説明

答案処理システム

【課題】 通信添削における添削作業を効率化すること。
【解決手段】 オンライン型の通信添削において利用される答案処理システム(600)では、制御ユニット(601)は、キーボード及びマウスで通常は構成される入力装置(603)からの指示に従って、未添削答案を未添削答案データベース(604)から読み出して、ディスプレイ(602)に表示する。そして、必要なコメントを、入力装置(603)から自分自身で入力したり、コメントや素材等が予め用意されているデータベース(605)から読み出して貼り付けるなどして、添削作業を行う。添削が終了した答案は添削済答案データベース(606)に記憶される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、答案処理システムに関し、更に詳しくは、インターネットへの接続環境を有するパーソナル・コンピュータを利用して答案の処理を効率化した答案処理システムに関する。なお、この出願において、「答案処理」とは、解答のなされた答案を採点し、必要なコメント等を付すことを含み、添削などとも称される作業である。
【背景技術】
【0002】
通信教育とは、教室の中で目前の教師から直接に教えを受けるのではなく、様々な通信手段を通じて送られてくる教材を用いて生徒が自ら学習する教育形態である。就学前の幼児教育から大学院レベルまで、広く行われている。伝統的な学校教育と内容が重複するものとは別に、趣味や資格取得のための通信教育も、普及している。生徒には、学習に用いる教材と、学習を支援するサービスとが提供される。生徒は、自らの学習目的や時間的都合に適した運営機関やコースを自由に選択することができるし、自分の都合のよい時間に、自分の都合のよい場所で、自由に学習をすることができる。その反面、直接に肉声で話すことができる案内役たる教師がいないのであるから、学習方法が適切でなかったり、自分ひとりで自律的に学習を進めることができない場合には、思うような学習効果が得られないこともある。また、継続するかどうかは生徒自身に任されているため、途中で学習を中断してしまう例もある。したがって、通信教育では、学習に関する適切な案内や提案を提供して、生徒の継続して学習する「やる気」を維持することが非常に重要である。
【0003】
どのような通信教育でも、教材が送られてくるだけという完全に一方向的なものはおそらく存在しない。生徒は、送られてきた問題に解答した上で提出する。通信教育運営側は、提出された答案を採点して、生徒に返却する。この程度の双方向性は、どの通信教育にも見られるであろう。しかし、通信教育の中には、特に通信添削と称される形態が存在する。例えば、この特許出願の出願人である株式会社ベネッセコーポレーションが運営する「進研ゼミ」は、そのような通信添削の一例である。通信添削では、生徒によって提出された答案に対し、各生徒の個性に応じた丁寧な「添削」がなされる。実際、進研ゼミでは、提出された答案は、添削者の手作業により1枚1枚採点される。単なる採点だけではなく、間違った問題については、正解とそれに至る考え方とが、赤字で書き込まれる。これ以外にも、その生徒による全体的な解答状況を総括して次に力を入れて学習すべき内容の指示や、十分に力がついている事実を認めて次の学習に向かうように励ますアドバイスなどが、各生徒に向けて、赤字で書き込まれる。このように、通信添削では、提供される共通の教材だけでなく、それぞれの生徒が提出した個別の答案上で行われる個別指導に特徴がある。一方で、共通項を有する(例えば、同じ大学を志望している)多数の生徒に対して共通の教材を提供しそのような教材を用いた自学自習を促すという側面では、いわば大量生産的な教育形態であるが、他方では、各生徒の個別の事情を反映した丁寧な添削作業を行うことにより、手作りでこころのこもったコミュニケーションを実現させ、上述した生徒の「やる気」を維持することを目指している。
【0004】
