説明

立体映像表示装置とその駆動方法

【課題】パターンドリターダ方式の立体映像表示装置とその駆動方法を提供する。
【解決手段】データライン、ゲートラインと複数のサブ画素を含む表示パネルと、入力されたデジタルビデオデータをデータ電圧に変換して前記データラインに出力するデータ駆動部と、前記データ電圧に同期するゲートパルス、前記ゲートラインに順次出力するゲート駆動部を備え、前記サブ画素のそれぞれは、第k(kは1≦k≦nを満たす自然数、nは前記表示パネルのゲートライン数)ゲートラインの第kゲートパルスに応答して前記データラインのデータ電圧を第1画素電極に供給する第1TFTを備える第1サブ分割画素と、前記第kゲートパルスに応答して前記データ電圧を第2画素電極に供給する第2TFTと、第k+1ゲートラインの第k+1ゲートパルスに応答して共通ラインの共通電圧を前記第2画素電極に供給する第3TFTを備える第2サブ分割画素を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示パネルの画素を第1サブ分割画素と第2サブ分割画素に分割し、第2サブ分割画素をアクティブのブラックストライプで制御するパターンドリターダ方式の立体映像表示装置とその駆動方法に関する。
【背景技術】
【0002】
立体映像表示装置は、両眼視差方式(stereoscopic technique)と複合視差知覚方式(autostereoscopic technique)に分けられる。
【0003】
両眼視差方式は、立体効果が大きい左右目の視差映像を利用し、眼鏡方式と無眼鏡方式があり、二つの方式とも皆実用化されている。眼鏡方式は、直視形表示素子やプロジェクタに左右視差映像の偏光方向を変えて表示し偏光メガネを用いて立体映像を具現するパターンドリターダ方式がある。また、眼鏡方式は、直視型表示素子やプロジェクタに左右視差映像を時分割して表示し液晶シャッタメガネを用いて立体映像を具現するシャッタメガネ方式がある。無眼鏡方式は、一般的に、パララックスバリヤ、レンチキュラーレンズなどの光学板を用いて左右視差映像の光軸を分離し立体映像を具現する。
【0004】
図1は、従来のパターンドリターダ方式の立体映像表示装置を示した図である。図1を参照すれば、パターンドリターダ方式の立体映像表示装置は、表示パネル(DIS)上に配置されたパターンドリターダ(Patterned Retarder)(PR)の偏光特性と、使用者が着用した偏光メガネ(PG)の偏光特性を利用して立体映像を具現する。パターンドリターダ方式の立体映像表示装置は、表示パネル(DIS)の奇数ラインには左目イメージを表示し、偶数ラインには右目イメージを表示する。表示パネル(DIS)の左目イメージは、パターンドリターダ(PR)をパスすれば左目偏光に変換され、右目イメージはパターンドリターダ(PR)をパスすれば右目偏光に変換される。偏光メガネ(PG)の左目偏光フィルタは左目偏光のみを通過させ、右目偏光フィルタは右目偏光のみを通過させる。したがって、使用者は左目を通じて左目イメージのみを見るようになり、右目を通じて右目イメージのみを見るようになる。
【0005】
使用者が最適の立体映像を視聴するためには、使用者の左目に左目イメージだけが入力され、使用者の右目に右目イメージ だけが入力されなければならない。しかし、使用者が所定の上下視野角より大きい位置で立体映像を視聴する場合、左目イメージと右目イメージが使用者の左目または右目に同時に入射するようになる。このため、使用者は左目イメージと右目イメージが重なったように見える3Dクロストーク(Crosstalk)を感じるようになる。
【0006】
図2は、従来のブラックストライプを含むパターンドリターダ方式の立体映像表示装置を示す図である。図2を参照すれば、特許文献1は、パターンドリターダ方式の立体映像表示装置の上下視野角を広げるためにパターンドリターダ(PR)にブラックストライプ(Black Stripe、BS)を形成することを提案した。使用者が立体映像表示装置から一定距離(D)位離れた位置で3D映像を視聴する時、上下視野角(α)は、表示パネル(DIS)に形成されたブラックマトリックス(Black Matrix、BM)のサイズ、パターンドリターダ(PR)に形成されたブラックストライプ(BS)のサイズ、及び表示パネル(DIS)とパターンドリターダ(PR)の間の距離Sに依存する。上下視野角(α)は、ブラックマトリックス(BM)のサイズとブラックストライプ(BS)のサイズが大きくなるほど広くなり、表示パネル(DIS)とパターンドリターダ(PR)の間の距離Sが小さいほど広くなる。
【0007】
しかし、ブラックストライプ(BS)を含むパターンドリターダ(PR)方式の立体映像表示装置の輝度はブラックストライプ(BS)によって2Dのみを表示する表示装置の輝度より低い。また、ブラックストライプ(BS)を含むパターンドリターダ(PR)方式の立体映像表示装置の場合、表示パネル(DIS)とパターンドリターダ(PR)の整列は必須である。表示パネル(DIS)とパターンドリターダ(PR)の整列に誤差がある場合、ブラックストライプ(BS)は本来の機能ができないからである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2002−185983号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
