説明

脱臭モジュールおよびこれを備えた生ゴミ処理装置

【課題】乾燥炉から発生した生ゴミの排気ガスに対して積層型熱交換器を介して廃熱を回収すると同時に、冷却した凝縮水が電解槽を経由するようにすることにより、充填復極電解方式で悪臭を効果的に除去する生ゴミ脱臭モジュール、およびこれを備えた生ゴミ処理装置を提供する。
【解決手段】本発明の生ゴミ脱臭モジュール170は、乾燥炉120から吐き出される排気ガスと乾燥炉120の外部から流入する冷却空気との熱交換を可能にする熱交換器140と、熱交換器140の熱交換過程で冷却した凝縮水に対して充填複極方式の電気分解を用いた悪臭除去が行われる電解槽160とを含み、熱交換器140の内部には複数の流動チャネルが設けられ、乾燥炉120からの排気ガスと外部からの前記冷却空気とが前記流動チャネルの内部を互いに交差する方向に流動する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、脱臭モジュールおよびこれを備えた生ゴミ処理装置に係り、より詳しくは、乾燥炉内の生ゴミ処理過程から発生した高温多湿な排気ガスに対して熱交換による冷却、および冷却した凝縮液に対する電気分解脱臭を用いて、前記排気ガスに含有されている悪臭を効果的に除去することが可能な脱臭モジュール、およびこれを備えた生ゴミ処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
生ゴミ処理機は、生ゴミ処理の際に高温高湿の悪臭誘発処理ガスを排出し、短時間で水分とガスを排出するので、悪臭の除去は難しく、特に、最近フリースタンディングタイプの生ゴミ処理機が台頭してきて、高温、高湿および大量のガスの処理に対する関心が高まっている。現在最も多用されているものは、活性炭および添着炭(impregnated activated carbon)を用いた排出ガス処理方法と、白金などを触媒とした高温触媒反応を用いて悪臭ガスを除去するものが大部分である。ところが、これらは、生ゴミ処理ガスの特性である高温、高湿、大量および短時間処理の要求を満足していない実情である。生ゴミ処理機の乾燥率が80%の場合、1Kgを基準とすれば、蒸発する高温の水蒸気は800cc程度の多量であり、粉砕乾燥方式によって異なるが、排気温度60℃〜80℃の高温のガスがフィルターで処理され、僅か1〜5時間の間に多量の悪臭ガスが排出される。このような生ゴミ処理機の運転条件により、活性炭を用いた脱臭システムは、多量のガスを処理することが難しいため、フィルターを通過した後でも悪臭があり、初期性能は満足する一方で、その寿命は短いことが欠点である。また、活性炭は水分が添着の際に活性炭の気孔を塞いで脱臭性能を発揮しない。一般に70℃を超える場合、活性炭に捕集されたガスが再離脱する脱離現象により、除去されたガスを排出する悪条件であって、その使用上の限界があり、2〜4ヶ月に1回の交換が必要である。また、高温触媒を用いたフィルターは、200℃以上に排出ガスの温度を昇温させて白金触媒反応によってガスを除去するもので、消費電力が高く、排出空気の温度が高いため、希釈させても高温の空気が排出される。そして、生ゴミ処理機の使用空間の温度を高め、触媒反応による微細粉塵が排出されるという欠点を持つ。また、少なくとも1年に1回程度の取替が必要であり、活性炭フィルターの3〜10倍に相当するフィルター構成費用が発生するという限界がある。
【0003】
このような高温、高湿および短時間内の大量水分排出という問題点を解決するために、循環凝縮方式の生ゴミ処理法が考案されるが、この方法は、排気される熱交換を用いて水分を凝縮させて除去した後、排出ガスを、生ゴミを乾燥させる粉砕乾燥炉の内部へ再び循環させる方式で水分のみを除去して下水管へ排出する方法である。ところが、このときに発生する凝縮水は、悪臭ガスが濃縮された水であって、下水管への排出の際に悪臭の逆流による問題を引き起こしている。また、水分排出が円滑ではないため、処理時間が長くなるという欠点を持つ。また、このような凝縮水の悪臭問題を解決するために、電気分解方法を用いて脱臭する方法が採用できるが、凝縮した水に対する電気分解のためには電解質または電解質フィルターを追加しなければならず、それによる維持費用が増加するという問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本発明は、かかる問題点を解決するためのもので、その目的は、乾燥炉から発生した生ゴミの排気ガスに対して積層型熱交換器を介して廃熱を回収すると同時に、冷却した凝縮水が電解槽を経由するようにすることにより、充填復極電解方式で悪臭を効果的に除去する脱臭モジュール、およびこれを備えた生ゴミ処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明のある観点によれば、生ゴミが投入される乾燥炉の外部に配置され、前記乾燥炉から吐き出される排気ガスと、前記乾燥炉の外部から流入する冷却空気との熱交換を可能にする熱交換器と、前記熱交換器の熱交換過程で冷却した凝縮水に対して、充填複極方式の電気分解を用いた悪臭除去が行われる電解槽とを含み、前記熱交換器の内部には複数の流動チャネルが設けられ、前記乾燥炉からの高温多湿な前記排気ガスと外部からの前記冷却空気とが前記流動チャネルの内部を互いに交差する方向に流動することにより互いに熱交換が行われることを特徴とする、生ゴミ脱臭モジュールを提供する。
