説明

脚装置

【課題】構成部品点数を徒に増加させることなく脚軸とロック体との噛み合わせを外部からの操作によって強制的に解除できるようにする。
【解決手段】昇降体はベース20に上端部を回動可能に組み付けさせると共に、下端部の前面側に脚軸1の雄ねじ部12に噛み合う雌ねじ状部212aを有したロック体21とを有している。ベース20はロック体21の雌ねじ状部212aを通し抜け穴202に差し通される脚軸1の外周面に押しつける弾性片208を一体に備えている。ベース20に、操作部221を利用した解除操作によって弾性片208の押し付けに抗してロック体21の下端部を後退移動させるようにこのロック体21に突き当たり部222を突き当てさせる解除位置に移動される解除体22が備えられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、各種の支持対象物に取り付けられてこの支持対象物の脚となると共に、かかる支持対象物を高さ調整可能に支持する機能を備えた脚装置の改良に関する。
【背景技術】
【0002】
下端部に接地部を有した雄ねじ状をなす脚軸と、この脚軸に昇降可能に支持される昇降体とを備えており、
この昇降体を、支持対象物への固定部を備えると共に、脚軸の通し抜け穴を備えたベースと、
このベースに上端部を回動可能に組み付けさせると共に、下端部の前面側に脚軸の雄ねじ部に噛み合う雌ねじ状部を有したロック体とから構成すると共に、
かかるベースに、ロック体の雌ねじ状部を前記通し抜け穴に差し通される脚軸の外周面に押しつけるように、このロック体の背面側に接する弾性片を一体に備えさせて構成された脚装置として、本出願人が先に開示した特許文献1に示されるものがある。
【0003】
かかる脚装置によれば、前記脚軸と、ベースと、ロック体との3パーツによって、支持対象物を高さ調整可能に支持することができる。
【0004】
ここで、かかる脚装置において、脚軸とロック体との噛み合わせを外部からの操作によって強制的に解除可能にできれば、支持対象物の下面からの脚軸の突き出し量を容易に大幅調整でき、その使い勝手をより向上させることができる。
【特許文献1】特願2004−158867号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明が解決しようとする主たる問題点は、この種の脚装置の構成部品点数を徒に増加させることなく、これを構成する脚軸とロック体との噛み合わせを外部からの操作によって強制的に解除できるようにして、支持対象物の下面からの脚軸の突き出し量を容易に大幅に調整可能とする点にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記問題点を解決するために、この発明にあっては、脚装置を以下の(1)〜(5)の構成を備えたものとした。
(1)支持対象物を高さ調整可能に支持する脚装置であって、
(2)下端部に接地部を有した雄ねじ状をなす脚軸と、この脚軸に昇降可能に支持される昇降体とを備えており、
(3)この昇降体は、
支持対象物への固定部を備えると共に、脚軸の通し抜け穴を備えたベースと、
このベースに上端部を回動可能に組み付けさせると共に、下端部の前面側に脚軸の雄ねじ部に噛み合う雌ねじ状部を有したロック体とを有しており、
(4)前記ベースが、ロック体の雌ねじ状部を前記通し抜け穴に差し通される脚軸の外周面に押しつけるように、このロック体の背面側に接する弾性片を一体に備えていると共に、
(5)ベースに、このベースの側部から外方に突き出された操作部とベース内に位置される突き当たり部とを有していると共に、この操作部を利用した解除操作によって弾性片の押し付けに抗してロック体の下端部を後退移動させるようにこのロック体に突き当たり部を突き当てさせる解除位置に移動される解除体が備えられている。
【0007】
かかる構成によれば、ロック体を弾性片を外向きに弾性変形させて後退させながら昇降体の通し抜け穴に脚軸を入れ込ませることにより、この入れ込み後の弾性片の弾性復帰によりロック体を前方に押し戻してこのロック体の雌ねじ状部を入れ込まされた脚軸の雄ねじ部に押しつけ噛み合わさせた脚装置を構成させることができる。支持対象物にベースの固定部によって取り付けられた脚装置は、脚軸を回転操作させることにより、昇降体の下面と脚軸の接地部との間の寸法を変え、これにより、支持対象物の高さの微調整が可能とされる。また、弾性片の押し付けにより脚軸の雄ねじ部に雌ねじ状部を噛み合わせたロック体のロック状態は、解除体の解除位置への移動操作によってこのロック体の下端部を後退移動させて、ワンタッチで解除することができる。そして、この解除によって、昇降体の下面からの脚軸の突き出し量を増減させる調整、つまり、支持対象物の高さを可変させる調整を大幅になすことができる。
【0008】
脚装置に、前記解除体の解除操作による解除体の解除位置への移動を、この移動によって弾性変形しながら許容するこの解除体の押し戻し手段を備えさせておくこともある。
【0009】