このような問題点を解決するため、表示パネルの画素の中で一部をアクティブ(active)ブラックストライプ(BS)で制御する方法が提案されている。
【0010】
しかし、この方法は、ゲート駆動部の駆動周波数が増加して、ゲート駆動部の回路費用の上昇する問題がある。
【0011】
そこで、本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ゲート駆動部の駆動周波数を増加させることなく表示パネルの画素の内で一部をアクティブのブラックストライプで制御することができる立体映像表示装置とその駆動方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記目的を果たすために、本発明に係る立体映像表示装置は、データライン、ゲートライン及び複数のサブ画素を含む表示パネルと、入力されたデジタルビデオデータをデータ電圧に変換して前記データラインに出力するデータ駆動部と、前記データ電圧に同期するゲートパルスを前記ゲートラインに順次出力するゲート駆動部を備え、前記サブ画素のそれぞれは、第k(kは1≦k≦nを満たす自然数、nは前記表示パネルのゲートライン数)ゲートラインの第kゲートパルスに応答して前記第j(jは1≦j≦mを満たす自然数、mは前記表示パネルのデータラインの数)データラインのデータ電圧を第1サブ分割画素電極に充電する第1サブ分割画素と、前記第kゲートパルスに応答して前記第jデータラインのデータ電圧を充電し、第k+1乃至第k+s(sは3以上の自然数)ゲートラインの内いずれか一つのゲートラインのゲートパルスに応答して共通ラインの共通電圧を第2サブ分割画素電極に充電する第2サブ分割画素を含むことを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係る立体映像表示装置の駆動方法は、データラインと、ゲートラインと、第1サブ分割画素と第2サブ分割画素が形成されたサブ画素を含む表示パネルを備える立体映像表示装置の駆動方法において、入力されたデジタルビデオデータをデータ電圧に変換して前記データラインに出力する段階と、前記データ電圧に同期するゲートパルスを前記ゲートラインに順次出力する段階と、第k(kは1≦k≦nを満たす自然数、nは前記表示パネルのゲートライン数)ゲートラインの第kゲートパルスに応答して前記第j(jは1≦j≦mを満たす自然数、mは前記表示パネルのデータラインの数)データラインのデータ電圧を前記第1サブ分割画素の第1サブ分割画素電極に充電する段階と、前記第kゲートパルスに応答して前記第jデータラインのデータ電圧を充電し、第k+1乃至第k+s(sは3以上の自然数)ゲートラインの内いずれか一つのゲートラインのゲートパルスに応答して共通ラインの共通電圧を前記第2サブ分割画素の第2サブ分割画素電極に充電する段階を含む。
【発明の効果】
【0014】
本発明の立体映像表示装置とその駆動方法は、第1サブ分割画素を第kゲートラインで制御し、第2サブ分割画素を第kゲートラインと第k+1乃至第k+sゲートラインの内一つで制御する。
【0015】
また、本発明は、2Dモードで逆方向にゲートパルスを供給し、3Dモードで順方向にゲートパルスを供給する。その結果、本発明は、ゲート駆動部の駆動周波数増加なしに2Dモードで第1サブ分割画素及び第2サブ分割画素に2D映像を表示し、3Dモードで第1サブ分割画素に映像を表示し第2サブ分割画素にブラック階調を表示することができる。これにより、本発明は、ゲート駆動部の回路費用を節減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】従来のパターンドリターダ方式の立体映像表示装置を示す図である。
【図2】従来のブラックストライプを含むパターンドリターダ方式の立体映像表示装置を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る立体映像表示装置を概略的に示すブロック図である。
【図4】表示パネル、パターンドリターダ及び偏光メガネを示す分解斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る表示パネルの画素の中で一部を詳しく示す回路図である。
【図6】3Dモードでゲートパルス、データ電圧、及び第1サブ分割画素と第2サブ分割画素それぞれの画素電極と共通電極の電圧を示す波形図である。
【図7】3Dモードで画素の表示映像を示す図である。
【図8】2Dモードでゲートパルス、データ電圧、及び第1サブ分割画素と第2サブ分割画素それぞれの画素電極と共通電極の電圧を示す波形図である。
【図9】2Dモードで画素の表示映像を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0018】
明細書全体にかけて同一である参照番号は実質的に同一である構成要素を意味する。以下の説明で使われる構成要素の名称は、明細書作成の容易さを考慮し選択されたものであるので、実際の部品名称とは異するものがある。
【0019】