【0006】
前記電解槽(electrolytic cell)は、胴体と、前記胴体内に配置される電極ケースと、前記電極ケース内に充填される、伝導性を有する多孔性充填体とを備え、前記伝導性を有する多孔性充填体は、前記電極ケースの内部に印加される電気によって自体的に複極化されることにより、前記電極ケースに流入する前記凝縮水に対する脱臭を可能にする。
【0007】
前記電解槽は、前記電極ケース内に対向して配置される陽極セルと陰極セルからなるセル電極をさらに備え、前記伝導性を有する多孔性充填体は、前記セル電極の間に配置されてもよい。
【0008】
前記熱交換器は、複数の単位熱交換パネルが積層されて前記流動チャネルが設けられてもよい。
【0009】
前記それぞれの単位熱交換パネルは、その一面から延設される第1熱伝達フィンと、他面から延設される第2熱伝達フィンとを備え、前記熱伝達フィンは互いに交差する方向に形成できる。
【0010】
前記複数の単位熱交換パネルが互いに結合する場合、任意の単位熱交換パネルの熱伝達フィンは、結合する他の単位熱交換パネルの熱伝達フィンと互いにずれるように配置されてもよい。
【0011】
前記熱交換器は、前記複数の流動チャネルが内部を第1方向に貫通するように設けられる胴体と、前記本体の前記第1方向上における両端に締結される一対のカバー部材とを含み、前記複数の流動チャネルは、前記カバー部材を介して出入りする第1流動流体の前記第1方向への通路としての機能を行う多数の第1流動チャネル、および前記本体の側面に連通する多数の第2流動チャネルからなってもよい。
【0012】
前記第1流動チャネルと前記第2流動チャネルは、前記本体内で互いに交互に配置できる。
【0013】
前記本体に前記第1方向に従って設けられる前記第1および第2流動チャネルは、押出過程を介して形成できる。
【0014】
前記第1および第2流動チャネルには所定形状の熱交換フィンが突設されてもよい。
【0015】
前記熱交換フィンは、前記第1および第2流動チャネル内で互いにずれるように設けられてもよい。
【0016】
前記電解槽は、前記電極ケースの下部側に前記胴体に取り付けられる水位センサー、および前記胴体の下端に設けられた排出口に連結される排出ポンプを備え、前記排出ポンプの作動は、前記水位センサーで感知する水位に応じて調節できる。
【0017】
前記水位センサーは、第1水位センサー、および前記第1水位センサーの下部に配置される第2水位センサーを備え、前記排出ポンプは、前記第1水位センサーで感知された水位で作動を開始し、前記第2水位センサーで感知された水位で作動を停止してもよい。
【0018】
前記熱交換器で冷却凝縮が行われた前記排気ガスは前記乾燥炉へ再供給できる。
【0019】
上記目的を達成するために、本発明の他の観点によれば、前記生ゴミ脱臭モジュールと、前記乾燥炉に連設され、前記乾燥炉から発生した排気ガスの排出作用および前記乾燥炉の外部からの空気吸入作用の前記2作用が行われる吸排気モジュールと、前記吸排気モジュールから吐き出される前記排気ガスを前記熱交換器を介して前記乾燥炉に供給する排気ユニットとを含むことを特徴とする、生ゴミ処理装置を提供する。
【0020】
前記吸排気モジュールは、中空のリング状をするチューブ、および前記チューブ内に配置され、下方に傾いた漏斗状をする逆流防止板を備え、前記チューブを介して前記乾燥炉からの排気ガスの排出および供給が行われてもよい。
【0021】
前記チューブは、前記熱交換器からの乾燥した排気ガスが流入する吸入チューブと、前記乾燥炉から発生した排気ガスが抜け出す排気チューブとからなり、前記吸入チューブと前記排気チューブとの間には分割板が配置されてもよい。
【0022】
前記逆流防止板は、複数の切開された部材から構成され、前記乾燥炉への生ゴミ投入の際に拡張できる。
【0023】
前記逆流防止板の外面から所定の距離離れた状態でガイドが配置され、前記ガイドは、前記吸入チューブを介して流動する排気ガスを前記乾燥炉内へ案内することができる。
【0024】
前記乾燥炉は中空の球形または楕円形からなってもよい。
【0025】
前記乾燥炉は、回転軸から螺旋状に延設される粉砕スクリュー、前記乾燥炉内の一側面に配置される粉砕板、および前記乾燥炉の生ゴミを周期的に排出することが可能な排出装置を備えることができる。
【0026】
前記吸排気モジュールの上部に配置されるドアは、その下部に膨出した形状の突出部を備え、前記突出部は、前記ドア上に凝結する水分が前記突出部の傾斜面に沿って前記乾燥炉の内部に流入して前記ドア上の水分汚染を防止することができる。
【発明の効果】
【0027】
上述した本発明の生ゴミ脱臭モジュールおよびこれを備えた生ゴミ処理装置は、乾燥炉から発生した生ゴミの排気ガスに対して積層型熱交換器を介して廃熱を回収すると同時に、冷却した凝縮水が充填複極電解脱臭装置を経由するようにすることにより、悪臭を効果的に除去する。前記熱交換器および電解脱臭装置を使用することにより、従来に比べて所要電力が顕著に低減してシステム維持に必要な要求費用が減少する。
【0028】
本発明は、吸排気モジュールおよび積層型熱交換器を使用することにより、処理時間を顕著に短縮させると同時に、廃熱をさらに乾燥炉内に流入させる過程を介して熱的効率を増加させ、乾燥炉内のヒーター稼動容量を減らすことができる。その上、本発明は、充填複極方式で凝縮水を処理することにより、既存の電解質添加が不要となり、悪臭ガスの95%以上を除去することができると共に、既存の脱臭フィルターの寿命(2〜4ヶ月)に比べて半永久的に使用可能であって維持費用を節減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明に係る生ゴミ処理装置の斜視図である。
【図2】図1のA方向から眺めた正面図である。
【図3】図1のB−B線に沿った断面図である。
【図4】図1のC−C線に沿った断面図である。
【図5】熱交換器の内部に搭載された熱交換ユニットの一実施例を示す斜視図である。
【図6】図5の熱交換ユニットの一部分解斜視図である。
【図7】図5の熱交換ユニットを構成する単位熱交換パネルを示す斜視図である。
【図8】熱交換ユニットの他の実施例を示す斜視図である。
【図9】図8の熱交換ユニットを構成する本体の前後面にカバー部材が結合する状態を示す分解斜視図である。
【図10】本体の側面に対する切削加工によって本体内の第2流動チャネルが本体の側面に露出された状態を示す斜視図である。
【図11】図10のF−F線に沿った断面図である。
【図12】電解槽の内部構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
本発明の上記目的、特徴および他の利点は、添付図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細に説明することにより、さらに明白になるであろう。
【0031】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施例に係る生ゴミ脱臭モジュールおよびこれを備えた生ゴミ処理装置を詳細に説明する。
【0032】
図1は本発明に係る生ゴミ処理装置の斜視図、図2は図1のA方向から眺めた正面図、図3は図1のB−B線に沿った断面図、図4は図1のC−C線に沿った断面図、図5は熱 交換器の内部に搭載された熱交換ユニットの一実施例を示す斜視図、図6は図5の熱交換ユニットの一部分解斜視図、図7は図5の熱交換ユニットを構成する単位熱交換パネルを示す斜視図である。
【0033】
次に、本発明の実施例について図面を参照してより詳細に説明する。まず、図1〜図4を参照して、本発明の生ゴミ処理装置100に対する全体構成について説明する。生ゴミ処理装置100は、生ゴミに対する攪拌、粉砕および加熱作業が行われる乾燥炉120と、乾燥炉120の上端に連設され、前記乾燥炉120から発生した排出ガスを排気させあるいは乾燥炉120の外部から空気を吸入させる吸排気モジュール110と、乾燥炉120の外部一側に配置され、乾燥炉120から吐き出される排気ガスと外部から流入する冷却空気との熱交換を可能にする熱交換器140と、熱交換器140の下部に配置され、前記熱交換器140の熱交換過程で冷却した凝縮水に対して電気分解を用いた悪臭除去が行われる電解槽160と、前記吸排気モジュール110と熱交換器140との間に配置され、吸排気モジュール110から吐き出される排気ガスを強制的に熱交換器140へ供給する排気ユニット130とを備える。
【0034】
ここで、熱交換器140および電解槽160は、生ゴミ脱臭モジュール170として機能することができる。ところが、生ゴミ脱臭モジュール170は、乾燥炉120の高温多湿な蒸気に対して積層型熱交換方式によって冷却速度を高めて凝縮水の速い生成を可能にした後、前記凝縮水に対する充填複極電解方式を用いて悪臭除去を行うという側面で脱臭機能が倍加できる。
【0035】
図4を参照すると、乾燥炉120は、全体的に中空の球形または楕円形をしてもよく、その内部には回転軸121aから螺旋状に延設される粉砕スクリュー121と、乾燥炉120内の一側面に配置される粉砕板123と、乾燥炉120内の一側面に配置される粉砕板123と、乾燥炉120内の生ゴミを周期的に排出することが可能な排出装置125とを備える。前記乾燥炉120は、その内面に設けられた粉砕突起(図示せず)と粉砕スクリュー121との相互作用によって生ゴミに対する円滑な粉砕および攪拌作用が起こるようにする。そして、乾燥炉120の形状が球形または楕円形を取ることにより、処理済みの生ゴミが乾燥炉120の下部に自然に集まることになり、排出装置125を介して収去されることを容易にする。
【0036】
吸排気モジュール110は、中空のリング状からなるチューブ111、およびチューブ111内に配置される、下方に傾いた漏斗状の逆流防止板114を備える。逆流防止板114は、複数の切開された部材から構成されるが、投入口104から生ゴミが投入される場合には拡張され、その後、乾燥炉120が作動する場合には窄まった状態を維持し、発生する悪臭ガスおよび生ゴミの逆流を防止する。
