窓用掃除用具
【課題】自動車室内のフロントガラスやリアガラスの清掃において、ガラス面上下端部まで手が届き易い他、ガラス面と掃除用具面が合わせ易く、ガラス曲面にも対応できて楽な体勢で窓拭きができる、窓用掃除用具を提供する。
【解決手段】平面視V字形状に形成され、V字片方を清掃具1(8)を装着した掃除体1とし、もう一方の片方には清掃具1(8)と目的の異なる清掃具2(9)を装着し掃除体2として、該掃除体1の略端部より掃除体2に平行に握り手1(4)を、更に、掃除体2の略端部より掃除体1に平行に握り手2(5)を設ける事により、掃除体と握り手内側に開口が形成される事を特徴とする。
【解決手段】平面視V字形状に形成され、V字片方を清掃具1(8)を装着した掃除体1とし、もう一方の片方には清掃具1(8)と目的の異なる清掃具2(9)を装着し掃除体2として、該掃除体1の略端部より掃除体2に平行に握り手1(4)を、更に、掃除体2の略端部より掃除体1に平行に握り手2(5)を設ける事により、掃除体と握り手内側に開口が形成される事を特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、たとえば、自動車室内のフロントガラスやリアガラスの清掃において、ガラス面上下端部迄手が届き易い他、ガラス面と掃除用具面が合わせ易く、ガラス曲面にも対応できて楽な体勢で窓拭きができる窓用掃除用具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、一般家庭やビル及び自動車の窓の掃除は布やスポンジ、或いは専用の柄付き掃除用具で水、洗剤等を用いて行っていた。
そうした中、特に自動車車内のフロントガラス、リアガラスの窓拭きはやり辛いものがあった。
通常フロントガラスの窓を掃除する時は、運転席、助手席に座り掃除用布を用いて窓を拭くが、フロントガラス面と手のひら面の角度を合わせ辛かったり、手を伸ばしてもガラス面上下、端部に手が届きにくい、等で窓拭きには困難を要していた。
又、車内で専用の柄付き掃除用具を用いて窓拭きを試みても、柄が掃除面と直角に構成されているため、車内のサイドガラスや天井、或いはパネル等にあたり邪魔になっていた。
又、従来の掃除用具は材質が硬いため、ガラス曲面と専用掃除用具の掃除面が合致せず、汚れを上手く取り除く事が難しい等の欠点があった(特許文献1参照)。
又、リアガラスに付いて考えて見ても、後部座席に座り体をひねりながら窓を拭くが、この時もフロントガラスの清掃と同様に左右どちらの手を使っても、ガラス面と手のひら面の角度が合わせずらい他、手がリアガラスの端部迄届きにくいし、専用の柄付き掃除用具を用いてもフロントガラスと同様に柄が邪魔になる等の欠点があった。
更に、握り手部が取り付けられた本体部の底面に集塵部を備え、払拭面を清掃する技術も見られるが、車内のフロントガラス、リアガラスの清掃目的では、ガラス面との角度が合わせずらい他、清掃用具が分厚い構造のため車内での使用には適さない等の欠点がある(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】 特開2000−229055号公報
【特許文献2】 実開3036950号公報
【非特許文献1】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように、自動車室内のフロントガラスやリアガラスの清掃を、布やスポンジ等を用いて行う際は、ガラス面と手のひら面を合わせづらい他、手を伸ばし身体をひねる等の無理な体勢で窓拭きを試みても、ガラス上下端部に手が届きにくいし、専用掃除用具を用いても柄が邪魔になる他、ガラス曲面と掃除用具の掃除面が合致しづらい等の欠点があった。
この様な現状に鑑みて、本発明はかかる不具合を解消して、容易に自動車室内のフロントガラスやリアガラスの窓拭きができる掃除用具を提供する事を目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を達成するために本発明は、平面視V字形状でなり、V字形状部の片方を掃除体1(2)とし、もう一方の片方を掃除体2(3)とする。
更に、掃除体1(2)の略端部から掃除体2(3)に平行に握り手1(4)を、掃除体2(3)の略端部から掃除体1(2)に平行に握り手2(5)を設け、双方の握り手は延長上で接合し一体化され掃除用具本体(1)とする。
上記形状にする事で、掃除体1(2)と掃除体2(3)の内側と、握り手1(4)と握り手2(5)の内側には、両握り手を掴みやすくするための開口が設けられ、双方の握り手は双方の掃除体と平行に形成する。((図1)参照)
次に、掃除用具本体(1)のV字形状でなる片方の掃除体1(2)には清掃具1(8)を装着し、重ね蓋1(6)によりネジ(12)を用いて掃除用具本体(1)の掃除体1(2)部に設けた複数の雌ネジ(13)と接続される構造にする。((図7)(a)(図8)(b)参照)