図3は、本発明の実施の形態に係る立体映像表示装置を概略的に示すブロック図である。図4は、表示パネル、パターンドリターダ、及び偏光メガネを示す分解斜視図である。本発明の立体映像表示装置は、液晶表示素子(Liquid Crystal Display LCD)、電界放出表示素子(Field Emission Display、FED)、プラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel、PDP)、有機発光ダイオード素子(Organic Light Emitting Diode、OLED)などの平板表示素子で具現されることができる。本発明は、以下の実施の形態で液晶表示素子を中心に例示するが、液晶表示素子に限定されないことに注意しなければならない。
【0020】
図3及び図4を参照すれば、本発明の立体映像表示装置は、表示パネル10、偏光メガネ20、ゲート駆動部110、データ駆動部120、フレームメモリ130、タイミングコントローラ140及びホストシステム150などを含む。表示パネル10は、二枚のガラス基板の間に液晶層が形成される。表示パネル10の下部ガラス基板上にはデータライン(D)とゲートライン(G)(またはスキャンライン)が交互に交差するように形成され、データライン(D)とゲートライン(G)によって定義されたセル領域に画素がマトリックス状に配置されたTFTアレイが形成される。表示パネル10の画素それぞれは薄膜トランジスタに接続されて画素電極と共通電極の間の電界によって駆動される。
【0021】
画素それぞれは、第1乃至第p(pは2以上の自然数)色のサブ画素を含むことができる。例えば、表示パネル10の画素それぞれは第1乃至第3色のサブ画素を含み、第1色のサブ画素は赤色サブ画素、第2色のサブ画素は緑色サブ画素、第3色のサブ画素は青色サブ画素で具現される。サブ画素それぞれは、2Dモードで2D映像を表示し、3Dモードで3D映像を表示する第1サブ分割画素と、2Dモードで2D映像を表示し、3Dモードでブラックストライプの役割をするためにブラック映像を表示する第2サブ分割画素を含む。本発明の実施の形態に係る表示パネルの画素に対する詳しい説明は図5と結び付けて後述する。
【0022】
表示パネル10の上部ガラス基板上には、ブラックマットリックス、カラーフィルタ、共通電極などを含むカラーフィルタアレイが形成される。共通電極は、TN(Twisted Nematic)モードとVA(Vertical Alignment)モードのような垂直電界駆動方式では上部ガラス基板上に形成され、IPS(In Plane Switching)モードとFFS(Fringe Field Switching)モードのような水平電界駆動方式では画素電極とともに下部ガラス基板上に形成される。以下で、本発明はIPSモードの場合を中心に説明するが、ここに限定されなく、表示パネル10の液晶モードは前述のTNモード、VAモード、IPSモード、FFSモードだけでなく、どのような液晶モードでも具現することができる。
【0023】
表示パネル10は、代表的にバックライトユニットからの光を変調する透過型液晶表示パネルが選択される。バックライトユニットは、バックライトユニット駆動部から供給される駆動電流によって点灯する光源、導光板(または拡散板)、複数の光学シートなどを含む。バックライトユニットは、直下型(direct type)バックライトユニット、またはエッジ型(edge type)バックライトユニットで具現される。バックライトユニット30の光源は、HCFL(Hot Cathode Fluorescent Lamp)、CCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp)、EEFL(External Electrode Fluorescent Lamp)、LED(Light Emitting Diode)の内いずれか一または二種類以上の光源を含むことができる。
【0024】
バックライトユニット駆動部は、バックライトユニットの光源を点灯させるための駆動電流を発生する。バックライトユニット駆動部は、バックライト制御部の制御の下に光源に供給される駆動電流をオン/オフ(ON/OFF)する。バックライト制御部は、タイミングコントローラ140に含まれることもできる。
【0025】
図4を参照すれば、表示パネル10の上部ガラス基板には上部偏光板11Aが取り付けられ、下部ガラス基板には下部偏光板11Bが取り付けられる。上部偏光板11Aの光透過軸R1と下部偏光板11Bの光透過軸R2は直交する。また、上部ガラス基板と下部ガラス基板には液晶のプレチルト角(pre−tilt angle)を設定するための配向膜が形成される。表示パネル10の上部ガラス基板と下部ガラス基板の間には液晶層のセルギャップ(cell gap)を維持するためのスペーサが形成される。
【0026】
表示パネル10は、2Dモードで奇数ラインと偶数ラインに2D映像を表示する。表示パネル10は、3Dモードで奇数ラインに左目イメージ(または右目イメージ)を表示し偶数ラインに右目イメージ(または左目イメージ)を表示する。表示パネル10の画素に表示された映像は、上部偏光フィルムを通じて表示パネル10上に配置されたパターンドリターダ(Patterned Retarder)30に入射される。
【0027】
