説明

編集制御システム、画像処理装置、編集制御プログラム、及び記録媒体

【課題】通信路に対して負荷をかけずに、PC側でUI画面の編集をすること。
【解決手段】UI画面に表示可能なUI部品を示すUI部品情報を管理する画面管理手段と、ユーザ毎に、UI画面の画面構成情報を管理するユーザ情報管理手段と、情報処理装置からUI画面の表示要求を受けた場合、UI部品情報、及び表示要求を行ったユーザの画面構成情報に基づき、UI画面の画面情報を生成する編集制御手段と、生成された画面情報をHTML形式に変換し、UI画面の編集を行うWeb画面のWeb画面情報を画面操作用のスクリプトを含めて生成するWebアプリ制御手段と、生成されたWeb画面情報を情報処理装置に送信する通信手段と、Web画面情報に基づくWeb画面を表示し、スクリプトを用いて編集が確定したUI画面を示す編集情報をWebアプリ制御手段に送信するWebブラウザと、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、UI画面の編集を行う編集制御システム、画像処理装置、編集制御プログラム、及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、複合機のUI画面に対し、ユーザがカスタマイズ(編集)可能な項目や、そのカスタマイズの反映対象となるユーザを、ユーザの運用環境に応じて動的に変更できるようになっている。
【0003】
また、このUI(ユーザインタフェース)画面に対するカスタマイズを、対象機器のオペレーションパネル上ではなく、PC(Personal Computer)にカスタマイズアプリケーションをインストールし、PCで実施する技術がある。
【0004】
例えば、特許文献1には、画像形成装置のパネル表示部分をユーザ毎にカスタマイズし、PCのアプリケーションにユーザがログインを行い、アプリケーション上でパネルの編集を実施可能とする技術が開示されている。この技術は、専用のソフトウェアをPCにインストールする必要がある。
【0005】
一方で、最近、Webサービス機能を利用して、遠隔ユーザが画像形成装置の操作画面を編集する技術がある。例えば、特許文献2には、Webサーバ機能を有し、Webサービスの操作画面、または操作画面の内容を、遠隔ユーザが適宜に追加または編集または更新する画像形成装置が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献2では、編集を実行する度にPCと画像形成装置との間でリクエスト処理とレスポンス処理が行われ、通信路に対して負荷をかけていたという問題点があった。
【0007】
そこで本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、通信路に対して負荷をかけずに、PC側でUI画面の編集をすることができる編集制御システム、画像処理装置、編集制御プログラム、及び記録媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様の編集制御システムは、画像処理装置と情報処理装置とがネットワークを介して接続された編集制御システムであって、UI画面に表示可能なUI部品を示すUI部品情報を管理する画面管理手段と、ユーザ毎に、UI画面の画面構成情報を管理するユーザ情報管理手段と、前記情報処理装置からUI画面の表示要求を受けた場合、前記画面管理手段に管理されるUI部品情報、及び前記ユーザ情報管理手段に管理される前記表示要求を行ったユーザの画面構成情報に基づき、表示要求されたUI画面の画面情報を生成する編集制御手段と、生成された前記画面情報をHTML形式に変換し、該HTML形式の画面情報及び画面操作用のスクリプトを含む、UI画面の編集を行うWeb画面のWeb画面情報を生成するWebアプリ制御手段と、生成された前記Web画面情報を前記情報処理装置に送信する通信手段と、前記Web画面情報に基づくWeb画面を表示し、前記スクリプトを用いて編集が確定したUI画面を示す編集情報を前記Webアプリ制御手段に対して送信するWebブラウザと、を備え、前記編集制御手段は、前記Webアプリ制御手段から前記編集情報を取得した場合、該編集情報に基づくUI画面の画面構成情報を前記ユーザ情報管理手段に設定する。
【0009】
また、本発明の他の態様の画像処理装置は、UI画面のカスタマイズを制御する画像処理装置であって、UI画面に表示可能なUI部品を示すUI部品情報を管理する画面管理手段と、ユーザ毎に、UI画面の画面構成情報を管理するユーザ情報管理手段と、ネットワークを介して接続される情報処理装置からUI画面の表示要求を受けた場合、前記画面管理手段に管理されるUI部品情報、及び前記ユーザ情報管理手段に管理される前記表示要求を行ったユーザの画面構成情報に基づき、表示要求されたUI画面の画面情報を生成する編集制御手段と、生成された前記画面情報をHTML形式に変換し、該HTML形式の画面情報及び画面操作用のスクリプトを含む、UI画面の編集を行うWeb画面のWeb画面情報を生成するWebアプリ制御手段と、生成された前記Web画面情報を前記情報処理装置に送信し、前記スクリプトを用いて編集が確定したUI画面を示す編集情報を前記情報処理装置から受信する通信手段と、を備え、前記編集制御手段は、前記編集情報に基づくUI画面の画面構成情報を前記ユーザ情報管理手段に設定する。
【0010】
また、本発明の他の態様の編集制御プログラムは、情報処理装置からUI画面の表示要求を受けた場合、UI画面に表示可能なUI部品を示すUI部品情報を管理する画面管理手段に管理されるUI部品情報、及びユーザ毎にUI画面の画面構成情報を管理するユーザ情報管理手段に管理される前記取得要求を行ったユーザの画面構成情報に基づき、表示要求されたUI画面の画面情報を生成する第1生成ステップと、生成された前記画面情報をHTML形式に変換し、該HTML形式の画面情報及び画面操作用のスクリプトを含む、UI画面の編集を行うWeb画面のWeb画面情報を生成する第2生成ステップと、生成された前記Web画面情報を前記情報処理装置に送信する送信ステップと、前記スクリプトを用いて編集が確定したUI画面を示す編集情報を前記情報処理装置から受信する受信ステップと、前記編集情報に基づくUI画面の画面構成情報を前記ユーザ情報管理手段に設定する設定ステップと、をコンピュータに実行させる。
【0011】
また、本発明は、本発明のプログラムを記録した記録媒体をコンピュータに読み取らせて実現することも可能である。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、通信路に対して負荷をかけずに、PC側でUI画面の編集をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本実施例におけるカスタマイズ制御システムの一例を示す図。
【図2】実施例におけるMFPのハードウェアの一例を示すブロック図。
【図3】実施例におけるカスタマイズ制御システムの概略構成の一例を示すブロック図。
【図4A】Web画面情報(その1)の一例を示す図。
【図4B】Web画面情報(その2)の一例を示す図。
【図5】ホーム画面をカスタマイズするカスタマイズ画面(その1)の例を示す図。
【図6】ホーム画面をカスタマイズするカスタマイズ画面(その2)の例を示す図。
【図7】UI部品一覧画面の一例を示す図。
【図8】ホーム画面の画面構成情報の一例を示す図。
【図9】UI部品情報の一例を示す図。
【図10】カスタマイズ情報の一例を示す図。
【図11】カスタマイズ画面の表示処理の一例を示すシーケンス図。
【図12】カスタマイズ情報の設定処理の一例を示すシーケンス図。
【図13】UI部品の利用可否の確認処理の一例を示すシーケンス図。
【図14】権限情報の一例を示す図。
【図15】エクスポート処理の一例を示すシーケンス図。
【図16】エクスポートファイルの設定処理の一例を示すシーケンス図。
【図17】他の機器への設定を行う概念図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。画像処理装置の一例としてMFP(Multifunction Peripheral)を用いて説明する。
[実施例]
<システム>
図1は、本実施例におけるカスタマイズ(編集)制御システム10の一例を示す図である。図1に示すように、カスタマイズ制御システム10は、ネットワークを介してMFP1、2、情報処理装置(クライアントPCともいう)5などが接続されている。接続される機器の数は図1に示す例に限られない。
【0015】
図1に示すカスタマイズ制御システム10は、例えばMFP1のホーム画面のカスタマイズ(編集)を、クライアントPC5側で行う。このとき、カスタマイズが確定するまでは、クライアントPC5側でカスタマイズ処理を行い、カスタマイズが確定した場合、確定したカスタマイズ情報をMFP1が取得する。
【0016】
<ハードウェア>
図2は、実施例におけるMFP1のハードウェアの一例を示すブロック図である。図2に示すように、MFP1は、制御部11、主記憶部12、補助記憶部13、外部記録装置I/F部14、ネットワークI/F部15、操作部16、表示部17、エンジン部18を含む。これら各構成は、バスを介して相互にデータ送受信可能に接続されている。
【0017】
制御部11は、コンピュータの中で、各装置の制御やデータの演算、加工を行うCPUである。また、制御部11は、主記憶部12や補助記憶部13に記憶されたプログラムを実行する演算装置であり、入力装置や記憶装置からデータを受け取り、演算、加工した上で、出力装置や記憶装置に出力する。
【0018】
主記憶部12は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などであり、制御部11が実行する基本ソフトウェアであるOSやアプリケーションソフトウェアなどのプログラムやデータを記憶又は一時保存する記憶装置である。
【0019】
補助記憶部13は、HDD(Hard Disk Drive)などであり、アプリケーションソフトウェアなどに関連するデータを記憶する記憶装置である。
【0020】
外部記録装置I/F部14は、USB(Universal Serial Bus)などのデータ伝送路を介して接続された記録媒体19(例えば、フラッシュメモリ、SDカードなど)とMFP1とのインタフェースである。
【0021】
記録媒体19は所定のプログラムを格納する。この記録媒体19に格納されたプログラムは、外部記録装置I/F部14を介してMFP1にインストールされる。インストールされた所定のプログラムは、MFP1により実行可能となる。
【0022】
ネットワークI/F部15は、有線及び/又は無線回線などのデータ伝送路により構築されたLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などのネットワークを介して接続された通信機能を有する周辺機器とMFP1とのインタフェースである。
【0023】
操作部16や表示部17は、キースイッチ(ハードキー)とタッチパネル機能(GUIのソフトウェアキーを含む:Graphical User Interface)を備えたLCD(Liquid Crystal Display)とから構成され、MFP1が有する機能を利用する際のUI(User Interface)として機能する表示及び/又は入力装置である。
【0024】
エンジン部18は、画像データの入出力ユニットとして、紙原稿の読み取り転写紙への印刷を行う。エンジン部18は、スキャナエンジンなどをさらに備えてもよい。
【0025】
<構成>
次に、カスタマイズ制御システム10の構成について説明する。図3は、実施例におけるカスタマイズ制御システム10の概略構成の一例を示すブロック図である。まず、クライアントPC5の概略構成について説明する。
【0026】
クライアントPC5は、Webブラウザ501を有する。Webブラウザ501は、MFP1から取得したHTML(HyperText Markup Language)形式のWeb画面を表示する。ユーザは、このWeb画面から、MFP1のUI画面をカスタマイズする。
【0027】
このとき、Webブラウザ501は、DynamicHTMLを利用し、HTMLに含まれる画面操作用のスクリプト(例えば、Javascriptなど)を用いて、クライアントPC5側でUI画面のカスタマイズを行う。カスタマイズが確定したときに、カスタマイズされたUI画面の情報を示すカスタマイズ情報(編集情報)がMFP1に送信される。
【0028】
次に、MFP1の概略構成について説明する。MFP1は、通信手段101、Webアプリケーションサーバ(Webアプリ制御手段)102、カスタマイズ制御手段103、ユーザ情報管理手段105、画面管理手段104、表示手段106、ユーザ認証手段107を有する。
【0029】
通信手段101は、例えばhttp通信を行い、クライアントPC5とデータの送信及び/又は受信を行う。通信手段101は、例えば、クライアントPC5からUI画面の表示リクエストやカスタマイズ情報の設定リクエストなどを受信したり、各リクエストに対するレスポンスをクライアントPC5に送信したりする。
【0030】
Webアプリケーションサーバ(Webアプリ制御手段)102は、表示対象のUI画面(例えばカスタマイズ画面)に対応するWeb画面情報を生成する。カスタマイズ画面は、UI画面のカスタマイズを行うWeb画面である。Web画面情報は、HTML形式で、UI画面の画面情報、画面操作用のスクリプトを含む。また、Web画面情報は、UI画面に表示可能なUI部品一覧情報を含めてもよい。
【0031】
Webアプリケーションサーバ102は、通信手段101からUI画面の表示要求を受けた場合、表示要求をしたユーザのUI画面の画面情報をカスタマイズ制御手段103から取得する。画面情報には、画面に含まれるUI部品のUI部品情報や、このUI部品の配置情報などが含まれる。
【0032】
また、Webアプリケーションサーバ102は、通信手段101からUI画面の表示要求を受けた場合、画面管理手段104からUI画面に表示可能なUI部品を示すUI部品情報を取得する。
【0033】
Webアプリケーションサーバ102は、例えば、プログラム言語形式(例えば、C言語の構造体や配列など)で表される画面情報を、HTML形式に変換し、画面操作用のスクリプトを含めてWeb画面情報を生成する。また、Webアプリケーションサーバ102は、取得したUI部品情報に基づく部品一覧画面をHTML形式で生成する。生成されたWeb画面情報や部品一覧画面情報は、通信手段101を介してクライアントPC5に送信される。なお、部品一覧画面情報は、Web画面情報に含まれてもよい。
【0034】
Webアプリケーションサーバ102は、カスタマイズされたUI画面を示すカスタマイズ情報をカスタマイズ制御手段103に出力する。また、Webアプリケーションサーバ102は、カスタマイズ情報のエクスポートリスクエストがあった場合、カスタマイズ情報をファイル形式、例えばcsv形式に変換する。
【0035】
Webアプリケーションサーバ102は、必要に応じて、通信手段101から取得したログイン情報をユーザ認証手段107に出力し、ユーザ認証を要求する。ログイン情報は、ユーザIDやパスワードを含む。
【0036】
カスタマイズ制御手段(編集制御手段)103は、カスタマイズ情報に基づいてカスタマイズされたUI部品を組み合わせてカスタマイズ画面の画面構成情報を作成する。カスタマイズ制御手段103は、作成した画面構成情報を、ユーザ情報管理手段105に設定する。
【0037】
カスタマイズ制御手段107は、Webアプリケーションサーバ102から、表示要求を行ったユーザのユーザ情報とともにUI画面の画面情報の取得要求を受けた場合、表示要求を行ったユーザに対応する画面構成情報をユーザ情報管理手段105から取得する。
【0038】
カスタマイズ制御手段107は、取得した画面構成情報に基づき、画面管理手段104からUI部品の詳細情報を取得して、UI画面の画面情報を生成する。生成された画面情報は、Webアプリケーションサーバ102に出力される。
【0039】
画面管理手段104は、UI画面に表示可能な各UI部品を管理する。画面管理手段104は、例えば、UI部品毎に、アイコン画像(イメージ)、アプリ名、属性などを関連付けたUI部品情報を管理する。画面管理手段104は、機能の有効/無効に基づいたUI部品の有効/無効を管理する。
【0040】
ユーザ情報管理手段105は、登録されているユーザ毎に、カスタマイズされたUI画面の画面構成情報を管理する。画面構成情報は、例えばデフォルトのホーム画面に表示される各UI部品の情報や、そのUI部品の配置情報が含まれる。
【0041】
