説明

耕耘作業装置

【課題】 スラスト荷重を受ける筒軸を固定するボルトの破損を防止する。
【解決手段】 回転軸8に取り付けられる中耕ロータ21は耘爪取付用の筒軸30を備える。筒軸30は、回転軸8との間で挿通されるピン11と筒軸30の内部に挿着されるスペーサ50とによって回転軸8に取り付けられる。スペーサ50は第1部材51と第2部材55を有し、これらの部材の対向する側の各面部は傾斜面51b、55bを形成する。第1部材51と第2部材55は、外径が筒軸30の貫通孔の内径より小さく、ボルト60を挿通可能な挿通孔51c、55cを形成する。傾斜面同士を対向して第1部材51と第2部材55を筒軸30に挿入し、これらにボルト60を挿通して締めると、スペーサ50は、ボルト60を介して回転軸8に抜け止め状態で取り付けられ、且つ径方向外側に移動して筒軸30と一体化する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、伝動ケースに回転動可能に支持された回転軸に外嵌されて取り付けられて耕耘爪取付用の筒軸を備えた耕耘作業装置に関する。
【背景技術】
【0002】
このような耕耘爪取付用の筒軸は、回転軸が回転動すると、回転軸とともに回転し、耕耘爪が圃場の土壌を耕耘する。このとき、筒軸は回転軸からラジアル方向の駆動力を受けるとともに、耕耘爪からスラスト方向の力を受ける。このため、ラジアル方向の駆動力を筒軸に伝達可能にするとともに、スラスト方向の力によって筒軸が回転軸から脱着されるのを規制するための取付構造が提案されている(特許文献1、2参照)。
【0003】
第1の取付構造は、筒軸(文献では爪軸本体8)をキーを介して回転軸(文献ではロータリー軸2)に固定して回転軸からのラジアル方向の駆動力を筒軸に伝達し、筒軸の内部空間を挿通して回転軸に固定されるボルト(文献では長ボルト18)を介して筒軸を抜け止め状態にすることにより、筒軸の回転軸からの脱着を規制するように構成される(特許文献1参照)。
【0004】
第2の取付構造は、回転軸の外側形状を六角状に形成し、これに外嵌する筒軸の孔部を六角孔に形成してこれらを嵌合することにより、回転軸からのラジアル方向の駆動力を筒軸に伝達し、筒軸の内部空間を挿通して回転軸に固定されるボルトを介して筒軸を抜け止め状態にすることにより、筒軸の回転軸からの脱着を規制するように構成される(特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】実開昭63−89704号公報
【特許文献2】実開平5−51002号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
キーとボルトで筒軸を回転軸に固定する第1の取付構造では、筒軸が回転軸の軸心に対してずれると、筒軸に振れが発生し、ボルトに繰り返し荷重が作用してボルトが破断するという問題が発生する。また回転軸を六角状に形成してボルトで筒軸を回転軸に固定するように構成された第2の取付構造では、回転軸と筒軸との嵌合公差による回転方向のガタが発生し、このガタが筒軸の振れとして現れ、その結果、ボルトに繰り返し荷重が作用してボルトが破断するという問題が起きる。
【0007】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、スラスト荷重を受ける筒軸を固定するボルトが破断する虞のない取付構造を備えた耕耘作業装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために本発明の耕耘作業装置は、伝動ケースに回転動可能に支持されて横方向に延びる回転軸に、該回転軸と同一方向に延びて耕耘爪取付用の筒軸をトルク伝達可能に外嵌し、筒軸を、挿通して回転軸に固定されるボルトを介して抜け止め状態で取り付けるとともにボルトの締め付けによって筒軸の内面を押圧して筒軸と一体化されるスペーサを介して回転軸に固定させたことを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、回転軸に耕耘爪取付用の筒軸をトルク伝達可能に外嵌し、筒軸を、ボルトを介して抜け止め状態で取り付けてボルトの締め付けによって筒軸と一体化されるスペーサを介して回転軸に固定させることにより、ボルトが締め付けられると、スペーサが径方向に移動して筒軸と一体化するとともに、回転軸に固定される。このため、筒軸の中心軸線を回転軸のそれと略同芯上に配置することができ、筒軸の振れを無くすことができる。その結果、スペーサに挿通されたボルトに繰り返し荷重が作用する事態をなくすことができ、ボルトの締め付けが緩んだり、ボルトが破断したりする虞を無くすことができる。また筒軸を回転軸に外嵌してこれらの軸間にピンを挿通して筒軸を回転軸に連結する場合、筒軸はスペーサによって回転軸に一体化されるので、筒軸にスラスト方向の力が作用しても、この力はスペーサを介して回転軸に伝わるので、スラスト方向の力がピンに作用することはない。このため、ピンに作用する力を回転軸からの駆動力のみにすることができる。その結果、ピンを挿通するために筒軸に設けられた孔が筒軸の軸方向に削られて延びるような長孔に形成されることはなく、筒軸が軸方向に移動して生じるガタの発生を防止して、ボルトの破損を確実に防止することができる。
