説明

経口薬の受け渡し方法および梱包容器

【課題】処方コンプライアンスを改善できる、経口薬の改善された梱包容器および受け渡し方法を提供する。
【解決手段】経口薬を保持する梱包容器と梱包容器から経口薬を受け渡す方法である。梱包容器(10)は、カバー(30)と、少なくとも1つの経口薬(25)を保持するようにそれぞれ構成された小部屋(14)を有する本体(12)と、を含む。小部屋(14)は、本体(12)上に円形配置を有する。本方法は、小部屋(14)それぞれへの分離した開口(58)にアクセスするために本体(12)からカバー(30)を少なくとも部分的に取り外すステップを含んでもよい。カバー(30)を取り外すステップに応じて、梱包容器がなくなるように小部屋(14)から全ての経口薬(25)が取り出されてもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的に、経口薬の梱包容器と、梱包容器から患者に経口薬を受け渡す方法に関する。
【0002】
処方および非処方日常薬は、従来の薬ビンおよびブリスターパックを含む様々な種類の梱包に含まれ患者に分配されてもよい。多くの処方薬投与計画において、複合的な経口薬は、毎日のコースに亘って異なる時間に患者に継続的に受け渡される。毎日特定の時間に複合的な異なるビンから経口薬を取り出す必要性は、患者、特に高齢の患者を困惑し得る。患者の困惑は、患者が治療指示に従うのを失敗した場合、部分的な処方ノンコンプライアンスまたは、完全な処方ノンコンプライアンスに寄与するかもしれない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
処方コンプライアンスを改善できる、経口薬の改善された梱包容器および受け渡し方法が必要とされる。
【発明の効果】
【0004】
本発明の実施形態では、梱包容器は、複数の経口薬を保持するために提供される。梱包容器は、カバーと、少なくとも1つの経口薬を保持するようにそれぞれ構成され複数の小部屋を有する本体とを含む。小部屋は、本体上の所定点に対して円形配置を有する。
【0005】
本発明の別の実施形態では、経口薬を保持する小部屋を有する本体と、小部屋内に経口薬を封入するために本体に取り付けられたカバーと、を有する梱包容器から複数の経口薬を受け渡すための方法が提供される。本方法は、小部屋それぞれへの分離した開口にアクセスするために本体からカバーを少なくとも部分的に取り外すステップを含んでもよい。カバーを取り外すステップに応じて、梱包容器がなくなるように小部屋から全ての経口薬(が取り出されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本明細書に組み込まれ、その一部を成す添付図が、上述の発明の概要と下記の実施形態の詳細な説明と一緒に本願の様々な実施形態を示し、本発明の実施形態を説明するのに役立つ。
【0007】
【図1】本願の実施形態における梱包容器の上面斜視分解図である。
【図1A】図1に示す梱包容器の小部屋の1つの透視図である。
【図1B】図1の梱包容器の本体の上面図である。
【図2】図1の梱包容器の底面斜視分解図である。
【図3】図1および図2に示す梱包容器のカバーの上面の上面図である。
【図4】図3のカバーの底面の底面図である。
【図4A】図4の線4A−4Aに概ね沿った断面図である。
【図4B】図4と同じ底面図であり、リリース紙の三角形セクションは、別の実施形態においてカバーのコーナー上に位置する。
【図5】梱包容器のカバーおよび本体が一緒に取り付けられた、図1と同様の上面斜視図である。
【図6】梱包容器のカバーおよび本体が一緒に取り付けられた、図2と同様の底面斜視図である。
【図7】経口薬を小部屋内に配置し、本体にカバーを取り付けた後の梱包容器の上面斜視図である。
【図8】梱包容器から患者へ経口薬を受け渡す前に、本体からカバーを少なくとも部分的に取り外すところを図示する、梱包容器の上面斜視図である。
【図9】図1〜図8の梱包容器の一群を分配するために使用されてもよいカートンの斜視図である。
【図10】図9のカートンと同様であり、それぞれが異なる投薬パス(に関連するカートン一式の斜視図である。
【図11】直立され梱包容器が充填される前の折り畳まれていない状態でのブランクとしての、図8のカートンの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1、図1B、および図2の参照と、本発明の実施形態によると、経口薬梱包容器10は、複数の小部屋14、16、18、20、22、24、26、28と、カバー30の形状の蓋シートとを有する本体12を含む。カバー30は、小部屋14、16、18、20、22、24、26、28を密封して閉じるよう本体12に結合される。各小部屋14、16、18、20、22、24、26、28は、経口薬25の単位容量を受容する(図8)。本体12、カバー20、および経口薬25を含むアセンブリ(図5およの図6)は、環境汚染物の進入を防ぐように密封され、患者への次の分配を用意した状態である梱包容器を形成する。
【0009】
各経口薬25は、経口薬として分類され、頓服薬として分類され得る摂取可能な物質の任意のタイプであってよい。各経口薬25から成る摂取可能な物質は、患者の生理機能を修正し、処方箋またはカウンタ越しに分配される、1つ以上の調剤、薬剤、1つ以上の合成物、1つ以上の医薬品、またはビタミン剤、1つ以上のミネラル・サプリメント、および、1つ以上のプラシーボを、単体または組み合せで含み得る。経口薬25は、ピル、タブレット、カプセル、ジェルカプセル、固体などの様々な投与形態で提供される。単位容量は、1回の投与で患者に投与される摂取できる物質の量である。
【0010】
小部屋14、16、18、20、22、24、26、28は、本体12の中央領域32を中心に配置された連続した空洞のように構成され、例示的実施形態では断面がくさび型である。小部屋14、16、18、20、22、24、26、28は、中央領域32から本体12の周囲33に向けて僅に外向きに、半径方向にずらされている。本体12は、通常符号42によって示される、本体12の材料内に形成される非平面構造から成る表面積縮小機能のパターンによって変更される複数のコーナー34、36、38、40を含む。小部屋14、16、18、20、22、24、26、28は、本体12の外周33の内側に内接する多角形肩部44に包囲まれる。中央領域32から肩部44へ半径方向に延在するストリップ46は、隣接する二組の小部屋14、16、18、20、22、24、26、28の間に存在する。各ストリップ46の中心線は、中央領域32の中心45に至るように延在された場合、中心45で交差してもよい。肩部44は、小部屋14、16、18、20、22、24、26、28と、本体12の外周33との間に配置される。コーナー34、36、38、40は、肩部44と、本体12の外周33との間に配置される。
【0011】
中央領域32の表面、肩部44、およびストリップ46は、本体12の表面48を集合的に画定する共通の平面に配置される。領域32によって画定された表面48、肩部44、ストリップ46には、分割線、弱化線、穿孔した継ぎ目、および同類物がない。この構造的な省略は、個々の小部屋14、16、18、20、22、24、26、28が、本体12から切り離されることを意図しないことから許される。
【0012】
表面積縮小機能42の存在により、コーナー34、36、38、40における本体12の各表面積の一部は、表面48の面に同様に含まれ、コーナー34、36、38、40の 本体12の各表面積の他の部分は、表面48の面内に含まれない。表面積縮小機能42の存在からコーナー34、36、38、40における表面積の効果的な縮小は、コーナー34、36、38、40で本体12へのカバー30の粘着力を小さくするように機能する。減少された粘着力は、コーナー34、36、38、40それぞれに位置するカバー30の一部が容易に離れて持ち上げられ、カバー30に残部と隣接する肩部44の一部との間のより強い粘着結合を瞬時に妥協することなしに、コーナー・プル・タブ39を形成する。別の実施形態では、全てのコーナー34、36、38、40が表面積縮小機能42を含まなくてもよい。
【0013】
梱包容器10の本体12は、表面48に対向し、表面積縮小機能42の不在を除いて表面48を反映する表面49を含む。表面48、49は、本体12の外周33に周りに延在する端部で収束する。表面48、49間の距離は、本体12の厚みを定義し、本体12へ目標とする剛性度または半剛性度を添えるように決められる。
【0014】
図1Bに最良に示すように、小部屋14、16、18、20、22、24、26、28は、本体12上で位置または場所の円形配置を有し、参照円55の周りに配置される。特に、各小部屋14、16、18、20、22、24、26、28の参照点、または各小部屋14、16、18、20、22、24、26、28に付随する円弧は、参照円55の周囲上に配置されてもよい。参照円55の中心は、領域32の中心45と、または、本体12の領域32内の別の点と一致してもよい。参照点または円弧は、各小部屋14、16、18、20、22、24、26、28上で表面上同一の場所であってよい。例示的実施形態では、各小部屋14、16、18、20、22、24、26、28の参照円55の参照点は、コーナー60(図1A)が、全てのコーナー60が同一の半径で参照円55の中心から等距離で離間するように、端部65(図1A)と交差する位置である。しかしながら、別の参照円弧または参照点(例えば、各小部屋14、16、18、20、22、24、26、28に付随する開口58(図1A)への重心)が、参照円55の直径が大きくなるように決定されてもよい。1つ以上の小部屋14、16、18、20、22、24、26、28は、円形配置が維持される限り、参照円55の中心に対して、異なる半径位置を有してもよい。
【0015】
一般的に、円形配置を特徴とする参照円55は、複数の部分に分割されてもよい。各小部屋14、16、18、20、22、24、26、28は、参照円55の中心を頂点として有する中心角を特徴とする一意的な部分内に位置してもよい。 各小部屋14、16、18、20、22、24、26、28の中心角を画定する両側は、隣接する一対のストリップ46を通過して延在してもよい。ある実施形態では、小部屋14、16、18、20、22、24、26、28が均一に間隔を開け、円形配置で分配されるように、一意的な部分それぞれの中心角が同一(例えば45°)である。
【0016】
表面48に垂直な視点から、本体12の外周33は矩形の幾何学的図形を有する、または、特定の実施形態では、略同一の長さの外周33の側端を有する正方形であってもよい。ある実施形態では、本体12は、約4インチの長さの側端を有する正方形の幾何学的図形を有する。このコンパクトなサイズは、患者または看護人が組み立てられ充填された梱包容器10をほとんどのシャツやブラウスのポケットに便利に入れること可能にする。
【0017】
梱包容器10の本体12は、例示的実施形態ではコーナー34付近に配置されるブラインドくぼみポストを表現する形のインデックス機能51を有してもよい。または、インデックス機能51は、別のコーナー36、38、40に位置してもよい。インデックス機能41は、小部屋14、16、18、20、22、24、26、28と同一の方向に表面48の面から突出する。インデックス機能51は、例えば、経口薬25を充填するために梱包容器10を保持するために使用される道具に対する、本体12の回転配向に利用されてもよい。特定の例では、梱包容器10の一連の本体12は、小部屋14が、既知の場所に持続的に位置するように回転配向されてもよい。このようにすると、複数の異なる梱包容器10の角度配向が、充填中に所定の固定位置で小部屋14、16、18、20、22、24、26、28を配置するために再現可能に確立され得る。
【0018】
図1Aに最良に示すように、小部屋14、16、18、20、22、24、26、28を代表する小部屋14は、底壁50と、底壁50に向けて表面48から突出する側壁52、54、56とを含む。側壁52は、コーナー60で側壁54に物理的に結合または接続し、側壁56は、コーナー62で側壁52に物理的に結合または接続し、かつ、側壁56は、コーナー64で側壁54に物理的に結合または接続する。同様に、側壁52、54、56は、対応するコーナーに沿って底壁50に結合する。側壁52、54は、本体12の外周33に向けてストリップ46に平行に延在する。側壁52および側壁54は、略同一の長さを有してもよく、かつ、各側壁52、54は、側壁56より長くてもよい。
【0019】
小部屋14の底壁50および側壁52、54、56は、小部屋14内に置かれる経口薬25と接触する内面63と。壁50、52、54、56の厚みによって経口薬25から分離される外面69とを有する。端部65で表面48と結合する内面63は、端部65にわたって表面48に連続する。端部65は、中心45に対して内側の半径上の中央領域32と、外側の半径上の肩部44とによって画定され、近接する一対のストリップ46によって周囲が画定される。表面49に結合する外面69は、表面49に連続する。小部屋14の内面63は、表面48の面に対して凹み、小部屋14の外面69は、表面49の面から突出する。
【0020】
コーナー60、62、64は、表面63上では内側コーナーであり、表面69上では外側コーナーである。コーナー60は、コーナー62、64より中央領域32により近くに配置される。コーナー60は、側壁52の長さだけコーナー62から離間し、側壁54の長さだけコーナー64から離間する。コーナー62、64は、コーナー60より外周33により近くに配置され、コーナー60から側壁54、56の長さだけ表面上離間する。コーナー60は、例えば45°といった側壁52、54間の含まれる角または内角を特徴とする。他のコーナー62、64の内角または含まれる角は、略同一であってもよい。底壁50に垂直な支店から見た際、小部屋14の側壁52、54、56は、三角形の配置であり、開口58は、三角形に幾何学形状を特徴とする。
【0021】
壁50、52、54、56の内側の空間は、表面48内に確定され、端部65によって周囲が画定された開口58を通じてアクセスされる。経口薬25は、本体12から開口58を通じて出し入れされる。開口58は、表面48の面で決められた断面を有し、底壁50は、開口58の断面面積より若干小さい表面積を有する。面積の差を適合するために、コーナー60、62、64は、表面48から底壁50に向けた方向に幅が先細になっている。
【0022】
側壁52、54のそれぞれの内面間の距離または離間として測定される小部屋14の幅は、コーナー62、64から、コーナー60付近で最小幅になる領域32の中心45に向けて狭くなる。ある実施形態では、小部屋14の幅は、コーナー60からの距離が大きくなるにつれ、単調に小さくなってもよい。小部屋14は、表面48の面から底壁50の内面まで測定される深さを含む。ある実施形態では、小部屋14の深さは、底壁50の内面における表面に亘って均一である。小部屋14の深さおよび幅は、複数の異なるサイズおよび形状の経口薬25を受容し保持するために選択される。様々な実施形態では、小部屋14の深さは、13mm〜17mmの範囲であり、小部屋14の最大幅は、29mm〜33mmの範囲であってよい。
【0023】
側壁56は、側壁56から小部屋14内に突出する小さな突起から成る入れ子分離機能66を含んでもよい。使用前、複数の梱包容器10の本体12は、小部屋14、16、18、20、22、24、26、28が入れ子になった状態(すなわち、互いの中に収まる)で積み重ねられてもよい。入れ子分離機能は、本体12がきつく入れ子になり、本体12を積載から1つに分離することを困難にすることを防ぐ。ある実施形態では、各小部屋14、16、18、20、22、24、26、28の側壁56が入れ子分離機能66を含んでもよい。または、入れ子分離機能66は、全ての小部屋14、16、18、20、22、24、26、28に設けられなくてもよい。入れ子分離機能66は、通常、本体12が形成される際に形成され、本体12を形成するために使用される型の特徴を表す。
【0024】
再び図1および図2を参照すると、小部屋14、16、18、20、22、24、26、28は、小部屋14、16、18、20、22、24、26、28をそれぞれ識別するために使用されるしるし70がマークされてもよい。例示する実施形態では、各しるし70は、独自の数字または、正の整数である。例示する実施形態のしるし70は、1から小部屋4、16、18、20、22、24、26、28の数、例示する実施形態では8つ(8)小部屋である、と同じ数までの範囲のアラビア数字である。例示する実施形態では、しるし70の値は、小部屋4、16、18、20、22、24、26、28の表面49および外面69が観察者に面するように配向された際に、時計方向に増える。しかしながら、本発明の実施形態は、しるしの値がこの観点から反時計方向に増えてもよういように、限定されるものではない。 別のラベル図表が、異なる英数字が小部屋4、16、18、20、22、24、26、28をそれぞれ独自に識別するために、しるし70に使用され得る。
【0025】
例示する実施形態では、各しるし70は、梱包容器10の外側から可読である。しるし70を備える文字の配向は、しるし70が、小部屋4、16、18、20、22、24、26、28の底壁50の外面69から見る際に反対にならないように選択可能である。異なる小部屋4、16、18、20、22、24、26、28のしるし70は、特有であるため、小部屋4、16、18、20、22、24、26、28は、互いに対して視覚的に識別され、区別される。
【0026】
しるし70は、本体12から除去でない恒久的な機能として本体12の材料に物理的に形成され得る。しるし70のこのタイプは、本体12が形成される際に形成され、本体12を形成するために使用される型に逆向きに存在してもよい。しるし70は、底壁50の内面63の面に対して隆起していてもよいし、底壁50の外面69の面に対して凹んでいてもよい。しるし70の寸法(例えば、線幅、文字高さ)は読み易さを促進するように選択される。または、しるし70は、ステッカーまたはラベルとして、小部屋4、16、18、20、22、24、26、28の表面63、69の1つ、好ましくは外面69に付けられてよく、または、表面63、69の1つ、好ましくは外面69にプリントされてもよい。
【0027】
梱包容器10の本体12は、ポリ塩化ビニル(PVC)などのポリマーから成る薄いシートから形成されてもよい。薄いシートから成るポリマーは、光透過に不透明、半透明、透明であってよい。シートは、成形または従来方式で加工されて小部屋14、16、18、20、22、24、26、28を製造する。例えば、本体12は、薄い熱成形工程によって作られ、この工程で、熱可塑性ポリマーの薄い規格シートが、成形しやすい形成温度まで予熱され、型で特定形状に形成され、その剛性を取り戻すように冷却され、そして、形状にトリミングされる。本体12を形成するために熱成形工程に使用される薄い規格シートは、ロール材料から熱形成工程に供給されてもよい。
【0028】
図3、図4、および図4Aを参照すると、カバー30は、梱包容器10の本体12と略同一の幾何学形状および寸法を有する。カバー30は、本体12に取り付けられる表面80と、本体12に取り付けられない第2の表面82とを有する。特に、カバー30の表面80は、本体12の表面48に取り付けられ、小部屋14、16、18、20、22、24、26、28を密封し、これにより、小部屋14、16、18、20、22、24、26、28内に経口薬25を密封する。カバー30が、本体12に取り付けられると、側壁52、54、56は、カバー30の表面80から離れる方向に突出する。梱包容器10が組み立てられると、表面82は観察者に可視であり、環境要素に露出される。
【0029】
カバー30の表面80は、図4Aに示すようにコーティング84を含んでもよく、コーティング84は、本体12の肩部44、ストリップ46および中央領域32にカバー30を解放可能に取り付けるために使用される。カバー30の表面82は、カバー30の厚みによって表面80上のコーティング84から分離される。第2の表面82は、表面80にコーティング84を塗布する塗布工程の結果として存在し得る、無視できる量の散在する残留物以外に、コーティング84内の物質を表面上有さない。別の変形には、表面48の肩部44の幅、ストリップ46の幅、および中央領域32の面積が、粘着レベルを設定するために調整され、これにより、カバー30の取り外しに対する抵抗力が設定される。
【0030】
ある実施形態では、コーティング材84は、恒久的に粘着性のある粘着剤から成り、開放カバー紙と併せて使用される。または、コーティング84は、それ自体にのみ粘着性があるコールド・シール粘着剤からなる。しかしながら、この実施形態は、粘着連結に表面80上に属するコールド・シール粘着剤を設けるために、適合するコールド・シール粘着剤と同一物で本体12の表面48をコーティングする必要がある。別の実施形態では、表面80上のコーティング84内の物質は、最終的な結合力に達するために高温かつ/または圧力をけられた状態で規定された時間の加熱される必要がある、熱活性粘着剤であってもよい。
【0031】
梱包容器10のカバー30は、ポリプロピレンなどのポリマーと紙の混在物などの合成材料から成る薄シートから形成されてもよい。カバー30は、経口薬の1つを本体12の材料を通じて間接的にかけられる圧力への破壊抵抗力を提供する、厚みおよび剛性などの特性を有する材料から形成される。好ましくは、カバー30は、小部屋14、16、18、20、22、24、26、28内の経口薬にかせられる負荷の広い範囲に亘って破壊されない。カバー30の1枚のシート設計は、突き通せないシート(例えば紙)と、ブリスター本体と突き通せないシートとの間に配置される突き通せるシート(例えばホイル)と、を含み、また、突き通せないシートは、突き通せるシートを突き抜けるように薬剤を突き押すなかで突き通せるシートを明かすように除去されるブリスターパックとは異なる。
【0032】
別の実施形態では、梱包容器10のカバー30は、剥がしホイルと、本体12から剥がされる際互いから分離するように設計された2つの異なるラミネート層を含む剥がしホイルのための熱密封コーティングと、を備えてもよい。カードがシールされる際、熱密封コーティングの最外側層は、本体12に恒久的に密封される。剥がしホイルが、本体12から剥がされる際、熱密封コーティングの最内側層は剥がれて剥がしホイルを放出し、小部屋14、16、18、20、22、24、26、28のカバーを外し、その一方、最外側層の恒久的に密封された部分は、本体12の表面48上に維持される。
【0033】