また、ユーザ情報管理手段105は、各機能に関連付けて、ユーザの利用権限を示す権限情報を管理する。
【0042】
表示手段106は、ユーザによりカスタマイズされたUI画面を表示する。例えば、クライアントPC5を用いてカスタマイズされたホーム画面などが表示される。
【0043】
ユーザ認証手段107は、取得したログイン情報を用いてユーザの認証処理を行い、認証結果をWebアプリケーションサーバ102に返す。
【0044】
なお、通信手段101は、例えばネットワークI/F部15により実現されうる。表示手段17は、例えば表示部17や操作部16などのオペレーションパネルにより実現されうる。Webアプリケーションサーバ102、カスタマイズ制御手段103、及びユーザ認証手段107は、例えば制御部11及びワークメモリとしての主記憶部12などにより実現されうる。画面管理手段104及びユーザ情報管理手段105は、例えば補助記憶部13により実現されうる。
【0045】
<Web画面情報>
次に、MFP1からクライアントPC5に送信されるWeb画面情報の一例について説明する。Web画面情報には、画面操作用のスクリプトが含まれる。以下に説明する例では、アイコン移動等の実現のため、Javascript(登録商標)によって、Webブラウザ上でのマウス操作を実現する。
【0046】
図4A及び図4Bは、Web画面情報の一例を示す図である。図4A及び図4Bに示す例では、アイコン移動のサンプルとなるJavascript(登録商標)には、jquaryを用いる。jquaryは、Javascript(登録商標)ライブラリの一種である。
【0047】
図4Aに示す41部分で、Javascript(登録商標)のライブラリであるjquaryを用いることを示す。この41部分で、ソースの位置を指定し、jquaryをWebブラウザに取得させる。
【0048】
図4Aに示す42部分は、例えば、UI画面のアイコン一覧を示すHTMLである。このUI画面には、コピーアイコンと、ドキュメントボックスアイコンと、e−mailアイコンとが含まれる。
【0049】
図4Bに示す43部分は、Javascript(登録商標)であり、HTMLに直接記載されている。ただし、jquaryのスクリプトは別ファイルである。このスクリプトは、アイコンの移動を示す。
【0050】
この43部分では、以下のことを規定している。
・class名に「icon」を持つオブジェクトをドラッグ可能にする
・ドラッグ可能範囲は、id名が「area」内のみとする
・id名「area」のタグ内のtdタグをドロップ可能にする
・class名に「icon」を持つオブジェクトをドロップ可能にする
・ドロップ先にもともとあったアイコンを、ドロップされたアイコンがあったセルに移動する
・ドロップされたアイコンをドロップ先のセルに移動、セル内の位置をリセットする
このように、Web画面情報のHTMLに画面操作用のスクリプトが含まれているので、クライアントPC5側でUI画面のカスタマイズを行うことできる。カスタマイズが確定した後に、カスタマイズ情報をMFP1に送信すればよい。
【0051】
なお、アイコンの追加や削除などのスクリプトもWeb画面情報のHTMLに含まれる。つまり、Web画面情報に含まれるスクリプトが、HTMLの表示内容を動的に変える。アイコンの追加の場合は、アイコンの一覧画面を表示し、一覧画面からアイコンを選択するようにしてもよい。
【0052】
<UI画面例>
次に、クライアントPC5側で表示されるUI画面の例について説明する。図5は、ホーム画面をカスタマイズするカスタマイズ画面(その1)の例を示す図である。図5に示すカスタマイズ画面は、アイコンの編集ヘッダエリア51、ホーム画面表示エリア52、ホーム画面情報エリア53、概要表示エリア54、プロパティエリア55を有する。カスタマイズ画面は、UI部品の一例である。
【0053】
アイコンの編集ヘッダエリア51は、アイコンの編集内容や操作内容が表示される。ホーム画面表示エリア52は、MFP1のホーム画面が表示される。このホーム画面に対し、ユーザはカスタマイズを行うことができる。
【0054】
ホーム画面情報エリア53は、アイコンを配置する列の例が表示される。概要表示エリア54は、アイコンの配置例が表示される。プロパティエリア55は、選択されたアイコンのプロパティが表示される。図5に示す画面が、Web画面情報に基づいてクライアントPC5により表示される。
【0055】
図6は、ホーム画面をカスタマイズするカスタマイズ画面(その2)の例を示す図である。図6に示すカスタマイズ画面は、カスタマイズ画面のボタン61を押下(クリック)したときの例を示す。ボタン61が押下(クリック)されると、図7に示すUI部品一覧画面が表示される。
【0056】
図7は、UI部品一覧画面の一例を示す図である。アイコンは、UI部品の一例である。図7に示すUI部品一覧のラジオボタンを選択すると、選択したUI部品がボタン61に追加される。なお、ラジオボタン71は、半輝度になっており、これは、UI部品が無効であることを示す。同様に、ラジオボタンが半輝度になっているUI部品は無効であり、そのUI部品を選択することはできない。ラジオボタンが選択可能なUI部品は、有効なUI部品であることを示す。
【0057】
<カスタマイズの概要>
次に、カスタマイズの概要について説明する。図8は、ホーム画面の画面構成情報の一例を示す図である。ホーム画面は、UI画面の一例である。図8に示す「画面位置」は、画面のどこに配置されるかを示す。「部品ID」は、アイコンを識別するためのIDである。「部品名」は、アイコンの表示名である。「部品種類」は、基本アプリケーションであるかアプリケーションのマクロ(プログラムともいう)であるかなどを示すUI部品の種類である。
