説明

空気調和機

【課題】室内熱交換器が再熱除湿用の補助膨張弁を含む冷媒配管を介して第1熱交換器と第2熱交換器とに分離されている空気調和機において、冷房運転時に第1熱交換器と第2熱交換器に大きな温度差が生じないようにする。
【解決手段】室内熱交換器21が第1熱交換器211と第2熱交換器212とに分離して配置され、この両熱交換器が再熱除湿用の補助膨張弁22を介して接続されている空気調和機において、除湿時の潜熱能力を高めるため、第1熱交換器211と第2熱交換器212の端部間に、室内空気を含む生ガスを熱交換することなく室内ファン21aに至らせるダンパー32付きの開口部(生ガス導入部)31を設けるとともに、冷房運転時の結露防止のため、冷房サイクル時に冷媒の流れ方向で補助膨張弁22の下流側となる第2熱交換器212の圧力損失を小さくする、好ましくはパス数においても下流側のパス数が上流側のパス数よりも多くする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は空気調和機に関し、さらに詳しく言えば、室内機に再熱除湿用の補助膨張弁と冷房運転時における室内熱交換器の顕熱/潜熱比を変化させる手段とを備えている空気調和機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現在市販されているほとんどの空気調和機は、循環冷媒配管係内に圧縮機,四方弁,室外熱交換器,膨張弁および室内熱交換器を含む可逆式の冷凍サイクルを備え、四方弁を切り換えることにより、冷房運転と暖房運転とを選択することができる。
【0003】
また、除湿運転は冷房運転モード中の例えば弱もしくは微弱冷房下で行われるが、これに伴って室温が肌寒さを感じる程度まで低下してしまうことがある。そこで、一部の機種では、例えば特許文献1,2に記載されているように、室温が下がり過ぎないように、吹出空気温度の低下を抑えて除湿ができるようにした再熱除湿機能が採用されている。
【0004】
この種の再熱除湿機能を備えた空気調和機の基本的な構成例を図2により説明する。この空気調和機は、室外機10と室内機20とを備え、室外機10内には、圧縮機11,室外熱交換器13および主膨張弁14が設けられており、室外熱交換器13には室外ファン13aが付設されている。
【0005】
室内機20内には、主膨張弁14を介して室外熱交換器13と接続される室内熱交換器21が設けられており、室内熱交換器21には室内ファン21aが付設されている。この場合、室内熱交換器21内の冷媒配管の所定部位に再熱除湿用の補助膨張弁22が設けられ、これにより再熱除湿運転時、室内熱交換器21は第1熱交換器211と第2熱交換器212とに分離される。
【0006】
通常、室外ファン13aには軸流ファンが用いられ、室内ファン21aにはクロスフローファンが用いられる。また、主膨張弁14および補助膨張弁22にはパルスモータにより弁開度が制御される電子膨張弁が用いられる。
【0007】
冷房運転時には、四方弁12により室外熱交換器13が圧縮機11の冷媒吐出側に接続されるとともに、補助膨張弁22は全開状態とされる。これにより、圧縮機11にて断熱圧縮された高温・高圧のガス冷媒は、四方弁12を介して室外熱交換器13に送られ、室外熱交換器4で凝縮されたのち、主膨張弁14にて絞り膨張され低温低圧の湿り蒸気となって室内熱交換器21に供給される。
【0008】
この湿り蒸気は、室内熱交換器21において蒸発され乾き蒸気(低圧のガス冷媒)となり、四方弁12を介して圧縮機11に戻される。このように、冷房運転時には室外熱交換器13が凝縮器として作用し、室内熱交換器21は第1,第2熱交換器211,212を含む全体が蒸発器として作用する。
【0009】
暖房運転時には、四方弁12が切り換えられ、圧縮機11から吐出される高温・高圧のガス冷媒は室内熱交換器21側に送られ、室内熱交換器21が凝縮器とし作用し、室外熱交換器13が蒸発器として作用する。なお、この暖房運転時においても、補助膨張弁22は全開状態とされ、室内熱交換器21は第1,第2熱交換器211,212を含む全体が凝縮器として作用する。
【0010】
再熱除湿運転時は、上記冷房運転時と同じく、四方弁12により室外熱交換器13が圧縮機11の冷媒吐出側に接続されるが、この場合、主膨張弁14はほぼ全開とされ、補助膨張弁22が所定に絞られる。
【0011】
これにより、補助膨張弁22より上流側の第1熱交換器211で冷媒の凝縮作用が行われる一方で、補助膨張弁22より下流側の第2熱交換器212で冷媒の蒸発作用が行われるため吹出空気の温度低下が抑えられ、室温の低下を防止しつつ除湿運転を行うことができる。
【0012】
再熱を伴わない通常の除湿運転時には、上記したように冷房運転の弱運転もしくは微弱運転(いわゆる簡易冷房運転)が行われるが、この冷房・除湿運転時において、室内熱交換器の温度が露点に達していないと、室温が低下するだけで、室内の相対湿度が上昇するため、不快感を与えることがある。