このようにした場合、解除体の解除操作を止めた場合には、かかる押し戻し手段の弾性復帰によって解除位置に移動された解除体をこの移動前の位置に速やかに復帰させることができる。そして、この解除体の復帰によって、弾性片によってロック体の下端部を再び前進移動させてこのロック体の雌ねじ状部を脚軸の雄ねじ部に噛み合わせることができる。すなわち、このようにしておけば、解除体の解除操作によって支持対象物の高さを大幅に可変させる調整をなした後、この高さが所望の高さになった位置でこの解除操作を止めることにより、この所望の高さに支持対象物を速やかに安定的に位置づけさせることができる。
【0010】
前記ベース内において脚軸を挟んだ一方側からロック体がこの脚軸にその下端部を押し付けるようになっていると共に、
前記解除体を、この脚軸を挟んだ他方側から一方側に向けたスライド移動可能にベースに組み合わされて解除位置においてその突き当たり部をロック体に突き当てさせるスライダ体として構成させておくこともある。
【0011】
このようにした場合、スライダ体を脚軸を挟んだ他方側から一方側に向けて操作部を利用してスライド移動させることにより、ロック体をワンタッチで後退移動させることができ、これにより、ロック体の雌ねじ状部と脚軸の雄ねじ部とのかみ合いを解かせて支持対象物の高さの大幅変更をなすことができる。
【0012】
解除体を、ベースに回動軸をもって回動可能に組み合わされると共に、この回動軸を挟んだ一方側に操作部を他方側に突き当たり部を有し、操作部を持ち上げる解除操作によって解除位置においてその突き当たり部をロック体に上方から突き当てさせる回動体として構成させておくこともある。
【0013】
このようにした場合、回動体を、その操作部を上方に持ち上げさせ、従って突き当たり部を下方に押し下げさせる回動操作させることにより、ロック体をワンタッチで後退移動させることができ、これにより、ロック体の雌ねじ状部と脚軸の雄ねじ部とのかみ合いを解かせて支持対象物の高さの大幅変更をなすことができる。
【0014】
前記ベース内において脚軸を挟んだ一方側からロック体がこの脚軸にその下端部を押し付けるようになっていると共に、
このベースに、
この脚軸を挟んだ他方側から一方側に向けたスライド移動可能にベースに組み合わされて解除位置においてその突き当たり部をロック体に突き当てさせるスライダ体として構成されている解除体のスライド移動を案内する案内部と、
このベースに回動軸をもって回動可能に組み合わされると共に、この回動軸を挟んだ一方側に操作部を他方側に突き当たり部を有し、操作部を持ち上げる解除操作によって解除位置においてその突き当たり部をロック体に上方から突き当てさせる回動体として構成されている解除体の回動軸の軸受穴とを備えさせて置くこともある。
【0015】
このようにした場合、かかるベースにスライダ体を組み付けることにより解除体をスライダ体とした脚装置を構成させることができると共に、かかるベースに回動体を組み付けることにより解除体を回動体とした脚装置を構成させることもできる。すなわち、ベースを共通部品としながら、解除体の構成を異ならせる二種類の脚装置をそれぞれ適切に構成させることができる。
【発明の効果】
【0016】
この発明によれば、雄ねじ部を備えた脚軸と、昇降体を構成するベースと、昇降体を構成するロック体と、昇降体を構成する解除体との4パーツにより、支持対象物を高さ調整可能に支持すると共に、脚軸とロック体との噛み合わせを外部からの操作によって強制的に解除して支持対象物の高さを大幅に可変する調整も可能な脚装置を適切に構成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図1ないし図19に基づいて、この発明を実施するための最良の形態について説明する。
【0018】
なお、ここで図1ないし図4は、解除体の取り付け前の状態における脚装置をそれぞれ示している。
【0019】
また、図5ないし図9は、スライダ体223として構成された解除体22を備えて構成された脚装置をそれぞれ示している。また、図10は、かかるスライダ体223をそれぞれ示している。
【0020】
また、図11ないし図15は、回動体として構成された解除体22を備えて構成された脚装置をそれぞれ示している。また、図16および図17は、かかる回動体224とロック体21とを一緒に表して示しており、また、図18は、かかる回動体224を、図19は、かかるロック体21をそれぞれ示している。
【0021】
特に、図7および図13は、解除体22が解除位置に移動されてロック体21が後退した様子を、また、図2、図3、図8および図14は、昇降体2が最も下降した状態を示している。
【0022】
この実施の形態にかかる脚装置は、各種の支持対象物Pに取り付けられてこの支持対象物Pの脚となると共に、かかる支持対象物Pを高さ調整(レベル調整)可能に支持する機能(アジャスター機能)を備えたものである。
【0023】
具体的には、かかる脚装置は、例えば、いわゆる液晶プロジェクター、映写機、スライド映写機などの投影機の脚として、あるいはまた、三脚などの脚の下端部に取り付けられてこの脚の一部をなすものとして、用いることができる。この脚装置がかかる投影機に用いられる場合には、この投影機の投影レンズが設けられた前部側の下部に設けられてこの投影機の傾斜角を調整するように用いられ、これにより、この投影レンズから投影される映像がスクリーンなどに映し出される高さ位置を調整するように用いられる。