【0010】
また本発明は、スペーサは、直線状に配置される複数の部材(例えば、実施形態における第1部材51、第2部材55)を有し、該複数の部材間の対向する側の面部はスペーサの中心軸線に対して傾斜する傾斜面部(例えば、実施形態における傾斜面51b、55b)を備えることを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、複数の部材間の対向する側の面部を傾斜面部にすることにより、スペーサを挿通するボルトを締めると、隣接する部材間が接近して対向する傾斜面部が接触し、回転軸の先端部とこれに対向する部材の端部が接触する。そして、さらにボルトを締めると、接触した傾斜面部間に滑りが生じて隣接する部材が外側方向に移動する。その結果、移動した部材によって筒軸の内面が押圧されて、スペーサは筒軸と一体化する。ボルトを締めるだけで、スペーサと筒軸とを容易に一体化することができる。
【0012】
また本発明は、スペーサが弾性変形可能な材料で形成されていることを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、スペーサを弾性変形可能な材料製にすることで、ボルトを締め付けると、スペーサはボルトの締め付け方向に沿って圧縮変形するとともに、締め付け方向に直交する方向に拡大してスペーサが筒軸の内面を押圧する。このため、スペーサと筒軸とを一体化するスペーサを簡易な構成にすることができ、安価なスペーサを提供することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係わる耕耘作業装置によれば、回転軸に耕耘爪取付用の筒軸をトルク伝達可能に外嵌し、筒軸を、ボルトを介して抜け止め状態で取り付けてボルトの締め付けによって筒軸と一体化されるスペーサを介して回転軸に固定させることにより、スラスト荷重を受ける筒軸を固定するボルトが破断する虞のない耕耘作業装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明に係わる耕耘作業装置の好ましい実施の形態を図1から図4に基づいて説明する。本実施の形態は、耕耘作業装置のうち、中耕、除草等を行なう耕耘作業装置を例にして説明する。
【0016】
耕耘作業装置1は、図1(側面図)及び図2(裏面図)に示すように、装置の幅方向(以下、左右方向と記す。)に延びる主フレーム3を有し、主フレーム3に設けられた連結部5を介して走行機体(図示せず)の後部に装着される。主フレーム3の左右方向の中央下部には図示しないギアボックスが設けられ、このギアボックスに設けられた入力軸(図示せず)に走行機体のPTO軸(図示せず)から動力が伝達されるようになっている。
【0017】
主フレーム3の左右両端部には中耕ユニット20が設けられている。中耕ユニット20は、主フレーム3の下部に前後方向に揺動自在に枢結された伝動ケース7の下端部に配設されている。中耕ユニット20は、伝動ケース7の下端部に回転動自在に支持された中耕ロータ21を備える。中耕ロータ21は、図3(a)に示すように、伝動ケース7の下側に回転動可能に支持されて左右方向に延びる回転軸8の先端部に外嵌されて耕耘爪取付用の筒軸30と、筒軸30に取り付けられた複数の耕耘爪40と有して構成される。なお、回転軸8は、図示しない動力伝達機構を介して入力軸に伝達された動力を受けて回転動するようになっており、回転軸8の中間部にはこの中心軸線に直交する方向に延びるピン孔9が設けられ、回転軸8には軸方向へのねじ孔(図示せず)が設けられている。
【0018】
筒軸30は、回転軸8に外嵌する第1軸部31と、第1軸部31の左側端部に連結される第2軸部35とを有してなる。第1軸部31と第2軸部35は略同一の外径寸法を有して形成され、それぞれの内部には略同一の内径寸法を有した貫通孔31a、35aが形成されている。このため、第1軸部31と第2軸部35の外周面31b、35bに段差がないように第1軸部31の左端面と第2軸部35の右端面を接合させると、貫通孔31a、35a同士が連続的に繋がる。
【0019】
第1軸部31の左端部と第2軸部35の右端部にはフランジ部32、36が径方向外側に突出して設けられている。これらフランジ部32、36には孔部(図示せず)が複数形成され、これらフランジ部32、36を接合した状態で孔部を介してボルト・ナットの締結手段33によってフランジ部32、36を締結すると、第1軸部31と第2軸部35とを連結することができる。第1軸部31の右側端部には回転軸8に形成されたピン孔9と連通可能な連通孔34が形成されている。このため、第1軸部31の右側端部を回転軸8に外嵌し、ピン孔9と連通孔34とを連通させた状態でこれらの孔に図3(b)に示すピン11を挿通すると、回転軸8の駆動力をピン11を介して第1軸部31に伝達して筒軸30を回転させることができる。なお、ピン11にはこれが抜脱されるのを規制するため、その先端部に図3(b)に示す抜け止め12を装着することができる。