更に、掃除体1(2)の清掃具1(8)装着面は、清掃具1(8)を装着し重ね蓋1(6)をネジ(12)固定した時に、掃除用具本体(1)の握り手部と高さを均一にするための段差を設ける他、((図2)(b)(c)参照)清掃具1(8)のずれ止め防止と、重ね蓋1(6)をネジ(12)固定する目的で、清掃具1(8)と重ね蓋1(6)には掃除体1(2)に設けた雌ネジ(13)と平面視同位置に挿通孔(10)を設ける。((図3)(図5)参照)
もう一方の片方の掃除体2(3)には、清掃具2(9)が装着され、重ね蓋2(7)によりネジ(12)を用いて掃除用具本体(1)の掃除体2(3)部に設けられた複数の雌ネジ(13)と接続する構造とする他、((図7)(a)参照)掃除体2(3)の清掃具2(9)装着面も上記同様に、清掃具2(9)を装着し、重ね蓋2(7)をネジ(12)固定した時に、掃除用具本体(1)の握り手部と高さを均一にするための段差を設ける他、((図2)(b)(c)参照)清掃具2(9)のずれ止め防止と、重ね蓋2(7)をネジ(12)固定する目的で、清掃具2(9)と重ね蓋2(7)には掃除体2(3)に設けた雌ネジ(13)と平面視同位置に挿通孔(10)を設ける。((図4)(図6)参照)
更に、掃除体2(3)には清掃具2(9)の更なるずれ防止の目的で突起(11)を複数個設け、重ね蓋2(7)をネジ(12)固定するための雌ネジ(13)も複数個設ける。((図1)(図7)(e)参照)
又、重ね蓋2(7)にも掃除体2(3)に設けた突起(11)と噛み合わせ可能な位置に突起(11)を設ける。((図6)(a)(b)参照)
尚、掃除用具本体(1)と重ね蓋1(6)、重ね蓋2(7)の材質は、フロントガラス等の曲面に対応できるよう、人力で軽く力を加える事で彎曲可能な材質とする。
次に、掃除体1(2)と掃除体2(3)に装着された清掃具1(8)と清掃具2(9)の接合部は、掃除用具本体(1)のV字形状に合わせて切断加工がなされているため、使用時は清掃具1(8)、清掃具2(9)が混同する事無く、双方の清掃具の特徴が出せる窓拭を可能とする。((図3)(a)(図4)(a)(図7)(a)参照)
本発明は、以上のような構成によりなる窓用掃除用具である。
【発明の効果】
【0006】
本発明の掃除用具を使用する事によって、従来のように布等を用いて窓を拭く時の、手のひら面とガラス面を合わせずらい事や掃除用具の柄が邪魔になる事、更に、ガラス面上下端部迄手が届きにくい等々の煩わしさは解消され、何より掃除姿勢が従来に比べ楽になる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の掃除用具本体(1)の平面図
【図2】本発明の掃除用具本体のA−A断面方向、B−B断面方向及び正面方向、左側面方向を示す平面図(a) 本発明の掃除用具本体のA−A断面図(b) 本発明の掃除用具本体のB−B断面図(c)
【図3】本発明の清掃具1の平面図(a)とC−C断面図(b)
【図4】本発明の清掃具2の平面図(a)とD−D断面図(b)
【図5】本発明の重ね蓋1の平面図(a)とE−E断面図(b)
【図6】本発明の重ね蓋2の平面図(a)とF−F断面図(b)とネジの正面図
【図7】本発明の掃除用具の平面図(a)とG−G断面図(b)とその拡大図(c) 更に、H−H断面図(d)とその拡大図(e)
【図8】本発明の掃除用具の正面の断面図(a)と左側面の断面図(b)
【図9】本発明の掃除用具の斜視図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の掃除用具本体(1)の平面図である。
図に示すように、平面視V字形状でなり、V字形状の片方ともう一方の片方に段差を隔てて掃除体1(2)と掃除体2(3)を形成し、掃除体1(2)の略端部から掃除体2(3)に平行に握り手1(4)を設け、掃除体2(3)の略端部から掃除体1(2)に平行に握り手2(5)を設ける。
該握り手1(4)、握り手2(5)は双方の延長上で接合され一体化されている。
上記形状でなるため、掃除体1(2)と掃除体2(3)及び握り手1(4)と握り手2(5)の内側は握り手を掴むのに適した開口を形成する。
掃除用具本体(1)のV字形状でなる一方の掃除体1(2)には、清掃具1(8)をネジ(12)を用いて装着固定するための雌ネジ(13)を複数個設ける。
更に、もう一方の片方の掃除体2(3)には、清掃具2(9)をネジ(12)を用いて装着固定するための雌ネジ(13)を複数個設ける他、清掃具2(9)のずれ防止のための突起(11)を複数個設ける。
図2(a)は、本発明の掃除用具本体(1)のA−A断面とB−B断面及び正面方向と左側面方向を示す平面図である。
図2(b)は、本発明の掃除用具本体(1)のA−A断面図であり図2(c)はB−B断面図である。
図2(b)に示すように、掃除用具本体(1)に設けた掃除体2(3)は段差で隔たれ、該段差は清掃具2(9)を装着し、重ね蓋2(7)を被せネジ(12)固定した状態で、重ね蓋2(7)の表面と掃除用具本体(1)の表面が均一に成る高さに形成している。
更に、清掃具2(9)のずれ防止のための突起(11)が、重ね蓋2(7)に設けた突起(11)と噛み合い可能な位置に複数個設ける他、ネジ(12)止め用の雌ネジ(13)も複数個設けられた構造となっている。
