説明

竪穴区画の耐火構造及び竪穴区画の施工方法

【課題】竪穴区画内からの耐火壁の施工をなくし、竪穴区画内への足場の架設をなくして、施工の手間を省略し、施工時間を短縮化して、竪穴区画内工事の着手を早めることができる竪穴区画の耐火構造を提供する。
【解決手段】エレベータシャフト42の周囲に配設された横架材32と、横架材32の下面に上端部を取り付け固定される耐火壁34と、横架材32を被覆する耐火材52とを有するエレベータシャフトの耐火構造50であって、
耐火材52は、乾式の耐火材とされ、この乾式の耐火材が横架材32のエレベータシャフト42に対する外側面を覆って、上端部が横架材32の上部に配置された床材44の下面を覆い、下端部が耐火壁34の上部を覆って取り付けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、竪穴区画の耐火構造及び竪穴区画の施工方法に関し、特に、施工が容易な竪穴区画の耐火構造及び竪穴区画の施工方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、建築物における竪穴区画としては、エレベータシャフトやパイプシャフト等が知られている。
【0003】
図4には、建物10の平面図が示されており、この建物10には竪穴区画の一例としてエレベータ12が設置され、このエレベータ12は昇降するエレベータかご14を囲んで防火区画壁を構成するエレベータシャフト16が形成されている。
【0004】
このエレベータシャフト16は、竪穴区画の耐火性能として1時間耐火が要求され、このエレベータシャフト16の竪穴区画の耐火性能確保のためにエレベータシャフト16構成部材に耐火材もしくは耐火被覆を施す必要がある。
【0005】
そのため、図5に示すように、エレベータシャフト壁18を構成する鉄骨等からなる横架材20については、エレベータシャフト16の内面側及び外面側の両面から例えばロックウール吹きつけ等の耐火被覆22を施す必要がある。
【0006】
なお、耐火壁材24としては、図示せぬが、チャンネル材を挟んで2枚の防火石膏ボードを取り付けたものが用いられるようになっている。
【0007】
エレベータシャフト16内の耐火被覆及び防火石膏ボード施工のためには、エレベータシャフト16内に足場を架設する必要があり、その足場として特許文献1に示すような提案もなされている。
【0008】
また、耐火壁材24には、チャンネル材の片側に3枚の防火石膏ボードを取り付けたものもあるが、横架材には両面からのロックウール吹きつけが必要となり、竪穴区画内に足場が必要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開平6−288080号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
このような足場による場合であっても、足場の架設には手間がかかり、また、その施工後の足場の解体を含めると、非常に手間、時間がかかる工事となる。
【0011】
そのため、後工程のエレベータ工事の着手が遅れるという問題がある。
【0012】
本発明の目的は、一方の側からは極端に施工困難な条件に設置される乾式工法の防火区画に関し、その施工性を大幅に改善することが可能な竪穴区画の耐火構造及び竪穴区画の施工方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
(1)前記目的を達成するため、本発明の竪穴区画の耐火構造は、竪穴区画の周囲に配設された横架材と、前記横架材の下面に上端部を取り付け固定される耐火壁と、前記横架材を被覆する耐火材とを有する竪穴区画の耐火構造であって、
前記耐火材は、乾式の耐火材とされ、この乾式の耐火材が前記横架材の前記竪穴区画に対する外側面を覆って、上端部が前記横架材の上部に配置された床材の下面を覆い、下端部が前記耐火壁の上部を覆って取り付けられることを特徴とする。
【0014】
本発明によれば、乾式の耐火材が前記横架材の前記竪穴区画に対する外側面を覆って、上端部が前記横架材の上部に配置された床材の下面を覆い、下端部が前記耐火壁の上部を覆って取り付けられることで、竪穴区画内からの耐火壁の施工をなくし、竪穴区画内への足場の架設をなくして、施工の手間を省略し、施工時間を短縮化して、竪穴区画内工事の着手を早めることができる。
【0015】
(2)本発明においては、(1)において、
前記横架材は、上下に位置して竪穴区画に対して外側に開口する一対の横壁と、前記横壁の前記開口よりも前記竪穴区画よりを連結する縦壁とを有する形鋼材とされ、
前記乾式の耐火材は、前記縦壁の竪穴区画に対する外側面に取り付けられる縦壁側耐火材と、前記竪穴区画に対して外側に開口する前記横壁の開口を覆って上下端部が前記床材及び前記耐火壁に取り付けられる開口側耐火材とを有するものとすることができる。
【0016】
このような構成とすることにより、縦壁側耐火材と開口側耐火材とで耐火材が二重構造となり、竪穴区画の外側のみからの耐火施工で十分な耐火性能を得ることが可能となる。
