説明

組立て式収納ケース

【課題】例えば厚さ1mm未満の素材を用いても変形しにくく、収納ケース本体だけでなく収納物を載せる支柱を折り畳んでコンパクトにして搬送することができるうえ、使わないときに収納スペースが節約できる組立て式収納ケースを提供する。
【解決手段】シートを折り目に従って折り曲げて収納ケース用の部材とし、該部材に形成された係合部および被係合部が相互に係合して組立てられる組立て式収納ケースであって、断面が円形または多角形であり収納物を覆う筒状の本体と、該収納物を載せる支柱とを有し、前記支柱がシートを折り目に従って折り曲げた部材に形成された係合部および被係合部が相互に係合して組立てられることを特徴とする組立て式収納ケース。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを折り目に従って折り曲げて収納ケース用の部材とし、該部材の一部に形成された係合部および被係合部が相互に係合して組立てられる組立て式収納ケースに関する。
【0002】
具体的には、例えば、カツラや帽子等の変形し易い収納物を収納する組立て式収納ケースに関する。
【背景技術】
【0003】
カツラ等の収納物を収納する組立て式収納ケースに関しては従来から種々の提案がなされている。
【0004】
例えば、実用新案登録第3054468号公報(下記特許文献1)には、底面部内面にかつら用台座を固定するための固定部材が設けられたかつら収納ケースが記載されている。
【0005】
しかし、特許文献1に記載された収納ケースは、シートを折り目に従って折り曲げる組立て式収納ケースであるが、かつらを載せる台座(支柱)は従来の組立て式でないものを使用する必要があるうえ、収納ケースを使用しないときには台座(支柱)を収納する広いスペースが必要になるという問題点があった。
【0006】
また、特開2001−3217号公報(下記特許文献2)には、未使用時にはコンパクトに折り畳むことができるかつら収納ケースが記載されている。
【0007】
しかし、特許文献2に記載された収納ケースにおいても、かつらを載せる台座(支柱)は別途手配する必要があるうえ、組立て式でない従来の台座を用いるため収納ケースを使用しないときには台座(支柱)を収納する広いスペースが必要になるという問題点があった。
【0008】
また、実開平7−15726号公報(下記特許文献3)や、特開2002−155413号公報(下記特許文献4)には、従来のかつら収納ケースが記載されているが、使用しないときに広い収納スペースが必要であるうえ、搬送が困難であるという問題点があった。
【特許文献1】実用新案登録第3054468号公報
【特許文献2】特開2001−3217号公報
【特許文献3】実開平7−15726号公報
【特許文献4】特開2002−155413号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、前述のような従来技術の問題点を解決し、例えば厚さ1mm未満の素材を用いても変形しにくく、収納ケース本体だけでなく収納物を載せる支柱を折り畳んでコンパクトにして搬送することができるうえ、使わないときに収納スペースが節約できる組立て式収納ケースを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は前述の課題を解決するために鋭意検討の結果、収納物を載せる支柱の構造を工夫することにより、例えば厚さ1mm未満の素材を用いても変形しにくく、収納ケース本体だけでなく収納物を載せる支柱を折り畳んでコンパクトにして搬送することができるうえ、使わないときに収納スペースが節約できる組立て式収納ケースを完成させたものであり、その要旨とするところは特許請求の範囲に記載した通りの下記内容である。
(1)シートを折り目に従って折り曲げて収納ケース用の部材とし、該部材に形成された係合部および被係合部が相互に係合して組立てられる組立て式収納ケースであって、断面が円形または多角形であり収納物を覆う筒状の本体と、該収納物を載せる支柱とを有し、前記支柱がシートを折り目に従って折り曲げた部材に形成された係合部および被係合部が相互に係合して組立てられることを特徴とする組立て式収納ケース。
(2)前記支柱の上部に、収納物を載せる円盤状もしくは湾曲した台が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の組立て式収納ケース。
(3)前記支柱がL字状に折り曲げた2枚のシートを組み合わせることにより、該支柱の横断面を十字状にすることを特徴とする(1)または(2)に記載の組立て式収納ケース。
(4)さらに、前記支柱を固定する台座を有しており、該台座は上面、底面、および、側面を有する箱構造であり、該台座上面に収納物を保持する支柱の端部を差し込んで固定する受け穴を有することを特徴とする(1)乃至(3)のいずれか一項に記載の組立て式収納ケース。
(5)前記本体の上部に該本体と着脱自在に設けられた湾曲シートからなるフタを有することを特徴とする(1)乃至(4)のいずれか一項に記載の組立て式収納ケース。
(6)前記収納物がカツラであることを特徴とする(1)乃至(5)の何れか一項に記載の組立て式収納ケース。
<作用>
(1)の発明によれば、シートを折り目に従って折り曲げて収納ケース用の部材とし、該部材に形成された係合部および被係合部が相互に係合して組立てられ、断面が円形または多角形であり収納物を覆う筒状の本体を有するので、例えば1mm未満のPP製(ポリブロピレン製)の収納ケースであっても、変形しにくいうえ、収納物を載せる支柱を有し、この支柱がシートを折り目に従って折り曲げた部材の一部に形成される係合部および被係合部が相互に係合して組立てられているので、カツラや帽子等の変形し易い収納物の形状を保ちつつ収納することができる。また、本発明によれば、例えば1mm未満のPP製(ポリブロピレン製)の素材を使用でき、直角以上の深い角度まで折り曲げることができるので、折り畳んでコンパクトにして梱包して搬送することができるうえ、使わないときに収納スペースが節約できる。
(2)の発明によれば、支柱の上部に、収納物を載せる円盤状もしくは湾曲した台が形成されているので、収納物を変形させることなく容易に載せることができる。
(3)の発明によれば、支柱がL字状に折り曲げた2枚のシートを組み合わせることにより、該支柱の横断面を十字状にすることで水平方向に曲げ応力が働いた場合の断面係数を大きくすることができるので、変形しにくい支柱を提供することができる。
(4)の発明によれば、前記支柱を固定する台座を有しており、該台座は上面、底面、および、側面を有する箱構造であるため強度が高く変形しにくいうえ、収納ケース本体の形状を安定させることができるうえ、該台座上面に収納物を保持する支柱の端部を差し込んで固定する受け穴を有するので、支柱を着脱自在に台座に固定することができる。
(5)の発明によれば、本体の上部に該本体と着脱自在に設けられた湾曲シートからなるフタを有するので、本体を内側から広げることにより収納ケース本体を変形しにくくすることができる。
(6)の発明によれば、収納物がカツラのように変形し易い場合であっても、カツラの形状を崩さないで安定した形状を保ったまま収納することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、収納物を載せる支柱の構造を工夫することにより、例えば厚さ1mm未満の素材を用いても変形しにくく、収納ケース本体だけでなく収納物を載せる支柱を折り畳んでコンパクトにして搬送することができるうえ、使わないときに収納スペースが節約できる組立て式収納ケースを提供することができ、具体的には、下記のような産業上有用な著しい効果を奏する。
1)例えば1mm未満のPP製(ポリブロピレン製)の収納ケースであっても、変形しにくいうえ、カツラや帽子等の変形し易い収納物の形状を保ちつつ収納することができる。また、本発明によれば、例えば1mm未満のPP製(ポリブロピレン製)の素材を使用でき、直角以上の深い角度まで折り曲げることができるので、折り畳んでコンパクトにして梱包して搬送することができるうえ、使わないときに収納スペースが節約できる。
2)収納物を変形させることなく容易に載せることができる。
3)変形しにくい支柱を提供することができる。
4)収納ケース本体の強度が高く変形しにくいうえ、収納ケース本体の形状を安定させることができるうえ、収納物を載せる支柱を着脱自在に台座に固定することができる。
5)収納ケース本体を内側から広げることにより収納ケース本体を変形しにくくすることができる。
6)カツラの形状を崩さないで安定した形状を保ったまま収納することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
発明を実施するための最良の形態について図1〜図29を用いて詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1〜図15は、本発明の収納ケースにおける第1の実施形態を例示する図である。
【0013】
本発明は、シートを折り目に従って折り曲げて収納ケース用の部材とし、該部材の一部に形成される係合部および被係合部が相互に係合して組立てられる組立て式収納ケースであり、第1の実施形態は、6角形の断面形状の本体を有する収納ケースを例示するものである。
【0014】
図1は本発明の第1の実施形態に用いる本体の展開図、図2は本発明の第1の実施形態に用いる本体の斜視図、図3は本発明の第1の実施形態に用いる本体の上部拡大図である。
【0015】
図1〜図3において、1はハンドル、3は本体下フタ、4は本体側面、5は本体側面上リブ、6は本体上フタ正面ツメ、7は本体上フタツメ、8は本体上フタツメロック、9は本体上フタハンドル穴、10は本体下フタツメガイド、、12は本体下フタハンドル穴、13は本体側面台座ホックガイド、14は本体側面ホック、15は本体側面上リブ部フタツメ受け、16は本体側面溶着部を示す。
【0016】
図1は本発明の第1の実施形態に用いる本体の展開図である。図1に示すように、本発明の第1の実施形態に用いる本体は、1枚のシートを折り目に従って折り曲げて収納ケース本体の部材とし、該部材の一部に形成される係合部(ツメ)および被係合部(ツメ受け)が相互に係合して組立てられる。
【0017】
図2は本発明の第1の実施形態に用いる本体の斜視図である。図2に示すように、本体側面4を筒状にして端部を本体側面溶着部16により接合する。この本体側面4の端部の接合は、他の係合部および被係合部と同様にツメおよびツメ受けとしてもよいが、溶着させることにより接合強度を向上させることができる。
【0018】
次に、筒状にした本体側面4の上部に設けられた本体側面上リブ5を内側に折り曲げ、その上に図2に示すように本体下フタ3をかぶせる。この際、本体側面上リブ5に設けられたフタツメ受け15と、本体下フタ3に設けられたツメガイド10が係合するので本体下フタ3を所定の位置に固定することができる。
【0019】
次に、本体下フタ3の上部から本体上フタ2をかぶせる。このように、収納ケース本体4の上部に設けるフタを上下2重のシートとしているので、本体の変形を防止し形状を安定化させることができる。
【0020】
図3は本発明の第1の実施形態に用いる本体の上部拡大図である。図3に示すように、本体上フタ2の6辺のうち5辺にはツメ6、7が設けられており、ツメ6(1ヶ所)は本体下フタ正面ツメ受け11と係合し、ツメ7(4ヶ所)は本体側面上リブ部フタツメ受け15と係合して固定される。このツメ7の根元には凸形状の突起からなるロック8が設けられており該突起が被係合部に引っ掛かることにより、係合部(ツメ)が被係合部(ツメ受け)から外れにくくすることができる。
