説明

端末接続方法、端末接続装置、端末接続プログラム

【課題】利用者側の表示画面を有する端末とサービス提供側の表示画面を有する端末を、シームレスに連携させる端末接続方法、端末接続装置、端末接続プログラムを提供する。
【解決手段】表示部を有する第1の端末から受信した、表示画面の同期の要求に基づき、サービス提供側の用意する複数の宛先加入者識別情報を該第1の端末に送信すると共に、宛先加入者識別情報と該第1の端末の識別情報とを対応付けて記憶部に記録し、利用者が発信した宛先加入者識別情報に基づいて、第1の端末の識別情報と第2の端末の識別情報を関連付け同期サーバに通知すると共に、該記憶部から宛先加入者識別情報に対応付けた第1の端末の識別情報を削除する接続対応付けの方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、利用者側の端末とサービス提供側の端末を対応付けて接続する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、利用者とサービス提供側のオペレータとの間で行われる電話相談において、電話相談を補助する補助装置としてパソコンやテレビなどの表示部を有する端末が使用されることがある。補助装置を使用するためには、電話相談をする利用者とオペレータの用いる表示部を有する端末を対応付ける必要がある。例えば、対応付けを行う方法として、オペレータが対応付けを行う方法が考えられる。
【0003】
利用者がサービス提供側の用意する相談サイト上に表示された相談電話番号に電話をし、補助装置を使用した電話相談を希望することをオペレータに伝える。
次に、例えば、画面上に表示される「相談」ボタンなどを押下して電話相談を希望するための指示を端末からすると、画面に利用者個々に動的に割り当てられた受付番号が表示される。
【0004】
利用者がオペレータにその受付番号を伝えると、オペレータは利用者の端末の画面と対応付けを行うために、画面同期設定を行う装置(同期サーバ)へ受付番号を入力する。
しかしながら、受付番号を表示し、電話でオペレータに伝え、オペレータが入力して初めて画面共有が可能になる操作では、相談対応作業の効率を下げるだけでなく、利用者にも煩雑な操作を強いることになり、サービス利用の敷居を高くしビジネスの機会をも減少させることになる。
【0005】
また、IP電話を使用している場合、端末とIP電話のIPのアドレスは同一であるため対応付けるのは容易であるが、複数の端末とIP電話が存在する場合は特定できないことがある。
【0006】
また、携帯電話や一般電話を利用する場合は端末とは別回線を使用するため、電話と端末を対応付けるのは困難である。
特許文献1によれば、サーバが仲介して複数のコンピュータ端末間でコンテンツの同期表示を行う同期プログラムが提案されている。同期仲介サーバにログインした端末によるホスト・リモートの設定、及び、セッションを確立し同期を取る相手先のコンピュータの選択に基づき同期仲介サーバを介してコンテンツの同期を行うものである。
【0007】
特許文献2によれば、コンテンツにアクセスする時間帯により、電話番号の表示を変化させる提案がされている。
特許文献3によれば、情報へのアクセス用電話番号を情報ごとに関連付けて保持し、着信した電話番号により保持している情報を取得し、送信する提案がされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】WO2004/070616号公報
【特許文献2】特開2002−33842号公報
【特許文献3】特開2002−366677号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記のような実情に鑑みてなされたものであり、利用者側の表示画面を有する端末とサービス提供側の表示画面を有する端末を、シームレスに連携させる端末接続方法、端末接続装置、端末接続プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
態様のひとつである利用者側とサービス提供側の端末を対応付ける端末接続装置は、管理・表示部、利用者特定部、オペレータ特定部を備えている。
管理・表示部は、上記利用者側が用いる第1の端末を識別する第1の端末識別情報を有し、サービス提供側で用いる複数の第2の加入者端末を識別する宛先加入者識別情報の要求を、上記第1の端末から通信回線を介して受信する。そして、サービス提供中であるとき宛先加入者識別情報にサービス提供側で用いる第2の端末を識別する第2の端末識別情報を関連付けて記録部に記録されている記録のうち、第2の端末識別情報が関連付けられていない宛先加入者識別情報を検出する。その後、該宛先加入者識別情報に上記第1の端末識別情報を関連付けて記録し、検出した上記宛先加入者識別情報を上記第1の端末に送信する。
【0011】
利用者特定部は、上記利用者側が用いる第1の加入者端末から上記第1の端末に送信した上記宛先加入者識別情報により、予め設定された期間内に着信があるかを監視する。期間内に着信があったとき、コールセンタサーバから送信される該宛先加入者識別情報と、該宛先加入者識別情報に関連付けられた上記第2の端末識別情報を受信する。そして、受信した上記宛先加入者識別情報に基づいて、上記記録部に記録されている上記宛先加入者識別情報に関連付けられた上記第1の端末識別情報を特定する。
【0012】
オペレータ特定部は、特定した上記第1の端末識別情報と受信した上記第2の端末識別情報に基づいて上記第1の端末と上記第2の端末の画面の表示を連動させる同期サーバに通知するともに、上記宛先加入者識別情報に関連付けられた上記第1の端末識別情報を削除する。
【0013】
また、他の態様のひとつである利用者側とサービス提供側の端末を対応付ける端末接続装置は、管理・表示部、利用者特定部、オペレータ特定部を備えている。
管理・表示部は、上記利用者側が用いる第1の端末を識別する第1の端末識別情報を有し、サービス提供側で用いる複数の第2の加入者端末を識別する宛先加入者識別情報の要求を、上記第1の端末から通信回線を介して受信する。記録部に上記第1の端末識別情報とサービス提供側で用いる第2の端末を識別する第2の端末識別情報と関連付けて記録する。そして、サービス提供中であるとき宛先加入者識別情報に第2の端末識別情報を関連付けて記録部に記録されている記録のうち、第2の端末識別情報が関連付けられていない宛先加入者識別情報を検出する。その後、該宛先加入者識別情報に上記第1の端末識別情報を関連付けて、検出した上記宛先加入者識別情報を上記第1の端末に送信する。
【0014】
利用者特定部は、上記利用者側が用いる第1の加入者端末から上記第1の端末に送信した上記宛先加入者識別情報により、予め設定された期間内に着信があったとき、コールセンタサーバから送信される該宛先加入者識別情報を受信する。受信した上記宛先加入者識別情報に基づいて、上記記録部に記録されている上記宛先加入者識別情報に関連付けられた上記第1の端末識別情報を特定する。
【0015】
オペレータ特定部は、特定した第1の端末識別情報に基づいて、上記記録部に記録された上記第1の端末識別情報に関連付けられた上記第2の端末識別情報を特定する。特定した上記第1の端末識別情報と上記第2の端末識別情報に基づいて上記第1の端末の画面と上記第2の端末の画面の表示を連動させる同期サーバに通知するともに、上記宛先加入者
識別情報に関連付けられた上記第1の端末識別情報を削除する。
【発明の効果】
【0016】
利用者側の表示画面を有する端末とサービス提供側の表示画面を有する端末を、シームレスに連携させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】同期制御サーバとシステムの構成を示す図である。
【図2】実施例1の動作を示すフロー図である。
【図3】Aは宛先加入者識別番号/利用者PC対応テーブルを示す図である。Bは宛先加入者識別番号/オペレータPC対応テーブルを示す図である。CはオペレータPC/利用者PC対応テーブルを示す図である。
【図4】実施例2の動作を示すフロー図である。
【図5】オペレータ/利用者PC対応テーブルを示す図である。
