説明

腸内菌叢改善組成物

【課題】安心して食べられながら、腸内菌叢の中の有用菌を増やし、有害菌を減少させるような健康食品を提案する。
【解決手段】バナナ、リンゴ、オレンジ果汁、還元麦芽糖水飴、ドロマイト、蜂蜜、きな粉、根昆布、アヤムラサキ、ホエー、無臭ニンニクエキス、アスパラガス、トマト、ニンジン、ホウレン草、ゴボウ、椎茸、アロエ、イチョウ葉エキス、緑茶成分、コラーゲンペプチド、牡蠣肉エキス、寒天、コロハから選ばれた1乃至複数の可食性組成物、更にエンテロコッカス・フェカリスの死菌体成分、ラクトバチルス・ロイテリの死菌体成分のいずれか一方又は両方を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に食品として利用される腸内菌叢改善組成物に関するものである。
【背景技術】
【0002】
今般、健康に対する関心の高まりから、腸内菌叢が注目され、腸内細菌の菌体や菌体抽出成分を含む様々な形態の食品が数多く販売されている。
その中でも、有益な生理活性を有するビフィズス菌が知られており、ビフィズス菌を腸内で増加させるべく、ビフィズス菌入りの乳製品、嗜好飲料が市販され、さらにオリゴ糖のようなビフィズス菌増殖成分の摂取形態が多数提案されている。
他方、オリゴ糖の特定の種類が腸内の有害菌であるウェルシュ菌(クロストリジウム・パーフリンジェンス(C. perfringens))の増殖を抑えることに基づいて、当該オリゴ糖を含む健康食品も提案されている(特開平1−117831号)。
クロストリジウム属に属する菌体は、クロストリジウム・デフィシル (C.difficile)が偽膜性大腸炎、下痢症等の原因となったり、ウェルシュ菌(C. perfringens)が、下痢、ガス壊疽等をひき起こし、また老化に大きく影響している等、その有害性が指摘され、その低減のみを図ることが、有用菌を増殖させることとともに好ましい場合も多い。
【0003】
更に腸内細菌自体が、腸内の有用菌を増殖させ腸内細菌叢の改善に至ることが提案されており、もともと体内に棲息する腸内細菌を利用することにより、菌叢改善をはたす手法も提案されている(特開昭61−5022号)。
【0004】
【特許文献1】特開平10−29945号公報
【特許文献2】特開平1−117831号公報
【特許文献3】特開昭61−5022号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
有用菌の増殖を図ると共に、有害菌を減少させること、有害菌よりも有用菌をはるかに増殖させることは、腸内菌叢(フローラ)の改善において重要な点である一方で食品として継続的に摂取できる程度に生活に馴染みながらも、このような機能を満足させる食品は、未だ提案されていない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記に鑑み本発明者らは、鋭意研究の結果、驚くべきことにバナナ、リンゴ、オレンジ果汁、還元麦芽糖水飴、ドロマイト、蜂蜜、きな粉、根昆布、アヤムラサキ、ホエー、無臭ニンニクエキス、アスパラガス、トマト、ニンジン、ホウレン草、ゴボウ、椎茸、アロエ、イチョウ葉エキス、緑茶成分、コラーゲンペプチド、牡蠣肉エキス、寒天、コロハ等から選ばれた1乃至複数の食品素材が有害菌を可及的低減し、有用菌を増殖させる作用があることを知見し本発明に至ったものである。本発明はまた生活する上で、様々な食品形態をとったとしても違和感なく継続的に摂取できる食品の実現をも図るのである。
更に本発明は、これら可食性組成物にエンテロコッカス・フェカリス(Enterococcus faecalis)、ラクトバチルス・ロイテリ(Lactobacillus leuteri)の一方または両方を組み合わせることで、より有害菌の低減と有用菌の増加を図ることを知見し本発明に到達したものである。
【0007】
本発明における菌株は何れも独立行政法人 産業技術総合研究所 特許生物寄託センターに寄託したものであって、それぞれ、
エンテロコッカス・フェカリス(Enterococcus faecalis) AD101(FERM P-20739)
ラクトバチルス・ロイテリ(Lactobacillus leuteri)AD302(FERM P-20741)
と命名したものである。
【0008】