次に、図2(c)に示すように、握り手1(4)と掃除体1(2)は、前述A−A断面図と同様に、重ね蓋1(6)の表面と握り手1(4)の表面が均一に成る段差が形成されている他、ネジ(12)止め用の雌ネジ(13)も設ける。
図3(a)は、本発明の掃除用具本体(1)の掃除体1(2)に装着する清掃具1(8)の平面図であり、図3(b)はそのC−C断面図である。
図3(a)に示すように、清掃具1(8)の片方の先端は、平面視V字形状に形成された掃除用具本体(1)のV字頂部に合わせ切断加工がなされ、清掃具2(9)の端部と接合可能な形状に形成されている他、複数の挿通孔(10)を設ける。
該挿通孔(10)は掃除具本体(1)と清掃具1(8)及び重ね蓋1(6)を組み合わせネジ止めする時にネジ(12)を通すための孔であり、掃除用具本体(1)の掃除体1(2)に設けた雌ネジ(13)に合致する箇所に設ける他、ネジ(12)を通す事により清掃具1(8)のずれ止め防止の役割も果している。
図4(a)は、本発明の掃除用具本体(1)の掃除体2(3)に装着する清掃具2(9)の平面図であり、図4(b)はそのD−D断面図である。
図4(a)と(b)に示すように、清掃具2(9)の片方の先端は、図3(a)の説明と同様に、平面視V字形状に形成した掃除用具本体(1)のV字頂部に合わせ切断加工をし、清掃具1(8)の端部と接合可能な形状に形成している他、複数の挿通孔(10)を設ける。
該挿通孔(10)は掃除用具本体(1)と清掃具2(9)及び重ね蓋2(7)を組み合わせネジ止めする時にネジ(12)を通すための孔であり、掃除用具本体(1)の掃除体2(3)に設けられた、雌ねじ(13)に合致する箇所に設ける他、ネジ(12)を通す事により清掃具1(8)のずれ止め防止の役割も果している。
図5(a)は、本発明の掃除用具本体(1)の掃除体1(2)に装着する重ね蓋1(6)の平面図であり、図5(b)はそのE−E断面図である。
図5(a)と(b)に示すように、重ね蓋1(6)の片方の先端は、平面視V字形状に形成した掃除用具本体(1)のV字頂部に合わせ切断加工をし、重ね蓋2(3)の端部と接合可能な形状に形成している他、複数の挿通孔(10)を設ける。
該挿通孔(10)は、掃除体1(2)に設けられた雌ネジ(13)と清掃具1(8)に設けた挿通孔(10)と平面視同位置に設け、ネジ(12)により固定可能とする。
又、重ね蓋1(6)の厚さは、掃除体1(2)に清掃具1(8)を装着し重ね蓋1(2)を被せネジ(12)を締めた状態で握り手部の頂部と均一になる厚みで出来ている。
図6(a)は、本発明の掃除用具本体(1)の掃除体2(3)に装着する重ね蓋2(7)の平面図であり、図6(b)はそのF−F断面図である。
図6(a)と(b)に示すように、重ね蓋2(6)の片方の先端は、平面視V字形状に形成した掃除用具本体(1)のV字頂部に合わせ切断加工がなされ、重ね蓋1(6)の端部と接合可能な形状に形成している他、複数の挿通孔(10)を設ける。
該挿通孔(10)は、掃除体2(3)に設けた雌ネジ(13)と清掃具2(9)に設けられた挿通孔(10)と平面視同位置に形成され、ネジ(12)により固定可能とする。
更に、重ね蓋2(7)の裏面には清掃具2(9)のずれ止め防止のための突起(11)が複数個形成され、掃除体2(3)に形成した突起(11)と噛み合い可能な位置に配置されている。
図6(c)は本発明の掃除用具本体(1)の掃除体1(2)と掃除体2(3)に設けた雌ネジ(13)に、清掃具1(8)と清掃具2(9)に設けた挿通孔(10)を介しネジ固定するためのネジ(12)の正面図である。
ネジ(12)の長さは、掃除体に清掃具を装着し重ね蓋を被せた状態で雌ネジ(13)に固着可能な長さとする。
図7(a)は本発明の、掃除用具の平面図である。
図に示すように、掃除用具本体(1)に清掃具1(8)と清掃具2(9)を取り付け、清掃具1(8)には重ね蓋1(6)、清掃具2(9)には重ね蓋2(7)を取り付け、双方をネジ(12)で固定する。
掃除体と握り手の内側には、握り手1(4)、握り手2(5)を掴むのに適した開口を設ける。
更に、清掃具1(8)と清掃具2(9)の接合部はV字形状に形成し、清掃具1(8)の外部線と清掃具2(9)の外部線はV字頂部で結合しているため、双方混同する事無く、それぞれの特徴が出せる清掃が可能になる。
図7(b)は、図7(a)のG−G断面図であり、図7(c)は、その拡大図である。
図に示すように、掃除体1(2)に清掃具1(8)を装着し重ね蓋1(6)を被せ、ネジ(12)固定がなされている。
清掃具1(8)は窓を拭くのに適した長さで突出ている。
清掃具1(8)に設けた挿通孔(10)にネジ(12)を通して固定しているため、清掃具1(8)のずれ止め効果も大きくなる。
図7(d)は、図7(a)のH−H断面図であり、図7(e)は、その拡大図である。
図に示すように、掃除体2(3)に清掃具2(9)を装着し重ね蓋2(7)を被せ、ネジ(12)で固定している。
清掃具2(9)は窓を拭くのに適した長さで突出ている。
掃除体2(3)に設けた突起(11)と重ね蓋2(7)に設けた突起(11)で清掃具2(9)を挟んだ上、ネジ(12)固定しているため清掃具2(9)のずれ止め効果は更に大きくなる。