図1には、一般的な通信添削に関係する当事者の間の関係が示されている。通信添削の生徒(受講者)がA、運営する会社がB社、添削者がCである。通信添削の運営主体は会社以外にも大学などの教育機関がありうるが、ここでは単に会社とする。次に、図2には、従来型の紙ベースの通信添削が運営される流れが示されている。まず、B社は、生徒Aから特定のコースの受講を希望するという申込みを受けると、生徒Aに対して出題されるべき問題を選択する(ステップ201)。選択された問題は、生徒Aに、送付される(ステップ202)。生徒Aは、送付されてきた問題に解答し(ステップ203)、解答を終了した答案をB社に送付する(ステップ204)。B社は、生徒Aから答案を受領すると、その答案の採点を担当する添削者を選択して、事前に確認した添削者の都合に応じて、添削者Cに宛てて答案を送付する(ステップ205)。送付されてきた答案を受け取った添削者Cは、答案を採点し、答案上に現れた生徒Aの学習レベルを十分に考慮したコメントを付し、B社に送付する(ステップ206)。B社は、採点済みの答案を受領すると、その答案における生徒Aの成績を記録した後で、必要であれば、問題解説や模範答案を同封し、次回の問題も同封して、答案を生徒Aに送付する(ステップ207)。
【0005】
このように、従来型の通信添削事業の管理・運営は、生徒への問題の送付、生徒からの答案の受け取り、添削者への答案の振り分け、添削者からの答案の回収、生徒への答案の返却、という一連の過程から構成され、それぞれの段階において、問題用紙や答案という有体物である紙の束を物理的に移動させる作業を伴う。そして、最終的には、生徒の手元に、添削がなされた答案用紙が大量に残される。
【0006】
有体物である紙の移動を解消する、又は、少なくとも減少させる方法として、生徒から提出される解答済の答案を画像データ化することが、従来も、試みられてきた。例えば、特開平9−68919号公報に記載された答案採点処理装置には、答案用紙自体を手作業で採点するのではなく、答案をスキャナで読み取ったイメージをパーソナル・コンピュータなどのディスプレイに表示して採点を行う答案採点処理装置が記載されている。また、特許第3579599号には、答案用紙を読み取ってイメージ化し、そのイメージ化された答案における同じ解答欄を複数の答案用紙について同時に表示して複数の生徒による解答を比較対照しながら採点を行うことが記載されている。このように紙の答案自体ではなくて、画像データ化された答案を採点することになれば、図1に示された関係で言えば、少なくともB社と添削者Cとの間では、紙の答案を移動させる必要がなくなる。
【0007】
しかし、答案を画像データ化することにより答案用紙を物理的に移動させる必要がなくなっても、通信添削には、依然として効率化の余地がある。既に概観したように、通信添削という教育形態では、生徒が解答した答案用紙の添削作業を各生徒の個別の事情を考慮して丁寧に行うことに、最大の特徴がある。そこで、答案の画像データ化を利用して添削作業の効率化を積極的に追求し、それによって創出される余裕を、更に丁寧な添削作業のために当てる、というのが、本発明の基本的アイデアである。
【発明の開示】
【0008】
本発明によると、特に通信添削における画像データ化された答案の採点を効率化する答案システムが提供される。本発明による答案処理システムは、入力手段と表示手段とを備えており、更に、(a)試験の未採点の答案が画像データ化された答案データが記憶される第1の記憶手段と、(b)採点が終了した答案が画像データ化された答案データが記憶される第2の記憶手段と、(c)前記試験で問われている問題に関する説明データが予め記憶されているデータベースと、(d)前記入力手段から入力された特定の答案の表示命令に応答して、前記第1の記憶手段から前記特定の答案に相当する答案データを読み出して前記表示手段に表示させ、表示された前記答案データに応答して前記入力手段から入力され所定の基準に基づく前記答案の採点を表示されている前記答案データに付加すると共に、前記答案に含まれている問題に関する説明データを前記データベースから読み出して前記答案データに付加した上で、前記採点データと前記説明データとが付加された答案データを第2の記憶手段に記憶する採点手段と、を備えていることを特徴とする。
【0009】
本発明による答案処理システムは、更に、(e)前記入力手段から入力される新たな説明データを用いて前記データベースを更新する手段を更に備えていることもありうる。ここで言うデータベースとは、採点の際に頻繁に利用される説明事項を予め準備しておくものであって、通常は、通信添削運営会社によって作成される。しかし、採点者自身がよく使用する説明事項や文章などを、この更新手段によって、このデータベースに記憶しておくことも可能である。
【0010】
本発明による答案処理システムは、更に、(f)前記採点手段による採点の結果を記憶する第3の記憶手段を更に備えていることもありうる。一定の期間にわたる各生徒の成績や、データベースの中のどの項目がどのように利用されたのかという利用履歴がこの第3の記憶手段に記録される。
