説明

籾摺選別装置

【課題】装置に内臓する吸引ファンを利用した、装置本体に着脱可能とする集塵機を用いて装置周囲の清掃を可能とする、コストダウンおよび作業性を向上させた籾摺選別装置を提供する。
【解決手段】脱ぷした穀粒を吸引ファン13により風選する風選部12を備え、吸引ファン13を、機体周囲を集塵するための集塵機31の駆動源に用いる。そして、吸引ファン13の上部の機体側壁に吸引口34を設けるとともに、吸引口34に集塵機31を接続し、風選部12の風力調節を行うための、二次空気取入口30に設けた調節弁38を回動させるとともに、二次空気取入口30および風選部12の風路終端側を閉鎖して、集塵機31を駆動する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、脱ぷした穀粒を吸引ファンにより風選する風選部を備える籾摺選別装置に関し、より詳細には、吸引ファンを、機体周囲を集塵するための集塵機の駆動源に用いることに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の籾摺選別装置には、籾ホッパから供給された穀粒が、籾摺部の籾摺ロールで脱ぷ処理されて、例えば、籾殻や粃、籾を含む玄米などの混合米などになり、次いで風選部において、装置前部に備える吸引ファンの気流で、それら脱ぷ処理された各処理物の重さの違いにより選別し、最も軽い籾殻を吸引して籾殻排出筒を介して機外に排出させるものがある。(例えば特許文献1)
【0003】
【特許文献1】特許出願2006−24721号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、このような従来の籾摺選別装置では、装置内に吸引力を有する吸引ファンを内臓しているにも係らず、装置周囲の環境を整えて作業環境を向上させるため、装置周囲の塵や埃を清掃する際、別途、駆動源である電源に接続した掃除機などを用いて集塵をしていたため、この電源が装置の近くにないときには、別途電源を設けたり、延長コードなどを用いてわざわざ遠くの電源を使用しなければならないほか、装置周囲の清掃のための掃除機を別途準備しなければならず、作業性が悪いとともに、無駄な機材の使用によるコストアップを生じる問題があった。
そこで、この発明の目的は、装置に内臓する吸引ファンを利用した、装置本体に着脱可能とする集塵機を用いて装置周囲の清掃を可能とする、コストダウンおよび作業性を向上させた籾摺選別装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
このため、請求項1に記載の発明は、脱ぷした穀粒を吸引ファンにより風選する風選部を備える籾摺選別装置において、前記吸引ファンを、機体周囲を集塵するための集塵機の駆動源に用いることを特徴とする。
【0006】
請求項2に記載の発明は、前記吸引ファンの上部の機体側壁に吸引口を設けるとともに、前記吸引口に集塵機を接続することを特徴とする。
【0007】
請求項3に記載の発明は、前記風選部の風力調節を行うための、二次空気取入口に設けた調節弁を回動させるとともに、前記二次空気取入口および前記風選部の風路終端側を閉鎖して、前記集塵機を駆動することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、脱ぷした穀粒を吸引ファンにより風選する風選部を備える籾摺選別装置において、吸引ファンを、機体周囲を集塵するための集塵機の駆動源に用いるので、装置周囲を集塵清掃する際、集塵機を駆動させる駆動源を、別途設けたり、遠くの駆動源から延設する必要がなく、装置に備える吸引ファンを用いて容易に集塵清掃することができる。従って、コストダウンを図るとともに、作業性を向上させた籾摺選別装置を提供することができる。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、吸引ファンの上部の機体側壁に吸引口を設けるとともに、吸引口に集塵機を接続するので、装置に内臓される吸引ファンの近傍に設けられた接続口に集塵機のホースを接続することで、装置に備える吸引ファンを利用して容易に装置周囲を集塵清掃することができる。従って、コストダウンを図るとともに、作業性を向上させた籾摺選別装置を提供することができる。