【図6】実施形態の装置を実現できるコンピュータのハードウェア構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下図面に基づいて、本発明の実施形態について詳細を説明する。
(実施例1)
図1は、電話相談において、利用者側とサービス提供側のオペレータが使用する表示部(ディスプレーなど)を有する端末同士の対応付けを行い、各表示部に表示する画面を同期させ、同期画面を用いて電話相談の補助をするシステムを示す図である。図1に示すシステムは、同期制御サーバ10(CPU、記録部などを有する端末接続装置)、コールセンタサーバ20、交換機30を備えている。
【0019】
同期制御サーバ10は、インターネット40(通信回線)を介して接続される利用者1〜nが使用する第1の端末(パソコン1〜n)とサービス提供側のオペレータ1’〜n’が使用する第2の端末(パソコン1’〜n’)とを対応付ける制御を行う。
【0020】
同期制御サーバ10は、利用者側が用いる表示部を有する第1の端末を識別する第1の端末識別情報(電話番号)を有し、サービス提供側で用いる複数の第2の加入者端末(電話器)を識別する宛先加入者識別情報の要求を、第1の端末からインターネット40を介して受信する。
【0021】
次に、同期制御サーバ10は、サービス提供中であるとき宛先加入者識別情報にサービス提供側で用いる第2の端末を識別する第2の端末識別情報(オペレータPCアドレス)を関連付けて記録部に記録されている記録のうち、第2の端末識別情報が関連付けられていない宛先加入者識別情報を検出する。そして、該宛先加入者識別情報に第1の端末識別情報(利用者PCアドレス)を関連付けて記録部に記録し、検出した宛先加入者識別情報を第1の端末に送信する。
【0022】
コールセンタサーバ20が、第1の端末に送信した宛先加入者識別情報により、予め設定された期間内に利用者側が用いる第1の加入者端末から着信があったかを判定をする。そして、その期間内に着信があったとき、コールセンタサーバ20から通知が同期制御サーバ10に送信される。同期制御サーバ10は、その通知に含まれる該宛先加入者識別情報と、該宛先加入者識別情報に関連付けられた第2の端末識別情報を受信する。受信した宛先加入者識別情報に基づいて、記録部に記録されている宛先加入者識別情報に関連付けられた第1の端末識別情報を特定する。
【0023】
次に、同期制御サーバ10は、特定した第1の端末識別情報と受信した第2の端末識別情報に基づいて第1の端末の画面と第2の端末の画面の表示を連動させる通知を、画面同期を設定する同期制御サーバ10の同期部(または、同期サーバ)に通知するとともに、宛先加入者識別情報に関連付けられた第1の端末識別情報を記録部から削除する。
【0024】
また、第1の加入者端末から期間内に着信がなかった場合に、記録部から宛先加入者識別情報に対応付けた第1の端末識別情報を削除する通知をコールセンタサーバ20から同期制御サーバ10にする。その受信を受けて同期制御サーバ10は、記録部から該宛先加入者識別情報に対応付けた第1の端末識別情報を削除する。
【0025】
なお、上記コールセンタサーバ20の行う制御を同期制御サーバ10で行うこともできる。
第1の加入者端末から予め設定された期間内に着信があったとき、着信した宛先加入者識別情報と第2の端末識別情報を関連付け、該宛先加入者識別情報に基づいて、記録部に記録されている宛先加入者識別情報に関連付けられた第1の端末識別情報を特定する。
【0026】
また、第1の加入者端末から予め設定された期間内に着信がなかった場合に、記録部から宛先加入者識別情報に対応付けた第1の端末識別情報を削除する。
(同期制御サーバの構成)
同期制御サーバ10は、管理・表示部11、利用者特定部12、オペレータ特定部13、同期部14を備えている。
【0027】
管理・表示部11は、第1の端末と第2の端末の表示画面を同期させて電話相談の補助をするためのサービスを受けるか否かについて、利用者に判断させるために、第1の端末にそのサービスを受けるか否かの判断が選択できるような表示をさせる。例えば、第1の端末の画面上に電話相談の補助を必要とするか否かを選択するために「相談ボタン」などを表示させる。
【0028】
利用者は、上記第1の端末に表示された電話回線の空き状況や同期画面を使用して電話相談を受けるために、サービス提供側の空いている宛先加入者識別情報(電話番号)を第1の端末に表示することを要求する。例えば、利用者は第1の端末の画面上に用意された「相談ボタン」を選択して、上記要求を行う。この要求をするとき、この要求に第1の端末識別情報(例えば、利用者のPCアドレス)も含めて管理・表示部11に送信される。
【0029】
また、管理・表示部11は、この要求を受信すると空いている宛先加入者識別情報を調べて、第1の端末に通知する。例えば、予め用意された複数の宛先加入者識別情報(電話番号)ごとに、宛先加入者識別情報がオペレータ1’〜n’に現在使用されているか否かを管理している(図3のB参照)。使用されている宛先加入者識別情報には、第2の端末を識別する第2の端末識別情報(オペレータ側のPCアドレス)が関連付けられて記録されている。
【0030】
ここで、コールセンタサーバ20は、第2の端末識別情報を他のオペレータに使用されていない宛先加入者識別情報に、動的に対応付ける。
また、管理・表示部11は、この管理されている宛先加入者識別情報と第2の端末識別情報が、まだ対応付けされていない宛先加入者識別情報を検索する。そして、宛先加入者識別情報の要求時に送られた第1の端末識別情報(利用者PCアドレス)と検索した宛先加入者識別情報とを対応付けて記録部に記録する(図3のA参照)。さらに、第1の端末からの要求に応答するため、検索した宛先加入者識別情報を含む応答を第1の端末に通知する。
【0031】
利用者特定部12は、コールセンタサーバ20から宛先加入者識別情報(電話番号)と相談に対応するオペレータの第2の端末識別情報を受信する。次に、受信した宛先加入者識別情報に基づいて第1の端末識別情報を特定する。コールセンタサーバ20から、予め決められた時間内に利用者から提示した宛先加入者識別情報への連絡がないときは、該宛先加入者識別情報に対応させて記録した第1の端末識別情報を削除する。
【0032】
オペレータ特定部13は、宛先加入者識別情報により対応する第2の端末を特定する。そして、第1の端末と第2の端末を対応付けて記録部に記録する(図3のC参照)。
同期部14は、第1の端末と対応オペレータの第2の端末を、上記オペレータ特定部13で記録した第1の端末と第2の端末の対応付けに基づいて、既存の表示画面の同期方法により表示画面の同期を行う。なお、同期部14は同期制御サーバ10と分けて、同期制御サーバ10の外部に同期サーバを設けてもよい。
【0033】
コールセンタサーバ20は、同期制御サーバ10、交換機30、第2の端末(パソコン1’〜n’)に接続されている。第2の加入者端末の識別番号(着呼側電話番号)、第1の加入者端末の識別番号(発呼側電話番号)、第2の端末(パソコン1’〜n’)を識別する第2の端末識別情報(PCアドレス)を制御して同期制御サーバ10に通知する。また、一定時間内に交換機30を介して、利用者からサービス提供側が提示した宛先加入者識別情報によりコールセンタサーバ20に通知されたかを監視する。そして、一定時間内に着信が合った場合は、宛先加入者識別情報に対応するオペレータPCアドレスを割り当てる。一定時間内に着信がない場合には、宛先加入者識別情報に対応付けた利用者PCアドレスを削除する指示をする。
【0034】
交換機30は、電話回線50を介して接続される利用者1〜nが用いる第1の加入者端末(電話1〜n)とサービス提供側のオペレータ1’〜n’が用いる第2の加入者端末(電話1’〜n’)とを対応付けて接続する。また、交換機30は、利用者からサービス提供側が提示した宛先加入者識別情報を着信すると、コールセンタサーバ20に対して該宛先加入者識別情報を送信する。
【0035】
(動作説明)
図2は、第1の端末と第2の端末を対応付ける動作を示す図である。
ステップS1では、利用者側が用いる表示画面を有する第1の端末(パソコン1〜n)に表示される「相談ボタン」をクリックするなどして、電話相談の申し込みをする。
【0036】
