説明

籾摺精米設備

【課題】機械室構成のコンパクト化を図りつつ、インペラによる遠心型籾摺機のメンテナンス作業環境の確保が可能な籾摺精米設備を提供する。
【解決手段】籾摺精米設備は、建家(11)を仕切壁(11a)により二分し、利用者が操作するための客室(A)と籾摺および精米用の機器を収容する機械室(B)とを前後配置に形成し、この機械室(B)には、その片側壁(11b)にメンテナンス口(11c)を形成し、客室操作用の投入ホッパ(2)および白米ホッパ(8)と、これら機器と接続して籾米を脱ぷする籾摺機(4)、玄米を精白する精米機(7)を備えて籾米脱ぷと玄米搗精を連続自動処理可能に構成され、上記籾摺機(4)は、片側壁(11b)に近接して配置するとともに籾米を遠心脱ぷするインペラ部(21,22)と籾殻を分離する風選部(23)とから構成し、そのインペラ部(21,22)をメンテナンス口(11c)に対向配置したものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、籾摺機および精米機を含む籾摺精米の機器1式を備えて籾米脱ぷと玄米搗精を自動処理可能に構成した籾摺精米設備に関する。
【背景技術】
【0002】
建家内を前後に区分して客室と機械室とを形成し、その機械室には、客室操作用の投入ホッパおよび取出タンクと、これら機器と接続して籾米を脱ぷする籾摺機および玄米を精白する精米機を備えて籾米脱ぷと玄米搗精を自動処理する籾摺精米設備が知られている。特に、特許文献1の籾摺精米設備は、籾米を遠心投出によって脱ぷするインペラ部と籾殻を分離する風選部とによって構成される遠心型籾摺機を用いてインペラ部の穀粒跳ね上げ作用を利用することにより、機器間を接続して穀粒を移送する接続移送部をコンパクトに構成した例である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−5589号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、遠心型籾摺機のインペラ部は、回転によって穀粒を遠心投出するインペラと、その投出穀粒を衝撃脱ぷするインペラケースとから構成され、このインペラケースの出口から揚穀筒を介して脱ぷ穀粒を風選部に上昇案内する構成であることから、籾摺精米設備の安定稼動のためには、インペラ部の詰まりに対する分解清掃、破損の際の部品の修理交換等の迅速な対応に必要なメンテナンススペースおよび機器配置を考慮する必要がある。
【0005】
本発明の目的は、機械室構成のコンパクト化を図りつつ、インペラによる遠心型籾摺機のメンテナンス作業環境の確保が可能な籾摺精米設備を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に係る発明は、建家を仕切壁により二分し、利用者が操作するための客室と籾摺および精米用の機器を収容する機械室とを前後方向に配置した籾摺精米設備において、機械室側の左右一側の側壁にメンテナンス口を形成し開閉扉で開閉する構成とし、上記籾摺機は、籾米を遠心脱ぷするインペラ部と、籾殻を分離する風選部とから構成し、前記側壁に近接して配置するとともにそのインペラ部をメンテナンス口に対向して配置したことを特徴とする。
【0007】
上記籾摺精米設備は、客室操作用の投入ホッパおよび払出タンクと、これら機器と接続する籾摺機、精米機が建家内の機械室に配置されて自動運転により籾米脱ぷと玄米搗精を連続自動処理することができ、また、メンテナンス口を設けた側壁に近接してインペラ部と風選部とからなる遠心型籾摺機を配置し、そのインペラ部をメンテナンス口に面して配置したことから、メンテナンス口を開放することによってインペラ部のメンテナンスのための作業スペースが確保される。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1の構成において、前記インペラ部は、回転羽根によって穀粒を遠心投出するインペラと、インペラ収容するインペラケースと、インペラを覆う点検蓋とを備え、インペラケースの出口と風選部の入口の間を接続し、かつ着脱可能な脱ぷ粒通過筒を設け、脱ぷ粒通過筒を側壁に近接して配置するとともに、メンテナンス口に対向して配置したことを特徴とする。
上記インペラ部は、メンテナンス口から点検蓋を開けることによってインペラを収容するインペラケースを開放でき、また、メンテナンス口から脱ぷ粒通過筒を取外すことができる。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項2の構成において、前記風選部には、未成熟のシイナ粒が流入する二番樋を設け、その下端をインペラケースの供給口に連通したことを特徴とする。