【0020】
第1軸部31と第2軸部35の各外周面には左右方向に所定間隔を有して配置されて放射状に突出するホルダ37が複数設けられている。ホルダ37には耕耘爪40が着脱可能に取り付けられる。耕耘爪40は、図1及び図2に示すように、基端側が直線状に延びて先端側が左右方向に屈曲している。このため、中耕ロータ21が回転して耕耘爪40が圃場の土壌を耕耘すると、耕耘爪40の先端側から筒軸30にスラスト方向成分を有した力が作用することになる。
【0021】
筒軸30の内部には、図3(b)(側面図)に示すように、筒軸30を回転軸8に取り付けるためのスペーサ50が設けられている。つまり、前述したピン11とスペーサ50とで筒軸30を回転軸8に取り付けるための取付構造を構成している。スペーサ50は、金属材料製であり、筒状の第1部材51及び第2部材55を有してなる。第1部材51は、右側端部に上下方向に延びる端面51aを形成し、左側端部に斜め方向に延びる傾斜面51bを形成し、中心部に軸心方向に延びる挿通孔51cを形成している。一方、第2部材55は、右側端部に斜め方向に延びる傾斜面55bを形成し、左側端部に上下方向に延びる端面55aを形成し、中心部に軸心方向に延びる挿通孔55cを形成している。第1部材51と第2部材55の外径寸法は略同一であり、これらの部材の傾斜面51b、55bはそれぞれの中心軸線に対して同じ傾斜角度θを有して傾斜する。また第1部材51と第2部材55に形成された挿通孔51c、55cは略同一の内径寸法を有する。このため、第1部材51と第2部材55の傾斜面同士を対向させて、これらの外周面同士が段差の無いようにこれらの傾斜面同士を接触させると、挿通孔51c、55c同士が連続的に繋がる。なお、傾斜面51b、55bの傾斜角度θは鋭角の範囲内であればいずれの角度にも設計可能である。
【0022】
第1部材51及び第2部材55の外径寸法は第1軸部31及び第2軸部35の貫通孔31a、35aの内径寸法よりも小さい。このため、スペーサ50は貫通孔31a、35aに対して挿抜自在である。また、スペーサ50(第1部材51及び第2部材55)の外径と筒軸30の貫通孔31a、35aの内径との隙間よりボルト60の軸部60aの外径とスペーサ50の挿通孔51c、55cとの隙間が大きくなるように、スペーサ50の外径寸法及び貫通孔31a、35aの内径寸法が設定されている。さらに第1部材51と第2部材55の傾斜面51b、55b同士を接触させたスペーサ(以下、「一体化されたスペーサ50」と記す。)の軸方向長さは、一体化されたスペーサ50を筒軸30に挿着すると、スペーサ50の左側端部が筒軸30から所定の長さを有して突出する長さである。
【0023】
このように構成されたスペーサ50は次のようにして取り付ける。図3(a)及び図3(b)に示すように、筒軸30を回転軸8に外嵌し、ピン孔9と連通孔34とを連通状態とし、これらの孔にピン11を挿通する。そして、筒軸30から突出したピン11の先端部に抜け止め12を装着する。そして、スペーサ50の傾斜面51b、55b同士が対向するようにして第1部材51と第2部材55とを筒軸30の先端側に配置する。そして、これらの部材を筒軸30に挿入する。
【0024】
そして、図3(c)に示すように、ボルト60をスペーサ50の挿通孔51c、55cに挿通してボルト60の先端部を回転軸8のねじ孔に突き当てる。なお、ボルト60を挿通孔51c、55cに挿通する際には、ボルト60の軸部60aに、予め頭部60b側からばね座金63とロックプレート61を挿着しておく。ロックプレート61は板金材料製であり、ホルダ37に外嵌する基部61aと基部61aから延出する腕部61bとを有してなり、腕部61bの先端部にはボルト60の軸部60aを挿通する孔部(図示せず)が形成されている。そして、ボルト60を回して締めていくと、ボルト60の頭部60bの回転軸側への移動によって第2部材55が第1部材51側に移動して、第2部材55の傾斜面55bが第1部材51の傾斜面51bに接触し、第1部材51の右側の端面51aが回転軸8の先端部に当接する。
【0025】
そして、さらにボルト60を締めると、前述したようにスペーサ50の外径と筒軸30の貫通孔31a、35aの内径との隙間よりボルト60の軸部60aの外径とスペーサ50の挿通孔51c、55cとの隙間が大きくなるようにしてあるので、図3(d)に示すように、傾斜面51b、55bに沿って第1部材51及び第2部材55が筒軸30の径方向外側にずれる。その結果、第1部材51及び第2部材55は筒軸30の内面を内側から外側に押圧して、スペーサ50は筒軸30と一体化する。これと同時に、スペーサ50はボルト60を介して抜け止め状態で回転軸8に取り付けられる。そして、図3(e)に示すように、ロックプレート61の基部61aをホルダ37に外嵌して取り付け、ロックプレート61の腕部61bの先端部をボルト60の頭部60bを包み込むようにして折り曲げる。その結果、ロックプレート61によってボルト60が回転軸8から離反する方向への移動が規制され、ボルト60の緩みを未然に防止することができる。
