説明

空気清浄機

【課題】汚れている場所を正確に検知し清浄することを目的とした空気清浄機を提供する。
【解決手段】空気を吸い込む吸気口2と、吸い込んだ空気を清浄する清浄手段であるフィルター3と、このフィルター3に通風する送風手段としてのファン4と、空気を吹き出す排気口5と、この排気口5に吹き出し方向を変化させるルーバーと、空気中のガス成分を検知するガスセンサを少なくとも2箇所設け、汚れを検知した方向に排気口5のルーバーを変化させることを特徴とする空気清浄機。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、室内空間に浮遊する埃や煙草などの汚染物質を含んだ汚染空気を吸い込んで清浄し、清浄後の空気を室内に吹きだす機能を備えた空気洗浄機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の空気清浄機は下記に記載されたものが知られている。
【0003】
以下、その空気清浄機について図を参照しながら説明する。
【0004】
図に示すように空気清浄機本体101には空気を吸い込む吸気口102と、空気を清浄するフィルター103と、フィルターに通風するファン104と、このファンを運転制御する制御部105と、排気口106と、空気のにおい汚れを検知するにおいセンサ107と、表示部108を備え、空気が汚れていない状態になるとファン104を停止または最も小さい回転数にし、センサに通電している(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−70051号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このような従来の空気清浄機では、室内の空気が汚れていることは検知できるが、空気清浄機本体からみてどの辺が汚れているかわからないため、汚れている場所を正確に検知し清浄することが要求されている。
【0007】
そこで本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、同じセンサを少なくとも2箇所に設けることで汚れている場所を正確に検知し清浄することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そして、この目的を達成するために、本発明の空気清浄機は、空気を吸い込む吸気口と、吸い込んだ空気を清浄する清浄手段と、この清浄手段に通風する送風手段と、空気を吹き出す排気口と、排気口に吹き出し方向を変化させるルーバーと、空気中のガス成分を検知するガスセンサを少なくとも2箇所に設けた空気清浄機において、汚れを検知した方向に排気口のルーバーの向きを変化させる制御手段を備えたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
【0009】
この手段により、汚れている箇所を正確に検知し効率よく空気を清浄することができる空気清浄機が得られる。
【0010】
また、本発明の空気清浄機は、空気清浄機の上部に排気口を設け、排気口に検知結果に応じて左右に動くルーバーと、ルーバーの左右に位置する箇所にガスセンサを設けているものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
【0011】
この手段により、汚れている箇所を正確に検知し効率よく空気を清浄することができる空気清浄機が得られる。
【0012】
また、本発明の空気清浄機は、ガスセンサの一方が汚れを検知すると、検知したガスセンサの方向に排気口のルーバーを向けるものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
【0013】
この手段により、汚れている箇所を正確に検知し効率よく空気を清浄することができる空気清浄機が得られる。
【0014】
また、本発明の空気清浄機は、左右ともにガスセンサが検知した場合、排気口のルーバーを左右にスウィングするものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
【0015】
この手段により、汚れている箇所を正確に検知し効率よく空気を清浄することができる空気清浄機が得られる。
【0016】
また、本発明の空気清浄機は、空気清浄機の上部に排気口を設け、排気口にガスセンサの検知結果に応じて前後に動くルーバーと、ルーバーの前後に位置する箇所にガスセンサを設けたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
【0017】
この手段により、汚れている箇所を正確に検知し効率よく空気を清浄することができる空気清浄機が得られる。