図8(a)は、本発明の掃除用具の正面の断面図である。
図に示すように、掃除体2(3)と重ね蓋2(7)に清掃具2(9)が挟まれてネジ(12)止めし、掃除体2(3)に設けた突起(11)と重ね蓋2(7)に設けた突起(11)により、清掃具2(9)は確実に固定されている。
図面の左端では、清掃具1(8)をV字頂部で接合している。
図8(b)は、本発明の掃除用具の左側面の断面図である。
図に示すように、掃除体1(2)と重ね蓋1(6)の間に清掃具1(8)が挟まれてネジ(12)止め固定されている。
清掃具1(8)のずれ止めは、清掃具1(8)に設けられた複数の挿通孔(10)に複数のネジ(12)が通っている事で、その役割がなされている。
図面の右端では、清掃具2(9)をV字頂部で接合している。
図9は、本発明の掃除用具の斜視図である。
図に示すように、平面視V字形状でなり、V字形状部の一方の掃除体1(2)に清掃具1(8)を装着し、重ね蓋1(6)を被せ、重ね蓋1(6)と清掃具1(8)に設けた挿通孔(10)にネジ(12)を通し、掃除体1(2)に設けた雌ネジ(13)に固着し、もう一方の片方の掃除体2(3)には、清掃具2(9)が装着され重ね蓋2(7)が被せられ、重ね蓋2(7)と清掃具2(9)に設けた挿通孔(10)にネジ(12)を通し、掃除体2(3)に設けられた雌ネジ(13)に固着されている。
掃除体1(2)と掃除体2(3)及び、握り手1(4)と握り手2(5)の内側に手指挿入可能な開口部が形成されている。
掃除用具本体(1)の形状をV字形にする事で、握り手部は掃除体1(2)と掃除体2(3)の内側に位置するため、従来の柄付き掃除具に比べ清掃時、柄が邪魔になる事が無く、車内の狭い場所でも容易に窓拭きが可能となる他、布等を使用して窓を拭く時、手のひら面とガラス面が合わせずらい等の煩わしさが解消される他、本発明の掃除用具を手にして窓を拭くことで掃除範囲も広がりガラス面上下端部までの清掃も可能となる他、リアガラスの清掃の際も後部座席に座り窓拭きを行うが、従来の様に布、スポンジ等を用いて窓拭きをする姿勢に比べ、本発明の掃除用具を使用して行へば作業姿勢も楽になる。
本発明の掃除用具の形状と構造にする事で、清掃具1(8)は重ね蓋1(6)を介しネジ止めされ、清掃具2(9)は重ね蓋2(7)を介しネジ止めされる他、掃除体2(3)と重ね蓋2(7)に設けられた突起(11)の作用で、清掃具1(8)と清掃具2(9)は確実に掃除体1(2)と掃除体2(3)上に固定されるため、使用中に清掃具1(8)、清掃具2(9)はゆるむ事無く確実な清掃が可能となる他、清掃具1(8)と清掃具2(9)の清掃、取り替はネジ(12)を外して付け替えるだけで簡単にできる。
尚、これまで説明した掃除用具本体(1)と重ね蓋1(6)、重ね蓋2(7)の材質は人力により軽く力を加えることでガラス曲面に対応可能に彎曲する材質のため車内のガラスの直面、曲面の清掃が安易となる。
本発明は以上のような構造でなり、これを使用して車内のフロントガラス、リアガラスの窓清掃の際は、運転席や助手席、又は後部座席に座り、本発明の掃除用具でなる清掃具を選択の上、開口部に手指を挿入し、握り手部を掴みガラスの直面、曲面に合わせ掃除具を上下左右に往復運動する事で窓拭きが可能となる。
従来のように、布等を用いて窓を拭く時に比べ、ガラス面と手のひら面の合致しづらさは解消される他、ガラス面上下端部にも手が届き易くなり、従来品の柄付き掃除具に比べ、本発明の掃除用具は掃除体の内側に従来品の柄に変わる握り手部が掃除体に平行に形成されて居るため、柄がフロントガラスやサイドガラス、パネル等にあたる事無くスムーズな窓拭きが可能となる。
【符号の説明】
【0009】
1 掃除用具本体
2 掃除体1
3 掃除体2
4 握り手1
5 握り手2
6 重ね蓋1
7 重ね蓋2
8 清掃具1
9 清掃具2
10 挿通孔
11 突起
12 ネジ
13 雌ネジ
【技術分野】
【0001】
この発明は、たとえば、自動車室内のフロントガラスやリアガラスの清掃において、ガラス面上下端部迄手が届き易い他、ガラス面と掃除用具面が合わせ易く、ガラス曲面にも対応できて楽な体勢で窓拭きができる窓用掃除用具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、一般家庭やビル及び自動車の窓の掃除は布やスポンジ、或いは専用の柄付き掃除用具で水、洗剤等を用いて行っていた。
そうした中、特に自動車車内のフロントガラス、リアガラスの窓拭きはやり辛いものがあった。
通常フロントガラスの窓を掃除する時は、運転席、助手席に座り掃除用布を用いて窓を拭くが、フロントガラス面と手のひら面の角度を合わせ辛かったり、手を伸ばしてもガラス面上下、端部に手が届きにくい、等で窓拭きには困難を要していた。
又、車内で専用の柄付き掃除用具を用いて窓拭きを試みても、柄が掃除面と直角に構成されているため、車内のサイドガラスや天井、或いはパネル等にあたり邪魔になっていた。
又、従来の掃除用具は材質が硬いため、ガラス曲面と専用掃除用具の掃除面が合致せず、汚れを上手く取り除く事が難しい等の欠点があった(特許文献1参照)。
