説明

脱穀装置の二番物処理構造

【課題】 受け刃体の取付取外し作業の効率化を図ることのできる脱穀装置の二番物処理構造を提供する。
【解決手段】
二番物横送りスクリューと揚上装置50との接続位置に、二番物に対して解し処理を加える回転羽根体14と円弧状の受け刃体31とを備える。受け刃体31を処理ケース18の壁18Aに取り付けた状態で、処理ケース18の壁18Aに形成したスリットを介して、受け刃体31に形成した突起刃31bを処理空間内に突出させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、選別装置下部に設けた二番物横送り装置と、前記二番物横送り装置から受け取った二番物を扱室側に還元する二番物還元装置との接続部位に、二番物に対して解し処理を加える中間処理装置を設け、前記中間処理装置を、処理ケースに設けてある回転羽根体と、前記処理ケースの壁面に沿った状態で着脱自在に取り付けられている円弧状の受け刃体とで構成してある脱穀装置の二番物処理構造に関する。
【背景技術】
【0002】
上記中間処理装置として、本出願人らによって、特願2004−239644において、次のような構成のものを提案した。このものの要旨は、回転羽根体を収容した処理ケースの内部空間に、受け刃体を溶接固定した蓋体を装入し、その蓋体に取り付けたネジを処理ケースの壁面に形成した貫通孔を介して処理ケース外側に突出させ、その突出したネジにナットを螺合させて、蓋体を処理ケースに取り付け、受け刃体を処理ケースの内部空間内に装入する構成を採っていた(図3参照)。
【0003】
【特許文献1】なし
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記構成の場合には、受け刃体を固着した蓋体を一旦、処理ケースの内部空間内に位置させた状態でネジを貫通孔に差し込んで、更に処理ケースの外部空間側からナットで締め込み固定する構成を採っているので、狭い処理ケース内での作業と処理ケース外からの作業も必要となる複合的作業形態が必要となるところから、蓋体の取り付け取外し作業が煩雑になる虞があった。
また、受け刃体が蓋体に固着しているために、一方の受け刃体を磨耗等に起因して交換を必要とする場合にも、二個一体で交換する必要があり、改善の余地があった。
【0005】
本発明の目的は、交換作業等を行いやすく、かつ、複数個の受け刃体を設けていても個々に取替え可能なものを提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
〔構成〕
請求項1に係る発明の特徴構成は、選別装置下部に設けた二番物横送り装置と、前記二番物横送り装置から受け取った二番物を扱室側に還元する二番物還元装置との接続部位に、二番物に対して解し処理を加える中間処理装置を設け、前記中間処理装置を、処理ケースに設けてある回転羽根体と、前記処理ケースの壁面に沿った状態で着脱自在に取り付けられている円弧状の受け刃体とで構成し、前記受け刃体を前記処理ケースの壁に取り付けた状態で、前記処理ケースの壁に形成したスリット機構を介して、前記受け刃体に形成した突起刃を処理空間内に突出させてある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0007】
〔作用〕
受け刃体に突起刃を形成し、その突起刃をスリット機構を通して処理ケースの内部空間内に突出させるだけであるので、作業形態としては、受け刃体自体を処理ケースの内部空間に位置させる必要はなく、処理ケースの外部に受け刃体を位置させた状態で受け刃体の取り付け取り外しを行うことができる。
【0008】
〔効果〕
受け刃体の取り付け取り外し作業を容易に行え、かつ、取替えも必要なものだけに絞って行うことができる。
【0009】
請求項2に係る発明の特徴構成は、請求項1に係る発明において、前記受け刃体が前記回転羽根体の回転軸芯方向に沿った所定間隔を持って複数列に配列されており、前記複数列に配列された受け刃体が、前記回転羽根体の回転方向において位置ズレを持って配置してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0010】