パターンドリターダ30は、奇数ラインに形成された第1リターダ31と偶数ラインに形成された第2リターダ32を含む。表示パネル10の奇数ラインは第1リターダ31と対向し、表示パネル10の偶数ラインは第2リターダ32と対向する。第1リターダ31は表示パネル10からの光の位相値を+λ/4(λは光の波長)だけ遅延させる。第2リターダ32は表示パネル10からの光の位相値を−λ/4だけ遅延させる。第1リターダ31の光軸(optic axis)(r3)と第2リターダ32の光軸(r4)は互いに直交する。そのため、第1リターダ31は表示パネル10から入射される光を第1円偏光(左円偏光)に変換する。第2リターダ32は表示パネル10から入射される光を第2円偏光(右円偏光)に変換する。
【0028】
偏光メガネ20は、第1リターダ31から変換された第1円偏光を通過させる左目偏光フィルタ(FL)と第2リターダ32から変換された第2円偏光を通過させる右目偏光フィルタ(FR)を含む。例えば、左目偏光フィルタ(FL)は左円偏光を通過させることができ、右目偏光フィルタ(FR)は右円偏光を通過させることができる。
【0029】
結局、パターンドリターダ方式の立体映像表示装置において、表示パネル10の奇数ラインに表示される左目イメージは第1リターダ31をパスして左円偏光に変換され、偶数ラインの画素に表示される右目イメージは第2リターダ32をパスして右円偏光に変換される。左円偏光は偏光メガネ20の左目偏光フィルタ(FL)をパスして使用者の左目に到逹するようになり、右円偏光は偏光メガネ20の右目偏光フィルタ(FR)をパスして使用者の右目に到逹するようになる。したがって、使用者は左目を通じて左目イメージのみを見るようになり、右目を通じて右目イメージのみを見るようになる。
【0030】
データ駆動部120は複数のソースドライブICを含む。ソースドライブICはフレームメモリ130から入力されるデジタルビデオデータ(RGB)を正極性/負極性ガンマ補償電圧に変換し正極性/負極性アナログデータ電圧を発生する。ソースドライブICから出力される正極性/負極性アナログデータ電圧は表示パネル10のデータライン(D)に供給される。
【0031】
フレームメモリ130は、タイミングコントローラ140からデジタルビデオデータ(RGB)とモード信号(MODE)の入力を受けデジタルビデオデータ(RGB)を貯蔵する。フレームメモリ130はモード信号(MODE)によって2Dモードと3Dモードを区別することができる。フレームメモリ130は3Dモードで入力された順にデジタルビデオデータ(RGB)をデータ駆動部120に出力する。フレームメモリ130は2Dモードで入力された順とは反対にデジタルビデオデータ(RGB)をデータ駆動部120に出力する。
【0032】
ゲート駆動部110は、タイミングコントローラ160の制御の下にデータ電圧に同期するゲートパルスを表示パネル10のゲートライン(G)に順次供給する。ゲート駆動部110は、シフトレジスタ、シフトレジスタの出力信号を液晶セルのTFT駆動に適合するスイング幅に変換するためのレベルシフタ及び出力バッファなどをそれぞれ含む複数のゲートドライブ集積回路で構成される。ゲート駆動部110は、3Dモードでゲートパルスをゲートラインに順方向に順次出力する。ゲート駆動部110は、2Dモードでゲートパルス(GP)をゲートラインに逆方向に順次出力する。
【0033】
タイミングコントローラ140は、ホストシステム150からデジタルビデオデータ(RGB)、タイミング信号と、モード信号(MODE)の入力を受ける。タイミング信号は、垂直同期信号、水平同期信号、データイネーブル信号、クロック信号などを含む。タイミングコントローラ140は、デジタルビデオデータ(RGB)、モード信号(MODE)、タイミング信号などに基づいてゲート駆動部110を制御するためのゲート制御信号(GCS)を生成し、データ駆動部を制御するためのデータ制御信号(DCS)を生成する。タイミングコントローラ140はゲート制御信号(GCS)をゲート駆動部110に出力する。タイミングコントローラ140はデジタルビデオデータ(RGB)とデータ制御信号(DCS)をデータ駆動部120に出力する。
【0034】
ホストシステム150は、LVDS(Low Voltage Differential Signaling) インターフェース、TMDS(Transition Minimized Differential Signaling) インターフェースなどのインターフェースを通じてデジタルビデオデータ(RGB)をタイミングコントローラ140に供給する。ホストシステム150は、タイミング信号と2Dモードと3Dモードを区別できるモード信号(MODE)などをタイミングコントローラ140に供給する。
【0035】
ホストシステム150は、表示パネル10の解像度に適合するように変換するために外部ビデオソース機器から入力されたデジタル映像データ(RGB)を変換するスケーラ(scaler)が内蔵したシステム・オン・チップ(System on Chip)を含むことができる。また、ホストシステム150は、3Dモードでデジタル映像データ(RGB)を3Dフォーマットによって変換する3Dフォーマッタを含むことができる。
【0036】
図5は、本発明の実施の形態に係る表示パネルの画素の中で一部を詳しく示す回路図である。図5を参照すれば、表示パネル10の下部基板上にゲートライン(G)とデータライン(D)の交差によって定義されたセル領域に画素200が配列される。また、共通電圧ライン(Vcom Line)はデータライン(Dj)と並行するように下部基板上に形成される。