【0024】
かかる脚装置は、脚軸1と昇降体2とを備えている。
【0025】
脚軸1は、下端部に接地部10を有した雄ねじ状をなすように構成されている。図示の例にあっては、かかる脚軸1は下端部に円盤状部101を有していると共に、この円盤状部101の下面にクッション材102を備えている。そして、このクッション材102を床面、地面、テーブル面などの接地面Gに接地させて、この接地面G上に支持対象物Pを支持させるようになっている。
【0026】
また図示の例では、かかる脚軸1は、下端部側と上端部側とにそれぞれ無ねじ部11を有していると共に、両無ねじ部11、11間に雄ねじ部12を備えるように構成されている。この脚軸1の雄ねじ部12には、前記昇降体2を構成する後述するロック体21の雌ねじ状部212aが噛み合わされ、前記円盤状部101を把持してなす脚軸1の回転操作によってこの昇降体2は上昇又は下降される。
【0027】
また、図示の例にあっては、脚軸1の上端部に、前記昇降体2の後述するベース20の通し抜け穴202への下方からのこの脚軸1の入れ込みに伴って、一旦弾性変形した後、この通し抜け穴202から上方に抜け出した位置において弾発してこの通し抜け穴202に掛合される弾性掛合片13が形成されている。
【0028】
図示の例にあっては、脚軸1は中空の筒状に構成されていると共に、この上端部の末端において溝端を外方に解放させて脚軸1の軸線方向に延びる二条の割溝14、14によってこれらの割溝14、14間に前記弾性掛合片13を形成させている。かかる弾性掛合片13は脚軸1の直径方向両側に形成されている。また、図示の例では、二つの弾性掛合片13、13のうちの一方が脚軸1の上端部の末端よりもより上方に突き出すようになっている。二つの弾性掛合片13、13の上端であってその外面部にはそれぞれ、突部131が形成されている。この突部131は脚軸1の下端部側に向いた掛合面132を有すると共に、頂部133を挟んだ上方側にこの頂部133に向かうに連れて次第に突部131の突き出し寸法を大きくする向きに傾斜した傾斜面134を有している。そして、二つの弾性掛合片13、13の突部131の頂部133間の寸法が、昇降体2の通し抜け穴202の穴径よりもやや大きくなるようにしてある。昇降体2と脚軸1とを前記のようにこの脚軸1を通し抜け穴202に入れ込ませて組み合わさせるにあたり、弾性掛合片13は前記突部131の傾斜面134を通し抜け穴202の穴口縁に突き当ててスムースに弾性変形され、この通し抜け穴202から上方に抜け出した位置で弾性復帰して通し抜け穴202に前記掛合面132を掛合させる。
【0029】
これにより、図示の例にあっては、昇降体2を取り付けた支持対象物Pを持ち上げるなどした場合などにおいて、昇降体2の通し抜け穴202から予期せず脚軸1が抜け落ちてしまうことがないようになっている。
【0030】
また、図示の例にあっては、二つの弾性掛合片13、13の一方が他方よりも上方に長く延びており、二つの弾性掛合片13、13の突部131の頂部133の位置が上下に異なっていることから、通し抜け穴202への脚軸1の入れ込みにあたり、二つの弾性掛合片13、13の双方を同時に最大限内向きに弾性変形させることなくこの入れ込みをなすことができ、この入れ込みを容易に行えるようになっている。それと共に、図示の例にあっては、二つの弾性掛合片13、13のうちの他方の弾性掛合片13(短い方)の突部131の掛合面132に昇降体2の通し抜け穴202の上側の穴口が突き当たった位置においては脚軸1の雄ねじ部12にロック体21の雌ねじ状部212aが未だ噛み合うようにしてあると共に、これを越えて脚軸1の回転操作によって昇降体2が上昇されてロック体21の雌ねじ状部212aが前記無ねじ部11の形成位置に位置された場合には、二つの弾性掛合片13、13のうちの一方の弾性掛合片13(長い方)の突部131の掛合面132に昇降体2の通し抜け穴202の上側の穴口が突き当たるようにしてあり、昇降体2が上昇され切った位置においての昇降体2からの脚軸1の抜け出しを確実に阻止できるようになっている。
【0031】
脚軸1を構成する前記円盤状部101の外周面には、この円盤状部101の肉厚方向に沿ったリブ103が、この周方向において隣り合うリブ103との間に間隔を開けて複数設けさせられており、この円盤状部101を把持などして脚軸1をより容易に回転操作することができるようになっている。
【0032】
かかる脚軸1は、昇降体2の下降させればさせるほど、この昇降体2の上面からの突き出し寸法を大きくさせる。典型的には、支持対象物Pにおける昇降体2の取り付け箇所にはこのように突き出される脚軸1が納まる昇降体2の通し抜け穴202に連通した脚軸1の収容空間Paが形成される。
【0033】
一方、昇降体2は、前記脚軸1に昇降可能に支持されるようになっている。また、この昇降体2は、ベース20とロック体21と解除体22とを備えている。
【0034】
ベース20は、支持対象物Pへの固定部201を備えると共に、脚軸1の通し抜け穴202を備えている。図示の例にあっては、かかるベース20は、ほぼ方形の板状をなす上板部203と下板部204とを有すると共に、この上板部203の三つの辺部と下板部204の三つの辺部との間に、側板部205をそれぞれ有しており、一つの側部を開放部206としたボックス状をなすように構成されている。そして、図示の例にあっては、上板部203における開放部206の形成側側に偏った位置と、下板部204における開放部206側に偏った位置とにそれぞれ、前記脚軸1の通し抜け穴202が貫通状態に形成してある。
【0035】
ロック体21は、前記ベース20に上端部(図示の例では、後述する板状アーム部211の上端部)を回動可能に組み付けさせていると共に、下端部の前面(図示の例では、後述するブロック部212の前面212c)側に脚軸1の雄ねじ部12に噛み合う雌ねじ状部212aを有している。
【0036】
図示の例では、かかるロック体21は、横板部分211aとこの横板部分211aの後方側の上部から斜め上方に延びる斜上板部分211bとよりなる板面を垂直方向に配させた一対の板状アーム部211、211と、
この一対の板状アーム部211、211の横板部分211aの間に亘るように形成されたブロック部212とを一体に有している。
【0037】
ブロック部212の前面は、板状アーム部211の横板部分211aの前端よりもやや後方に位置されるようになっている。そして、このブロック部212の前面212cに、前記雌ねじ状部212aが形成されている。かかる雌ねじ状部212aは、脚軸1の雄ねじ部12に噛み合う一条又は複数状の突起を前記ブロック部212の前面212cに形成することで構成することができるが、図示の例では、かかる雌ねじ状部212aは、脚軸1の雄ねじ部12に噛み合う形状を持った仮想の雌ねじの一部212bを、前記ブロック部212の前面212cに形成させることにより構成されている。
【0038】
また、ブロック部212の背面212dであって、その上縁部のほぼ中程位置には、後方に突き出す接触突部212eが形成されている。そして、この接触突部212eが、ベース20における開放部206に対抗した位置にある側板部205に形成された後述する弾性片208に接するようになっている。(以下、ベース20の三つの側板部205のうち、この弾性片208が設けられている側板部205を背側側板部205aという。)
【0039】
また、前記一対の板状アーム部211、211の斜上板部分211bの上端であって、その外面には、この外面から側方に突き出す太径円柱体213aと、この太径円柱体213aの突き出し端面からさらに側方に突き出す細径円柱体213bとからなる軸部213が形成されている。一対の板状アーム部211、211の細径円柱体213bの突き出し端面間のピッチは、ベース20の背側側板部205aに隣り合う両側板部206、206の内面間のピッチよりやや大きくなるようにしてある。そして、図示の例にあっては、ベース20の背側側板部205aに隣り合う両側板部206、206の後部上隅部にそれぞれ貫通状態に設けられた軸穴207に対し、ロック体21を前記開放部206を通じてこのロック体21の背面、つまり、ブロック部212の背面212d側を先にして入れ込ませることにより、この側板部206の内面に細径円柱体213bの突き出し端面を押し当てさせて一対の板状アームの斜上板部分211b間のピッチをやや狭める向きにこの斜上板部分211bを一旦弾性的に撓み込ませた後の、この細径円柱体213bが前記軸穴207に入り込むロック体21の入れ込み位置における弾発によって、この軸穴207に細径円柱体213bを入れ込ませ、これにより、ベース20にロック体21の上端部を回動可能に組み付けさせるようにしている。
【0040】
また、前記ベース20には、このようにベース20に回動可能に組み合わされたロック体21の雌ねじ状部212aを前記通し抜け穴202に差し通される脚軸1の外周面に押しつけるように、このロック体21の背面、つまり、前記ブロック部212の背面212d側に接する弾性片208が一体に備えられている。
【0041】
図示の例にあっては、かかる弾性片208は、背側側板部205aの左右方向ほぼ中程の位置において、上下方向に延びる一対の縦割溝208a、208aとこの一対の縦割溝208a、208aの溝上端間に亘る横割溝208bとによって区分されたかかる背側側板部205aの一部によって構成されている。そして、図示の例にあっては、この弾性片208の上端側の内面がロック体21のベース20の接触突部212eに常時接するようになっている。
【0042】
具体的には、かかる弾性片208と接触突部212eとの接触によって、ロック体21の雌ねじ状部212aが脚軸1の外周面位置に位置づけられるようになっている。
【0043】
