説明

筋力トレーニング用負荷付与装置

【課題】少ない個数の負荷錘で済み、且つ負荷を変えるときに従来の如き人手をもって負荷錘を追加したり外したりする必要をなくする。
【解決手段】重量の異なる負荷錘22、23、24、25、26、27、28、29を並列させる。そしてそれらを、垂直方向回転自在な主軸2に並列させると共に夫々が該主軸2に対して回転自在な負荷錘用プーリ4、5、6、7、8、9、10、11に負荷錘連結用索体30、31、32、33、34、35、36、37を介して接続する。所定の負荷とするために選択した負荷錘を接続した負荷錘用プーリのみを主軸2に連結させる。該主軸2の端部に負荷伝達用プーリ20を固着し、該負荷伝達用プーリ20に負荷伝達用索体21の基端を止着し、巻回する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に高齢者或いは病後のリハビリ等に好適な筋力トレーニング用負荷付与装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、所定の負荷がかかる物体を一定のストロークで往復移動させることにより腕、足等の筋力を増強するための筋力トレーニング装置が種々案出されており、その中において負荷錘を使用して筋力トレーニングを行うものも種々案出されている。
【0003】
【特許文献1】特開2005−342398号公報
【0004】
しかし、従来の負荷錘を使用する筋力トレーニング装置では、その負荷付与手段としての負荷錘を多数必要とする。例えば、0〜63.75Kgの範囲で、0.25Kg単位ごとの設定を可能とするためには、0.25Kgの負荷錘を255枚も必要とする。したがって、製造コストが高くつくことになる。そして、これら多数の負荷錘は1本の索体に積み重ねて取り付けられるものであり、嵩張ると共に、負荷を変えるためには、人手をもって一々負荷錘を追加したり、或いは取り外さなければならず、無駄な手間と時間を要する。而もこれらの作業を行うときに、指先を負荷錘間に挟んで負傷する等の事故も頻発している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記の点に鑑みなされたものであって、重量の異なる負荷錘を並列させ、そしてそれらを適宜選択して組み合わせることによって負荷を変更し、且つまた錘の組み合わせには、従来の如く人手による負荷錘の追加や取り外しによることなくボタン操作によるモータの駆動力を用いて行うようになし、もって上記従来の負荷付与手段の問題点を悉く解消することができるようになした筋力トレーニング用負荷付与装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
而して、本発明の要旨とするところは、基枠内に水平に配され、垂直方向回転自在に支承された主軸と、前記主軸に所定の間隔で配され、且つ夫々は該主軸に対して回転自在な状態に取り付けられると共にその周面の一箇所に後記連結ピンの受容凹部を設けた所定個数の負荷錘用プーリと、負荷伝達用索体の基端を止着し、前記主軸の端部に固着された、前記負荷錘用プーリと同径の負荷伝達用プーリと、前記負荷錘用プーリの夫々に基端を止着し、前記負荷伝達用索体と反対方向に巻かれる負荷錘連結用索体の先端に接続された、重量の異なる負荷錘と、前記主軸における前記各負荷錘用プーリの近接位置に固着されて主軸と一体的に回転する、先端に後記連結ピンの受容凹部を設けた連結アームと、前記負荷錘用プーリにおける連結ピンの受容凹部と前記連結アームにおける連結ピンの受容凹部とにわたって入り込み或いは取り出される連結ピンと、前記各負荷錘用プーリの前方に配され、先端に前記連結ピンの受容凹部を設けると共にモータをもって所定のストロークで垂直方向に回動せしめられ、前記負荷錘用プーリにおける連結ピンの受容凹部と前記連結アームにおける連結ピンの受容凹部がそれらの回転始端位置において一致したときにおいて前記連結ピンをそれらに入り込ませ或いは取り出す連結ピン受け渡し用アームとからなり、前記重量の異なる負荷錘を、最軽量の負荷錘の2の乗数倍の重量の負荷錘となしたことを特徴とする筋力トレーニング用負荷付与装置にある。
【0007】
また、上記構成において、重量の異なる負荷錘を、最軽量の負荷錘の2の乗数倍の重量の負荷錘の所定個数をもって構成するようにしてもよい。
【0008】
また、上記構成において、負荷伝達用プーリが、その回転始端位置に戻る直前にショックを緩和するためのショックアブソーバを備えるようにしてもよい。
【0009】
また、上記構成において、主軸に従動スプロケットを固着する一方、基枠に固定したモータの回転軸に駆動スプロケットを固着し、これら駆動スプロケットと従動スプロケットとの間にチェーンを掛け回し、負荷伝達用索体が所定のストロークの最終位置まで引かれたときに該モータを駆動し、負荷伝達用プーリに僅かに負荷を追加するようになしてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明は上記の如き構成であり、重量の異なる負荷錘を並列させ、そしてそれらを適宜選択して組み合わせることによって負荷を変更し、且つまた錘の組み合わせには、従来の如く人手による負荷錘の追加や取り外しによることなくボタン操作によるモータの駆動力を用いて行うようになしたものであるから、従来の負荷付与手段の問題点を悉く解消することができるものである。
【0011】
また、負荷伝達用プーリが、その回転始端位置に戻る直前にショックを緩和するためのショックアブソーバを備えるようにした場合には、トレーニングする者が負荷伝達用索体を所定のストローク分引っ張った後で力を抜いたとき、負荷錘が自重によって落下するが、使用された全ての負荷錘が一度に落下するときの衝撃を緩和することができるものである。したがって、基枠の毀損や負荷錘連結用索体の切断、負荷錘連結用索体と負荷錘用プーリの接続部分の破損等を防止することができるものである。
【0012】
また、主軸に従動スプロケットを固着する一方、基枠に固定したモータの回転軸に駆動スプロケットを固着し、これら駆動スプロケットと従動スプロケットとの間にチェーンを掛け回し、負荷伝達用索体が所定のストロークの最終位置まで引かれたときに該モータを駆動し、負荷伝達用プーリに僅かに負荷を追加するようになした場合には、トレーニングする者が負荷伝達用索体を引っ張ったときにおいて、所定のストロークの最終位置になったとき、僅かに負荷を追加することにより、ストロークの最終位置を認知させることができるものである。これにより、高齢者或いは病後のリハビリ等においても身体に過度の負担がかかることを防止する事が出来るものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明を実施するための最良の形態は、重量の異なる負荷錘を並列させ、そしてそれらを適宜選択して組み合わせることによって負荷を変更し、且つまた錘の組み合わせには、従来の如く人手による負荷錘の追加や取り外しによることなくボタン操作によるモータの駆動力を用いて行うようにすることにある。
【実施例】
【0014】
以下、本発明の実施例について説明する。
図1は本発明の実施例に係る筋力トレーニング用負荷付与装置の一部省略して示した正面図、図2は同側面図、図3は本発明の要部の概略的構成図、図4は本発明の原理説明図、図5乃至図10は負荷錘の選択機構の作動説明図、図11は本発明を実施した筋力トレーニング装置の斜視図である。
【0015】
図中、1は箱形の基枠である。2は前記基枠1内に水平に配され、垂直方向回転自在に支承された主軸である。また、3、3は前記基枠1に設けた該主軸2の軸受けである。
【0016】
4、5、6、7、8、9、10、11は前記主軸2に所定の間隔で配され、且つ夫々は該主軸2に対して回転自在な状態に取り付けられた負荷錘用プーリである。また、該負荷錘用プーリ4、5、6、7、8、9、10、11は夫々その周面の一箇所に後記連結ピンの受容凹部4a、5a、6a、7a、8a、9a、10a、11aを設けている。尚、図面においては該連結ピンの受容凹部4a、5a、6a、7a、8a、9a、10aを省略している。また、該負荷錘用プーリ4、5、6、7、8、9、10、11は本実施例では後記負荷錘の個数に対応させて8個としている。また、12、13、14、15、16、17、18、19は該負荷錘用プーリ4、5、6、7、8、9、10、11と前記主軸2との間に設けた軸受けである。
【0017】
20は負荷伝達用索体21の基端を止着し、前記主軸2の端部に固着された、前記負荷錘用プーリ4、5、6、7、8、9、10、11と同径の負荷伝達用プーリである。
【0018】
22、23、24、25、26、27、28、29は重量の異なる負荷錘であり、本実施例では最軽量の負荷錘22を0.25Kgとして該負荷錘22の2の乗数倍の重量の負荷錘23、24、25、26、27、28、29をもって全体で8個によって構成している。尚、これら負荷錘の重量は、本実施例では負荷錘22が0.25Kg、負荷錘23が0.5Kg、負荷錘24が1Kg、負荷錘25が2Kg、負荷錘26が4Kg、負荷錘27が8Kg、負荷錘28が16Kg、負荷錘29が32Kgである。斯かる負荷錘の組み合わせによると、0〜63.75Kgの範囲で、0.25Kg単位ごとの負荷設定が可能になる、即ち255通りの負荷設定が可能になるものである。そしてまた、これら負荷錘22、23、24、25、26、27、28、29は、基端を夫々前記負荷錘用プーリ4、5、6、7、8、9、10、11に止着し、前記負荷伝達用索体21と反対方向に巻かれる負荷錘連結用索体30、31、32、33、34、35、36、37の先端に接続されている。
【0019】
また、前記の他最小単位の負荷錘を0.2Kgとした場合には、その2の乗数倍は0.4Kg、0.8Kg、1.6Kg、3.2Kg、6.4Kg、12.8Kg、25.6Kgというようになる。
【0020】
また、38、39、40、41、42、43、44、45は前記負荷錘用プーリ4、5、6、7、8、9、10、11の前方に回転自在に支承され、前記負荷錘連結用索体30、31、32、33、34、35、36、37の途中部を掛け回したガイドプーリである。尚、38a、39a、40a、41a、42a、43a、44a、45aは該ガイドプーリ38、39、40、41、42、43、44、45の軸受けである。
【0021】
46、46、46、46、46、46、46、46は前記主軸2における前記各負荷錘用プーリ4、5、6、7、8、9、10、11の近接位置に固着されて主軸2と一体的に回転する、夫々先端に後記連結ピンの受容凹部46aを設けた連結アームである。尚、図面においては負荷錘用プーリ11と対をなす連結アーム46のみを示している。
【0022】
47、47、47、47、47、47、47、47は前記負荷錘用プーリ4、5、6、7、8、9、10、11における連結ピンの受容凹部4a、5a、6a、7a、8a、9a、10a、11aと前記連結アーム46、46、46、46、46、46、46、46の連結ピンの受容凹部46aとにわたって入り込み或いは取り出される連結ピンである。
【0023】
48、48、48、48、48、48、48、48は前記各負荷錘用プーリ4、5、6、7、8、9、10、11の前方に配され、先端に前記連結ピン47の受容凹部48aを設けた連結ピン受け渡し用アームであり、夫々は前記負荷錘用プーリ4、5、6、7、8、9、10、11を挟むように2枚一組で構成されている。また、該連結ピン受け渡し用アーム48、48、48、48、48、48、48、48は夫々モータ49、49、49、49、49、49、49、49をもって所定のストロークで垂直方向に回動せしめられる。そして、該連結ピン受け渡し用アーム48、48、48、48、48、48、48、48は前記負荷錘用プーリ4、5、6、7、8、9、10、11における連結ピンの受容凹部4a、5a、6a、7a、8a、9a、10a、11aと前記連結アーム46、46、46、46、46、46、46、46における連結ピンの受容凹部46aがそれらの回転始端位置において一致したときにおいて前記連結ピン47をそれらに入り込ませ或いは取り出すものである。尚、前記モータ49、49、49、49、49、49、49、49は夫々基枠1の適所に設けられた操作ボタン(図示せず。)の押圧操作によって駆動するものである。
【0024】
50は前記負荷伝達用プーリ20が、その回転始端位置に戻る直前にショックを緩和するためのショックアブソーバである。また、該ショックアブソーバ50は、基枠1に固着したショックアブソーバ本体50aと、該ショックアブソーバ本体50aの作動杆50a′に接離する、負荷伝達用プーリ20に固着した押圧板50bとをもって構成されている。
【0025】
51は前記主軸2に固着した従動スプロケット、52は基枠1に固定したモータ53の回転軸53aに固着した駆動スプロケット、54は駆動スプロケット52と従動スプロケット51との間に掛け回したチェーンである。
【0026】
次に、負荷錘の組み合わせによる負荷の設定変更について説明する。
トレーニングする者に最適な負荷とするためには、負荷錘22、23、24、25、26、27、28、29の組み合わせによって行うが、使用する負荷錘を選択して組み合わせる。そしてこの場合、選択した負荷錘だけを主軸2に連結するが、これは当該負荷錘が接続された負荷錘連結用索体の基端を止着した負荷錘用プーリを主軸2に連結することによって行う。
【0027】
図5には負荷錘用プーリ4、5、6、7、8、9、10、11のいずれもが選択されていない状態を示しており、この状態においては負荷錘用プーリにおける連結ピンの受容凹部と連結アームにおける連結ピンの受容凹部がそれらの回転始端位置において一致している。ここで今、いずれかの負荷錘、例えば負荷錘29が選択されたとして説明すると、これに接続された負荷錘用プーリ11の前方に配された連結ピン受け渡し用アーム48が、図6に示す如く、モータ49をもって垂直方向に回動し、連結ピン47を該負荷錘用プーリ11における連結ピンの受容凹部11aと連結アーム46における連結ピンの受容凹部46aに入り込ませる。これにより該負荷錘用プーリ11は連結ピン47及び連結アーム46を介して主軸2に連結される。また、他の選択された負荷錘に接続した負荷錘用プーリも同様にして主軸2に連結される。
【0028】
そして、この状態においてトレーニングする者が負荷伝達用索体21を引っ張ると、負荷伝達用プーリ20が回転して主軸2も回転する。そしてこれに伴い、図8及び図9に示す如く、負荷錘用プーリ11も回転し、負荷伝達用索体21に所定の負荷が付与されることになるものである。尚、この動作中において連結ピン47は負荷錘用プーリ11に巻かれる負荷錘連結用索体37が被さることによって連結ピンの受容凹部からの脱落が防止される。
【0029】
そして、トレーニングする者は一定のストロークにおいて繰り返し負荷伝達用索体21を引っ張ってトレーニングを行うが、負荷を変えるときには負荷錘の組み合わせを変える必要があり、そのときには一旦前記と逆に図6から図5に示した状態に戻し、再び前記の手順によって負荷錘の選択を行う。また、選択されなかった負荷錘に接続された負荷錘用プーリは、図10に示す如く、主軸2の回転に連動することなく、回転始端位置において停止しているものである。
【0030】
そして、トレーニングは負荷伝達用索体21を一定のストロークにおいて繰り返し引っ張ることによって行うが、これは例えば図11に示す如く、足をキックすることによって引っ張り、もって足の筋力を鍛えるようになしてもよい。図11に示したトレーニング装置は、本発明に係る筋力トレーニング用負荷付与装置と、トレーニング装置本体55とからなる。そしてまた、該トレーニング装置本体55は、基枠56と、該基枠56の一端に立設した支柱57の上端に保持した足受け板58と、前記基枠56の上部に、前記足受け板58と接離する方向に移動自在に取り付けられ、頂部に座部60、背凭れ部61並びに両手の支持アーム62、62とを備えた移動台59とからなり、本発明に係る筋力トレーニング用負荷付与装置における負荷伝達用索体21の先端を、該トレーニング装置本体55における足受け板58と反対側から移動台59を通り越して足受け板58側に導き、ガイドプーリ63等を介して折り返して該移動台59に止着してなるものである。
【0031】
そして、トレーニングするときには移動台59の座部60に座り、足受け板58をキックするものである。これにより負荷伝達用索体21が引っ張られ、キックする足に所定の負荷がかかるものである。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の実施例に係る筋力トレーニング用負荷付与装置の一部省略して示した正面図である。
【図2】図1に示した筋力トレーニング用負荷付与装置の側面図である。
【図3】本発明の要部の概略的説明図である。
【図4】本発明の原理説明図である。
【図5】負荷錘の選択機構の作動説明図であり、負荷錘の選択前の状態を示すものである。
【図6】負荷錘の選択機構の作動説明図であり、負荷錘を選択した状態を示すものである。
【図7】図6に示した状態の正面側から看た図である。
【図8】負荷錘の選択機構の作動説明図であり、選択した負荷錘によって主軸に負荷をかけた状態を示すものである。
【図9】負荷錘の選択機構の作動説明図であり、図8に示した状態から更に進行した状態を示すものである。
【図10】負荷錘の選択機構の作動説明図であり、選択されない負荷錘が接続された負荷錘用プーリが静止している状態を示すものである。
【図11】本発明を実施した筋力トレーニング装置の一例の説明図である。
【符号の説明】
【0033】
1 基枠
2 主軸
4、5、6、7、8、9、10、11 負荷錘用プーリ
4a、5a、6a、7a、8a、9a、10a、11a 連結ピンの受容凹部
20 負荷伝達用プーリ
21 負荷伝達用索体
22、23、24、25、26、27、28、29 重量の異なる負荷錘
30、31、32、33、34、35、36、37 負荷錘連結用索体
38、39、40、41、42、43、44、45 ガイドプーリ
46、46、46、46、46、46、46、46 連結アーム
46a、46a、46a、46a、46a、46a、46a、46a 連結ピンの受容凹部
47、47、47、47、47、47、47、47 連結ピン
48、48、48、48、48、48、48、48 連結ピン受け渡し用アーム
48a、48a、48a、48a、48a、48a、48a、48a 連結ピンの受容凹部
49、49、49、49、49、49、49、49 モータ
50 ショックアブソーバ
51 従動スプロケット
52 駆動スプロケット
53 モータ
54 チェーン


【特許請求の範囲】
【請求項1】
基枠内に水平に配され、垂直方向回転自在に支承された主軸と、前記主軸に所定の間隔で配され、且つ夫々は該主軸に対して回転自在な状態に取り付けられると共にその周面の一箇所に後記連結ピンの受容凹部を設けた所定個数の負荷錘用プーリと、負荷伝達用索体の基端を止着し、前記主軸の端部に固着された、前記負荷錘用プーリと同径の負荷伝達用プーリと、前記負荷錘用プーリの夫々に基端を止着し、前記負荷伝達用索体と反対方向に巻かれる負荷錘連結用索体の先端に接続された、重量の異なる負荷錘と、
前記主軸における前記各負荷錘用プーリの近接位置に固着されて主軸と一体的に回転する、先端に後記連結ピンの受容凹部を設けた連結アームと、
前記負荷錘用プーリにおける連結ピンの受容凹部と前記連結アームにおける連結ピンの受容凹部とにわたって入り込み或いは取り出される連結ピンと、
前記各負荷錘用プーリの前方に配され、先端に前記連結ピンの受容凹部を設けると共にモータをもって所定のストロークで垂直方向に回動せしめられ、前記負荷錘用プーリにおける連結ピンの受容凹部と前記連結アームにおける連結ピンの受容凹部がそれらの回転始端位置において一致したときにおいて前記連結ピンをそれらに入り込ませ或いは取り出す連結ピン受け渡し用アームとからなり、前記重量の異なる負荷錘を、最軽量の負荷錘の2の乗数倍の重量の負荷錘となしたことを特徴とする筋力トレーニング用負荷付与装置。
【請求項2】
重量の異なる負荷錘を、最軽量の負荷錘の2の乗数倍の重量の負荷錘の所定個数をもって構成してなる請求項1記載の筋力トレーニング用負荷付与装置。
【請求項3】
重量の異なる負荷錘を、全体で8個によって構成してなる請求項2記載の筋力トレーニング用負荷付与装置。
【請求項4】
負荷伝達用プーリが、その回転始端位置に戻る直前にショックを緩和するためのショックアブソーバを備えてなる請求項1、2又は3記載の筋力トレーニング用負荷付与装置。
【請求項5】
主軸に従動スプロケットを固着する一方、基枠に固定したモータの回転軸に駆動スプロケットを固着し、これら駆動スプロケットと従動スプロケットとの間にチェーンを掛け回し、負荷伝達用索体が所定のストロークの最終位置まで引かれたときに該モータを駆動し、負荷伝達用プーリに僅かに負荷を追加するようになした請求項1、2、3又は4記載の筋力トレーニング用負荷付与装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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