又、リアガラスに付いて考えて見ても、後部座席に座り体をひねりながら窓を拭くが、この時もフロントガラスの清掃と同様に左右どちらの手を使っても、ガラス面と手のひら面の角度が合わせずらい他、手がリアガラスの端部迄届きにくいし、専用の柄付き掃除用具を用いてもフロントガラスと同様に柄が邪魔になる等の欠点があった。
更に、握り手部が取り付けられた本体部の底面に集塵部を備え、払拭面を清掃する技術も見られるが、車内のフロントガラス、リアガラスの清掃目的では、ガラス面との角度が合わせずらい他、清掃用具が分厚い構造のため車内での使用には適さない等の欠点がある(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】 特開2000−229055号公報
【特許文献2】 実開3036950号公報
【非特許文献1】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように、自動車室内のフロントガラスやリアガラスの清掃を、布やスポンジ等を用いて行う際は、ガラス面と手のひら面を合わせづらい他、手を伸ばし身体をひねる等の無理な体勢で窓拭きを試みても、ガラス上下端部に手が届きにくいし、専用掃除用具を用いても柄が邪魔になる他、ガラス曲面と掃除用具の掃除面が合致しづらい等の欠点があった。
この様な現状に鑑みて、本発明はかかる不具合を解消して、容易に自動車室内のフロントガラスやリアガラスの窓拭きができる掃除用具を提供する事を目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を達成するために本発明は、平面視V字形状でなり、V字形状部の片方を掃除体1(2)とし、もう一方の片方を掃除体2(3)とする。
更に、掃除体1(2)の略端部から掃除体2(3)に平行に握り手1(4)を、掃除体2(3)の略端部から掃除体1(2)に平行に握り手2(5)を設け、双方の握り手は延長上で接合し一体化され掃除用具本体(1)とする。
上記形状にする事で、掃除体1(2)と掃除体2(3)の内側と、握り手1(4)と握り手2(5)の内側には、両握り手を掴みやすくするための開口が設けられ、双方の握り手は双方の掃除体と平行に形成する。((図1)参照)
次に、掃除用具本体(1)のV字形状でなる片方の掃除体1(2)には清掃具1(8)を装着し、重ね蓋1(6)によりネジ(12)を用いて掃除用具本体(1)の掃除体1(2)部に設けた複数の雌ネジ(13)と接続される構造にする。((図7)(a)(図8)(b)参照)
更に、掃除体1(2)の清掃具1(8)装着面は、清掃具1(8)を装着し重ね蓋1(6)をネジ(12)固定した時に、掃除用具本体(1)の握り手部と高さを均一にするための段差を設ける他、((図2)(b)(c)参照)清掃具1(8)のずれ止め防止と、重ね蓋1(6)をネジ(12)固定する目的で、清掃具1(8)と重ね蓋1(6)には掃除体1(2)に設けた雌ネジ(13)と平面視同位置に挿通孔(10)を設ける。((図3)(図5)参照)
もう一方の片方の掃除体2(3)には、清掃具2(9)が装着され、重ね蓋2(7)によりネジ(12)を用いて掃除用具本体(1)の掃除体2(3)部に設けられた複数の雌ネジ(13)と接続する構造とする他、((図7)(a)参照)掃除体2(3)の清掃具2(9)装着面も上記同様に、清掃具2(9)を装着し、重ね蓋2(7)をネジ(12)固定した時に、掃除用具本体(1)の握り手部と高さを均一にするための段差を設ける他、((図2)(b)(c)参照)清掃具2(9)のずれ止め防止と、重ね蓋2(7)をネジ(12)固定する目的で、清掃具2(9)と重ね蓋2(7)には掃除体2(3)に設けた雌ネジ(13)と平面視同位置に挿通孔(10)を設ける。((図4)(図6)参照)
更に、掃除体2(3)には清掃具2(9)の更なるずれ防止の目的で突起(11)を複数個設け、重ね蓋2(7)をネジ(12)固定するための雌ネジ(13)も複数個設ける。((図1)(図7)(e)参照)
又、重ね蓋2(7)にも掃除体2(3)に設けた突起(11)と噛み合わせ可能な位置に突起(11)を設ける。((図6)(a)(b)参照)
尚、掃除用具本体(1)と重ね蓋1(6)、重ね蓋2(7)の材質は、フロントガラス等の曲面に対応できるよう、人力で軽く力を加える事で彎曲可能な材質とする。
次に、掃除体1(2)と掃除体2(3)に装着された清掃具1(8)と清掃具2(9)の接合部は、掃除用具本体(1)のV字形状に合わせて切断加工がなされているため、使用時は清掃具1(8)、清掃具2(9)が混同する事無く、双方の清掃具の特徴が出せる窓拭を可能とする。((図3)(a)(図4)(a)(図7)(a)参照)
本発明は、以上のような構成によりなる窓用掃除用具である。
【発明の効果】
【0006】
本発明の掃除用具を使用する事によって、従来のように布等を用いて窓を拭く時の、手のひら面とガラス面を合わせずらい事や掃除用具の柄が邪魔になる事、更に、ガラス面上下端部迄手が届きにくい等々の煩わしさは解消され、何より掃除姿勢が従来に比べ楽になる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の掃除用具本体(1)の平面図