これにより、支持対象物Pを高さ調整可能に支持することができるようになっている。すなわち、ロック体21を弾性片208を外向きに弾性変形させて後退させながら昇降体2の通し抜け穴202に脚軸1を入れ込ませることにより、この入れ込み後の弾性片208の弾性復帰によりロック体21を前方に押し戻してこのロック体21の雌ねじ状部212aを入れ込まされた脚軸1の雄ねじ部12に押しつけ噛み合わさせた脚装置を構成させることができる。支持対象物Pにベース20の固定部201によって取り付けられた脚装置は、脚軸1を回転操作させることにより、昇降体2の下面と脚軸1の接地部10との間の寸法を変え、これにより、支持対象物Pの高さの微調整が可能とされる。すなわち、昇降体2は前記ロック体21の雌ねじ状部212aを脚軸1の雄ねじ部12に噛み合わせており、脚軸1を回転させると雌ねじ状部212aは脚軸1に沿っていわば相対的に螺進又は螺退され、これにより、少しづつ支持対象物Pの高さを変えることができる。昇降体2が下降し切った位置、および、昇降体2が上昇し切った位置において、脚軸1が誤ってさらに回転操作された場合には、この回転操作によって雌ねじ状部212aを破損させないように、ロック体21を弾性片208を外向きに撓み込ませながらベース20との回動組み付け位置を中心にその下端部を後退させるように回動させることができる。
【0044】
また、この実施の形態にあっては、前記ベース20に、このベース20の側部から外方に突き出された操作部221とベース20内に位置される突き当たり部222とを有していると共に、この操作部221を利用した解除操作によって弾性片208の押し付けに抗してロック体21の下端部を後退移動させるようにこのロック体21に突き当たり部222を突き当てさせる解除位置に移動される解除体22が備えられている。
【0045】
図示の例にあっては、解除体22の操作部221は、ベース20における開放部206から外方に突き出されている。
【0046】
これにより、この実施の形態にあっては、弾性片208の押し付けにより脚軸1の雄ねじ部12に雌ねじ状部212aを噛み合わせたロック体21のロック状態を、解除体22の解除位置への移動操作によってこのロック体21の下端部を後退移動させて、ワンタッチで解除することができる。そして、この解除によって、昇降体2の下面からの脚軸1の突き出し量を増減させる調整、つまり、支持対象物Pの高さを可変させる調整を大幅になすことができる。
【0047】
また、この実施の形態にかかる脚装置は、かかる解除体22の解除操作による解除体22の解除位置への移動を、この移動によって弾性変形しながら許容するこの解除体22の押し戻し手段23を有している。
【0048】
これにより、この実施の形態にあっては、解除体22の解除操作を止めた場合には、かかる押し戻し手段23の弾性復帰によって解除位置に移動された解除体22をこの移動前の位置に速やかに復帰させることができる。そして、この解除体22の復帰によって、弾性片208によってロック体21の下端部を再び前進移動させてこのロック体21の雌ねじ状部212aを脚軸1の雄ねじ部12に噛み合わせることができる。すなわち、このようにしておけば、解除体22の解除操作によって支持対象物Pの高さを大幅に可変させる調整をなした後、この高さが所望の高さになった位置でこの解除操作を止めることにより、この所望の高さに支持対象物Pを速やかに安定的に位置づけさせることができる。
【0049】
図5〜図9は、解除体22を、これをスライド移動させることによって、ロック体21の下端部を後退移動させるように構成させた例を示している。
【0050】
この例にあっては、ベース20内において脚軸1を挟んだ一方側からロック体21がこの脚軸1にその下端部を押し付けるようになっていると共に、
解除体22がこの脚軸1を挟んだ他方側から一方側に向けたスライド移動可能にベース20に組み合わされて解除位置においてその突き当たり部222をロック体21に突き当てさせるスライダ体223として構成されている。
【0051】
この例では、かかるスライダ体223は、
(1)ベース20の下板部204の上面に下面を接しさせる基板223aと、
(2)この基板223aにおけるベース20の開放部から外方に突き出された外縁部から上方に突き出した板状をなす操作部221と、
(3)基板223aの外縁部に対向する側からこの外縁部側に向けて窪み込むように形成された脚軸1の通し部223cを挟んだ両側において、この基板223aから前方に向けて突き出すアーム部223dとを有している。
【0052】
そして、この例にあっては、このアーム部223dの上面よりも基板223aの左右両側に形成されたリブ状隆起部223bの上面が上方に位置されるようになっており、アーム部223dの基部の上方に前方に向いた段差面状をなす突き当たり部222が形成されている。そして、この例にあっては、スライダ体223の操作部221を押し込み操作することにより、ベース20内においてスライダ体223が解除位置まで前進され、この解除位置においてスライダ体223の突き当たり部222が脚軸1の雄ねじ部12に雌ねじ状部212aを噛み合わせたロック体21における板状アーム部211の横板部分211aの前端に突き当てられるようになっている。なお、一対のアーム部223d、223dの内面間のピッチはロック体21を構成する一対の板状アーム部211、211の横板部分211aの外面間のピッチよりもやや大きくなっている。
【0053】