【0011】
本発明による答案処理システムは、更に、(g)インターネットへの接続に必要な通信手段と、(h)前記通信手段を介して、前記第1ないし第3の記憶手段と前記データベースとを更新する手段と、を備えていることもありうる。本発明による答案処理システムは、実際には、採点者の自宅等におかれたパーソナル・コンピュータであるのが通常であるが、そのパーソナル・コンピュータがインターネット接続環境を備えていれば、通信添削運営会社との間で、紙の移動をまったく伴わないデータの交換が可能である。
【0012】
本発明による答案処理システムは、そのような答案処理システムを制御する方法として構成することも可能であるし(請求項5)、その方法を実現するためのコンピュータ・プログラム(請求項7)や、そのようなコンピュータ・プログラムが記憶された記憶媒体(請求項8)としても構成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
従来の通信添削では、添削者は、答案の添削作業を行う際に、「指導基準」などと称される添削マニュアルに従うことになっている。この添削マニュアルは、出題の意図、指導方針、採点基準、指導に必要な教科的な事実、具体的な解答への対応事例、特殊事例への対応方針、などで構成されている。更に、添削者は、添削マニュアルの方針に従いながら、個々の採点結果、間違いの内容、1枚の答案全体を見た傾向を踏まえて、個別にアドバイスを記入する。
【0014】
添削マニュアルを参照することができるとしても、1枚1枚の答案に対する個別の対応を手書きで行うのには、一定の時間を要する。特に、生徒が誤答した問題の正解を与え、その正解に至る道筋を説明するには、相当な時間が必要である。正答の場合でも、生徒を励ますコメントを加えるのが好ましい場合があり、そのコメントには、やはり時間を要するであろう。そこで、発明者は、そのような場合に添削者がどのような作業をしているのかを検討した。すると、検討の結果として、添削者の作業を2つの部分に分けることができることを発見した。その発見の前提となるのは、生徒による誤答には様々なパターンがありうるが、ある問題に対する正解は1つである、という事実である。つまり、それぞれの生徒による様々な間違い方に対応する個別のコメントは必要であるけれども、正解や正解に関する説明自体は、どの生徒の場合にも同じであって、生徒ごとに変化させる必要はない。実際の添削作業でも、正解を与え、正解に関して説明するという作業は、添削マニュアルの内容をそのまま単純に書き写すことになりやすい。しかも、問題によっては、書き写す分量は相当に多い。結果的に、個々の学習者に応じて変化させる部分は少ないにもかかわらず、添削者は、同じような説明を何枚もの答案に手書きしなければならない。手作業での添削ではなく、画像データ化された答案をパーソナル・コンピュータ上で採点する場合であっても、同じようなコメントを何度もタイプインするのは面倒である。
【0015】
この検討から、発明者は、答案を添削する作業は、効率化が可能な部分と、効率化するのが適当でない部分とに分けることができる、という認識に至った。すなわち、個々の答案に応じて変更する必要があまりない、正解自体と、正解に至るための正しい考え方の説明は、データベースとして予め用意しておくのが適当である。そして、添削者は、個々の解答状況にあわせて最適な説明をデータベースの中から検索し、画像データ化された答案に貼り付ければよい。正解に関する説明は、テキスト・データに限定される必要はない。グラフや図解が正解の理解に役立つ場合にはそのような画像データをデータベースに用意しておくことができるし、場合によっては、音声や動画も有効な場合がある。また、添削作業には、データベースの中に予め用意されているデータだけでなく、添削者自身が自作の説明やグラフなどをデータベースの中に用意しておいて、利用することもできる。つまり、このデータベースは、常に更新が可能な構成にすることができる。
【0016】
このようにして、添削者は、添削作業において、予め用意してあったデータベースを利用し、更にテキストなどを付け加えることで高度な個別指導を行うことができる。これによって、従来は書き写しという単純で個別性の低い部分に要していた時間を短縮し、最適な指導の選択と、個々の生徒に向けた適切なアドバイスなどに、人的な資源を投入することができる。