【0021】
図4は本発明の第1の実施形態に用いる台座の展開図、図5は本発明の第1の実施形態に用いる台座の斜視図、図6は本発明の第1の実施形態に用いる台座の上面図、図7は本発明の第1の実施形態に用いる台座の底面図である。
図4〜図7において、30は台座底面、31は台座側面蝶つがい、32は台座上面、33は台座側面内側、34は台座側面内側ツメ受け、35は台座側面内側ホック用リブ、36は台座側面内側ホック用リブロック、37は台座側面ホック台座、38は台座側面ホック、39は台座上面支柱受け穴、40は台座上面支柱受け穴ロック、41は台座上面支柱受け穴ガイド、42は台座側面外側、43は台座側面外側ツメ、44は台座外側ツメロックを示す。
【0022】
図4は本発明の第1の実施形態に用いる台座の展開図である。図4に示すように、本発明の第1の実施形態に用いる台座は、1枚のシートを折り目に従って折り曲げて収納ケース本体の部材とし、該部材の一部に形成される係合部(ツメ)および被係合部(ツメ受け)が相互に係合して組立てられる。
【0023】
図5は本発明の第1の実施形態に用いる台座の斜視図である。図5に示すように、台座底面30の周辺に設けられた台座側面33を内側に、台座上面32の周辺に設けられた台座側面42を外側にして折り曲げ、台座側面外側ツメ43を台座側面内側ツメ受け34に係合させて固定することができる。このように、台座を上面32、底面30、側面33,42を有する箱構造とすることにより強度を向上させることができ、ホック38で収納ケース本体のホック14と係合させて組立てた時に、台座が収納ケース本体を内側から支持することにより収納ケース本体の変形を防止することができる。また、台座の側面を内側33および外側42からなる2重のシートとしているので、台座の変形を防止し形状を安定させることができる。
【0024】
図6は本発明の第1の実施形態に用いる台座の上面図であり、図7は台座の底面図である。図6に示すように、台座外側の側面42にはツメ43が設けられており、このツメが台座側面内側ツメ受け34と係合して固定される。このツメ43の根元には凸形状の突起からなるロック44が設けられており該突起が被係合部に引っ掛かることにより、係合部(ツメ)が被係合部(ツメ受け)から外れにくくすることができる。
【0025】
また、図4〜図6に示すように、台座の上面32の4ヶ所に支柱受け穴39が設けられているので、後述する収納物を載せる支柱の端部をこの受け穴39に差し込んで固定することができ、受け穴39の中央には受け穴ガイド41が設けられているので支柱が差し込み易く、受け穴39の端部には支柱受け凸形状の突起からなるロック40が設けられており該突起が被係合部に引っ掛かることにより、支柱を外れにくくすることができる。
【0026】
また、図7に示すように、台座の底面30の3辺には、台座側面ホック台座37および台座側面内側ホック用リブ35が設けられており、このホック台座37とホック用リブ35との間にスリットを設けることにより、台座側面外側ツメ43の受け穴を形成することができ、ホック台座37を別部材として後から取り付ける必要がない。
【0027】
図8は本発明の第1の実施形態に用いる支柱の展開図、図9は本発明の第1の実施形態に用いる支柱の斜視図、図10は本発明の第1の実施形態に用いる支柱の拡大図、図11〜図13は本発明の第1の実施形態に用いる支柱の組立て手順を示す図である。
【0028】
図8〜図13において、50は支柱頭部湾曲台、51は支柱湾曲ガイド半円型ツメ受け、52は支柱頭部湾曲台ツメ、53は支柱頭部湾曲台ツメロック、54は 支柱頭部湾曲台上面、55は支柱頭部湾曲台上面ツメ、56は支柱頭部湾曲台上面ツメロック、57は支柱頭部湾曲台側面A、58は支柱頭部湾曲台側面Aツメ、59は支柱頭部湾曲台側面Aツメロック、60は支柱頭部湾曲台側面B、61は支柱頭部湾曲台側面C、62は支柱頭部湾曲台側面Cツメ受け、63は支柱頭部湾曲台側面Cツメ受けロック、64は支柱頭部湾曲台側面D、65は支柱頭部湾曲台側面Dツメ受け、66は支柱頭部湾曲台側面Dツメ受けロック、67は支柱側面接着部、68は支柱固定部材、69は支柱固定部材ロックを示す。
【0029】
図8は本発明の第1の実施形態に用いる支柱の展開図である。図8に示すように、本発明の第1の実施形態に用いる支柱は、1枚のシートを折り目に従って折り曲げて収納ケース本体の部材とし、該部材の一部に形成される係合部(ツメ)および被係合部(ツメ受け)が相互に係合して組立てられる。
【0030】
図9は本発明の第1の実施形態に用いる支柱の斜視図である。図9に示すように、支柱頭部湾曲台50に隣接して設けられた湾曲台側面B,C,D60、62、64を内側に折り曲げ、湾曲台側面B60と支柱側面接着部67とを接合することにより、筒状の支柱を形成することができる。接合する。この頭部湾曲台50の端部の接合は、他の係合部および被係合部と同様にツメおよびツメ受けとしてもよいが、溶着させることにより接合強度を向上させることができる。
【0031】
次に、支柱頭部湾曲台側面B60に隣接した支柱頭部湾曲台上面54および支柱頭部湾曲台側面A57を折り曲げて支柱頭部湾曲台側面A57の端部に設けられたツメ58を支柱頭部湾曲台側面Cツメ受け62に係合させ、支柱頭部湾曲台上面ツメ55を支柱湾曲ガイド半円型ツメ受け51に係合させることにより支柱頭部湾曲台50を形成することができる。ツメ58の端部には凸形状の突起からなるツメロック59が設けられており、ツメ受け65の端部には凸形状の突起からなるツメ受けロック66が設けられているので該突起が被係合部に引っ掛かることにより係合部(ツメ)が被係合部(ツメ受け)から外れにくくすることができる。
【0032】
図10は本発明の第1の実施形態に用いる支柱の拡大図である。
【0033】
図11〜図13は本発明の第1の実施形態に用いる支柱の組立て手順を示す図である。
【0034】
図11〜図13に示すように、支柱頭部湾曲台50を湾曲させてその端部に設けられたツメ52を支柱頭部湾曲台側面Dツメ受け65に係合させることにより支柱頭部湾曲台50の支持部材を形成することができる。ツメ52の端部にはツメロック53が設けられており、ツメ受け62の端部には凸形状の突起からなるツメ受けロック63が設けられており該突起が被係合部に引っ掛かることにより、係合部が外れにくくすることができる。
【0035】
図14は、本発明の第1の実施形態における収納ケースの組立て手順を示す図であり、図15は収納ケースを組立てた状態を示す図である。
【0036】
図14に示すように前述の台座の上面の4ヶ所に設けられた受け穴39に収納物を保持する支柱の端部(支柱固定部材68)を差し込んで固定することができる。
【0037】
また、収納ケース本体を支柱および台座の上から覆うようにかぶせて、ホック14、38を係合させることによって収納ケースを組み立てることができる。
【0038】
以上のように、本発明によれば収納物を載せる支柱が一枚のシートを折り目に従って折り曲げた部材の一部に形成される係合部および被係合部が相互に係合して組立てられ、前記収納物を載せる湾曲台が形成されているので、カツラや帽子等の変形し易い収納物の形状を保ちつつ収納することができる。
【0039】
また、本発明によれば、例えば1mm未満のPP製(ポリブロピレン製)の素材を使用でき、直角以上の深い角度まで折り曲げることができるので、折り畳んでコンパクトにして梱包して搬送することができるうえ、使わないときに収納スペースが節約できる。
<第2の実施形態>
図16〜図23は、本発明の収納ケースにおける第2の実施形態を例示する図である。
【0040】
本発明は、シートを折り目に従って折り曲げて収納ケース用の部材とし、該部材の一部に形成される係合部および被係合部が相互に係合して組立てられる組立て式収納ケースであり、第2の実施形態は、円形の断面形状の本体を有する収納ケースを例示するものである。
【0041】
図16は本発明の第2の実施形態に用いる本体の展開図、図17は本発明の第2の実施形態に用いる本体の上部拡大図である。
【0042】
図16〜図17において、101は円筒本体側面、102は円筒本体フタフックA通し穴、103は円筒本体フタフックA受け、104は円筒本体フタフックB通し穴、105は円筒本体フタフックB受け、106は円筒本体側面ツメ、107は円筒本体側面ツメ受け、108は円筒本体フタ、109は円筒本体フタフックA、110は円筒本体フタフックAツメ、111は円筒本体フタフックAツメロック、112は円筒本体フタフックA円形保持スリット、113は円筒本体フタフックB、114は円筒本体フタフックBツメ、115は円筒本体フタフックBツメロック、116は円筒本体フタフックB円形保持スリットを示す。
【0043】
図16は本発明の第2の実施形態に用いる本体の展開図である。本発明の第2の実施形態に用いる本体は、図16に示すような1枚のシートを円筒状に曲げて収納ケース本体の部材とし、該部材の一部に形成される係合部(ツメ)および被係合部(ツメ受け)が相互に係合して組立てられる。
【0044】
図17は本発明の第2の実施形態に用いる本体の上部拡大図である。図17に示すように、円筒本体フタ108の周囲の4ヶ所には円筒本体フタフックA、B109、113が設けられており、この円筒本体フタフックA、B109、113を本体側面101に設けられた通し穴102,104に通した後、ツメ110、114を受け103,105に係合させることにより、収納ケース本体にフタを取り付けることができる。ツメ110、114根元には凸形状の突起からなるロック111,115が設けられており該突起が被係合部に引っ掛かることにより、係合部(ツメ)が被係合部(ツメ受け)から外れにくくすることができる。
【0045】
また、円筒本体フタ108の周囲に設けられるフタフックA円形保持スリット112と、フタフックB円形保持スリット116の形状および幅を変えることにより、円筒本体フタ108を取り付けたときにフタが一定方向に湾曲した状態に保持することができ、これによって収納ケース本体を内側から広げることによって、収納ケースの円形断面の歪みを防止することができる。
【0046】
図18は本発明の第2の実施形態に用いる台座の展開図、図19は本発明の第2の実施形態に用いる台座の組立て手順を示す斜視図、図20は本発明の第2の実施形態に用いる台座を組立てた状態を示す斜視図、図21は本発明の第2の実施形態に用いる台座の拡大図である。
【0047】
図18〜図21において、150は円筒台座上面、151は円筒台座側面蝶つがい、152は円筒台座側面、153は円筒台座側面リブ、154は円筒台座側面リブツメ受け、155は円筒台座上面支柱受け穴、156は円筒台座上面支柱受け穴ガイド、157は円筒台座上面支柱受け穴ロック、158は円筒台座底面、159は円筒台座底面ツメ、160は円筒台座底面ツメロックを示す。
【0048】
図18は本発明の第2の実施形態に用いる台座の展開図である。図18に示すように、本発明の第2の実施形態に用いる台座は、1枚のシートを折り目に従って折り曲げて収納ケース本体の部材とし、該部材の一部に形成される係合部(ツメ)および被係合部(ツメ受け)が相互に係合して組立てられる。
【0049】
図19は本発明の第2の実施形態に用いる台座の斜視図である。図19に示すように、円筒台座上面150の周辺に設けられた円筒台座側面152および円筒台座側面リブ153を内側に折り曲げ、円筒台座底面158に設けられた円筒台座底面ツメ159を円筒台座側面リブツメ受け154に係合させて固定することができる。このように、台座を上面150、底面158、側面152を有する箱構造とすることにより強度を向上させることができ、ホック38で収納ケース本体のホック14と係合させて組立てた時に、台座が収納ケース本体を内側から支持することにより収納ケース本体の変形を防止することができる。
