説明

突起付クッションマット

【課題】 従来は長時間椅子に座った勉強、作業又は車両を運転する場合、普通の座布団を敷くかあるいは何も敷かずに直接座りますが、椅子と接する部分の背中、臀部、大腿部がべったりと言う感じで接触します。その際上半身の体重負荷により通気が遮断され、その部分の温度が上昇すると共に多量発汗する、特に長時間車両運転の場合ズボンの尻部等が高温多湿の状態で蒸れてしまう難点があった、
【解決手段】クッション基盤全体に多数の突起物をつける、突起物には形状、大小、高低などさまざま有るが体重の負荷を分散させるため多数の突起物を設け、座ったときに身体と基盤に間隙を作り通気性を確保し発汗を抑制する、突起物によってべったりと接していた圧迫面が突起物先端だけの点に変化することで体重負荷が分散される為血流がよくなり、痺れることも減少した。本発明はこれらを解決するために最適と思える形状の突起物を使用した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は臀部に敷く部分からなる突起付クッションマットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のクッションマットとしては座布団であり,羊毛,布、合成皮革などの柔軟性を有する表面材によりウレタンゴムや綿などいろいろな緩衝材を覆った物で形成されたクッションである、また籐などで編んだクッションなども有るが、多少の差はあっても通気性の遮断、接点の温度上昇、多量発汗、血流の悪化などの欠点があることは否めない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
長時間椅子に座って勉強や作業をする場合又は座席に座って車両を運転する場合、クッション等をしないでそのまま座るかあるいは従来のクッションを使用するかであるが、いずれの場合も背中、臀部、大腿部など身体の一部と座部がべったりと面の状態で接し、上半身の体重負荷の為通気が遮断され、その部分の温度が上昇すると共に多量発汗する、特に夏季において長時間車両運転の場合ズボンの尻部等が高温多湿の状態でむれ、汗で濡れた下着が臀部の肌に密着してしまうこともあり、ひどい場合は微異臭さえ放つほどである、
【0004】
上半身の重量で臀部大腿部は圧迫されそれが原因で血流の悪化による痺れをもようすこともある、本発明はこれらの課題を解消する為になされたものである
【課題を解決する為の手段】
【0005】
合成樹脂材にて図1の1基盤と一体にて成形された外形寸法の均一な図1の2突起物を所定間隔にマット本体表面に多数設ける、突起物には形状、大小、高低などさまざま有るが座ったときに座部と身体とに間隙を作り通気性を確保し体重負荷を分散させ、圧迫面積を面から突起物先端だけの点に減少させ体温上昇や発汗等を抑制し快適な勉強、事務、作業や車両運転が出来るようにしたものである。又時々座った部分を移動させることで指圧効果があるように最適と思える形状の突起物で突起付クッションマットを構成している
【発明の効果】
【0006】
マット本体表面に多数の突起物を設けることで座部と身体の間に間隙が出来、通気性が確保されることによって体温の上昇が抑制され、発汗が減少し蒸れるという状況が改善され微異臭もしなくなる
【0007】
従来、座部と接する身体部位がべったりと面の状態で接していたものに体重負荷が加わり血管が圧迫され、血流が悪くなり痺れることがあった、しかし圧迫面が多数の突起物の先端だけの点に変わり体重負荷が分散されるため、痺れなくなり快適な勉強、事務、作業、車両運転が出来るようになるという効果を発揮するものである、又時々臀部をずらすことで指圧効果も得ることが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図7に基づいて説明する
【0009】
図1は本考案の第1実施例である、合成樹脂材からなる平面略正方形の平板に多数の突起物を設けた一体にて形成されたマット本体である。その大きさは一辺の長さが410ミリの正方形で4隅に丸みをつけたもので、1基盤に2中空になった底辺直径約18ミリの突起物を3通気孔直径約10ミリと交合に市松模様の如く整然と基盤全体に並べたもので基盤及び突起物の肉厚約3ミリ突起物高さ基盤上部より30ミリすなわちクッションマットの高さは33ミリで一体にて形成されたものである。
【0010】
図5 本図は図1のクッションマットと同じようなものであるが図1が座部用に対し本図は背もたれ用として使用するクッションマットである。当該マットと接触する身体部位は皮下脂肪の少ない背中であり、体重負荷も少ないので突起物の高さは図1座部用クッションマットに比べ5ミリ低くしマットの大きさも縦長の長方形で、350ミリX510ミリとして使用者の利便を考える。図5−4は連結穴で図6−5の連結部品を使い図1の座部用と図5の背もたれ用を連結して図6カークッションマットとして使用するものである
【実施例】
【0011】
図6は主に自動車用として使用されるカークッションマットである.当該マットは図1座部用クッションマットと図5背もたれ用クッションマットをそれぞれに設けた計4個の4連結穴を5連結部品(皮革製ベルト)で連結し一体と成して使用する
【0012】
図7は主に学童〜学生、OL〜ビジネスマン、椅子に腰掛けて作業する方々に向けた椅子用クッションマットである。本図はハート型クッションマットであるが年齢層や対象者の違いにより、デザインやカラーに変化を持たせ使用者のニーズに合わせた商品を提供して使用者の健康の一助になればと願う、突起物の形状、高さ、大きさ、数量、又通気孔の太さの設定個数や設置位置などは任意に増減変更されるものである、また1図は突起物と基盤が1体形成としたが、突起物を別部品として接着して一体化することもある。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】 本発明の斜視図
【図2】 図1の拡大図
【図3】 本発明の上面拡大図
【図4】 本発明の断面図
【図5】 背もたれ用クッションマット斜視図
【図6】 カークッションマット斜視図
【図7】 椅子用クッションマット斜視図
【符号の説明】
【0014】
1基盤
2突起物
3通気孔
4連結穴
5連結部品

【特許請求の範囲】
【請求項1】
合成樹脂材にて基盤と一体にて成形された外形寸法の均一な突起を所定間隔にてマット本体表面に多数設けたことを特徴とするクッションマットである
【請求項2】
マット本体は座席の座部と背もたれ部との少なくともどれかにあてがわれることを特徴とする請求項1に記載のクッションマットである
【請求項3】
マット本体は車両等の座席に使用する場合は座部と背もたれ部との両方にあてがわれ図6のように該マット本体は相互に5連結部品を介して一体化して図6カークッションマットとして使用されることを特徴とする請求項1に記載のクッションマットである

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate