説明

管理システムおよび店舗管理端末

【課題】 他店舗間での情報管理を迅速かつ容易にし、販売機会ロスを低減する管理システムを提供する。
【解決手段】 第1ネットワークを介して互いに接続された複数のPOSレジ100と、店舗のPOSレジ100から売上データを受信する売上データ受信部204、売上データをASP300に送信する店舗情報送信部240、およびASP300から店舗情報を受信する店舗情報受信部242を含むPOS管理端末200と、複数のPOS管理端末200に第2ネットワーク60を介して接続され、複数店舗のPOS管理端末200から売上データを受信し、受信した売上データから、販売実績および在庫データを含む店舗情報を生成し、店舗情報を店舗情報記憶部312に蓄積し、蓄積された店舗情報基づいて、商品の在庫データを求めて店舗毎に管理し、店舗情報をPOS管理端末200に第2ネットワークを介して提示するASP300と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、販売情報を管理する管理システムおよび店舗管理端末に関し、特に、大型商業施設に商業施設として出店している店舗などの事業主が販売実績や在庫、発注などの情報を登録、収集、照会、分析する管理システムおよび店舗管理端末に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、個別にPOS(Point Of Sales:販売時点管理)システムにより登録する売上管理と連動して在庫状況をリアルタイムに連携して事業主が保有する基幹システムに反映し、関連する複数店舗の個別データを日別以上の時間で集約して、本社など特定の端末でのみ参照できる管理システムがあった。
【0003】
あるいは、POSシステム自体にサーバ機能をもたせ、本社および各店舗のPOSシステム内で、情報を参照できる管理システムもあった。このような管理システムとしては、たとえば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載された店舗管理システムは、本部と店舗をインターネットを利用して接続する低コストのPOSレジスタシステムであって、商品管理機能およびシフト管理機能、さらに、サーバ機能を有する。
【特許文献1】特開2002−24947号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記文献記載の従来技術は、以下の点で改善の余地を有していた。
【0005】
たとえば、POSレジ内に商品管理機能、シフト管理機能、およびサーバ機能を設けているので、POSレジは高機能であるが、このシステムに特化されたPOSレジとなってしまうため、従来のPOSレジを使用している店舗には適用できない可能性がある。またPOSレジ自体の構造が複雑化するとともに、製造コストが高くなり、メンテナンスも困難になる可能性がある。
【0006】
また、これらの商品管理機能やシフト管理機能について、同一商業施設内ではサーバにより参照可能であったが、同時に、同一系列グループの他の商業施設内の店舗の情報を参照したり分析したりする機能は提供されていなかった。
【0007】
さらに、各店舗の個別管理データおよび関連店舗全体のデータ比較や検討が迅速に実現されず、店舗における独立性の高い分析および判断を妨げる恐れがあった。本社などの本部機能を持つ所にデータを集約するサーバなどの設置が必須条件となるため、小売店舗数が一店などのユーザでも、サーバを保有しなければならず、導入費用、メンテナンス費用が割高になってしまう可能性があった。また、日次での集計データを取り扱うため、営業中の販売状況を把握できず、迅速な対応ができない場合があった。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、同一系列グループの他店舗間での情報管理を迅速かつ容易にし、販売機会ロスを低減する管理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によれば、同一施設内の複数店舗において、互いに第1ネットワークを介して接続され、前記店舗において、商品の売上データを収集し、管理するPOS端末と、
前記店舗の複数の前記POS端末から前記売上データを受信し、処理する店舗管理端末と、
複数系列の店舗グループの前記店舗管理端末の前記商品管理に関する情報を管理する管理サーバと、を備えた管理システムであって、
前記店舗管理端末は、
前記店舗の前記POS端末から前記売上データを受信する売上データ受信部と、
前記売上データを前記管理サーバに送信する送信部と、
前記管理サーバから前記商品の販売実績データおよび在庫管理データを含む店舗情報を受信する情報受信部と、
前記情報受信部が受信した前記店舗情報を表示する表示部と、
前記商品の発注データを受け付ける発注データ受付部と、
前記管理サーバに対して前記発注データを含む商品発注の指示を行う発注指示部と、
を含み、
前記管理サーバは、
前記複数の店舗管理端末に第2ネットワークを介して接続され、
前記複数店舗の前記店舗管理端末から前記第2ネットワークを介して前記売上データおよび前記発注データを受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記売上データおよび前記発注データに基づいて、販売実績データおよび在庫データを含む店舗情報を生成する生成部と、
前記受信部が受信した前記売上データおよび前記発注データ、ならびに前記生成部が生成した前記店舗情報を蓄積する店舗情報記憶部と、
前記店舗情報記憶部に蓄積された前記発注データおよび前記売上データに基づいて、前記商品の在庫データを求めて前記店舗毎に管理する管理部と、
前記店舗情報を前記店舗グループ毎に分析する分析部と、
前記店舗情報および前記分析部の結果を前記店舗管理端末に前記第2ネットワークを介して提示する提示部と、
を含むことを特徴とする管理システムが提供される。
【0010】
