説明

自動取引装置

【課題】この発明は、装置の機構、形状を大きく変更することなく簡単かつ安価な方法で車椅子利用者を識別できる自動取引装置を提供することを目的とする。
【解決手段】取引に関連する情報を案内表示する表示部2と、取引処理のための入力操作を受け付ける入力部3と、顧客の存在を検出する顧客検出部5と、顧客である車椅子利用者Xが、入力部3での入力操作が可能な操作位置に接近する際、車椅子操縦用の手すりとして使用する車椅子利用者用取っ手4とを設け、車椅子利用者Xが車椅子利用者用取っ手4に接触したことを検出する内部スイッチ4aを、車椅子利用者用取っ手4に設けるとともに、表示制御部9が、顧客検出部5及び内部スイッチ4aの検出結果に基づいて、車椅子利用者Xを識別する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、金融機関等に設置される自動取引装置に関し、特に、取引処理のための入力操作を受け付ける入力手段と、取引に関連する情報を案内表示するガイダンス表示手段とを設けた自動取引装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、自動取引装置を利用する車椅子利用者向けに、表示手段の視認性を向上させるため、顧客の特徴を識別する手段を設け、この手段によって識別した顧客の特徴に応じて装置本体の状態や表示手段の表示状態等を変更するものが提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1では、装置の筐体あるいは台座等に車椅子フットレス部が入りこむための蹴り込み部を形成し、この蹴り込み部に検出手段を設けている。そして、この検出手段で車椅子の構造上の特徴を検出することにより、車椅子利用者を識別している。
【0004】
このようにして、車椅子利用者の識別がなされると、筐体の高さ位置を調整したり、表示手段の角度を調整したりする等して、車椅子利用者向けに視認性の向上を図っている。
【0005】
また、車椅子利用者向けに限定するものではないが、特許文献2では、装置あるいはその周囲に視聴者の視角を検出する検出手段を設けている。そして、該検出手段で検出した視角に基づいて、表示手段の表示状態を自動的に変更し、視認性の改善を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2004−348528号公報
【特許文献2】特開平11−298828号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、前記特許文献1に開示された方式を採用した場合、装置が設置床面から存在する場合であって、かつ蹴り込み部に対応する部分に装置部品としての内蔵物を配置する必要がある場合には、蹴り込み部を形成できないという問題が生じる。この場合、装置の形状に変更が生じないようにする必要があるが、車椅子利用者を識別するためには、装置外に別の検出手段を設けなければならない。
【0008】
また、特許文献2に開示された方式では、視角検出手段としてカメラ機構等を設ける必要があり、装備が高価になるという問題がある。
【0009】
この発明は、装置の機構、形状を大きく変更することなく簡単かつ安価な方法で車椅子利用者を識別できる自動取引装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明は、取引処理のための入力操作を受け付ける入力手段と、取引に関連する情報を案内表示するガイダンス表示手段と、顧客の存在を検出する顧客検出手段と、顧客である車椅子利用者が、前記入力手段での入力操作が可能な操作位置に接近する際、車椅子操縦用の手すりとして使用する取っ手部とを設け、前記顧客が前記取っ手部に接触したことを検出する接触検出手段を、前記取っ手部に設けるとともに、前記顧客検出手段及び前記接触検出手段の検出結果に基づいて、車椅子利用者を識別する識別手段を設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
この発明により、装置の機構、形状を大きく変更することなく簡単かつ安価な方法で車椅子利用者を識別できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】この発明の実施形態に係る現金自動取引装置の概略構成図。
【図2】現金自動取引装置を示す平面図。
【図3】取っ手の内部構造を示す要部拡大図。
【図4】現金自動取引装置の動作を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図1は、本実施形態に係る現金自動取引装置の概略構成図である。図1に示すように、現金自動取引装置(以下、装置と略記する。)1は、表示部2と、該表示部2の上に配置されたタッチパネル等からなる入力部3とを筐体正面に備えている。
【0014】
表示部2は、取引に関連する各種情報を案内表示するガイダンス表示手段として機能する一方、入力部3は、取引サービスの選択操作や取引金額の入力操作といった取引処理のための各入力操作を受け付けるための入力手段として機能する。