【0050】
図20は本発明の第2の実施形態に用いる台座を組立てた状態を示す斜視図であり、図21は台座の拡大図である。図21に示すように、台座底面158には底面の一部を切り欠いて引き起こしたツメ159が設けられており、このツメが円筒台座側面リブツメ受け154に係合して固定される。このツメ159の根元には凸形状の突起からなるロック160が設けられており該突起が被係合部に引っ掛かることにより、係合部(ツメ)が被係合部(ツメ受け)から外れにくくすることができる。
【0051】
また、図19〜図21に示すように、台座の上面150には支柱受け穴155が設けられているので、前述の収納物を載せる支柱の端部をこの受け穴155に差し込んで固定することができ、受け穴155の中央には受け穴ガイド156が設けられているので支柱が差し込み易く、受け穴155の端部には凸形状の突起からなる支柱受け穴ロック157が設けられており該突起が被係合部に引っ掛かることにより、支柱を外れにくくすることができる。
【0052】
また、図20に示すように、台座の底面158の2ヶ所には、台座側面ホック台座37およびホック38を設けることにより、図22に示すように円筒収納ケース本体と支柱と台座とを一体として組立てることができる。
<第3および第4の実施形態>
図24〜図29は、本発明の収納ケースにおける第3および第4の実施形態を例示する図である。
【0053】
本発明は、シートを折り目に従って折り曲げて収納ケース用の部材とし、該部材の一部に形成される係合部および被係合部が相互に係合して組立てられる組立て式収納ケースであり、第3および第4の実施形態は、4角形または8角形の断面形状の本体を有する収納ケースを例示するものである。
【0054】
図24は本発明の第3の実施形態における収納ケースを組立てた状態を示す図、図25は本発明の第4の実施形態における収納ケースを組立てた状態を示す図、図26本発明の第3の実施形態に用いる支柱の展開図、図27は本発明の第4の実施形態に用いる支柱の展開図、図28は本発明の第3の実施形態に用いる支柱の斜視図である。
図24〜図29において、1はハンドル、2は本体上フタ、4は本体側面、9 は本体上フタハンドル穴、37は台座側面ホック台座、38は台座側面ホック、
300は隆起支柱ヘッド部、301は隆起支柱ヘッド部フック穴、302は隆起支柱底面、303は隆起支柱ヘッド部スリット、304は隆起支柱底面ロックスリットA、305は隆起支柱底面ロックスリットB、306は隆起支柱底面ホックA、307は隆起支柱底面ホックBを示す。
【0055】
収納ケース本体の断面形状は図24に示すように4角形でもよく、図25に示すように8角形でもよい。
【0056】
また、収納物が部分カツラ(ウィッグ)のように小さい場合には、収納物を載せる支柱は図26〜図29に示すような1枚のシートから切り出された部材の一部に設けられた係合部および被係合部(スリットまたはホック)を係合してシートの一部を湾曲させた状態で固定することにより、中央部が隆起した形状の隆起支柱ヘッド部300を形成することにより、この隆起支柱ヘッド部300に収納物を載せて変形させないで収納することができる。
<第5の実施形態>
図30〜図41は、本発明の収納ケースにおける第5の実施形態を例示する図である。
【0057】
本実施形態は、支柱がL字状に折り曲げた2枚のシートを組み合わせることにより、該支柱の横断面を十字状にすることを特徴とする組立て式収納ケースを例示するものである。
【0058】
図30〜図35は、本実施形態に用いる組み合わせ支柱を示す図であり、70は組み合わせ支柱ショートA、71は組み合わせ支柱ショートB、72は組み合わせ支柱ロングA、73は組み合わせ支柱ロングB、74は組み合わせ支柱上面フック、75は組み合わせ支柱A中心折り曲げ線、76は組み合わせ支柱A結合部ロック、77は組み合わせ支柱A結合部、78は組み合わせ支柱台座固定ガイド、79は組み合わせ支柱B中心折り曲げ線A、80は組み合わせ支柱B中心折り曲げ線B、81は組み合わせ支柱B中心折り曲げ線C、82は組み合わせ支柱B上部折り曲げ線、83は組み合わせ支柱B上部結合穴、84は組み合わせ支柱B結合部ロック、85は組み合わせ支柱B下部折り曲げ線、86は組み合わせ支柱B下部結合穴、87は組み合わせ支柱B中心結合部を示す。
【0059】
図30および図31は、本発明の第5の実施形態に用いる短い支柱の展開図である。
【0060】
図30および図31に示すシートを図34に示すようにL字状に折り曲げて組み合わせ、図34の点線の矢印で示すように係合部と被係合部を係合させて支柱の横断面を十字状にすることによって、水平方向に曲げ応力が働いた場合の断面係数を大きくすることができるので、変形しにくい支柱を提供することができる。
【0061】
また、図34に示すように、L字状に折り曲げた2枚のシートのL型の頂部を交差させて組み合わせることにより、その交差部に四角形の断面を形成することができるので、水平方向に曲げ応力が働いた場合の断面係数をさらに大きくすることができる。
【0062】
図32および図33は、本発明の第5の実施形態に用いる長い支柱の展開図である。
【0063】
図32および図33に示すシートを図35に示すようにL字状に折り曲げて組み合わせ、図35の点線の矢印で示すように係合部と被係合部を係合させて支柱の横断面を十字状にすることによって、水平方向に曲げ応力が働いた場合の断面係数を大きくすることができるので、変形しにくい支柱を提供することができる。
【0064】
また、図35に示すように、L字状に折り曲げた2枚のシートのL型の頂部を交差させて組み合わせることにより、その交差部に四角形の断面を形成することができるので、水平方向に曲げ応力が働いた場合の断面係数をさらに大きくすることができる。