ここで、店舗とは、特に大型商業施設内における小売業であり、店舗運営に必要な管理情報、たとえば、商品情報、販売実績、在庫データ、発注データ、受入予定などを、既存に設定されるPOS端末とデータ連携し、ネットワークを介して店舗管理端末でリアルタイムに登録、取得し、関連情報を表示する。これによって、店舗での時々刻々発生する事象に対する判断を店舗で行え、各店舗の売り逃し、すなわち、販売機会ロスを削減して店舗売上を向上させることができる。また、第2ネットワークは、たとえば、インターネットなどとすることができる。
【0011】
この発明によれば、複数系列の店舗グループにおける売上管理および在庫状況を集約し、系統立てて管理することが可能となる管理システムが提供される。また、従来の同一商業施設内の複数店舗間のネットワークに加え、同一系列店舗グループ内の複数店舗間のネットワーク化を図ることができ、同一系列店舗グループ間での情報を共有できることとなる。
【0012】
上記管理システムにおいて、前記管理サーバをアプリケーションサービスプロバイダ装置として提供することができ、前記アプリケーションサービスプロバイダ装置は、前記店舗管理端末から受信した前記店舗情報を蓄積する店舗情報蓄積部と、前記店舗管理端末に他店舗の情報を含む店舗情報を提供する情報提供部と、を含むことができ、前記店舗管理端末は、前記アプリケーションサービスプロバイダ装置が提供する前記店舗情報を前記情報受信部により受信し、前記表示部に表示することにより機能することができる。
【0013】
この構成によれば、アプリケーションサービスプロバイダ(以下、「ASP(Application Service Provider)」と呼ぶ)を利用してシステムを実現するので、各店舗管理端末におけるシステムの導入およびバージョンアップ時のコストを抑えることができる。すなわち、従来のようにサーバ用設備をユーザである小売業主が所有、管理する代わりに、ネットワークを利用して商業施設全体の小売業主へ、その機能を提供するASPサービスを利用して、管理システムを実現させる。これにより、本部などにサーバがなくともネットワークに接続できる環境があれば、サーバがある時と同様な機能の使用、サービスの提供を実現することができる。
【0014】
上記管理システムにおいて、前記店舗管理端末は、前記店舗において、前記商品の前記売上データの入力を受け付ける入力受付部と、前記入力受付部が受け付けた前記売上データを記憶する売上データ記憶部と、を含むことができる。この構成によれば、POS端末、所謂POSレジを有さない店舗において、店舗管理端末から直接売上げデータを入力することができる。
【0015】
上記管理システムにおいて、前記店舗管理端末は、前記売上データおよび前記発注データに基づいて、販売実績データおよび在庫データを含む店舗情報を生成する生成部と、前記売上データおよび前記発注データ、ならびに前記生成部が生成した前記店舗情報を蓄積する店舗情報記憶部と、前記店舗情報記憶部に蓄積された前記発注データおよび前記売上データに基づいて、前記商品の在庫データを求めて前記店舗毎に管理する管理部と、を含むことができる。
【0016】
本発明によれば、管理サーバにネットワークを介して接続され、
商品の販売店舗における前記商品の売上データを受信する売上データ受信部と、
前記売上データを前記管理サーバに送信する送信部と、
前記管理サーバから前記商品の販売実績データおよび在庫管理データを含む店舗情報を受信する情報受信部と、
前記情報受信部が受信した前記店舗情報を表示する表示部と、
前記商品の発注データを受け付ける発注データ受付部と、
前記管理サーバに対して前記発注データを含む商品発注の指示を行う発注指示部と、
を備えたことを特徴とする店舗管理端末が提供される。
【0017】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、同一系列グループの他店舗間での情報管理を迅速かつ容易にし、販売機会ロスを低減する管理システムが提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0020】
図1は、本発明の実施の形態に係る管理システムの構成を示す構成図である。本実施形態の管理システムは、同一施設(商業施設20(図中、「商業施設A」、「商業施設B」などと示す)内の複数店舗(販売店舗10(図中、「店舗a1」、「店舗b1」、・・・などと示す))において、互いに第1ネットワーク(第1ネットワーク24(図中、「ネットワークA」、「ネットワークB」などと示す)を介して接続され、店舗において、商品の売上データを収集し、管理するPOS端末(POSレジ100(図中、「POSレジa11」、「POSレジa12」、・・・、「POSレジb31」、・・・などと示す))と、複数店舗のPOS端末から売上データを受信し、商品の販売実績、在庫管理、および商品発注を行う店舗管理端末(POS管理端末200(図中、「POS管理端末x1」、「POS管理端末x2」、・・・、「POS管理端末z1」、・・・などと示す))と、を備え、複数系列の店舗グループ(チェーングループ40(図中、「チェーンX」、「チェーンY」、・・・などと示す)の店舗管理端末の商品管理に関する情報を管理する。
【0021】
なお、以下の各図において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してある。また、本実施形態の管理システムの各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。以下説明する各図は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
【0022】