【0017】
これ以外にも、採点記号(○、レ、△)を、シフトキーやコントロールキー、マウスによって効率よく貼り付けることができる機能や、点数の合計計算、コメントの漏れなどのチェックの自動化によって、添削作業を効率化できる。
【0018】
また、個々の答案の採点結果をデータベースの利用履歴と関連付けて集計することで、各問題の全体的な解答状況、間違いの傾向、それに対応してデータベース内のどの説明が頻繁に使われているかを早期に知ることができる。これによって、どの問題に対してどのような説明を予め用意しておけば、添削サービスの品質向上に効果的であるのかを把握できる。また、その副産物として、十分に使い込まれ更新がなされたデータベースを踏まえた教材を印刷物として編集することが可能になる。更に、本発明による答案処理システムを用いることによって、従来は高度に労働集約型であった添削指導と答案物流とを効率化することができ、コストが下がる。また、従来の方法では不可能だった多品種化、サービスの品質向上を実現できる。
【0019】
次に、図面を参照しながら、データベースから読み出した説明を答案に貼り付ける作業の実際について説明する。まず、図3には、予めデータベースに登録されているコメントが答案に貼り付けられる様子が示されている。パーソナル・コンピュータのディスプレイに表示されているのは、中学校の理科に関する答案であり、植物の花のはたらきを問う問題(4)に対して、この生徒は、「虫にみつをあげるため、そのめじるし」という解答をしている。この解答に対しては、採点者は、△という採点をしている。そして、貼り付けを考えているコメントとして、Y105の「花のはたらきがつかめているよ」と、Y106の「花がさく植物の花粉の運ばれ方を考えてみよう」との2つが検討されている。この場合には、花粉への言及が必要であるので、後者のコメントを貼り付けることになる。そのために、「コメント選択横」というアイコンをクリックすることになる。
【0020】
また、比較的短いコメントではなく、一定量の指導素材を貼り付けるときの様子が、図4に示されている。図3のコメントと図4の素材との違いは、単なるデータ量だけであり、データベースの検索方法や、貼り付けの方法は、同じである。また、本発明による答案処理システムにおいて、コメントなどが記憶されているデータベースは更新可能であることは既に述べた。データベースを更新する例としてコメントを新規に登録する様子は、図5に示されている。
【0021】
図6は、添削者が添削作業に用いるパーソナル・コンピュータとして実現された本発明による答案処理システム600の概略である。制御ユニット601は、キーボード及びマウスで通常は構成される入力装置603からの指示に従って、未添削答案を未添削答案データベース604から読み出して、ディスプレイ602に表示する。そして、必要なコメントを、入力装置603から自分自身で入力したり、コメントや素材等が予め用意されているデータベース605から読み出して貼り付けるなどして、添削作業を行う。添削が終了した答案は添削済答案データベース606に記憶する。
【0022】
図7は、生徒から解答済の答案を受け取り、答案が添削され、生徒に返却されるまでに処理の流れの概略である。赤ペン先生とは添削者の愛称であり、WEB添削とあるのは、通信添削を運営する会社(図1のB社)と添削者との間では、インターネットを利用して答案データが配分されることに起因する呼称である。
【0023】
以上で、本発明による答案処理システムに関する説明を行った。答案の採点・添削に予め用意しておいたコメントやグラフなどの素材を貼り付けるという内容は、例えば、通常の文章を作成する際に、ワープロソフトなどに登録されている定型文を利用するのに類似していると考えることは可能であろう。しかし、大量の答案を一定の費用で採点する必要がある通信添削において、本発明による答案処理システムを用いて添削作業を効率化することは、ワープロソフトの中の挨拶文を利用することとは大きな隔たりがある、と発明者は考えている。既に述べたことであるが、本発明の答案処理システムによる添削作業の効率化は、単に費用を削減するためだけのものではない。添削者の負担を軽減することによって創出された人的時間的経済的資源を利用することにより、各生徒に応じた個別の対応の可能性がいっそう広がるのであって、通信添削自体が本来目指している可能性の実現に大きく寄与するはずである。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】一般的な通信添削に関係する当事者の間の関係の図解である。