【0015】
また、装置1の筐体正面には、顧客である車椅子利用者X(図1中二点鎖線で示す)が車椅子操縦用の手すりとして使用する車椅子利用者用取っ手(以下、取っ手と略記する。)4と、近接センサ等で構成され、装置1の筐体正面側に顧客が存在するか否かを検出する顧客検出手段としての顧客検出部5とを備えている。
【0016】
また、装置1は、該装置1にて取扱可能なサービスに応じた取引処理を実行するユニット部6と、電源部7と、制御部8と、表示部2の画質を変更する画質変更手段としての表示制御部9とを備えている。
【0017】
このうち、ユニット部6は、顧客が所有するカードに記憶されている識別情報を取得したり、取引内容を記載した明細票を作成したりするカード・明細票取扱部6a、装置1での取引処理で入出金される紙幣を取扱う紙幣取扱部6b、顧客が所有する通帳に記憶されている識別情報を取得したり、通帳に取引内容を記帳したりする通帳取扱部6c、装置1での取引処理で入出金される硬貨を取扱う硬貨取扱部6dから構成されている。
【0018】
制御部8は、各処理を制御するCPU8aと、各処理を実行するための制御プログラムや後述する輝度設定値等の各種設定値の他、装置1で実行した取引内容等を記憶する記憶装置8bとを設けている。
【0019】
表示制御部9は、表示部2及び入力部3と制御部8との間に接続されており、制御部8の記憶装置8bから適切な輝度設定値を読み出して表示部2の輝度を変更することにより、その画質を制御している。
【0020】
また、装置1では、制御部8が各構成要素を制御できるように、データバス、アドレスバス及び制御バスを介して接続されている。但し、制御部8と表示制御部9間は、汎用または専用の通信インターフェースで接続されている。
【0021】
ところで、表示部2は、装置1の設置床面と略平行に取り付けられた液晶ディスプレイであり、顧客検出部5により顧客の存在が検出されない場合は、表示部2内に設けられたバックライト2aが消灯された初期状態となっている。一方、顧客検出部5が顧客の存在を検出した場合は、予め制御部8内の記憶装置8bに記憶された小レベル、中レベル、大レベルの輝度設定値のうち何れかが選択され、表示部2では、この選択された輝度で表示がなされる。
【0022】
上述した輝度設定値は、装置1の設置環境の相違、あるいは入力操作状態の覗き見防止対策等の理由によって、表示部2の画質を変更する場合に適宜変更されるものである。そして、記憶装置8bに記憶されている輝度設定値としては、表示部2での表示内容を視認することが可能な範囲を考慮して最小値(小レベル)、最大値(大レベル)が定められており、この最小値、最大値の間の範囲内で最適な輝度を選択、変更できるようになっている。
【0023】
図2は、取っ手4を設けた装置1を示す平面図である。取っ手4は、図2に示すように、装置1の幅方向に延びた略U字状の部材であり、その両端部が装置1の筐体正面の外装板金部1aに取り付けられている。そして、本実施形態では、取っ手4の一部が、表示部2及び入力部3を備えた筐体正面の先端1bより所定の寸法zだけ車椅子利用者X(図1参照)の手前側に突出している。
【0024】
車椅子利用者Xは、装置1に接近した時、先ず取っ手4に手を掛けてこれを把持する。そして、この状態から腕の力を利用して自身の胴体をさらに装置1に引き寄せ、入力操作や表示内容の視認がし易い向きになるように車椅子を操縦する。これにより、車椅子利用者Xは、入力部3による入力操作が可能な操作位置に容易に接近することができる。
【0025】
但し、上述した取っ手4の形状、取付け位置は一例であり、取っ手4自体は、車椅子利用者Xが操作位置に接近する際、アプローチしやすい実装位置、形状であれば良い。
【0026】
図3は、取っ手4の内部構造を示す要部拡大図である。取っ手4には、図2、図3に示すように、車椅子利用者Xがこれに接触したことを検出できるよう、内部に接触検出手段としての内部スイッチ4aが実装されており、本実施形態では、この内部スイッチ4aが図示のように取っ手4の内側、すなわち車椅子利用者Xから見てその手前側と反対側に設けられている。
【0027】
また、内部スイッチ4aには、内部にスイッチ回路を有する基板4bを備え、その表面には任意に配置されたボタン4cが実装されている。そして、ボタン4cの実装位置と対向する位置にある取っ手4の内周部4dは、車椅子利用者Xが取っ手4に接触してこれを把持した時にボタン4cを押下できるよう、硬質ゴム材等ある程度の弾性変形が可能な材質とされている。さらに、内周部4dは、車椅子利用者Xが取っ手4を把持した場合、確実にボタン4cを押下できるように、内面には硬質材で成形された押下板4eが取り付けられている。
【0028】
従って、車椅子利用者Xがこの取っ手4を把持して車椅子を操縦しようとした場合には、内部スイッチ4aが必然的に操作されることになる。本実施形態では、この内部スイッチ4aにより、車椅子利用者Xが取っ手4に接触したことを検出している。