図4は、図1のPOS管理端末200およびASP300を示す機能ブロック図である。本実施形態の管理システムにおいて、店舗管理端末(POS管理端末200)は、店舗のPOS端末(POSレジ100)から売上データを受信する売上データ受信部(売上データ受信部204)と、売上データを管理サーバに送信する送信部(店舗情報送信部240)と、管理サーバから商品の販売実績データおよび在庫管理データを含む店舗情報を受信する情報受信部(店舗情報受信部242)と、情報受信部が受信した店舗情報を表示する表示部(表示部230)と、商品の発注データを受け付ける発注データ受付部(操作受付部234)と、管理サーバに対して発注データを含む商品発注の指示を行う発注指示部(アクセス部236)と、を含む。また、管理サーバ(ASP300)は、複数の店舗管理端末に第2ネットワーク(第2ネットワーク60)を介して接続され、複数店舗の店舗管理端末から第2ネットワークを介して売上データおよび発注データを受信する受信部(インタフェース部302(図中、「I/F」と示す)と、受信部が受信した売上データおよび発注データに基づいて、販売実績データおよび在庫データを含む店舗情報を生成する生成部(実行部306)と、受信部が受信した売上データおよび発注データ、ならびに生成部が生成した店舗情報を蓄積する店舗情報記憶部(店舗情報記憶部312)と、店舗情報記憶部に蓄積された発注データおよび売上データに基づいて、商品の在庫データを求めて店舗毎に管理する管理部(実行部306)と、店舗情報を店舗グループ毎に分析する分析部(実行部306)と、店舗情報および分析部の結果を店舗管理端末に第2ネットワークを介して提示する提示部(提示部308)と、を含む。
【0023】
図2は、本実施形態のPOSレジ100を示す機能ブロック図である。本実施形態のPOSレジ100は、一般的なPOSレジスタであり、第1インタフェース部102と、売上受付部110と、売上データ処理部112と、商品マスタ記憶部114(図中、「商品マスタ」と示す)と、売上データ記憶部116(図中、「売上データ」と示す)と、売上データ送信部118と、第2インタフェース部120と、商品マスタ受信部122と、商品マスタ更新部124と、を含む。
【0024】
第1インタフェース部102は、LANなどの第1ネットワーク24を介して同じ商業施設20の各店舗10のPOSレジ100およびサーバ22に接続するためのインタフェースである。売上受付部110は、商品の売上データを受け付ける。ここで、商品の売上データは、商品販売時にリアルタイムに受け付けられる。ここで、売上受付部110は、POSレジ100上に設けられたキーボード、シートキー、バーコード読取部、磁気カード読取部、ICカード読取部、RFIDタグ読取部などの操作入力部(不図示)から入力された売上データを受け付ける。
【0025】
売上データ処理部112は、売上受付部110が受け付けた売上データを処理し、売上データ記憶部116に記憶する。商品マスタ記憶部114は、商品マスタ情報が格納される。この商品マスタ情報については、後述する。図3に売上データ記憶部116の構造の一例を示す。売上データ記憶部116は、日付131と、時刻132と、商品コード133と、数量134のフィールドを有し、時刻132毎の各商品コード133の売上数量134が記憶される。
【0026】
図2に戻り、売上データ送信部118は、売上データ記憶部116に記憶されている売上データをPOS管理端末200に第2インタフェース部120を介して送信する。POS管理端末200への売上データの送信は、売上発生時、売上データ記憶部116を介さず直接送信してもよいし、定期的に行ってもよい。また、POSレジ100から送信要求を行い、POS管理端末200の応答を受けて、売上データを送信してもよいし、POS管理端末200からの送信要求に応じて、随時送信してもよい。
【0027】
第2インタフェース部120は、POS管理端末200と通信するものである。POSレジ100およびPOS管理端末200間は、LANなどのネットワーク経由のネットワーク通信でもよいし、USBケーブルやRS232Cなどのシリアル通信でもよいし、あるいは、パラレル通信であってもよい。いずれの場合も、第2インタフェース部120は、POS管理端末200と接続されたとき、互いに接続を認識し、必要に応じてPOSレジ100およびPOS管理端末200間の通信を確立する。
【0028】
商品マスタ受信部122は、第2インタフェース部120を介してPOS管理端末200から更新された商品マスタ情報を受信する。商品マスタ更新部124は、受信した商品マスタ情報を商品マスタ記憶部114に格納して商品マスタ情報を更新する。商品マスタは、売上データと関連付けられており、図3に示すように、売上データは、商品マスタに登録されている商品コード133によって示される。
【0029】
図4に示すように、本実施形態のPOS管理端末200は、第3インタフェース部202と、売上データ受信部204と、管理部210と、店舗情報記憶部220(図中、「店舗情報」と示す)と、表示部230と、操作部232と、操作受付部234と、アクセス部236と、第4インタフェース部238と、店舗情報送信部240と、店舗情報受信部242と、商品マスタ送信部244と、を含む。POS管理端末200は、たとえば、パーソナルコンピュータなどであり、所定のOSの配下で予めインストールされたアプリケーションプログラムを実行し、本システムの機能を実現することができる。なお、POS管理端末200は、各店舗に保有され、店舗運営に必要な情報、たとえば、発注、在庫、受入、販売実績などを登録、参照するものである。後述するように、POS管理端末200によって各店舗でリアルタイムに情報を収集することにより、短サイクルで発生事象に対応することができ、販売機会ロスを削減することによって、売上を向上させることができる。
【0030】
第3インタフェース部202は、第3ネットワーク62を介して、あるいは、直接POSレジ100と通信を行うものである。上述したように、POSレジ100およびPOS管理端末200間は、様々な通信形態をとることが可能である。いずれの場合も、第3インタフェース部202は、POSレジ100と接続されたとき、互いに接続を認識し、必要に応じてPOSレジ100およびPOS管理端末200間の通信を確立する。
【0031】
売上データ受信部204は、第3インタフェース部202を介してPOSレジ100から売上データを受信する。ここで受信する売上データには、図3に含まれる項目が含まれる。具体的には、売上データ受信部204は、第3インタフェース部202を介してPOSレジ100から売上データを受信する。POSレジ100からPOS管理端末200への売上データの送信は、売上発生時、随時行ってもよいし、定期的に行ってもよい。また、POSレジ100から送信要求を行い、POS管理端末200が応答して売上データを受信してもよいし、POSレジ100に対してPOS管理端末200から売上データの送信を要求してもよい。このようにPOSレジ100から売上データを取得するので、POS管理端末200において、別途売上データを入力する必要がないため、情報の二重登録を省くことができる。
【0032】
管理部210は、売上データ受信部204から受け取った売上データを店舗情報記憶部220に格納するとともに、各種情報の送受信の管理を行う。店舗情報記憶部220は、各店舗内のPOSレジ100の売上情報が一時的に記憶される。詳細については、後述する。
【0033】
表示部230は、各種情報表示画面、操作画面、状態表示画面などの表示を行うものであり、たとえば、ランプ、LED、CRTモニタ、液晶ディスプレイなどである。操作部232は、ユーザからの各種設定および入力などの指示を受け付けるものであり、たとえば、キーボード、マウス、タッチパネル、タブレット、操作ボタン、スイッチ、レバー、シートキー、トラックボールなどを含む。
【0034】
操作受付部234は、操作部232によるユーザの操作指示や入力を受け付ける。アクセス部236は、ユーザからの指示に従って、ASP300にアクセスする。たとえば、アクセス部236は、インターネット上のサーバが提供するウェブページを閲覧するブラウザを含むことができる。詳細については後述する。第4インタフェース部238は、インターネットやLANなどの第2ネットワーク60上の他のPOS管理端末200およびASP300と通信を行う。
【0035】
さらに、図4において、ASP300は、インタフェース部302(図中、「I/F」と示す)と、プログラム記憶部304(図中、「プログラム」と示す)と、実行部306と、提示部308と、店舗情報記憶部312(図中、「店舗情報」と示す)と、を含む。
【0036】
インタフェース部302は、インターネットやLANなどの第2ネットワーク60上の複数のPOS管理端末200と通信を行う。プログラム記憶部304は、本実施形態の管理システムを実現するアプリケーションプログラムを含む各種プログラムが格納される。実行部306は、プログラム記憶部304に格納されているアプリケーションプログラムを実行する。提示部308は、POS管理端末200が閲覧する店舗情報を提供する。POS管理端末200からの要求に従って、実行部306にアプリケーションプログラムを実行させ、その結果を第2ネットワーク60上のPOS管理端末200にインタフェース部302を介して提示する。店舗情報記憶部312は、情報受信部310が受信した店舗情報を集約し、格納する。
【0037】
図5は、POS管理端末200からASP300に送信される情報の一例を示す図である。POS管理端末200から送信される情報は、販売実績情報402と、発注情報404と、出退勤情報406と、を含むことができる。図5(a)に示すように、販売実績情報402には、店舗コード、データタイプ、日付、時刻、商品コード、数量などのフィールドが設けられている。図5(b)に示すように、発注情報404には、店舗コード、データタイプ、日付、時刻、発注番号、商品コード、数量などのフィールドが設けられている。図5(c)に示すように、出退勤情報406には、店舗コード、データタイプ、社員コード、日付、時刻などのフィールドが設けられている。
【0038】
なお、販売実績情報402は、POSレジ100から受信した売上データに基づいて、管理部210が作成し、店舗情報記憶部220に一時的に格納され、その後ASP300に送信される。発注情報404は、操作受付部234が発注情報の入力を受け付け、アクセス部236を通じてASP300に送信される。出退勤情報406は、操作受付部234が出退勤情報の入力を受け付け、アクセス部236を通じてASP300に送信される。出退勤情報の入力は、出退勤管理システム(不図示)からの自動入力でもよいし、手動入力でもよい。これらの入力処理は、後述するPOS管理端末200の店舗メニューにから操作可能である。
【0039】
図6は、ASP300からPOS管理端末200に送信される情報の一例を示す図である。ASP300から送信される情報は、商品マスタ情報410と、出荷状況情報412と、在庫転送指示情報414と、を含むことができる。図6(a)に示すように、商品マスタ情報410には、店舗コード、データタイプ、商品カテゴリ、商品コード、商品名、売価などのフィールドが設けられている。この商品マスタ情報410は、ASP300から各POS管理端末200に送信されるとともに、POS管理端末200からPOSレジ100にも送信される。POSレジ100において、上述した商品マスタ受信部122によって受信され、商品マスタ更新部124によって商品マスタ記憶部114に格納されて更新される。
【0040】
図6(b)に示すように、出荷状況情報412には、店舗コード、データタイプ、出荷ステータス、到着予定、発注番号、商品コード、数量などのフィールドが設けられている。図6(c)に示すように、在庫転送指示情報414には、店舗コード、データタイプ、日付、時刻、商品コード、数量、配送先店舗コードなどのフィールドが設けられている。
【0041】
このように構成された本実施形態の管理システムの動作について、以下に説明する。図7は、本実施形態の管理システムの動作の一例を示すフローチャートである。以下、図1乃至図7を用いて説明する。
【0042】
まず、図2のPOSレジ100において、売上データを売上受付部110が受け付ける(ステップS11)。ここでは、たとえば、商品販売時に、店員によってPOSレジ100に販売実績が入力される。つづいて、この売上データを売上データ処理部112が処理する(ステップS13)。売上データ処理部112によって処理された売上データを売上データ送信部118が第2インタフェース部120を介してPOS管理端末200に送信する(ステップS17)。
【0043】
ここで、POSレジ100からPOS管理端末200への売上データの送信は、売上入力の都度、または所定の時間周期で行い、販売時とほぼ同時にリアルタイムに行うことができる。従来は一日一回のバッチ処理によってサーバ22に売上データが送信されていたのに対して、これにより迅速な情報収集が可能となる。
【0044】