カバー30に、破線、弱化線、穿孔した継ぎ目、および同類物はなく、そのことが、経口薬25にかけられた力に対して押し通されるのをカバーする抵抗力を強める。カバー30は、コーティング84が、表面80の全面を亘ってコーティングするように事前に塗布された粘着性(例えば加圧粘着剤)であるロール・ストックから形成されてもよい。ある実施形態では、ロール・ストックは、コーティング84と、コーティング84を覆う取り外し可能裏地またはリリース紙(図示せず)と、を有する加圧式ラベルストックであってもよい。
【0034】
コーティング84は、組成物質または材料の粘着姓を選択的に減少させるように変更されてもよい。特に、コーティング84が粘着材から成る場合、ニスなどの弱める材料が、表面80の全面領域に塗布(例えば印刷によって)されてよい。弱める材料は、コーティングの粘着性、また、これにより、カバー30の本体12の表面48への粘着性を調整するために機能する。この調整機構は、本体12からカバー30を分離するようにかかってしまう力を制御するためにしようされてもよく、このことは、物理的力が弱くなった高齢者を考慮してもよい。
【0035】
例示する実施形態では、弱める材料は、本体12の小部屋14、16、18、20、22、24、26、28に対して開口58の幾何学的形状(例えば三角形形状)およびパターンを合わせたコーティング84の領域86a〜86hを形成するようにパターン化されてもよい。領域86a〜86hは、好ましくは、経口薬25と接触する上で非粘着性または微細粘着性を有する。また、領域86a〜86hは、小部屋14、16、18、20、22、24、26、28の円形配列と整合する中心に円形配列において設けられる。従って、カバー30のコーティング84は、表面82の表面に亘って異なる位置で異なるレベルの粘着力を有する。カバー30が本体12に結合される際(図5および図6)、領域86a〜86hは、本体12の小部屋14、16、18、20、22、24、26、28それぞれに対して開口58の場所と揃えて空間的に配置される。別の実施形態では、コーティング84から成る材料の分配が、構成材料が領域86a〜86hのカバー30の表面80に塗布されないように制御されてもよい。
【0036】
または図4に示すように、リリース紙が存在する場合、リリース紙は、セクション85を画定するようにカバー30上にある間に打ち抜かれてもよい。セクション85は、リリース紙の残部が、本体12へカバー30を取り付ける準備において取り除かれた後、カバー30上のコーティング84に粘着されたままの残ることが可能である。例示する実施形態では、セクション85は三角形形状を有する。セクション85は、カバー30が本体12に取り付けられる際に、コーティング84が本体12のコーナー34、36、38、40に張り付くことを防ぐ機能がある。その結果、カバー30の領域は、プル・タブ39として機能する。例示する実施形態では、カバー30の各コーナーは、リリース紙のセクション85の1つを含む。しかしながら、別の実施形態では、セクション85は、カバー30の全てのコーナーに適用されてなくてもよい。例えば、2つのコーナーだけセクション85の1つを含んでもよい。リリース紙のセクション85は、カバー30に取り付けられたままであり、カバー30が少なくとも部分的に外されて、梱包容器10から患者への受け渡しのために経口薬25を放出する際に、カバー30のコーナーでそれらそれぞれの場所から取り外されてもよい。
【0037】
セクション85と同様のリリース紙のセクション(図示せず)は、本体12の小部屋14、16、18、20、22、24、26、28への開口58の場所と関連する場所で打ち抜かれてもよい。ある実施形態では、リリース紙のこれらのセクションは、小部屋14、16、18、20、22、24、26、28への開口58の形状およびパターンに適合し、よって、領域86a〜86hの似たまたは同じ外観を有するだろう。リリース紙のセクション85の存在は、構成物質が、リリース紙のセクションが、コーティング84への経口薬25の粘着性を完全に除去するために、領域86a〜86hにおいて存在しないように、領域86a〜86hにおいてコーティング84を完全に弱める、または、コーティング84をパターン化する必要性を無くすだろう。また、リリース紙のセクション85の存在は、表面積縮小機能42の必要性をも無くす。リリース紙のセクションは、カバー30に取り付けられたままであり、カバー30が少なくとも部分的に外されて、梱包容器10から患者への受け渡しのために経口薬25を放出する際に、開口58上のそれぞれの場所から取り外される。
【0038】
カバー30の表面82は、情報を含むデータ欄90、92、94、96と、機械可読マーク98、100と、を含んでもよい。データ欄90、92、94、96および機械可読マーク98、100は、経口薬が処方された患者に特定するようにカスタマイズされ、従って、梱包容器10、その経口薬の内容、および、患者に関する情報を含んでもよい。開口58を露出するために取り外された際にカバー30は損傷を受けないので、データ欄90、92、94、96および機械可読マーク98、100は、カバー30の部分的な取り外しによって情報が阻害されることを考慮することなく表面82上に提示され得る。
【0039】
各データ欄90、92、94、96は、任意に数字およびアルファベット文字の組合せを有するシンプルテキストなどの人間に解読できるテキストと、人間により分類され理解され、かつ、読者へ情報を伝えるように文法的に構成され配置された付随的なシンボルとを含んでもよい。
【0040】
データ欄90内の人間に解読できるテキストは、患者名、誕生日、性別、電話番号、および住所などの患者に関する情報を含んでもよい。この情報は、梱包容器10に関係する患者の名前が正しいことを確認するために使用されてもよい。
【0041】
データ欄92の人間が解読できるテキストは、梱包容器10内の経口薬25に関する情報を含んでもよい。データ欄92内の情報は、小部屋番号、経口薬名、強度、形式、色、形状、およびサイズを、限定することなく含んでもよい。特に、データ欄92は、小部屋14、16、18、20、22、24、26、28に保持される経口薬25それぞれの英数字の識別(例えば、経口薬名)を有する本体12上の固有のしるし70に英数字表記に関連する登録を含んでもよい。
【0042】
データ欄94の人間が解読できるテキストは、処方薬を充填する薬剤師または施設に関連する情報を含んでもよい。データ欄96の人間が解読できるテキストは、梱包容器内の経口薬25がデータ欄90で識別された患者に受け渡される(図8)決められた日時(すなわち投薬パス)を示す週日、カレンダー日付、および日時などの時間のしるしを含んでもよい。
【0043】
機械可読マーク98、100は、明るい背景と、明るい背景にパターン化されて配置された暗い情報要素と、を含む、一次元バーコードまたは二次元バーコードを備えてもよい。機械可読マーク98、100は、機械可読マーク98、100を読み、画像化し、または、スキャンし、そのデータを、個々の梱包容器10を追跡する、および/または認証するのに利用可能なデジタル形式に変換できる適切な電気機器を装備したスマートフォン、視覚システム、またはバーコードリーダ等の機械に利用される。機械可読マーク98、100は、1つ以上のデータ欄90、92、94、96から選択された情報を記号化してもよい。
【0044】
データ欄90、92、94、96および機械可読マーク98、100は、表面82に適用される従来の印刷技術または別のもの使用して印刷されてもよい。例えば、データ欄は、カバー30が本体12に組み立てられる前に表面82に従来のプリンター(例えば、ラベル印刷機)で直接印刷されてもよい。