【0037】
前記チューブ111は、熱交換器140からの廃熱を含有した、リサイクルされる排気ガスが流入する吸入チューブ112と、乾燥炉120からの排気ガスが抜け出す排気チューブ113から構成される。吸入チューブ112と排気チューブ113との間には分割板116を配置する。前記分割板116は、排気チューブ113を通じて流動する高温多湿の排気ガスと、吸入チューブ112を通じて流動する熱交換器140からの乾燥した排気ガスのとの間に熱交換が行われるようにする機能を果たす。ここで、分割板116は、アルミニウムまたはステンレス系の熱交換性能に優れた素材を使用するようにすることができる。一方、逆流防止板114の外面から所定の距離離れた状態でガイド115を配置することにより、吸入チューブ112に流入する乾燥排気ガスが干渉を受けることなく乾燥炉120内へ流入できるようにする。
【0038】
一方、吸排気モジュール110の上部に配置されたドア101は、ユーザーの操作が可能な入力パネル102と、下方に膨出した形状を有する突出部101aとを備える。前記突出部101aは、悪臭を含む蒸気がドア101上に凝結する場合、突出部101aの傾斜面に沿って下部に移動するようにした状態で、乾燥炉120から発生した熱によって乾燥させることにより、ドア101上に生じうる水分汚染を防止するようにする。
【0039】
排気ユニット130は、排気ハウジング132、排気ハウジング132内に装置される排気ファン133、排気ファン133に動力を提供するモーター135、および排気ハウジング132と吸排気モジュール110の排気チューブ113とを互いに接続する連結管131を備える。
【0040】
熱交換器140は、熱交換器ハウジング143、熱交換器ハウジング143内に配置される熱交換ユニット150、熱交換器ハウジング143の上側に連結される上部吸入口141、および熱交換器ハウジング143の下側に連結される下部排出口142を備える。熱交換器140は、上部吸入口141を介して排気ユニット130から高温多湿な排気ガスを受け、熱交換ユニット150で熱交換を経るようにした後、下部排出口142を介して凝縮水を電解槽160へ移動させる。熱交換器140は、内部に複数の流動チャネルが設けられ、前記乾燥炉における高温多湿な前記排気ガスと外部から流入した前記冷却空気とが前記流動チャネルの内部を互いに交差する方向に流動することにより互いに熱交換が行われるようにする。
【0041】
以下、図5〜図7を参照して、本発明に適用される熱交換ユニットの一実施例150について説明する。熱交換ユニット150は、上部吸入口141からの高温多湿な排気ガスと、外部から外気吸気口144を介して供給された冷却空気とが熱交換器140の内部を互いに交差する方向に流動することにより互いに熱交換できるように、単位熱交換パネル153、155が互いに交差する方向に積層できる。ここで、前記単位熱交換パネル153、155は互いに直交する方向に積層できる。
【0042】
前記単位熱交換パネル153、155はダイキャスティング過程を介して生産できる。前記ダイキャスティングは、必要な鋳造形状に完全に合致するように正確に機械加工された鋼製の金型に溶融金属を注入して金型と同一の鋳物を得る精密鋳造法であって、寸法が正確で仕上げる必要のない機械的性質を備えるうえ、大量生産が可能であるという特徴がある。
【0043】
一方、熱交換ユニット150の内部を経ながら水成分が凝縮して除去された排気ガスは、下部排出口142と電解槽160との間に配置された回収管路147を介して乾燥炉120内へ再供給される過程を経る。
【0044】
熱交換ユニット150は、第1外部パネル151と第2外部パネル152との間に、単位熱交換パネル153、155が積層形態で配置される。単位熱交換パネル153、155はそれぞれその一面に互いに一定の離隔距離を維持したままでバー(bar)状に突設される第1熱伝達フィン153a、155a、他面に互いに一定の離隔距離を維持したままでバー状に突設される第2熱伝達フィン153b、155b、その一面の角部に設けられる結合突起153c、155c、および前記結合突起153c、155cが締結されるように他面の角部に対応して設けられる締結溝153d、155dを備える。前記状態で、第1単位熱交換パネル153の第2熱伝達フィン153bと第2単位熱交換パネル155の第1熱伝達フィン155aは、互いに平行に配置され、第1熱伝達フィン155a同士の間の空間に第2伝達フィン153bが挿入される形式で構成される。
【0045】
それぞれの単位熱交換パネル153、155における第1熱伝達フィン153a、155aと第2熱伝達フィン153b、155bは互いに交差する方向に設けられる。好ましくは、第1熱伝達フィン153a、155aと第2熱伝達フィン153b、155bは直交形態で配置できる。
【0046】
図7を参照すると、第2単位熱交換パネル155に対する第1熱伝達フィン155aと第2熱伝達フィン155bが互いに直交する方向に突設され、内部流路を構成することを確認することができる。
【0047】
