説明

空調照明器具

【課題】照明具の熱による劣化を低減させることが可能な空調照明器具を提供すること。
【解決手段】ファン2と、ファン2の回転によって移動する空気の流路に設けられた照明具3と、照明具3とファン2を連結する連結部4と、ファン2の吸引側であって、ファン2から第1の所定間隔7を設けて配置された板状部5を備え、ファン2は、回転する羽根部21と、その羽根部21の周辺に設けられたフレーム22を有し、照明具3は、フレーム22の周囲に配置されており、ファン2の送風側に向けて光を照射する照射部31を有し、照明具3と板状部5の間には、第2の所定間隔6が設けられている、空調照明器具である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空調照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、LEDランプを備えた照明器具が普及してきている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
特許文献1では、蛍光ランプ及び保安灯としてのLEDランプをセードに設けたハロゲンランプが備えられており、使用用途に応じてハロゲンランプ側セードを回動させることが可能なデスクスタンドが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−183351号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1の照明器具では、蛍光灯、LED、ハロゲンランプなどの照明が熱を持ちやすく、劣化し易かった。
【0006】
本発明は、上記従来の照明器具の課題を考慮し、照明の熱による劣化を低減させることが可能な空調照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、第1の本発明は、
ファンと、
前記ファンの回転によって移動する空気の流路に設けられた照明具と、
前記照明具と前記ファンを連結する連結部とを備えた、空調照明器具である。
【0008】
第2の本発明は、
前記ファンの吸引側であって、前記ファンから第1の所定間隔を設けて配置された板状部を更に備え、
前記ファンは、
回転する羽根部と、
その羽根部の周辺に設けられたフレームを有し、
前記照明具は、前記フレームの周囲に配置されており、前記ファンの送風側に向けて光を照射する照射部を有し、
前記照明具と前記板状部の間には、第2の所定間隔が設けられている、第1の本発明の空調照明器具である。
【0009】
第3の本発明は、
前記連結部は、
前記ファンが配置されるファン配置部と、
前記ファン配置部の周囲に設けられた、前記照明具を支持する照明具支持部とを有し、
前記板状部は、前記連結部に固定されている、第2の本発明の空調照明器具である。
【0010】
第4の本発明は、
前記照明具は、厚板形状であって、長手方向を軸として回動可能に前記照明具支持部に支持されている、第3の本発明の空調照明器具である。
【0011】
第5の本発明は、
前記ファン配置部は、矩形状であり、
前記照明具支持部は、前記矩形状の4角に設けられており、
前記照明具は、その長手方向が、前記矩形状の4辺のそれぞれと所定間隔をおいて平行になるように4つ設けられている、第4の本発明の空調照明器具である。
【0012】
第6の本発明は、
前記照明具は、
前記照射部の反対側に設けられ、その照射部を冷却する冷却フィン部を有し、
前記冷却フィン部と前記板状部の間に前記第2の所定間隔が形成されており、
前記第2の所定間隔及び前記第1の所定間隔を通って、前記ファンに空気が吸引される、第2の本発明の空調照明器具である。
【0013】
第7の本発明は、
前記照射部の温度を検知する温度センサと、
前記温度センサの検知温度に基づいて前記ファンの制御を行う制御部とを更に備えた、第2の本発明の空調照明器具である。
【0014】
第8の本発明は、
蛍光灯又はLED灯を接続する接続部に接続された、複数の電力供給部を有する電源ハブから電気が供給される、第1〜7のいずれかの本発明の空調照明器具である。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、照明の熱による劣化を低減させることが可能な空調照明器具を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明にかかる実施の形態1における空調照明器具を正面側から見た斜視構成図
【図2】本発明にかかる実施の形態1における空調照明器具を側方側から見た斜視構成図
【図3】本発明にかかる実施の形態1における空調照明器具の分解斜視図
【図4】本発明にかかる実施の形態1における空調照明器具の照明具を表側から見た斜視図