つづいて、図4のPOS管理端末200において、POSレジ100から第3インタフェース部202を介して売上データ受信部204が売上データを受信する(ステップS21)。受信した売上データを管理部210が店舗情報記憶部220に一時的に格納する(ステップS23)。ここで、POS管理端末200がASP300へのアクセスを定期的に行い、店舗情報送信部240が第4インタフェース部238を介してASP300にアクセスする(ステップS25)。ここで、ASP300において、常時起動しているプログラムが、実行部306によって実行され(ステップS41)、提示部308は、POS管理端末200に操作画面や情報を提示する(ステップS42)。
【0045】
ここで、POS管理端末200では、ブラウザや表示プログラムなどの機能を使用してASP300にアクセスし、様々なデータを表示、参照することができる。詳細については後述する。
【0046】
つづいて、ユーザは、ASP300から提示された操作画面などに従って、あるいは、店舗情報を操作部232を用いて操作する。これらの操作を操作受付部234が受け付ける(ステップS27)。つづいて、店舗情報送信部240は、ASP300に第4インタフェース部238を介して各種店舗情報を送信する(ステップS29)。たとえば、図5に示される発注情報404、および出退勤情報406が送信される。
【0047】
つづいて、ASP300において、店舗情報がインタフェース部302を介して受信され(ステップS43)、複数のPOS管理端末200から送信された店舗情報が記憶部(後述)に記憶され、集約される(ステップS45)、その記憶された情報を元に、情報の分析が行われる(ステップS47)。ASP300にて分析された結果を含む店舗情報がインタフェース部302を介してPOS管理端末200に送信される(ステップS49)。POS管理端末200において、第4インタフェース部238を介して店舗情報受信部242が店舗情報を受信し(ステップS31)、表示部230に表示される(ステップS33)。
【0048】
図20は、本実施形態のASP300の機能ブロック図である。ASP300は、上述したインタフェース部302と、情報受信部310と、上述した店舗情報記憶部312と、操作部314と、指示受付部316と、分析管理部318と、表示部320と、情報送信部322と、を含む。
【0049】
インタフェース部302は、第2ネットワーク60を介して複数のPOS管理端末200と通信する。情報受信部310は、インタフェース部302を介して第2ネットワーク60上の複数のPOS管理端末200から店舗情報を受信する。
【0050】
操作部314は、管理者からの各種設定および入力などの指示を受け付けるものであり、たとえば、キーボード、マウス、タッチパネル、タブレット、操作ボタン、スイッチ、レバー、シートキー、トラックボールなどを含む。
【0051】
指示受付部316は、インタフェース部302を介して第2ネットワーク60上の複数のPOS管理端末200からの指示を受け付ける。分析管理部318は、店舗情報記憶部312に格納された店舗情報を元に、各種分析処理を行う。たとえば、分析管理部318は、複数の店舗からの商品毎の発注情報を時間毎に集計し、表示したり、販売機会ロス解析を行ったりする。
【0052】
表示部320は、各種情報表示画面、操作画面、状態表示画面などの表示を行うものであり、たとえば、ランプ、LED、CRTモニタ、液晶ディスプレイなどである。特に、表示部320は、分析管理部318が分析した結果などを表示する。情報送信部322は、分析管理部318が分析結果などの情報をインタフェース部302を介して各POS管理端末200に送信する。あるいは、指示受付部316が受け付けたPOS管理端末200からの指示に従って、必要な情報を分析管理部318を介して店舗情報記憶部312から読み出し、送信する。
【0053】
次に、本実施形態の管理システムにおける発注、在庫管理などの機能について、説明する。
【0054】
図8は、ASP300の分析管理部318の詳細を示す機能ブロック図である。本実施形態のASP300の分析管理部318は、在庫管理部351と、在庫移動部352と、発注外注部353と、納品管理部354と、閉店処理部355と、イベント天気管理部356と、出退勤管理部357と、分析部360と、を含む。また、本実施形態のPOS管理端末200は管理システム起動時には、図13に示すような店舗メニュー画面600を表示部230に表示する。店舗メニュー画面600には、在庫管理メニュー610と、在庫移動メニュー620と、売上入力ボタン630と、発注および外注メニュー640と、納品メニュー650と、その他メニュー660と、終了ボタン670と、が含まれる。なお、各ボタンをユーザが図4のPOS管理端末200の操作部232を用いて押下すると、操作受付部234が受け付け、アクセス部236によりASP300に情報提供要求が送信される。図20のASP300の分析管理部318によって店舗情報記憶部312から検索および抽出された情報は、情報送信部322を介してPOS管理端末200に送信され、店舗情報受信部242を経て、表示部230に表示される。
【0055】
在庫管理メニュー610は、さらに繰越在庫確認ボタン611と、売上計算書表示ボタン612と、欠品入力ボタン613と、廃棄入力ボタン614と、廃棄一覧修正ボタン615と、在庫確認ボタン616と、を含む。在庫移動メニュー620は、近隣在庫一覧ボタン621と、移動払出一覧ボタン622と、移動受入一覧ボタン623と、移動依頼入力ボタン624と、を含む。発注および外注メニュー640は、発注入力ボタン641と、店舗外注一覧ボタン642と、を含む。納品メニュー650は、商品受入確認ボタン651と、雑貨受入入力ボタン652と、を含む。その他メニュー660は、閉店処理ボタン661と、天気陽気入力ボタン662と、出退勤入力ボタン663と、を含む。
【0056】
図8の在庫管理部351は、各店舗の在庫状況を管理する。たとえば、図13の在庫管理メニュー610により、在庫管理部351は、繰越在庫確認処理や、売上計算書の表示や、欠品入力処理、廃棄入力処理、廃棄一覧修正処理、在庫確認などを行うことができる。たとえば、売上計算書表示ボタン612の操作を操作受付部234が受け付けると、ASP300に要求が送信され、ASP300内の在庫管理部351で検索および抽出された情報により、図19の日付指定売上計算書表示画面750が表示部230に表示される。日付指定売上計算書表示画面750は、指定した日付の自店舗の売上計算書752を表示する。売上計算書752は、商品分類毎に分類された商品名、前日繰越数、商品受入数、移動受入数、移動払出数、廃棄数、翌日繰越数、売上数、売上額などの項目を含むことができる。