【0065】
この場合、支柱が長いので、中間部に組み合わせ支柱B中心結合部87を設けることにより、中間で支持することにより水平方向の変形を低減することができる。
【0066】
また、図36乃至図38は本実施形態に用いる被収納物を載せる円盤状の台およびその取り付け方法を示す図であり、350は支柱ヘッド部、351は支柱ヘッド部ロックスリット、352は固定発泡材を示す。
【0067】
図36は、本発明の第5の実施形態に用いる支柱ヘッド部の上面図である。
前述の図13に示すような湾曲した台を設けてもよいが、図36に示すような円盤状の台を設けて、この上に収納物を変形させることなく容易に載せることができる。
【0068】
なお、円盤状の台は図36(a)に示すように円形でもよいが、図36(b)、(c)に示すように楕円形にすることによってさらに変形抵抗を高めることができる。
【0069】
図37は、本発明の第5の実施形態に用いる支柱ヘッド部の組立て手順を示す図である。
【0070】
円盤状の支柱ヘッド部350の短部に設けられた支柱ヘッド部ロックスリット351を支柱の上端に設けられた組み合わせ支柱上面フック74と係合させることにより、支柱ヘッド部350を支柱に取り付けることができる。
【0071】
図38は、本発明の第5の実施形態に用いる支柱ヘッド部を組立てた状態を示す斜視図である。
【0072】
また、図39乃至図41は、本実施形態に用いる台座およびその取り付け方法を示す図であり、32は台座上面、33は台座側面内側、34は台座側面内側ツメ受け、35は台座側面内側ホック用リブ、36は台座側面内側ホック用リブロック、37は台座側面ホック台座、38は台座側面ホック、39は台座上面支柱受け穴、40は台座上面支柱受け穴ロック、41は台座上面支柱受け穴ガイド、42は台座側面外側、43は台座側面外側ツメ、44は台座外側ツメロック、45は台座支柱受け、46は台座支柱受けロックエンド穴、47は座支柱受けガイドスリット、48は台座上面支柱受けロックスリットを示す。
【0073】
図39は、本発明の第5の実施形態に用いる短い支柱用の台座の斜視図、図40は本発明の第5の実施形態に用いる長い支柱用の台座の斜視図である。
【0074】
支柱の底面の断面形状に合わせて台座にスリットを設けることにより、支柱を簡単に外れにくく固定することができる。
【0075】
図41は、本発明の第5の実施形態に用いる長い支柱を組立てた状態を示す斜視図である。
【0076】
図41には図示していないが、図14または図22に示すような、断面が円形または多角形であり収納物を覆う筒状の本体を設けることにより収納ケースを組み立てることができる。
<第6の実施形態>
図42〜図46は、本発明の収納ケースにおける第6の実施形態を例示する図である。
【0077】
図42〜図46において、32は台座上面、33は台座側面内側、34は台座側面内側ツメ受け、35は台座側面内側ホック用リブ、37は台座側面ホック台座、38は台座側面ホック、39は台座上面支柱受け穴、40は台座上面支柱受け穴ロック、41は台座上面支柱受け穴ガイド、42は台座側面外側、43は台座側面外側ツメ、44は台座外側ツメロック、88はアジャスト支柱、89はアジャスト支柱スライドロック突起、90はアジャスト支柱ツメ、91はアジャスト支柱ストッパー受け穴、92はアジャスト支柱台座、93はアジャスト支柱台座ホールドを示す。
【0078】
図42は、本発明の第6の実施形態に用いる支柱の展開図である。
【0079】
図42(a)(b)に示すような簡便な支柱を、図43に示すような台座に図44および図45に示すように差し込んで固定することにより、図46に示すような、例えば部分かつらのような小さな収納物を収納するケースを提供することができる。
<第7の実施形態>
図47〜図50は、本発明の収納ケースにおける第7の実施形態を例示する図である。
【0080】
図47〜図50において、74は組み合わせ支柱上面フック、78は組み合わせ支柱台座固定ガイド、400は差し込み支柱A、401は差し込み支柱B、402は差し込み支柱A差し込みスリット、403は差し込み支柱A差し込みスリットガイド、404は差し込み支柱Aホールドガイド、405は差し込み支柱Aホールドガイドロック、406は差し込み支柱Bストレートスリット、407は差し込み支柱Bカーブスリット、408は差し込み支柱Bホールドガイド受け、409は差し込み支柱Bホールドガイド受けロック、410は差し込み支柱Bスリットガイドを示す。
【0081】
本実施形態は、図47および図48に示すような、平面状の2枚の差し込み支柱A、Bを相互に差し込んで、図49に示すようにホールドガイド404を曲げて固定して、横断面形状が十字状の支柱を形成することにより、簡便な方法で水平方向に曲げ応力が働いた場合の断面係数を大きくすることができるので、変形しにくい支柱を提供することができ、この支柱を、図50に示すように台座に差し込んで固定することにより支柱を安定した状態に保つことができる。
【0082】
この場合、差し込み支柱Bスリットガイド410に図48(b)に示すようなカーブを設け、組み立てた支柱に内部応力を発生させることによって変形を防止することができる。
【0083】
また、図50には図示していないが、図14または図22に示すような、断面が円形または多角形であり収納物を覆う筒状の本体を設けることにより収納ケースを組み立てることができる。
【産業上の利用可能性】
【0084】
本発明の組立て式収納ケースは、従来に比べて著しく頑丈な組立て式収納ケースを実現することができ、しかも、例えば1mm未満のPP製(ポリブロピレン製)の素材を使用でき製造コストを低減することができるので、カツラや帽子などの変形し易い収納物だけでなく、様々な対象物を収納する収納ケースとして使用することができるため、今後ますます市場の拡大が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0085】