【0037】
画素200それぞれは、赤色サブ画素(R)、緑色サブ画素(G)及び青色サブ画素(B)を含むことを中心に説明したが、これに限定されないことに注意しなければならない。赤色サブ画素(R)、緑色サブ画素(G)及び青色サブ画素(B)それぞれは第1サブ分割画素210と第2サブ分割画素220を含む。第1サブ分割画素210は2Dモードで2D映像を表示し3Dモードで3D映像を表示する。第2サブ分割画素220は2Dモードで2D映像を表示し3Dモードでブラックストライプの役割をするためにブラック映像を表示する。
【0038】
第1サブ分割画素210は、第1スキャンTFT211、第1画素電極240及び共通電極250を含む。第1サブ分割画素210は、第1画素電極240と共通電極250の間の電界によって駆動される。第1画素電極240それぞれは第1スキャンTFT211のドレーン電極に接続されデータ電圧の入力を受ける。共通電極250それぞれは共通電圧ライン(Vcom Line)に接続され共通電圧の入力を受ける。図5において、第1画素電極240はIPSモードのように水平電界方式で駆動されるように共通電極250と互いに並行するように形成される。しかし、本発明は、これに限定されなく、TNモードとVAモードのような水直電界方式が使用される。この場合、共通電極250は上部基板上に形成されなければならない。
【0039】
第1スキャンTFT211は、第k(kは1≦k≦nを満たす自然数、nは表示パネルのゲートラインの数)ゲートライン(Gk)の第kゲートパルス(GPk)に応答し、第j(jは1≦j≦mを満たす自然数、mは表示パネルのデータラインの数)データライン(Dj)のデータ電圧を第1画素電極240に供給する。第1スキャンTFT211のゲート電極は、第kゲートライン(Gk)に接続され、ソース電極は第jデータライン(Dj)に接続され、ドレーン電極は第1サブ分割画素210の第1画素電極240に接続される。
【0040】
第2サブ分割画素220は、第2及び第3スキャンTFT(221、222)、第2画素電極260及び共通電極250を含む。第2サブ分割画素220は、第2及び第3スキャンTFT(221、222)に接続され、第2画素電極260と共通電極250の間の電界によって駆動される。第2画素電極260それぞれは第2スキャンTFT221のドレーン電極と第3スキャンTFT222のソース電極に接続され、データ電圧または共通電圧の入力を受ける。共通電極250は、共通電圧ライン(Vcom Line)に接続され、共通電圧の入力を受ける。図5において、第2画素電極260は、IPSモードのように水平電界が形成できるように共通電極250と互いに並行するように形成される。しかし、本発明は、これに限定されないことに注意しなければならない。
【0041】
第2スキャンTFT221は、第kゲートライン(Gk)の第kゲートパルス(GPk)に応答し、第jデータライン(Dj)のデータ電圧を第2サブ分割画素220の第2画素電極260に供給する。第2スキャンTFT221のゲート電極は、第kゲートライン(Gk)に接続され、ソース電極は第jデータライン(Dj)に接続され、ドレーン電極は第2サブ分割画素220の第2画素電極260に接続される。
【0042】
第3スキャンTFT222は、第k+1ゲートライン(Gk+1)の第k+1ゲートパルス(GPk+1)に応答し、共通電圧ライン(Vcom Line)の共通電圧を第2サブ分割画素220の第2画素電極260に供給する。第3スキャンTFT222のゲート電極は、第k+1ゲートライン(Gk+1)に接続され、ソース電極は第2サブ分割画素220の第2画素電極260に接続され、ドレーン電極は共通電圧ライン(Vcom Line)に接続される。
【0043】
図6は、3Dモードで図5のサブ画素に供給されるゲートパルス、データ電圧及び第1サブ分割画素と第2サブ分割画素それぞれの画素電極と共通電極の電圧を示す波形図である。図7は、3Dモードで画素の表示映像を示す図である。
【0044】
図6を参照すれば、ゲートパルス(GPk)は3Dモードで所定の期間の間ゲートハイ電圧(VGH)で発生する。所定の期間は1水平期間(1H)に設定できる。1水平期間(1H)は表示パネル10で1ラインの画素にデジタル映像データが記入される1ラインスキャニング時間を意味する。ゲートハイ電圧(VGH)はゲートロー電圧(VGL)より高い電圧に設定される。ゲート駆動部110は3Dモードでゲートパルス(GP)を第1乃至第nゲートラインに順方向に順次出力する。すなわち、ゲート駆動部110は、図6のように、第k−1ゲートパルス(GPk−1)、第kゲートパルス(GPk)及び第k+1ゲートパルス(GPk+1)を順次出力する。
【0045】