上記二番樋により、シイナ粒をインペラに直接供給して迅速に再度の脱ぷ処理ができる。
ので、脱ぷ処理が迅速化され、また、インペラケースの点検蓋を外すことによって二番樋が視野正面内に捉えられる。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に係る発明の籾摺精米設備は、メンテナンス口を設けた側壁に近接してインペラ部と風選部とからなる遠心型籾摺機を配置し、そのインペラ部をメンテナンス口に面して配置したことから、開閉扉を開放することによってインペラ部が建屋外に向かってメンテナンス口に露出するため、建屋外からインペラ部のメンテナンスを行うことができ、メンテナンスがし易くなる。
【0011】
請求項2に係る発明の籾摺精米設備は、請求項1の効果に加え、メンテナンス口からインペラ部の点検蓋を開けることによってインペラを収容するインペラケースを開放でき、また、メンテナンス口から脱ぷ粒通過筒を取外すことができることから、インペラ部に詰まりや異常が発生した場合に、原因部分の確認と分解清掃、部品修理交換に迅速に対応することができる。
【0012】
請求項3に係る発明は、請求項2の効果に加え、インペラ供給口に連通する二番樋により、シイナ粒をインペラに直接供給して迅速に再度の脱ぷ処理ができるので脱ぷ処理が迅速化され、また、インペラケースの点検蓋を外すことによって二番樋が視野正面内に捉えられることから、二番樋の状況把握によって確実なメンテナンスが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】籾摺精米設備の主要構成機器の作業工程を示すブロック図
【図2】籾摺精米設備の全体平面図
【図3】機械室の要部正面図
【図4】機械室の要部拡大側面図
【図5】仕切壁の客室側の見取図
【図6】分解図付きインペラ部斜視図
【発明を実施するための形態】
【0014】
上記技術思想に基づいて具体的に構成された実施の形態について以下に図面を参照しつつ説明する。
本発明に係る籾摺精米設備1は、図1の主要構成機器の作業工程を示すブロック図に示すように、投入穀物を定量繰出しする投入ホッパ2、繰出された穀物を受けて上昇投出する第1昇降機3、投出された籾米を遠心脱ぷする遠心型籾摺機4、受けた玄米中の異物を選別する石抜機5、異物選別された玄米を上昇投出する第2昇降機6、その投出玄米を搗精精白する精米機7、搗精された白米を収容する白米ホッパ8等を備え、籾米脱ぷと玄米搗精を連続自動処理可能に構成する。
【0015】
上記第1昇降機3の投出口には、玄米を受けた場合に石抜機5に送るために切換手段である第一切換弁3aを設けて遠心型籾摺機4と切換え可能に構成し、また、投入穀物を投入ホッパ2の上方に設ける返却口3cに返却するために第一切換弁3aの下方に第二切換弁3bを設けて返却通路3d側と石抜機5側と切換え可能に構成する。
【0016】
籾摺精米設備1の具体的な機器配置構成は、図2の全体平面図、図3の機械室の要部正面図に示すように、建家11を仕切壁11aにより二分し、利用者が操作するための客室Aと籾摺および精米用の機器を収容する機械室Bとを前後に形成する。建家11は、左右の側壁11b,11bの一方を投入側C、他方を取出側Dとして、両側壁11b,11bに機械室Bのメンテナンス口11c,11eを形成し、仕切壁11aには、その略中央位置に中央扉12を設ける。中央扉12にはその客室側に後述の操作パネル12aを設ける。
【0017】
客室Aの左右一側には投入ホッパ2の投入口を設け、投入ホッパ2の投入口の前側には袋置台2aを設けている。また、左右他側には白米ホッパ8の排出口を設けている。
機械室Bには、投入側Cの側壁11bに隣接する位置に沿って、かつ投入ホッパ2の後方に前側から第1昇降機3、遠心型籾摺機4の順に配置する。この遠心型籾摺機4は、投入側Cの側壁11bに形成するメンテナンス口11cに面する位置に配置する。メンテナンス口11cは開閉扉11fで開閉される構成で、管理者が機械室B内に点検に出入りするためのものである。なお、取出側の側壁11bにもメンテナンス口11eを形成し、第二開閉扉11gで開閉される構成である。
【0018】
機械室Bの中央部には、中央扉12の近傍に第2昇降機6を配置するとともに、その後方で同中央扉12に臨む位置に石抜機5を配置する。機械室Bの取出側Dには白米ホッパ8の後方に精米機7を側壁11bの隣接位置に配置し、精米機7の後方にサイクロン15b及び移送螺旋15aからなる遠心分離部15と糠袋E,Eを配置する。
【0019】