〔作用効果〕
つまり、受け刃体を複数設けるのに、回転羽根体の回転軸芯方向に沿った幅の広い範囲にわたって受け刃体を複数列に配置して、複数列に配置した受け刃体で多くの処理物に解し作用を加えることができるようにし、かつ、その複数列の受け刃体を回転羽根体の回転方向に位置ズレを生ずる状態で配置してあるので、回転方向においても広い範囲に亘って解し処理を加えることができる。
【0011】
請求項3に係る発明の特徴構成は、請求項1又は2に係る発明において、前記複数の受け刃体、夫々、が同一仕様のもので、かつ、取付用の複数個の孔が形成され、前記受け刃体の端部から異なる位置に形成された孔を同一軸芯位置になるように各受け刃体を配置することによって、前記位置ズレを持った状態を現出すべく構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0012】
〔作用効果〕
請求項2で記載した位置ズレをおこさせるのに、各受け刃体毎に複数個の取付用の孔を形成するだけで達成した。つまり、その取付用の孔の任意のものを同一軸芯位置に位置させることだけで、位置ズレを生じさせて取り付けることができ、受け刃体自体の仕様も長さの異なるもの等を作成する必要はなく、製作上のメリットが大きい一つの仕様のものを製作するだけでよい。
また、受け刃体として一つの仕様のものであるので、複数列のもののうち磨耗や損傷が発生したものがあっても、磨耗等の少ない列のものと入れ替えることができ、新たな受け刃体を敢えて使用する必要がなく、ランニングコスト面でも有利である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下に、本発明の実施の形態の一例を図面に基づいて説明する。
〔全体の構成〕
図1および図2にコンバインに搭載された脱穀装置1を示している。この脱穀装置1は、その上部側に扱室A、中間部側に選別装置B、下部側に回収装置Cを配設して構成してある。脱穀装置1には、刈取処理された穀稈をフィードチェーン2で挟持搬送しながら扱処理する扱胴3を扱室Aに軸架するとともに、扱処理された処理物を漏下させる受網5を扱胴3の下方側に配設している。選別装置Bには、受網5から漏下した処理物を受け止めるグレンパン6、このグレンパン6の後方に順に位置させたチャフシーブ7及びストローラック8、チャフシーブ7の下方に位置するグレンシーブ9を、前後揺動駆動される左右の枠板に架設するとともに、グレンパン6の下方側に唐箕10を設けている。回収部Cには、グレンシーブ9の下方にグレンシーブ9からの漏化物を回収して横一側に横送りする一番物搬送スクリュー11を配設するとともに、グレンシーブ9の上部後端、チャフシーブ7等からの漏化物(二番物)を回収して横一側に横送りする二番物横送り装置としての二番物搬送スクリュー12を配設している。
【0014】
〔二番物還元装置〕
図1および図2に示すように、二番物搬送スクリュー12の搬送終端部には、二番物を選別装置Bへ還元するための二番物還元装置4が連設され、この二番物還元装置4によって二番物搬送スクリュー12から選別装置Bへ二番物を還元搬送する還元用搬送経路が構成されている。
二番物還元装置4は、二番物を二番搬送スクリュー12よりも上方の選別装置Bへ持ち上げ搬送する揚上装置50と、二番搬送スクリュー12の終端から受け渡された二番物を前記揚上装置50の下端部へ送り込む間に枝梗付き穀粒等に解し処理を行う中間処理装置40とで構成されている。
【0015】
図3及び図4に示すように、中間処理装置40は、二番物搬送スクリュー12と駆動軸25を同じくする回転羽根体14と、その回転羽根体14を内装する処理ケース18とによって構成されている。
処理ケース18内へは、二番物搬送スクリュー12の搬送終端部が入り込み、二番物を円滑に処理ケース18内へ導入すべく構成するとともに、処理ケース18における回転羽根体14の上端近くに揚上装置50の揚送筒51へ二番物を送り出すための連通口42が設けられている。