【0029】
そして、取っ手4の内部には、上述した基板4bに接続されたケーブル4fが配設されている。ここで、基板4bに備えられた前記スイッチ回路は、ボタン4cの押下状態を電気信号に変換するものであり、この電気信号は、ケーブル4fを介して表示制御部9(図1参照)に送信されるようになっている。
【0030】
なお、図示では、内部スイッチ4aの実装範囲が、内周部4dの直線部分のみとなっているが、実際には、車椅子利用者Xが取っ手4を把持した時の接触位置がいずれであってもボタン4cを押下できるように、その実装範囲は、取っ手4の長手方向の略全長に亘っているのが好ましい。
【0031】
ところで、表示部2の輝度設定値は、車椅子利用者X以外の顧客の場合、省電力化や覗き見防止等を考慮して、一般的に中レベルに設定されている。しかしながら、表示部2では、表示内容が上向きに表示されるように液晶ディスプレイが取り付けられていることによって視野角が制限されており、上述したように輝度レベルが中レベルであったとすると、他の顧客よりも視点が低い車椅子利用者Xは、表示内容が視認しづらい状態となる。
【0032】
例えば、車椅子利用者Xが図1にて二点鎖線で示すように前記操作位置に接近した時、一般的に表示部2と車椅子利用者Xの視点とは略同じ高さ位置となる。この場合、車椅子利用者Xは、表示部2を略真横から見ることになり、輝度が十分高くないと表示内容が視認しづらくなる。特に、表示部2が液晶ディスプレイであれば、表示部2を略真横から見た時の視認性の低下はより著しいものとなる。
【0033】
そこで、本実実施形態では、顧客検出部5によって車椅子利用者Xの存在を検出し、かつ車椅子利用者Xが取っ手4に接触したことを、内部スイッチ4aの操作(ここではボタン4cの押下操作)に基づいて検出することにより、車椅子利用者Xを識別している。そして、顧客を車椅子利用者Xと識別した時には、表示部2の輝度設定値を中レベルから大レベルに変更するようにしている。
【0034】
次に、図4に示すフローチャートとともに、本実施形態に係る装置1での動作を説明する。
先ず、表示制御部9は、顧客検出部5の検出結果により装置1における顧客の有無を判定する(ステップS1)。ここで、顧客の存在が検出されなければ(ステップS1:NO)、表示制御部9は、表示部2のバックライト2aを消灯状態のままにして初期状態を保持し(ステップS2)、ステップS1の処理を繰り返す。
【0035】
一方、顧客が装置1の近傍に存在し、顧客検出部5がこの顧客を検出すると(ステップS1:YES)、表示制御部9は、取っ手4に設けられた内部スイッチ4aのボタン4cの押下の有無によって顧客である車椅子利用者Xが取っ手4に接触したか否かを判定する(ステップS3)。具体的には、表示制御部9が、ボタン4cが押下された時に出力される前記電気信号の受信の有無に基づいて、取っ手4への接触の有無を判定する。
【0036】
ここで、表示制御部9は、車椅子利用者Xを識別する識別手段として機能し、ボタン4cが押下された場合に(ステップS3:YES)、顧客が車椅子利用者Xであると判定する。この時、表示制御部9は、表示部2の輝度設定値を大レベルに設定して(ステップS4)、後述するステップS8に移行する。一方、ボタン4cが押下されない場合(ステップS3:NO)、表示制御部9は、顧客が車椅子利用者X以外であると判定して、表示部2の輝度設定値を中レベルに設定する。
【0037】
但し、顧客検出部5で車椅子利用者Xの存在を検出してから、車椅子利用者Xが取っ手4に接触するまでの時間は個人差があったり、その時の状況によって変わったりする。このことから、ステップS3でボタン4cの押下が検出されなかった時には、ステップS5で設定した輝度設定値で実際に表示を行うまで、予め設定した所定時間n秒だけ待つこととする。
【0038】
ここで、前記所定時間n秒が経過していない間(ステップS6:NO)、顧客が車椅子利用者X以外である場合を考慮し、表示制御部9は、顧客によって入力部3での入力操作が開始されたか否かを判定する(ステップS7)。この時、入力部3での入力操作が開始されていれば(ステップS7:YES)、表示制御部9は、顧客が車椅子利用者X以外であると判定して、輝度設定値をステップS5で設定した中レベルに確定させる。そして、制御部8により、入力部3での入力操作に基づく取引処理制御を実行させる(ステップS8)。
【0039】
一方、入力部3での入力操作が開始されていなければ(ステップS7:NO)、ステップS3に戻り、ステップS3〜S7の処理を繰り返すことにより、表示部2の輝度設定値を確定させる。ここで、ステップS4で表示部2の輝度設定値を大レベルに設定するか、またはステップS6で前記所定時間n秒が経過すると(ステップS6:YES)、表示制御部9は、ステップS4またはステップS5で設定した輝度設定値を確定させる。そして、制御部8により、入力部3での入力操作に基づく取引処理制御を実行させる(ステップS8)。
【0040】
このようにして確定された輝度設定値は、以降ステップS8の取引処理が終了するまで保持される。従って、任意の操作による輝度調整等を行わない限り、入力操作開始以前に確定した輝度設定値が継続されるものであり、顧客が入力操作の途中で突如輝度が変化することは無い。そして、ステップS8の取引処理が終了すると、表示制御部9は、輝度設定値をクリアし(ステップS9)、次に顧客が装置1に接近するまで表示部2を初期状態とする。
【0041】
このように、顧客検出部5による検出結果と、内部スイッチ4aによる検出結果とに基づいて車椅子利用者Xを識別することで、装置1の機構、形状等を大きく変更したり、装置1の外部に別途検出用の手段を設置したりしなくても、既存の取っ手4を利用して安価な方法により車椅子利用者Xを識別できる。
【0042】
そして、この取っ手4に設けられた内部スイッチ4aが押下された時に生成される電気信号を表示制御部9が受信して車椅子利用者Xを識別することにより、表示部2の画質に関連する輝度設定値を通常の中レベルから大レベルに変更することが可能になる。これにより、表示部2の視認性を車椅子利用者X向けに向上させることができる。
【0043】
また、図1、図2に示すように、取っ手4が、表示部2よりも車椅子利用者Xの手前側に設けられていることにより、車椅子利用者Xが前記操作位置まで接近しようとして取っ手4に手を触れた時点で、表示部2の輝度設定値を変更することができる。このため、車椅子利用者Xが装置1の操作位置に到達するまでには、表示部2の画質を車椅子利用者Xにとって最適にすることができ、車椅子利用者Xは、以降この最適な画質で表示部2を視認することが可能となる。
【0044】
また、内部スイッチ4aを、取っ手4のうち、車椅子利用者Xの手前側と反対側に設けたことで、手前側に設けた場合に比べ、車椅子利用者Xの手以外の物体(例えば、取っ手4に置かれた荷物等)との接触や、車椅子利用者X以外の顧客による誤操作等を防止でき、これらに起因する誤検出を回避できる。
【0045】
但し、本実施形態では、上述した誤検出で表示部2の画質が不用意に変更されたとしても、表示部2の輝度が上がるだけで、何れの場合も表示部2の視認性や入力部3の操作性を損なうことにはならない。従って、本発明の場合、内部スイッチ4aの取付け位置は、車椅子利用者Xが自身の胴体を装置1に引き寄せる際に把持力を作用させ易い部位であれば、任意である。
【0046】
また、取っ手4の内部スイッチ4aがボタン4cにより構成されているが、車椅子利用者が取っ手を把持した時の把持力を検出可能とする圧力センサを設け、前記把持力が所定の閾値を超えた時、車椅子利用者であると判定できるように構成してもよい。これにより、上述したような誤検出をより確実に防止できる。
【0047】
なお、上述した実施形態では、表示部2の画質を変更する方法として、その輝度設定値を変更することとしたが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。車椅子利用者にとっての視認性が向上するのであれば、例えば、コントラストや色の濃淡等、表示部の画質に関連する他の要素を変更してもよい。ここで、画質に関連する各要素を変更する場合には、例えば、表示部に印加される電圧が制御される。
【0048】
また、上述した実施形態では、金融機関等に設置される現金自動取引装置に本発明を適用した場合を説明しているが、本発明は、必ずしもこれに限定されるものではなく、券売機等の自動販売機や自動契約機等のあらゆる自動取引装置に適用できる。
【符号の説明】
【0049】
1…現金自動取引装置
2…表示部
3…入力部
4…車椅子利用者用取っ手
4a…内部スイッチ
5…顧客検出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
取引処理のための入力操作を受け付ける入力手段と、
取引に関連する情報を案内表示するガイダンス表示手段と、
顧客の存在を検出する顧客検出手段と、
顧客である車椅子利用者が、前記入力手段での入力操作が可能な操作位置に接近する際、車椅子操縦用の手すりとして使用する取っ手部とを設け、
前記顧客が前記取っ手部に接触したことを検出する接触検出手段を、前記取っ手部に設けるとともに、
前記顧客検出手段及び前記接触検出手段の検出結果に基づいて、車椅子利用者を識別する識別手段を設けた
自動取引装置。
【請求項2】
前記取っ手部を、前記ガイダンス表示手段よりも顧客の手前側に設けた
請求項1に記載の自動取引装置。
【請求項3】
前記接触検出手段を、前記取っ手部のうち、顧客の手前側と反対側に設けた
請求項1又は2に記載の自動取引装置。
【請求項4】
前記識別手段が顧客を車椅子利用者と識別した時に、前記ガイダンス表示手段の画質を変更する画質変更手段を備えた
請求項1〜3の何れか1つに記載の自動取引装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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