説明

筆記具

【課題】この発明は、子どもにとってもより使いやすく、しかも毛筆の感覚を十分に得ることができる筆記具を提供することを目的とする。
【解決手段】上記の課題を解決するために、この発明の筆記具は、人差し指に当接する筆記部と、手のひらにて握られる握り部と、筆記部と握り部の間に設けられる補佐部を有し、筆記部と補佐部は第1接続部によって回転可能に接続されており、補佐部と握り部は第2接続部によって回転可能に接続されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、筆記具に関するものであり、特に毛筆の練習用に適した筆記具に関する。
【背景技術】
【0002】
鉛筆やペンなどの筆記具は、そのほとんどが直線状の軸体を本体とし、この軸体の先端にペン先など紙に接して文字や図形をかくための部材が設けられている。毛筆も同様に直線状の軸の先端に毛の穂が取り付けられたものであり、古来よりその構造は変わらない。
【0003】
これに対し、特許文献1や特許文献2には指先に筆記具を取り付ける発明が記載されている。また、特許文献3には、二つのアーム部を有するボールペンが記載されており、この二つのアーム部の間に指を入れて保持することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−273030号公開公報
【特許文献2】特開2008−265047号公開公報
【特許文献3】米国公開特許2004/1738
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
小学校では毛筆を使って文字を書く学習が課される。このときに使用されるのは、通常の毛筆である。しかし、児童が毛筆を使った筆記の環境に適応できないという課題がある。鉛筆などの硬筆では比較的正確に文字を書く子どもも、毛筆を上手く使いこなすことは難しく、その技術が上達することは更に困難である。また、学習の進度には個人差も生じてしまう。
【0006】
小学生に限らず、毛筆を学び始める初学者は、鉛筆・ペンのみを使う環境から毛筆を使う環境へと移る際に、難しさを感じてしまう。その難しさの主な原因は、毛筆で文字を書くときの繊細な手の使い方や、筆の材質や構造上の問題によるものである。筆先の紙にかかる圧力(筆圧)の調整がうまくできず、子どもたちは毛筆を使って文字を書くことが苦手になるのである。そこで、毛筆の初学者であっても難しさを感じず簡単に使え、なおかつ鉛筆・毛筆の練習として利用できる筆記具が望まれる。
【0007】
特許文献1や特許文献2に記載された筆記具は、従来の筆記具とは異なる形状を取っている。しかし、人差し指など1本の指に直接取り付けて、その指の動きのみで文字を書くものである。このような筆記具は、他の指に障害のある人には有効かもしれないが、健常者にとっては通常の筆記具より使いやすいものではない。また、このような書き方は、通常の筆記具による書き方とはかけ離れている。仮に、特許文献1や特許文献2に記載された筆記具の使い方を習得しても、それは通常の筆記具による習字にほとんどつながらない。特に、人差し指で筆圧を感じながら筆記具を操るという、重要な要素を習得することができない。特許文献3に記載されたペンも、安定性を増す効果はあるかもしれないが、基本的な使い方は従来の硬筆と変わることがなく、毛筆の習得などに必要な筆圧の感知を容易にする効果や、指と筆記具が一体化したと感じられるような安定感はない。
【0008】
この発明は、子どもにとってもより使いやすく、しかも毛筆の感覚を十分に得ることができる筆記具を提供することを目的とする。より具体的には、繊細な指先の力を感じとることができ、毛筆の書きぶりに近似したものが書ける筆記具である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、この発明の筆記具は、人差し指に当接する筆記部と、手のひらにて握られる握り部と、筆記部と握り部の間に設けられる補佐部を有し、筆記部と補佐部は第1接続部によって回転可能に接続されており、補佐部と握り部は第2接続部によって回転可能に接続されている。筆記部に毛の穂を設けて、毛筆として実施することができる。筆記部と補佐部の回転中心が人差し指の第1関節の位置に合わされており、補佐部と握り部の回転中心が人差し指の第3関節の位置に合わされていることが好ましい。また、筆記部には人差し指当接用くぼみが、筆記部と補佐部には親指当接用くぼみが、握り部には中指当接用くぼみとくすり指当接用くぼみと小指当接用くぼみが設けられていることが好ましい。
【0010】