【0018】
また、本発明の空気清浄機は、前後ガスセンサの一方が汚れを検知すると、検知したガスセンサの方向に排気口のルーバーを向けるものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
【0019】
この手段により、汚れている箇所を正確に検知し効率よく空気を清浄することができる空気清浄機が得られる。
【0020】
また、本発明の空気清浄機は、前後ともにガスセンサが検知した場合、排気口のルーバーを前後にスウィングするものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
【0021】
この手段により、汚れている箇所を正確に検知し効率よく空気を清浄することができる空気清浄機が得られる。
【0022】
また、本発明の空気清浄機は、空気清浄機の上部に排気口を設け、排気口にガスセンサの検知結果に応じて左右・前後に動くルーバーと、ルーバーの左前面と右前面に位置する箇所とルーバーの後部に位置する箇所にガスセンサを設けたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
【0023】
この手段により、汚れている箇所を正確に検知し効率よく空気を清浄することができる空気清浄機が得られる。
【0024】
また、本発明の空気清浄機は、左前面と右前面のガスセンサの一方が汚れを検知すると、排気口のルーバーを左右の一方と前方に向けるものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
【0025】
この手段により、汚れている箇所を正確に検知し効率よく空気を清浄することができる空気清浄機が得られる。
【0026】
また、本発明の空気清浄機は、左前面と右前面のガスセンサの一方と後部のガスセンサが汚れを検知すると、排気口のルーバーを左右の一方と後方に向けるものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
【0027】
この手段により、汚れている箇所を正確に検知し効率よく空気を清浄することができる空気清浄機が得られる。
【0028】
また、本発明の空気清浄機は、後方のガスセンサが汚れを検知すると、ルーバーを後方に向けるものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
【0029】
この手段により、汚れている箇所を正確に検知し効率よく空気を清浄することができる空気清浄機が得られる。
【0030】
また、本発明の空気清浄機は、左前面と右前面のガスセンサと後部のガスセンサが汚れを検知すると、排気口のルーバーを左右・前後にスウィングするものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
【0031】
この手段により、汚れている箇所を正確に検知し効率よく空気を清浄することができる空気清浄機が得られる。
【0032】
また、本発明の空気清浄機は、ガスセンサがなにも検知していない場合は排気口のルーバーを左右・前後でない中央に向けるものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
【0033】
この手段により、汚れている箇所を正確に検知し効率よく空気を清浄することができる空気清浄機が得られる。
【発明の効果】
【0034】
本発明によれば、検知したセンサの方向にルーバーを変化させることで効率よく汚れを検知する空気清浄機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の実施形態1の空気清浄機の構成を示す側面図
【図2】本発明の実施形態1の空気清浄機の構成を示す上面図
【図3】本発明の実施形態1のマイコン制御フローチャート
【図4】本発明の実施形態1の空気清浄機の気流図
【図5】本発明の実施形態2の空気清浄機の構成を示す上面図
【図6】本発明の実施形態2のマイコン制御フローチャート
【図7】本発明の実施形態2の空気清浄機の気流図
【図8】本発明の実施形態3の空気清浄機の構成を示す上面図
【図9】本発明の実施形態3のマイコン制御フローチャート
【図10】本発明の実施形態3の空気清浄機の気流を示す図
【図11】従来の空気清浄機の斜影図
【発明を実施するための形態】
【0036】
本発明の請求項1記載の空気清浄機は、空気を吸い込む吸気口と、吸い込んだ空気を清浄する清浄手段と、この清浄手段に通風する送風手段と、空気を吹き出す排気口と、排気口に吹き出し方向を変化させるルーバーと、空気中のガス成分を検知するガスセンサを2箇所以上設け、汚れを検知した方向に排気口のルーバーを変化させるという作用を有する。