【図5】本発明にかかる実施の形態1における空調照明器具の照明具を裏側から見た斜視図
【図6】本発明にかかる実施の形態1における空調照明器具の連結具の正面模式図
【図7】本発明にかかる実施の形態1における空調照明器具の断面模式図
【図8】本発明にかかる実施の形態2における空調照明器具を正面側から見た斜視構成図
【図9】本発明にかかる実施の形態2における空調照明器具の変形例を示す斜視構成図
【図10】本発明にかかる実施の形態1の変形例の空調照明器具を示す断面模式図
【図11】本発明にかかる実施の形態1の空調照明器具の電源供給の構成を示す図
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明にかかる実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0018】
(実施の形態1)
本発明にかかる実施の形態1における空調照明器具について説明する。
【0019】
図1は、本実施の形態1における空調照明器具を正面側から見た斜視構成図である。又、図2は、本実施の形態1における空調照明器具を側方側から見た斜視構成図である。又、図3は、空調照明器具の分解図である。
【0020】
図1〜3に示すように、本実施の形態1の空調照明器具1は、その中央に内蔵するように配置されたファン2と、ファン2を囲むように設けられた、4つの厚板形状の照明具3とを備えている。又、ファン2と照明具3を連結するために、ファン2を前側から覆うように形成された連結部4が設けられており、ファン2を挟むように、ファン2の後側に板状部5が設けられている。
【0021】
図3に示すように、上記ファン2は、回転軸の周囲に複数枚の羽根を有する羽根部21と、その羽根部21の周囲を囲むように設けられたフレーム22とを有している。このフレーム22は、正面視において矩形状に形成されており、各辺と平行に照明具3が配置されている。又、ファン2は、軸の方向に沿って空気を吸引し、送風するファンであり、図中矢印A方向に送風する。すなわち、裏側から空気を吸引し、前側に送風するように構成されている。
【0022】
図4は、照明具3を表側から見た斜視図であり、図5は、照明具3を裏側から見た斜視図である。図4及び図5に示すように、照明具3は厚板形状であり、一端3aから他端3bに向かって厚みが徐々に薄くなっている。この一端3aが、フレーム22側に配置される。そして、長手方向の両端面3eには、その一端3aよりに凹部30が形成されている。この凹部30には、照明具3を支持するための支持部が挿入される。又、図4に示すように、照明具3の表面側には照明部31が設けられている。この照明部31は、複数のLED(Light Emitting Diode)が配置されて構成されている。一方、図5に示すように、照明具3の裏側には冷却フィン部32が設けられている。この冷却フィン部32には、複数のフィンが配置されており、照明部31の冷却が行われる。尚、照明部31に配置する照明としては、LEDの他、蛍光灯、ハロゲンランプ等が用いられても良い。
【0023】
図6は、連結部4の正面図である。図3及び図6に示すように、連結部4には、ファン2が挿入配置される、正面視矩形状のファン配置部41と、その矩形状の4角に設けられた照明具支持部42を有している。ファン配置部41は、裏面を除いてファン2の前面及び側面を覆うように、前面411及び側面412を有する箱形状であり、ファン配置部41の前面411には複数の送風口413が形成されている。ファン2によって吐き出された空気が送風口413を通って正面側に送風される。尚、ファン配置部41へのファン2の固定は、ビスや接着剤等を用いて行うことが出来る。
【0024】
連結部4の照明具支持部42は、図1に示すように空調照明器具1全体の4角を形成しており、正面視において略扇形状である。そして、それぞれの照明具支持部42は、ファン配置部41の側面412(図3参照)に対して垂直な側面421を2つ有している。図6に示すように、この垂直な側面421のそれぞれには、側面421から垂直に突出した突起部422が設けられている。
【0025】
図3に示すように、照明具3の両端面3eの凹部30に、隣り合う照明具支持部42の対向する側面421に形成されている突起部422が挿入されることによって、照明具3は、両端の凹部30を結ぶ線を軸として回動可能に連結部4に支持される(後述する図7の矢印B参照)。そして、照明具3は回動した状態が保持される。図1の上方に配置されている照明具3は、回動した状態が示されている。回動した状態を保持する構成としては、公知の技術を用いればよく、例えば、断面V字状の板バネを両端面3eの一方に設け、側面421に突起部を中心にして複数の凹部を形成し、V字の先端を適切な凹部に嵌めることによって、照明具3を複数の回動位置で保持することが出来る。また、凹部を形成せずV字の板バネによって側面421を押圧することによって、照明具3が保持されていても良い。このように回動可能にすることによって、照射位置を変更することが出来、ユーザが適切な位置に光を照射することが出来る。尚、照明具3を回動可能とするため、照明具3と側面421の間には、所定の間隔が形成されており、照明具3を回動させても側面421と干渉しない(後述する図7のt1参照)。