【0057】
図8の在庫移動部352は、たとえば、図13の在庫移動メニュー620により、近隣在庫一覧表示や、移動払出一覧表示、移動受入一覧、および移動依頼入力処理などを行う。図13の近隣在庫一覧ボタン621の操作を操作受付部234が受け付けると、ASP300にて情報が抽出され、図18の近隣在庫一覧画面740が表示部230に表示され、近隣在庫一覧画面740に含まれる近隣在庫一覧表742により他店舗の在庫をユーザは確認できる。近隣在庫一覧表742は、近隣の他店舗の在庫状況と、予測値から見た必要量に対する在庫数が多いか少ないかの情報を含み、具体的には、商品名、店舗エリア毎に、店舗名、在庫数、標準在庫との差、予定受入数、予定受入時刻、電話番号、更新日時の項目を含むことができる。
【0058】
このように、本実施形態の管理システムによれば、同一系列のチェーン店などの複数の店舗の在庫情報などを各POS管理端末200でほぼリアルタイムに参照することが可能となる。
【0059】
図8の発注外注部353は、たとえば、図13の発注および外注メニュー640により、発注入力処理、店舗外注一覧表示などを行う。たとえば、発注入力ボタン641の操作を操作受付部234が受け付けると、ASP300から図14の発注入力画面700が表示部230に表示される。発注入力画面700では、商品部類毎に、商品名、便名、締切日時、注文数、初期値、在庫数、前回注文数、発注累計数、売上累計数などの項目を含むことができる。発注入力画面700における発注の入力を操作受付部234が受け付け、ASP300にアクセス部236を介して発注依頼を行う。
【0060】
発注入力画面700は、発注一覧ボタン710および実績詳細表示ボタン720を含み、発注一覧ボタン710の操作を操作受付部234が受け付けたとき、図15の発注一覧画面712が表示部230に表示される。ここでは、自店舗や本部で、何をどれだけ注文したかの情報や、自店舗に何時頃何がどれだけ入るかの予定情報を示す発注一覧表714が表示される。
【0061】
また、実績詳細表示ボタン720の操作を操作受付部234が受け付けたとき、図16の売上実績詳細表示画面722が表示部230に表示される。この売上実績詳細表示画面722に表示される情報は、ASP300にて総合的に集計管理され、POS管理端末200に送信された情報である。売上実績詳細表示画面722は、商品名毎に、売上実績グラフ726、売上実績一覧表724、イベント情報一覧表728、天気陽気情報一覧表729を含む。これにより、過去、何を何時にどれだけ納品して、何が何時にどれだけ売れたかの情報や、廃棄や欠品情報も参照できる。
【0062】
図8の納品管理部354は、図13の納品メニュー650において、商品受入確認処理および雑貨受入入力処理を行う。図13の納品メニュー650の商品受入確認ボタン651の操作を操作受付部234が受け付けたとき、図17の商品受入確認画面730が表示部230に表示される。商品受入確認画面730は、便名および店舗毎に、予定受入時刻やドライバ名、電話番号と、商品受入確認一覧表732とが表示される。商品受入確認一覧表732は、商品名、ラベル、受入状況、注文数(店舗分)、注文数(外注分)、出荷数(店舗分)、出荷数(外注分)などの項目を含むことができる。
【0063】
さらに、図8の閉店処理部355は、図13のその他メニュー660の閉店処理ボタン661の操作を操作受付部234が受け付けたとき、閉店処理を行う。図8のイベント天気管理部356は、図13の天気陽気入力ボタン662の操作を操作受付部234が受け付けたとき、天気陽気入力処理を行う。図8の出退勤管理部357は、図13の出退勤入力ボタン663の操作を操作受付部234が受け付けたとき、出退勤入力処理を行う。図8の分析部360は、後述する各種分析レポートを作成する。
【0064】
また、図13の売上入力ボタン630の操作を操作受付部234が受け付けたときは、図23の都度売上入力画面780および図24の在庫確認入力画面790により、POSレジ100を介さずに、POS管理端末200に直接売上や実在庫情報を入力することができる。
【0065】
図9乃至図12は、ASP300の店舗情報記憶部312の構造の一例を示す図である。図9(a)に示すように、発注情報500は、商品名、配送便名、注文締切日時、注文数、デフォルト値、在庫数、データ更新時刻、前回注文数、発注累計、売上累計、注文推奨値、日次予測値、前週売上数、前年売上数、日付、店舗名などのフィールドを含む。図9(b)に示すように、商品受入情報510は、商品名、製造日時、受入状況、注文数(店舗見込分)、注文数(予約分)、出荷数(店舗見込分)、出荷数(予約数)、配送便名、予定受入日時、配送ID、配送担当、配送担当連絡先(TEL)、日付、店舗名などのフィールドを含む。
【0066】
図10(a)に示すように、売上実績情報520は、商品名、売上時刻、売上数、標準単価、売上額、値引、顧客区分、支払区分、店舗名などのフィールドを含む。図10(b)に示すように、商品別売上状況情報530は、商品名、前日繰越数、商品受入数、横持受入数、横持ち払出数、廃棄数、翌日繰越数、予約売上数、売上数、予約売上額、売上額、日付、店舗名などのフィールドを含む。
【0067】
図11に示すように、売上集計情報540は、店舗名、日付、レジ登録高、仮売上額、現金売上、クレジット売上、売掛売上、合計売上額、店舗天気、店舗陽気、所属地域天気、最低温度、最高温度、湿度、イベント名称、イベント開始時刻、イベント終了時刻などのフィールドを含む。
【0068】
図12に示すように、在庫情報550は、商品名、店舗名、在庫数、理想在庫数、受入予定数、受入予定時刻、店舗電話番号、更新日時、エリアなどのフィールドを含む。
【0069】