第1の端末に表示されている画面は同期制御サーバ10(管理・表示部11)により提供され、電話相談を第1の端末と第2の端末(パソコン1’〜n’)の画面を用いて行うために、第1の端末と第2の端末の画面を同期させる要求をする。
【0037】
ステップS2では、第1の端末は「相談ボタン」が選択されたことを検知して、同期制御サーバ10(管理・表示部11)に宛先加入者識別情報の要求をする。この要求には、少なくとも同期制御サーバ10との通信に必要な情報と、宛先加入者識別情報(サービス提供側の用意している電話番号)を要求する情報、第1の端末を識別するための第1の端末識別番号(利用者PCアドレス)を含む。
【0038】
ステップS3では、同期制御サーバ10(管理・表示部11)は上記要求を受信する。
ステップS4では、空いている宛先加入者識別情報を検索する。同期制御サーバ10(管理・表示部11)は、同期制御サーバ10が備える記録部に記録されている図3のBに示す宛先加入者識別番号/オペレータPC対応テーブルを参照して、空いている宛先加入者識別情報を検索する。
【0039】
宛先加入者識別番号/オペレータPC対応テーブルは、「宛先加入者識別番号」「オペレータPCアドレス」を記録している。「宛先加入者識別番号」には、予めサービス提供側が用意する第2の加入者端末(電話1’〜n’)の電話番号が記録され、例えば「03−1234−0001」・・・が記録されている。「オペレータPCアドレス」には、オペレータの使用している第2の端末の識別番号である第2の端末識別番号が記録され、例えばPCアドレス「50.22.33.11」・・・が記録されている。
【0040】
図3のBに示した宛先加入者識別番号/オペレータPC対応テーブルでは、「03−1234−0001」にはまだ第2の端末識別番号が記録されていない、空いている宛先加入者識別番号である。
【0041】
ステップS5では、宛先加入者識別番号に空きがあるとき、受信した第1の端末識別番号(利用者PCアドレス)と検出した宛先加入者識別番号とを対応付けて記録する。宛先加入者識別番号に空きがないときは、空きがないことを通知する。例えば、ビジー状態であることを第1の端末に通知する。同期制御サーバ10(管理・表示部11)は、受信した第1の端末識別番号(利用者PCアドレス)と検出した宛先加入者識別番号とを対応付けて図3のAに示す宛先加入者識別番号/利用者PC対応テーブルに登録をする。宛先加入者識別番号/利用者PC対応テーブルは、「宛先加入者識別番号」「利用者PCアドレス(ポート番号)」を記録している。「宛先加入者識別番号」には、ステップS4で検出した第2の加入者端末(電話1’〜n’)の電話番号が記録されている。「利用者PCアドレス(ポート番号)」には、利用者側から送信された第1の端末の識別番号である第1の端末識別番号が、検出した第2の加入者端末に対応付けられて記録される。例えばPCアドレス「160.55.66.21(21)」・・・が記録される。
【0042】
ステップS6では、同期制御サーバ10(管理・表示部11)は、宛先加入者識別番号に空きがあるとき、ステップS4で検出した第2の加入者端末(電話1’〜n’)の電話番号を第1の端末に通知する。
【0043】
ステップS7では、第1の端末が同期制御サーバ10からの応答を受信して、宛先加入者識別番号に空きがあるとき、第1の端末の表示画面に空いている宛先加入者識別番号(第2の加入者端末(電話1’〜n’)の電話番号)を表示する。宛先加入者識別番号に空きがないとき、宛先加入者識別番号に空きがないことを表示する。
【0044】
ステップS8では、ステップS7で宛先加入者識別番号に空きがあることを知った利用者は、第1の加入者端末から宛先加入者識別番号宛に連絡をする。
ステップS9では、交換機30を介してコールセンタサーバ20に第1の加入者端末からの宛先加入者識別番号が送信される。
【0045】
ステップS10では、コールセンタサーバ20(通知部21)が一定時間内に着信があるかを監視する。コールセンタサーバ20は、ステップS6で同期制御サーバ10が第1の加入者端末に応答したタイミング情報(例えば、時刻)を同期制御サーバ10から取得する。そして、タイミング情報に基づいて予め設定されている時間を計測して、時間内に第1の加入者端末からの宛先加入者識別番号が着信したかを判定する。
【0046】
ステップS11では、コールセンタサーバ20(通知部21)が、一定時間内に着信があったことを検出すると、宛先加入者識別情報に対応する第2の端末識別情報(オペレータPCアドレス)を割り当てる。一定時間内に着信がない場合、宛先加入者識別情報に対応する第1の端末識別情報(利用者PCアドレス)をクリアする指示を同期制御サーバ10にする。例えば、電話番号が表示された画面を開いたまま電話をしない場合には、タイマー監視し、一定の時間経過したら電話番号の返却、画面の自動クローズ、同期システム
とのセッション切断を行う。
【0047】
ステップS12では、コールセンタサーバ20(通知部21)が、一定時間内に着信があったとき、宛先加入者識別情報と第2の端末識別情報を同期制御サーバ10に通知する。
【0048】
ステップS13では、同期制御サーバ10がコールセンタサーバ20(通知部21)から宛先加入者識別情報と第2の端末識別情報を受信する。
なお、上記コールセンタサーバ20の処理(ステップS10〜S13:破線内)は同期制御サーバ10で行ってもよく、その場合、コールセンタサーバ20と同期制御サーバ10の通信処理がなくなる。
【0049】
ステップS14では、同期制御サーバ10(利用者特定部12)がステップS13で受信した宛先加入者識別情報に対応する第1の端末識別情報(利用者PCアドレス)を、宛先加入者識別番号/利用者PC対応テーブル(図3のA)を参照して取得する。
【0050】
ステップS15では、同期制御サーバ10(オペレータ特定部13)がステップS13で受信した宛先加入者識別情報に対応する第2の端末識別情報(オペレータPCアドレス)を取得する。
【0051】
ステップS16では、同期制御サーバ10(オペレータ特定部13)が宛先加入者識別情報に対応する第1の端末識別情報と第2の端末識別情報を対応付けて、オペレータPC/利用者PC対応テーブル(図3のC)に記録する。そして、同期部14に第1の端末識別情報と第2の端末識別情報を対応付け通知する。また、宛先加入者識別番号/利用者PC対応テーブル(図3のA)の該宛先加入者識別情報に関連付けられた該第1の端末識別情報を削除する。このようにすることで、例えば、予め用意する同時利用の代表電話番号(宛先加入者識別番号)の数を減らすことができる。
【0052】
ステップS17では、同期制御サーバ10の同期部14が利用者とオペレータのブラウザを接続する。同期部14は既存の技術により第1の端末と第2の端末の画面を同期させる。
【0053】
ステップS18では、第1の端末と第2の端末が画面同期を開始する。
電話相談が終了したら、電話番号の返却(データベースから該当情報を削除)を行う。
上記のようにするように、利用者側の表示画面を有する端末とサービス提供側の表示画面を有する端末を、シームレスに連携させることができる。
【0054】
同時に複数人から相談電話がかかってきた場合でも、電話をかけた人のパソコンが特定でき、電話で受付番号をオペレータに伝えるといったアクションが不要になり、オペレータの対応作業の効率を上げることができる。さらに、利用者の手間も軽減されサービス利用の敷居を低くし、ビジネス機会を増大させる。
【0055】
(実施例2)
同期制御サーバ10は、利用者側が用いる表示部を有する第1の端末を識別する第1の端末識別情報を有し、サービス提供側で用いる複数の表示部を有する第2の加入者端末を識別する宛先加入者識別情報の要求を、第1の端末からインターネット40を介して受信する。
【0056】
次に、同期制御サーバ10は、記録部に第1の端末識別情報とサービス提供側で用いる第2の端末を識別する第2の端末識別情報と関連付けて記録部に記録する。
次に、同期制御サーバ10は、サービス提供中であるとき宛先加入者識別情報に第2の端末を識別する第2の端末識別情報を関連付けて記録部に記録されている記録のうち、第2の端末識別情報が関連付けられていない宛先加入者識別情報を検出する。そして、該宛先加入者識別情報に第1の端末識別情報を関連付けて記録部に記録し、検出した宛先加入者識別情報を第1の端末に送信する。