【図2】本発明の掃除用具本体のA−A断面方向、B−B断面方向及び正面方向、左側面方向を示す平面図(a) 本発明の掃除用具本体のA−A断面図(b) 本発明の掃除用具本体のB−B断面図(c)
【図3】本発明の清掃具1の平面図(a)とC−C断面図(b)
【図4】本発明の清掃具2の平面図(a)とD−D断面図(b)
【図5】本発明の重ね蓋1の平面図(a)とE−E断面図(b)
【図6】本発明の重ね蓋2の平面図(a)とF−F断面図(b)とネジの正面図
【図7】本発明の掃除用具の平面図(a)とG−G断面図(b)とその拡大図(c) 更に、H−H断面図(d)とその拡大図(e)
【図8】本発明の掃除用具の正面の断面図(a)と左側面の断面図(b)
【図9】本発明の掃除用具の斜視図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の掃除用具本体(1)の平面図である。
図に示すように、平面視V字形状でなり、V字形状の片方ともう一方の片方に段差を隔てて掃除体1(2)と掃除体2(3)を形成し、掃除体1(2)の略端部から掃除体2(3)に平行に握り手1(4)を設け、掃除体2(3)の略端部から掃除体1(2)に平行に握り手2(5)を設ける。
該握り手1(4)、握り手2(5)は双方の延長上で接合され一体化されている。
上記形状でなるため、掃除体1(2)と掃除体2(3)及び握り手1(4)と握り手2(5)の内側は握り手を掴むのに適した開口を形成する。
掃除用具本体(1)のV字形状でなる一方の掃除体1(2)には、清掃具1(8)をネジ(12)を用いて装着固定するための雌ネジ(13)を複数個設ける。
更に、もう一方の片方の掃除体2(3)には、清掃具2(9)をネジ(12)を用いて装着固定するための雌ネジ(13)を複数個設ける他、清掃具2(9)のずれ防止のための突起(11)を複数個設ける。
図2(a)は、本発明の掃除用具本体(1)のA−A断面とB−B断面及び正面方向と左側面方向を示す平面図である。
図2(b)は、本発明の掃除用具本体(1)のA−A断面図であり図2(c)はB−B断面図である。
図2(b)に示すように、掃除用具本体(1)に設けた掃除体2(3)は段差で隔たれ、該段差は清掃具2(9)を装着し、重ね蓋2(7)を被せネジ(12)固定した状態で、重ね蓋2(7)の表面と掃除用具本体(1)の表面が均一に成る高さに形成している。
更に、清掃具2(9)のずれ防止のための突起(11)が、重ね蓋2(7)に設けた突起(11)と噛み合い可能な位置に複数個設ける他、ネジ(12)止め用の雌ネジ(13)も複数個設けられた構造となっている。
次に、図2(c)に示すように、握り手1(4)と掃除体1(2)は、前述A−A断面図と同様に、重ね蓋1(6)の表面と握り手1(4)の表面が均一に成る段差が形成されている他、ネジ(12)止め用の雌ネジ(13)も設ける。
図3(a)は、本発明の掃除用具本体(1)の掃除体1(2)に装着する清掃具1(8)の平面図であり、図3(b)はそのC−C断面図である。
図3(a)に示すように、清掃具1(8)の片方の先端は、平面視V字形状に形成された掃除用具本体(1)のV字頂部に合わせ切断加工がなされ、清掃具2(9)の端部と接合可能な形状に形成されている他、複数の挿通孔(10)を設ける。
該挿通孔(10)は掃除具本体(1)と清掃具1(8)及び重ね蓋1(6)を組み合わせネジ止めする時にネジ(12)を通すための孔であり、掃除用具本体(1)の掃除体1(2)に設けた雌ネジ(13)に合致する箇所に設ける他、ネジ(12)を通す事により清掃具1(8)のずれ止め防止の役割も果している。
図4(a)は、本発明の掃除用具本体(1)の掃除体2(3)に装着する清掃具2(9)の平面図であり、図4(b)はそのD−D断面図である。
図4(a)と(b)に示すように、清掃具2(9)の片方の先端は、図3(a)の説明と同様に、平面視V字形状に形成した掃除用具本体(1)のV字頂部に合わせ切断加工をし、清掃具1(8)の端部と接合可能な形状に形成している他、複数の挿通孔(10)を設ける。
該挿通孔(10)は掃除用具本体(1)と清掃具2(9)及び重ね蓋2(7)を組み合わせネジ止めする時にネジ(12)を通すための孔であり、掃除用具本体(1)の掃除体2(3)に設けられた、雌ねじ(13)に合致する箇所に設ける他、ネジ(12)を通す事により清掃具1(8)のずれ止め防止の役割も果している。
図5(a)は、本発明の掃除用具本体(1)の掃除体1(2)に装着する重ね蓋1(6)の平面図であり、図5(b)はそのE−E断面図である。
図5(a)と(b)に示すように、重ね蓋1(6)の片方の先端は、平面視V字形状に形成した掃除用具本体(1)のV字頂部に合わせ切断加工をし、重ね蓋2(3)の端部と接合可能な形状に形成している他、複数の挿通孔(10)を設ける。
該挿通孔(10)は、掃除体1(2)に設けられた雌ネジ(13)と清掃具1(8)に設けた挿通孔(10)と平面視同位置に設け、ネジ(12)により固定可能とする。