【0045】
図5および図6を参照すると、カバー30は本体12と組み立てられて、経口薬25(図8)を含む梱包容器10を形成する。アセンブリは、経口薬25が患者に受け渡されるまで、患者および販売店に分配される経口薬25を確実に保持する。
【0046】
実用において、を参照すると、本体12の小部屋14、16、18、20、22、24、26、28は、薬局または別のタイプの充填施設で必要な経口薬25(図8)が充填される。特に、各経口薬25の1回分の投与が、図8に最良に示すように、対応する開口58を通じて各小部屋14、16、18、20、22、24、26、28内に挿入され、そこ存在し得る。ある実施形態では、小部屋14、16、18、20、22、24、26、28の1つに挿入された各経口薬25は、他の単位用量とは異なる単位用量である。別の実施形態では、2つ以上の小部屋14、16、18、20、22、24、26、28は、複数の単位用量の経口薬を含んでもよい。または、1つ以上の小部屋14、16、18、20、22、24、26、28は、複数の単位用量の同タイプの経口薬を含んでもよい。密封された状態において、本体12の1つ以上の小部屋14、16、18、20、22、24、26、28が、充填されず空のままであってもよいことが理解されるだろう。各経口薬25は、別の経口薬とは異なるものであってもよいし、あるいは、2つ以上の小部屋14、16、18、20、22、24、26、28が、同タイプの経口薬を含んでもよい。
【0047】
小部屋14、16、18、20、22、24、26、28に経口薬25が入れられた後、カバー30が、図5および図6に最良に示すように本体12に結合される。取り付け(例えば粘着接合)は、本体の表面48とカバー30の表面80との間に配置されるコーティング84によって実現する。密封状態において、梱包容器10は、環境汚染物の進入および経口薬25の損失に対して密封され閉じられている。密封状態において、小部屋14、16、18、20、22、24、26、28が、互いから隔離される。経口薬25は、異なる経口薬25の混入を防ぐために閉じ込められ隔離される。経口薬25の隔離は、経口薬25が隔離されず、一緒に混入するかもしれない従来の梱包容器と対照を成す。
【0048】
梱包容器10は、カバーされた小部屋14、16、18、20、22、24、26、28内に確保された経口薬25と共に薬充填施設から別の場所(例えば患者の住居いる患者に送られる)に移送され得る。経口薬25は、患者に投与されるまで各梱包容器10内で貯蔵される。
【0049】
患者の場所で、かつ、経口摂取の前に、経口薬25は、小部屋14、16、18、20、22、24、26、28から充填に使用したのと同じ開口58を通じて取り出され得る。そのために、梱包容器10は、梱包容器10内に含まれた経口薬が処方された患者、または、患者の介護人に利用可能である。患者または患者の介護人は、小部屋14、16、18、20、22、24、26、28間の隙間に下から挿入された指と、少なくともいくつかの小部屋14、16、18、20、22、24、26、28の表面69に接触する手の平とで片手で梱包容器10を掴むことができる。もう一方の手で、患者または患者の介護人は、コーナー・プル・タブ39を形成する、表面積縮小機能42またはリリース紙のセクション85の存在による減少した粘着力を有するコーナー34、36、38、40の1つに結合されたカバー30の一部を持ち上げる。患者は、コーナー・プル・タブ100を形成するのに補助するモノを使ってもよい。
【0050】
カバー30の持ち上げられた部分は、患者または介護者が掴み、カバー30を剥がすコーナー・プル・タブ39に図7の片側矢印101によって図示される手動力をかける、コーナー・プル・タブ39を画定する。剥がすのが完成した後、カバー30は、本体からほんの部分的に離されていてもよい。または、カバー30が本体12から完全に取り外されるように離されてもよい。梱包容器10を開けるこの高齢者に優しい方式は、従来のブリスターパックに見られるような、経口薬を押して蓋材を突き抜けるように圧力をかけることによるいかなる押し抜き作業も撤廃する。
【0051】
カバー30が剥がされた後、図8に最良に示すように、各小部屋14、16、18、20、22、24、26、28への入り口に開口58が現れる。次いで、梱包容器10は、経口薬25が空になる。例えば、片手で本体12を操作して経口薬25をもう一方の手に出すことによって、全ての経口薬25が小部屋14、16、18、20、22、24、26、28から取り出され得る。この薬取り出し工程は、何度も(例えば、異なる日および/または同日の異なる時間に)経口薬25を分配するために患者によって再利用される従来にブリスターパックと対照を成す。
【0052】
次いで、経口薬25は患者に受け渡される。患者または患者の介護者は、再利用しない梱包容器10を便利に使い捨てることができる。
【0053】
患者は、そこに含まれる経口薬25を摂取するために最小限の判断しか働かせる必要がないので、全中身(すなわち、小部屋14、16、18、20、22、24、26、28内の全ての経口薬25)の摂取は、コンプライアンスを改善する。梱包容器10の使用は、複合的な処方箋および受け渡し指示の複雑さからくる困惑する可能性を排除する。
【0054】
梱包容器10は、長期のメンテナンスケアの一部として毎月毎日患者に受け渡される経口薬25を分配するのに最適である。高齢者または高齢の患者などの患者は、朝食、昼食、夕食、および就寝時間(または、朝、昼、夕方、および夜)、または特定の決まった時間(例えば、午前7時、正午、午後5時、午後10時)など同日の異なる時点での投薬パスにおいて梱包容器10内の経口薬25を日々分配し摂取する。患者の介護者は、経口薬25を分配するために梱包容器10の使用と、経口摂取する患者への経口薬の受け渡しとに参加してもよい。各経口薬25は、一日一度(QD)、一日二度(BID)、一日三度(TID)または一日四度(QID)の経口摂取によって患者に受け渡されてもよい。ある経口薬25は、特定の投薬パス(就寝時間または朝食時のみ)における経口摂取によって患者に受け渡されるべきである。複数の1日用量および任意時間制限は、経口薬25を特定の投薬パスにおける受け渡しが指定された特定の梱包容器10に配分するために使用される要因になってもよい。必要に応じて(PRN)患者に受け渡される別のタイプの経口薬は、個々の小部屋それぞれに別々にアクセス可能な別のタイプの梱包容器に供給されてもよい。
【0055】
梱包容器10は、施設外(例えば住居または居住施設)設置において患者に提供されてもよい。ある実施形態では、患者は、病院、リハビリセンター、または、介護施設などの移行期治療施設にいる間に、識別されてもよく、また移行期治療施設から出た後の自宅/住居配送サービスプログラムに参加するように要請されてもよい。経口薬25は、患者の担当医から処方され、薬剤師の管理を有するサービスプログラムの提供者によって充填される。サービスプログラムの提供者は、梱包容器10に経口薬25を梱包容器し、患者の自宅へ梱包容器10を送達する責任がある。別の実施形態では、患者は、直接的な広告によって、患者が所属する機関との同意によって、雇用する会社、またはかつて患者を雇用した会社との同意によって勧誘されてもよい。
【0056】
または、梱包容器10は、老人ホーム(ALF)、高度看護施設(SNF)、および、自立生活施設(ILF)などのシニア住宅に在住する間における患者による使用をターゲットにしてもよい。高度看護施設では、救急処置、およびリハビリサービスが、各患者に提供される。合同の食事、娯楽、および活発シニア生活活動を有する複数家族環境の形をとる、独立生活施設に住む患者には、介護は通常提供されない。また、自立生活施設は複数家族環境の形をとるが、一般扶助が日常生活活動のために提供される。
【0057】
図9〜図10を参照すると、一群の梱包容器10は、カートン120において患者に分配されてもよい。例えば、独自の投薬パスのための薬25を含む梱包容器10の1ヶ月分または15日分が、カートン120内に配置され、例えば患者の住居での摂取のために患者に分配されてもよい。
【0058】
カートン120は、端面パネル124、126および側面パネル128、130、132、134、136を有する外箱118を含む。パネル124、126、128、130、132、134、136は、様々な折り目によって結合されている。カートン120は、ブランクを折ること、かつ、接着結合などの従来に方法で折られた形状においてカートン120を固定することによって直立する。端面パネル126は、取り扱いおよび移動を容易にするためにその支持面から一番低い梱包容器10を持ち上げる小さな基部を画定する。カートン120は、カートンを折る製造において共通して使用される板紙の任意のグレードまたはタイプの平板から製造され得る。カートン120を形成するのに使用されるブランクは、選定材料の平板から打ち抜かれてもよい。
【0059】
カートン120は、カートン120内の梱包容器の使用に関する指示書または、薬剤パスの月および日時などの他の外から見える情報を含むことができる。例えば、情報は、所望に応じてテキストおよび/または図を含むことができる。さらに、カートン120は、仕入先、バーコード、または他のイラストの表示に関する情報を含んでもよい。情報の様々なアイテムが、任意の従来方法でカートン120の上または中に配置されてもよく、情報はカートン120の外面上に印刷可能である。
【0060】
例示する実施形態では長方形構造を通常有する複合梱包容器は、カートン120を指示する表面に対して水平な配向でカートン120内の内部空間137内に配置される。
梱包容器10は、1つの垂直なタワーまたは内部空間137内の列において積載され、隣接する梱包容器10のカバー30が梱包容器10の1つの本体12によって互いから離間されるように配向されてもよい。各梱包容器10の本体12が各カバー30とカートン120の支持面との間に垂直に位置するように配向される。
【0061】
取り外し可能スロットカバー138は、パネル128の1つ内に画定され、破線の穿孔によって画定される周囲を有する。スロットカバー138は、穿孔に沿って破ることによって取り外され、スロット140を現す。スロットカバー138は、充填後、物理的にスロット140を塞ぎ、これにより、梱包容器10が、カートン120内に封入する。スロット140は、内部空間136にアクセスを形成する。スロット140は、指、特に人差し指と親指とを使って一番下の梱包容器10を掴むためにアクセスを形成するフィンガー開口141を含む。患者、患者の介護者、または別の個人は、スロット140を通して、各梱包容器10のカバー30の表面82上の少なくともデータ欄96の識別しるしを視覚化してもよい。梱包容器10は、梱包容器10の直立したスタックの底から連続して、また、梱包容器10の側端を掴むことによってスロット140を通して水平に取り出される。パネル126は、支持面上の一番下の梱包容器10を持ち上げる斜面を画定してもよく、これによりカートン120からの取り出しを容易にする。各梱包容器10が1つ1つカートン120の内部空間137から引き抜かれると、梱包容器10のスタックは下方に下がり、カートン120から次に取り出された一番下の位置に別の梱包容器10が再配置される。この動きはカートン120の梱包容器10が無くなるまで継続する。
【0062】
符号が図9の同様機能を意味し、別の実施形態における図10を参照すると、梱包容器10は、それぞれが数値的にカートン120(図9)と同一である複合カートン142、144、146、148一式に分配される。各カートン142、144、146、148は、データ欄96のしるしによって識別されるように名目上の月の連続した日の同じ決められた時間に患者に受け渡されるように意図された内容物を有する梱包容器10一式を含む、または収容してもよい。例えば、カートン142、144、146、148は、任意の丸一月の毎日4つの異なる時間(すなわち、投薬パス)での受け渡しのために経口薬25の一月分の供給を十分に提供する、梱包容器10のスタックそれぞれを含んでもよい。または、カートン142、144、146、148のような追加的カートン一式は、梱包容器10の各スタックそれぞれを2つ以上のより低いスタックに分割するために利用されてもよく、これにより、特定の投薬パスそれぞれが2つ以上のカートンに含まれることになる。例えば、患者への梱包容器10の1ヶ月分の供給を分配するために、カートン142、144、146、148一式が1日目〜15日目の分の梱包容器10を保持してもよく、カートン142、144、146、148の別の一式が16日目〜30日目分の梱包容器10を保持してもよい。代表的な実施形態では、カートン142、144、146、148は、朝食、昼食、夕食、就寝時間など、1日のうち異なる時点で投薬パスを分け与えてもよい。しかしながら、別の実施形態では、梱包容器10が、患者の薬剤ニーズに応じて投薬パスの異なる組み合わせおよび順列で保持される少数のカートンが分配される。例えば、たった2つの異なる投薬パスのための梱包容器10に供給をそれぞれ保持するたった1対のカートン142、144が充填され分配される。別の例として、カートン142のみに梱包容器10が充填され患者に分配されてもよい。
【0063】
梱包容器10を保持するカートン142、144、146、148は、商業配送または配達サービスを通じて毎月患者の住所に直接配達または運送されてもよい。カートン142、144、146、148は、配達中に保護目的で配送外箱内に含まれてもよい。
患者の処方は、新しい一郡の梱包容器10を分配することによって毎月自動的に再充填されてもよい。注射、パッチ、軟膏、クリーム、点滴療法バッグなどの追加的な非単位用量の物品は、カートン142、144、146、148と一緒に患者に送られる別の外箱に含まれてもよい。
【0064】
カートン142、144、146、148によって現される単一ユニットは、ユニットに区分的に組み込まれてもよい。集合体は、患者に単一の構造として分配されてもよい。
カートン142が立たされ、充填され、そして閉じられた後、コネクタ154がカートン142の上面でスロット155に挿入され、別のコネクタ156がカートン142の底面でスロット157内に挿入される。コネクタ154、156は、1つ以上のカートン142、144、146、148を形成するために使用されるブランクの取り外し可能部分として提供される。 好ましくは、コネクタ154、156それぞれの約半分が、カートン142の上面および底面でそれぞれのスロットから突出する。
【0065】
カートン144が立たされ、充填され、そして閉じられた後、カートン142、144が隣り合うように並置される際に、挿入されたコネクタ154、156を有する、カートン142のパネルに対向するパネルの外面に、粘着剤が塗布される。好ましくは、カートン142、144は、各スロット140が同じ方向に向くように配向される。カートン144は、カートン142から突出するコネクタ154、156が、スロット155、157と同様である、カートン144の上面および底面のスロットに挿入される。カートン144は、カートン142、144の一緒に対になるパネルを粘着結合するためにカートン142に対して押圧される。コネクタ154、156は、集合体に剛性を加え、上下相対運動と前後相対運動に対してカートン142、144を強固に固定するように機能する。
対になったパネル上の粘着力も、集合体に剛性を加え、横方向の相対運動に対してカートン142、144を強固に固定するように機能する。この工程は、追加するカートン(カートン146および/またはカートン148)を足して集合体が完成するまで継続される。
【0066】
別のタイプの機械加工可能な折り曲げカートンが、梱包容器10の郡を貯蔵し、分配するために使用されてもよい。例えば、端面フラップまたは上面および底面フラップが接着されている、または、折り曲げられている、重なるタイプのカートンまたはノックダウン・カートンが使用されてもよい。
【0067】
梱包容器10に分配される経口薬の処方薬の充填は、ケアコーディネータなど、患者のインターフェースとして機能するアドバイザによって監督され、コーディネートされてもよい。例えば、1つ以上の処方薬が、梱包容器10がカートン120において患者に分配された後に変更した場合、ケアコーディネータは、患者または患者の介護者に連絡して、影響を受けた経口薬の受け渡しを止めるようにその人に指示する。支持を受けた後、受け取った人は、経口薬25の受け渡しを変更するこの支持を、どのように最良に採用するかを決めてもよい。14、16、18、20、22、24、26、28との関係と、カバー30上のデータ欄92のデータを有する小部屋14、16、18、20、22、24、26、28それぞれの内容のマッピングとを、影響のある経口薬の性急かつ簡単な識別を促進するために使用することができる。例えば、ケアコーディネータは、番号3のラベルが付けられた小部屋内に含まれる経口薬25が摂取されるべきでなく、廃棄されるべきであることを患者または患者の介護者に伝えることができる。
【0068】
本明細書の、「垂直」、「水平」、「上」、「下」、「上げる」、「下げる」などの用語への普及は、枠組みを確立するために限定することなく例としてなされる。種々の別の枠組みが、本発明の実施形態を説明する目的で同等に採用されてもよいことが、当業者には理解されるだろう。
【0069】
要素が、別の要素に「取り付けられる」、「連結される」、または「結合される」と説明される際は、要素が別の要素に直接連結または結合されるか、または、1つ以上の介在要素が存在してもよい。一方、要素が「直接取り付けられる」、「直接連結される」、または「直接結合される」と説明される際は、介在要素は存在しない。要素が、別の要素に「間接的に取り付けられる」、「間接的に連結される」または「間接的に結合される」と説明される際は、少なくとも1つの介在要素が存在する。
【0070】
本願で使用される専門用語は、特定に実施形態だけを説明することを目的とし、発明を限定することを意図しない。本願で使用されるように、単数形の表記は、文脈が明らかにそうでないことを示さない限り、同様に複数形を含むことを意図する。「備える」および「備えている」との用語は、本明細書内の使用では、述べられた特徴、数字、ステップ、操作、要素、および/または部品の存在を特定するが、1つ以上の別の特徴、数字、ステップ、操作、要素、部品および/またはその類の存在または追加を除外するものではないことがさらに理解されるだろう。さらに、用語「含む」、「有している」、「有する」、「具備する」、「から成る」、またはその変形は本明細書または特許請求の範囲で使用される範囲で、これらの用語が、用語「備える」と同様に包括的であることを意味する。
【0071】
本発明が様々な実施形態の描写によって図示され、また、これらの実施形態はかなり詳細に説明されてきたが、添付する特許請求の範囲をこれらの詳細に制限すること、または、いかなる点においても限定すること本出願人の意図ではない。追加的な利点および変形は、当業者には容易に思われるだろう。従って、より広い側面における本発明は、示され説明された、特定の詳細、代表的な方法、および、図示された例に限定されない。よって、出願人の発明概念全体の精神または範囲から逸脱することなく、このような詳細から展開されてもよい。
【符号の説明】
【0072】
10 梱包容器
12 本体
14 小部屋
25 経口薬
30 カバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の経口薬を保持するための梱包容器であって、
少なくとも1つの前記経口薬を保持するようにそれぞれ構成される複数の小部屋を含む本体であって、前記小部屋は、前記本体上の参照点に対して円形配置を有する、本体と、 前記小部屋内の前記経口薬を封入するために前記本体に取り付けられるカバーであって、前記小部屋にアクセスするために前記本体から少なくとも部分的に取り外し可能なカバーと、
を備える梱包容器。
【請求項2】
前記小部屋それぞれは、前記円形配置を画定する円の複数の扇形それぞれ内に位置することを特徴とする請求項1に記載の梱包容器。
【請求項3】
前記扇形は、略同一の中心角を有することを特徴とする請求項2に記載の梱包容器。
【請求項4】
前記カバーは、前記本体に取り付けられる第1の表面、前記第1の表面と前記小部屋との間の第2の表面、および、前記第1の表面上のデータ欄を含み、
前記データ欄は人間が解読できるテキストから成ることを特徴とする請求項1に記載の梱包容器。
【請求項5】
前記本体は、複数の独自のしるしを備え、前記独自のしるしそれぞれは前記小部屋の1つの上にマークされ、また、前記第2の表面上の前記データ欄の前記人間が解読できるテキストは、前記小部屋それぞれ内の前記経口薬の英数字の識別子と前記1つにしるしが関連することを特徴とする請求項4に記載の梱包容器。
【請求項6】
複数のしるしであって、しるしそれぞれが前記小部屋の1つの上にマークされ、前記しるしは、各小部屋が前記しるしの対応するものによって独自に識別されるように選択される、複数のしるしをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の梱包容器。
【請求項7】
前記小部屋それぞれは、第1の側壁、第1のコーナーで前記第1の側壁に結合される第2の側壁、および、第2のコーナーで前記第1の側壁に結合される第3の側壁を有することを特徴とする請求項1に記載の梱包容器。
【請求項8】
前記第3の側壁は、第3のコーナーで前記第2の側壁に結合されて前記小部屋それぞれ内への開口を確定し、前記第1、第2、および第3の側壁は、三角形配置を有し、これにより前記開口は三角形であり、かつ前記開口は前記本体の中心に向かう方向において狭くなることを特徴とする請求項7に記載の梱包容器。
【請求項9】
前記小部屋のそれぞれの前記第1のコーナーは、前記円形配置を確定する円上の参照点として配置されることを特徴とする請求項7に記載の梱包容器。
【請求項10】
前記本体は表面を有し、前記カバーは前記本体の前記表面に取り付けられる表面を有し、また、前記第1、第2、および第3側壁は前記カバーの前記表面から離れる方向に突出することを特徴とする請求項7に記載の梱包容器。
【請求項11】
前記本体は、外周と前記外周に沿って延在する肩部とを含み、前記肩部は、前記本体の前記外周と前記小部屋との間に配置され、また、前記カバーは、前記本体の前記肩部に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の梱包容器。
【請求項12】