【0057】
コールセンタサーバ20が、利用者側が用いる第1の加入者端末から第1の端末に送信した宛先加入者識別情報により、予め設定された期間内に着信があったかを判定をする。そして、期間内に着信があったとき、コールセンタサーバ20から通知が同期制御サーバ10に送信される。同期制御サーバ10は、その通知に含まれる該宛先加入者識別情報を受信する。
【0058】
次に、同期制御サーバ10は、受信した宛先加入者識別情報に基づいて、記録部に記録されている宛先加入者識別情報に関連付けられた第1の端末識別情報を特定する。
同期制御サーバ10は、特定した第1の端末識別情報に基づいて、記録部に記録された第1の端末識別情報に関連付けられた第2の端末識別情報を特定する。
【0059】
特定した第1の端末識別情報と第2の端末識別情報に基づいて第1の端末の画面と第2の端末の画面の表示を連動させる通知を、同期サーバ14に通知するともに、宛先加入者識別情報に関連付けられた第1の端末識別情報を削除する。
【0060】
また、同期制御サーバ10は、第1の加入者端末から予め設定された期間内に着信がなかった場合に、第2の端末識別情報に対応付けた第1の端末識別情報を削除する通知を、コールセンタサーバ20から受信する。また、記録部に記録された宛先加入者識別情報に対応付けた第1の端末識別情報を削除する通知を、コールセンタサーバ20から受信する。そして、記録部から第2の端末識別情報に対応付けた該第1の端末識別情報を削除するとともに、記録部から宛先加入者識別情報に対応付けた第1の端末識別情報を削除する。
【0061】
なお、上記コールセンタサーバ20の行う制御を同期制御サーバ10で行うこともできる。
同期制御サーバ10は、第1の加入者端末から第1の端末に送信した宛先加入者識別情報により、予め設定された期間内に着信があったとき、着信した宛先加入者識別情報に基づいて、記録部に記録された第1の端末識別情報に関連付けられた第2の端末識別情報を特定する。
【0062】
また、同期制御サーバ10は、第1の加入者端末から期間内に着信がなかった場合に、記録部から第1の端末識別情報と第1の端末識別情報に対応付けた第2の端末識別情報を削除する。また、記録部から宛先加入者識別情報に対応付けた第1の端末識別情報を削除する。
【0063】
(同期制御サーバの構成)
実施例2の管理・表示部11は、実施例1と同様に、第1の端末と第2の端末の表示画面を同期させて電話相談の補助をするためのサービスを受けるか否かについて、利用者に判断させるために、第1の端末にそのサービスを受けるか否かの判断が選択できるような表示をさせる。例えば、第1の端末の画面上に電話相談の補助を必要とするか否かを選択するために「相談ボタン」などを表示させる。
【0064】
利用者は、上記第1の端末に表示された電話回線の空き状況や同期画面を使用して電話相談を受けるために、サービス提供側の空いている宛先加入者識別情報(電話番号)を第1の端末に表示することを要求する。例えば、利用者は第1の端末の画面上に用意された
「相談ボタン」を選択して、上記要求を行う。この要求をするとき、この要求に第1の端末識別情報(例えば、利用者のPCアドレス)も含めて管理・表示部11に送信される。
【0065】
実施例2では、管理・表示部11は、実施例1と同様に、この要求を受信すると空いている宛先加入者識別情報を調べて、第1の端末に通知する。例えば、予め用意された複数の宛先加入者識別情報(電話番号)ごとに、宛先加入者識別情報がオペレータ1’〜n’に現在使用しているか否かを管理している(図3のB参照)。使用されている宛先加入者識別情報には、第2の端末を識別する第2の端末識別情報(オペレータ側のPCアドレス)が関連付けられて記録される。ここで、第2の端末識別情報は、コールセンタサーバ20により他のオペレータに使用されていない宛先加入者識別情報に、動的に対応付けている。そして、管理・表示部11は、上記要求を受信するとオペレータと利用者を対応付ける。例えば、オペレータのPCアドレスと利用者のPCアドレスを図5に示すオペレータ/利用者PC対応テーブルに示すように記録する。
【0066】
また、管理・表示部11は、この管理されている宛先加入者識別情報と第2の端末識別情報が、まだ対応付けされていない宛先加入者識別情報を検索する。そして、宛先加入者識別情報の要求時に送られた第1の端末識別情報と検索した宛先加入者識別情報とを対応付けて記録部に記録する(図3のA参照)。さらに、第1の端末からの要求に応答するため、検索した宛先加入者識別情報を含む応答を第1の端末に通知する。
【0067】
実施例2の利用者特定部12は、コールセンタサーバ20から宛先加入者識別情報(電話番号)を受信する。次に、受信した宛先加入者識別情報に基づいて第1の端末識別情報と第2の端末識別情報を特定する。コールセンタサーバ20から、予め決められた時間内に利用者から、提示した宛先加入者識別情報への連絡がないときは、記録部から第1の端末識別情報と第1の端末識別情報に対応付けた第2の端末識別情報を削除する(図5)。また、記録部から宛先加入者識別情報に対応付けた第1の端末識別情報を削除する(図3のB)。
【0068】
実施例2のオペレータ特定部13は、宛先加入者識別情報により対応する第2の端末を特定する。そして、第1の端末と第2の端末を対応付ける(図3のC参照)。
同期部14は、第1の端末と対応オペレータの第2の端末を、上記オペレータ特定部13で記録した第1の端末と第2の端末の対応付けに基づいて、既存の表示画面の同期方法により表示画面の同期を行う。なお、同期部14は同期制御サーバ10と分けて、同期制御サーバ10の外部に同期サーバを設けてもよい。
【0069】
実施例2のコールセンタサーバ20は、同期制御サーバ10、交換機30、第2の端末(パソコン1’〜n’)に接続されている。第2の加入者端末の識別番号(着呼側電話番号)、第1の加入者端末の識別番号(発呼側電話番号)、第2の端末(パソコン1’〜n’)を識別する第2の端末識別情報(PCアドレス)を制御して同期制御サーバ10に通知する。また、一定時間内に交換機30を介して、利用者からサービス提供側が提示した宛先加入者識別情報がコールセンタサーバ20に通知されたかを監視する。そして、一定時間内に着信があった場合は、宛先加入者識別情報に対応するオペレータPCアドレスを割り当てる。一定時間内に着信がない場合には、図5に示した宛先加入者識別情報に対応するオペレータPCアドレスと利用者PCアドレスをクリアする指示を同期制御サーバ10にする。
【0070】
(動作説明)
図4は、第1の端末と第2の端末を対応付ける動作を示す図である。
ステップS41では、利用者側が用いる表示画面を有する第1の端末(パソコン1〜n)に表示される「相談ボタン」をクリックするなどして、電話相談の申し込みをする。
【0071】
第1の端末に表示されている画面は同期制御サーバ10(管理・表示部11)により提供され、電話相談を第1の端末と第2の端末(パソコン1’〜n’)の画面を用いて行うために、第1の端末と第2の端末の画面を同期させる要求をする。
【0072】
ステップS42では、第1の端末は「相談ボタン」が選択されたことを検知して、同期制御サーバ10(管理・表示部11)に宛先加入者識別情報の要求をする。この要求には、少なくとも同期制御サーバ10との通信に必要な情報と、宛先加入者識別情報(サービス提供側の用意している電話番号)を要求する情報、第1の端末を識別するための第1の端末識別番号(利用者PCアドレス)を含む。
【0073】
ステップS43では、同期制御サーバ10(管理・表示部11)は上記要求を受信する。
ステップS44では、同期制御サーバ10(管理・表示部11)は、同期制御サーバ10が備える記録部に記録されている図5に示すオペレータ/利用者PC対応テーブルを参照して、空いている第2の端末識別番号(オペレータPCアドレス)を検索する。そして、空いている第2の端末識別番号(オペレータPCアドレス)を第1の端末識別番号割(利用者PCアドレス)り当てる設定をする。
【0074】