フレームメモリ150は、3Dモードで入力された順にデジタルビデオデータ(RGB)をデータ駆動部120に出力する。1フレーム期間の間ある一データラインに供給されるデジタルビデオデータ(RGB)は第1乃至第nデジタルビデオデータを含む。フレームメモリ150は3Dモードで第1乃至第nデジタルビデオデータを順方向に順次出力する。データ駆動部120はフレームメモリ150から入力される第1乃至第nデジタルビデオデータを第1乃至第nアナログデータ電圧に変換する。データ駆動部120は第1データ電圧乃至第nデータ電圧を順方向にデータライン(D)に順次出力する。図6のように、データ駆動部120は、第k−2データ電圧(Vk−2)、第k−1データ電圧(Vk−1)、第kデータ電圧(Vk)、第k+1データ電圧(Vk+1)、及び第k+2データ電圧(Vk+2)を順次第jデータラインに供給する。第k−1データ電圧(Vk−1)は第k−1ゲートパルス(GPk−1)に同期し、第kデータ電圧(Vk)は第kゲートパルス(GPk)に同期し、第k+1データ電圧(Vk+1)は第k+1ゲートパルス(GPk+1)に同期する。
【0046】
一方、図6は、データ駆動部120がある一フレーム期間の間共通電圧より高い正極性データ電圧をある一データラインに供給することを示す一例である。しかし、本発明は、これに限定されないことに注意しなければならない。例えば、データ駆動部120はp(pは自然数)フレーム期間毎に正極性及び負極性データ電圧を交互に共給することができる。または、データ駆動部120はq(qは自然数)水平期間ごとに正極性及び負極性データ電圧を交互に共給することができる。
【0047】
以下、図5乃至図7を参照して3Dモードで第1サブ分割画素210と第2サブ分割画素220の表示映像を説明する。本発明は、第1画素電極と共通電極または第2画素電極と共通電極の間の電圧差が発生する場合ホワイト階調を表現し、電圧差が発生しない場合ブラック階調を表現するノーマリーブラック(normaly black)モードで具現されることを中心に説明する。しかし、これに限定されないことに注意しなければならない。
【0048】
一番目に、第1期間(t1)は第k−1ゲートパルス(GPk−1)がゲートハイ電圧(VGH)で発生する期間である。第1期間(t1)の間、第1スキャンTFT211、第2スキャンTFT221及び第3スキャンTFT222はターンオンされない。
【0049】
二番目に、第2期間(t2)は第kゲートパルス(GPk)がゲートハイ電圧(VGH)に発生する期間である。第2期間(t2)の間、第1スキャンTFT211と第2スキャンTFT221はターンオンされ、第3スキャンTFT222はターンオンされない。
【0050】
第1スキャンTFT211は第kゲートライン(Gk)の第kゲートパルス(GPk)に応答して第kデータ電圧(Vk)を第1画素電極240に供給する。したがって、第1画素電極240の電圧(Vp1)は第kデータ電圧に上昇する。これにより、第1画素電極240と共通電極250の間に電圧差が大きくなるので、第1サブ分割画素210はホワイト階調を表現する。
【0051】
第2スキャンTFT211は第kゲートライン(Gk)の第kゲートパルス(GPk)に応答して第kデータ電圧(Vk)を第2画素電極260に供給する。したがって、第2画素電極260の電圧(Vp2)は第kデータ電圧に上昇する。第2画素電極260と共通電極250の間の電圧差が大きくなるので、第2サブ画素220はホワイト階調を表示する。
【0052】
三番目に、第3期間(t3)は第k+1ゲートパルス(GPk+1)がゲートハイ電圧(VGH)に発生する期間である。第3期間(t3)の間、第1スキャンTFT211と第2スキャンTFT221はターンオンされなく、第3スキャンTFT222はターンオンされる。
【0053】
第3スキャンTFT222は第k+1ゲートライン(Gk+1)の第k+1ゲートパルス(GPk+1)に応答して共通電圧(Vcom)を第2画素電極260に供給する。したがって、第2サブ分割画素220の第2画素電極260の電圧(Vp2)は共通電圧(Vcom)に下降する。第2サブ分割画素220は第2画素電極260と共通電極250の間の電圧差が小さくなるので、ブラック階調を表示する。すなわち、第2サブ分割画素220は図7のようにブラックストライプとしての役割をする。
【0054】
図7のように、3DモードでRサブ画素(R)の第1サブ分割画素210は赤色映像(Red)を表示し、Gサブ画素(G)の第1サブ分割画素210は緑映像(Green)を表示し、Bサブ画素(B)の第1サブ分割画素210は青色映像(Blue)を表示する。また、Rサブ画素(R)の第2サブ分割画素220、Gサブ画素(G)の第2画素220及びBサブ画素(B)の第2サブ分割画素220はブラック映像(Black)を表示する。すなわち、3DモードでRサブ画素(R)の第2サブ分割画素220、Gサブ画素(G)の第2サブ分割画素220及びBサブ画素(B)の第2サブ分割画素220はブラックストライプとしての役割をする。
【0055】
図8は、2Dモードで図5のサブ画素に供給されるゲートパルス、データ電圧及び第1サブ分割画素と第2サブ分割画素それぞれの画素電極と共通電極の電圧を示す波形図である。図9は、2Dモードで画素の表示内容を示す図である。
【0056】
図8を参照すれば、ゲートパルス(GPk)は2Dモードで所定の期間の間ゲートハイ電圧(VGH)で発生する。所定の期間は1水平期間(1H)に設定される。ゲート駆動部110は2Dモードでゲートパルス(GP)を第1乃至第nゲートライン(G)に逆方向に出力する。すなわち、ゲート駆動部110は、図8のように、第k+1ゲートパルス(GPk+1)、第kゲートパルス(GPk)及び第k−1ゲートパルス(GPk−1)を順次出力する。
【0057】