【図1】本発明の第1の実施形態に用いる本体の展開図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に用いる本体の斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に用いる本体の上部拡大図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に用いる台座の展開図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に用いる台座の斜視図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に用いる台座の上面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態に用いる台座の底面図である。
【図8】本発明の第1の実施形態に用いる支柱の展開図である。
【図9】本発明の第1の実施形態に用いる支柱の斜視図である。
【図10】本発明の第1の実施形態に用いる支柱の拡大図である。
【図11】本発明の第1の実施形態に用いる支柱の組立て手順を示す図である。
【図12】本発明の第1の実施形態に用いる支柱の組立て手順を示す図である。
【図13】本発明の第1の実施形態に用いる支柱の組立て手順を示す図である。
【図14】本発明の第1の実施形態における収納ケースの組立て手順を示す図である。
【図15】本発明の第1の実施形態における収納ケースを組立てた状態を示す図である。
【図16】本発明の第2の実施形態に用いる本体の展開図である。
【図17】本発明の第2の実施形態に用いる本体の上部拡大図である。
【図18】本発明の第2の実施形態に用いる台座の展開図である。
【図19】本発明の第2の実施形態に用いる台座の組立て手順を示す斜視図である。
【図20】本発明の第2の実施形態に用いる台座を組立てた状態を示す斜視図である。
【図21】本発明の第2の実施形態に用いる台座の拡大図である。
【図22】本発明の第2の実施形態における収納ケースの組立て手順を示す図である。
【図23】本発明の第2の実施形態における収納ケースを組立てた状態を示す図である。
【図24】本発明の第3の実施形態における収納ケースを組立てた状態を示す図である。
【図25】本発明の第4の実施形態における収納ケースを組立てた状態を示す図である。
【図26】本発明の第3の実施形態に用いる支柱の展開図である。
【図27】本発明の第4の実施形態に用いる支柱の展開図である。
【図28】本発明の第3の実施形態に用いる支柱の斜視図である。
【図29】本発明の第4の実施形態に用いる支柱の斜視図である。
【図30】本発明の第5の実施形態に用いる短い支柱の展開図である。
【図31】本発明の第5の実施形態に用いる短い支柱の展開図である。
【図32】本発明の第5の実施形態に用いる長い支柱の展開図である。
【図33】本発明の第5の実施形態に用いる長い支柱の展開図である。
【図34】本発明の第5の実施形態に用いる短い支柱の斜視図である。
【図35】本発明の第5の実施形態に用いる長い支柱の斜視図である。
【図36】本発明の第5の実施形態に用いる支柱ヘッド部の上面図である。
【図37】本発明の第5の実施形態に用いる支柱ヘッド部の組立て手順を示す図である。
【図38】本発明の第5の実施形態に用いる支柱ヘッド部を組立てた状態を示す斜視図である。
【図39】本発明の第5の実施形態に用いる短い支柱用の台座の斜視図である。
【図40】本発明の第5の実施形態に用いる長い支柱用の台座の斜視図である。
【図41】本発明の第5の実施形態に用いる長い支柱を組立てた状態を示す斜視図である。
【図42】本発明の第6の実施形態に用いる支柱の展開図である。
【図43】本発明の第6の実施形態に用いる台座の斜視図である。
【図44】本発明の第6の実施形態に用いる支柱の組立て手順を示す図である
【図45】本発明の第6の実施形態に用いる支柱を台座に取付けた状態を示す斜視図である。
【図46】本発明の第6の実施形態における収納ケースを組立てた状態を示す図である。
【図47】本発明の第7の実施形態に用いる支柱の展開図である。
【図48】本発明の第7の実施形態に用いる支柱の展開図である。
【図49】本発明の第7の実施形態に用いる支柱の組立て手順を示す図である。
【図50】本発明の第7の実施形態に用いる支柱を台座に取付けた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0086】
1 ハンドル
2 本体上フタ
3 本体下フタ
4 本体側面
5 本体側面上リブ
6 本体上フタ正面ツメ
7 本体上フタツメ
8 本体上フタツメロック
9 本体上フタハンドル穴
10 本体下フタツメガイド
11 本体下フタ正面ツメ受け
12 本体下フタハンドル穴
13 本体側面台座ホックガイド
14 本体側面ホック
15 本体側面上リブ部フタツメ受け
16 本体側面溶着部
30 台座底面
31 台座側面蝶つがい
32 台座上面
33 台座側面内側
34 台座側面内側ツメ受け
35 台座側面内側ホック用リブ
36 台座側面内側ホック用リブロック
37 台座側面ホック台座
38 台座側面ホック
39 台座上面支柱受け穴
40 台座上面支柱受け穴ロック
41 台座上面支柱受け穴ガイド
42 台座側面外側
43 台座側面外側ツメ
44 台座外側ツメロック
45 台座支柱受け
46 台座支柱受けロックエンド穴
47 座支柱受けガイドスリット
48 台座上面支柱受けロックスリット
50 支柱頭部湾曲台
51 支柱湾曲ガイド半円型ツメ受け