【0037】
また、請求項2記載の空気清浄機は、空気清浄機の上部に排気口を設け、排気口に検知結果に応じて左右に動くルーバーと、ルーバーの左右に位置する箇所にガスセンサを設けたものであり、汚れを検知した方向に排気口のルーバーを変化させ効率よく空気を清浄するという作用を有する。
【0038】
また、請求項3記載の空気清浄機は、左右ガスセンサの一方が汚れを検知すると、検知したガスセンサの方向に排気口のルーバーを向けるものであり、効率よく空気を清浄するという作用を有する。
【0039】
また、請求項4記載の空気清浄機は、左右ともにガスセンサが検知した場合、排気口のルーバーを左右にスウィングすることを特徴とするものであり、効率よく空気を清浄するという作用を有する。
【0040】
また、請求項5記載の空気清浄機は、空気清浄機の上部に排気口を設け、排気口にガスセンサの検知結果に応じて前後に動くルーバーと、ルーバーの前後に位置する箇所にガスセンサを設けたことを特徴とするものであり、汚れを検知した方向に排気口のルーバーを変化させ効率よく空気を清浄するという作用を有する。
【0041】
また、請求項6記載の空気清浄機は、前後ガスセンサの一方が汚れを検知すると、検知したガスセンサの方向に排気口のルーバーを向けることを特徴とするものであり、効率よく空気を清浄するという作用を有する。
【0042】
また、請求項7記載の空気清浄機は、前後ともにガスセンサが検知した場合、排気口のルーバーを前後にスウィングすることを特徴とするものであり、効率よく空気を清浄するという作用を有する。
【0043】
また、請求項8記載の空気清浄機は、空気清浄機の上部に排気口を設け、排気口にガスセンサの検知結果に応じて左右・前後に動くルーバーと、ルーバーの左前面と右前面に位置する箇所とルーバーの後部に位置する箇所にガスセンサを設けたものであり、汚れを検知した方向に排気口のルーバーを変化させ効率よく空気を清浄するという作用を有する。
【0044】
また、請求項9記載の空気清浄機は、左前面と右前面のガスセンサの一方が汚れを検知すると、排気口のルーバーを左右の一方と前方に向けることを特徴とするものであり、効率よく空気を清浄するという作用を有する。
【0045】
また、請求項10記載の空気清浄機は、左前面と右前面のガスセンサの一方と後部のガスセンサが汚れを検知すると、排気口のルーバーを左右の一方と後方に向けることを特徴とするものであり、効率よく空気を清浄するという作用を有する。
【0046】
また、請求項11記載の空気清浄機は、後方のガスセンサが汚れを検知すると、ルーバーを後方に向けることを特徴としたものであり、効率よく空気を清浄するという作用を有する。
【0047】
また、請求項12記載の空気清浄機は、左前面と右前面のガスセンサと後部のガスセンサが汚れを検知すると、排気口のルーバーを左右・前後にスウィングすることを特徴とするものであり、効率よく空気を清浄するという作用を有する。
【0048】
また、請求項13記載の空気清浄機は、ガスセンサがなにも検知していない場合は排気口のルーバーを左右・前後でない中央に向けることを特徴とするものであり、効率よく空気を清浄するという作用を有する。
【0049】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0050】
(実施形態1)
図1は本発明の実施の形態における空気清浄機の構成を示す側面図である。図1において空気清浄機本体1前面下部に室内の空気を吸い込む、吸気口2を設け、この吸気口より吸い込まれた空気を浄化する清浄手段としてフィルター3を設け、このフィルター3に通風する手段としてファン4を設け、清浄した空気を天面から吹き出す排気口5を空気清浄機本体1の上部に設け構成する。
【0051】
図2は本発明の実施の形態における空気清浄機の構成を示す上面図である。図2において排気口5に左右動く左右ルーバー6を設け、左右ルーバー6の両サイドに空気中のガス成分を検知する左ガスセンサ7と右ガスセンサ8を設け、左ガスセンサ7と右ガスセンサ8の検知結果に応じて左右ルーバー6を制御するマイコン9を設け構成する。
【0052】
そして、マイコン9は、左ガスセンサ7と右ガスセンサ8の検知結果に応じて左右ルーバー6の向きを変化させるアルゴリズムを有する。
【0053】
上記構成において、図3のフローチャートに示すように、前記アルゴリズムは、左ガスセンサ7と右ガスセンサ8が汚れを検知するとマイコン9にて検知した汚れ検知の大きさにより汚れの方向を検知し、その方向に左右ルーバー6の向きを変更し空気を清浄する。
【0054】
