定され、少なくとも一つの吸込口と、吐出口とが設けられるケースと、前記吸込口を介して吸い込まれる空気をフィルタリングするフィルタ部と、前記吸込口を介して空気を吸込み、前記フィルタ部でフィルタリングされた空気を前記吐出口を介して吐出させる送風装置とを備える空気清浄機とを含み、
前記フィルタ部は、
前記吸込口を介して吸い込まれる空気を浄化する少なくとも一つのフィルタと、
前記フィルタが内部に取り付けられ、前記ケース内部に着脱可能に取り付けられるフィルタバスケットと、
前記フィルタバスケットに固定され、引き出し式に引き出され、前記ケースを選択的に開閉するバスケットドアと、
前記フィルタバスケットに前記バスケットドアを締め付ける締付手段とから構成され、
前記バスケットドアは、前記フィルタバスケットに対して相対的な位置の移動が可能に締め付けられる、
ことを特徴とする空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項17】
前記締付手段は、
前記バスケットドアの裏面に設けられ、後面が開口される直六面体形状に後方に向けて突出している締付ボックスと、
前記締付ボックスの一側に設けられ、弾性変形し、その先端に係止突起が設けられる少なくとも一つの締付フックと、
前記締付ボックスの内部に設けられ、後方に向けて延びている少なくとも一つの密着リブと、
前記フィルタバスケットの前面に設けられ、水平に前方に向けて延びており、前記締付ボックスの上部の内側面がその上面に密着される締付部と、
前記締付部の先端から下方に向けて延長され、前記締付フックに弾性取り付けられ、その裏面の縁部が前記係止突起に係止され、その前面が前記密着リブの先端に密着される締付片と、から構成される、
ことを特徴とする請求項16に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項18】
所定の貯蔵空間が形成される本体と、
前記本体の一側に固定され、少なくとも一つの吸込口と、吐出口とが設けられるケースと、前記吸込口を介して吸い込まれる空気をフィルタリングするフィルタ部と、前記吸込口を介して空気を吸込み、前記フィルタ部でフィルタリングされた空気を前記吐出口を介して吐出させる送風装置とを備える空気清浄機とを含み、
前記フィルタ部は、
前記吸込口を介して吸い込まれる空気を浄化する少なくとも一つのフィルタと、
前記フィルタが内部に取り付けられ、前記ケース内部に着脱可能に取り付けられるフィルタバスケットと、
前記フィルタバスケットに固定され、引き出し式に引き出され、前記ケースを選択的に開閉するバスケットドアと、
前記フィルタバスケットが前記ケース内部に取り付けられた状態を維持させるロック手段とから構成され、
前記ロック手段は、
前記ケースの前面とこれに密着される前記バスケットドアの裏面の何れか一方に設けられるプッシュラッチと、
前記ケースの前面とこれに密着される前記バスケットドアの裏面の他方に設けられ、前記プッシュラッチに挿入されるラッチフックと、
前記ケース内部の一側には、前記フィルタバスケットが引き出される方向への弾性力をフィルタバスケットに与える弾性部材と、から構成される、
ことを特徴とする空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項19】
所定の貯蔵空間が形成される本体と、
前記本体の一側に固定され、少なくとも一つの吸込口と、吐出口とが設けられるケースと、前記吸込口を介して吸い込まれる空気をフィルタリングするフィルタ部と、前記吸込口を介して空気を吸込み、前記フィルタ部でフィルタリングされた空気を前記吐出口を介して吐出させる送風装置と、前記空気清浄機には、前記送風装置が駆動する過程で発生する振動が前記空気清浄機及び本体に伝達されることを防止する振動防止手段が設けられる空気清浄機とを含み、
前記送風装置は、
回転軸が水平に設けられるクロスフローファンと、
前記クロスフローファンが内部に設けられるファンハウジングと、
前記クロスフローファンを駆動させる駆動モータと、から構成される、
ことを特徴とする空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項20】
前記ファンハウジングの両側面の上端または/及び下端及びこれに隣接する前後面の上端または/及び下端の一部は、前記ケースの天井と底面とのうち、少なくとも何れか一面に直交して突出している側面ガイド部に密着され、
前記ファンハウジングの上面または/及び底面は、前記ケース内部の天井と底面とのうち、少なくとも何れか一面に突出している底面支持部に支持される、
ことを特徴とする請求項19に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項21】
前記振動防止手段は、
前記ファンハウジングと、前記側面ガイド部及び底面支持部との間と、前記ファンハウジングと前記ケース内部の天井または底面との間に設けられる振動吸収部材である、
ことを特徴とする請求項20に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項22】
所定の貯蔵空間が形成される本体と、
前記本体の一側に固定され、少なくとも一つの吸込口と、吐出口とが設けられるケースと、前記吸込口を介して吸い込まれる空気をフィルタリングするフィルタ部と、前記吸込口を介して空気を吸込み、前記フィルタ部でフィルタリングされた空気を前記吐出口を介して吐出させる送風装置と、動作状態を外部に表示する表示装置が設けられる空気清浄機とを含み、
前記空気清浄機が動作すると、前記表示装置が発光して前記吐出口と吐出口を選択的に開閉するデコパネルとの間の隙間を介して表示装置の光が外部に伝達される、
ことを特徴とする空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項23】
前記吐出口と前記表示装置との間には、前記表示装置の光が外部に直接伝達されることを防止する遮蔽板が設けられる、
ことを特徴とする請求項22に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【請求項24】
前記表示装置は、
少なくとも一つの発光ダイオードと、
前記発光ダイオードが固定される印刷回路基板とから構成される、
ことを特徴とする請求項23に記載の空気清浄機を備えた冷蔵庫。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11a】
【図11b】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11a】
【図11b】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公開番号】特開2006−23075(P2006−23075A)
【公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−185204(P2005−185204)
【出願日】平成17年6月24日(2005.6.24)
【出願人】(590001669)エルジー電子株式会社 (296)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年6月24日(2005.6.24)
【出願人】(590001669)エルジー電子株式会社 (296)
【Fターム(参考)】
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