そして、処理ケース18の外周壁面には、受け刃体31を取り付けてあり、この受け刃体31は、外周壁面に沿った円弧状を呈している。この受け刃体31の取り付け構造については、後述する。
【0016】
図3に示すように、揚上装置50の上端部には放出部19が構成されており、処理装置Bへ二番回収物を還元するように搬送経路が構成されている。すなわち、処理ケース18において処理された二番回収物は、連通口42を介して揚上装置50に導入され、この揚上装置50の揚送筒51に内装された還元スクリュー13によって放出部19にまでスクリュー揚送される。
放出部19は、放出部ケース22に内装された放擲羽根20を備えており、放擲羽根20は還元スクリュー13と駆動軸21を同じくして連動回転するように構成してある。放出部ケース22には処理装置Bへ通じる放出口17を備えている。
揚上装置50における還元スクリュー13の駆動力は、二番搬送スクリュー12の駆動軸25の端部に設けた伝動スプロケット23や伝動チェーン24、及び前記還元スクリュー13の端部に設けたベベルギヤ26や伝動スプロット27を用いた伝動機構44によって二番物搬送スクリュー12側から伝達されている。
【0017】
〔回転羽根体〕
図4及び図6に示すように、回転羽根体14は、第1回転羽根体部15と第2回転羽根体部16とを組み合わせて構成されている。第1回転羽根体部15は、中心に位置するボス部15Aと、ボス部15Aの180°対角位置より放射状に延出されている二つの板状羽根部15Bと、その各板状羽根部15Bに対して直交する方向に立設している3個の翼片15Cとから構成されている。
第2回転羽根体部16は、中心に位置するボス部16Aと、ボス部16Aの180°対角位置より放射状に延出されている二つの板状羽根部16Bと、その各板状羽根部16Bに対して直交する方向に立設している4個の翼片16Cとから構成されている。
【0018】
図6に示すように、第1、第2回転羽根体部15、16において、前記板状羽根部15B、16Bは、ボス部15A、16Aの一端から半径方向における翼片15C、16Cの長さに相当する長さを備えており、翼片15C、16C間に位置する部分だけ、翼片15C、16Cの長さより短い長さに形成されている。
【0019】
図6に示すように、第1回転羽根体部15において、ボス部15Aと板状羽根部15Bの端部が一致している一端部より所定間隔だけ反対側端部側に離れた位置における180°対角線上に、一対の第1翼片15Ca、15Caを配置するとともに、他端側に向けて所定間隔だけ離れて第2翼片15Cb、15Cbを配置し、反対側端部に第3翼片15Cc、15Ccを配置してある。
【0020】
図6に示すように、第2回転羽根体部16において、ボス部16Aと板状羽根部16Bの端部が一致している一端部より所定間隔だけ反対側端部側に離れた位置における、180°対角線上に一対の第4翼片16Cd、16Cdを配置するとともに、他端側に向けて第3翼片16Cc、16Ccを配置し、その隣に第2翼片16Cb、16Cbを配置し、反対側端部に第1翼片16Ca、16Caを設けてある。
【0021】
図6に示すように、第1回転羽根体部15においては、ボス部15Aは、板状羽根部15Bとボス部15Aの一端が一致している部位より他端側に向けて延出してあるが、第1回転羽根体部15の全長に亘っては設けられてはなく、第2翼片15Cbまでしか設けられてはいない。したがって、ボス部15Aが存在しない部分は、板状羽根部15Bと第3翼片15Cc、15Ccだけが両側方に存在する切欠き部分aになっている。
【0022】
図6に示すように、第2回転羽根体部16においては、ボス部16Aは、板状羽根部16Bとボス部16Aの一端が一致している部位より他端側に向けて第1翼片16Caまでは設けられてはなく、第2回転羽根体部16の全長に亘っては設けられてはない。つまり、ボス部16Aは、第2翼片16Cbから第4翼片16Cdに亘って形成してある。したがって、ボス部16Aが存在しない部分は、板状羽根部16Bと第1翼片16Ca、16Caだけが存在する切欠き部分bになっている。