【0058】
図8に示す例では、画面位置7には、UI部品が配置されていない。また、図8では、説明を分かりやすくするため画面構成情報をテーブル形式で表したが、MFP1からクライアントPC5に送信される際、画面構成情報はHTMLで表される。
【0059】
図9は、UI部品情報の一例を示す図である。図9に示すようにUI部品情報は、UI部品の一覧が保持される。なお、MFP1からクライアントPC5に送信される際、UI部品情報はHTMLで表される。
【0060】
ここで、クライアントPC5のWebブラウザ501上で、ユーザは、図7に示す画面位置7に、図8に示す部品ID「P5」の「ECO製本」を代入したとする。また、ユーザは、画面位置2のアイテムと、画面位置8のアイテムとを入れ替えたとする。この代入処理、入れ替え処理は、クライアントPC5側で行われる。
【0061】
次に、この代入処理、入れ替え処理が行われた後に、カスタマイズの確定ボタンが押下(クリック)された場合、Webブラウザ501は、カスタマイズされたホーム画面を示すカスタマイズ情報(編集情報)をMFP1に送信する。
【0062】
図10は、カスタマイズ情報の一例を示す図である。図10に示すように、画面位置と部品IDとが少なくとも含まれていればよい。カスタマイズ内容がUI部品の追加、削除、変更の場合、カスタマイズ情報は、画面位置及び部品IDのみでよい。
【0063】
図10に示す例では、画面位置7に部品ID「P5」が代入され、画面位置2と画面位置8とのアイテムが入れ替わっている。図10に示すようなカスタマイズ情報が、クライアントPC5からMFP1に送信される。
【0064】
MFP1は、クライアントPC5からカスタマイズ情報を受信した場合、カスタマイズ情報に従ってUI部品情報のUI部品を用いてホーム画面を構成し、ホーム画面の構成情報をユーザ情報管理手段105に設定する。このとき、MFP1は、カスタマイズを行ったユーザに関連付けて画面構成情報を設定する。
【0065】
<動作>
次に、実施例におけるカスタマイズ制御システム10の動作について説明する。
【0066】
(表示処理)
図11は、カスタマイズ画面の表示処理の一例を示すシーケンス図である。図11に示すステップS101で、クライアントPC5は、MFP1に対し、カスタマイズ画面に対する画面表示リクエストを送信する。このとき、画面表示リクエストは、画面表示を要求したユーザのユーザ情報を含む。
【0067】
ステップS102で、通信手段101は、クライアントPC5から画面表示リクエストを受信し、Webアプリケーションサーバ102に出力する。
【0068】
ステップS103で、Webアプリケーションサーバ102は、画面表示リクエストを取得すると、カスタマイズ制御手段103に対し、画面表示を要求したユーザに対応するホーム画面の画面情報の取得を要求する。
【0069】
ステップS104で、カスタマイズ制御手段104は、画面表示を要求したユーザに対応する画面構成情報をユーザ情報管理手段105から取得する。
【0070】
ステップS105で、カスタマイズ制御手段104は、画面構成情報に含まれるUI部品の詳細情報を、画面管理手段104から取得する。このとき、カスタマイズ制御手段104は、画面管理手段104から有効なUI部品の一覧を取得してもよい。
【0071】
ステップS106で、カスタマイズ制御手段104は、生成したホーム画面の画面情報をWebアプリケーションサーバ102に出力する。
【0072】
ステップS107で、Webアプリケーションサーバ102は、取得したホーム画面情報、UI部品情報、画面操作用のスクリプトに基づいて、Web画面であるカスタマイズ画面のカスタマイズ画面情報(Web画面情報)をHTML形式で生成する(図4A、B参照)。生成されたカスタマイズ画面情報は、レスポンスとして通信手段101に出力される。
【0073】
なお、Webアプリケーションサーバ102は、画面管理手段104から直接UI部品情報を取得するようにしてもよい。
【0074】
ステップS108で、通信手段101は、カスタマイズ画面情報を、例えばhttpレスポンスとしてクライアントPC5に送信する。
【0075】
これにより、クライアントPC5のWebブラウザ501を用いて、MFP1のUI画面をカスタマイズするWeb画面が表示される。
【0076】
(設定処理)
次に、Webブラウザ501上で、MFP1のUI画面をカスタマイズし、そのカスタマイズ情報を、MFP1に設定する処理について説明する。カスタマイズ情報は、カスタマイズされたUI画面を示す情報である。
【0077】
図12は、カスタマイズ情報の設定処理の一例を示すシーケンス図である。図12に示すステップS201で、クライアントPC5は、例えば、Web画面を用いてMFP1のUI画面(例えば、ホーム画面など)の部品配置を変更する。
【0078】
ステップS202で、クラインアントPC5は、カスタマイズの確定ボタンの押下を検知すると、カスタマイズ情報とカスタマイズしたユーザのユーザ情報を含む設定リクエストをMFP1に送信する。
【0079】
ステップS203で、通信手段101は、設定リクエストを受信すると、その設定リクエストをWebアプリケーションサーバ102に出力する。
【0080】
ステップS204で、Webアプリケーションサーバ102は、設定リクエストに含まれる情報を基に画面情報の設定をカスタマイズ制御手段103に要求する。
【0081】