【0026】
又、図3に示すように、板状部5には、4角にアールが形成された矩形状の平面部50と、その4角近傍に平面に対して垂直に形成された突起部51とを有している。この突起部51は、板状部5と連結部4を固定するためのものであり、連結部4側に形成されている凹部(図示せず)に嵌められる。尚、板状部5と連結部4の固定は、このような構成でなくてもよく、ビス止めや接着剤を用いて固定してよく、要するに固定出来さえすればよい。又、板状部5の縁には、平面に対して垂直に形成された縁部52が形成されている。この縁部52は、矩形状の辺部分521が4角部分522に比べて高さが高くなるように形成されている。この辺部分521は、図2に示すように、照明具支持部42の間に嵌る長さに形成されている。
【0027】
図7は、図1のAA´間の簡易断面模式図であり、正面側が上方、裏面側が下方になるように記載されている。図7に示すように、板状部5と照明具3の間には間隔6が形成されており、ファン2と板状部5の間にも間隔7が形成されている。この間隔7が、本発明の第1の所定間隔の一例に相当し、間隔6が本発明の第2の所定間隔の一例に相当する。
【0028】
図示されていないスイッチをオンすることにより、ファン2が回転するとともに、照明部31のLEDが点灯される。そして、空気は、間隔6及び間隔7を順に通過して、ファン2に裏側から吸引され、送風口413を通して前方へと送風される。詳しく述べると、図7において、空気は、照明具3の冷却フィン部32と縁部52の辺部分521の間、冷却フィン部32と平面部50の間、側面412の裏側(吸引側)の端と板状部5の平面部50との間、フレーム22の裏側(吸引側)の端と板状部5の平面部50との間を順に通過して、ファン2に吸引される(矢印C参照)。
【0029】
このように、ファン2に吸引される空気の通路上に、照明部31を冷却するための冷却フィン部32が設けられているため、照射部31の発熱を効率よく冷却することが出来、照明部31に搭載されている照明の劣化を軽減させることが可能となる。
【0030】
又、本実施の形態の空調照明器具は、例えば、オフィスの個人の机上に設置されるが、板状部5の裏側に支持部などを設けて転倒を防止するようにしても良いし、扇風機のような支持台を設けても良い。更に、板状部5の裏面側に、例えば、貫通孔を設けることによって壁掛け可能な構成にしても良い。
【0031】
(実施の形態2)
以下に、本発明にかかる実施の形態2における空調照明器具について説明する。
【0032】
本実施の形態2における空調照明器具は、実施の形態1と基本的な構成は同じであるが、送風口の形状が異なっている。そのため、本相違点を中心に説明する。尚、実施の形態1と同じ構成については同一の符号を付している。
【0033】
図8は、本実施の形態2の空調照明器具10の正面側から見た斜視構成図である。本実施の形態2の空調照明器具10は、ファン配置部の前面形状が、実施の形態1の空調照明器具1と異なっている。図8に示すように、本実施の形態2のファン配置部41´の前面411´は、矩形の板形状の中央部435と、中央部435の周縁部分である周縁部436を有している。この中央部435は、その中心側が周辺と比べて凹んで形成されている。又、周縁部436は、前面411´の縁から中央側に向かってすり鉢状に凹むように形成されており、中央部435は、周縁部436の中央側の端436eから正面側に向かって突出して配置されている。このように中央部435が突出して配置されることによって、周縁部436の中央側の端436eと中央部435の縁435aの間に隙間が形成される。この隙間が、ファン2によって正面側に送風される空気の送風口437となる。そして、送風口437から吹き出した空気は、すり鉢状の周縁部436によって周囲に広がって送風される。
【0034】
このように本実施の形態2では、広がって送風されるため、ユーザに直接風を当てず、快適な送風を実現出来る。
【0035】
尚、本実施の形態2の空調照明器具10は、机上に設置しても良いが、天井に設置してもよい。この場合、板状部5の裏面を天井と接触するように配置してもよいが、図9の空調照明器具10´に示すように、板状部5を設けずに天井に配置してもよい。この場合、照明具支持部42と天井が接触することになり、照明具3と天井の間には間隔11が形成される。この間隔11が本発明の第2の所定間隔の一例に相当し、天井が本発明の板状部の一例に相当する。又、空調照明器具を天井に配置する場合、オン・オフを行うリモコンが備えられている方が好ましい。