図21は、注文集計値表示画面760の一例を示す図である。注文集計値表示画面760には、本社や製造部門から、どのラベル(製造時刻)のどの商品がどれだけ注文されているかの情報が含む注文集計値一覧表762が時間単位で表示される。
【0070】
図22は、分析レポート画面770の市販ソフトを用いた表示の一例を示す図である。分析レポート画面770には、過去の売上集計と前年対比情報や廃棄ロス率、機会ロス率を含む分析レポート一覧表772が表示される。
【0071】
このように、販売予測、在庫予測についてのチェーン店独自のノウハウを効率的に蓄積でき、予測精度が向上するとともに、予測に反した在庫推移となった場合に、近接する店舗からの商品の融通が迅速に行うことができる。たとえば、天気や陽気、イベント、エリアなどといった因子が売上に及ぼす影響についての分析も可能となり、ノウハウとして蓄積していくことが可能となる。
【0072】
以上説明したように、本発明の実施の形態の管理システムによれば、複数系列の店舗グループにおける売上管理および在庫状況を集約し、系統立てて管理することが可能となり、販売機会ロスも低減することができる。また、従来の同一商業施設内の複数店舗間のネットワークに加え、同一系列店舗グループ内の複数店舗間のネットワーク化を図ることができ、同一系列店舗グループ間での情報を共有できることとなる。
【0073】
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
【0074】
たとえば、本発明に係る設備、たとえば、情報端末やインターネット接続などを商業施設デベロッパが用意し、ASPサービス、POSレジ、POS管理端末それぞれの使用料を商業施設料に加算したり、デベロッパと応分したりするなどの方法を取ることによって、投資、運用コストを安価にできる。
【0075】
また、本発明に係る管理システムにおいて、POS管理端末200の機能を実現するアプリケーションプログラムは、ASP300として実行されてもよいし、独自の管理サーバで実行されてもよい。この構成によれば、ASP300によって一元管理された店舗情報によって、管理システムを実現することができるので、システム導入時やデータ管理プログラムのバージョンアップや保守が容易になり、システム構築にかかるコストが低減される。
【0076】
なお、上記実施の形態では、店舗情報の管理部をASP300に備えた構成について説明したが、これに限定されない。他の実施形態において、POS管理端末200にも同様な店舗情報の管理部を備えることもできる。
図25は、他の実施形態におけるPOS管理端末200の管理部210の詳細を示す機能ブロック図である。本実施形態のPOS管理端末200の管理部210は、ASP300の分析管理部318の各構成要素と同様な在庫管理部211と、在庫移動部212と、発注外注部213と、納品管理部214と、閉店処理部215と、イベント天気管理部216と、出退勤管理部217と、を含むことができる。
【図面の簡単な説明】
【0077】
【図1】本発明の実施の形態に係る管理システムの構成を示す構成図である。
【図2】図1のPOSレジを示す機能ブロック図である。
【図3】図2のPOSレジの売上データ記憶部の構造の一例を示す図である。
【図4】図1のPOS管理端末およびASPを示す機能ブロック図である。
【図5】POS管理端末からASPに送信される情報の一例を示す図である。
【図6】ASPからPOS管理端末に送信される情報の一例を示す図である。
【図7】本実施形態の管理システムの動作の一例を示すフローチャートである。
【図8】図4のASPの分析管理部の詳細を示す機能ブロック図である。
【図9】店舗情報記憶部の発注情報および商品受入情報の構造の一例を示す図である。
【図10】店舗情報記憶部の売上実績情報および商品別売上状況情報の構造の一例を示す図である。
【図11】店舗情報記憶部の売上集計情報の構造の一例を示す図である。
【図12】店舗情報記憶部の在庫情報の構造の一例を示す図である。
【図13】POS管理端末の表示部に表示される店舗メニュー画面の一例を示す図である。
【図14】発注入力画面の一例を示す図である。
【図15】発注一覧画面の一例を示す図である。
【図16】売上実績詳細表示画面の一例を示す図である。
【図17】商品受入確認画面の一例を示す図である。
【図18】近隣在庫一覧画面の一例を示す図である。
【図19】日付指定売上計算書表示画面の一例を示す図である。
【図20】図4のASPの機能ブロック図である。
【図21】注文集計値表示画面の一例を示す図である。
【図22】分析レポート画面の一例を示す図である。
【図23】都度売上入力画面の一例を示す図である。
【図24】在庫確認入力画面の一例を示す図である。
【図25】他の実施形態のPOS管理端末の管理部の詳細を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
【0078】
10 販売店舗
20 商業施設
22 サーバ
24 第1ネットワーク
40 チェーングループ
60 第2ネットワーク
62 第3ネットワーク
100 POSレジ
102 第1インタフェース部
110 売上受付部
112 売上データ集計部
114 商品マスタ記憶部
116 売上データ記憶部
118 売上データ送信部
120 第2インタフェース部
122 商品マスタ受信部
124 商品マスタ更新部
200 POS管理端末
202 第3インタフェース部
204 売上データ受信部
210 管理部
211 在庫管理部
212 在庫移動部
213 発注外注部
214 納品管理部
215 閉店処理部
216 イベント天気管理部
217 出退勤管理部
220 店舗情報記憶部
230 表示部
232 操作部
234 操作受付部
236 アクセス部
238 第4インタフェース部
240 店舗情報送信部
242 店舗情報受信部
244 商品マスタ送信部
300 ASP
302 インタフェース部
304 プログラム記憶部
306 実行部
308 提示部
310 情報受信部
312 店舗情報記憶部
314 操作部
316 指示受付部
318 分析管理部
320 表示部
322 情報送信部
351 在庫管理部
352 在庫移動部
353 発注外注部
354 納品管理部
355 閉店処理部
356 イベント天気管理部