オペレータ/利用者PC対応テーブルは、「オペレータPCアドレス」「利用者PCアドレス(ポート番号)」を記録している。「オペレータPCアドレス」には、オペレータの使用している第2の端末の識別番号である第2の端末識別番号が記録され、例えばPCアドレス「50.22.33.11」・・・が記録されている。「利用者PCアドレス(ポート番号)」には、上記要求を受信した際に取得した第1の端末識別番号(利用者PCアドレス)が第2の端末識別番号に関連付けて記録され、例えばPCアドレス「160.55.66.21(21)」・・・が記録されている。
【0075】
ステップS45では、ステップS4と同様、空いている宛先加入者識別情報を検索する。
ステップS46では、ステップS5と同様、宛先加入者識別番号に空きがあるとき、受信した第1の端末識別番号(利用者PCアドレス)と検出した宛先加入者識別番号とを対応付けて記録する。宛先加入者識別番号に空きがないときは、空きがないことを通知する。例えば、ビジーの旨を第1の端末に通知する。同期制御サーバ10(管理・表示部11)は、受信した第1の端末識別番号(利用者PCアドレス)と検出した宛先加入者識別番号とを対応付けて図3のAに示す宛先加入者識別番号/利用者PC対応テーブルに登録をする。
【0076】
ステップS47では、ステップS6と同様、同期制御サーバ10(管理・表示部11)は、宛先加入者識別番号に空きがあるとき、ステップS46で検出した第2の加入者端末(電話1’〜n’)の電話番号を第1の端末に通知する。
【0077】
ステップS48では、ステップS7と同様、第1の端末が同期制御サーバ10からの応答を受信して、宛先加入者識別番号に空きがあるとき、第1の端末の表示画面に空いている宛先加入者識別番号(第2の加入者端末(電話1’〜n’)の電話番号)を表示する。宛先加入者識別番号に空きがないとき、宛先加入者識別番号に空きがないことを表示する。
【0078】
ステップS49では、ステップS8と同様、ステップS48で宛先加入者識別番号に空きがあることを知った利用者は、第1の加入者端末から宛先加入者識別番号宛に連絡をする。
【0079】
ステップS50では、ステップS9と同様、交換機30を介してコールセンタサーバ20に第1の加入者端末からの宛先加入者識別番号が転送される。
ステップS51では、ステップS10と同様、コールセンタサーバ20(通知部21)が一定時間内に着信があるかを監視する。コールセンタサーバ20は、ステップS47で同期制御サーバ10が第1の加入者端末に応答したタイミング情報(例えば、時刻)を同期制御サーバ10から取得する。そして、タイミング情報に基づいて予め設定されている時間を計測して、時間内に第1の加入者端末からの宛先加入者識別番号が着信したかを判定する。
【0080】
ステップS52では、コールセンタサーバ20(通知部21)が、一定時間内に着信があったことを検出すると、宛先加入者識別情報に対応する第2の端末識別情報(オペレータPCアドレス)を割り当てる。一定時間内に着信がない場合、オペレータ/利用者PC対応テーブルと宛先加入者識別番号/利用者PC対応テーブルの第1の端末識別情報(利用者PCアドレス)をクリアする指示を同期制御サーバ10にする。
【0081】
また、電話番号が表示された画面を開いたまま電話をしない場合には、タイマー監視し、一定の時間経過したら電話番号の返却、画面の自動クローズ、同期システムとのセッション切断を行う。
【0082】
ステップS53では、コールセンタサーバ20(通知部21)が、一定時間内に着信があったとき、宛先加入者識別情報を同期制御サーバ10に通知する。
ステップS54では、同期制御サーバ10がコールセンタサーバ20(通知部21)から宛先加入者識別情報を受信する。
【0083】
なお、上記コールセンタサーバ20の処理(ステップS51〜S54:破線内)は同期制御サーバ10で行ってもよく、その場合、コールセンタサーバ20と同期制御サーバ10の通信処理がなくなる。
【0084】
ステップS55では、同期制御サーバ10(利用者特定部12)がステップS54で受信した宛先加入者識別情報に対応する第1の端末識別情報(利用者PCアドレス)と第2の端末識別情報(オペレータPCアドレス)を取得する。例えば、宛先加入者識別番号/オペレータPC対応テーブル(図3のB)とオペレータ/利用者PC対応テーブル(図5)を参照して、第1の端末識別情報と第2の端末識別情報を取得する。次に、同期制御サーバ10(オペレータ特定部13)が宛先加入者識別情報に対応する第1の端末識別情報(利用者PCアドレス)と第2の端末識別情報(オペレータPCアドレス)を対応付けて同期部14に通知をする。また、宛先加入者識別番号/利用者PC対応テーブル(図3のA)の該宛先加入者識別情報に関連付けられた該第1の端末識別情報を削除する。このようにすることで、例えば、予め用意する同時利用の代表電話番号(宛先加入者識別番号)の数を減らすことができる。
【0085】
ステップS56では、同期制御サーバ10の同期部14が利用者とオペレータのブラウザを接続する。同期部14は既存の技術により第1の端末と第2の端末が画面を同期させる。
【0086】
ステップS57では、第1の端末と第2の端末が画面同期を開始する。
上記のようにするように、利用者側の表示画面を有する端末とサービス提供側の表示画面を有する端末を、シームレスに連携させることができる。
【0087】
電話相談が終了したら、電話番号の返却(データベースから該当情報を削除)を行う。
同時に複数人から相談電話がかかってきた場合でも、電話をかけた人のパソコンが特定でき、電話で受付番号をオペレータに伝えるといったアクションが不要になり、オペレータの対応作業の効率を上げることができる。さらに、利用者の手間も軽減されサービス利用の敷居を低くし、ビジネス機会を増大させる。
【0088】
また、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能である。
(上記本発明の実施形態の装置を実現できるコンピュータのハードウェア構成)
図6は本発明を実現するためのシステム構成を示すブロック図である。
【0089】
図6において、上記実施例に示した端末接続を実現できるコンピュータのハードウェア60は、CPU61、メモリ62(ROM、RAMなど)、記録部63(ハードディスクドライブなど)、記録媒体読取装置64、入出力インタフェース65(入出力I/F)、通信インタフェース66(通信I/F)などを備えている。また、上記各構成部はバス67によってそれぞれ接続されている。
【0090】
CPU61は、メモリ62、記録部63に格納されているプログラムやデータに応じた処理を実行し、コンピュータ60の全体の制御などをする。メモリ62は、CPU61が実行する基本的なプログラムやデータを記録するとともに、CPU61が実行途中のプログラムやデータを記録し、ワークエリアなどとして使用される。
【0091】
記録部63には、CPU61が実行するOS(Operation System)やアプリケーションプログラム(上記説明した図に示したフローチャート)などが記録され、CPU61の制御にしたがいデータのリード/ライトを実行する。記録媒体読取装置64は、CPU61の制御にしたがって記録媒体64aに対するデータのリード/ライトを制御する。記録媒体64aは、記録媒体読取装置64の制御で書き込まれたデータを記憶したり、記録媒体64aに記憶されたデータを読み取らせたりする。
【0092】
例えば、図1に示す同期制御サーバ10に示した管理・表示部10、利用者特定部11、オペレータ特定部12に相当するプログラムを記録部63に記録して、CPU61で読み出して実行する。また、さらに同期部14に相当するプログラムを記録部63に記録してもよい。また、さらにコールセンタサーバ20の通知部21に相当するプログラムを記録部63に記録してもよい。なお、コールセンタサーバ20の機能を有してもよい。
【0093】
入出力I/F65は情報の入出力を、入出力装置を介して行なう。
通信I/F66は、無線通信を行うためのインタフェースである。また、他のコンピュータとの間のLAN接続やインターネット接続のためのインタフェースである。
【0094】