【0010】
請求項3に記載の発明によれば、風選部の風力調節を行うための、二次空気取入口に設けた調節弁を回動させるとともに、二次空気取入口および風選部の風路終端側を閉鎖して、集塵機を駆動するので、風選部側からの空気吸入量を調節して、吸引ファンによる集塵機での吸引力を強くし、装置周囲を効率的に集塵清掃することができる。従って、コストダウンを図るとともに、作業性を向上させた籾摺選別装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下図面を参照しつつ本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、この発明の一例としての籾摺選別装置の右側面図、図2は籾摺選別装置の平面図、図3は籾摺選別装置の背面図、図4は籾摺選別装置内部の側面模式図である。
【0012】
この例の籾摺選別装置1は、図1〜図3に示すように、機体上部中央に籾ホッパ2と、この籾ホッパ2の側面視背面には、混合米揚穀機3と混合米タンク4が連設される。さらに機体前端には、籾殻排出筒5および機体後端に玄米揚穀機6が備えられ、玄米揚穀機6の上部後端に仕上米出口9が設けられている。また、機体下部には粃還元装置7と籾還元スロワ16とが連設される。
【0013】
そして、図4に示すように、主軸11aと副軸11bとからなる籾摺ロール11cを有する籾摺部11の下方には、籾摺ロール11cで籾摺され、得られた粃や玄米などの混合米(混合穀粒)が通過する風選路12aを有する風選部12が配設される。この籾摺ロール11c下方であって、風選路12a終端部の前方(側面視左端)には、混合米に吸引作用する吸引ファン13、この吸引ファン13の後部(側面視右隣)であって、籾摺ロール11cの下方には、風選路12aから混合米中の小米を含む粃(中間穀粒)が落下する粃排出樋14、さらに粃排出樋14の後部には、混合米中の籾や玄米(選別穀粒)が落下する混合米受樋15などが列設される。
【0014】
混合米受樋15に落下した籾や玄米を搬送する図示しない螺旋の搬送終端側は、側面視機体背面側に立設され、複数のバケット3aを備える混合米揚穀機3に連通し、この混合米揚穀機3の揚穀終端側は混合米タンク4に連通されている。
【0015】
さらに、混合米タンク4の下方には混合米を搬送する均分樋17を有し、この均分樋17の下方には揺動選別部18が備えられる。この揺動選別部18は、均分樋17の搬送終端側に複数の流路からなる分配ケース18aと、分配ケース18aの側方に有し、多段からなる揺動選別板18bと、揺動選別板18bの前部および中央部にそれぞれ配設される籾仕切板18c、玄米仕切板18dなどから構成される。
【0016】
揺動選別部18の下方には、選別部18の前部から順に籾用流路19、混合米用流路20、玄米用流路21がそれぞれ配設される。そして、籾用流路19の終端に有する返り籾入口部16aが、返り籾出口部16bを介して側面視手前に備えられる図1に示す籾還元スロワ16に連通され、この籾還元スロワ16の上部は、籾摺部11に連通される。また、混合米用流路20と玄米用流路21の間には玄米の機内循環と機外排出とを切り替える切替弁22が設けられる。そして、機体後端には玄米用流路21が下部に連設され、複数のバケット6aを備える玄米揚穀機6が立設される。
【0017】
なお、符号23は、籾摺選別装置1を運転操作する操作盤で、装置各部を駆動制御する不図示のコントローラが内臓されている。
【0018】
ここで、籾摺選別装置1を使用して籾摺作業を行うときは、籾ホッパ2に籾(原料穀粒)を供給し、操作盤23の図示しないスイッチにより機体各部を駆動させ、籾ホッパ2底部に有する不図示のシャッタ板を開いて、籾摺ロール11cに供給された籾が籾摺された後、落下した混合米は風選路12aで風選され、最も軽い籾殻は吸引ファン13により吸引され、籾殻排出筒5を介して機外に排出される。
【0019】
また、上記風選路12aで風選された比較的軽い粃(小米を含む)は、粃出口14から排出され、粃還元装置7内に流入する。粃還元装置7は、風選路12aに有する粃排出樋14に連通される粃出口14aから風選部12を背面に有する風選部枠8に沿って籾還元スロワ16の背面に有する選別部18からの返り籾入口部16aに向って斜設される。また、粃還元装置7下端部には駆動モータ24が備えられており、この駆動モータ24により粃還元装置7の胴部筒内に有する螺旋7aが、粃出口14aと返り籾入口部16aとの間で駆動される。そして、粃出口14aから粃還元装置7内に流入した粃は、螺旋7aにより返り籾入口部16aまで搬送される。一方、重量の重い玄米と籾摺を損ねた籾との混合米は受樋15に落下し、混合米揚穀機3で揚穀されて混合米タンク4に供給された後、均分樋17および分配ケース18aを介して揺動選別板18bに供給される。
【0020】
混合米は、揺動選別板18bでの揺動により、小さく比重の重い玄米は揺上側に、また玄米よりも大きく比重の軽い籾は揺下側に、さらに中間部分には分離されない籾と玄米との混合米がそれぞれ偏流分布しながら選別される。
【0021】
揺動選別板18bで選別された玄米などの穀粒は、籾仕切板18cと玄米仕切板18dで仕切られ、揺動選別板18bより排出される。このとき、切替弁22は揺動選別板18b上での穀粒の偏流分布が不安定な際、混合米用流路20と玄米用流路21との間を連通させて、混合米と玄米を再度受樋15に流入させるようにするが、揺動選別板18b上での穀粒の偏流分布が安定すると、混合米用流路20と玄米用流路21との間を遮断させるように切り替えられる。
【0022】
その結果、混合米が混合米用流路20に落下し、受樋15を介して再度選別部18に搬送され、玄米は玄米用流路21から玄米揚穀機23を介して機外に取り出される。また、返り籾(返り穀粒)は籾用流路19から流入した返り籾入口部16aで、前述した粃搬送装置7によって搬送されてきた粃と合流し、これら籾および籾は、返り籾出口部16bから籾還元スロワ16を介して籾摺部11に還元され、再度籾摺される。
【0023】
次に、本願発明の特徴である集塵機について、その具体的構成を説明する。図5は集塵機を備える籾摺選別装置を上方から見た斜視図、図6は吸引口および二次空気取入口を示した籾摺選別装置の前部を左側面方向から見た斜視図、図7は調節弁を示す吸引口付近の左側面模式図である。
【0024】
図5に示すように、籾摺選別装置1の前部であって、左側面の外側壁には、例えば、プラスチックなどの樹脂からなる集塵機31が籾摺選別装置1から着脱自在に接続される。この集塵機31は、先端部に有する吸引ヘッド32およびホース33から構成され、ホース33の後端部が、装置の外側壁に設けられた吸引口34に着脱自在に接続される。
【0025】
なお、吸引ヘッド32をホース33に着脱自在に設ける構成にしてもよい。また、集塵機31の材質は上記に限定されず、ホース33は、遊動自在、かつ伸縮可能な蛇腹構造(限定されない)などで構成される。
【0026】
また、図6に示すように、吸引ファン13の上方近傍であって、籾摺選別装置1下部の左側面における側板上端に設けられた、吸引ファン13を覆設するカバー板40の側板41には、ホルダー35を介して装置内部と連通した、例えば円筒形などの吸引口34が突設される。また、ホルダー35内には、吸引口34を開口または閉鎖させるためのシャッター板36が、上下に摺動自在に設けられる。なお、吸引ファン13の形状は円筒形に限定されず、ホース33の形状に合わせることが好ましい。
【0027】