【0026】
このように、スペーサ50は、ボルト60を介して回転軸8に抜け止め状態で取り付けられるとともに、筒軸30と一体化することで、筒軸30の中心軸線を回転軸8のそれと略同芯軸上に配置することができ、筒軸30の振れを無くすことができる。その結果、筒軸30の振れによってスペーサ50に挿通されたボルト60に繰り返し荷重が作用する事態をなくすことができ、ボルト60の締め付けを緩めたり、ボルト60が破断したりする事態を無くすことができる。また筒軸30はスペーサ50を介して回転軸8に固定されるので、筒軸30にスラスト方向の力が作用すると、この力はスペーサ50を介して回転軸8に作用することになる。このため、スラスト方向の力がピン11に直接作用することはなく、ピン11に作用する力を回転軸8からの駆動力のみにすることができる。その結果、ピン11を挿通するために筒軸30に設けた連通孔34が筒軸30の軸方向に削られて延びるような長孔に形成されることはなく、筒軸30が軸方向に移動して生じるガタの発生を防止して、ボルト60の破損を確実に防止することができる。
【0027】
なお、前述した実施の形態では、スペーサ50は第1部材51と第2部材55の2つの部材からなる構成を示したが、筒軸30の長さに応じてスペーサ50を3つ以上の部材からなるように構成してもよい。また、筒軸30のトルク伝達の方法としては、回転軸8を角形状にしたり、スプライン加工を施してもよい。
【0028】
また、図4に示すように、スペーサ70は、弾性変形可能な材料で形成されて筒軸30の貫通孔31a、35aに挿抜可能な外径を有する軸本体部70aと、軸本体部70aの一端側端部に取り付けられて第2軸部35(筒軸30)の端部に当接可能な板部材70bとを有してなる。軸本体部70aは、例えば、ゴム等の合成樹脂材料で形成される。スペーサ70はその軸心に沿ってボルト60を通す挿通孔70cが形成される。軸本体部70aの長さL1は、回転軸8の先端から筒軸30の外側端までの長さL2より長い。軸本体部70aの外径φと長さL1とは、軸本体部70aが軸方向に圧縮されてその長さがL2になると、外径φが筒軸30の内径よりも大きくなる関係を有する。その結果、軸本体部70aを筒軸30に挿入し、板部材70bが第2軸部35(筒軸30)の端部に当接するようにボルト60を締めると、軸本体部70aの外径が拡がって軸本体部70aの外周面が筒軸30の内面を押圧して、軸本体部70aが筒軸30と一体化する。また軸本体部70aはボルト60を介して抜け止め状態で回転軸8に取り付けられる。このため、筒軸30を、前述した図3(b)に示すスペーサ50と同様に回転軸8に固定することができる。また、軸本体部70aを弾性変形可能な材料製にすることで、簡易な構成で安価なスペーサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の一実施の形態に係わる耕耘作業装置の側面図を示す。
【図2】この耕耘作業装置の裏面図を示す。
【図3】この耕耘作業装置に設けられた耕耘ローラの取付構造の側面図を示す。
【図4】耕耘ローラの取付構造の他の例を示す側面図である。
【符号の説明】
【0030】
1 耕耘作業装置
7 伝動ケース
8 回転軸
30 筒軸
40 耕耘爪
50、70 スペーサ
51 第1部材(部材)
51b、55b 傾斜面(傾斜面部)
55 第2部材(部材)
60 ボルト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
伝動ケースに回転動可能に支持されて横方向に延びる回転軸に、該回転軸と同一方向に延びて耕耘爪取付用の筒軸をトルク伝達可能に外嵌し、前記筒軸を、挿通して前記回転軸に固定されるボルトを介して抜け止め状態で取り付けるとともに前記ボルトの締め付けによって前記筒軸の内面を押圧して前記筒軸と一体化されるスペーサを介して前記回転軸に固定させたことを特徴とする耕耘作業装置。
【請求項2】
前記スペーサは、直線状に配置される複数の部材を有し、該複数の部材間の対向する側の面部は前記スペーサの中心軸線に対して傾斜する傾斜面部を備えることを特徴とする請求項1に記載の耕耘作業装置。
【請求項3】
前記スペーサは、弾性変形可能な材料で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の耕耘作業装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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