このようなハードウェア構成を有するコンピュータを用いることによって、上記説明した各種処理機能(上記説明した図に示したフローチャート)が実現される。その場合システムが有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。
【0095】
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
【0096】
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
また、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能である。
【0097】
以上実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
利用者側とサービス提供側の端末を対応付ける端末接続方法であって、
前記利用者側が用いる第1の端末を識別する第1の端末識別情報を有し、サービス提供側で用いる複数の第2の加入者端末を識別する宛先加入者識別情報の要求を、前記第1の端末から通信回線を介して受信する処理と、
サービス提供中であるとき宛先加入者識別情報にサービス提供側で用いる第2の端末を識別する第2の端末識別情報を関連付けて記録部に記録されている記録のうち、第2の端末識別情報が関連付けられていない宛先加入者識別情報を検出し、該宛先加入者識別情報に前記第1の端末識別情報を関連付けて前記記録部に記録し、検出した前記宛先加入者識別情報を前記第1の端末に送信する処理と、
前記利用者側が用いる第1の加入者端末から前記第1の端末に送信した前記宛先加入者識別情報により、予め設定された期間内に着信があったとき、コールセンタサーバから送信される該宛先加入者識別情報と、該宛先加入者識別情報に関連付けられた前記第2の端末識別情報を受信する処理と、
受信した前記宛先加入者識別情報に基づいて、前記記録部に記録されている前記宛先加入者識別情報に関連付けられた前記第1の端末識別情報を特定する処理と、
特定した前記第1の端末識別情報と受信した前記第2の端末識別情報に基づいて前記第1の端末の画面と前記第2の端末の画面の表示を連動させる通知を、画面同期の設定を行う同期サーバに通知する処理と、
をコンピュータが実行することを特徴とする端末接続方法。
(付記2)
前記第2の端末の画面の表示を連動させる通知をするとともに、前記宛先加入者識別情報に関連付けられた前記第1の端末識別情報を削除する処理をコンピュータが実行することを特徴とする付記1に記載の端末接続方法。
(付記3)
前記第1の加入者端末から期間内に着信がなかった場合に、前記記録部から前記宛先加入者識別情報に対応付けた第1の端末識別情報を削除する通知を前記コールセンタサーバから受信して、前記記録部から該宛先加入者識別情報に対応付けた第1の端末識別情報を削除する処理をコンピュータが実行することを特徴とする付記2に記載の端末接続方法。(付記4)
利用者側とサービス提供側の端末を対応付ける端末接続方法であって、
前記利用者側が用いる第1の端末を識別する第1の端末識別情報を有し、サービス提供側で用いる複数の第2の加入者端末を識別する宛先加入者識別情報の要求を、前記第1の端末から通信回線を介して受信する処理と、
記録部に前記第1の端末識別情報とサービス提供側で用いる第2の端末を識別する第2の端末識別情報と関連付けて記録する処理と、
サービス提供中であるとき宛先加入者識別情報に第2の端末識別情報を関連付けて記録部に記録されている記録のうち、第2の端末識別情報が関連付けられていない宛先加入者識別情報を検出し、該宛先加入者識別情報に前記第1の端末識別情報を関連付けて前記記
録部に記録し、検出した前記宛先加入者識別情報を前記第1の端末に送信する処理と、
前記利用者側が用いる第1の加入者端末から前記第1の端末に送信した前記宛先加入者識別情報により、予め設定された期間内に着信があったとき、コールセンタサーバから送信される該宛先加入者識別情報を受信する処理と、
受信した前記宛先加入者識別情報に基づいて、前記記録部に記録されている前記宛先加入者識別情報に関連付けられた前記第1の端末識別情報を特定する処理と、
特定した第1の端末識別情報に基づいて、前記記録部に記録された前記第1の端末識別情報に関連付けられた前記第2の端末識別情報を特定する処理と、
特定した前記第1の端末識別情報と前記第2の端末識別情報に基づいて前記第1の端末の画面と前記第2の端末の画面の表示を連動させる通知を、画面同期の設定を行う同期サーバに通知する処理と、
をコンピュータが実行することを特徴とする端末接続方法。
(付記5)
前記第2の端末の画面の表示を連動させる通知をするとともに、前記宛先加入者識別情報に関連付けられた前記第1の端末識別情報を削除する処理をコンピュータが実行することを特徴とする付記4に記載の端末接続方法。
(付記6)
前記第1の加入者端末から期間内に着信がなかった場合に、前記記録部から前記第2の端末識別情報に対応付けた第1の端末識別情報を削除と、前記記録部から前記宛先加入者識別情報に対応付けた第1の端末識別情報を削除する通知を、前記コールセンタサーバから受信して、前記記録部から該第1の端末識別情報と前記第1の端末識別情報に対応付けた第2の端末識別情報を削除するとともに、前記記録部から前記宛先加入者識別情報に対応付けた第1の端末識別情報を削除する、
をコンピュータが実行することを特徴とする請求項5に記載の端末接続方法。
(付記7)
利用者側とサービス提供側の端末を対応付ける端末接続装置であって、
前記利用者側が用いる第1の端末を識別する第1の端末識別情報を有し、サービス提供側で用いる複数の第2の加入者端末を識別する宛先加入者識別情報の要求を、前記第1の端末から通信回線を介して受信し、サービス提供中であるとき宛先加入者識別情報にサービス提供側で用いる第2の端末を識別する第2の端末識別情報を関連付けて記録部に記録されている記録のうち、第2の端末識別情報が関連付けられていない宛先加入者識別情報を検出し、該宛先加入者識別情報に前記第1の端末識別情報を関連付けて前記記録部記録し、検出した前記宛先加入者識別情報を前記第1の端末に送信する管理・表示部と、
前記利用者側が用いる第1の加入者端末から前記第1の端末に送信した前記宛先加入者識別情報により、予め設定された期間内に着信があったとき、コールセンタサーバから送信される該宛先加入者識別情報と、該宛先加入者識別情報に関連付けられた前記第2の端末識別情報を受信し、受信した前記宛先加入者識別情報に基づいて、前記記録部に記録されている前記宛先加入者識別情報に関連付けられた前記第1の端末識別情報を特定する利用者特定部と、
特定した前記第1の端末識別情報と受信した前記第2の端末識別情報に基づいて前記第1の端末の画面と前記第2の端末の画面の表示を連動させる通知を、画面同期の設定を行う同期サーバに通知するオペレータ特定部と、
を備えることを特徴とする端末接続装置。
(付記8)
利用者側とサービス提供側の端末を対応付ける端末接続プログラムであって、
前記利用者側が用いる第1の端末を識別する第1の端末識別情報を有し、サービス提供側で用いる複数の第2の加入者端末を識別する宛先加入者識別情報の要求を、前記第1の端末から通信回線を介して受信する処理と、
サービス提供中であるとき宛先加入者識別情報にサービス提供側で用いる第2の端末を識別する第2の端末識別情報を関連付けて記録部に記録されている記録のうち、第2の端
末識別情報が関連付けられていない宛先加入者識別情報を検出し、該宛先加入者識別情報に前記第1の端末識別情報を関連付けて前記記録部に記録し、検出した前記宛先加入者識別情報を前記第1の端末に送信する処理と、
前記利用者側が用いる第1の加入者端末から前記第1の端末に送信した前記宛先加入者識別情報により、予め設定された期間内に着信があったとき、コールセンタサーバから送信される該宛先加入者識別情報と、該宛先加入者識別情報に関連付けられた前記第2の端末識別情報を受信する処理と、
受信した前記宛先加入者識別情報に基づいて、前記記録部に記録されている前記宛先加入者識別情報に関連付けられた前記第1の端末識別情報を特定する処理と、
特定した前記第1の端末識別情報と受信した前記第2の端末識別情報に基づいて前記第1の端末の画面と前記第2の端末の画面の表示を連動させる通知を、画面同期の設定を行う同期サーバに通知する処理と、