又、重ね蓋1(6)の厚さは、掃除体1(2)に清掃具1(8)を装着し重ね蓋1(2)を被せネジ(12)を締めた状態で握り手部の頂部と均一になる厚みで出来ている。
図6(a)は、本発明の掃除用具本体(1)の掃除体2(3)に装着する重ね蓋2(7)の平面図であり、図6(b)はそのF−F断面図である。
図6(a)と(b)に示すように、重ね蓋2(6)の片方の先端は、平面視V字形状に形成した掃除用具本体(1)のV字頂部に合わせ切断加工がなされ、重ね蓋1(6)の端部と接合可能な形状に形成している他、複数の挿通孔(10)を設ける。
該挿通孔(10)は、掃除体2(3)に設けた雌ネジ(13)と清掃具2(9)に設けられた挿通孔(10)と平面視同位置に形成され、ネジ(12)により固定可能とする。
更に、重ね蓋2(7)の裏面には清掃具2(9)のずれ止め防止のための突起(11)が複数個形成され、掃除体2(3)に形成した突起(11)と噛み合い可能な位置に配置されている。
図6(c)は本発明の掃除用具本体(1)の掃除体1(2)と掃除体2(3)に設けた雌ネジ(13)に、清掃具1(8)と清掃具2(9)に設けた挿通孔(10)を介しネジ固定するためのネジ(12)の正面図である。
ネジ(12)の長さは、掃除体に清掃具を装着し重ね蓋を被せた状態で雌ネジ(13)に固着可能な長さとする。
図7(a)は本発明の、掃除用具の平面図である。
図に示すように、掃除用具本体(1)に清掃具1(8)と清掃具2(9)を取り付け、清掃具1(8)には重ね蓋1(6)、清掃具2(9)には重ね蓋2(7)を取り付け、双方をネジ(12)で固定する。
掃除体と握り手の内側には、握り手1(4)、握り手2(5)を掴むのに適した開口を設ける。
更に、清掃具1(8)と清掃具2(9)の接合部はV字形状に形成し、清掃具1(8)の外部線と清掃具2(9)の外部線はV字頂部で結合しているため、双方混同する事無く、それぞれの特徴が出せる清掃が可能になる。
図7(b)は、図7(a)のG−G断面図であり、図7(c)は、その拡大図である。
図に示すように、掃除体1(2)に清掃具1(8)を装着し重ね蓋1(6)を被せ、ネジ(12)固定がなされている。
清掃具1(8)は窓を拭くのに適した長さで突出ている。
清掃具1(8)に設けた挿通孔(10)にネジ(12)を通して固定しているため、清掃具1(8)のずれ止め効果も大きくなる。
図7(d)は、図7(a)のH−H断面図であり、図7(e)は、その拡大図である。
図に示すように、掃除体2(3)に清掃具2(9)を装着し重ね蓋2(7)を被せ、ネジ(12)で固定している。
清掃具2(9)は窓を拭くのに適した長さで突出ている。
掃除体2(3)に設けた突起(11)と重ね蓋2(7)に設けた突起(11)で清掃具2(9)を挟んだ上、ネジ(12)固定しているため清掃具2(9)のずれ止め効果は更に大きくなる。
図8(a)は、本発明の掃除用具の正面の断面図である。
図に示すように、掃除体2(3)と重ね蓋2(7)に清掃具2(9)が挟まれてネジ(12)止めし、掃除体2(3)に設けた突起(11)と重ね蓋2(7)に設けた突起(11)により、清掃具2(9)は確実に固定されている。
図面の左端では、清掃具1(8)をV字頂部で接合している。
図8(b)は、本発明の掃除用具の左側面の断面図である。
図に示すように、掃除体1(2)と重ね蓋1(6)の間に清掃具1(8)が挟まれてネジ(12)止め固定されている。
清掃具1(8)のずれ止めは、清掃具1(8)に設けられた複数の挿通孔(10)に複数のネジ(12)が通っている事で、その役割がなされている。
図面の右端では、清掃具2(9)をV字頂部で接合している。
図9は、本発明の掃除用具の斜視図である。
図に示すように、平面視V字形状でなり、V字形状部の一方の掃除体1(2)に清掃具1(8)を装着し、重ね蓋1(6)を被せ、重ね蓋1(6)と清掃具1(8)に設けた挿通孔(10)にネジ(12)を通し、掃除体1(2)に設けた雌ネジ(13)に固着し、もう一方の片方の掃除体2(3)には、清掃具2(9)が装着され重ね蓋2(7)が被せられ、重ね蓋2(7)と清掃具2(9)に設けた挿通孔(10)にネジ(12)を通し、掃除体2(3)に設けられた雌ネジ(13)に固着されている。
掃除体1(2)と掃除体2(3)及び、握り手1(4)と握り手2(5)の内側に手指挿入可能な開口部が形成されている。
掃除用具本体(1)の形状をV字形にする事で、握り手部は掃除体1(2)と掃除体2(3)の内側に位置するため、従来の柄付き掃除具に比べ清掃時、柄が邪魔になる事が無く、車内の狭い場所でも容易に窓拭きが可能となる他、布等を使用して窓を拭く時、手のひら面とガラス面が合わせずらい等の煩わしさが解消される他、本発明の掃除用具を手にして窓を拭くことで掃除範囲も広がりガラス面上下端部までの清掃も可能となる他、リアガラスの清掃の際も後部座席に座り窓拭きを行うが、従来の様に布、スポンジ等を用いて窓拭きをする姿勢に比べ、本発明の掃除用具を使用して行へば作業姿勢も楽になる。