52 支柱頭部湾曲台ツメ
53 支柱頭部湾曲台ツメロック
54 支柱頭部湾曲台上面
55 支柱頭部湾曲台上面ツメ
56 支柱頭部湾曲台上面ツメロック
57 支柱頭部湾曲台側面A
58 支柱頭部湾曲台側面Aツメ
59 支柱頭部湾曲台側面Aツメロック
60 支柱頭部湾曲台側面B
61 支柱頭部湾曲台側面C
62 支柱頭部湾曲台側面Cツメ受け
63 支柱頭部湾曲台側面Cツメ受けロック
64 支柱頭部湾曲台側面D
65 支柱頭部湾曲台側面Dツメ受け
66 支柱頭部湾曲台側面Dツメ受けロック
67 支柱側面接着部
68 支柱固定部材
69 支柱固定部材ロック
70 組み合わせ支柱ショートA
71 組み合わせ支柱ショートB
72 組み合わせ支柱ロングA
73 組み合わせ支柱ロングB
74 組み合わせ支柱上面フック
75 組み合わせ支柱A中心折り曲げ線
76 組み合わせ支柱A結合部ロック
77 組み合わせ支柱A結合部
78 組み合わせ支柱台座固定ガイド
79 組み合わせ支柱B中心折り曲げ線A
80 組み合わせ支柱B中心折り曲げ線B
81 組み合わせ支柱B中心折り曲げ線C
82 組み合わせ支柱B上部折り曲げ線
83 組み合わせ支柱B上部結合穴
84 組み合わせ支柱B結合部ロック
85 組み合わせ支柱B下部折り曲げ線
86 組み合わせ支柱B下部結合穴
87 組み合わせ支柱B中心結合部
88 アジャスト支柱
89 アジャスト支柱スライドロック突起
90 アジャスト支柱ツメ
91 アジャスト支柱ストッパー受け穴
92 アジャスト支柱台座
93 アジャスト支柱台座ホールド
101 円筒本体側面
102 円筒本体フタフックA通し穴
103 円筒本体フタフックA受け
104 円筒本体フタフックB通し穴
105 円筒本体フタフックB受け
106 円筒本体側面ツメ
107 円筒本体側面ツメ受け
108 円筒本体フタ
109 円筒本体フタフックA
110 円筒本体フタフックAツメ
111 円筒本体フタフックAツメロック
112 円筒本体フタフックA円形保持スリット
113 円筒本体フタフックB
114 円筒本体フタフックBツメ
115 円筒本体フタフックBツメロック
116 円筒本体フタフックB円形保持スリット
150 円筒台座上面
151 円筒台座側面蝶つがい
152 円筒台座側面
153 円筒台座側面リブ
154 円筒台座側面リブツメ受け
155 円筒台座上面支柱受け穴
156 円筒台座上面支柱受け穴ガイド
157 円筒台座上面支柱受け穴ロック
158 円筒台座底面
159 円筒台座底面ツメ
160 円筒台座底面ツメロック
300 隆起支柱ヘッド部
301 隆起支柱ヘッド部フック穴
302 隆起支柱底面
303 隆起支柱ヘッド部スリット
304 隆起支柱底面ロックスリットA
305 隆起支柱底面ロックスリットB
306 隆起支柱底面ホックA
307 隆起支柱底面ホックB
350 支柱ヘッド部
351 支柱ヘッド部ロックスリット
352 固定発泡材
400 差し込み支柱A
401 差し込み支柱B
402 差し込み支柱A差し込みスリット
403 差し込み支柱A差し込みスリットガイド
404 差し込み支柱Aホールドガイド
405 差し込み支柱Aホールドガイドロック
406 差し込み支柱Bストレートスリット
407 差し込み支柱Bカーブスリット
408 差し込み支柱Bホールドガイド受け
409 差し込み支柱Bホールドガイド受けロック
410 差し込み支柱Bスリットガイド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートを折り目に従って折り曲げて収納ケース用の部材とし、該部材に形成された係合部および被係合部が相互に係合して組立てられる組立て式収納ケースであって、
断面が円形または多角形であり収納物を覆う筒状の本体と、該収納物を載せる支柱とを有し、
前記支柱がシートを折り目に従って折り曲げた部材に形成された係合部および被係合部が相互に係合して組立てられることを特徴とする組立て式収納ケース。
【請求項2】
前記支柱の上部に、収納物を載せる円盤状もしくは湾曲した台が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の組立て式収納ケース。
【請求項3】
前記支柱がL字状に折り曲げた2枚のシートを組み合わせることにより、該支柱の横断面を十字状にすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の組立て式収納ケース。
【請求項4】
さらに、前記支柱を固定する台座を有しており、該台座は上面、底面、および、側面を有する箱構造であり、該台座上面に収納物を保持する支柱の端部を差し込んで固定する受け穴を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の組立て式収納ケース。
【請求項5】
前記本体の上部に該本体と着脱自在に設けられた湾曲シートからなるフタを有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の組立て式収納ケース。
【請求項6】
前記収納物がカツラであることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の組立て式収納ケース。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【公開番号】特開2008−114922(P2008−114922A)
【公開日】平成20年5月22日(2008.5.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−229855(P2007−229855)
【出願日】平成19年9月5日(2007.9.5)
【出願人】(506242669)三條紙器工房株式会社 (3)
【Fターム(参考)】