をコンピュータに実行させるための端末接続プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記9)
前記オペレータ特定部は、前記第2の端末の画面の表示を連動させる通知をするとともに、前記宛先加入者識別情報に関連付けられた前記第1の端末識別情報を削除する処理をコンピュータが実行することを特徴とする付記7に記載の端末接続装置。
(付記10)
前記利用者特定部は、前記第1の加入者端末から期間内に着信がなかった場合に、前記記録部から前記宛先加入者識別情報に対応付けた第1の端末識別情報を削除する通知を前記コールセンタサーバから受信して、前記記録部から該宛先加入者識別情報に対応付けた第1の端末識別情報を削除することを特徴とする付記9に記載の端末接続装置。
(付記11)
利用者側とサービス提供側の端末を対応付ける端末接続装置であって、
前記利用者側が用いる第1の端末を識別する第1の端末識別情報を有し、サービス提供側で用いる複数の第2の加入者端末を識別する宛先加入者識別情報の要求を、前記第1の端末から通信回線を介して受信し、記録部に前記第1の端末識別情報とサービス提供側で用いる第2の端末を識別する第2の端末識別情報と関連付けて記録し、サービス提供中であるとき宛先加入者識別情報に第2の端末識別情報を関連付けて記録部に記録されている記録のうち、第2の端末識別情報が関連付けられていない宛先加入者識別情報を検出し、該宛先加入者識別情報に前記第1の端末識別情報を関連付けて前記記録部に記録し、検出した前記宛先加入者識別情報を前記第1の端末に送信する管理・表示部と、
前記利用者側が用いる第1の加入者端末から前記第1の端末に送信した前記宛先加入者識別情報により、予め設定された期間内に着信があったとき、コールセンタサーバから送信される該宛先加入者識別情報を受信し、受信した前記宛先加入者識別情報に基づいて、前記記録部に記録されている前記宛先加入者識別情報に関連付けられた前記第1の端末識別情報を特定する利用者特定部と、
特定した第1の端末識別情報に基づいて、前記記録部に記録された前記第1の端末識別情報に関連付けられた前記第2の端末識別情報を特定し、特定した前記第1の端末識別情報と前記第2の端末識別情報に基づいて前記第1の端末の画面と前記第2の端末の画面の表示を連動させる通知を、画面同期の設定を行う同期サーバに通知するともに、前記宛先加入者識別情報に関連付けられた前記第1の端末識別情報を削除するオペレータ特定部と、
を備えることを特徴とする端末接続装置。
(付記12)
前記オペレータ特定部は、前記第2の端末の画面の表示を連動させる通知をするとともに、前記宛先加入者識別情報に関連付けられた前記第1の端末識別情報を削除する処理をコンピュータが実行することを特徴とする付記11に記載の端末接続装置。
(付記13)
前記利用者特定部は、前記第1の加入者端末から期間内に着信がなかった場合に、前記記録部から前記第2の端末識別情報に対応付けた第1の端末識別情報を削除と、前記記録部から前記宛先加入者識別情報に対応付けた第1の端末識別情報を削除する通知を、前記コールセンタサーバから受信して、前記記録部から該第1の端末識別情報と前記第1の端末識別情報に対応付けた第2の端末識別情報を削除するとともに、前記記録部から前記宛先加入者識別情報に対応付けた第1の端末識別情報を削除する、
ことを特徴とする付記12に記載の端末接続装置。
(付記14)
前記第2の端末の画面の表示を連動させる通知をするとともに、前記宛先加入者識別情報に関連付けられた前記第1の端末識別情報を削除する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする付記8に記載の端末接続プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記15)
前記第1の加入者端末から期間内に着信がなかった場合に、前記記録部から前記宛先加入者識別情報に対応付けた第1の端末識別情報を削除する通知を前記コールセンタサーバから受信して、前記記録部から該宛先加入者識別情報に対応付けた第1の端末識別情報を削除する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする付記14に記載の端末接続プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記16)
利用者側とサービス提供側の端末を対応付ける端末接続プログラムであって、
前記利用者側が用いる第1の端末を識別する第1の端末識別情報を有し、サービス提供側で用いる複数の第2の加入者端末を識別する宛先加入者識別情報の要求を、前記第1の端末から通信回線を介して受信する処理と、
記録部に前記第1の端末識別情報とサービス提供側で用いる第2の端末を識別する第2の端末識別情報と関連付けて前記記録部に記録する処理と、
サービス提供中であるとき宛先加入者識別情報に第2の端末識別情報を関連付けて記録部に記録されている記録のうち、第2の端末識別情報が関連付けられていない宛先加入者識別情報を検出し、該宛先加入者識別情報に前記第1の端末識別情報を関連付けて記録し、検出した前記宛先加入者識別情報を前記第1の端末に送信する処理と、
前記利用者側が用いる第1の加入者端末から前記第1の端末に送信した前記宛先加入者識別情報により、予め設定された期間内に着信があったとき、コールセンタサーバから送信される該宛先加入者識別情報を受信する処理と、
受信した前記宛先加入者識別情報に基づいて、前記記録部に記録されている前記宛先加入者識別情報に関連付けられた前記第1の端末識別情報を特定する処理と、
特定した第1の端末識別情報に基づいて、前記記録部に記録された前記第1の端末識別情報に関連付けられた前記第2の端末識別情報を特定する処理と、
特定した前記第1の端末識別情報と前記第2の端末識別情報に基づいて前記第1の端末の画面と前記第2の端末の画面の表示を連動させる通知を、画面同期の設定を行う同期サーバに通知するともに、前記宛先加入者識別情報に関連付けられた前記第1の端末識別情報を削除する処理と、
をコンピュータに実行させるための端末接続プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記17)
前記第2の端末の画面の表示を連動させる通知をするとともに、前記宛先加入者識別情報に関連付けられた前記第1の端末識別情報を削除する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする付記16に記載の端末接続プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記18)
前記第1の加入者端末から期間内に着信がなかった場合に、前記記録部から前記第2の端末識別情報に対応付けた第1の端末識別情報を削除と、前記記録部から前記宛先加入者
識別情報に対応付けた第1の端末識別情報を削除する通知を、前記コールセンタサーバから受信して、前記記録部から前記第2の端末識別情報に対応付けた第1の端末識別情報を削除するとともに、前記記録部から前記宛先加入者識別情報に対応付けた第1の端末識別情報を削除する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする付記17に記載の端末接続プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【符号の説明】
【0098】
10 同期制御サーバ
11 管理・表示部
12 利用者特定部
13 オペレータ特定部
14 同期部(同期サーバ)
20 コールセンタサーバ
21 通知部
30 交換機
40 インターネット
50 電話回線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者側とサービス提供側の端末を対応付ける端末接続方法であって、
前記利用者側が用いる第1の端末を識別する第1の端末識別情報を有し、サービス提供側で用いる複数の第2の加入者端末を識別する宛先加入者識別情報の要求を、前記第1の端末から通信回線を介して受信する処理と、