前記本体は、中心領域と、前記中心領域の中心を中心に異なる角位置で前記本体の前記中心領域から半径方向に延在する複数のストラップと、を含み、前記ストリップそれぞれは、隣接する前記小部屋の対間に配置され、また、前記カバーは、前記ストリップと、前記本体の前記中心領域とにさらに取り付けられることを特徴とする請求項11に記載の梱包容器。
【請求項13】
前記本体の前記肩部と、前記カバーの第1の表面との間のコーティングであって、前記本体の前記肩部と、前記カバーの前記第1の表面との間に開放可能な取り付けをもたらすコーティングをさらに備えることを特徴とする請求項11に記載の梱包容器。
【請求項14】
前記コーティングは、粘着剤から成り、前記小部屋それぞれは、前記カバーの前記第1の表面によって覆われた開口を含み、また、前記コーティングは、粘着性を低減するように変更された複数の領域を含み、前記領域それぞれは、前記小部屋それぞれへの開口に沿って配置されることを特徴とする請求項13に記載の梱包容器。
【請求項15】
前記領域それぞれと、前記小部屋それぞれに対応する前記開口は、適合する幾何学的形状を有し、前記領域は、前記小部屋の前記円形配置と適合する円形配置を有することを特徴とする請求項14に記載の梱包容器。
【請求項16】
前記カバーは、前記第1の表面と、人間が解読できるテキストを含む前記第2の表面上のデータ欄と、によって前記コーティングから分離した第2の表面を含むことを特徴とする請求項13に記載の梱包容器。
【請求項17】
前記本体は、前記外周に沿って配置された複数のコーナーを含み、前記コーナーそれぞれは、前記第1の表面の表面積を縮小する機能のパターンを含み、これにより、前記コーティングおよび前記カバーは、前記コーナーそれぞれにおいて減少した粘着性を有することを特徴とする請求項13に記載の梱包容器。
【請求項18】
前記コーティングは、粘着剤から成り、前記小部屋それぞれは、前記カバーの前記第1の表面によって覆われた開口を含み、前記コーティングは、粘着性が実質的にない複数の領域を含むようにパターンにおいて塗布され、また、前記領域それぞれは、前記小部屋それぞれへの前記開口に沿って配置されることを特徴とする請求項13に記載の梱包領域。
【請求項19】
前記領域それぞれと、前記小部屋それぞれに対応する前記開口とは、適合する幾何学的形状を有し、また、前記領域は、前記小部屋の前記円形配置と適合する円形配置を有することを特徴とする請求項18に記載の梱包容器。
【請求項20】
前記コーティングは、粘着剤から成り、前記小部屋それぞれは、前記カバーの前記第1の表面によって覆われた開口を含み、前記カバーは、前記コーティングを覆う複数のセクションを有する裏地を含み、また、前記セクションそれぞれは、前記小部屋それぞれへの前記開口に沿って配置されることを特徴とする請求項13に記載の梱包領域。
【請求項21】
前記セクションそれぞれと、前記小部屋それぞれに対応する前記開口とは、適合する幾何学的形状を有し、また、前記セクションは、前記小部屋の前記円形配置と適合する円形配置を有することを特徴とする請求項20に記載の梱包容器。
【請求項22】
前記本体は、長方形の幾何学的形状を有することを特徴とする請求項1に記載の梱包容器。
【請求項23】
前記カバーには、破線または弱める線がないことを特徴とする請求項1に記載の梱包容器。
【請求項24】
前記本体は、前記本体の回転配向の確立を可能にするように構成されたインデックス機能を含むことを特徴とする請求項24に記載の梱包容器。
【請求項25】
前記本体は平面を含み、前記小部屋は前記平面から突出し、また、前記インデックス機能は、前記小部屋と同一の方向において前記平面から突出するポストであることを特徴とする請求項24に記載の梱包容器。
【請求項26】
前記小部屋の少なくとも1つは、側壁と、前記小部屋の内部空間内に前記側壁から突出する入れ子機能とを含むことを特徴とする請求項1に記載の梱包容器。
【請求項27】
請求項1に記載の前記梱包容器と、前記経口薬とを備えるアセンブリ。
【請求項28】
前記経口薬それぞれが1回の単位用量であることを特徴とする請求項27に記載のアセンブリ。
【請求項29】
請求項1に記載の複数の梱包容器と、垂直なスタックにおいて前記梱包容器を保持するように構成された内部空間を有するカートンと、前記梱包容器を取り出すための前記内部空間へのアクセスを提供するスロットと、前記スロットを覆う取り外し可能スロットカバーと、を備えるアセンブリ。
【請求項30】
本体を有する梱包容器から複数の経口薬を受け渡す方法であって、前記本体は、前記経口薬を保持するための複数の小部屋と、前記小部屋内の前記経口薬を封入するために前記本体に取り付けられてカバーと、を有し、
前記小部屋それぞれへの分離した開口にアクセスするために前記本体から前記カバーを少なくとも部分的に取り外すステップと、
前記本体から前記カバーを少なくとも部分的に取り外すステップに応じて、前記梱包容器がなくなるように前記小部屋から全ての前記経口薬を取り出すステップと、
を備える方法。
【請求項31】
前記カバーは、損傷を受けることなく一体で本体から少なくとも部分的に取り外されることを特徴とする請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記小部屋それぞれは1回分の単位容量の前記経口薬を保持することを特徴とする請求項30に記載の方法。
【請求項33】
同一の経口薬を含む追加的な梱包容器を含むカートン内に前記梱包容器を含むステップをさらに備えることを特徴とする請求項30に記載の方法。
【請求項34】
前記コンポ容器には、投薬パスに関する日時がそれぞれにラベルされることを特徴とする請求項33に記載の方法。
【請求項35】
1つ以上の前記経口薬を患者に受け渡さない指示を受けるステップをさらに備えることを特徴とする請求項30に記載の方法。
【請求項36】
前記小部屋それぞれへの分離した開口にアクセスするために前記本体から前記カバーを少なくとも部分的に取り外す前記ステップは、
前記本体のコーナーで前記カバーの一部を持ち上げて、コーナー・プル・トップを画定するステップと、
効果的な方法で前記コーナー・プル・トップを使用して前記カバーに主動力をかけて、前記本体から前記カバーを剥がし、前記小部屋それぞれに対して前記開口を露呈するステップ、
をさらに備えることを特徴とする請求項30に記載の方法。
【請求項37】
コーナー・プル・トップは、片手の1つ以上の指を使って握られ、
反対の手で前記小部屋の前記本体を掴むステップをさらに備える請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記小部屋それぞれへの分離した開口にアクセスするために前記本体から前記カバーを少なくとも部分的に取り外す前記ステップは、前記本体から前記カバーを取り除くステップを備えることを特徴とする請求項30に記載の方法。

【図1】
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【図1A】
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【図1B】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−250770(P2012−250770A)
【公開日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−127747(P2012−127747)
【出願日】平成24年6月5日(2012.6.5)
【出願人】(510078218)オムニケア・インコーポレーテッド (4)
【Fターム(参考)】