菌学的性質
(菌学的性質)本発明の微生物の一般的な菌学的性質は、同じ分類に属する微生物と同じである。
一般的な菌学的性質、培養方法、及びその他の性質は以下の文献に記載されているものに相当する。
1、Bergey's Manual of Determinative Becteriology, 9th ed, 528,538-539,566,568(1994)
2、Int.J.Syst.Bact. 16.114 (1966)
3、Poupard,J.A., Husain,I., and Norris,R.F.; Bacteriol.Rev. Vol.37,p136-165 (1973)
4、光岡知足、日本細菌誌 Vol.24, p261-280 (1969)
5、農芸化学実験書 第2巻 (1964) 京都大学農芸部農芸化学教室編
6、Microbiol. Immunol. Vol.25 (3), p257-269 (1981)
7、J.Clin.Pathol, Vol.33, p53-57 (1980)
8、J.General Microbiol., Vol.128, p713-720 (1982)
9、Applied Microbiol., Vol.23 (6), p1131-1139 (1972)
10、光岡知足、臨床と細菌 Vol.2 (3), p261-280 (1969)
11、R.H.Deibel, D.E.Lake, C.F.Nieven.Jr ; Bacteriol., Vol.86, p1275-1282 (1963)
【0009】
本発明にて掲げられる各種菌株について、その主な菌学的性状を要約して表示すれば以下の表1の通りである。
【表1】