ステップS205で、カスタマイズ制御手段103は、カスタマイズ情報に基づいてUI画面の画面構成情報を生成する。カスタマイズ制御手段103は、生成した画面構成情報を、ユーザ情報管理手段105に管理される、設定要求をしたユーザの画面構成情報に設定する。
【0082】
これにより、MFP1は、クライアントPC5でカスタマイズ確定後のUI画面の画面構成情報を記憶することができる。設定完了後、MFP1は、カスタマイズが反映されたUI画面を表示手段106に表示することができるようになる。
【0083】
(確認処理)
次に、カスタマイズされたUI部品が利用可能か否かを確認する処理について説明する。ユーザがUI部品をカスタマイズするとき、MFP1側の設定や機能のインストール状況が変わり、カスタマイズ内容がUI画面に設定できないということが起こりうる。
【0084】
図13は、UI部品の利用可否の確認処理の一例を示すシーケンス図である。図13に示すステップS301で、クライアントPC5のWebブラウザ501上で、UI部品のカスタマイズが行われる。ここで、MFP1のUI画面に新規のUI部品が配置されたとする。
【0085】
ステップS302で、Webブラウザ501は、確定ボタンが押下されると、Web画面に仕組まれたスクリプトにより、カスタマイズされたUI部品(例えば新規UI部品)の有効/無効の確認リクエストをMFP1に送信する。
【0086】
ステップS303で、通信手段101は、確認リクエストを受信した場合、その確認リクエストをWebアプリケーションサーバ102に出力する。
【0087】
ステップS304で、Webアプリケーションサーバ102は、確認リクエストを取得すると、UI部品の有効/無効の確認をカスタマイズ制御手段103に要求する。
【0088】
ステップS305で、カスタマイズ制御手段103は、カスタマイズされたUI部品の有効、無効の確認を画面管理手段104に要求する。
【0089】
ステップS306で、画面管理手段104は、カスタマイズされたUI部品の機能を特定し、カスタマイズしたユーザがその機能を利用できるか否かの確認をユーザ情報管理手段105に要求する。
【0090】
ステップS307で、ユーザ情報管理手段105は、機能とユーザの利用権限とを関連付けた権限情報に基づき、カスタマイズしたユーザが、カスタマイズしたUI部品の機能を利用できるかを判定する。ユーザ情報管理手段105は、判定結果を画面管理手段104に返す。
【0091】
図14は、権限情報の一例を示す図である。図14に示すように、機能毎に、ユーザの利用権限が関連付けられている。例えば、ユーザAがコピー機能のUI部品をカスタマイズした場合、利用は許可(OK)される。一方、ユーザAがスキャナ機能のUI部品をカスタマイズした場合、利用は不許可(NG)される。なお、図14に示す例では、不許可であったとする。
【0092】
図13に戻り、ステップS308で、画面管理手段104は、確認結果を取得し、カスタマイズされたUI部品が無効であることをカスタマイズ制御手段103に通知する。
【0093】
ステップS309で、カスタマイズ制御手段103は、カスタマイズされたUI部品の無効をWebアプリケーションサーバ102に通知する。
【0094】
ステップS310で、Webアプリケーションサーバ102は、カスタマイズされたUI部品が無効であった場合、警告ガイダンスの表示要求をレスポンスとして出力する。
【0095】
ステップS311で、通信手段101は、Webブラウザ501に対し、警告ガイダンスの表示要求をレスポンスとして送信する。
【0096】
これにより、Webブラウザ501は、警告ガイダンスの表示要求を受けると、「現在カスタマイズしたUI部品はMFP1では設定不可である」旨をユーザに知らせる。
【0097】
(エクスポート処理)
次に、編集途中のUI画面や編集完了したUI画面をエクスポートする場合の処理について説明する。図15は、エクスポート処理の一例を示すシーケンス図である。図15に示すステップS401で、クライアントPC5のWebブラウザ501上で、UI部品のカスタマイズが行われる。ここで、カスタマイズ中のユーザに他の用事ができたとする。ユーザは、クライアントPC5に対し、カスタマイズ情報のエクスポートを指示する。
【0098】
ステップS402で、クライアントPC5は、Webブラウザ501上でカスタマイズされたUI画面の結果のエクスポートをMFP1に対して要求する。この場合、エクスポート要求には、カスタマイズ情報が含まれる。
【0099】
ステップS403で、通信手段101は、エクスポート要求を受信すると、このエクスポート要求をWebアプリケーションサーバ102に出力する。
【0100】
ステップS404で、Webアプリケーションサーバ102は、取得したカスタマイズ情報に基づく画面情報と同等の情報をcsvなどのファイル形式に変換する。変換されたファイルは、通信手段101に出力される。
【0101】
ステップS405で、通信手段101は、生成されたファイルをクライアントPC5に送信する。
【0102】
これにより、クライアントPC5は、ユーザがカスタマイズ途中のUI画面を一時保存したいときなどに、エクスポート処理を行うことができる。
【0103】
(エクスポートファイルの設定処理)
次に、エクスポートファイルを用いて同一のMFP又は他のMFPにそれぞれ設定を行う処理について説明する。図16は、エクスポートファイルの設定処理の一例を示すシーケンス図である。
【0104】
図16に示すステップS501で、クライアントPC5のWebブラウザ501上で、UI部品のカスタマイズが行われる。このとき、エクスポートファイルのインストールを行うとする。