また、この例にあっては、スライダ体223の一対のアーム部223d、223dの先端部にそれぞれ、外向きに突き出す掛合爪223eが備えられている。この一対のアーム部223d、223dの掛合爪223e間のピッチは、ベース20の両側板部205、205の内面間のピッチよりもやや大きくなっている。一方、ベース20における側板部205における下部であって、この側板部205が背側側板部205aと接し合う側には、ベース20の前後方向(図5における左右方向)に沿って長く延びる溝状窓205bが形成されている。そして、この例では、ベース20の開放部206からスライダ体223のアーム部223dの側を先にしてこのベース20内にスライダ体223を入れ込ませることにより、スライダ体223の一対のアーム部223d、223dが内向きに一旦撓み込まされると共に、このアーム部223dの掛合爪223eが溝状窓205bに入り込む位置までベース20が入れ込まれると撓み込まされた一対のアーム部223d、223dが弾性復帰してこの掛合爪223eを溝状窓205bに入り込ませ、スライダ体223はこの溝状窓205bの長さ寸法分の範囲でベース20の前後方向にスライド移動可能な状態でこのベース20に組み付けられるようになっている。
【0054】
また、この例にあっては、ベース20における背側側板部205aにおける、前記弾性片208を挟んだ両側位置にそれぞれ、一対の縦割溝231a、231aとこの一対の縦割溝231a、231aの溝下端間に亘る横割溝231bとによって区分されたこの背側側板部205aの一部によって形成された押し戻し片231が形成されている。そして、スライダ体223を解除位置に移動させることに伴って、このスライダ体223のアーム部223dの先端がこの押し戻し片231を押してこの押し戻し片231を外向きに弾性変形させるようになっている。すなわち、この例にあっては、この押し戻し片231が解除体22の押し戻し手段23として機能するようになっている。
【0055】
また、この例にあっては、スライダ体223の基板223aの左右両側部とアーム部223dの外面部とに、前後方向に延びるリブ223fが形成されていると共に、ベース20の両側板部205、205の内面下部にそれぞれ、このリブ223fを納める案内溝205dが形成されている。スライダ体223はこの案内溝205dによってスライド移動を案内されるようになっている。すなわち、この例にあっては、かかる案内溝205dが後述する案内部205cとして機能するようになっている。
【0056】
これにより、図5〜図9に示される例にあっては、スライダ体223を脚軸1を挟んだ他方側から一方側に向けて操作部221を利用してスライド移動させることにより、ロック体21をワンタッチで後退移動させることができ、これにより、ロック体21の雌ねじ状部212aと脚軸1の雄ねじ部12とのかみ合いを解かせて支持対象物Pの高さの大幅変更をなすことができる。
【0057】
図11〜図15は、解除体22を、これを回動させることによって、ロック体21の下端部を後退移動させるように構成させた例を示している。
【0058】
この例にあっては、解除体22は、ベース20に回動軸224aをもって回動可能に組み合わされると共に、この回動軸224aを挟んだ一方側に操作部221を他方側に突き当たり部222を有し、操作部221を持ち上げる解除操作によって解除位置においてその突き当たり部222をロック体21に上方から突き当てさせる回動体224として構成されている。
【0059】
この例では、かかる回動体224は、
(1)縦向きに板面を配した基板224cと、
(2)ベース20の開放部206から外方に突き出すように前記基板224cの外面から延びる操作部221と、
(3)基板224cの左右両側においてそれぞれ、この基板224cの内面から前方に向けて突き出すアーム部224dとを有している。
【0060】
この例にあっては、回動体224の一対のアーム部224d、224dの間が脚軸1の通し部224eとなるようになっている。また、この例にあっては、一対のアーム部224d、224dの基部の外面部にそれぞれ、ベース20の両側板部205にそれぞれ形成された軸受穴205eに回動可能にはめ込まれる回動軸224aとなる軸突部224bが形成されている。この軸受穴205eはベース20の脚軸1を挟んだ他方側であってこのベース20の両側板部205、205に形成されている。この例にあっては、一対のアーム部224d、224dの軸突部224bの先端間のピッチがベース20の両側板部205、205の内面間のピッチよりもやや大きく、ベース20の開放部206から回動体224のアーム部224dの側を先にしてこのベース20内に回動体224を入れ込ませることに伴なう回動体224及びベース20の双方又はいずれか一方の弾性変形後のこの軸突部224bが軸受穴205eに入り込む位置での弾性復帰によってこの軸受穴205eに軸突部224bが回動可能に入り込み、これによりベース20に回動体224が回動可能に組み付けられるようになっている。
【0061】
