説明

缶蓋巻締め装置

【課題】 缶蓋の端縁部を確実に巻き締めて液漏れを防止すると共に、缶蓋の端縁部を小さな労力で簡単に巻締めできるようにする。
【解決手段】 缶本体1が載置される載置部V、又は缶蓋2に当接する当接板20を缶本体1の軸方向に移動自在に設け、缶本体1が載置部Vに載置されると共に、当接板20が缶本体1に当接載置された缶蓋2に当接した状態で、当接板20の載置部V側への押圧移動によって移動する缶蓋2と、載置部Vによって位置固定される缶本体1とでガスケット4が圧縮されるよう構成されると共に、巻締め機構部Bによる巻締め動作に際し、巻締め動作に伴う缶本体1の載置部Vからの離間を打ち消す補完作用が載置部V又は当接板20に加えられるよう構成された、押圧移動手段Aを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ペール缶やドラム缶において、缶本体の開口端部に載置された状態で、端縁部が巻締めされた缶蓋から液漏れするのを防止できる缶蓋巻締め装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のこの種の缶蓋巻締め装置としては、手動式又は半自動式のものがあり、いずれの場合も、巻き込み加工された缶本体の開口端部に、缶蓋の裏面の端縁部に沿って形成された環状溝に嵌入されたガスケットを当接載置した状態で、ガスケットを均等に圧縮できるよう、缶蓋を水平に維持した状態で押圧すると同時に、垂設された缶蓋の端縁部を外側から内側に巻き締めしているのが一般的である。
【非特許文献1】株式会社長尾製缶所のホームページ(URL http://www.nagaocan.co.jp/seihin/kanen/kanren.html)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の上記缶蓋巻締め装置の場合、缶蓋を押圧するに際して、人が缶蓋巻締め装置を缶蓋の上に搬送して載置しているので、多大の労力が必要になると共に、煩雑である。しかも、缶蓋の押圧と巻締めとが同時に行われるので、ガスケットの圧縮が不十分のまま、缶蓋の端縁部を巻き締めすることになり、その結果、缶本体の開口端部と缶蓋の端縁部とに隙間が形成されて液漏れが生じやすくなる。
【0004】
さらに、押圧と巻締めとを同時に行うため、それにかかる力が必然的に大きくなり、装置の大型化、コスト高にもつながるという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題点を鑑み、缶蓋の端縁部を十分に巻き締めて液漏れを防止すると共に、缶蓋の端縁部を小さな労力で簡単に巻締めできる安価な缶蓋巻締め装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る缶蓋巻締め装置は、缶本体1が直立状態で載置される載置部Vと、直立状態の缶本体1の開口端部に当接載置される、ガスケット4が裏面の端縁部に嵌入された缶蓋2に対して水平に当接する当接板20と、該当接板20に回動自在に支持され、垂設された缶蓋2の端縁部を外側から内側に巻き締めする複数の巻締め爪27と、該巻締め爪27を外側から内側に回動させる巻締め機構部Bとを備えた缶蓋巻締め装置において、
上記載置部V又は上記当接板20のいずれか一方が缶本体1の軸方向に移動自在に設けられ、
しかも、缶本体1が載置部Vに載置されると共に、当接板20が該缶本体1に当接載置された缶蓋2に当接された状態で、
載置部Vの当接板20側への押圧移動によって移動する缶本体1と、当接板20によって位置固定される缶蓋2とでガスケット4が圧縮される、又は当接板20の載置部V側への押圧移動によって移動する缶蓋2と、載置部Vによって位置固定される缶本体1とでガスケット4が圧縮されるよう構成されると共に、