以上、積層された熱交換ユニット150を参照すると、D方向には排気ユニット130から高温多湿な排気ガスが流動し、E方向には外部から冷却空気が流動する。前記D、E方向は互いに直交する流動方向を示しているが、熱交換ユニット150上で排気ガスは冷却空気として熱エネルギーを伝達する。ここで、前記D方向に沿って設けられた熱交換ユニット150内の流路を第1流動チャネル152として定め、E方向に沿って設けられた熱交換ユニット150内の流路を第2流動チャネル154として定めることができる。前記第1および第2流動チャネル152、154は互いに交互に配置される構造を有し、排気ガスと冷却空気間の熱的交換が円滑に行われる。
【0048】
前記熱交換ユニット150の特徴によれば、互いに異なる単位熱交換パネル153、155から突設された熱伝導性のよい材質からなる第1熱伝達フィン153a、155aが第2熱伝達フィン153b、155bの間に組み立てられて互いにさらに狭い流動間隔を形成して熱交換効率を増大させる。既存の場合は、冷却フィンの面積に比べて高温流体部の面積が狭いため、流体の抵抗が大きくなり、凝縮のための水蒸気の接触面積が小さくて凝縮効率が小さいが、本発明の場合は、冷却側と高温側の熱高温面積が従来に比べて5倍以上確保され、流路面積を広めて流路抵抗を減少させることにより、流速を低減して結果として凝縮効率を増加させる。
【0049】
図8は熱交換ユニットの他の実施例に対する斜視図である。図9は図8の熱交換ユニットを構成する本体の前後面にカバー部材が結合する状態を示す分解斜視図、図10は本体の側面に対する切削加工によって本体内の第2流動チャネルが本体の側面に露出された状態を示す斜視図、図11は図10のF−F線に沿った断面図である。
【0050】
以下、図8〜図11を参照して、本発明に適用される熱交換ユニットの他の実施例150’について説明する。
【0051】
熱交換ユニット150’は、内部に複数の流動チャネル181が設けられる本体180、および前記本体180の前後面の両端に締結されるカバー部材190を備える。本体180の前後面の角部に設けられる締結溝189と、カバー部材190の角部に設けられる締結孔191とは、互いに対応するように構成され、別途の締結部材(図示せず)を用いて相互結合がなされる。
【0052】
本体180は、押出過程によって生産が可能な単一部材であって、任意の地点における断面が同一となるように形成できるが、前記押出過程によって短時間で所望の形状の製品を確保する。
【0053】
複数の流動チャネル181は、カバー部材190を介して出入りする第1流動流体の通路としての機能を行う第1流動チャネル182、および本体180の側面に選択的に連通する第2流動チャネル184から構成される。図8を参照すると、本体180の前後面を介して第1流動流体が移動する方向を第1方向196と定義し、本体180の側面の上下端を介して第2流動流体が移動する方向を第2方向198と定義することができるが、直交座標系において、第1方向はX方向、第2方向はY方向にそれぞれ設定することができる。ここで、前記第1方向196および2方向198に対する方向設定は、便宜上直交するように設定することに過ぎないもので、これに限定されず、必ずしも直交する方向に設定するのではない。
【0054】
第1流動流体は、第1方向196に従って本体180の後面から流入して第1流動チャネル182を経て本体180前面から吐き出される。前記過程で、カバー部材190は第1流動流体の流れを干渉しなくなる。
【0055】
第2流動流体は、第2方向198に従って本体180の側面上端から流入して第2流動チャネル184を経て本体180の側面下端から吐き出される。本体180の側面上下端と第2流動チャネル184との連通は前記本体180の側上端および側下端に対する切削加工によって行われる。前記切削加工によって本体180の両側面には一定の段差が形成される。前記段差は切削済みの加工面186と未加工の基準面188との高さ差を意味するもので、前記段差により第2流動チャネル184が本体180の両側面に露出される状態となる。
【0056】
カバー部材190は第2流動流体が本体180の前面部へ排出されることを防止するが、これは第2流動チャネル184が本体180の前後面に連通する部分をカバー部材190が閉鎖する構造を形成することにより可能となる。ここで、第1、2流動流体は、排気ユニット130からの排気ガスと外部からの冷却空気をそれぞれ順次指称するものである。
【0057】
カバー部材190は、第1方向196に従って本体180内に流入する第1流動流体の移動ができるように貫通口194が設けられる。前記貫通口194は、プレス機械を用いて金属板に対してピアシング工程を行うことにより形成できる。前記貫通口194同士の間に配置される遮断部192は、第2流動流体が本体180の前後面を介して漏洩することを防止する。そして、カバー部材190の内側面にはシーリング部材(図示せず)が取り付けられることにより、カバー部材190と本体180とが密着する場合に流動チャネルの漏洩を防止するようにすることができる。
【0058】