【0013】
すなわち、室内熱交換器による顕熱変化の割合に比べて潜熱変化の割合が小さく、もっぱら顕熱のみが発揮され、それによる室温低下に伴って相対湿度がほぼ100%近くまで上昇するため、体感的に肌寒さを感じることになる。近年、省エネルギーを目的として大風量化が図られているが、大風量化するほど室内熱交換器の温度が上昇し、除湿性能が犠牲にされる。
【0014】
そこで、上記冷房・除湿運転時に、体感的に肌寒さを感じないようにするため、本出願人は、特願2006−53570号として室内機からの吹出空気温度を上昇させる提案を行っているので、これについて図3により説明する。
【0015】
図3は、上記先願提案を図2に示した再熱除湿機能を有する室内機20に適用した例であり、第1熱交換器211と第2熱交換器212は、再熱除湿用の補助膨張弁22を含む冷媒配管を介して接続された状態で、図示しない室内機筐体内にほぼラムダ(Λ)状に配置され、それらの下部空間内に室内ファン21aが配置される。
【0016】
上記先願提案によると、第1熱交換器211と第2熱交換器212の例えば上端部間に室内空気および/または室外空気の生ガスを熱交換することなく室内ファン21aに至らせる生ガス導入部としての開口部31が設けられるとともに、開口部31に、その開口率を全閉から全開まで可変に制御するダンパー32が設けられる。
【0017】
これによれば、上記冷房・除湿運転時に、ダンパー32を開いて開口部31から生ガスを導入することにより、相対的に室内熱交換器21を通る空気量が減らされるとともに通過風速が遅くなり、その結果、室内熱交換器21の温度が室内空気の露点温度よりも低温に維持され、室内空気の露点温度と室内熱交換器40の熱交換温度の差が大きくなって除湿(潜熱)性能が高められる。
【0018】
また、生ガスの導入により図示しない空気吹出口から吹き出される空気の温度も上昇し、冷房・除湿運転時に問題とされていた体感的な肌寒さも解消される。
【0019】
【特許文献1】特開2003−254555号公報
【特許文献2】特開2006−162173号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0020】
図3の構成の室内機によれば、室内の環境に応じて冷房,暖房,再熱除湿,簡易冷房運転による通常除湿のほかに生ガス導入除湿の各機能を選択することができる。しかしながら、第1熱交換器211と第2熱交換器とが補助膨張弁22を含む冷媒配管を介して接続されているため、冷房運転時に次のような問題が生ずることがある。
【0021】
すなわち、冷房運転時には、補助膨張弁22が全開,ダンパー32が全閉とされ、補助膨張弁22を境として、冷媒の流れ方向で第1熱交換器211が上流側,第2熱交換器212が下流側となり、また、全開状態の補助膨張弁22でも多少なりとも冷媒の圧力損失が生ずる。
【0022】
そのため、第1熱交換器211と第2熱交換器212の温度に差が出やすく、その温度差が大きくなると、室内機内部の特に室内ファン21aに結露が発生することがある。また、第2熱交換器212の温度が低くなりすぎると結氷することもある。
【0023】
したがって、本発明の課題は、室内熱交換器が再熱除湿用の補助膨張弁を含む冷媒配管を介して第1熱交換器と第2熱交換器とに分離されている空気調和機において、冷房運転時に第1熱交換器と第2熱交換器に大きな温度差が生じないようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0024】
上記課題を解決するため、本発明は、循環冷媒配管係内に圧縮機,室外熱交換器,膨張弁および室内熱交換器を含む冷凍サイクルを備え、室内機筐体内において上記室内熱交換器が室内ファンの上流側で第1熱交換器と第2熱交換器とに分離して配置され、上記第1熱交換器と上記第2熱交換器とを接続する接続配管内に再熱除湿用の補助膨張弁が設けられている空気調和機において、上記第1熱交換器と上記第2熱交換器の端部間に、室内空気および/または室外空気の生ガスを熱交換することなく上記室内ファンに至らせる生ガス導入部が設けられているとともに、上記第1熱交換器と上記第2熱交換器のうち、再熱除湿を含む冷房サイクル時に冷媒の流れ方向で上記補助膨張弁の下流側となる一方の上記熱交換器の圧力損失が小さくなるようにしたことを特徴としている。
【0025】