サービス提供中であるとき宛先加入者識別情報にサービス提供側で用いる第2の端末を識別する第2の端末識別情報を関連付けて記録部に記録されている記録のうち、第2の端末識別情報が関連付けられていない宛先加入者識別情報を検出し、該宛先加入者識別情報に前記第1の端末識別情報を関連付けて前記記録部に記録し、検出した前記宛先加入者識別情報を前記第1の端末に送信する処理と、
前記利用者側が用いる第1の加入者端末から前記第1の端末に送信した前記宛先加入者識別情報により、予め設定された期間内に着信があったとき、コールセンタサーバから送信される該宛先加入者識別情報と、該宛先加入者識別情報に関連付けられた前記第2の端末識別情報を受信する処理と、
受信した前記宛先加入者識別情報に基づいて、前記記録部に記録されている前記宛先加入者識別情報に関連付けられた前記第1の端末識別情報を特定する処理と、
特定した前記第1の端末識別情報と受信した前記第2の端末識別情報に基づいて前記第1の端末の画面と前記第2の端末の画面の表示を連動させる通知を、画面同期の設定を行う同期サーバに通知する処理と、
をコンピュータが実行することを特徴とする端末接続方法。
【請求項2】
前記第2の端末の画面の表示を連動させる通知をするとともに、前記宛先加入者識別情報に関連付けられた前記第1の端末識別情報を削除する処理をコンピュータが実行することを特徴とする請求項1に記載の端末接続方法。
【請求項3】
前記第1の加入者端末から期間内に着信がなかった場合に、前記記録部から前記宛先加入者識別情報に対応付けた第1の端末識別情報を削除する通知を前記コールセンタサーバから受信して、前記記録部から該宛先加入者識別情報に対応付けた第1の端末識別情報を削除する処理をコンピュータが実行することを特徴とする請求項2に記載の端末接続方法。
【請求項4】
利用者側とサービス提供側の端末を対応付ける端末接続方法であって、
前記利用者側が用いる第1の端末を識別する第1の端末識別情報を有し、サービス提供側で用いる複数の第2の加入者端末を識別する宛先加入者識別情報の要求を、前記第1の端末から通信回線を介して受信する処理と、
記録部に前記第1の端末識別情報とサービス提供側で用いる第2の端末を識別する第2の端末識別情報と関連付けて記録する処理と、
サービス提供中であるとき宛先加入者識別情報に第2の端末識別情報を関連付けて記録部に記録されている記録のうち、第2の端末識別情報が関連付けられていない宛先加入者識別情報を検出し、該宛先加入者識別情報に前記第1の端末識別情報を関連付けて前記記録部に記録し、検出した前記宛先加入者識別情報を前記第1の端末に送信する処理と、
前記利用者側が用いる第1の加入者端末から前記第1の端末に送信した前記宛先加入者識別情報により、予め設定された期間内に着信があったとき、コールセンタサーバから送信される該宛先加入者識別情報を受信する処理と、
受信した前記宛先加入者識別情報に基づいて、前記記録部に記録されている前記宛先加入者識別情報に関連付けられた前記第1の端末識別情報を特定する処理と、
特定した第1の端末識別情報に基づいて、前記記録部に記録された前記第1の端末識別情報に関連付けられた前記第2の端末識別情報を特定する処理と、
特定した前記第1の端末識別情報と前記第2の端末識別情報に基づいて前記第1の端末
の画面と前記第2の端末の画面の表示を連動させる通知を、画面同期の設定を行う同期サーバに通知する処理と、
をコンピュータが実行することを特徴とする端末接続方法。
【請求項5】
前記第2の端末の画面の表示を連動させる通知をするとともに、前記宛先加入者識別情報に関連付けられた前記第1の端末識別情報を削除する処理をコンピュータが実行することを特徴とする請求項4に記載の端末接続方法。
【請求項6】
前記第1の加入者端末から期間内に着信がなかった場合に、前記記録部から前記第2の端末識別情報に対応付けた第1の端末識別情報を削除と、前記記録部から前記宛先加入者識別情報に対応付けた第1の端末識別情報を削除する通知を、前記コールセンタサーバから受信して、前記記録部から該第1の端末識別情報と前記第1の端末識別情報に対応付けた第2の端末識別情報を削除するとともに、前記記録部から前記宛先加入者識別情報に対応付けた第1の端末識別情報を削除する、
をコンピュータが実行することを特徴とする請求項5に記載の端末接続方法。
【請求項7】
利用者側とサービス提供側の端末を対応付ける端末接続装置であって、
前記利用者側が用いる第1の端末を識別する第1の端末識別情報を有し、サービス提供側で用いる複数の第2の加入者端末を識別する宛先加入者識別情報の要求を、前記第1の端末から通信回線を介して受信し、サービス提供中であるとき宛先加入者識別情報にサービス提供側で用いる第2の端末を識別する第2の端末識別情報を関連付けて記録部に記録されている記録のうち、第2の端末識別情報が関連付けられていない宛先加入者識別情報を検出し、該宛先加入者識別情報に前記第1の端末識別情報を関連付けて前記記録部記録し、検出した前記宛先加入者識別情報を前記第1の端末に送信する管理・表示部と、
前記利用者側が用いる第1の加入者端末から前記第1の端末に送信した前記宛先加入者識別情報により、予め設定された期間内に着信があったとき、コールセンタサーバから送信される該宛先加入者識別情報と、該宛先加入者識別情報に関連付けられた前記第2の端末識別情報を受信し、受信した前記宛先加入者識別情報に基づいて、前記記録部に記録されている前記宛先加入者識別情報に関連付けられた前記第1の端末識別情報を特定する利用者特定部と、
特定した前記第1の端末識別情報と受信した前記第2の端末識別情報に基づいて前記第1の端末の画面と前記第2の端末の画面の表示を連動させる通知を、画面同期の設定を行う同期サーバに通知するオペレータ特定部と、
を備えることを特徴とする端末接続装置。
【請求項8】
利用者側とサービス提供側の端末を対応付ける端末接続プログラムであって、
前記利用者側が用いる第1の端末を識別する第1の端末識別情報を有し、サービス提供側で用いる複数の第2の加入者端末を識別する宛先加入者識別情報の要求を、前記第1の端末から通信回線を介して受信する処理と、
サービス提供中であるとき宛先加入者識別情報にサービス提供側で用いる第2の端末を識別する第2の端末識別情報を関連付けて記録部に記録されている記録のうち、第2の端末識別情報が関連付けられていない宛先加入者識別情報を検出し、該宛先加入者識別情報に前記第1の端末識別情報を関連付けて前記記録部に記録し、検出した前記宛先加入者識別情報を前記第1の端末に送信する処理と、
前記利用者側が用いる第1の加入者端末から前記第1の端末に送信した前記宛先加入者識別情報により、予め設定された期間内に着信があったとき、コールセンタサーバから送信される該宛先加入者識別情報と、該宛先加入者識別情報に関連付けられた前記第2の端末識別情報を受信する処理と、
受信した前記宛先加入者識別情報に基づいて、前記記録部に記録されている前記宛先加入者識別情報に関連付けられた前記第1の端末識別情報を特定する処理と、
特定した前記第1の端末識別情報と受信した前記第2の端末識別情報に基づいて前記第1の端末の画面と前記第2の端末の画面の表示を連動させる通知を、画面同期の設定を行う同期サーバに通知する処理と、
をコンピュータに実行させるための端末接続プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図3】
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【図5】
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【図6】
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【図2】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−166356(P2010−166356A)
【公開日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−7383(P2009−7383)
【出願日】平成21年1月16日(2009.1.16)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】