そして、この例にあっては、この一対のアーム部224d、224dの先端部にそれぞれ、他方のアーム部224d側に向けて突き出す突起状をなす突き当たり部222が形成されている。そして、この例にあっては、回動体224の操作部221を持ち上げ操作することにより、ベース20内において回動体224のアーム部224dが下方に、つまり、解除位置まで押し下げられ、このように押し下げられるアーム部224dの突き当たり部222が脚軸1の雄ねじ部12に雌ねじ状部212aを噛み合わせたロック体21における板状アーム部211の横板部分211aの上端に突き当てられるようになっている。なお、一対のアーム部224d、224dの内面間のピッチはロック体21を構成する一対の板状アーム部211、211の横板部分211aの外面間のピッチよりもやや大きくなっている。
【0062】
また、この例にあっては、回動体224の一対のアーム部224d、224dにそれぞれ、このアーム部224dの基部側の下部に片上端を一体に連接させて、片下端に向かうに連れて次第に基板224cの内面から離れ出すように斜め下方に突き出す押し戻し片232が形成されている。そして、この例にあっては、回動体224を解除位置に向けて回動させることに伴って、ベース20における下板部204の上面に片下端を突き当てさせているこの押し戻し片232が前方側を湾曲内側とするように弾性変形されるようになっている。すなわち、この例にあっては、この押し戻し片232が解除体22の押し戻し手段23として機能するようになっている。
【0063】
これにより、図11〜図15に示される例にあっては、回動体224を、その操作部221を上方に持ち上げさせ、従って突き当たり部222を下方に押し下げさせる回動操作させることにより、ロック体21をワンタッチで後退移動させることができ、これにより、ロック体21の雌ねじ状部212aと脚軸1の雄ねじ部12とのかみ合いを解かせて支持対象物Pの高さの大幅変更をなすことができる。
【0064】
また、この実施の形態にあっては、前記ベース20に、
脚軸1を挟んだ他方側から一方側に向けたスライド移動可能にベース20に組み合わされて解除位置においてその突き当たり部222をロック体21に突き当てさせるスライダ体223として構成されている解除体22のスライド移動を案内する案内部205cと、
かかるベース20に回動軸224aをもって回動可能に組み合わされると共に、この回動軸224aを挟んだ一方側に操作部221を他方側に突き当たり部222を有し、操作部221を持ち上げる解除操作によって解除位置においてその突き当たり部222をロック体21に上方から突き当てさせる回動体224として構成されている解除体22の回動軸224aの軸受穴205eとが、
それぞれ備えられている。
【0065】
具体的には、図示の例にあっては、前記ベース20の両側板部205、205にそれぞれ、前記案内部205cとなる案内溝205dと、前記溝状窓205bと、前記軸受穴205eとが設けられていると共に、このベース20の背側側板部205aに、前記押し戻し片232が設けられている。
【0066】
これにより、この実施の形態にあっては、かかるベース20にスライダ体223を組み付けることにより解除体22をスライダ体223とした脚装置を構成させることができると共に、かかるベース20に回動体224を組み付けることにより解除体22を回動体224とした脚装置を構成させることもできる。すなわち、ベース20を共通部品としながら、解除体22の構成を異ならせる二種類の脚装置をそれぞれ適切に構成させることができる。
【0067】
また、この実施の形態にあっては、前記ベース20が、支持対象物Pに形成された一対の取り付け板部Pb、Pb間に、この一対の取り付け板部Pb、Pbの一方に背側側板部205aに隣り合う両側板部205、205の一方を接しさせ、かつ、この一対の取り付け板部Pb、Pbの他方にこの両側板部205、205の他方を接しさせるようにしてこの支持対象物Pに組み合わされるようになっていると共に、この一対の側板部205、205にそれぞれ前記固定部201を形成させている。そして、この固定部201を、取り付け板部Pbに開設された窓穴Pcに、一対の取り付け板部Pb、Pb間へのベース20の入れ込みに伴ってこの取り付け板部Pbの内面に突き当てられて一旦弾性変形した後の弾発によってこの窓穴Pcに入り込む掛合突部209としている。
【0068】
図示の例にあっては、支持対象物Pに、下面を開放させた角筒状をなすボックス状ブラケット部Pdが形成されている。このブラケット部Pdの上部には貫通穴Peが形成されており、このブラケット部Pdにベース20を下方から入れ込ませて取り付けられる脚装置の脚軸11がこの貫通穴Peから上方に抜け出すようになっている。そして、このブラケット部Pdにおける対向位置にある一対の側板部にそれぞれ前記窓穴Pcが形成されており、この側板部が前記取り付け板部Pbとして機能されるようになっている。
【0069】
また、図示の例にあっては、前記掛合突部209は、ベース20における背側側板部205aに隣り合う側板部205の左右方向ほぼ中程の位置において、上下方向に延びる一対の縦割溝209a、209aとこの一対の縦割溝209a、209aの溝下端間に亘る横割溝209bとによって区分されたかかる側板部206の一部の外面に形成されている。また、かかる掛合突部209は、下方に向いた掛合面209cを有すると共に、頂部を挟んだ上面をこの頂部に向かうに連れて次第に外向きに広がり出す傾斜面209dとしている。
【0070】