この発明の筆記具は、これまでの鉛筆・毛筆のような直線的な棒状のものとは異なり、筆本体は3分割されている。これら分割された部分の間の接続部は、力を加えることで曲げることができる。本体に力を加えて接続部を曲げることで、人さし指の表面に筆面が適度に密着し、指先の腹に、ごく軽い程度の反発力がかかる。使用者は、指に力を加え、その反発力を感じながら文字を書くことで、従来の「毛筆を使い文字を書くときに指にかかる反発力」と同様の力を感じながら筆記できる。これによって書かれる文字は、従来の毛筆を用いて書いたものと比べて、指先と紙の距離が格段に近い状態で書かれることもあり、より自分の意図に一致したものとなる。
【0011】
また、筆記部と補佐部は第1接続部によって回転可能に接続し、筆記部と補佐部を折り曲げ可能に構成しているが、筆記部と補佐部の回転中心を人差し指の第1関節の位置に合わすことによって、自然な動きで指を使うことが出来るようになる。これにより、筆記の際に通常の毛筆を使っているような、紙と指とが触れ合う繊細な感覚を得ることができる。
【0012】
従来の筆記具の軸はどの部分でも一定の太さであるのに対して、この発明の筆記具では、各部位によって太さや形状を変えることが好ましい。このように特別な形状をとることによって使用者の持ち方を限定し、利き手全ての指を適切に使わせる。独特な形状の筆本体を持つことで、文字を書く際の子どもたちの指使いを無理なく改善することができる。全ての指を使わせることで、毛筆を使って文字を書くときの正しい持ち方が自然に身に付く。以下でそれぞれの指の使い方をさらに詳細に説明していく。
【0013】
まず中指・薬指・小指の3本に対する作用について説明する。文字を書くとき、この3本は「握りこむ」という大切な役割をもっている。筆記具を持つとき、通常3本の指は軽く握りこんでいる。ちょうど卵を手で持つような形である。筆記時に、人差し指は曲げ伸ばし運動を行うが、残りの3本の指もそれに合わせて、握りこみを強くしたり弱めたりすることが求められる。全ての指は連動しているので、同じ動きをすることが自然な状態である。そこで、握り部は、3本の指が自然に握りこまれるような太さや形状にすることが有効である。
【0014】
次に親指の作用について説明する。親指の役割は、文字を安定して緻密に書けるよう補助することである。人差し指だけで筆記を行うより、親指をそこに添えることで、より安定感を増した緻密な筆記が可能になる。従来の鉛筆・毛筆では親指・人差し指・中指の3本が、筆記具の軸を3つの方向から押さえ合っていた。その3方向の指が力を加え合い、押し止め合うことで力のバランスをとり、安定した緻密な文字を書いていたのである。そこで、親指を置くくぼみを筆記具に設置することで、より安定した筆記が可能になる。
【発明の効果】
【0015】
この発明は、毛筆練習に大きな効果を持つ筆記具を提供することができる。毛筆を使って文字を書いているときの指先の感覚を、より増幅して感じることができること、思い通りに文字を書くことができること、正しい持ち方を自然に身につけることができること、という効果を有する。また、この発明の筆記具を使用して毛筆の基礎的な使い方を習得した後には、毛筆学習が難しいものであるというイメージは薄くなり、以降の筆記学習を苦手意識なくスムーズに進行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】筆記具の基本的構造を示す正面図である。
【図2】筆記具の使用状態を示す正面図である。
【図3】筆記部を示す正面図である。
【図4】同平面図である。
【図5】人差し指当接用くぼみに人差し指を置いた状態を示す正面図である。
【図6】親指当接用くぼみを示す正面図である。
【図7】毛の穂の部分を示す拡大正面図である。
【図8】筆記時の毛の状態を示す正面図である。
【図9】補佐部を示す平面図である。
【図10】同底面図である。
【図11】握り部分を示す平面図である。
【図12】同背面図である。
【図13】筆記部を使用方向に限界まで曲げた状態を示す正面図である。
【図14】握り部を使用方向に限界まで曲げた状態を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
この発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。図1は筆記具の基本的構造を示す正面図、図2は筆記具の使用状態を示す正面図である。なお、図面および以下の説明は、右手で使用する筆記具の例に基づいているが、左右対称に実施すれば、左手用としても実施できることはいうまでもない。また、図1は専ら基本的構造を示すものであり、筆記具に形成されているくぼみの図示は省略されている。
【0018】
筆記具1の本体部は3分割された部材より構成され、先端部(図1における左側)より、筆記部2、補佐部3、握り部4となっている。この3つに分かれた本体部を、2つの接続部材で結合している。筆記部2と補佐部3は第1接合部5で、補佐部3と握り部4は第2接続部6で、それぞれ回転可能に接続されている。