【0105】
ステップS502で、クライアントPC5は、エクスポートファイルを設定する対象機器の識別情報(ドメイン名、IPアドレスなど)を入力させる。
【0106】
ステップS503で、クライアントPC5は、設定対象機器へのhttpリクエスト(ログイン、設定)を生成する。
【0107】
ステップS504で、通信手段101は、クライアントPC5からログインリクエストを受信すると、ログインをWebアプリケーションサーバ102に要求する。
【0108】
ステップS505で、Webアプリケーションサーバ102は、ユーザ認証手段107に対し、ユーザのログイン処理を要求する。
【0109】
ステップS506で、ユーザ認証手段107は、ユーザ情報管理手段105からログインに必要なユーザ情報を取得し、ログイン処理を行う。ここで、ログインがされたとする。
【0110】
ステップS507で、ユーザ認証手段107は、ログイン結果をWebアプリケーションサーバ102に通知する。
【0111】
ステップS508で、Webアプリケーションサーバ102は、ログイン結果を通信手段101に通知する。
【0112】
ステップS509で、通信手段101は、ログイン結果をクライアントPC5に通知する。
【0113】
ステップS510で、クライアントPC5は、エクスポートファイルの設定リクエストをMFP1に対して送信する。ここで、複数のドメイン名が指定されていた場合は、ドメイン名が示す各MFPに対し、設定リクエストを送信する。設定リクエストには、エクスポートファイルが含まれる。
【0114】
ステップS511で、通信手段101は、設定リクエストを受信すると、その設定リクエストをWebアプリケーションサーバ102に出力する。
【0115】
ステップS512で、Webアプリケーションサーバ102は、設定リクエストに含まれるエクスポートファイルを出力するとともに、画面情報の設定をカスタマイズ制御手段103に要求する。
【0116】
ステップS513で、カスタマイズ制御手段103は、エクスポートファイルに基づいてUI画面の画面構成情報を生成する。カスタマイズ制御手段103は、生成した画面構成情報を、ユーザ情報管理手段105に管理される、設定要求をしたユーザの画面構成情報に設定する。
【0117】
これにより、MFP1は、クライアントPC5で保存されていたエクスポートファイルを、各機器に設定することができる。
【0118】
なお、Web画面から他の機器の設定用URLに対して設定リクエストを送信することで、他の機器にカスタマイズ情報を設定することも可能である。
【0119】
図17は、他の機器への設定を行う概念図である。図17に示す例では、MFP1は、MFP2及び3のドメイン名(IPアドレス)やURLなどが登録されている。MFP1は、クライアントPC5に対し、Web画面情報を送信する場合、Web画面情報にMFP2及び3へのリンクを含める。
【0120】
クライアントPC5では、Web画面情報からカスタマイズを行うWeb画面を表示する。このWeb画面には、MFP2やMFP3へのリンクが貼られている。
【0121】
クライアントPC5のWebブラウザ501は、UI画面のカスタマイズ後、リンクが押下(クリック)されると、カスタマイズ情報を設定リクエストとともにリンク先のMFPに送信する。
【0122】
これにより、1又は複数の他の機器に対して、カスタマイズ情報を含む同一の設定リクエストを送信することができる。
【0123】
以上、実施例によれば、通信路に対して負荷をかけずに、PC側でUI画面の編集をすることができる。また、実施例によれば、カスタマイズ処理を迅速に行うことができる。カスタマイズの都度、MFPと通信をしなくてもよいからである。
【0124】
[変形例]
実施例の画像処理装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
【0125】
また、実施例の画像処理装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、実施例の画像処理装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
【0126】
また、実施例の画像処理装置で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
【0127】
実施例の画像処理装置で実行されるプログラムは、前述した各手段を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしては制御部11(プロセッサ)が補助記憶部13からプログラムを読み出して実行することにより上記各手段のうち1又は複数の各手段が主記憶部12上にロードされ、1又は複数の各手段が主記憶部12上に生成されるようになっている。
【0128】
なお、本発明は、上記実施例そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施例に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
【符号の説明】
【0129】
1、2 MFP
5 クライアントPC
11 制御部
12 主記憶部
13 補助記憶部
14 外部記憶装置I/F部
15 ネットワークI/F部
16 入力部
17 表示部
18 エンジン部
101 通信手段
102 Webアプリケーションサーバ
103 カスタマイズ制御手段
104 画面管理手段
105 ユーザ情報管理手段
106 表示手段
107 ユーザ認証手段
501 Webブラウザ
【先行技術文献】
【特許文献】
【0130】
【特許文献1】特開2007−98376号公報
【特許文献2】特開2009−130493号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像処理装置と情報処理装置とがネットワークを介して接続された編集制御システムであって、
UI画面に表示可能なUI部品を示すUI部品情報を管理する画面管理手段と、
ユーザ毎に、UI画面の画面構成情報を管理するユーザ情報管理手段と、
前記情報処理装置からUI画面の表示要求を受けた場合、前記画面管理手段に管理されるUI部品情報、及び前記ユーザ情報管理手段に管理される前記表示要求を行ったユーザの画面構成情報に基づき、表示要求されたUI画面の画面情報を生成する編集制御手段と、
生成された前記画面情報をHTML形式に変換し、該HTML形式の画面情報及び画面操作用のスクリプトを含む、UI画面の編集を行うWeb画面のWeb画面情報を生成するWebアプリ制御手段と、
生成された前記Web画面情報を前記情報処理装置に送信する通信手段と、
前記Web画面情報に基づくWeb画面を表示し、前記スクリプトを用いて編集が確定したUI画面を示す編集情報を前記Webアプリ制御手段に対して送信するWebブラウザと、を備え、
前記編集制御手段は、
前記Webアプリ制御手段から前記編集情報を取得した場合、該編集情報に基づくUI画面の画面構成情報を前記ユーザ情報管理手段に設定する編集制御システム。
【請求項2】
前記ユーザ情報管理手段は、
前記UI部品毎にユーザの利用権限を示す権限情報をさらに管理し、
前記Webブラウザは、
新規UI部品をUI画面に配置する場合、前記スクリプトにより前記新規UI部品の利用可否の確認を前記Webアプリ制御手段に要求し、
前記Webアプリ制御手段は、
前記新規UI部品の利用可否の確認を要求された場合、前記ユーザ情報管理手段に管理される権限情報に基づき前記新規UI部品の利用可否を確認し、確認結果を前記Webブラウザに応答する請求項1記載の編集制御システム。
【請求項3】
前記Webアプリ制御手段は、
前記編集情報とともにエクスポート要求を受けた場合、前記編集情報をファイルに変換し、
前記通信手段は、
変換された前記ファイルを前記情報処理装置に送信する請求項1又は2記載の編集制御システム。
【請求項4】
前記Webアプリ制御手段は、
前記ファイルとともに設定リクエストを受けた場合、該ファイルを前記編集制御手段に出力し、
前記編集制御手段は、
取得した前記ファイルに基づくUI画面の画面構成情報を前記ユーザ情報管理手段に設定する請求項3記載の編集制御システム。
【請求項5】
前記Webブラウザは、
1又は複数の他の画像処理装置の識別情報を指定して、前記他の画像処理装置に対し、前記編集情報の設定リクエストを送信可能とする請求項1記載の編集制御システム。
【請求項6】
UI画面のカスタマイズを制御する画像処理装置であって、
UI画面に表示可能なUI部品を示すUI部品情報を管理する画面管理手段と、
ユーザ毎に、UI画面の画面構成情報を管理するユーザ情報管理手段と、
ネットワークを介して接続される情報処理装置からUI画面の表示要求を受けた場合、前記画面管理手段に管理されるUI部品情報、及び前記ユーザ情報管理手段に管理される前記表示要求を行ったユーザの画面構成情報に基づき、表示要求されたUI画面の画面情報を生成する編集制御手段と、
生成された前記画面情報をHTML形式に変換し、該HTML形式の画面情報及び画面操作用のスクリプトを含む、UI画面の編集を行うWeb画面のWeb画面情報を生成するWebアプリ制御手段と、
生成された前記Web画面情報を前記情報処理装置に送信し、前記スクリプトを用いて編集が確定したUI画面を示す編集情報を前記情報処理装置から受信する通信手段と、
を備え、
前記編集制御手段は、
前記編集情報に基づくUI画面の画面構成情報を前記ユーザ情報管理手段に設定する画像処理装置。
【請求項7】
情報処理装置からUI画面の表示要求を受けた場合、UI画面に表示可能なUI部品を示すUI部品情報を管理する画面管理手段に管理されるUI部品情報、及びユーザ毎にUI画面の画面構成情報を管理するユーザ情報管理手段に管理される前記取得要求を行ったユーザの画面構成情報に基づき、表示要求されたUI画面の画面情報を生成する第1生成ステップと、
生成された前記画面情報をHTML形式に変換し、該HTML形式の画面情報及び画面操作用のスクリプトを含む、UI画面の編集を行うWeb画面のWeb画面情報を生成する第2生成ステップと、
生成された前記Web画面情報を前記情報処理装置に送信する送信ステップと、
前記スクリプトを用いて編集が確定したUI画面を示す編集情報を前記情報処理装置から受信する受信ステップと、
前記編集情報に基づくUI画面の画面構成情報を前記ユーザ情報管理手段に設定する設定ステップと、
をコンピュータに実行させるための編集制御プログラム。
【請求項8】
請求項7記載の編集制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2012−190326(P2012−190326A)
【公開日】平成24年10月4日(2012.10.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−54212(P2011−54212)
【出願日】平成23年3月11日(2011.3.11)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】