フレームメモリ150は2Dモードで入力された順序と反対にデジタルビデオデータ(RGB)を出力する。1フレーム期間の間ある一データラインに供給されるデジタルビデオデータ(RGB)は第1乃至第nデジタルビデオデータを含む。フレームメモリ150は2Dモードで第1乃至第nデジタルビデオデータを逆方向に順次出力する。データ駆動部120はフレームメモリ150から入力される第1第nデジタルビデオデータを第1乃至第nアナログデータ電圧に変換してデータライン(D)に供給する。したがって、データ駆動部120は第1データ電圧乃至第nデータ電圧を逆方向にデータライン(D)に順次出力する。図8のように、データ駆動部120は、第k+2データ電圧(Vk+2)、第k+1データ電圧(Vk+1)、第kデータ電圧(Vk)、第k−1データ電圧(Vk−1)及び第k−2データ電圧(Vk−2)を順次第jデータラインに供給する。第k+1データ電圧(Vk+1)は第k+1ゲートパルス(GPk+1)に同期し、第kデータ電圧(Vk)は第kゲートパルス(GPk)に同期し、第k−1データ電圧(Vk−1)は第k−1ゲートパルス(GPk−1)に同期する。
【0058】
一方、図8は、データ駆動部120がある一フレーム期間の間共通電圧より高い正極性データ電圧をある一データラインに供給することを示す一例を示す。しかし、本発明はここに限定されないことに注意しなければならない。
【0059】
以下に、図5、図8及び図9を参照して、2Dモードで第1サブ分割画素210と第2サブ分割画素220の表示映像を説明する。本発明は、第1画素電極と共通電極または第2画素電極と共通電極の間の電圧差が発生する場合ホワイト階調を表現し、電圧差が発生しない場合ブラック階調を表現するノーマリーブラック(normaly black)モードで具現されることを中心に説明する。しかし、これに限定されないことに注意しなければならない。
【0060】
一番目に、第1期間(t3)は第k+1ゲートパルス(GPk+1)がゲートハイ電圧(VGH)で発生する期間である。第1期間(t1)の間、第1スキャンTFT211と第2スキャンTFT221はターンオンされなく、第3スキャンTFT222はターンオンされる。
【0061】
第3スキャンTFT222は第k+1ゲートライン(Gk+1)の第k+1ゲートパルス(GPk+1)に応答して共通電圧(Vcom)を第2画素電極260に供給する。したがって、第2サブ分割画素220の第2画素電極260の電圧(Vp2)は共通電圧(Vcom)に上昇する。第2サブ分割画素220は第2画素電極260と共通電極250の間の電圧差が小さくなるので、ブラック階調を表示する。
【0062】
二番目に、第2期間(t2)は第kゲートパルス(GPk)がゲートハイ電圧(VGH)で発生する期間である。第2期間(t2)の間、第1スキャンTFT211と第2スキャンTFT221はターンオンされ、第3スキャンTFT222はターンオンさない。
【0063】
第1スキャンTFT211は第kゲートライン(Gk)の第kゲートパルス(GPk)に応答して第kデータ電圧(Vk)を第1画素電極240に供給する。したがって、第1画素電極240の電圧(Vp1)は第kデータ電圧に上昇する。これにより、第1画素電極240と共通電極250の間に電圧差が大きくなるので、第1サブ分割画素210はホワイト階調を表現する。
【0064】
第2スキャンTFT211は第kゲートライン(Gk)の第kゲートパルス(GPk)に応答して第kデータ電圧(Vk)を第2画素電極260に供給する。したがって、第2画素電極260の電圧(Vp2)は第kデータ電圧に上昇する。第2画素電極260と共通電極250の間の電圧差が大きくなるので、第2サブ分割画素220はホワイト階調を表示する。
【0065】
三番目に、第3期間(t3)は第k−1ゲートパルス(GPk−1)がゲートハイ電圧(VGH)で発生する期間である。第3期間(t3)の間、第1スキャンTFT211、第2スキャンTFT221及び第3スキャンTFT222はターンオンされない。
【0066】
図9のように、3DモードでRサブ画素(R)の第1及び第2サブ分割画素(210、220)は赤色映像(Red)を表示し、Gサブ画素(G)の第1及び第2サブ分割画素(210、220)は緑色映像(Green)を表示し、Bサブ画素(B)の第1及び第2サブ分割画素(210、220)は青色映像(Blue)を表示する。すなわち、2DモードでRサブ画素(R)の第1及び第2サブ分割画素(210、220)、Gサブ画素(G)の第1及び第2サブ分割画素(210、220)及びBサブ画素(B)の第1及び第2サブ分割画素(210、220)はすべて映像を表示するので、2D映像の輝度を高めることができる。
【0067】
一方、本発明の第3スキャンTFT222は、第k+1ゲートライン(Gk+1)に接続され、第k+1ゲートライン(Gk+1)により制御されることを中心に説明したが、これに限定されないことに注意しなければならない。例えば、第3スキャンTFT222は第k+2乃至第k+s(sは3以上の自然数)ゲートラインの内いずれか一つに接続されて、それにより制御されることがある。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
データライン、ゲートライン及び複数のサブ画素を含む表示パネルと、
入力されたデジタルビデオデータをデータ電圧に変換して前記データラインに出力するデータ駆動部と、
前記データ電圧に同期するゲートパルスを前記ゲートラインに順次出力するゲート駆動部と
を備え、
前記サブ画素のそれぞれは、
第k(kは1≦k≦nを満たす自然数、nは前記表示パネルのゲートライン数)ゲートラインの第kゲートパルスに応答して前記第j(jは1≦j≦mを満たす自然数、mは前記表示パネルのデータラインの数)データラインのデータ電圧を第1サブ分割画素電極に充電する第1サブ分割画素と、
前記第kゲートパルスに応答して前記第jデータラインのデータ電圧を充電し、第k+1乃至第k+s(sは3以上の自然数)ゲートラインの内いずれか一つのゲートラインのゲートパルスに応答して共通ラインの共通電圧を第2サブ分割画素電極に充電する第2サブ分割画素と
を含むことを特徴とする立体映像表示装置。
【請求項2】
前記ゲート駆動部は、
前記3Dモードで前記ゲートパルスを前記ゲートラインに順方向に順次出力し、前記2Dモードで前記ゲートパルスを前記ゲートラインに逆方向に順次出力することを特徴とする、請求項1記載の立体映像表示装置。
【請求項3】
入力された前記デジタルビデオデータを貯蔵し、前記3Dモードで前記デジタルビデオデータを入力された手順で前記データ駆動部に出力し、前記2Dモードで前記デジタルビデオデータを入力された手順と反対に前記データ駆動部に出力するフレームメモリをさらに含む請求項2記載の立体映像表示装置。
【請求項4】
前記データ駆動部は、
前記3Dモードで前記データ電圧を前記データラインそれぞれに順方向に順次出力し、前記2Dモードで前記データ電圧を前記データラインそれぞれに逆方向に順次出力することを特徴とする、請求項3記載の立体映像表示装置。
【請求項5】
前記第1サブ分割画素は、
ゲート電極が前記第kゲートラインに接続され、ソース電極が第jデータラインに接続され、ドレーン電極が前記第1画素電極に接続される第1TFTを備えることを特徴とする、請求項4記載の立体映像表示装置。
【請求項6】
前記第2サブ分割画素は、
ゲート電極が前記第kゲートラインに接続され、ソース電極が第jデータラインに接続され、ドレーン電極が前記第2画素電極に接続される第2スキャンTFTと、
ゲート電極が前記第k+1乃至第k+sゲートラインの内いずれか一つのゲートラインに接続され、ソース電極が前記第2画素電極に接続され、ドレーン電極が前記共通ラインに接続されることを特徴とする、請求項5記載の立体映像表示装置。
【請求項7】
データライン、ゲートライン及び第1サブ分割画素と第2サブ分割画素が形成されたサブ画素を含む表示パネルを備える立体映像表示装置の駆動方法において、
入力されたデジタルビデオデータをデータ電圧に変換して前記データラインに出力する段階と、
前記データ電圧に同期されるゲートパルスを前記ゲートラインに順次出力する段階と、
第k(kは1≦k≦nを満たす自然数、nは前記表示パネルのゲートライン数)ゲートラインの第kゲートパルスに応答して前記第j(jは1≦j≦mを満たす自然数、mは前記表示パネルのデータラインの数)データラインのデータ電圧を前記第1サブ分割画素の第1サブ分割画素の第1サブ分割画素電極に充電する段階と、
前記第kゲートパルスに応答して前記第jデータラインのデータ電圧を充電し、第k+1乃至第k+s(sは3以上の自然数)ゲートラインの内いずれか一つのゲートラインのゲートパルスに応答して共通ラインの共通電圧を前記第2サブ分割画素の第2サブ分割画素電極に充電する段階を含む立体映像表示装置の駆動方法。
【請求項8】
前記データ電圧に同期されるゲートパルスを前記ゲートラインに順次出力する段階は、
前記3Dモードで前記ゲートパルスを第1ゲートライン乃至第nゲートラインに順方向に順次出力し、前記2Dモードで前記ゲートパルスを第1ゲートライン乃至第nゲートラインに逆方向に順次出力する段階であることを特徴とする、請求項7記載の立体映像表示装置の駆動方法。
【請求項9】
入力されたデジタルビデオデータをデータ電圧に変換し前記データラインに出力する段階は、
入力された前記デジタルビデオデータを貯蔵し、前記3Dモードで前記デジタルビデオデータを入力された手順で出力し、前記2Dモードで前記デジタルビデオデータを入力された手順と反対に出力することを特徴とする、請求項8記載の立体映像表示装置の駆動方法。
【請求項10】
前記入力されたデジタルビデオデータをデータ電圧に変換し前記データラインに出力する段階は、
前記3Dモードで第1ゲートパルスに同期する第1データ電圧乃至第nゲートパルスに同期する第nデータ電圧を前記データラインそれぞれに順方向に順次出力し、前記2Dモードで第1データ電圧乃至第nデータ電圧を前記データラインそれぞれに逆方向に順次出力することを特徴とする、請求項9記載の立体映像表示装置の駆動方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−234176(P2012−234176A)
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−101328(P2012−101328)
【出願日】平成24年4月26日(2012.4.26)
【出願人】(501426046)エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド (732)
【Fターム(参考)】