一方、前記第1流動チャネル182と第2流動チャネル184は、図11に示すように、本体180内で互いに交互に連続して配置できる。すなわち、第1流動チャネル182の隣接する両側には第2流動チャネル184が配置されることにより、第1流動チャネル182に流れる第1流動流体と第2流動チャネル184に流れる第2流動流体との間に熱的交換が円滑に起こるようにすることができる。ここで、前記流動チャネル182、184の間には所定の形状の熱交換フィン185が設けられ、第1、第2流動流体間の熱交換性能を強化することができるようにする。
【0059】
再び図11を参照すると、第2方向198に従って第2流動チャネル184に流入する第2流動流体の場合は、前記熱交換フィン185の存在によりその流動過程が流線型に行われることにより、第2流動チャネル184の表面に密着して進行するが、これは流動チャネル181の間における熱伝導による熱の移動性を増加させる。ここで、第2流動流体の流線移動を支援するために、熱交換フィン185はそれぞれの第2流動チャネル184内で第2方向198に従って両側壁面にずれるように設けられる。
【0060】
押出工程によって本体180内に設けられた流動チャネル181は、第2方向198に従って形成される長さが互いに異なる。すなわち、第2流動チャネル184が第1流動チャネル182より前記第2方向198を基準にさらに長く設けられることにより、前記第2流動チャネル184の上下端が第1流動チャネル182より本体180の側面にさらに近接する。ここで、切削加工は第2流動チャネル184の上下部が外部に露出される程度にのみ行われ、第1流動チャネル182の上下部は露出されなくなる。
【0061】
前記状態で本体180の上端から流入する第2流動流体は、第2流動チャネル184を貫通して本体180の下端から排出される。この過程で、熱交換フィン185の突出形状により、第2流動流体は第2流動チャネル184の内部をジグザグ状の流線模様を形成しながら流動する(図11の図面符号195を参照)。
【0062】
以上述べたように、本発明に係る熱交換ユニット150、150’は、その内部に配置される複数の流動チャネル152、154、182、184が互いに交差または直交することにより、排気ガスと冷却空気との間に行われる熱的交換性能を高めることができる。
【0063】
図12は電解槽の内部構成を示す断面図である。以下、図12を参照して本発明に係る電解槽160の構成について説明する。電解槽160は、中空の胴体161、胴体161の上端に締結される蓋162、胴体161内に配置される電極ケース164、電極ケース164の上端を覆うセルカバー163、電極ケース164の下部側に胴体161に取り付けられる水位センサー166、および胴体161の下端に設けられた排出口167に連結される排出ポンプ168を備える。
【0064】
電極ケース164内には、対向して配置される陽極セル165aと陰極セル165bからなるセル電極165が備えられる。陽極セル165aと陰極セル165bとの間には、電気伝導性を有する多孔性充填体169、または前記多孔性充填体169を含む混合物で充填される。
【0065】
熱交換器140で冷却した凝縮水は、電極ケース164へ流動して上下にジグザグ状に構成された内部流路を経ることにより、電気分解時間と電解接触面積が極大化される。前記構造の下では、電極ケース164に充填された、電気伝導性を有するそれぞれの多孔性充填体169の粒子が複極性電極として作用するようにして、電極面積が極大化されると同時に、電極ケース164全体で電気分解反応が起こって未反応悪臭物質を最小化する。
【0066】
本発明の充填複極電解方式は、電気伝導性を有する多孔性充填体169への直接的な電気的連結なしで反対極性のセル電極165にのみ電気を通じるようにして、伝導性を有する多孔性充填体169を複極性電極に変わるようにして有効電極の面積を増加させることにより、電気分解性能を向上させる。
【0067】
また、電気分解過程進行の際に多孔性充填体169から溶け出る微小のイオン性物質が凝縮水の伝導度を向上させると同時に一定に維持させることにより、電気分解性能の向上と安定的電気分解制御を可能にする。しかも、伝導性を有する多孔性充填体169としては、活性炭、アルミナ、またはステンレス粉末などの伝導性物質を用いて、それ自体に設けられた気孔を用いた吸着過程を用いることにより、脱臭効率を増加させることができる。
【0068】
次に、図1〜図12をさらに参照して本発明に係る生ゴミ処理装置100の駆動方式についてまとめて説明する。
【0069】
乾燥炉120内に投入された生ゴミに対して粉砕スクリュー121による攪拌、粉砕加工が行われると同時に、乾燥炉120に配置されたヒーター(図示せず)による乾燥作業が行われる。乾燥炉120から発生した悪臭を含む排気ガスは、排気ユニット130の作動によって熱交換器140へ移送される。熱交換器140では、上部吸入口141からの高温多湿な排気ガスを、外部から外気吸気口144を介して流入した冷却空気と熱交換させる。熱交換器140からの乾燥した排気ガスは回収管路147および吸排気モジュール110の吸入チューブ112を介して乾燥炉120の内部に再供給され、熱交換器140で凝縮した蒸気は電解槽160へ移動する。
【0070】
熱交換器140で1次的に熱交換および冷却が行われて温度が低下した排気ガスは、吸排気モジュール110の吸入チューブ112から排気チューブ113へ流動する高温の排出ガスとの2次的な熱交換過程を経て温度が多少上昇する。このような多段熱交換を介して熱効率を向上させ、従来に比べて凝縮および熱回収過程における効用性を増大させる。
【0071】
電解槽160へ移動した悪臭濃縮水は、陽極セル165aと陰極セル165bからなるセル電極165の間で、電気伝導性を有する多孔性充填体169によって悪臭ガス因子が電気分解および吸着反応によって除去される。この場合、電解反応はセル電極165の表面で局部的に発生するのではなく、電気伝導性を有する多孔性充填体169を含む電極ケース164内の全体空間で発生する。一方、凝縮水単独では電解反応が弱く作用するが、電気伝導性を有する多孔性充填体169の間隙が小さくて低電圧および低電流でも電気が通じて別途の電解質添加なしでも電解が可能である。
【0072】
電極ケース164内で処理が行われた凝縮水は、胴体161内部のバッファ空間161aに貯水される。前記バッファ空間161a上に凝縮水が充填される過程で、第1水位センサー166aに凝縮水の水位が達すると、排出ポンプ168が作動を開始して排出口167から凝縮水を送り出し、凝縮水の水位が第2水位センサー166bに達すると、排出ポンプ168の作動を止める。これは排出ポンプ168への空気流入を防いで作動の信頼性を確保しようとするのである。
【0073】
上述したように、本発明は、乾燥炉120から発生した生ゴミに対して、積層型熱交換器140を介して廃熱を回収すると同時に、冷却した凝縮水を充填複極電解脱臭装置として機能する電解槽160を経由するようにすることにより、悪臭を効果的に除去する。前記熱交換器140と電解槽160からなる生ゴミ脱臭モジュール170を使用することにより、従来に比べて所要電力が顕著に低減してシステム維持に必要な要求費用が減少する。
【0074】
以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本発明は、上述した特定の実施例に限定されない。すなわち、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲の思想および範疇を逸脱することなく、本発明に対する多数の変更および修正が可能であり、それらの変更および修正の均等物も本発明の範囲に属するものと見なされるべきであろう。
【符号の説明】
【0075】
100 生ゴミ処理機
101 ドア
110 吸排気モジュール
111 チューブ
112 吸入チューブ
113 排気チューブ
114 逆流防止板
115 ガイド
116 分割板
120 乾燥炉
121 粉砕スクリュー
123 粉砕板
125 排出装置
130 排気ユニット
140 熱交換器
141 上側吸入口
142 下側排出口
143 交換器ハウジング
144 外気吸気口
145 外気排出口
150 熱交換ユニット
151 第1外部パネル
152 第2外部パネル
153 第1単位熱交換パネル
155 第2単位熱交換パネル
160 電解槽
161 胴体
162 蓋
163 セルカバー
164 電極ケース
165 セル電極
166 水位センサー
168 排出ポンプ
169 電気伝導性を有する多孔性充填体
170 生ゴミ脱臭モジュール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
乾燥炉から吐き出される排気ガスと前記乾燥炉の外部から流入する冷却空気との熱交換を可能にする熱交換器と、
前記熱交換器の熱交換過程で冷却した凝縮水に対して充填複極方式の電気分解を用いた悪臭除去が行われる電解槽とを含み、
前記熱交換器の内部には複数の流動チャネルが設けられ、前記乾燥炉からの前記排気ガスと外部からの前記冷却空気とが前記流動チャネルの内部を互いに交差する方向に流動することを特徴とする、脱臭モジュール。
【請求項2】
前記電解槽は、胴体と、前記胴体内に配置される電極ケースと、前記電極ケース内に充填される、伝導性を有する多孔性充填体とを備え、前記伝導性を有する多孔性充填体は、前記電極ケースの内部に印加される電気によって複極化されることを特徴とする、請求項1に記載の脱臭モジュール。
【請求項3】
前記電解槽は前記電極ケース内に対向して配置される陽極セルと陰極セルからなるセル電極をさらに備え、前記伝導性を有する多孔性充填体は前記セル電極の間に配置されることを特徴とする、請求項2に記載の脱臭モジュール。
【請求項4】
前記熱交換器は、複数の単位熱交換パネルが積層されて前記流動チャネルが設けられることを特徴とする、請求項1に記載の脱臭モジュール。
【請求項5】
前記それぞれの単位熱交換パネルはその一面から延設される第1熱伝達フィン、および他面から延設される第2熱伝達フィンを備え、前記第1熱伝達フィンと前記第2熱伝達フィンは互いに交差する方向に設けられることを特徴とする、請求項4に記載の脱臭モジュール。
【請求項6】
前記複数の単位熱交換パネルが互いに結合する場合、任意の単位熱交換パネルの熱伝達フィンは、結合する他の単位熱交換パネルの熱伝達フィンと互いにずれるように配置されることを特徴とする、請求項4に記載の脱臭モジュール。