上記巻締め機構部Bによる巻締め動作に際し、該巻締め動作に伴う缶本体1の載置部Vからの離間を打ち消す補完作用が載置部V又は当接板20に加えられるよう構成された、
押圧移動手段Aを備えたことを特徴とする。
【0007】
この場合、まず、缶本体1と缶蓋2との押圧によってガスケット4の圧縮が行われた後、缶蓋2の端縁部の巻締めが行われる。即ち、従来のように、ガスケット4の圧縮と缶蓋2の端縁部の巻締めとが同時に行われていないので、大きな力が不要になる。つまり、圧縮及び巻締めの作業が小さな労力で確実に行うことができる。よって、従来よりも供給力を大幅に低減できて、装置の小型化及びコスト削減につながる。
【0008】
さらに、巻締め前に、ガスケット4が十分に圧縮されるので、液密性が確保される。しかも、巻締め機構部Bによる巻締め動作に際し、該巻締め動作に伴う缶本体1の載置部Vからの離間を打ち消す補完作用を載置部V又は当接板20に加えることで、ガスケット4の圧縮状態が缶本体1と缶蓋2とで維持されながら巻締めできるため、液漏れを確実に防止できる。
【0009】
また、本発明によれば、上記押圧移動手段Aを、水平支持された取付板10と、該取付板10に、先端部が垂設された固定ロッド12、及び該固定ロッド12に対して移動自在に設けられた可動シリンダ本体13を有する押圧用シリンダ11と、該押圧用シリンダ11の可動シリンダ本体13に、直列して取り付けられた固定シリンダ本体16、及び該固定シリンダ本体17に移動自在に設けられた可動ロッド16を有する巻締め用シリンダ15と、該巻締め用シリンダ15の可動ロッド16の下方に圧縮バネ23を介して設けられる上記当接板20とで構成するようにしてもよい。
【0010】
この場合、押圧用シリンダ11へのエア供給によって、可動シリンダ本体13が移動し、当接板20が缶蓋2に圧接することになる。この際、当接板20による缶蓋2への押圧力によって、缶本体1と缶蓋2とでガスケット4が圧縮されることになる。
【0011】
つぎに、巻締め用シリンダ15にエアが供給され、缶蓋2の端縁部の巻締めが行われる。この巻締め動作によって、缶本体1は缶蓋2側に押圧移動することになるが、押圧用シリンダ11にさらなるエア供給することによって、巻締め動作に伴う缶本体1の載置部Vからの離間を打ち消す補完作用を載置部V又は当接板20に加えるようにすれば、ガスケット4の圧縮状態を維持しながら巻締めできるようになる。
【0012】
また、巻締め用シリンダ15へのエア供給時、可動ロッド16の移動によって、当接板20に反発力が生じることになるが、押圧用シリンダ11の可動シリンダ本体13を、該可動シリンダ本体13の押圧方向とは逆方向に移動するようにすれば、缶蓋2に対して過剰な押圧力がかかることがない。つまり、缶蓋2を適度に押圧した状態で、きれいに巻締めできるようになる。
【0013】
また、本発明によれば、ガスケット4が嵌入される缶蓋2の裏面の環状溝3によって形成された缶蓋2の表面の突条体5に沿うように当接する位置決め体30が、当接板20の下面であって、各巻締め爪27に対応する位置に突設するような構成を採用することもできる。
【0014】
この場合、缶蓋2を巻締めするに際して、缶蓋2を位置決めできるので、缶蓋2の端縁部に均等な圧力をかけて巻締めできるようになる。
【0015】
また本発明によれば、缶本体1又は缶蓋2の押圧移動によるガスケット4の圧縮時、缶本体1又は缶蓋2に対する押圧力を80kg重〜350kg重とするような構成を採用することもできる。
【0016】
この場合、缶蓋2のガスケット4を適度な押圧力で押し潰すことができると共に、巻締めにかかる力が供給されても缶蓋2に過剰な力をかけることがない。
【発明の効果】
【0017】
以上説明したように、本発明によれば、缶本体及び缶蓋の押圧によるガスケットの圧縮と、缶蓋の端縁部の巻締めとを個別に行うようにしたので、缶蓋の端縁部をきれいに且つ確実に巻締めできて、液漏れを効果的に防止するのに有効である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の一実施形態に係る缶蓋巻締め装置につき図1及び図2を参照して説明する。