この場合、上記熱交換器に通される冷媒配管のパス数において、上記下流側となる一方の熱交換器のパス数が上記上流側となる熱交換器のパス数よりも多いことが好ましい。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、室内機筐体内において室内熱交換器が室内ファンの上流側で第1熱交換器と第2熱交換器とに分離して配置され、第1熱交換器と第2熱交換器とを接続する接続配管内に再熱除湿用の補助膨張弁が設けられている空気調和機において、第1熱交換器と第2熱交換器の端部間に、室内空気および/または室外空気の生ガスを熱交換することなく室内ファンに至らせる生ガス導入部が設けられているとともに、第1熱交換器と第2熱交換器のうち、再熱除湿を含む冷房サイクル時に冷媒の流れ方向で補助膨張弁の下流側となる一方の熱交換器の圧力損失が小さくなるように、好ましくは下流側のパス数が上流側のパス数よりも多くされていることにより、下流側の冷媒回路の流路抵抗が低くなるため、冷房運転時において第1熱交換器と第2熱交換器を通過する空気の温度差が少なくなり、室内ファンなどが結露し難くなる。また、下流側の熱交換器の温度が低くなり過ぎることもなく、結氷するおそれもなくなる。
【0027】
また、室内の環境に応じて、少なくとも冷房,再熱除湿,簡易冷房運転による通常除湿のほかに生ガス導入除湿の各機能を選択することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
次に、図1により、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。図1は本発明の空気調和機の要部である室内機における室内熱交換器の構成を示す模式図である。なお、室外機側の構成は先に説明した図2の従来例と同じであってよいため、適宜図2を参照されたい。
【0029】
図1に示すように、本発明の空気調和機における室内機20Aにおいても、その室内熱交換器21には、再熱除湿用の補助膨張弁22を介して接続される第1熱交換器211と第2熱交換器212とが含まれている。補助膨張弁22には、電子膨張弁が好ましく採用される。
【0030】
室内機20Aの筐体は図示されていないが、この例では、その筐体内に第2熱交換器212が筐体前面側,第1熱交換器211が筐体背面側としてほぼラムダ(Λ)状に配置されており、それらの間にクロスフローファンからなる室内ファン21aが配置される。
【0031】
また、先に説明した図3の構成と同じく、第1熱交換器211と第2熱交換器212の例えば上端部間に室内空気および/または室外空気の生ガスを熱交換することなく室内ファン21aに至らせる生ガス導入部としての開口部31が設けられるとともに、開口部31に、その開口率を全閉から全開まで可変に制御するダンパー32が設けられる。
【0032】
上記筐体には、筐体前面側から筐体背面側にかけて空気吸込口が例えばグリル状に形成されており、したがって、第1熱交換器211,第2熱交換器212ともに、それらの外面側(図1において、第1熱交換器211では右側の側面,第2熱交換器212では左側の側面)が風上側で、互いに対向する内面側(図1において、第1熱交換器211では左側の側面,第2熱交換器212では右側の側面)が風下側である。
【0033】
なお、作図の都合上、補助膨張弁22は第1熱交換器211と第2熱交換器212の対向する内面間に配置されているが、実際には、室内熱交換器21の外面側で、上記筐体の所定の収納部内に配置されることが好ましい。
【0034】
この場合、第1熱交換器211側が、先の図2に示した室外機10の主膨張弁14側に接続され、冷房運転時,再熱除湿運転時,簡易冷房運転による通常除湿運転時およびダンパー32を開いての生ガス導入除湿運転時において、冷媒は第1熱交換器211側から第2熱交換器212側に向けて流れる。
【0035】
したがって、上記主膨張弁14をほぼ全開とし、補助膨張弁22を所定の開度(絞り度)として行う再熱除湿運転時において、補助膨張弁22の上流側の第1熱交換器211が冷媒凝縮部となり、補助膨張弁22の下流側の第2熱交換器212が冷媒蒸発部となる。
【0036】
なおこの実施形態では、第1熱交換器211のほかに、再熱除湿運転時に補助的な冷媒凝縮部として用いられるサブ熱交換器213を備える。このサブ熱交換器213は、再熱除湿運転時に冷媒蒸発部となる第2熱交換器212に面して(重ねて)配置される。
【0037】
サブ熱交換器213の配置形態は、第2熱交換器212の風上側,風下側のいずれでもよいが、風下側に配置すると、第2熱交換器212にて冷却やされた空気がサブ熱交換器213に接触し結露が生ずるおそれがあるため、より好ましい配置形態は風上側である。また、風上側に配置することにより、温度差が大きくなり除湿量も増加する。
【0038】
また、サブ熱交換器213は、第1熱交換器211と冷媒配管を介して接続されるが、再熱除湿運転を含む冷房運転サイクルにおいて、室外機10側の主膨張弁14から供給される冷媒がサブ熱交換器213に入り、サブ熱交換器213から第1熱交換器211に向けて流れるようにする。
【0039】