357 出退勤管理部
360 分析部
402 販売実績情報
404 発注情報
406 出退勤情報
410 商品マスタ情報
412 出荷状況情報
414 在庫転送指示情報
500 発注情報
510 商品受入情報
520 売上実績情報
530 商品別売上状況情報
540 売上集計情報
550 在庫情報
600 店舗メニュー画面
610 在庫管理メニュー
611 繰越在庫確認ボタン
612 売上計算書表示ボタン
613 欠品入力ボタン
614 廃棄入力ボタン
615 廃棄一覧修正ボタン
616 在庫確認ボタン
620 在庫移動メニュー
621 近隣在庫一覧ボタン
622 移動払出一覧ボタン
623 移動受入一覧ボタン
624 移動依頼入力ボタン
630 売上入力ボタン
640 外注メニュー
641 発注入力ボタン
642 店舗外注一覧ボタン
650 納品メニュー
651 商品受入確認ボタン
652 雑貨受入入力ボタン
660 他メニュー
661 閉店処理ボタン
662 天気陽気入力ボタン
663 出退勤入力ボタン
670 終了ボタン
700 発注入力画面
710 発注一覧ボタン
712 発注一覧画面
714 発注一覧表
720 実績詳細表示ボタン
722 売上実績詳細表示画面
724 売上実績一覧表
728 イベント情報一覧表
729 天気陽気情報一覧表
730 商品受入確認画面
732 商品受入確認一覧表
740 近隣在庫一覧画面
742 近隣在庫一覧表
750 日付指定売上計算書表示画面
752 売上計算書
760 注文集計値表示画面
762 注文集計値一覧表
770 分析レポート画面
772 分析レポート一覧表
780 都度売上入力画面
790 在庫確認入力画面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
同一施設内の複数店舗において、互いに第1ネットワークを介して接続され、前記店舗において、商品の売上データを収集し、管理するPOS端末と、
前記店舗の複数の前記POS端末から前記売上データを受信し、処理する店舗管理端末と、
複数系列の店舗グループの前記店舗管理端末の前記商品管理に関する情報を管理する管理サーバと、を備えた管理システムであって、
前記店舗管理端末は、
前記店舗の前記POS端末から前記売上データを受信する売上データ受信部と、
前記売上データを前記管理サーバに送信する送信部と、
前記管理サーバから前記商品の販売実績データおよび在庫管理データを含む店舗情報を受信する情報受信部と、
前記情報受信部が受信した前記店舗情報を表示する表示部と、
前記商品の発注データを受け付ける発注データ受付部と、
前記管理サーバに対して前記発注データを含む商品発注の指示を行う発注指示部と、
を含み、
前記管理サーバは、
前記複数の店舗管理端末に第2ネットワークを介して接続され、
前記複数店舗の前記店舗管理端末から前記第2ネットワークを介して前記売上データおよび前記発注データを受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記売上データおよび前記発注データに基づいて、販売実績データおよび在庫データを含む店舗情報を生成する生成部と、
前記受信部が受信した前記売上データおよび前記発注データ、ならびに前記生成部が生成した前記店舗情報を蓄積する店舗情報記憶部と、
前記店舗情報記憶部に蓄積された前記発注データおよび前記売上データに基づいて、前記商品の在庫データを求めて前記店舗毎に管理する管理部と、
前記店舗情報を前記店舗グループ毎に分析する分析部と、
前記店舗情報および前記分析部の結果を前記店舗管理端末に前記第2ネットワークを介して提示する提示部と、
を含むことを特徴とする管理システム。
【請求項2】
請求項1に記載の管理システムにおいて、
前記管理サーバをアプリケーションサービスプロバイダ装置として提供し、
前記アプリケーションサービスプロバイダ装置は、
前記店舗管理端末から受信した前記店舗情報を蓄積する店舗情報蓄積部と、
前記店舗管理端末に他店舗の情報を含む店舗情報を提供する情報提供部と、を含み、
前記店舗管理端末は、前記アプリケーションサービスプロバイダ装置が提供する前記店舗情報を前記情報受信部により受信し、前記表示部に表示することにより機能することを特徴とする管理システム。
【請求項3】
請求項1または2に記載の管理システムにおいて、
前記店舗管理端末は、
前記店舗において、前記商品の前記売上データの入力を受け付ける入力受付部と、
前記入力受付部が受け付けた前記売上データを記憶する売上データ記憶部と、
を含むことを特徴とする管理システム。
【請求項4】
請求項1乃至3いずれかに記載の管理システムにおいて、
前記店舗管理端末は、
前記売上データおよび前記発注データに基づいて、販売実績データおよび在庫データを含む店舗情報を生成する生成部と、
前記売上データおよび前記発注データ、ならびに前記生成部が生成した前記店舗情報を蓄積する店舗情報記憶部と、
前記店舗情報記憶部に蓄積された前記発注データおよび前記売上データに基づいて、前記商品の在庫データを求めて前記店舗毎に管理する管理部と、を含むことを特徴とする管理システム。
【請求項5】
管理サーバにネットワークを介して接続され、
商品の販売店舗における前記商品の売上データを受信する売上データ受信部と、
前記売上データを前記管理サーバに送信する送信部と、
前記管理サーバから前記商品の販売実績データおよび在庫管理データを含む店舗情報を受信する情報受信部と、
前記情報受信部が受信した前記店舗情報を表示する表示部と、
前記商品の発注データを受け付ける発注データ受付部と、
前記管理サーバに対して前記発注データを含む商品発注の指示を行う発注指示部と、
を備えたことを特徴とする店舗管理端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図25】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図23】
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【図24】
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