【図2】従来型の紙ベースの通信添削が運営される流れの図解である。
【図3】予めデータベースに登録されているコメントが、答案に貼り付けられる様子の図解である。
【図4】比較的短いコメントではなく、一定量を有する指導素材を貼り付けるときの様子の図解である。
【図5】コメントを新規に登録する様子の図解である。
【図6】添削者が添削作業に用いるパーソナル・コンピュータとして実現された本発明による答案処理システムの概略である。
【図7】生徒から解答済の答案を受け取り、答案が添削され、生徒に返却されるまでに処理の流れの概略である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力手段と表示手段とを備えた答案処理システムであって、
(a)試験の未処理の答案が画像データ化された答案データが記憶される第1の記憶手段と、
(b)処理が終了した答案が画像データ化された答案データが記憶される第2の記憶手段と、
(c)前記試験で問われている問題に関する説明データが予め記憶されているデータベースと、
(d)前記入力手段から入力された特定の答案の表示命令に応答して、前記第1の記憶手段から前記特定の答案に相当する答案データを読み出して前記表示手段に表示させ、表示された前記答案データに応答して前記入力手段から入力され所定の基準に基づく前記答案の処理データを表示されている前記答案データに付加すると共に、前記答案に含まれている問題に関する説明データを前記データベースから読み出して前記答案データに付加した上で、前記処理データと前記説明データとが付加された答案データを第2の記憶手段に記憶する答案処理手段と、
を備えていることを特徴とする答案処理システム。
【請求項2】
請求項1記載の答案処理システムにおいて、
(e)前記入力手段から入力される新たな説明データを用いて前記データベースを更新する手段を更に備えていることを特徴とする答案処理システム。
【請求項3】
請求項1又は請求項2記載の答案処理システムにおいて、
(f)前記答案処理手段による答案処理の結果を記憶する第3の記憶手段を更に備えていることを特徴とする答案処理システム。
【請求項4】
請求項1ないし請求項3のいずれかの請求項に記載の答案処理システムにおいて、
(g)インターネットへの接続に必要な通信手段と、
(h)前記通信手段を介して、前記第1ないし第3の記憶手段と前記データベースとを更新する手段と、
を備えていることを特徴とする答案処理システム。
【請求項5】
入力手段と、表示手段と、試験の未処理の答案が画像データ化された答案データが記憶される第1の記憶手段と、処理が終了した答案が画像データ化された答案データが記憶される第2の記憶手段と、前記試験で問われている問題に関する説明データが予め記憶されているデータベースと、を備えている答案処理システムを制御する方法であって、
前記入力手段から入力された特定の答案の表示命令に応答して、前記第1の記憶手段から前記特定の答案に相当する答案データを読み出して前記表示手段に表示させるステップと、
表示された前記答案データに応答して前記入力手段から入力され所定の基準に基づく前記答案の処理データを表示されている前記答案データに付加するステップと、
前記答案に含まれている問題に関する説明データを前記データベースから読み出して前記答案データに付加するステップと、
前記処理データと前記説明データとが付加された答案データを第2の記憶手段に記憶するステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項5記載の方法に含まれる各ステップをコンピュータに実行させるコンピュータ・プログラムが記憶されているコンピュータ読取可能な記憶媒体。
【請求項7】
請求項5記載の方法に含まれる各ステップをコンピュータに実行させるコンピュータ・プログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2006−227317(P2006−227317A)
【公開日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−41290(P2005−41290)
【出願日】平成17年2月17日(2005.2.17)
【出願人】(591121498)株式会社ベネッセコーポレーション (30)
【Fターム(参考)】