【0023】
以上のように構成された第1、第2回転羽根体部15,16を組みつけるには、図7に示すように、第1、第2回転羽根体部15,16同士を、それらのボス部15A、16Aが存在しない切欠き部分a、bを対向させた状態で、かつ、板状羽根部15Bと板状羽根部16Bとが互いに90°ズレた状態に位置決めした状態で、組みつける。つまり、図7に示すように、ボス部15A、16Aが存在しない部分の両側に位置する左右の板状羽根部15B、15Bと上下の板状羽根部16B、16Bが相手側のボス部15A、16Aの外側に位置する状態で組み付けられる。組み付け状態では、図8に示すように、両ボス部15A、16Aは、互いに一端面を付き合わせる状態で、かつ、後記する貫通孔15E、16E及びキー溝15e、16eが一致する状態で配置される。
【0024】
組み付けた状態では、図7〜図9に示すように、第1回転羽根体部15の第1翼片15Ca、第2翼片15Cb、及び、第2回転羽根体部16の第2翼片16Cb、第3翼片16Ccとボス部15A、16Aとの接続部位にボス部15A、16Aの外周面より盛り上がる膨出部15D、16Dを形成してあり、この膨出部15D、16Dによって処理物をボス部15A、16Aから離れる方向に誘導して、その膨出部と相手側面との隙間に処理物屑等が混入することを防止する機能を発揮するものに構成してある。
【0025】
図9(イ)(ロ)に示すように、ボス部15A、16Aには内側の貫通孔15E、16Eにキー溝15e、16eが形成してあり、駆動軸25に第1、第2回転羽根体部15,16を一体回転可能に取り付けるべく構成してある。
また、第1、第2回転羽根体部15,16を組みつけた状態では、第1翼片15Ca、16Ca同士、第2翼片15Cb、16Cb同士、第3翼片15Cc、16Cc同士が第1、第2回転羽根体部15,16の軸芯方向で同一位置に位置するが、第2回転羽根体部16の第4翼片16Cdに対応する第1回転羽根体部15側の翼片は存在しない。この理由は、丁度、図4に示すように、その部分に二番物搬送スクリュー12のスクリュー端が位置することとなるところから、二番物搬送スクリュー12のスクリュー端と第1回転羽根体15の第3翼片15Ccとの間の空間を確保するためである。
【0026】
受け刃体31の取り付け構造について説明する。図5に示すように、受け刃体31は、薄い鋼板を円弧状に裁断したものであり、処理ケース18の外壁面18Aに沿った円弧状に形成されており、小径側の面に4個の三角形状を呈する突起部31bを備えている。また、受け刃体31の両端部には、夫々、3個づつの貫通孔が形成されている。受け刃体31の端部側から第1貫通孔31aa、第2貫通孔31ab、第3貫通孔31acと称する。
一方、処理ケース18の外壁面18Aにはチャンネル状のブラケット32が二箇所に亘って設けてある。
【0027】
図3及び図5に示すように、3個の受け刃体31を回転刃体14の回転軸芯方向に沿って一定間隔を持って配列するように、二番物搬送スクリュー12の搬送端側から、第1受け刃体31A、第2受け刃体31B、第3受け刃体31Cと配列してある。回転刃体14の回転方向に沿って僅かに位置ズレを生ずるように、下側のブラケット32Aでは、止め付けピン33を第1受け刃体31Aの第3貫通孔31ac、第2受け刃体31Bの第2貫通孔31ab、第3受け刃体31Cの第1貫通孔31aaに差込み、上側ブラケット32Bでは、止め付けピン33を第1受け刃体31Aの第1貫通孔31aa、第2受け刃体31Bの第2貫通孔31ab、第3受け刃体31の第3貫通孔31acに差込むことによって、取り付け固定できるようになっている。
【0028】
一方、処理ケース18には、図示してはいないが、各受け刃体31の取り付け位置に対応してスリット機構が設けてある。スリット機構は、各受け刃体31の全長に亘ってかつ受け刃体31の板厚を僅かに大きな幅のものでもよく、また、4個の三角形状を呈する突起刃31b部分だけを内部に貫通させる部分的なスリットでもよい。