例えば、空気清浄機本体1を運転中に左ガスセンサ7が右ガスセンサ8に比べて汚れを大きく検知すると左右ルーバー6を左に向ける。左右ルーバー6を左に向けることで図4の気流図に示すように、汚れがある空気清浄機本体1の左側に向けて上方から汚れを包み込むように気流をつくり効率よく空気を清浄することができる。
【0055】
また、左ガスセンサ7と右ガスセンサ8共に汚れを検知した場合、すなわち左ガスセンサ7と右ガスセンサ8が検知した汚れの大きさがほぼ等しく検知された場合、左右ルーバー6を左右にスウィングし空気を清浄する。左右ルーバー6をスウィングすることで汚れがある空気清浄機本体1の左右に気流をつくり効率よく空気を清浄することができる。
【0056】
また、左ガスセンサ7と右ガスセンサ8共に汚れを検知しないと左右ルーバー6を左でも右でもない中央に変更し空気を清浄する。
【0057】
以上のように構成する空気清浄機本体1を室内に設置し、左右ルーバー6を汚れが検知した方向に変化させることですることで効率良く汚れを清浄できる。
【0058】
(実施形態2)
本実施の形態は前記実施の形態1と制御方法が異なるのみであり、同一構成のものは同一番号を付して詳しい説明は省略する。
【0059】
図5は本発明の実施の形態における空気清浄機の構成を示す上面図である。図5において排気口5に前後に動く前後ルーバー10を設け、前後ルーバー10の前後に位置する箇所に空気中のガス成分を検知する前ガスセンサ11と後ガスセンサ12を設け構成する。
【0060】
そして、マイコン9は、前ガスセンサ11と後ガスセンサ12の検知結果に応じて前後ルーバー10を変化させるアルゴリズムを有する。
【0061】
つまり、本実施の形態では、空気清浄機本体1の天面に向けて空気を吹出す排気口5を上部に設けて、そこに前後ルーバー10を設ける。そして、前ガスセンサ11と後ガスセンサ12は、それぞれ空気清浄機本体1の前面上部と背面上部に設けている。
【0062】
上記構成において、図6のフローチャートに示すように、前記アルゴリズムは、前ガスセンサ11と後ガスセンサ12が汚れを検知するとマイコン9にて検知した汚れ検知の大きさにより汚れの方向を検知し、その方向に前後ルーバー10の向きを変更し空気を清浄する。
【0063】
例えば、空気清浄機本体1を運転中に前ガスセンサ11が後ガスセンサ12に比べて汚れを大きく検知すると前後ルーバー10を前に向ける。前後ルーバー10を前に向けることで図7の気流図に示すように、汚れのある空気清浄機本体1の前面に気流をつくり効率よく空気を清浄することができる。
【0064】
また、前ガスセンサ11と後ガスセンサ12共に汚れを検知した場合、すなわち汚れの大きさがほぼ等しく検知された場合、前後ルーバー10を前後にスウィングし空気を清浄する。汚れがある空気清浄機本体1の前後に気流をつくり効率よく空気を清浄することができる。
【0065】
また、前ガスセンサ11と後ガスセンサ12共に汚れを検知しないと前後ルーバー10を前でも後でもない中央に変更し空気を清浄する。
【0066】
以上のように構成する空気清浄機本体1を室内に設置し、前後ルーバー10を汚れが検知した方向に変化させることですることで効率良く汚れを清浄できる。
【0067】
(実施形態3)
本実施の形態は前記実施の形態1と制御方法が異なるのみであり、同一構成のものは同一番号を付して詳しい説明は省略する。
【0068】
図8は本発明の実施の形態における空気清浄機の構成を示す上面図である。図8において排気口5に前後左右に動く左右前後ルーバー13を設け、左右前後ルーバー13の前方左に位置する箇所に空気中のガス成分を検知する左前ガスセンサ14と前方右に位置する箇所に右前ガスセンサ15と後ガスセンサ12を設け構成する。
【0069】
そして、マイコン9は、左前ガスセンサ14と右前ガスセンサ15と後ガスセンサ12の検知した汚れの大きさの大小の結果に応じて、左右前後ルーバー13を変化させるアルゴリズムを有する。
【0070】
上記構成において、図9のフローチャートに示すように、前記アルゴリズムは、左前ガスセンサ14と右前ガスセンサ15と後ガスセンサ12が汚れを検知するとマイコン9にて検知した汚れの大きさによって汚れの方向を検知して、その方向に左右前後ルーバー13の向きを変更し空気を清浄する。
【0071】
例えば、空気清浄機本体1を運転中に左前ガスセンサ14が右前ガスセンサ15と後ガスセンサ12に比べて大きく汚れを検知すると左右前後ルーバー13を左前面に向ける。左右前後ルーバー13を左前面に向けることで図10の気流図に示すように、汚れのある空気清浄機本体1の左前面に向けて排気口5から上方から空気を送り、汚れを上方から包み込むように気流をつくり効率よく空気を清浄することができる。