【請求項7】
前記熱交換器は、前記複数の流動チャネルが内部を第1方向に貫通するように設けられる本体と、前記本体の前記第1方向上における両端に締結される一対のカバー部材とを含み、
前記複数の流動チャネルは、前記カバー部材を介して出入りする第1流動流体の前記第1方向への通路としての機能を行う多数の第1流動チャネル、および前記本体の側面に連通する多数の第2流動チャネルからなることを特徴とする、請求項1に記載の脱臭モジュール。
【請求項8】
前記第1流動チャネルと前記第2流動チャネルは、前記本体内で互いに交互に配置されることを特徴とする、請求項7に記載の脱臭モジュール。
【請求項9】
前記本体に前記第1方向に従って設けられる前記第1および第2流動チャネルは押出過程によって形成されることを特徴とする、請求項7に記載の脱臭モジュール。
【請求項10】
前記第1および第2流動チャネルには所定の形状の熱交換フィンが突設されることを特徴とする、請求項7に記載の脱臭モジュール。
【請求項11】
前記熱交換フィンは、前記第1および第2流動チャネル内でずれるように設けられることを特徴とする、請求項10に記載の脱臭モジュール。
【請求項12】
前記電解槽は、前記電極ケースの下部側に前記胴体に取り付けられる水位センサー、および前記胴体の下端に設けられた排出口に連結される排出ポンプを備え、前記排出ポンプの作動は、前記水位センサーで感知する水位に応じて調節されることを特徴とする、請求項2に記載の脱臭モジュール。
【請求項13】
前記水位センサーは、第1水位センサー、および前記第1水位センサーの下部に配置される第2水位センサーを備え、前記排出ポンプは、前記第1水位センサーで感知された水位で作動を開始し、前記第2水位センサーで感知された水位で作動を停止することを特徴とする、請求項12に記載の脱臭モジュール。
【請求項14】
前記熱交換器で冷却凝縮が行われた前記排気ガスは前記乾燥炉へ再供給できることを特徴とする、請求項1に記載の脱臭モジュール。
【請求項15】
請求項1〜14のいずれか1項に記載の脱臭モジュールと、
前記乾燥炉に連設され、前記乾燥炉から発生した排気ガスの排出作用および前記乾燥炉の外部からの空気の吸入作用の前記2作用が行われる吸排気モジュールと、
前記吸排気モジュールから排出される前記排気ガスを前記熱交換器を介して前記乾燥炉へ供給する排気ユニットとを含むことを特徴とする、生ゴミ処理装置。
【請求項16】
前記吸排気モジュールは、中空のリング状からなるチューブ、および前記チューブ内に配置される、下方に傾いた漏斗状の逆流防止板を備え、前記チューブを介して前記乾燥炉からの排気ガスの排出および供給が行われることを特徴とする、請求項15に記載の生ゴミ処理装置。
【請求項17】
前記チューブは、前記熱交換器からの乾燥した排気ガスが流入する吸入チューブと、前記乾燥炉からの排気ガスが抜け出す排気チューブとからなり、前記吸入チューブ前記排気チューブとの間には分割板が配置されることを特徴とする、請求項16に記載の生ゴミ処理装置。
【請求項18】
前記逆流防止板は、複数の切開された部材から構成され、前記乾燥炉への生ゴミ投入の際に拡張されることを特徴とする、請求項17に記載の生ゴミ処理装置。
【請求項19】
前記逆流防止板の外面から所定の距離離れた状態でガイドが配置され、前記ガイドは前記吸入チューブを介して流動する排気ガスを前記乾燥炉内へ案内することを特徴とする、請求項18に記載の生ゴミ処理装置。
【請求項20】
前記乾燥炉は中空の球形または楕円形からなることを特徴とする、請求項19に記載の生ゴミ処理装置。
【請求項21】
前記乾燥炉は、回転軸から螺旋状に延設される粉砕スクリュー、前記乾燥炉内の一側面に配置される粉砕板、および前記乾燥炉内の生ゴミを周期的に排出することが可能な排出装置を備えることを特徴とする、請求項20に記載の生ゴミ処理装置。
【請求項22】
前記吸排気モジュールの上部に配置されるドアは、その下方に膨出した形状の突出部を備え、前記突出部は、前記ドア上に凝結する水分が前記突出部の傾斜面に沿って前記乾燥炉の内部に流入して前記ドア上の水分汚染を防止することができるようにすることを特徴とする、請求項21に記載の生ゴミ処理装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate


【公開番号】特開2011−136326(P2011−136326A)
【公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−147555(P2010−147555)
【出願日】平成22年6月29日(2010.6.29)
【出願人】(508179431)ウンジン コーウェイ カンパニー リミテッド (23)
【氏名又は名称原語表記】WOONGJIN COWAY CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】658,Yugu−ri,Yugu−eup,Gongju−si,Chungcheongnam−do 314−895,Republic of Korea
【Fターム(参考)】