本実施形態に係る缶蓋巻締め装置の構成を説明するにあたって、まず、ペール缶やドラム缶などの缶本体及び缶蓋の構成について説明する。缶本体1は、有底筒体(ここでは有底円筒体)を呈し、開口端部が巻き込み加工されている。缶蓋2は、缶本体1の開口端部を覆う程度の大きさを有する円板状で、その裏面の端縁部に沿って環状溝3が形成されており、該環状溝3に、断面楕円形状のガスケット4が嵌入されている。さらに、缶蓋2の周縁部に、分割された略台形状の巻締め片2aが複数垂設されている。また、缶蓋2の裏面に形成された環状溝3によって、缶蓋2の表面に円環状の突条体5が形成されている。なお、缶本体1の形状は、有底円筒体に限定されるものではなく、有底角筒体であってもよい。
【0019】
つぎに缶蓋巻締め装置は、缶本体1の開口端部に載置された状態の缶蓋2を押圧する押圧移動手段Aと、該押圧移動手段Aによって押圧された状態の缶蓋2の端縁部を巻締めする巻締め機構部Bとから構成されている。
【0020】
押圧移動手段Aは、水平支持された平面視四角形状の取付板10と、該取付板10に、先端部が垂設された固定ロッド12、及び該固定ロッド12に対して移動自在に設けられた直方体形状の可動シリンダ本体13を有する押圧用シリンダ11と、該押圧用シリンダ11の可動シリンダ本体13の真下に直列して取り付けられた、可動シリンダ本体13と同一形状の固定シリンダ本体17、及び該固定シリンダ本体17に移動自在に設けられた可動ロッド16を有する巻締め用シリンダ15と、該巻締め用シリンダ15の可動ロッド16の下方に、後述する圧縮バネ23を介して設けられると共に、缶蓋2に対して水平に当接する円板形状の当接板20とで構成されている。そして、押圧用シリンダ11の固定ロッド12と巻締め用シリンダ15の可動ロッド16とは同一軸線上に位置している。
【0021】
当接板20は、その下面に、缶蓋2の裏面の環状溝3によって形成された、缶蓋2の表面の突条体5に沿うように当接する位置決め体30が、各巻締め爪27に対応する位置に一体的に突設されている。
【0022】
巻締め機構部Bは、上記巻締め用シリンダ15の可動ロッド16に固設されて上記当接板20の上方に上下動可能に設けられる、当接板20よりも小径の巻締め用支持板21と、該巻締め用支持板21の上方で可動ロッド16に固設され、巻締め用支持板21の上下動ガイドするガイド体22と、巻締め用支持板21の下面に垂設された上記圧縮バネ23と、巻締め用支持板21の端縁部に沿って所定の間隔をおいて配設され、一端部が巻締め用支持板21の端縁部に回動自在に設けられる複数のレバー25と、当接板20の端縁部であって、各レバー25に対応した位置に取り付けられる複数の側面視矩形状の支持体26と、上端部がレバー25の他端部に回動支持されると共に、略中央部が支持体26に回動可能に支持され、且つ下端部が内側に折り曲げられて形成される巻締め爪27とで構成されている。
【0023】
そして、圧縮バネ23には、巻締め用支持板21を貫通した可動ロッド16の先端部が当接板20から離間した状態で遊挿されている。即ち、可動シリンダ本体13の下降動作によって、当接板20が缶蓋2に当接した状態において、圧縮バネ23の付勢力が当接板20を介して缶蓋2に押圧作用するよう構成されると共に、可動ロッド16の下降動作による、巻締め用支持板21の下降動作によって巻締め動作できるよう構成されている。
【0024】
ガイド体22は、平面視四角形状の平板22aと、巻締め用支持板21に立設されると共に、該平板22aを貫通して移動自在に設けられた複数の棒状のストッパ22bとを有している。そして、ストッパ22bは、その上端部が、巻締め用支持板21の上下動に連動して巻締め用シリンダ15の固定シリンダ本体17の下面に接離自在に当接し、巻締め用支持板21の上方への移動、即ち巻締め時のストロークを規制している。