【0072】
また、左前ガスセンサ14と右前ガスセンサ15と後ガスセンサ12と共に汚れを検知した場合、すなわち汚れの大きさがほぼ等しく検知された場合、左右前後ルーバー13を左右前面にスウィングし空気を清浄する。汚れがある空気清浄機本体1の左右前面に気流をつくり効率よく空気を清浄することができる。
【0073】
また、左前ガスセンサ14と右前ガスセンサ15と後ガスセンサ12共に汚れを検知した場合、左右前後ルーバー13を左右前後にスウィングし空気を清浄する。汚れがある空気清浄機本体1の左右前後に気流をつくり効率よく空気を清浄することができる。
【0074】
また、左前ガスセンサ14と右前ガスセンサ15と後ガスセンサ12共に汚れを検知しないと左右前後ルーバー13を左右でも前後でもない中央に変更し空気を清浄する。
【0075】
以上のように構成する空気清浄機本体1を室内に設置し、左右前後ルーバー13を汚れが検知した方向に変化させることですることで効率良く汚れを清浄できる。
【産業上の利用可能性】
【0076】
本発明にかかる空気清浄機は、空気調和機でも同様の手段を用いることで、効率よく汚れを清浄できる。
【符号の説明】
【0077】
1 空気清浄機本体
2 吸気口
3 フィルター
4 ファン
5 排気口
6 左右ルーバー
7 左ガスセンサ
8 右ガスセンサ
9 マイコン
10 前後ルーバー
11 前ガスセンサ
12 後ガスセンサ
13 左右前後ルーバー
14 左前ガスセンサ
15 右前ガスセンサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気を吸い込む吸気口と、吸い込んだ空気を清浄する清浄手段と、この清浄手段に通風する送風手段と、空気を吹き出す排気口と、排気口に吹き出し方向を変化させるルーバーと、空気中のガス成分を検知するガスセンサを2箇所以上設け、汚れを検知した方向に排気口のルーバーを変化させることを特徴とする空気清浄機。
【請求項2】
空気清浄機の上部に排気口を設け、排気口に検知結果に応じて左右に動くルーバーと、ルーバーの左右に位置する箇所にガスセンサを設けたことを特徴とする請求項1に記載の空気清浄機。
【請求項3】
左右ガスセンサの一方が汚れを検知すると、検知したガスセンサの方向に排気口のルーバーを向けることを特徴とした請求項2に記載の空気清浄機。
【請求項4】
左右ともにガスセンサが検知した場合、排気口のルーバーを左右にスウィングすることを特徴とした請求項2に記載の空気清浄機。
【請求項5】
空気清浄機の上部に排気口を設け、排気口にガスセンサの検知結果に応じて前後に動くルーバーと、ルーバーの前後に位置する箇所にガスセンサを設けたことを特徴とする請求項1に記載の空気清浄機。
【請求項6】
前後ガスセンサの一方が汚れを検知すると、検知したガスセンサの方向に排気口のルーバーを向けることを特徴とした請求項5に記載の空気清浄機。
【請求項7】
前後ともにガスセンサが検知した場合、排気口のルーバーを前後にスウィングすることを特徴とした請求項5に記載の空気清浄機。
【請求項8】
空気清浄機の上部に排気口を設け、排気口にガスセンサの検知結果に応じて左右・前後に動くルーバーと、ルーバーの左前面と右前面に位置する箇所とルーバーの後部に位置する箇所にガスセンサを設けたことを特徴とする請求項1に記載の空気清浄機。
【請求項9】
左前面と右前面のガスセンサの一方が汚れを検知すると、排気口のルーバーを左右の一方と前方に向けることを特徴とした請求項8に記載の空気清浄機。
【請求項10】
左前面と右前面のガスセンサの一方と後部のガスセンサが汚れを検知すると、排気口のルーバーを左右の一方と後方に向けることを特徴とした請求項8に記載の空気清浄機。
【請求項11】
後方のガスセンサが汚れを検知すると、ルーバーを後方に向けることを特徴とした請求項8に記載の空気清浄機。
【請求項12】
左前面と右前面のガスセンサと後部のガスセンサが汚れを検知すると、排気口のルーバーを左右・前後にスウィングすることを特徴とした請求項8に記載の空気清浄機。
【請求項13】
ガスセンサがなにも検知していない場合は排気口のルーバーを左右・前後でない中央に向けることを特徴とした請求項2、請求項5、請求項8に記載の空気清浄機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2010−264378(P2010−264378A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−117485(P2009−117485)
【出願日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】