この結果、図示の例にあっては、支持対象物Pの一対の取り付け板部Pb、Pb間、つまり、前記ブラケット部Pdに下方からベース20を入れ込むことにより、この取り付け板部Pbの窓穴Pcにベース20の掛合突部209を掛合させてワンタッチでかかる支持対象物Pに脚装置を備え付けさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0071】
【図1】脚装置の側面図(解除体22取り付け前)
【図2】同使用状態を示した要部破断右側面図
【図3】脚装置の側断面図(解除体22取り付け前)
【図4】同平断面図
【図5】脚装置の側面図(スライダ体223を備えた脚装置)
【図6】同側断面図
【図7】同側断面図(スライダ体223解除位置)
【図8】同側断面図
【図9】同平断面図
【図10】スライダ体223の平面図((a)図)、正面図((b)図)、および、右側面図((c)図)
【図11】脚装置の側面図(回動体224を備えた脚装置)
【図12】同側断面図
【図13】同側断面図(回動体224解除位置)
【図14】同側断面図
【図15】同平断面図
【図16】回動体224とロック体21の平面図
【図17】同正面図(ロック体21断面))
【図18】図17におけるA−A線位置から見た側面図
【図19】図17におけるB−B線位置から見た側面図
【符号の説明】
【0072】
P 支持対象物
1 脚軸
10 接地部
12 雄ねじ部
2 昇降体
20 ベース
201 固定部
202 通し抜け穴
208 弾性片
21 ロック体
212a 雌ねじ状部
22 解除体
221 操作部
222 突き当たり部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持対象物を高さ調整可能に支持する脚装置であって、
下端部に接地部を有した雄ねじ状をなす脚軸と、この脚軸に昇降可能に支持される昇降体とを備えており、
この昇降体は、
支持対象物への固定部を備えると共に、脚軸の通し抜け穴を備えたベースと、
このベースに上端部を回動可能に組み付けさせると共に、下端部の前面側に脚軸の雄ねじ部に噛み合う雌ねじ状部を有したロック体とを有しており、
前記ベースが、ロック体の雌ねじ状部を前記通し抜け穴に差し通される脚軸の外周面に押しつけるように、このロック体の背面側に接する弾性片を一体に備えていると共に、
ベースに、このベースの側部から外方に突き出された操作部とベース内に位置される突き当たり部とを有していると共に、この操作部を利用した解除操作によって弾性片の押し付けに抗してロック体の下端部を後退移動させるようにこのロック体に突き当たり部を突き当てさせる解除位置に移動される解除体が備えられていることを特徴とする脚装置。
【請求項2】
解除体の解除操作による解除体の解除位置への移動を、この移動によって弾性変形しながら許容するこの解除体の押し戻し手段を有していることを特徴とする請求項1記載の脚装置。
【請求項3】
ベース内において脚軸を挟んだ一方側からロック体がこの脚軸にその下端部を押し付けるようになっていると共に、
解除体がこの脚軸を挟んだ他方側から一方側に向けたスライド移動可能にベースに組み合わされて解除位置においてその突き当たり部をロック体に突き当てさせるスライダ体として構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の脚装置。
【請求項4】
解除体が、ベースに回動軸をもって回動可能に組み合わされると共に、この回動軸を挟んだ一方側に操作部を他方側に突き当たり部を有し、操作部を持ち上げる解除操作によって解除位置においてその突き当たり部をロック体に上方から突き当てさせる回動体として構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の脚装置。
【請求項5】
ベース内において脚軸を挟んだ一方側からロック体がこの脚軸にその下端部を押し付けるようになっていると共に、
このベースに、
この脚軸を挟んだ他方側から一方側に向けたスライド移動可能にベースに組み合わされて解除位置においてその突き当たり部をロック体に突き当てさせるスライダ体として構成されている解除体のスライド移動を案内する案内部と、
このベースに回動軸をもって回動可能に組み合わされると共に、この回動軸を挟んだ一方側に操作部を他方側に突き当たり部を有し、操作部を持ち上げる解除操作によって解除位置においてその突き当たり部をロック体に上方から突き当てさせる回動体として構成されている解除体の回動軸の軸受穴とが備えられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の脚装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2006−64133(P2006−64133A)
【公開日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−249940(P2004−249940)
【出願日】平成16年8月30日(2004.8.30)
【出願人】(000135209)株式会社ニフコ (972)
【Fターム(参考)】