【0025】
圧縮バネ23は、巻締め用支持板21を常に上方に付勢して、後述する巻締め機構部Bのレバー25の先端部が基端部に対して斜め下方、即ち、レバー25の先端部が下側に向かうにしたがって外側に大きく開口するよう付勢すると共に、巻締め爪27を直立状態に維持するよう付勢している。
【0026】
つぎに缶蓋巻締め方法について説明する。図1に示すように、まず、缶本体1が載置部としてのベルトコンベアVに直立状態で載置されて、缶蓋巻締め装置の真下に搬送される。そして、巻き込み加工された缶本体1の開口端部に、缶蓋2の裏面の端縁部に沿って形成された環状溝3に嵌入されたガスケット4を当接載置した状態で、押圧用シリンダ11にエアを自動供給して、可動シリンダ本体13を下降動作させて、当接板20を缶蓋2に対して水平に当接させる。即ち、図2に示すように、缶蓋2が水平に維持された状態で押圧され、ガスケット4が均等に圧縮されて、液密性が確保される。そして、巻締め爪27が缶蓋2の周面に直列状態で位置し、スタンバイ状態になっている。
【0027】
この際の缶蓋2に対する押圧力としては、100kg重〜300kg重(好ましくは200kg重)とする。
【0028】
その後、缶蓋2が押圧された状態において、巻締め用シリンダ15にエアを自動供給して、可動ロッド16を下降動作させる。この下降動作に連動して、図2の下向きの実線矢印に示すように、巻締め用支持板21が下降すると共に、図2の斜め下方の実線矢印、及び円弧状の鎖線矢印に示すように、レバー25を介して巻締め爪27が直立状態から内側に回動し、垂設された缶蓋2の巻締め片(端縁部)2aが外側から内側にきれいに且つ確実に巻き締めされる。
【0029】
この際、巻締め爪27の回動動作によって、缶本体1がベルトコンベアVから離間して浮き上がろうとするが、巻締め開始から完了までの間、巻締め時の缶本体1の上昇ストロークに対して拮抗するエア圧力を、押圧用シリンダ11に自動供給する。そうすれば、当接板20を介して缶本体1がベルトコンベアV側(下方)に押圧されたままとなり(巻締め動作に伴う缶本体1のベルトコンベアVからの離間(浮き上がり)が打ち消されて、缶本体1が位置固定されるようになり、缶本体1と缶蓋2とによるガスケット4の圧縮状態を維持しながら巻締めできるようになる。一方、押圧用シリンダ11へのエア供給時には、可動シリンダ本体13がさらに下降することになるので、図2の上向きの鎖線矢印に示すように、当接板20には反発力が生じることになり、この反発力によって可動シリンダ本体13が固定ロッド12を上昇移動することになる。
【0030】
なお、前記実施形態の場合、缶本体1を上昇させてしまう巻締め力に対して、缶本体1を下降させる押圧力を加える、即ち当接板20を下方へさらに押圧移動させるようにしたが、巻締め力と同一方向に押圧力を加える、即ちベルトコンベアVを介して缶本体1を上方へさらに押圧移動させるようにしてもよい。要するに、缶本体1と缶蓋2とによってガスケット4の圧縮状態が維持されながら巻締めできればよい。
【0031】
また、巻締め機構部Bによる巻締め動作に先立ち、ガスケット4の圧縮が十分になされるものであれば、巻締め動作に伴う缶本体1の載置部Vからの離間を打ち消す補完作用を載置部V又は当接板20に加えないようにしてもよい。要は、本発明は、当接板20又は載置部Vの一方を他方側に押圧移動させてガスケット4の圧縮を行ってから、巻締め機構部Bによる巻締め動作を行うことが重要なのである。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の一実施形態に係る缶蓋巻締め装置を示す斜視図。
【図2】本発明の一実施形態に係る缶蓋巻締め装置の要部の断面図。
【符号の説明】
【0033】