これによれば、サブ熱交換器213は第1熱交換器211よりも熱交換面積が小さいが高い凝縮能力が得られ、冷媒蒸発部(第2熱交換器212)で冷却される室内空気の温度低下をより効果的に抑えることができる。
【0040】
冷房運転は、補助膨張弁22を全開として行われるが、補助膨張弁22を境として第1熱交換器211が上流側で、第2熱交換器212が下流側となるため、第1熱交換器211と第2熱交換器212とで温度差が生じ、その温度差が大きくなると室内機内部の特に室内ファン21aに結露が生ずることがある。また、極端な場合には、第2熱交換器212側の温度が低くなり過ぎて結氷してしまうおそれがある。
【0041】
これを防止するため、本発明では、補助膨張弁22の下流側となる第2熱交換器212側の圧力損失を小さくする。
【0042】
そのためには、各熱交換器211,212に通される冷媒配管のパス数において、下流側となる第2熱交換器212のパス数を上流側となる第1熱交換器211のパス数よりも多くするとよい。
【0043】
この実施形態では、サブ熱交換器213から第1熱交換器211に至る配管経路内に第1分配器231を介装し、この第1分配器231にて1パスから4パスとして第1熱交換器211に冷媒を流し、また、補助膨張弁22の下流側に第2分配器232を設け、第2分配器232にて6パスとして第2熱交換器212に冷媒を流すようにしている。
【0044】
このように、第2熱交換器212のパス数を多くすることにより、第2熱交換器212の冷媒流入側から冷媒流出側にかけての温度低下勾配が緩やかなものとなるため、第1熱交換器211と第2熱交換器212を通過する空気の温度差が少なくなり、室内ファン21aなどが結露し難くなる。また、下流側の第2熱交換器212の温度が低くなり過ぎることもなく、結氷するおそれもなくなる。
【0045】
なお、例えば簡易冷房運転による通常除湿運転時に、ダンパー32を開いて開口部31から生ガスを導入することにより、相対的に室内熱交換器21を通る空気量が減らされるとともに通過風速が遅くなり、その結果、室内熱交換器21の温度が室内空気の露点温度よりも低温に維持され、室内空気の露点温度と室内熱交換器40の熱交換温度の差が大きくなって除湿(潜熱)性能が高められる。
【0046】
以上説明したように、本発明によれば、室内の環境に応じて、少なくとも冷房,再熱除湿,簡易冷房運転による通常除湿および生ガス導入除湿の各機能(冷凍サイクルが可逆的であればさらに暖房機能が加えられる)を備えた多機能の空気調和機が得られ、また、冷房運転時における室内機内部の結露を防止することができる。
【0047】
なお、本発明の空気調和機は、必ずしも冷房・暖房兼用の空気調和機である必要はなく、冷房専用機種でも再熱除湿機能を備えている空気調和機であればよい。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の要部である室内機における室内熱交換器の構成を示す模式図。
【図2】再熱除湿機能を備えた従来の空気調和機が備える冷凍サイクルを示す模式図。
【図3】再熱除湿機能と生ガス導入除湿機能とを備える室内機の構成を示す模式図。
【符号の説明】
【0049】
10 室外機
11 圧縮機
12 四方弁
13 室外熱交換器
14 主膨張弁
20A 室内機
21 室内熱交換器
211 第1室内熱交換器
212 第2室内熱交換器
213 サブ熱交換器
22 補助膨張弁
231 第1分配器
232 第2分配器
31 開口部
32 ダンパー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
循環冷媒配管係内に圧縮機,室外熱交換器,膨張弁および室内熱交換器を含む冷凍サイクルを備え、室内機筐体内において上記室内熱交換器が室内ファンの上流側で第1熱交換器と第2熱交換器とに分離して配置され、上記第1熱交換器と上記第2熱交換器とを接続する接続配管内に再熱除湿用の補助膨張弁が設けられている空気調和機において、
上記第1熱交換器と上記第2熱交換器の端部間に、室内空気および/または室外空気の生ガスを熱交換することなく上記室内ファンに至らせる生ガス導入部が設けられているとともに、上記第1熱交換器と上記第2熱交換器のうち、再熱除湿を含む冷房サイクル時に冷媒の流れ方向で上記補助膨張弁の下流側となる一方の上記熱交換器の圧力損失が小さくなるようにしたことを特徴とする空気調和機。
【請求項2】
上記熱交換器に通される冷媒配管のパス数において、上記下流側となる一方の熱交換器のパス数が上記上流側となる熱交換器のパス数よりも多いことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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