遠心型籾摺機4の詳細な構成は、図4の要部拡大側面図および図6の分解図付きインペラ部斜視図に示すように、回転羽根によって穀粒を遠心投出するインペラ21aを収容してその軸心位置に形成した供給口21bから受けた穀粒を衝撃脱ぷするインペラケース21とからインペラ部を構成し、該インペラ部と、インペラ部による脱ぷ粒を上方に案内投出する脱ぷ粒通過筒22とをメンテナンス口11cに対向して配置する。管理者が開閉扉11fを開けるとインペラ部21と脱ぷ粒通過筒22とが建屋11の外側に露出し、管理者がインペラ21aの交換等のメンテナンスを建屋外から行なうことができる構成である。
【0020】
また、脱ぷ粒通過筒22を通過した脱ぷ粒を上端開口23aに受けて籾殻を吸引ファン23dで吸引分離する風選部23をインペラケース21より内側位置に、第1昇降機3の高さの範囲で高い位置に配置する。風選部23は上端開口23aの下方から前下がりに形成する流下板24bと、吸引ファン23dと、吸引ファン23dで吸引される籾殻が通過する風選路24cと、排塵筒23bと、流下板24bの流下終端部の下方に備える玄米送出口23cとを備え、玄米送出部は風選部23の前端下部に開口し、排塵筒23bは後壁11dに貫通支持し、必要により遠心分離部15の移送螺旋15aを接続してオーバーフロー糠の排出を行う。
【0021】
インペラケース21は点検蓋21cによって開放可能に構成し、また、脱ぷ粒通過筒22はインペラケース21と風選部23との間で着脱可能に接続してインペラ部21を分解可能に構成する。風選部23には、未成熟のシイナ粒が流入する二番樋24を設け、インペラケース21に形成したインペラ21aの供給口21bに戻すように連通する。この供給口21bは、シイナ粒をインペラ部21に直接投入して籾米の脱ぷを迅速に処理するために、二番樋24の入口24aより低位置に配置し、二番樋24の底部を傾斜して形成する。
【0022】
遠心型籾摺機4の接続構成は、第1昇降機3の後方で第一切換弁3aより低位置にインペラケース21の供給口21bを配置し、両者間を後下がりに傾斜する籾米落下筒25によって連通する。風選部23の前端下部に開口する玄米送出口23cの前方の低位置に石抜機5の玄米供給口27aを配置し、両者間を前下がりに傾斜する脱ぷ米落下筒26によって連通する。この脱ぷ米落下筒26は、第一切換弁3aから分岐して内側に向かって横下がり傾斜して石抜機5の玄米供給口27aで玄米落下筒27と合流して構成する。この玄米落下筒27には第二切換弁3bを中間部に設けている。
【0023】
遠心型籾摺機4の伝動部については、インペラ部21と風選部23をベルト伝動する電動モータ28を風選部23の下方に設け、その内側を覆う上下分割型の伝動カバー29a,29bを設ける。電動モータ28はベルトテンション調節のために傾斜フレーム28aに対して固定位置を調節可能に構成し、また、ベルト巻角を確保するためにインペラ部21のプーリとの間に不図示のアイドラを固定配置する。下半分の伝動カバー29bは、剛性を大きくして近接する糠袋Eから受ける圧力に対抗可能に構成する。
【0024】
客室Aの仕切壁11aには、図5の客室側見取図に示すように、穀物投入用のシャッタ付きの投入ホッパ2を投入側Cに、白米取出用の白米ホッパ8を取出側Dに配置し、中央扉12に設けた操作パネル12aにより、利用者が持参した穀物について、精米仕様の選択指定に応じた全自動運転により、籾米を籾摺精米処理するか玄米を精米処理するかをすることができる。
操作パネル12aには料金投入口13a、精白度選択スイッチ13bを設け、制御部(図示せず)を内蔵している。
【0025】
そして、利用者が料金を投入して、投入ホッパ2に籾又は玄米を投入して精白度選択スイッチ13bで所望の精白度を選択すると、機械室Bの装置各部が運転を開始する。本実施の形態では投入ホッパ2に籾と玄米とを判別するセンサ(図示せず)を設け、籾摺精米処理か玄米精米処理かを選択し、図1に示す作業工程順序に基づき運転する。
【0026】
投入ホッパ2に投入された穀物が籾の場合には、第一昇降機3、遠心型籾摺機4のインペラ部21及び風選部23で籾摺(脱ぷ)及び籾殻の風選を経て、石抜機、第二昇降機を経由して精米機7で精米処理を行ない、精白米を白米ホッパ8へ排出する。
投入ホッパ2に投入された穀物が玄米の場合には、第一昇降機3から石抜機へ供給され、第二昇降機を経由して精米機7で精米処理を行ない、精白米を白米ホッパ8へ排出する。
【0027】
料金分の運転時間が経過して運転が停止した再に投入ホッパ2に穀物が残留した場合には、戻しスイッチ2bを押すと第一昇降機3が駆動すると共に、第一切換弁3aが石抜機5側へ、第二切換弁3bが返却口3c側に切り換えられ、投入ホッパ2の残留穀物は返却通路3dを経て返却口3cから排出されるのを利用者は袋等で受けて持ち帰る。
【0028】
上記のように籾摺精米設備1を構成することにより、操作パネル12aにおいて、料金の投入によって操作案内が開始され、この案内に沿って籾米玄米の区別選択、精白度の選択等による精米仕様を指定し、持参穀物を投入ホッパ2に投入することにより投入穀物が移送され、機械室Bで籾摺り、精米が行われた後、白米ホッパ8に貯留された白米を取出すことができる。