【0019】
ここでは、それぞれの接続部に細い金属の棒材を使用している。力を加えると容易に曲がり、しかもある程度抵抗を感じる程度の弾性を有する。たとえば、金属の棒材は形状記憶素材とし、曲げる際には反発力を生むものとする。反発力は指の動きを妨げないくらいの小さいもので良い。具体的には、キーボードを押すくらいの力があれば曲げられるものである。金属の棒材は各部分に約10mm差し込み、接着して固定する。
【0020】
使用者によって手の大きさや、握る強さが大きく違ってくるため、筆記部2、補佐部3、握り部4には、柔らかくて多少変形が可能な素材を使用する。また長時間持ち続けるためには、軽いものが好ましい。軽いラバー素材などが特に適している。また、各部とも安全のための面取りを施している。
【0021】
使用の際には筆記具は図2のように曲がった状態となる。図2は、手と接続部の位置関係を示したものである。第1接合部5は人差し指の第1関節に対応している。人差し指の第1関節の位置を回転中心として、筆記部2と補佐部3が相互に回転するように第1接合部5が設けられている。人差し指の第1関節を曲げると第1接合部5も同時に曲がる。こうして、人差し指の自然な動きが第1接合部5によって実現されている。
【0022】
一方、第2接合部6は人差し指の第3関節に対応している。人差し指の第3関節の位置を回転中心として、補佐部3と握り部4が相互に回転するように第2接合部6が設けられている。 この第2接合部6の支えによって、人差し指の第2関節がぶれずに安定して動くことができる。人差し指の第1関節と第2関節が自由に動くことで、文字を自在に書くことができようになる。
【0023】
本体部が3つに分かれているのは、それが最も自然に指を動かせ、毛筆を使用した際の感覚に近くなるからである。例えば本体を2つに分けた場合では、指の関節の動きがうまく反映されず書きづらい。4つ以上に本体部を分けると、筆本体を持ったときに安定せず、少しの指の動きで筆全体に左右の揺れが生じてしまう。3つに分けることで、筆本体の動きが適度に制御され、また人差し指を自由に動かすことができる構造になる。
【0024】
図3は筆記部を示す正面図、図4は同平面図である。人差し指とより密着するように、全体は浅いおわん型に作られている。上部のくぼみ7は、人差し指(指先〜第1関節)を乗せるための人差し指当接用くぼみであり、人差し指の形になっている。くぼみの深さは約6〜8mmと浅いほうが人差し指側面を圧迫しないので良い。これは人差し指の腹が十分に圧力を感じられるようにするための、腹面のみが密着する構造である。
【0025】
図5は人差し指当接用くぼみ7に人差し指を置いた状態を示す正面図である。筆記部の末端(補佐部に向かい合う側の端部)は人差し指の第1関節にかからない。これは関節の曲げを妨げないためである。また、筆記部の先端は人差し指の先端より5mm程度突き出している。
【0026】
図3においてハッチングで示す部分8aは、親指を乗せるための親指当接用くぼみである。親指当接用くぼみは、補佐部3にも設けられている。筆記部1の親指当接用くぼみ8aと補佐部の親指当接用くぼみ8bで一体の親指当接用くぼみを構成する。図6は、親指当接用くぼみを示す正面図である。このように親指当接用くぼみ8を備えることで「正しい親指の位置」を保持した状態で筆記をすることができるようになる。親指の大きさは使用者によって変わるので、くぼみの寸法は相対的なものになるが、筆記部の親指当接用くぼみ8aは縦横ともに筆記部の半分ほどの大きさとする。奥行きは、親指の浅く入る部分では約5mm、深く入る部分では約8mmが適当である。
【0027】
この筆記部の寸法だが、Cは人差し指の厚みに約15mmを足した値、Dは人差し指の先〜第1関節の長さに約5mmを足した値、Eは人差し指の幅に左右均等に約4mmを足した値にしている。
【0028】
筆記部2の先端には、筆記部材が取り付けられる。ここでは、毛の穂9を着脱可能に取り付けて、練習用毛筆としている。図7は、毛の穂の部分を示す拡大正面図である。毛筆の穂の部分を改良して差し込むことで使用し、取り外し・付け替えが可能な構造としている。また、小筆が中心ではあるが、大筆も取り付けることが可能である。平筆や面相筆など、絵筆に関しても穂の付け根部分の規格を合わせることで使うことができる。穂9の長さは、小筆の場合12mm〜20mmほどである。これは従来品より短いが、筆の圧力をより近くで感じるという利点がある。使用後の洗浄は、「穂」部分を取り外すことで効率よく行うことができる。穂を取り付けるための穴の直径は、約12mmを基本とし、穴の奥行きは約20mmとしている。
【0029】
穂の素材は、基本的にはイタチや馬といった反発力の高い動物毛が適している。ナイロン繊維の穂をつけることで、インクタンク式に変更することも可能だが、その際は筆記部の内部にインクタンクを設ける。
【0030】
図8は筆記時の穂の状態を示す正面図である。筆記時における指先と筆の毛の穂の位置関係を示したものである。人差し指の先から補助線を引いてある。紙面と補助線との交点Pと、筆の毛先との関係が重要となる。毛筆の「穂」を最大限に押さえても、筆の毛先は交点Pに届かない。これにより本発明の使用でどのように手を動かしても、毛先が指先より内側にあるので、指先で文字を書く感覚を損なうことなく、安定して文字を書くことができる。もし毛先が指先より外側にあると、指の動きから想定されない筆記跡ができ、子どもが使いこなすことは困難になる。このためにも毛筆の「穂」の長さは15mm程度が望ましい。穂首は12mm程度であり、これをまっすぐ接続し、筆の根本が見えなくなるくらいまで深く差す。また、外部に出る毛先の長さは、最低でも約10mmとして作る。毛先の長さは筆記部の本体の高さCには届かない。毛先の長さをLとすると、L=10mm<Cとなる。
【0031】
図9は補佐部を示す平面図、図10は同底面図である。中央部分に設けたくぼみ7bは、人差し指(第2関節〜第3関節)を乗せるための人差し指当接用くぼみであり、深さは約6〜8mmである。前述の通り、補佐部3にも親指当接用くぼみ8bが設けられている。ここでは親指の腹の部分を乗せる。この親指当接用くぼみ8bの大きさは縦横方向とも補佐部の半分程度で、深さは親指の入り具合に合わせて約5〜8mmとしている。さらに、握り部4との干渉を避けるための干渉防止くぼみ10も設けられていて、その大きさは同じく補佐部分の半分程度で、深さは約8mmとしている。幅の寸法Fは人差し指の幅に左右均等に約4mmを加えた値、高さG(図示なし)は人差し指の厚みに約15mmを加えた値、長さHは人差し指の第2関節〜第3関節の長さを目安とする。
【0032】
補佐部3は、第2関節〜第3関節間を下から支える形で密着する。補佐部3は第2関節に重ならないように設定される。第2関節の曲げを妨げないためである。指を曲げる筆記時には、人差し指の第2関節を支える形となり、安定した筆記を助ける。
【0033】
図11は握り部分を示す平面図、図12は同背面図である。図面に表れている3つのくぼみ11,12,13は、中指当接用くぼみ13とくすり指当接用くぼみ12と小指当接用くぼみ11である。これらのくぼみに合わせて中指・くすり指・小指の3本の指を乗せると、「文字を書くときの正しい指の握り方」を自然に獲得できる。この握り部は丸みを帯びた縦長いハマグリのような形で作られ、使用時にはほぼ全面が手に密着する。これにより握る力を広い面で受けられ、特定の部分だけにストレスがかかることを防ぐ。寸法は、Iが親指の指先〜付け根と同じ長さとし約50mmである。Jはその50%〜65%とする。KはIの約35%とする。
【0034】
図13は筆記部を、使用方向に限界まで曲げた状態を示す正面図である。角度αは0°〜60°が適当である。この部分を曲げるためには人差し指の第1関節と第2関節を曲げる必要がある。αを60°以下に制限することで、過度に人差し指を曲げた状態で書くことなく、適切な角度での人差し指の動かし方を習得することができる。
【0035】
図14は握り部分を、使用方向に限界まで曲げた状態を示す正面図である。角度βは0°〜60°として作る。手の構造を考えると、0°〜60°までの範囲に、使用者が最も持ちやすい角度が存在するからである。
【符号の説明】
【0036】
1.筆記具
2.筆記部
3.補佐部
4.握り部
5.第1接続部
6.第2接続部
7.人差し指当接用くぼみ
8.親指当接用くぼみ
9.毛の穂
10.干渉防止くぼみ
11.小指当接用くぼみ
12.くすり指当接用くぼみ
13.中指当接用くぼみ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
人差し指に当接する筆記部と、手のひらにて握られる握り部と、筆記部と握り部の間に設けられる補佐部を有し、筆記部と補佐部は第1接続部によって回転可能に接続されており、補佐部と握り部は第2接続部によって回転可能に接続されている筆記具。
【請求項2】
筆記部には毛の穂が取り付けられる請求項1に記載の筆記具。
【請求項3】
筆記部と補佐部の回転中心が人差し指の第1関節の位置に合わされており、補佐部と握り部の回転中心が人差し指の第3関節の位置に合わされている請求項1または請求項2に記載の筆記具。
【請求項4】
筆記部には人差し指当接用くぼみが、筆記部と補佐部には親指当接用くぼみが、握り部には中指当接用くぼみとくすり指当接用くぼみと小指当接用くぼみが設けられている請求項3に記載の筆記具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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