説明

簡易グリル

【課題】調理を簡素化し、収納を最小化した簡易グリルを提供する。
【解決手段】四角形フレーム3個を横一列に3連結し、連結部分を軸にフレームそれぞれが360度回転できるようにし、1個のフレームより大きめの四角形の焼き網1枚を3連結したフレームのうち,中央のフレームで、連結されていない一辺に、回転自在に取り付け、さらに1枚が1個のフレームより小さめの四角形の風除け板4枚を屏風折状に4連結し、連結部を軸に風除け板それぞれが360度回転できるようにする、角型S字状に折ったアーム2本を用意し、アームの一端を、4枚の風除け板のうち左右いずれか2番目の風除け板の中心点より左右に取り付け、他端を、焼き網のフレームと連結した辺に巻き込むように取り付けることで、一体の調理器具を構成し別途設けた収納箱、収納蓋と、調理器具とを一組とした簡易グリル。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、災害時およびレジャーの際の調理を容易にする簡易グリルである。
【背景技術】
【0002】
従来調理には、調理方法によって多種多様な調理器具が用いられていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来調理には、調理方法によって様々な調理器具が用いられていた。そのため調理後の清掃は煩雑であり、器具の形、大きさも多様で、収納にも多くのスペースを必要とした。
本発明は以上の問題点を解決するものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
四角形フレ−ム3個を横一列に3連結し、連結部分を軸にフレームそれぞれが360度回転できるようにし、1個のフレームより大きめの四角形の焼き網1枚を3連結したフレームのうち中央のフレームで、連結されていない一辺に、回転自在に取り付け、さらに1枚が1個のフレームより小さめの四角形の風除け板4枚を、屏風折状に4連結し、連結部を軸に風除け板それぞれが360度回転できるようにする、角型S字状に折ったアーム2本を用意し、アームの一端を、4枚の風除け板のうち左右いずれか2番目の風除け板の中心点より左右に取り付け、他端を、焼き網のフレームと連結した辺に巻き込むように取り付けることで一体の調理器具を構成し、別途設けた収納箱、収納蓋と、調理器具とを一組とした簡易グリル。
【発明の効果】
【0005】
従来多種多様であった調理器具を、本発明は1体の器具に集約することで清掃の簡素化、収納の最小化を図り、燃料もカセットガス、固形燃料、木炭、豆炭など対応できるものにした。
これにより非常時の携行を可能とし、屋外調理の不便さを大幅に改善することができた。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本発明の収納箱と収納蓋の斜視図
【図2】本発明の折りたたみ式単体グリルの斜視図
【図3】本発明の一部であるアーム部の斜視図
【図4】本発明の使用状態を示す斜視図
【図5】本発明の使用状態を示す斜視図
【図6】本発明の使用状態を示す斜視図
【図7】本発明の使用状態を示す斜視図
【図8】本発明の使用状態を示す斜視図
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)四角形のフレーム(5)3個を横一列に3連結し、連結部分を軸にそれぞれが360度回転できるようにする。
(ロ)1個のフレーム(5)より大きめの四角形の焼き網(3)1枚を3連結したフレーム(5)のうち中央のフレーム(5)で連結されていない一辺と、回転自在に取り付ける。
(ハ)1枚が1個のフレーム(5)より小さめの四角形の風よけ板(4)4枚を、屏風折状に4連結、連結部を軸にそれぞれ360度回転できるようにする。
(ニ)角型S字状に折ったアーム(6)2本を用意し、アーム(6)の一端を、4枚の風除け板(4)のうち左右いずれか2番目の風除け板(4)の中心点より左右に取り付け、他端を、焼き網(3)のフレーム(5)と連結した辺に巻き込むように取り付けることで一体の調理器具を構成する。
本発明は以上のような構造である。
本発明を使用するときは、四角形風よけ板(4)を「コ」の字形に立脚させ、外側に沿うように四角形フレーム(5)を立脚させる。この状態で四角形焼き網(3)が四角形フレームの上にくると風よけ付釜戸となり、この状態から四角形風よけ板(4)を箱型に変化させれば熱効率の高い釜戸となる。
次に、四角形フレーム(5)を「コ」の字形に立脚させ、四角形焼き網(3)が中央の四角形フレーム(5)の連結部を軸に回転すると、四角形焼き網(3)は、四角形フレーム(5)の上にのることになる、この時アーム(6)で連結された四角形風よけ板(4)も四角形焼き網(3)の上にのる。この状態で四角形風よけ板(4)を箱型に組みあげ、収納蓋(1)を上かぶせると、燻製箱、壺焼きの壺状になる。
この状態から燻製箱となった四角形風よけ板(4)を後方に傾け、四角形風よけ板(4)とアーム(6)の間に収納蓋(1)を差し込み、収納箱(2)を上に乗せると蒸し器となる。また、収納蓋(1)は、単独でフライパンとなり、収納箱(2)は、収納蓋(1)と一対で鍋となる。
【符号の説明】
【0008】
1 収納蓋、2 収納箱、3 四角形焼き網、4 四角形風よけ板、5 四角形フレーム 6 アーム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
四角形フレーム3個を横一列に3連結し、連結部分を軸にフレームそれぞれが360度回転できるようにし、1個のフレームより大きめの四角形の焼き網1枚を、3連結したフレームのうち、中央のフレームで、連結されていない一辺に、回転自在に取り付け、さらに1枚が1個のフレームより小さめの四角形の風除け板4枚を屏風折状に4連結し、連結部を軸に風除け板それぞれが360度回転できるようにする、角型S字状に折ったアーム2本を用意し、アームの一端を、4枚の風除け板のうち左右いずれか2番目の風除け板の、中心点より左右に取り付け、他端を、焼き網のフレームと連結した辺に巻き込むように取り付けることで一体の調理器具を構成し、別途設けた収納箱、収納蓋と、調理器具とを一組とした簡易グリル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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