【0029】
上記構成の遠心型籾摺機4については、建家11の側壁11bに近接して遠心型籾摺機4を配置し、同側壁11bに形成したメンテナンス口11cに面して、インペラ部21を近接して配置することにより、開閉扉11fを開けるだけでインペラケース21と脱ぷ粒通過筒22とが建屋11の外側に露出し、メンテナンスに必要な作業が可能となるので、機械室Bの機器収容効率を向上して籾摺精米設備のコンパクト化を図るとともに、メンテナンススペースの確保によってインペラ部21の詰まりやインペラ21a等の部品交換に即応することができる。
【0030】
上記遠心型籾摺機4については、点検蓋21cによって開放可能なインペラケース21と着脱可能な脱ぷ粒通過筒22とによってインペラ部21を構成したことから、このインペラ部21に詰まりが発生した場合は、メンテナンス口11cからインペラケース21の点検蓋と脱ぷ粒通過筒22を取外すことによって迅速に対応することができる。
【0031】
また、風選部23にシイナ粒用の二番樋24を設けて下方のインペラケース21の供給口21bに連通したことから、シイナ粒をインペラ21aに直接供給して再度の脱ぷができるので、脱ぷ処理が迅速化されるとともに、インペラケース21の点検蓋を外すことによって二番樋24が視認可能となり二番樋24の底部の残留米除去等のメンテナンスが可能となる。
【0032】
上記構成の遠心型籾摺機4の籾摺り動作については、籾米が第一切換弁3aから籾米落下筒25によって後方のインペラケース21の供給口21bに流下し、インペラ21aによってその後方の脱ぷ粒通過筒22を上昇して風選部23の上端に至り、その玄米送出口23cから脱ぷ米落下筒26によって前方の石抜機5に流下する円滑な流線により、特段の中間駆動無しに、籾摺から石抜機に無理なく脱ぷ穀粒の円滑移送で籾摺り効率が確保され、籾摺作用の安定化によって籾摺り異常を回避することができる。
【0033】
また、3つの落下筒25,26,27は、平面視で交叉することのない簡易な構成によって容易かつ確実に組付けすることができる。また、石抜機5は、その上方に空間を確保しつつ、仕切壁11aの中央扉12に対向する位置に低位配置したことから、側方の精米機7、後方の糠袋E,Eを密接配置した場合においても、管理者が客室Aから中央扉12を開けて機械室B内に入ってメンテナンスを行なうことができる。
【符号の説明】
【0034】
1 籾摺精米設備
2 投入ホッパ
3 第1昇降機
3a 第一切換弁(切換手段)
4 遠心型籾摺機
5 石抜機
6 第2昇降機
7 精米機
11 建家
11a 仕切壁
11b 側壁
11c メンテナンス口
12 中央扉
21 インペラケース(インペラ部)
21a インペラ(インペラ部)
21b 供給口
22 脱ぷ粒通過筒
23 風選部
23a 上端開口
23c 玄米送出口
24 二番樋
25 籾米落下筒
26 脱ぷ米落下筒
27 玄米落下筒
27a 玄米供給口
A 客室
B 機械室
C 投入側
D 取出側

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建家(11)を仕切壁(11a)により二分し、利用者が操作するための客室(A)と籾摺および精米用の機器を収容する機械室(B)とを前後方向に配置した籾摺精米設備において、
機械室(B)側の左右一側の側壁(11b)にメンテナンス口(11c)を形成し開閉扉(符号)で開閉する構成とし、
上記籾摺機(4)は、籾米を遠心脱ぷするインペラ部(21,21a)と、籾殻を分離する風選部(23)とから構成し、前記側壁(11b)に近接して配置するとともにそのインペラ部(21,22)をメンテナンス口(11c)に対向して配置したことを特徴とする籾摺精米設備。
【請求項2】
前記インペラ部(21)は、回転羽根によって穀粒を遠心投出するインペラ(21a)と、インペラ(21a)収容するインペラケース(21)と、インペラ(21a)を覆う点検蓋(符号)とを備え、インペラケース(21)の出口と風選部(23)の入口の間を接続し、かつ着脱可能な脱ぷ粒通過筒(22)を設け、脱ぷ粒通過筒(22)を側壁(11b)に近接して配置するとともに、メンテナンス口(11c)に対向して配置したことを特徴とする請求項1記載の籾摺精米設備。
【請求項3】
前記風選部(23)には、未成熟のシイナ粒が流入する二番樋(24)を設け、その下端をインペラケース(21)の供給口(21b)に連通したことを特徴とする請求項2記載の籾摺精米設備。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate