説明

粉粒体の流動計測装置

【課題】粉粒体の流動停止前の中間の流動状態を容易に検出できる流動計測装置を提供する。
【解決手段】粉粒体が流体輸送される輸送経路2内に突出して設けられた主電極21と、主電極21の全部または一部を覆う絶縁物24を介して主電極21の少なくとも根元部を覆う接地電極6と、帯電した粉粒体粒子3aの電荷に基づき両電極により輸送経路2内の粉粒体の濃度を検出する検出制御部10とを備え、粉粒体の濃度に基づいて、輸送経路2内における粉粒体の流動停止前の状態を含む流動状態を計測する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダクトや配管のような輸送経路内で空気流に混入されて搬送される小麦粉、煤塵またはセメントのような粉体、あるいは樹脂ペレットのような粒体(以下、「粉粒体」という)の流動状態を計測する粉粒体の流動計測装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、煙道排ガス中の管内固気二相流における粉粒体の流動を計測する手法には、光透過式、帯電量式などがある(増田弘昭:粉体プロセスの計測と制御、機械設計、1997,34,No.12,pp81-pp8)。光透過式は、現在のところ、最も一般的な計測方法で、管路内に発光部と受光部を設け、粉粒体粒子に遮蔽され減衰する光の強度から濃度を計測する手法である。この方法は、粉粒体の材質,種類や湿度の変化による影響を受けにくいといった利点はあるものの、発光部や受光部に粉粒体粒子が付着すると精度が著しく低下することや、光源である電球が球切れを起こすことから、メンテナンスを頻繁に行う必要があり、維持費がかさむといった問題がある。
【0003】
帯電量式は、粉流体粒子の帯電現象を利用した方法で、ダクト内で粒子が検出体(プローブ)に衝突(摩擦)することで移動する電荷量を計測する手法、および、ダクト内で摩擦帯電した粒子がプローブに接触することで移動する電荷量を計測する手法である。プローブはダクトに電気的に絶縁して取り付けられる。この方法は、光透過式に比べ、メンテナンスによる作業が軽減できるといった利点が挙げられるものの、流速変化や粒子の大きさによる影響により、計測精度を向上できないという問題や、粒子がプローブに衝突しなかった場合は、計測できなくなるという問題がある。
【0004】
そこで、流速変化や粒子の大きさによる影響を少なくして、高い計測精度を得ることができるものとして、帯電した粉粒体粒子の移動による静電誘導式の濃度計測装置が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−022703号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、粉粒体を空気輸送するダクトや配管のような輸送経路が、該輸送経路の内壁に水分などを含んだ粉粒体が付着して次第に蓄積すると、輸送経路が閉塞される場合がある。輸送経路が閉塞されて粉粒体の流動停止が発生した(粉粒体が詰まった)場合、一旦製造を停止し、当該閉塞した輸送経路のダクトや配管を取り外して、経路内を清掃し、再組み立てを行う必要があり、時間と手間がかかるとともに生産性が低下するという問題があった。
【0007】
この場合、輸送経路が閉塞されて粉粒体の流動停止の発生前であれば、輸送経路への粉粒体の投入量を減少させたり、粉粒体を輸送する空気の送出量を増加させることにより、流動停止を回避することが可能となる。しかし、流動状態を計測するものとして、マイクロウェーブ(MW)式センサや近接センサなどが知られているが、これら従来のセンサは輸送経路内の流動停止状態を検出できるが、流動停止前の中間の流動状態を検出できない。
【0008】
本発明は、前記のような課題を解決して、粉粒体の流動停止前の中間の流動状態を容易に検出できる流動計測装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的を達成するために、本発明に係る粉粒体の流動計測装置は、粉粒体が流体輸送される輸送経路内に突出して設けられた主電極と、前記主電極の全部または一部を覆う絶縁物を介して主電極の少なくとも根元部を覆う接地電極と、帯電した粉粒体の電荷に基づき両電極により前記輸送経路内の粉粒体の濃度を検出する検出制御部とを備え、前記粉粒体の濃度に基づいて、前記輸送経路内における粉粒体の流動停止前の状態を含む流動状態を計測するものである。
【0010】
この構成によれば、粉粒体の濃度に基づいて輸送経路内における粉粒体の流動状態を検出するので、従来のような流動停止の状態だけでなく、流動停止前の中間の流動状態を容易に検出することができる。
【0011】
好ましくは、前記検出制御部は、前記ダクト内を流れる帯電した粉粒体粒子の移動による静電誘導によって前記主電極に生起される電流から、前記粉粒体の濃度を検出するものであり、前記粉粒体の濃度に基づいて、前記輸送経路内における粉粒体の流動停止前の状態を含む流動状態を検出する。したがって、静電誘導によって主電極に生起される電流、つまり交流電流を検出するから、流速変化や粒子の大きさにより左右される電流、つまり直流電流に影響されないようにするとともに、接地電極をダクト内で粉粒体の濃度が異常となる主電極の根元部に設けているので、この電流をアースに落としてその異常な濃度データをキャンセルするから、高い計測精度を得ることができる。
【0012】
好ましくは、前記検出制御部は、前記流動停止に近づいた流動状態を検出した場合に、粉粒体の前記輸送経路への投入量を減少、または粉粒体を輸送する流体の前記輸送経路への送出量を増加させる制御を行う。したがって、粉粒体の流動停止前に上記制御を行うことにより、輸送経路内における粉粒体の流動停止を回避できる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、粉粒体の濃度に基づいて輸送経路内における粉粒体の流動状態を検出するので、従来のような流動停止の状態だけでなく、流動停止前の中間の流動状態を容易に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施形態に係る粉粒体の流動計測装置を示す概略側面図である。
【図2】(a)は本実施形態の流動計測装置を示す概略構成図、(b)は静電誘導検出部内におけるセメント粒子の電荷量の変化を示す特性図、(c)は検出電極からの出力電流の特性図、(d)は出力電圧信号の特性図である。
【図3】本実施形態の静電誘導検出部の構成を示す断面図である。
【図4】静電誘導検出部の変形例の構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る粉粒体の流動計測装置の構成を示す図である。この流動計測装置1は、粉粒体が空気のような流体により輸送される輸送経路2に配置されるもので、製粉工場の製造工程などにおいて輸送経路2内の粉粒体の流動状態を計測する。例えば小麦粉のような粉体粒子3からなる粉体は、タンク11からフィーダ12により所定量が投入され、輸送経路2の上流端に取り付けられたブロワ13により空気が送出されて、該輸送経路2内を空気輸送される。
【0016】
図2(a)に示すように、輸送経路2内の粉塵は粉体粒子と空気を含む固気二相流であり、輸送経路2内で、粉体粒子3が空気内に分散された固気二相流Mとなって、矢印方向に送給される。輸送経路2内の粉体粒子3aは、輸送経路2を形成する通路壁20の内面に衝突して摩擦帯電している。
【0017】
前記輸送経路2内を通過する固気二相流M内の帯電した粉体粒子3aの帯電量を検出する静電誘導検出部8は、輸送経路2の通路壁20における取付部4に固定されており、輸送経路2の軸方向と直交する方向に輸送経路2内に突出して設けられている例えば丸棒のような棒形状のプローブ5と検出器7とを備えている。
【0018】
前記静電誘導検出部8のプローブ5は、円柱形の主電極21と、その主電極21の一部を覆う絶縁体24と、絶縁体24を介して主電極21の少なくとも根元部を覆う接地電極6とを備えている。検出器7は、輸送経路2内を流れる帯電した粉体粒子3aの移動による静電誘導によって主電極21に生起される電流、つまり交流電流を検出する。検出電流には、この交流分以外に、前記プローブ5への粉体粒子3の衝突や帯電した粉体粒子3aの接触による直流分も含まれる。この検出電流は検出制御部(コントロールユニット)10に入力される。
【0019】
検出制御部(コントロールユニット)10は、信号処理部14と演算部15とを備えている。信号処理部14は、例えばバンドパスフィルタからなるフィルタ回路を有し、前記検出された電流から、所定周波数帯域の交流分のみを取り出す。フィルタ回路により、前記プローブ5への粉体粒子3の衝突や帯電した粉体粒子3aの接触による直流分がカットされる。演算部15は、取り出された交流電流の周波数と振幅により、予め図示しないメモリに記憶された相関データに基づいて、輸送経路2内の粉粒体の濃度を算出する。
【0020】
また、検出制御部10は、演算部15から算出された濃度に基づき輸送経路2内の粉粒体の流動状態を判断する流動状態判断部16と、フィーダ12による粉粒体の輸送経路2内への投入量を調整する粉粒体投入量調整部17と、ブロワ13による粉粒体を輸送する流体の輸送経路2内への流量を調整する流体流量調整部18と、粉粒体の流動状態が流動停止前の状態と判断されたときに警報を発する警報部19とを備えている。
【0021】
流動状態判断部16は、粉粒体の濃度と、輸送中の空気に対する粉粒体の重量比である固気比との相関関係に基づいて、粉粒体の流動停止および流動停止前の中間の流動状態を判断する。粉粒体投入量調整部16は、流動停止前の状態と判断された場合に、例えばロータリーバルブのようなフィーダ3に制御信号S1を出して、その回転数を遅くして、流動停止前に輸送経路2内への粉粒体の投入量を減少させる。流体流量調整部17は、流動停止前の状態と判断された場合に、ブロワ3に制御信号S2を出して、その風量を大きくして、粉粒体を輸送する流体の輸送経路2内への送出量を増加させる。
【0022】
検出制御部10は、粉粒体の流動停止前の状態に応じて、粉粒体投入量調整部17と流体流量調整部18の両方、またはいずれか一方が調整を行うように制御する。
【0023】
この例では、輸送経路2の上流端にブロワ13を取り付けて空気の送出量を増加させるようにブロワ13の風量を調整しているが、これに代えて、輸送経路2の下流端にブロワ13を取り付けて、空気の吸気量を増加させるように調整してもよい。
【0024】
ここで、本発明にかかる静電誘導検出部8の構成を詳細に説明する。
図3に示すように、前記プローブ5を構成する円柱形の主電極21と接地電極6とは接地電極支持体30を介して、輸送経路2を形成する通路壁20に設けた取付部4に取り付けられている。接地電極支持体30の中空部に主電極21が挿入されており、この主電極21の基部には雄ねじ部40が形成されて、PTFE(登録商標:テフロン)のような絶縁物からなるスペーサ23を介してナット41により固定されている。主電極21の基部には配線用のコネクタ42が挿入されている。主電極21は例えばステンレス製である。
【0025】
主電極21は軸方向に2分割された絶縁体24、32で覆われており、絶縁体24、32の内面に部分的に溶着されている。絶縁体24、32も上記と同様の絶縁物からなる。この絶縁体24、32の周囲には、主電極21の一部を覆うように、円筒形の接地電極6が設けられている。この例では、主電極21の先端が絶縁体24から突出しており、また、この絶縁体24の先端を接地電極6の先端より長く延ばして、延面距離を大きくとっている。
【0026】
接地電極6は、その基部が接地電極支持体30で支持され、接地電極6と絶縁体32間に設けられた支持円筒体25で固定されて、接地電極支持体30を介して通路壁20に電気的に接続されている。接地電極6、接地電極支持体30および支持円筒体25も例えばステンレス製である。
【0027】
接地電極6の先端部の内面に絶縁体24が緊密に嵌め込まれており、絶縁体24と絶縁体32の間に、グロメット26を介して、弾性体からなるシールパッキン27が軸方向に圧縮された状態で介在している。これにより、接地電極6と絶縁体24間が輸送経路2の内部空間に対してシールされている。この間に隙間があると、輸送経路2内の空気流に伴うプローブ5の揺れにより、この隙間に電荷が発生して、計測精度を低下させる。
【0028】
通路壁20の取付部4には、貫通したねじ孔38が形成されており、このねじ孔38に接地電極支持体30の取付用雄ねじ部37が螺合されて、ワッシャー39を介してダブルナット36で通路壁20に固定されている。接地電極支持体30の後端部に設けた連結用雄ねじ部43に、検出部7を内蔵したハウジング35がねじ込まれて、固定されている。
【0029】
つぎに、本実施形態の静電誘導検出部8の作用を説明する。
図2(a)の流動計測装置の静電誘導検出部8の構造はシリンダ型ファラデー・ケージと同様である。主電極21内の帯電した粉体粒子3aの移動により引き起こされる静電誘導は、主電極21内で平衡状態にあった自由電子に作用し、図2(b)のように主電極21から検出器7の回路内で電子を移動させて、図2(c)のような電流i(t) を発生させる。
【0030】
すなわち、輸送経路2内で粉体粒子3aがプローブ5の近傍を通過する場合、静電誘導現象により、+に帯電した粉体粒子3aが導体(主電極21)に近づくと、導体の近い方に反対の符号の−の電荷、遠い方に同符号の+の電荷が現れる。遠ざかると、導体は電荷が中和されたもとの平衡状態に戻る。以下、この状態を繰り返し、図2(c)に示すように、主電極21に交流電流i(t) が生起される。したがって、濃度が高いと、交流電流i(t) の振幅が大きくなるとともに、主電極21に誘導される+の電荷、−の電荷がもとの平衡状態に戻るタイミングも速くなって、周波数が高くなる。逆に濃度が低いと、振幅が小さくなるとともに、周波数も低くなる。この粉粒体の濃度と、検出される交流電流の振幅、周波数とは特有の相関関係を有する。
【0031】
図2(a)の検出器7はこの交流電流i(t) を検出し、電流−電圧変換回路7aで図2(d)のような電圧V(t) に変換される。この電流−電圧変換回路7aは、帰還抵抗Rの値が大きくなっても負帰還の効果により入力インピーダンスが十分に小さくなり、特別のOPアンプを選ばなくても高感度・低雑音の特性を持っている。
【0032】
そして、検出器7から検出された検出電流は、信号処理部14のフィルタ回路により、交流分のみが取り出されて、前記プローブ5への粉体粒子3の衝突や帯電した粉体粒子3aの接触による直流分がカットされる。つぎに演算部15により、取り出された交流電流の周波数と振幅から、メモリに記憶された相関データに基づいて、輸送経路2内の粉粒体の濃度が算出される。
【0033】
これにより、この粉粒体の流動計測装置1は、流速変化や粉体粒子3aの大きさ、プローブ5への粉体粒子3aの付着の影響を受けずに、高精度で濃度を計測できる。
【0034】
一方、接地電極6を、輸送経路2内の筒体4aとプローブ5間、つまり、粉体粒子3aが滞留しやすく粉粒体の濃度が異常となる主電極21の根元部に設けているので、接地電極6に生起される電流は検出器7に取り込まれることなく、アースEに落としてその異常な濃度データをノイズとしてキャンセルするから、高い計測精度を得ることができる。
【0035】
つぎに、演算部15は、メモリに記憶される粉粒体の濃度と、輸送中の空気に対する粉粒体の重量比である固気比との相関データに基づいて、当該固気比を求める。流動状態判断部16は、濃度のしきい値に相関する固気比のしきい値に基づいて、粉粒体の流動停止および流動停止前の中間の流動状態を判断する。流動停止のときの濃度をA、これに相関する固気比をBとし、粉粒体の材質、種類、製造工程の温度条件、輸送経路2に固有の搬送条件などを考慮して、濃度のしきい値t0×A、これに相関する固気比のしきい値t1×Bが設定される。ただし、t0、t1はともに1未満の定数である。
【0036】
求められた固気比がしきい値t1×Bよりも高いとき、輸送経路2内の粉粒体が流動しているものの、閉塞に近い状態にあると判断して、警報部19から警報が出される。その一方、固気比がしきい値t1×Bよりも低いとき、粉粒体が十分に流動している、つまり閉塞から遠い状態にあると判断する。例えば、求められた固気比が0.9Bでしきい値を超えたとき、警報が出されるとともに、粉粒体投入量調整部17からフィーダ12に制御信号S1が出されて、輸送経路2への粉粒体の投入量を減少させる調整が行われ、流体流量調整部18からブロワ13に制御信号S2が出されて、粉粒体を輸送する空気の送出量を増加させる調整が行われる。この結果、輸送経路2内における粉粒体の流動停止を回避させることができる。
【0037】
このように、粉粒体の濃度に基づいて輸送経路2内における粉粒体の流動状態を検出するので、従来のような流動停止の状態だけでなく、流動停止前の中間の流動状態を容易に検出することができるとともに、輸送経路2内における粉粒体の流動停止を回避できる。
【0038】
図4は、静電誘導検出部8のプローブ5の変形例を示す。このプローブ5は、図3と異なり、主電極21の全部を絶縁体24および絶縁体32で覆われている。管径の小さい輸送経路2に設置するために、主電極21は図3よりも突出長さが短くなっており、主電極21、絶縁体24および接地電極6の先端は面一になっている。その他の構成は、前記実施形態と同様である。
【0039】
なお、上記各実施形態では、流動計測装置として静電誘導型を用いているが、粉粒体の蓄積した電荷量を計測する静電容量型を用いてもよい。
【符号の説明】
【0040】
1 粉粒体の流動計測装置
2 輸送経路
3 粉粒体(粉体)粒子
3a 帯電した粉粒体(粉体)粒子
5 プローブ
6 接地電極
7 検出器
8 静電誘導検出部
10 検出制御部(コントロールユニット)
15 演算部
16 流動状態判断部
21 主電極
24 絶縁体




【特許請求の範囲】
【請求項1】
粉粒体が流体輸送される輸送経路内に突出して設けられた主電極と、前記主電極の全部または一部を覆う絶縁物を介して主電極の少なくとも根元部を覆う接地電極と、帯電した粉粒体の電荷に基づき両電極により前記輸送経路内の粉粒体の濃度を検出する検出制御部とを備え、
前記粉粒体の濃度に基づいて、前記輸送経路内における粉粒体の流動停止前の状態を含む流動状態を計測する粉粒体の流動計測装置。
【請求項2】
請求項1において、
前記検出制御部は、前記輸送経路内を流れる帯電した粉粒体粒子の移動による静電誘導によって前記主電極に生起される電流から、前記粉粒体の濃度を検出するものであり、
前記粉粒体の濃度に基づいて、前記輸送経路内における粉粒体の流動停止前の状態を含む流動状態を検出する、粉粒体の流動計測装置。
【請求項3】
請求項2において、
前記検出制御部は、前記流動停止に近づいた流動状態を検出した場合に、粉粒体の前記輸送経路への投入量を減少、または粉粒体を輸送する流体の前記輸送経路への送出量を増加させる制御を行う、粉粒体の流動計測装置。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−226942(P2011−226942A)
【公開日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−97623(P2010−97623)
【出願日】平成22年4月21日(2010.4.21)
【出願人】(391004090)関西オートメイション株式会社 (5)
【Fターム(参考)】