【0036】
又、上記実施の形態1、2では、スイッチをオンすることによって、ファン2が回転するとともに、照明部31のランプが点灯すると説明したが、例えば、ファン2用のスイッチと照明部31の点灯用のスイッチが別々に設けられていても良い。
【0037】
又、図10に示すように照明部31の温度を検知する温度センサ8と、その温度センサ8の検知結果に応じてファン2の回転を制御する制御部9が設けられていても良い。この制御部9は、空調照明器具1の内部に搭載されていてもよいし、板状部5の裏面側に配置されていても良い。例えば、ファン2用と照明部31の点灯用に別々のスイッチが設けられており、照明部31のみ点灯させた状態の場合、照明部31の温度が所定温度以上になると、制御部9は、ファン2を回転させるように制御を行う。このように強制的にファン2を回転させる制御を行うことによって照明部31の照明の劣化を低減することが出来る。更に、センサの温度によって、ファン2の回転数を増減させるように制御が行われても良い。例えば、センサの温度が下がるに従って、ファン2の回転数を少なくする様な制御を行うことが出来る。
【0038】
又、ファン2を強制的に回転させたにもかかわらず、照明部31の温度が所定時間経過しても下がらない場合には、火災などが発生していると判断し、警報を発するように警報機と接続されていても良い。
【0039】
又、空調照明器具1、10、10´の内部又は外部に、Wifi認証を受けた無線通信、ZIGbee等の規格の無線通信、又は有線通信を行うための通信モジュールを設けることにより、温度センサを監視し、空調照明器具の故障診断や予防保全を行うことが出来る。例えば、ファン2を強制的に回転させたにもかかわらず、照明部31の温度が所定時間経過しても下がらず、更に火災などが発生していない場合には、故障が発生していると判断することが出来る。
【0040】
又、上記のように空調照明器具1、10、10´に通信モジュールが設けられている場合、更にスピーカを内蔵することにより、オフィス空間に音楽等の音声情報の提供を行うことが可能となる。
【0041】
また、上記空調照明器具1、10、10´では、照明具3の回動を手動で行う必要があったが、モーター等を内蔵してリモコンによって調整可能に構成されていてもよい。
【0042】
上記空調照明器具1、10では、例えば、電源プラグを各個人の机近傍のコンセントに差し込むことによって電力供給を行う必要があったが、図11に示すように、天井の蛍光灯又はLED灯Sを1つ取り外し、そこに複数のコンセントを有する電源ハブ60を配置することによって空調照明器具に電力供給を行っても良い。図11では、この電源ハブ60には、本発明の電源供給部の一例であるコンセント601が4つ設けられており、それぞれのコンセント601に空調照明器具1が接続されている。電源ハブ60の構成としては、例えば、板状であり、その一方の面に回路が形成されており、他方の面に複数のコンセント601が設けられている。そして、蛍光灯又はLED灯Sを接続する接続部Tに、電源ハブ60を取り付けることによって、コンセント601から照明器具1へと電気を供給することが出来る。このようにして電気が供給され、それぞれの空調照明器具1は、各個人の机上等に配置される。尚、例えば、電源ハブ60への入力はAC100V―240Vであり、電源ハブ60からの出力はDC12V、8Aとすることが出来る。そして、各空調照明器具へは2Aずつ配分される。又、電源供給部からの出力をACとし、ACアダプターを介して照明器具1へと電気を供給する構成としてもよい。
【0043】
又、複数の空調照明器具がオフィスに設けられ、それぞれにwifi認証を受けた802.11a/b g n等の通信規格の通信モジュールを設け、各空調照明器具との通信をサーバーなどで行うことにより、複数の空調照明器具を一括して制御することが出来る。例えば、気象情報や建物内の窓からの太陽光の入射情報などの総合的な環境情報に基づいて、各空調照明器具の照明やファン制御を行うことが出来る。すなわち、晴天の日等に窓際近傍の空調照明器具に対しては、LEDの発光を弱め、暑い日には、空調設備から遠い位置の空調照明器具に対してはファンの回転を強める等といったように最適な制御を行うことが出来、省エネルギー化を図ることが可能となる。このような環境情報を取得するために、各空調照明器具に温度、湿度、圧力、又は光強度を測定するセンサが設けられていても良い。更に、照明及び空調の消費エネルギーの季節や一日における変化を学習し、各空調照明器具を適切に制御することによって、オフィス全体の省エネルギー化を図ることも出来る。
【0044】