【0010】

【表2】

【0011】
何れもその菌体成分(死菌体)で使用されることが好ましく、配合量としては、一方または両方の重量比で 1〜50%が例示されるが、この値に限らず適宜調整されてもよい場合もある。
本発明における可食性組成物としては、バナナ、リンゴ、オレンジ果汁、還元麦芽糖水飴、ドロマイト、蜂蜜、きな粉、根昆布、アヤムラサキ、ホエー 無臭ニンニクエキス、アスパラガス、トマト、ニンジン、ホウレン草、ゴボウ、椎茸、アロエ、イチョウ葉エキス、緑茶成分、コラーゲンペプチド、牡蠣肉エキス、寒天、コロハから選ばれた1乃至複数よりなるもので、全体で1〜95重量%程度が好ましく、またこれら全部を含有させた場合は、その中での個々の成分比が、均等にそれぞれ、0.5〜1%以上が例示される。
【0012】
更に、セレン酵母、マンガン酵母、亜鉛酵母、銅酵母等金属を担持した酵母が示され、その有効量は、全体で0.1〜1重量%以下が例示される。
食品形態としては、いわゆるカプセル状、糖衣状、顆粒状、粉末状の形態にする他、液状、ふりかけ、清涼飲料等、ビスケット、せんべい等味覚が良好な一般食品タイプに形成されたものであってもよい。
本発明で示す組成物の摂取量は、1日あたり1g〜数十gくらいが例示されるが、より多くても特に問題はなく、個人の目的、健康状態に応じて、適宜摂取すればよい。
【発明の効果】
【0013】
本発明は、一般食品を有効に用いることができることから、安心して摂取でき、有用菌を増殖させ、好ましくは有害菌を減少させるような腸内菌叢の改善が期待される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明は、バナナ、リンゴ、オレンジ果汁、還元麦芽糖水飴、ドロマイト、蜂蜜、きな粉、根昆布、アヤムラサキ、ホエー、無臭ニンニクエキス、アスパラガス、トマト、ニンジン、ホウレン草、ゴボウ、椎茸、アロエ、イチョウ葉エキス、緑茶成分、コラーゲンペプチド、牡蠣肉エキス、寒天、コロハ等の可食性組成物から選ばれた1乃至複数、好ましくは全部から得られるものの粉末状、液状、カプセル状、その他ビスケット、ふりかけ、等の形態の食品組成物に関するものである。
【0015】
更に上述した可食性組成物の1乃至複数に、エンテロコッカス・フェカリス(Enterococcus faecalis) AD101(FERM P-20739)、ラクトバチルス・ロイテリ(Lactobacillus leuteri)AD302(FERM P-20741)の一方または両方を添加した上述した形態の食品組成物、
更に、セレン酵母、亜鉛酵母、銅酵母、マンガン酵母等の金属担持酵母を、例えば0.1〜1%以下、添加した食品組成物が形態として示される。
【実施例1】
【0016】
上述した各菌体の調製方法を以下に示す。
実施例1
乳酸菌死菌体粉末の調製 前記乳酸菌の菌株をロゴサ液体培地(下記注)10Lに接種菌数が106CFU(コロニー形成単位)/mLになるように接種し、37℃、16時間好気的に静置培養して109CFU/mLの培養菌液を得た。
得られた培養菌液を12000rpmにて遠心分離を行い菌体を集め、菌体を生理的食塩水(0.85%NaCl水溶液)で2回洗った後に、精製水100mLに懸濁した。
得られた菌体懸濁液を115℃10分間加熱処理した後に凍結乾燥、減圧乾燥または噴霧乾燥して加熱死菌体粉末を得た。
【0017】
(注)ロゴサ液体培地組成(精製水1L中)
トリプチケース 10g、酵母エキス 5g、トリプトース 3g、リン酸一カリウム 3g、リン酸二カリウム 3g、クエン酸三アンモニウム 2g、ツイーン80 1g、システイン塩酸塩 0.2g、グルコース 20g、塩類溶液 5mL(塩類溶液組成 MgSO4・7H2O 11.5g、FeSO4・7H2O 0.68g、MnSO4・2H2O 2.4g、精製水100mL)
【実施例2】
【0018】
ホエーパウダーの調製:よつ葉乳業株式会社 商品名「よつ葉ホエイパウダー(脱塩)」を使用した。
【実施例3】
【0019】
根昆布粉末の調製:株式会社東昆 商品名「根昆布粉末」 を使用した。
【実施例4】
【0020】
腸内菌叢改善組成物の調製1
ホエーパウダー3kgおよび乳酸菌AD101株加熱死菌体2kgを容器に入れ、これに賦形剤としてコーンスターチ2.5kgおよび乳糖2.5kgを加えた。これをミキサーにて撹拌混合して均質とし、腸内菌叢改善作用をもつ粉末10kgを調製した。
【実施例5】
【0021】
腸内菌叢改善組成物の調製2
ホエーパウダー3kg、乳酸菌AD101株加熱死菌体2kgおよびを乳酸菌AD302株加熱死菌体2kg容器に入れ、これに賦形剤としてコーンスターチ1.5kgおよび乳糖1.5kgを加えた。これをミキサーにて撹拌混合して均質とし、腸内菌叢改善作用をもつ粉末10kgを調製した。
【実施例6】
【0022】
腸内菌叢改善組成物の調製3
根昆布粉末3kgおよび乳酸菌AD101株加熱死菌体2kgを容器に入れ、これに賦形剤としてコーンスターチ2.5kgおよび乳糖2.5kgを加えた。これをミキサーにて撹拌混合して均質とし、腸内菌叢改善作用をもつ粉末10kgを調製した。
【実施例7】
【0023】
腸内菌叢改善組成物の調製4
根昆布粉末3kg、乳酸菌AD101株加熱死菌体2kgおよびを乳酸菌AD302株加熱死菌体2kg容器に入れ、これに賦形剤としてコーンスターチ1.5kgおよび乳糖1.5kgを加えた。これをミキサーにて撹拌混合して均質とし、腸内菌叢改善作用をもつ粉末10kgを調製した。
【0024】

試験例

腸内菌叢改善作用をもつことを明らかにするための試験法
1)接種菌液の調製
平板培地上の新鮮試験菌集落を菌液調製用液体培地(組成:ペプトン(ベクトンディッキンソン)10 g/L、グルコース(片山化学工業)10 g/L、酵母エキス(ベクトンディッキンソン)5 g/L、塩化ナトリウム(和光純薬工業)8.5 g/L)に接種し、37℃、16hr嫌気的培養を行い十分な菌数(コロニー形成単位CFU)に到達した菌液を得た。
【0025】
2)基礎培地および試験物質添加培地の調製
液体基礎培地3 mL(組成:ペプトン(同)2 g/L、グルコース(同)2 g/L、酵母エキス(同)1 g/L、塩化ナトリウム(同)8.5 g/L、 pH6.9)に試験物質を終濃度1%(30 mg/3 mL)になるように添加し、これを高圧水蒸気滅菌(121℃、15分)した。
【0026】
3)被検菌液の接種および培養
基礎培地(対照培地)および試験物質添加培地に、初発生菌数(CFU/mL)が被検菌種の違いによって105〜106 CFU/mL になるように被検菌液を接種した。これにアルミキャップを付し、37℃、16hr嫌気的に静置培養した。
【0027】
4)培養液の生菌数の測定
培養後に、定法によって、培養液の10倍段階希釈液を調製してGAM寒天(日水製薬)平板を使用して嫌気的培養を行い発現したコロニー数による生菌数(CFU/mL)を測定した。
【0028】
5)被検菌の発育に及ぼす効果の判定
被検菌の発育に対する試験物質添加の効果を、被検菌数の培養前後の増減をもとに、次式によって判定した。 被検菌発育に対する効果(倍数)=試験物質添加培地での生菌数(CFU/mL)/試験物質非添加(対照)培地での生菌数(CFU/mL)
【0029】
試験例1 腸内菌叢改善作用
液体基礎培地(対照培地)およびホエーパウダー(試験物質)添加培地に、初発生菌数(CFU/mL)が105〜106 CFU/mL になるように、それぞれ別々に被検菌1ビフィドバクテリウム・ブレーベ(B. breve)JCM1192、および被検菌2クロストリジウム・パーフリンジェンス(C. perfringens)IID520を接種した。これにアルミキャップを付し、37℃、16hr嫌気的に静置培養した後に生菌数(CFU/ mL)を測定した。被検菌1ビフィドバクテリウム・ブレーベ、被検菌2クロストリジウム・パーフリンジェンスの増殖率に対するホエーパウダーの効果を表3に示した。
【0030】
試験例2
液体基礎培地(対照培地)および根昆布(試験物質)添加培地に、初発生菌数(CFU/mL)が105〜106 CFU/mL になるように、それぞれ別々に被検菌1ビフィドバクテリウム・ブレーベJCM1192、および被検菌2クロストリジウム・パーフリンジェンスIID520を接種した。これにアルミキャップを付し、37℃、16hr嫌気的に静置培養した後に生菌数(CFU/ mL)を測定した。被検菌1ビフィドバクテリウム・ブレーベ、被検菌2クロストリジウム・パーフリンジェンスの増殖率に対する根昆布の効果を表3に示した。数値は試験物質添加培地での生菌数/非添加培地での生菌数、すなわち増殖率を示す。
【0031】
表3

B・ブレーベ C・パーフリンジェンス

ホエーパウダー 1000 <1/1000
根昆布 500 <1/1000

【0032】
試験例4 腸内菌叢改善作用(試験物質の重複効果)
液体基礎培地(対照培地)、2試験物質 (ホエーパウダー+AD101株死菌末)、3試験物質(ホエーパウダー+AD302株死菌末、ホエーパウダー+AD101株死菌末+AD302株死菌末)を添加した培地に、初発生菌数(CFU/mL)が105〜106 CFU/mL になるように、それぞれ別々に被検菌1ビフィドバクテリウム・ブレーベJCM1192、および被検菌2クロストリジウム・パーフリンジェンスIID520を接種した。これにアルミキャップを付し、37℃、16hr嫌気的に静置培養した後に生菌数(CFU/ mL)を測定した。
【0033】
被検菌1ビフィドバクテリウム・ブレーベ、被検菌2クロストリジウム・パーフリンジェンスの増殖率に対する試験物質の重複効果を表4に示した。数値は試験物質添加培地での生菌数/非添加培地での生菌数、すなわち増殖率および阻止率を示す。
【0034】
表4


B・ブレーベ C・パーフリンジェンス
ホエーパウダー+AD101 1800 <1/1000
ホエーパウダー+AD302 1400 <1/1000
ホエーパウダー+AD101+AD302 2000 <1/1000
【0035】
試験例5 腸内菌叢改善作用(試験物質の重複効果)
液体基礎培地(対照培地)、2試験物質 (根昆布+AD101株死菌末)、3試験物質(根昆布+AD302株死菌末、根昆布+AD101株死菌末+AD302株死菌末)を添加した培地に、初発生菌数(CFU/mL)が105〜106 CFU/mL になるように、それぞれ別々に被検菌1ビフィドバクテリウム・ブレーベJCM1192、および被検菌2クロストリジウム・パーフリンジェンスIID520を接種した。これにアルミキャップを付し、37℃、16hr嫌気的に静置培養した後に生菌数(CFU/ mL)を測定した。
【0036】
被検菌1:ビフィドバクテリウム・ブレーベ、被検菌2:クロストリジウム・パーフリンジェンスの増殖率に対する試験物質の重複効果を表5に示した。数値は試験物質添加培地での生菌数/非添加培地での生菌数、すなわち増殖率を示す。
【0037】
表5

B・ブレーベ C・パーフリンジェンス
根昆布+AD101 1700 10
根昆布+AD302 1900 15
根昆布+AD101+AD302 1600 20
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明は、天然食材、またはこれらと腸内細菌の菌体成分により、有用菌を増やし、有害菌を減らす有効な腸内菌叢改善が図れ、しかも食材としては一般的なものであるため、
安心した摂取が可能となる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
食品素材を有効成分とする腸内菌叢改善組成物。
【請求項2】
ビフィドバクテリウムおよびクロストリジウムの増殖を促進および/または阻止する腸内細菌叢改善組成物。
【請求項3】
前記食品素材が腸内細菌死菌末、腸内細菌の産生物質、ホエー、根昆布、アヤムラサキ、還元麦芽糖水飴、蜂蜜、バナナ、リンゴ、オレンジ果汁、ドロマイト、きな粉、無臭ニンニクエキス、アスパラガス、トマト、ニンジン、ホウレン草、ゴボウ、椎茸、アロエ、イチョウ葉エキス、緑茶成分、コラーゲンペプチド、牡蠣肉エキス、寒天、コロハから選ばれた1乃至複数の食品素材である腸内菌叢改善組成物。
【請求項4】
食品素材のうちホエーまたは根昆布と腸内細菌死菌末を混合することによって、前記ビフィドバクテリウムの増殖を促進、及び/又はクロストリジウムの増殖の阻止をする効果を示す請求項1に記載の腸内菌叢改善組成物。
【請求項5】
前記食品素材が、凍結乾燥粉末状、粉末状、液状、エキス抽出された粉末状、液状である請求項1に記載の腸内菌叢改善組成物。
【請求項6】
前記腸内細菌死菌末が、エンテロコッカス・フェカリス、ラクトバチルス・ロイテリのいずれか一方又は両方である請求項2、4に記載の腸内菌叢改善組成物。
【請求項7】
前記エンテロコッカス・フェカリスが エンテロコッカス・フェカリス(Enterococcus faecalis)AD101(FERM P-20739)である請求項6に記載の腸内菌叢改善組成物。
【請求項8】
前記ラクトバチルス・ロイテリがラクトバチルス・ロイテリ(Lactobacillus leuteri)AD302(FERM P-20741)である請求項6に記載の腸内菌叢改善組成物。

【公開番号】特開2007−320946(P2007−320946A)
【公開日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−156709(P2006−156709)
【出願日】平成18年6月5日(2006.6.5)
【出願人】(000126757)株式会社アドバンス (60)
【Fターム(参考)】