【0017】
(3)本発明においては、(2)において、
前記縦壁側耐火材と、前記開口側耐火材との間には、空気断熱層が形成されるようにすることができる。
【0018】
このような構成とすることにより、縦壁側耐火材と開口側耐火材との間の空気断熱層によってより一層耐火性能を高めることが可能となる。
【0019】
(4)本発明においては、(2)または(3)において、
前記縦壁側耐火材及び前記開口側耐火材の表面にアルミ被覆材を取り付けるようにすることができる。
【0020】
このような構成とすることにより、縦壁側耐火材及び開口側耐火材のアルミ被覆材によって、さらに一層耐火性能を高めることが可能となる。
【0021】
(5)本発明においては、(1)〜(4)のいずれかにおいて、
前記乾式の耐熱材には、0.08g/cm3の高耐熱ロックウールを用いることができる。
【0022】
このような構成とすることにより、0.08g/cm3の高耐熱ロックウールを用いることで、十分な耐熱性能を確保することが可能となる。
【0023】
(6)本発明においては、(1)〜(5)のいずれかにおいて、
前記耐火壁は、軽量プレキャストコンクリート板壁とすることができる。
【0024】
このような構成とすることにより、十分な耐熱性能を有するとともに、耐熱性石膏ボードを2枚貼り合わせるような手間がいらず、工期短縮を図ることが可能となる。
【0025】
(7)本発明の竪穴区画の施工方法は、(1)〜(6)のいずれかに記載の竪穴区画の耐火構造を用いた竪穴区画の施工方法であって、
上下の横架材及び床材を取り付けた状態において、前記竪穴区画内の空間を用いて耐火壁材を耐火壁材設置位置まで吊り込む工程と、
前記耐火壁材設置位置で前記耐火壁材の下端を前記床材上から前記床材上に取り付け固定する工程と、
下端を固定した前記耐火壁の上端を床材上から上部側の横架材の下面に取り付け固定して耐火壁を形成する工程と、
前記横架材、床材下面及び耐火壁上端部にわたって床材上から(1)〜(6)のいずれかに記載の耐火構造を形成する工程と、
を含むことを特徴とする。
【0026】
本発明によれば、耐火壁材の設置も、横架材の耐火被覆も竪穴区画の外側からの施工で行うことができ、竪穴区画内からの耐火壁の施工をなくし、竪穴区画内への足場の架設をなくして、施工の手間を省略し、施工時間を短縮化して、竪穴区画内工事の着手を早めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる竪穴区画の耐火構造を示す断面図である。
【図2】本発明の他の実施の形態にかかる竪穴区画の耐火構造を示す断面図である。
【図3】図2に示す竪穴区画の耐火構造を用いた竪穴区画の施工方法を示す図である。
【図4】竪穴区画を有する建物の平面図である。
【図5】従来の竪穴区画の耐火構造を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0029】
図1は、本発明の一実施の形態にかかる竪穴区画の耐火構造を示す図である。
【0030】
図1には、この竪穴区画の耐火構造の一例としてエレベータシャフトの耐火構造30を示しており、このエレベータシャフトの耐火構造30は、横架材32と、耐火壁34と、耐火材36とを有している。
【0031】
横架材32は、I形鋼またはH形鋼ウエブ部38を縦壁にして一対のフランジ部40を横壁にして用いられ、エレベータシャフト42の周囲に配設されるようになっている。
【0032】
また、この横架材32の上面には、エレベータシャフト42の外方位置に床材44が取り付けられるようになっている。
【0033】
耐火壁34は、軽量プレキャストコンクリート板壁となっており、軽量プレキャストコンクリート板46が下端部が下部の床材44に取り付けられ、上端部が上部の横架材32の下部側フランジ部40の下面に取り付けられるようになっている。
【0034】
この軽量プレキャストコンクリート板46の厚さは、例えば85mmとされている。
【0035】
このように、耐火壁34を軽量プレキャストコンクリート板46にて形成することで、十分な耐熱性能を有するとともに、耐熱性石膏ボードを2枚貼り合わせるような手間がいらず、工期短縮を図ることが可能となる。
【0036】
耐火材36は、横架材32を被覆するようになっている。
【0037】
具体的には、耐火材36は乾式の耐火材とされ、この乾式の耐火材が横架材32のエレベータシャフト42に対する外側面、すなわちエレベータシャフト42の外方に位置する上下部のフランジ部40の対向面及びそれに連なるウエブ部38の外側面を覆って、上端部が横架材32の上部に配置された床材44の下面を覆い、下端部が耐火壁34の上部を覆って取り付けられるようになっている。
【0038】
また、耐火材36としては、例えば0.08g/cm3の高耐熱ロックウールを用いるようにしており、十分な耐熱性能を確保するようにしている。
【0039】