又、既存の空調設備があったとしても、このように個別に空調を備え、個別に調整することが出来るため、既存の空調設備は暖房時には低い目、冷房時には高い目に設定し、それぞれの空調によって個別に調整を行うことによって、省エネ化を図ることが出来る。
【0045】
尚、上記実施の形態の板状部5には縁部52が設けられているが、設けられていなくても良い。
【0046】
尚、上記実施の形態の照明具3には、冷却フィン部32が設けられていたが、十分に冷却される場合には、冷却フィン部32が設けられていなくても良い。
【0047】
又、上記実施の形態の連結部4のファン配置部41、41´には、前面411、411´が設けられているが、この形状に限らなくても良く、ファン2を固定することさえ出来れば、前面がなくても良い。
【0048】
又、上記実施の形態の空調照明器具1、10、10´は、いずれも正面視矩形状であるが、矩形状に限らず、多角形状や円形状であってもよい。更に、ファン2のフレーム22及びファン配置部41の正面形状も矩形状に限らず、多角形や円形状であっても良い。
【0049】
又、上記実施の形態では、照明具3は一方に長い厚板形状であったが、湾曲していても良い。又、照明具3は回動可能に構成されていなくても良い。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明の空調照明器具は、照明具の熱による劣化を低減させる効果を有し、オフィスなどで用いられる個人用の空調照明器具等として有用である。
【符号の説明】
【0051】
1、10、10´ 空調照明器具
2 ファン
3 照明具
4 連結部
5 板状部
6、7 間隔
8 温度センサ
9 制御部
21 羽根部
22 フレーム
30 凹部
31 照明部
32 冷却フィン部
41 ファン配置部
42 照明具支持部
50 平面部
51 突起
52 縁部
60 電源ハブ
411 前面
412 側面
413 送風口
421 側面
422 突起部
435 中央部
436 周縁部
521 辺部分
522 4角部分
601 コンセント

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ファンと、
前記ファンの回転によって移動する空気の流路に設けられた照明具と、
前記照明具と前記ファンを連結する連結部とを備えた、空調照明器具。
【請求項2】
前記ファンの吸引側であって、前記ファンから第1の所定間隔を設けて配置された板状部を更に備え、
前記ファンは、
回転する羽根部と、
その羽根部の周辺に設けられたフレームを有し、
前記照明具は、前記フレームの周囲に配置されており、前記ファンの送風側に向けて光を照射する照射部を有し、
前記照明具と前記板状部の間には、第2の所定間隔が設けられている、請求項1記載の空調照明器具。
【請求項3】
前記連結部は、
前記ファンが配置されるファン配置部と、
前記ファン配置部の周囲に設けられた、前記照明具を支持する照明具支持部とを有し、
前記板状部は、前記連結部に固定されている、請求項2記載の空調照明器具。
【請求項4】
前記照明具は、厚板形状であって、長手方向を軸として回動可能に前記照明具支持部に支持されている、請求項3記載の空調照明器具。
【請求項5】
前記ファン配置部は、矩形状であり、
前記照明具支持部は、前記矩形状の4角に設けられており、
前記照明具は、その長手方向が、前記矩形状の4辺のそれぞれと所定間隔をおいて平行になるように4つ設けられている、請求項4記載の空調照明器具。
【請求項6】
前記照明具は、
前記照射部の反対側に設けられ、その照射部を冷却する冷却フィン部を有し、
前記冷却フィン部と前記板状部の間に前記第2の所定間隔が形成されており、
前記第2の所定間隔及び前記第1の所定間隔を通って、前記ファンに空気が吸引される、請求項2記載の空調照明器具。
【請求項7】
前記照射部の温度を検知する温度センサと、
前記温度センサの検知温度に基づいて前記ファンの制御を行う制御部とを更に備えた、請求項2記載の空調照明器具。
【請求項8】
蛍光灯又はLED灯を接続する接続部に接続された、複数の電力供給部を有する電源ハブから電気が供給される、請求項1〜7のいずれかに記載の空調照明器具。





【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−69340(P2012−69340A)
【公開日】平成24年4月5日(2012.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−212267(P2010−212267)
【出願日】平成22年9月22日(2010.9.22)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
【出願人】(301049571)八洲電業株式会社 (12)
【Fターム(参考)】