この吸引口34と、ホース33との着脱可能な接続方法は、周知技術であり、限定されるものではなく、また詳細な説明は省略するが、例えば、吸引口34の外周部(内周部でもよい)に設けられた図示しない螺旋溝と、ホース33基端部内周部(外周部でもよい)に設けられた図示しない螺旋溝とを嵌合させて吸引口34と、ホース33とを着脱可能に接続したり、あるいは、吸引口34側面に、押圧の有無により弾性体などの作用で吸引口34側面から出入りする複数の図示しない突起部と、ホース33側面に前記突起部と同間隔かつ同数の図示しない切欠部、または、ホース33の側面に複数の前記突起部と、吸引口34側面に前記突起部と同間隔かつ同数の前記切欠部を設け、それら前記突起部を前記切欠部に掛合させることにより吸引口34と、ホース33とを着脱可能に接続してもよい。
【0028】
次に、図6に示すように、吸引口34近傍であって、籾摺選別装置1下部における、カバー板40の後端斜設部42の装置左右方向には、籾摺選別装置1の左右幅に略等しく、かつ前後方向に短い二次空気取入口30が設けられる。また、二次空気取入口30の内部であって、カバー板40の側板41上部には、回動軸37が貫設されるとともに、側板面における回動軸37の端部には、例えば回動式のスイッチノブやダイヤルなどの調節弁38が取付けられる。
【0029】
この回動軸37には、二次空気取入口30の左右方向全幅に略等しい長さの調節羽根39の上端部が取り付けられる。調節羽根39は、上部39aが斜設部42を内側から覆い、二次空気取入口30を遮断可能な面積を有するとともに、下部39bは、上部39aが二次空気取入口30から離間したときに、二次空気取入口30から取り込んだ空気を、吸引ファン13にガイドし易くするために中途部から装置前方へ向けて屈曲した構成とされる。
【0030】
ここで、籾摺選別装置1周囲の集塵清掃をする際には、籾摺選別装置1が停止中であれば駆動させるとともに、籾摺選別装置1が稼動中であれば、まず、図4および図6に示すように、風選部12の風選路12aの終端側に有する風選路シャッター43を例えばツマミ43aなどで回動させて風選路12aを閉鎖して、装置後方から吸引ファン13へ吸引される気流を遮断する。
【0031】
次いで、調節弁38を所定位置(例えば集塵モード)に回動させて、調節羽根39を位置cに回動させる。これにより、調節羽根39の下端部が、風選路12a上に有する部材44と接触するため、二次空気取入口30から吸引ファン13へ吸引される気流および吸引ファン13に連通する風選路12aを完全に遮断する。なお、風選部12において、通常の風力で風選処理を行う場合には、調節弁38を所定位置(例えば通常風選モード)に回動させて、通常調節羽根39の上部39aで二次空気取入口30を覆い、二次空気取入口30から吸引ファン13へ吸引される気流を遮断する。また、処理粒の量や処理状態により通常よりも弱い風力で風選処理を行う場合には、調節弁38を所定位置(例えば弱風選モード)に回動させて、調節羽根39を位置bに回動させ、風選路12a以外にも空気を二次空気取入口30から吸引ファン13へ取り込むことで、風選路12a内の風を弱める構成とされる。
【0032】
なお、調節弁38のモード名およびモード数は上記に限定されず、適宜設定することができる。
【0033】
集塵機31は、通常、ホース33を介して吸引口34に接続したままの状態でもよいが、取り外している場合には、上述したような方法でホース33を吸引口34に接続し、集塵機31が機体に装着される。そして、ホルダー35内のシャッター板36を摺動させて、吸引口34を開口し、吸引ファン13の吸引力により吸引ヘッド32から籾摺選別装置1周囲の塵や埃を集塵する。この結果、吸引ヘッド32に吸い込まれた塵芥などは、ホース33および籾殻排出筒5を介して機外に排出される。このとき、吸引ヘッド32を取り外して、ホース33の先端部で塵芥を集塵してもよい。
【0034】
なお、図1〜6では、籾殻排出筒5のみ(図5〜6では籾殻排出筒5の中途部まで)図示しているが、籾殻や塵芥排出用の図示しない延長筒を籾殻排出筒5の先端部に別途接続して、籾殻や塵芥を、装置のオペレータや装置周囲の作業者から遠く離れた作業者のいない場所に放出もしくは、延長筒先端部に装着した図示しない収納袋内などに収納させるなどすることが好ましい。
【0035】
また、シャッター板36の摺動による吸引口34の開閉方法は、特に限定されるものではないが、例えば、集塵機31を駆動させる際にホルダー35から抜き取り、吸引口34を開口するとともに、集塵機31を停止させる際には、ホルダー35に差し込んで吸引口34を閉鎖する構成や、ホルダー35内において定位置に摺動させた後、不図示のストッパーにより固定し、吸引口34を開閉させる構成などにしてもよい。
【0036】
そして、集塵機31を停止させる際には、ホルダー35内でシャッター板36を摺動させて吸引口34を閉鎖するとともに、籾摺選別装置1の電源を切るか、または選別作業を再開する場合には、調節弁38を開閉方向に回動させ、さらに風選路シャッター43を回動させて風選路12aを閉鎖して、二次空気取入口30および装置後方から風選路12aを介してそれぞれ空気を吸引ファン13へ向けて取り込み、選別作業がなされる。
【0037】
以上の構成にすることで、装置周囲を集塵清掃する際、集塵機31を駆動させる駆動源を、別途設けたり、遠くの駆動源から延設する必要がなく、装置に備える吸引ファン13を用いて容易に集塵清掃することができる。また、風選部12側からの空気吸入量を調節して、吸引ファン13による集塵機31での吸引力を強くし、装置周囲を効率的に集塵清掃することができる。さらには、集塵機31を装置本体から着脱可能に設けられるため、必要時に集塵機31を装置本体に取付けることで、装置のコンパクト化を図ることができる。
【0038】
以上詳述したように、この例の籾摺選別装置1は、脱ぷした穀粒を吸引ファン13により風選する風選部12を備え、吸引ファン13を、機体周囲を集塵するための集塵機31の駆動源に用いるものである。加えて、吸引ファン13の上部の機体側壁に吸引口34を設けるとともに、吸引口34に集塵機31を接続し、風選部12の風力調節を行うための、二次空気取入口30に設けた調節弁38を回動させるとともに、二次空気取入口30および風選部12の風路終端側を閉鎖して、集塵機31を駆動する。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の籾摺選別装置の一例を示す側面図である。
【図2】籾摺選別装置の平面図である。
【図3】籾摺選別装置の背面図である。
【図4】籾摺選別装置の内部構造を示す側面模式図である。
【図5】集塵機を備える籾摺選別装置を上方から見た斜視図である。
【図6】吸引口および二次空気取入口を示した籾摺選別装置の前部を左側面方向から見た斜視図である。
【図7】調節弁を示す吸引口付近の左側面模式図である。
【符号の説明】
【0040】
1 籾摺選別装置
5 籾殻排出筒
12 風選部
13 吸引ファン
30 二次空気取入口
31 集塵機
32 吸引ヘッド
33 ホース
34 吸引口
35 ホルダー
36 シャッター板
37 回動軸
38 調節弁
39 調節羽根
39a 上部
39b 下部
40 カバー板
41 側板
42 斜設部
43 風選路シャッター
43a ツマミ
a,b,c 位置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
脱ぷした穀粒を吸引ファンにより風選する風選部を備える籾摺選別装置において、
前記吸引ファンを、機体周囲を集塵するための集塵機の駆動源に用いることを特徴とする籾摺選別装置。
【請求項2】
前記吸引ファンの上部の機体側壁に吸引口を設けるとともに、前記吸引口に集塵機を接続することを特徴とする、請求項1に記載の籾摺選別装置。
【請求項3】
前記風選部の風力調節を行うための、二次空気取入口に設けた調節弁を回動させるとともに、前記二次空気取入口および前記風選部の風選路終端側を閉鎖して、前記集塵機を駆動することを特徴とする、請求項1に記載の籾摺選別装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate