説明

紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置

【課題】 紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置の提供。
【解決手段】 画像感応ユニット、画像制御ユニット、CPU、駆動制御ユニット、メモリアクセスユニット、入力ユニット及び出力ユニットで構成され、該画像感応ユニットと画像制御ユニットが動態目標物の存在に感応した後に該目標物上の通し番号に対して画像のキャプチャを行ない、並びにキャプチャした画像を順に、CPU、駆動制御ユニット及びメモリアクセスユニットに送り分析対比を行ない、その後、この対比の結果を出力ユニットを通して出力し、認識と偽造防止の機能を達成して実用に符合するものとする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置に係り、特に、紙幣又は有価証券上の通し番号を走査でき並びにシステムが保存するデータと対比し、識別と偽造防止効果を有する紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在市場で使用されている紙幣又は有価証券、例えば株券、小切手、債券等はいずれもが一定の金銭と財産価値を有し、現代人が一般に取引を行なうための流通工具であり、その重要性は言うまでもない。
【0003】
どの国家でも法令がどんなに厳重であっても社会治安が良好であっても、正業によらずに不法に他人の財産を奪おうとする者はおり、窃盗、詐欺、強盗、紙幣偽造、或いは誘拐による身代金請求等の民衆を不安に陥れる大きな事件が発生している。このような事件の発生或いは事件で残された証拠或いは手がかりの多くは警察が犯人を追跡捜査するには不十分で、社会コストを浪費するほか、民衆自身の不安全感を増す。
【0004】
警察の捜査の方式は現場に遺留された証拠による追跡のほか、事件の参考となる唯一のものは犯人が獲得した財物であり、非常の多くの事件が、警察が先に盗品を見つけ出し、更にさかのぼって犯人を追跡することにより解決されている。ただしこのような捜査の方式は一定程度の特徴を有する盗品でなければ一定の効果を有さず、紙幣或いは有価証券には特徴がないため追跡が難しく、このため警察の捜査が難しくなる。身代金要求の例では、警察が捜査する時、先に各紙幣にマーク(例えばピンホール)を設けるか或いは各紙幣の通し番号をメモしておき、その後、これらの既に番号をメモした紙幣を犯人に渡し、後日これら紙幣が流通することにより犯人を追跡する。しかし狡猾な犯人はこれに対しても対策を講じ、不連番の古い紙幣を要求し且つマネーロンダリングを行なうため、警察が番号をメモする方式は科学的でなく且つ効果が上がらなくなっている。
【0005】
このほか、偽札の問題も各国政府を悩ませる問題となっており、紙及び印刷の方式をどのように改変しても或いは偽造防止措置を加えても、犯人はそれに対する対策を講じ、班員により読破され並びに更に本物に近い偽札が作られる。これに対して、各国政府は広く民衆に真偽の識別方法を宣伝するほかに有効な対策を有さず、多種類の偽造防止メカニズムを設けた紙幣であっても偽造防止を阻止するのは難しい。有価証券については更に偽造品の出現を防止することは難しく、専門的に上場会社の株券或いは債券を偽造する不法集団が逮捕されたことがあり、有価証券偽造問題は相当に厳重となっており、ゆえにその解決に真剣に取り組んで市場経済の正常な運転に影響を与えないようにする必要がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以上の欠点を改善するため、本発明は一種の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置を提供するものである。
【0007】
本発明の目的は、一種の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置を提供し、本発明の設置により大量の紙幣又は有価証券に対して急速走査及び急速識別対比及びファイリングの機能を実行できるようにすることにある。
【0008】
本発明の別の目的は、一種の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置を提供し、各国の多種類の異なる形式の紙幣又は有価証券に対して、通し番号印刷の位置を自動検出し、全自動或いは半自動の方式でサーボモータ或いはステップモータを制御し、画像追跡位置決めと自動フォーカス走査の機能を達成できるようにすることにある。
【0009】
本発明の別の目的は、一種の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置を提供し、急速走査対比により効果的に偽造された紙幣又は有価証券を発見し、使用者の金銭損失を減らすことにある。
【0010】
本発明の別の目的は、一種の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置を提供し、急速走査及びファイリングの機能により、大量の紙幣又は有価証券に対して通し番号の走査保存を行ない、並びに識別機能を利用して各種犯罪の防止に役立てることにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
請求項1の発明は、紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置において、
動態目標物の画像に感応し並びにそれをキャプチャする、画像感応ユニットと、
該画像感応ユニットを駆動すると共に画像感応ユニットからの目標物画像信号を受け取り並びにこの画像信号をエンコード処理する、画像制御ユニットと、
該画像制御ユニットからのデータを受け取り並びに該データに対して分析を行なう、CPUと、
通信インタフェースを用いてCPUが得た命令を受け取る、駆動制御ユニットと、
CPUにより分析されたデータ及びシステム自身のデータベースが必要とするデータの保存空間とされる、メモリアクセスユニットと、
目標物の検出条件と範囲を設定し、並びに駆動制御ユニットを駆動する、入力ユニットと、
駆動制御ユニットを通して受け取った信号を外部に接続された機械装置に出力する、出力ユニットと、
を具えたことを特徴とする、紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置としている。
請求項2の発明は、請求項1記載の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置において、入力ユニットがキーボード入力及びI/O入力を包含することを特徴とする、紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置としている。
請求項3の発明は、請求項1記載の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置において、出力ユニットがスクリーンと通信インタフェースを具えてホストに接続可能とされたことを特徴とする、紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置としている。
請求項4の発明は、請求項1記載の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置において、画像感応ユニットが画像キャプチャ装置と光感応スイッチで構成されたことを特徴とする、紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置としている。
請求項5の発明は、請求項4記載の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置において、光感応スイッチが入力ユニットと電気的に接続されたことを特徴とする、紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置としている。
請求項6の発明は、請求項4記載の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置において、画像キャプチャ装置がビデオカメラとされたことを特徴とする、紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置としている。
請求項7の発明は、請求項4記載の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置において、画像キャプチャ装置がバーコードスキャナとされたことを特徴とする、紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置としている。
請求項8の発明は、請求項1記載の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置において、駆動制御ユニットとCPUの間の通信インタフェースがUSB、RS−232、IEEE1394のいずれかとされたことを特徴とする、紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置としている。
請求項9の発明は、請求項1記載の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置において、駆動制御ユニットと画像制御ユニットの間の通信インタフェースがUSB、RS−232、IEEE1394のいずれかとされたことを特徴とする、紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置としている。
請求項10の発明は、請求項1記載の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置において、CPUが検出設定ユニット、パラメータ設定ユニット、システム設定ユニット及び識別分析ユニットで構成されたことを特徴とする、紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置としている。
請求項11の発明は、請求項10記載の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置において、検出設定ユニット、パラメータ設定ユニット、システム設定ユニット及び識別分析ユニットとメモリアクセスユニットがいずれも電気的に接続されて双方向に関係データの読み取り或いは保存が行なえることを特徴とする、紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置としている。
請求項12の発明は、請求項1記載の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置において、画像感応ユニットが設置される移動機構を具え、該移動機構が載置台、スクリュー、ガイドロッド、及びモータで構成され、該載置台に貫通孔とネジ孔が設けられてそれぞれガイドロッドとスクリューの通過に供され、該スクリューの一端がモータの出力端に接続され、該モータが回転角度制御可能なサーボモータ或いはステップモータとされ、該ステップモータ或いはサーボモータの移動及び操作が駆動制御ユニットにより制御されることを特徴とする、紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置としている。
