説明

肝細胞増殖因子活性化を制御するための方法及び組成物

【課題】肝細胞増殖因子(HGF)のヘプシン活性を阻害する候補インヒビター(すなわちアンタゴニスト)物質のスクリーニング方法の提供。
【解決手段】HGFのヘプシン活性化を阻害する候補インヒビター物質の同定方法であって、(a)候補物質をヘプシンとプロHGF物質を含有する第一試料と反応させ、(b)該試料中のプロHGF物質の活性量を、第一試料と同じ量のヘプシンとプロHGF物質を含有するが該候補物質と反応させていない対照試料中のプロHGF物質の活性量と比較し、対照試料中のプロHGF物質の活性量と比較して第一試料中のプロHGF物質の活性量が少ない場合に、該候補物質が短鎖HGF(プロHGF)のヘプシン活性を阻害することができることを示す方法。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
HGFのヘプシン活性化を阻害する候補インヒビター物質の同定方法であって、(a)候補物質をヘプシンとプロHGF物質を含有する第一試料と反応させ、(b)該試料中のプロHGF物質の活性量を、第一試料と同じ量のヘプシンとプロHGF物質を含有するが該候補物質と反応させていない対照試料中のプロHGF物質の活性量と比較し、対照試料中のプロHGF物質の活性量と比較して第一試料中のプロHGF物質の活性量が少ない場合に、該候補物質が短鎖HGF(プロHGF)のヘプシン活性を阻害することができることを示す方法。
【請求項2】
前記試料中のヘプシンが前記プロHGFを活性するために有効な量である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記プロHGFが、R494-V495ペプチド連鎖の野生型を含有するHGF又はその断片を含んでなるポリペプチドである、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
プロHGFがプロテアーゼのコンセンサス切断部位に一致するヒトHGFの切断部位を含んでなり、該切断部位が位置P1に塩基性残基と、位置P'及びP'に2つの疎水性アミノ酸残基を含有する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
ヘプシン及び肝細胞成長因子の相互作用を阻害するアンタゴニスト分子。
【請求項6】
前記分子が抗体又はその断片を含んでなる、請求項5に記載のアンタゴニスト分子。
【請求項7】
前記分子がkunitzドメイン1配列を含有するポリペプチドを含んでなる、請求項5に記載のアンタゴニスト分子。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−196217(P2012−196217A)
【公開日】平成24年10月18日(2012.10.18)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−115809(P2012−115809)
【出願日】平成24年5月21日(2012.5.21)
【分割の表示】特願2007−523715(P2007−523715)の分割
【原出願日】平成17年7月25日(2005.7.25)
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】