【0029】
以上のように、処理ケース18に3本の受け刃体31をブラケット32に取り付けた状態で、図4に示すように、内部空間に臨む第1受け刃体31Aの突起刃31bは、回転刃体14の第1翼片15Ca、16Caと、第2翼片15Cb、16Cbとの間に位置し、第2受け刃体31Bの突起刃31bは、回転刃体14の第2翼片15Cb、16Cbと、第3翼片15Cc、16Ccとの間に位置し、第3受け刃体31Cの突起刃31bは、回転刃体14の第3翼片15Cc、16Ccと、第4翼片16Cdとの間に位置することとなる。
【0030】
以上のような状態で取り付けられた3つの受け刃体31の内、二番物搬送スクリュー12の搬送端に近い第1受け刃体31Aが磨耗しやすい部分である。この部分の磨耗損傷が大きくなった場合には、未使用の受け刃体31と取り換えるのではなく、第3受け刃体31Cと第1受け刃体31Aとを入れ替えて取り付けるようにする。これによって、機器使用の長寿命化を図ることができる。
【0031】
〔発明の実施の別形態〕
(1) 二番物横送り装置12、及び、二番物還元装置4としては、スクリューコンベー方式の搬送装置だけでなく、スプリング式、或いは、バケット式、又は、空気輸送式等が使用できる。
(2) 受け刃体14としては、複数列に配置するものを示したが、一列のものでもよい。また、複数列に配置するものでも、位置ズレの無い状態で配置してもよい。
(3) 突起刃31bとしては、一つの受け刃体14に4個のものを形成する形態を示したが、形成個数は任意である。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】脱穀選別部構造を示す縦断側面図
【図2】脱穀選別部を示す縦断正面図
【図3】還元用搬送装置を示す縦断背面図
【図4】中間処理装置を示す縦断側面図
【図5】受け刃体を示す斜視図
【図6】第1回転羽根体部と第2回転羽根体部とを組み付ける前の状態を示す平面図
【図7】第1回転羽根体部と第2回転羽根体部とを組み付た状態を示す平面図
【図8】図7におけるボス部の組み付け状態を示す縦断側面図
【図9】(イ)は、図7におけるイーイ線断面図、(ロ)は、図7におけるローロ線断面図、(イ)は、図7におけるハーハ線断面図
【符号の説明】
【0033】
A 扱室
B 選別装置
4 二番物還元装置
12 二番物横送り装置
14 回転羽根体
18 処理ケース
18A 処理ケースの壁
31 受け刃体
31a 取付用の孔
31b 突起刃
40 中間処理装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
選別装置下部に設けた二番物横送り装置と、前記二番物横送り装置から受け取った二番物を扱室側に還元する二番物還元装置との接続部位に、二番物に対して解し処理を加える中間処理装置を設け、前記中間処理装置を、処理ケースに設けてある回転羽根体と、前記処理ケースの壁面に沿った状態で着脱自在に取り付けられている円弧状の受け刃体とで構成し、前記受け刃体を前記処理ケースの壁に取り付けた状態で、前記処理ケースの壁に形成したスリット機構を介して、前記受け刃体に形成した突起刃を処理空間内に突出させてある脱穀装置の二番物処理構造。
【請求項2】
前記受け刃体が前記回転羽根体の回転軸芯方向に沿った所定間隔を持って複数列に配列されており、前記複数列に配列された受け刃体が、前記回転羽根体の回転方向において位置ズレを持って配置してある請求項1記載の脱穀装置の二番物処理構造。
【請求項3】
前記複数の受け刃体、夫々、が同一仕様のもので、かつ、取付用の複数個の孔が形成され、前記受け刃体の端部から異なる位置に形成された孔を同一軸芯位置になるように各受け刃体を配置することによって、前記位置ズレを持った状態を現出すべく構成してある請求項2記載の脱穀装置の二番物処理構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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