また、耐火材36の厚さは、例えば60mm以上で、1時間耐火に十分に耐え得るようにしている。
【0040】
このように、乾式の耐火材36が横架材32のエレベータシャフト42に対する外側面を覆って、上端部が横架材32の上部に配置された床材44の下面を覆い、下端部が耐火壁34の上部を覆って取り付けられることで、エレベータシャフト42内からの耐火壁34の施工をなくし、エレベータシャフト42内への足場の架設をなくして、施工の手間を省略し、施工時間を短縮化して、竪穴区画内工事の着手を早めることができることとなる。
【0041】
図2は、本発明の他の実施の形態にかかる竪穴区画の耐火構造として他のエレベータシャフトの耐火構造を示す図である。
【0042】
このエレベータシャフトの耐火構造50は、図1の実施の形態と同様に、横架材32と、耐火壁34とを有しており、耐火材52のみが相違した状態となっている。
【0043】
すなわち、横架材32は、I形鋼またはH形鋼ウエブ部38を縦壁にして一対のフランジ部40を横壁にして用いられ、エレベータシャフト42の周囲に配設されるようになっている。
【0044】
また、この横架材32の上面には、エレベータシャフト42の外方位置に床材44が取り付けられるようになっている。
【0045】
耐火壁34は、軽量プレキャストコンクリート板壁となっており、軽量プレキャストコンクリート板46が下端部が下部の床材44に取り付けられ、上端部が上部の横架材32の下部側フランジ部40の下面に取り付けられるようになっている。
【0046】
この軽量プレキャストコンクリート板46の厚さは、例えば85mmとされている。
【0047】
このように、耐火壁34を軽量プレキャストコンクリート板46にて形成することで、十分な耐熱性能を有するとともに、耐熱性石膏ボードを2枚貼り合わせるような手間がいらず、工期短縮を図ることが可能となる。
【0048】
耐火材52は、乾式の耐火材からなるもので、縦壁側耐火材54と、開口側耐火材56とを有している。
【0049】
縦壁側耐火材54は、縦壁であるウエブ部38のエレベータシャフト42に対する外側面に取り付けられるようになっている。
【0050】
横壁であるフランジ部40間のエレベータシャフト42と反対側の開口を覆って上下端部が床材44及び耐火壁34に取り付けられるようになっている。
【0051】
また、縦壁側耐火材54及び開口側耐火材56は、それぞれ例えば0.08g/cm3の高耐熱ロックウールを用いるようにしており、縦壁側耐火材54の厚さは25mm、開口側耐火材56の厚さは60mmとなっている。
【0052】
このように、縦壁側耐火材54と開口側耐火材56とで耐火材52が二重構造となり、エレベータシャフト42の外側のみからの耐火施工で十分な耐火性能を得ることが可能となる。
【0053】
さらに、本実施の形態では、縦壁側耐火材54と、開口側耐火材56との間には、空気断熱層58が形成されるようになっている。
【0054】
このように、縦壁側耐火材54と開口側耐火材56との間に空気断熱層58を形成することにより、より一層耐火性能を高めることが可能となる。
そしてさらに、本実施の形態においては、縦壁側耐火材54及び開口側耐火材56の表面にアルミ被覆材60を取り付けるようにしている。
【0055】
このように、縦壁側耐火材54及び開口側耐火材56の表面に設けたアルミ被覆材60によって、さらに一層耐火性能を高めることが可能となる。
【0056】
図3には、図2に示したエレベータシャフトの耐火構造50を用いた竪穴区画の施工方法を示す。
【0057】
この竪穴区画の施工方法は、まず、同図(1)に示すように、上下の横架材32及び床材44を取り付けた状態において、エレベータシャフト42内の空間を用いて耐火壁34を形成する耐火壁材である軽量プレキャストコンクリート板46を設置位置まで吊り込む。
【0058】
次いで、同図(2)に示すように、軽量プレキャストコンクリート板46を吊り下げたまま、軽量プレキャストコンクリート板46の設置位置で、軽量プレキャストコンクリート板46の下端をファスナー62を用いて、床材44上に取り付け固定する。
【0059】
この作業は、作業者64が床材44上で行えるため、エレベータシャフト42内への足場は不要である。
【0060】
なお、図示せぬが、軽量プレキャストコンクリート板46と床材44との間には、耐火性のガスケットを挿入するようにしている。
【0061】
次に、同図(3)に示すように、同図(1)で下端を固定した軽量プレキャストコンクリート板46の上端を上部側の横架材32の下面にファスナー62を用いて取り付け固定する。
【0062】
この作業は、作業者64が床材44上で脚立66を用いて行えるため、エレベータシャフト42内への足場は不要である。
【0063】
そして、順次軽量プレキャストコンクリート板46を取り付け固定して耐火壁34を形成する。
【0064】
この場合、図示せぬが、軽量プレキャストコンクリート板46同士の側面間には、耐火性のガスケットを挿入し、目地処理するようにしている。
【0065】