請求項13の発明は、請求項1記載の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置において、紙幣又は有価証券の別側に対応する位置にもう一組の画像感応ユニットが設けられたことを特徴とする、紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置としている。
【発明の効果】
【0012】
本発明の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置は、紙幣又は有価証券上の通し番号に対して急速走査識別及び保存対比を行なう機能を有し、これにより偽造防止、盗難防止及び身代金要求等の各種の刑事事件の操作の助けとなる。ゆえに本発明の実用性、進歩性及び新規性は明らかである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1は本発明のブロック図である。本発明の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置は、画像感応ユニット1、画像制御ユニット2、CPU3、駆動制御ユニット4、メモリアクセスユニット5、入力ユニット6及び出力ユニット7で構成される。そのうち、画像感応ユニット1(又は光電感応ユニットと称される)は動態目標物の画像を感応し並びにキャプチャするのに用いられ、画像制御ユニット2は該画像感応ユニット1の駆動と該画像感応ユニット1から受け取った目標物画像信号(即ち検出する目標物)を受信し並びに該画像信号のエンコード処理に用いられる。このほか、CPU3は画像制御ユニット2からのデータを受信し、並びにこのデータに対して分析を行なう。駆動制御ユニット4はCPU3を通して命令を受け取り、通信インタフェース伝送の方式(例えばUSB、RS−232、RS−485、CAN BUS、IEEE−1394)で駆動制御ユニット4に伝送し、更に駆動制御ユニット4により検出の動作を実行する。このほか、メモリアクセスユニット5はCPU3が分析したデータ及びシステム自身のデータベースが必要とするデータ保存空間とされ、入力ユニット6は該目標物の検出条件と範囲を設定するのに用いられ、出力ユニット7は駆動制御ユニット4の受信した信号を外部に接続された機械装置に出力し、受信と発送時の検出の動作を達成する。
【0014】
また、本発明は上述の構造において、各国の多種類の紙幣又は有価証券に印刷された通し番号の異なる情況に対応するため、本発明は内部に画像感応ユニット1が設置される移動機構9が設けられ、該移動機構9は更に載置台91、スクリュー92、ガイドロッド93及びモータ94で構成され、そのうち、載置台91に貫通孔911とネジ孔912が設けられてそれぞれガイドロッド93とスクリュー92が通過し、スクリュー92の一端はモータ94の出力端に接続され、該モータ94は回転角度を制御できるサーボモータ或いはステップモータとされ、該ステップモータ或いはサーボモータの移動及び操作制御はいずれも本発明中の駆動制御ユニット4が請け負う。前述の構造により、本発明は移動機構9の設計を利用し、異なる国家の紙幣又は有価証券に印刷された通し番号の位置に合わせ、モータ94を駆動して回転させて載置台91に取り付けられた画像感応ユニット1を妥当な位置に移動させて後続の画像キャプチャ作業を行なうことができる。また、紙幣又は有価証券の放置方向を一致させる要求は難しいため、本発明は紙幣又は有価証券の別側にもう一組の画像感応ユニット1を増設可能で、これにより紙幣又は有価証券が置かれる時に正面或いは反面のいずれであっても順調に感応し読み取ることができ、図5のように画像感応ユニット1の請け負う画像追跡位置決めの目的を達成する。
【0015】
前述の構造中、入力ユニット6は更にキーボード入力61及びI/O入力62を具え(図2)、そのうち、キーボード入力61を利用してメモリアクセスユニット5内に保存された各関係情報或いは設定条件を設定或いは改修でき、I/O入力62は駆動制御ユニット4を起動するか否かを選択できる。このほか、出力ユニット7は更にスクリーン71と通信インタフェース72を具えてホスト73と接続可能で(図3)、本発明の対比の結果が正常とされる時、駆動制御ユニット4が通信インタフェース72を通してホスト73と接続され、並びにホスト73の機械装置を駆動し、ポイントの受信と送信の検出作業を達成する。本発明の検出、対比の結果が異常とされる時、問題を有する番号がスクリーン71に表示され、操作者に必要な動作を行なうように促す。
【0016】
本発明の前述の構造中、画像感応ユニット1は画像キャプチャ装置11と光感応スイッチ12で構成され、そのうち、光感応スイッチ12は入力ユニット6と電気的に接続されている。
【0017】
また、本発明の前述の構造中、CPU3は検出設定ユニット31、パラメータ設定ユニット32、システム設定ユニット33、及び識別分析ユニット34で構成され(図4のとおり)、前述の各ユニットとメモリアクセスユニット5はいずれも電気的に接続されて関係データの双方向の読み取り或いは保存が行なえる。
【0018】
図5は本発明が実行するステップのフローチャートである。そのうち、本発明は以下のいくつかの重要なステップを具えている。即ち、先ず、本発明は画像感応ユニット1中の光感応スイッチ12を利用し、走査する紙幣又は有価証券の存在を検出した後、入力ユニット6中のI/O入力62を通して画像制御ユニット2を駆動し、駆動制御ユニット4により出力ユニット7を制御して機械装置を駆動し、検出する目標物を、目標物が画像キャプチャ装置11の検出可能範囲に至るまで移動させる。画像キャプチャ装置11の検出可能範囲には光感応スイッチ12が取り付けられて検出を行ない、目標物が光感応スイッチ12の受信可能な範囲に至ると、即ちこの部分が画像キャプチャ装置11が画像をキャプチャできる範囲とされることを示し、このとき、入力ユニット6は光感応スイッチ12を通して有効な信号を読み取り、駆動制御ユニット4に告知し、駆動制御ユニット4が出力ユニット7を制御して機械装置の駆動を停止させ、駆動制御ユニット4は入力ユニット7より現在が画像キャプチャ装置11が検出できる範囲とされ並びに出力ユニット7の機械装置駆動が停止されたことを告知されると、コンピュータ通信インタフェース(例えばUSB、RS−232、IEEE1394)で画像制御ユニット2に告知し、画像制御ユニット2は画像感応ユニット1に命令して画像キャプチャ装置11を通して動態目標物の画像を画像キャプチャさせる。画像感応ユニット1が画像キャプチャ装置11を通して動態目標物の画像をキャプチャした後、画像を画像制御ユニット2に送り、その後、該画像制御ユニット2が受け取った画像データをエンコード処理し、データをCPU3に送る。CPU3はデータを受け取った後、メモリアクセスユニット5内のデータベースと対比し、並びに受け取ったデータがデータベース内に既に問題有りとして或いは既に重複するとして登録された番号であるかを判別し、対比判読後に上述の情況の発生がなければ、コンピュータのディスプレイ上にこのデータに問題がないことが表示され、CPU3がこのデータをメモリアクセスユニット5のデータベース内に保存し、後に収集する新たなデータとの対比に供し、並びにコンピュータ地震のインターネットの機能を利用して中央銀行或いは関係単位に接続してこのデータ(今回検出した通し番号)が既に本装置により回収されたことを告知する。
【0019】
前述の操作ステップ中、CPU3が受信したデータの対比を行ない、対比判読後に今回受け取ったデータがデータベース内に問題有り或いは既に重複するとして登録された番号であると実証された時は、出力ユニット7のスクリーン71に問題発生の原因が表示され、このときCPU3は駆動制御ユニット4を通して出力ユニット7に警告を発送し、並びにコンピュータ自身のインターネット機能を利用して中央銀行、警察単位或いは関係単位に接続し処理に供する。
【0020】
CPU3が受け取ったデータの対比を完成した後、CPUはコンピュータ通信インタフェース(例えばUSB、RS−232、IEEE1394)で駆動制御ユニット4に対比動作が完成したことを告知し、次のデータの対比を行なう。この時、駆動制御ユニット4は最初の開始の動作に戻り、次の目標物のデータを画像キャプチャ装置11に移動させ並びに画像データを検出並びにキャプチャできる範囲内で対比の作業を行なう。
【0021】
本発明は前述の設計により、現在市場にある各種の紙幣計数機8と結合され(図6の如し)、本発明の予期された効果を達成する。また本発明の前述の実施例中の画像キャプチャ装置はビデオカメラ、或いはバーコードスキャナとされうる。
【0022】
以上の実施例は本発明の範囲を限定するものではなく、以上の実施例の説明及び図面の記載に基づきなしうる細部の修飾或いは改変は、いずれも本発明の請求範囲に属するものとする。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明のブロック図である。
【図2】本発明中の入力ユニットの表示図である。
【図3】本発明中の出力ユニットの表示図である。
【図4】本発明中のCPUの表示図である。
【図5】本発明が実行するステップのフローチャートである。
【図6】本発明が紙幣計数機と結合された外観図である。
【符号の説明】
【0024】
1 画像感応ユニット
11 画像キャプチャ装置
12 光感応スイッチ
2 画像制御ユニット
3 CPU
31 検出設定ユニット
32 パラメータ設定ユニット
33 システム設定ユニット
34 識別分析ユニット
4 駆動制御ユニット
5 メモリアクセスユニット
6 入力ユニット
61 キーボード入力
62 I/O入力
7 出力ユニット
71 スクリーン
72 通信インタフェース
73 ホスト
8 紙幣計数機
9 移動機構
91 載置台
911 貫通孔
912 ネジ孔
92 スクリュー
93 ガイドロッド
94 モータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置において、
動態目標物の画像に感応し並びにそれをキャプチャする、画像感応ユニットと、
該画像感応ユニットを駆動すると共に画像感応ユニットからの目標物画像信号を受け取り並びにこの画像信号をエンコード処理する、画像制御ユニットと、
該画像制御ユニットからのデータを受け取り並びに該データに対して分析を行なう、CPUと、
通信インタフェースを用いてCPUが得た命令を受け取る、駆動制御ユニットと、
CPUにより分析されたデータ及びシステム自身のデータベースが必要とするデータの保存空間とされる、メモリアクセスユニットと、
目標物の検出条件と範囲を設定し、並びに駆動制御ユニットを駆動する、入力ユニットと、
駆動制御ユニットを通して受け取った信号を外部に接続された機械装置に出力する、出力ユニットと、
を具えたことを特徴とする、紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置。
【請求項2】