本発明の掃除用具の形状と構造にする事で、清掃具1(8)は重ね蓋1(6)を介しネジ止めされ、清掃具2(9)は重ね蓋2(7)を介しネジ止めされる他、掃除体2(3)と重ね蓋2(7)に設けられた突起(11)の作用で、清掃具1(8)と清掃具2(9)は確実に掃除体1(2)と掃除体2(3)上に固定されるため、使用中に清掃具1(8)、清掃具2(9)はゆるむ事無く確実な清掃が可能となる他、清掃具1(8)と清掃具2(9)の清掃、取り替はネジ(12)を外して付け替えるだけで簡単にできる。
尚、これまで説明した掃除用具本体(1)と重ね蓋1(6)、重ね蓋2(7)の材質は人力により軽く力を加えることでガラス曲面に対応可能に彎曲する材質のため車内のガラスの直面、曲面の清掃が安易となる。
本発明は以上のような構造でなり、これを使用して車内のフロントガラス、リアガラスの窓清掃の際は、運転席や助手席、又は後部座席に座り、本発明の掃除用具でなる清掃具を選択の上、開口部に手指を挿入し、握り手部を掴みガラスの直面、曲面に合わせ掃除具を上下左右に往復運動する事で窓拭きが可能となる。
従来のように、布等を用いて窓を拭く時に比べ、ガラス面と手のひら面の合致しづらさは解消される他、ガラス面上下端部にも手が届き易くなり、従来品の柄付き掃除具に比べ、本発明の掃除用具は掃除体の内側に従来品の柄に変わる握り手部が掃除体に平行に形成されて居るため、柄がフロントガラスやサイドガラス、パネル等にあたる事無くスムーズな窓拭きが可能となる。
【符号の説明】
【0009】
1 掃除用具本体
2 掃除体1
3 掃除体2
4 握り手1
5 握り手2
6 重ね蓋1
7 重ね蓋2
8 清掃具1
9 清掃具2
10 挿通孔
11 突起
12 ネジ
13 雌ネジ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
平面視V字形状に形成し、その一方を掃除体1(2)とし、もう一方の片方を掃除体2(3)として、掃除体1(2)の略端部より掃除体2(3)に平行に握り手1(4)を、掃除体2(3)の略端部から掃除体1(2)に平行に握り手2(5)を形成し、双方の握り手は延長上で接続一体化され掃除用具本体(1)とし、該掃除用具本体(1)の一方に設けた掃除体1(2)には清掃具1(8)が装着され、重ね蓋1(6)によりネジ固定可能な構造とし、更に、もう一方の片方に設けた掃除体2(3)には掃除体1(2)に装着し清掃具1(8)と目的の異なる清掃具2(9)が装着され重ね蓋2(7)によりネジ固定可能な構造とする他、掃除体1(2)と掃除体2(3)の清掃具装着面は、清掃具1(8)と清掃具2(9)を装着し重ね蓋1(6)、重ね蓋2(7)を被せた時に掃除用具本体(1)の表面と高さを均一にするための段差を設け、掃除用具本体(1)の掃除体2(3)と重ね蓋2(7)には清掃具2(9)のずれ止め防止の目的で突起(11)を設け、更に、清掃具1(8)、清掃具2(9)の接合部は掃除用具本体(1)のV字形状に合わせ切断加工がなされ双方の外部線上で接合されたものとし、掃除具本体(1)及び重ね蓋1(6)、重ね蓋2(7)の材質は払拭面の曲面に対応できる彎曲可能な材質で成っている事を特徴とする窓用掃除用具。
【請求項1】
平面視V字形状に形成し、その一方を掃除体1(2)とし、もう一方の片方を掃除体2(3)として、掃除体1(2)の略端部より掃除体2(3)に平行に握り手1(4)を、掃除体2(3)の略端部から掃除体1(2)に平行に握り手2(5)を形成し、双方の握り手は延長上で接続一体化され掃除用具本体(1)とし、該掃除用具本体(1)の一方に設けた掃除体1(2)には清掃具1(8)が装着され、重ね蓋1(6)によりネジ固定可能な構造とし、更に、もう一方の片方に設けた掃除体2(3)には掃除体1(2)に装着し清掃具1(8)と目的の異なる清掃具2(9)が装着され重ね蓋2(7)によりネジ固定可能な構造とする他、掃除体1(2)と掃除体2(3)の清掃具装着面は、清掃具1(8)と清掃具2(9)を装着し重ね蓋1(6)、重ね蓋2(7)を被せた時に掃除用具本体(1)の表面と高さを均一にするための段差を設け、掃除用具本体(1)の掃除体2(3)と重ね蓋2(7)には清掃具2(9)のずれ止め防止の目的で突起(11)を設け、更に、清掃具1(8)、清掃具2(9)の接合部は掃除用具本体(1)のV字形状に合わせ切断加工がなされ双方の外部線上で接合されたものとし、掃除具本体(1)及び重ね蓋1(6)、重ね蓋2(7)の材質は払拭面の曲面に対応できる彎曲可能な材質で成っている事を特徴とする窓用掃除用具。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【公開番号】特開2011−167488(P2011−167488A)
【公開日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−53730(P2010−53730)
【出願日】平成22年2月19日(2010.2.19)
【出願人】(502212464)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年2月19日(2010.2.19)
【出願人】(502212464)
【Fターム(参考)】
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