1…缶本体、2…缶蓋、2a…巻締め片(端縁部)3…環状溝、4…ガスケット、5…突条体、10…取付板、11…押圧用シリンダ、12…固定ロッド、13…可動シリンダ本体、15…巻締め用シリンダ、16…可動ロッド、17…固定シリンダ本体、20…当接板、21…巻締め用支持板、22…ガイド体、22a…平板、22b…ストッパ、23…圧縮バネ、25…レバー、26…支持体、27…巻締め爪、30…位置決め体、A…押圧移動手段、B…巻締め機構部、V…ベルトコンベア(載置部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
缶本体(1)が直立状態で載置される載置部(V)と、直立状態の缶本体(1)の開口端部に当接載置されるガスケット(4)が裏面の端縁部に嵌入された缶蓋(2)に対して水平に当接する当接板(20)と、該当接板(20)に回動自在に支持され、垂設された缶蓋(2)の端縁部を外側から内側に巻き締めする複数の巻締め爪(27)と、該巻締め爪(27)を外側から内側に回動させる巻締め機構部(B)とを備えた缶蓋巻締め装置において、
上記載置部(V)又は上記当接板(20)が缶本体(1)の軸方向に移動自在に設けられ、
しかも、缶本体(1)が載置部(V)に載置されると共に、当接板(20)が該缶本体(1)に当接載置された缶蓋(2)に当接した状態で、載置部(V)の当接板(20)側への押圧移動によって移動する缶本体(1)と、当接板(20)によって位置固定される缶蓋(2)とでガスケット(4)が圧縮される、又は当接板(20)の載置部(V)側への押圧移動によって移動する缶蓋(2)と、載置部(V)によって位置固定される缶本体(1)とでガスケット(4)が圧縮されるよう構成されると共に、
上記巻締め機構部(B)による巻締め動作に際し、該巻締め動作に伴う缶本体(1)の載置部(V)からの離間を打ち消す補完作用が載置部(V)又は当接板(20)に加えられるよう構成された、
押圧移動手段(A)を備えたことを特徴とする缶蓋巻締め装置。
【請求項2】
上記押圧移動手段(A)は、
水平支持された取付板(10)と、該取付板(10)に、先端部が垂設された固定ロッド(12)、及び該固定ロッド(12)に対して移動自在に設けられた可動シリンダ本体(13)を有する押圧用シリンダ(11)と、該押圧用シリンダ(11)の可動シリンダ本体(13)に、直列して取り付けられた固定シリンダ本体(17)、及び該固定シリンダ本体(17)に移動自在に設けられた可動ロッド(16)を有する巻締め用シリンダ(15)と、該巻締め用シリンダ(15)の可動ロッド(16)の下方に圧縮バネ(23)を介して設けられる上記当接板(20)とから構成されてなることを特徴とする請求項1に記載の缶蓋巻締め装置。
【請求項3】
ガスケット(4)が嵌入される缶蓋(2)の裏面の環状溝(3)によって形成された缶蓋(2)の表面の突条体(5)に沿うように当接する位置決め体(30)が、当接板(20)の下面であって、各巻締め爪(27)に対応する位置に突設されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の缶蓋巻締め装置。
【請求項4】
缶本体(1)又は缶蓋(2)の押圧移動によるガスケット(4)の圧縮時、缶本体(1)又は缶蓋(2)に対する押圧力は80kg重〜350kg重であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の缶蓋巻締め装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−307585(P2007−307585A)
【公開日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−138959(P2006−138959)
【出願日】平成18年5月18日(2006.5.18)
【出願人】(592180694)株式会社大北耕商事 (8)