請求項1記載の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置において、入力ユニットがキーボード入力及びI/O入力を包含することを特徴とする、紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置。
【請求項3】
請求項1記載の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置において、出力ユニットがスクリーンと通信インタフェースを具えてホストに接続可能とされたことを特徴とする、紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置。
【請求項4】
請求項1記載の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置において、画像感応ユニットが画像キャプチャ装置と光感応スイッチで構成されたことを特徴とする、紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置。
【請求項5】
請求項4記載の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置において、光感応スイッチが入力ユニットと電気的に接続されたことを特徴とする、紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置。
【請求項6】
請求項4記載の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置において、画像キャプチャ装置がビデオカメラとされたことを特徴とする、紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置。
【請求項7】
請求項4記載の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置において、画像キャプチャ装置がバーコードスキャナとされたことを特徴とする、紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置。
【請求項8】
請求項1記載の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置において、駆動制御ユニットとCPUの間の通信インタフェースがUSB、RS−232、IEEE1394のいずれかとされたことを特徴とする、紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置。
【請求項9】
請求項1記載の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置において、駆動制御ユニットと画像制御ユニットの間の通信インタフェースがUSB、RS−232、IEEE1394のいずれかとされたことを特徴とする、紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置。
【請求項10】
請求項1記載の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置において、CPUが検出設定ユニット、パラメータ設定ユニット、システム設定ユニット及び識別分析ユニットで構成されたことを特徴とする、紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置。
【請求項11】
請求項10記載の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置において、検出設定ユニット、パラメータ設定ユニット、システム設定ユニット及び識別分析ユニットとメモリアクセスユニットがいずれも電気的に接続されて双方向に関係データの読み取り或いは保存が行なえることを特徴とする、紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置。
【請求項12】
請求項1記載の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置において、画像感応ユニットが設置される移動機構を具え、該移動機構が載置台、スクリュー、ガイドロッド、及びモータで構成され、該載置台に貫通孔とネジ孔が設けられてそれぞれガイドロッドとスクリューの通過に供され、該スクリューの一端がモータの出力端に接続され、該モータが回転角度制御可能なサーボモータ或いはステップモータとされ、該ステップモータ或いはサーボモータの移動及び操作が駆動制御ユニットにより制御されることを特徴とする、紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置。
【請求項13】
請求項1記載の紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置において、紙幣又は有価証券の別側に対応する位置にもう一組の画像感応ユニットが設けられたことを特徴とする、紙幣又は有価証券の偽造防止追跡システム装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−268705(P2006−268705A)
【公開日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−88945(P2005−88945)
【出願日】平成17年3月25日(2005.3.25)
【出願人】(599111460)
【出願人】(505111144)丞基技研股▲ふん▼有限公司 (1)
【Fターム(参考)】