そして、次に、同図(4)に示すように、横架材32のウエブ部38のエレベータシャフト42と反対側の面に縦壁側耐火材54を取り付け、この縦壁側耐火材54との間に空気断熱層58を残して床材44下面及び耐火壁34上端部にわたって上下フランジ部40間のエレベータシャフト42と反対側の開口部に開口部側耐火材56を取り付ければ耐火材52を有するエレベータシャフト42の耐火構造が得られる。
【0066】
この作業も、作業者64が床材44上で脚立66を用いて行えるため、エレベータシャフト42内への足場は不要である。
【0067】
このように、耐火壁34の設置も、横架材32の耐火被覆もエレベータシャフト42の外側からの施工で行うことができ、エレベータシャフト42内からの耐火壁34の施工をなくし、エレベータシャフト42内への足場の架設をなくして、施工の手間を省略し、施工時間を短縮化して、竪穴区画内工事の着手を早めることができる。
【産業上の利用可能性】
【0068】
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の形態に変形可能である。
【0069】
例えば、前記実施の形態では、竪穴区画の一例としてエレベータシャフトを示したが、この例に限らず、パイプスペースなどの竪穴区画の耐火構造にも適用可能である。
【0070】
また、前記実施の形態では、横架材としてI形鋼またはH形鋼を用いたが、この例に限らず、チャンネル材等を用いるようにしても良い。
【0071】
また、図3に示した竪穴区画の施工方法においては、図2の実施の形態における竪穴区画の耐火構造を用いる場合について説明したが、この例に限らず、図1に示す実施の形態における竪穴区画の耐火構造を用いる場合にも適用可能である。
【符号の説明】
【0072】
30、50 エレベータシャフトの耐火構造
32 横架材
34 耐火壁
36、52 耐火材
38 ウエブ部
40 フランジ部
42 エレベータシャフト
44 床材
46 軽量プレキャストコンクリート板
54 縦壁側耐火材
56 開口側耐火材
58 空気断熱層
60 アルミ被覆材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
竪穴区画の周囲に配設された横架材と、前記横架材の下面に上端部を取り付け固定される耐火壁と、前記横架材を被覆する耐火材とを有する竪穴区画の耐火構造であって、
前記耐火材は、乾式の耐火材とされ、この乾式の耐火材が前記横架材の前記竪穴区画に対する外側面を覆って、上端部が前記横架材の上部に配置された床材の下面を覆い、下端部が前記耐火壁の上部を覆って取り付けられることを特徴とする竪穴区画の耐火構造。
【請求項2】
請求項1において、
前記横架材は、上下に位置して竪穴区画に対して外側に開口する一対の横壁と、前記横壁の前記開口よりも前記竪穴区画よりを連結する縦壁とを有する形鋼材とされ、
前記乾式の耐火材は、前記縦壁の竪穴区画に対する外側面に取り付けられる縦壁側耐火材と、前記竪穴区画に対して外側に開口する前記横壁の開口を覆って上下端部が前記床材及び前記耐火壁に取り付けられる開口側耐火材とを有することを特徴とする竪穴区画の耐火構造。
【請求項3】
請求項2において、
前記縦壁側耐火材と、前記開口側耐火材との間には、空気断熱層が形成されることを特徴とする竪穴区画の耐火構造。
【請求項4】
請求項2または3において、
前記縦壁側耐火材及び前記開口側耐火材の表面にはアルミ被覆材が取り付けられることを特徴とする竪穴区画の耐火構造。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれかにおいて、
前記乾式の耐熱材には、0.08g/cm3の高耐熱ロックウールが用いられることを特徴とする竪穴区画の耐火構造。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれかにおいて、
前記耐火壁は、軽量プレキャストコンクリート板壁とされていることを特徴とする竪穴区画の耐火構造。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれかに記載の竪穴区画の耐火構造を用いた竪穴区画の施工方法であって、
上下の横架材及び床材を取り付けた状態において、前記竪穴区画内の空間を用いて耐火壁材を耐火壁材設置位置まで吊り込む工程と、
前記耐火壁材設置位置で前記耐火壁材の下端を前記床材上から前記床材上に取り付け固定する工程と、
下端を固定した前記耐火壁の上端を床材上から上部側の横架材の下面に取り付け固定して耐火壁を形成する工程と、
前記横架材、床材下面及び耐火壁上端部にわたって床材上から前記請求項1〜6のいずれかに記載の耐火構造を形成する工程と、
を含むことを特徴とする竪穴区画の施工方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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