説明

自動車の運転に伴う腰痛防止器具

【課題】これほどまでにオートマチック車が普及している今日、自動車の運転中における下半身はとてもリラックスできるようになりましたが、その代わりに、常に足の緊張感がある訳ではなくなり、不必要に両膝が開いてしまうという姿勢の悪さが発生し、更に走行中の外的振動が加わって腰痛が発生していました。しかし、腰痛対策のために一般的に用いられている幅広ゴムベルトでは、腰に装着して腰の安定をはかることが目的であるために、運転中に発生する腰痛には効果が期待できなかった。そのために、運転中の腰痛の原因である運転姿勢の悪さを改善して、外的振動によっても運転姿勢が正しく保てるようにするためのゴムベルトを提供する。
【解決手段】運転中の足2の位置に対して、不必要に両膝3が開いてしまわないように、膝上位置に脱着を簡単にしたゴムベルトを装着する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車の運転中に発生しがちな腰痛を防止するために使用するゴムベルトである。
【背景技術】
【0002】
日常生活における腰痛のために、腰を安定させて腰痛の改善を図ることを目的とした、腰部に装着して使用する幅広ゴムベルトはあった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
腰を安定させて、腰痛を改善する目的である腰部装着の幅広ゴムベルトは、あくまで日常生活における自己動作の補助を目的としているために、自動車の運転中のような姿勢及び外的振動から発生する腰痛には効果がなかった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
自動車の運転中における下半身の状態は、ペダル操作をしていない場合、どうしてもリラックスしてしまう関係から両膝3が開いてしまうものです。またその状態が長時間続くと、足2の位置に対して膝3を開いている姿勢に外的振動が加わり、骨盤のずれが生じることで腰痛が発生してしまうものと考える。そのために運転座席シート4に座った状態で、両膝3が自然に開いてしまうことのないように、ある程度の負荷がかかるようにしたゴムベルトを膝3上位置に装着するのである。但し、足2の動き自体を制限するものではないので、発明したゴムベルトを装着するに際しては、膝3と膝3の間に拳5ひとつが入る状態で装着するのである。
【発明の効果】
【0005】
この発明したゴムベルトを自動車の運転中に装着していると、不必要な膝3の開きである姿勢の悪さに加えて、運転中の外的振動によって起こりがちな腰痛の防止が可能になります。また常に正しい膝3の位置になるように反発する力が働いている関係上、運転者6自身も下肢状態を正そうとします。よってO脚の矯正にも作用するものと考えます。また根本的にゴムベルトの装着感覚があるので、居眠り運転防止にも役立つものと考える。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
この発明したゴムベルトは、運転中に装着して効果がありますので、シートベルト同様に伸縮性があり、瞬間的な力が加わった場合には簡単に外れる構造でなければなりません。そのためにはベルトの材質はゴム製が良く、ゴム幅は5cm位で厚みを2mm程にする。またベルト自体の長さは、合わせ止めができる長さを基準とし、合わせ部分にはマジックテープを使用する。また多少の長さ調節ができるようにするために、受け側マジックテープ7は長めに取り付け、合わせ側マジックテープ8は、力が一点に集中するように小さな三角形の形状として取り付けます。またゴムベルトの両端も、マジックテープの形状に合わせて三角形の形に加工しますが、それらはすべて突然の足2の力に対して、力を一点に集中させてゴムベルトを外れやすくするために必要な方法なのです。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】ゴムベルト完成図
【図2】運転者のゴムベルト装着状態の側面図
【図3】運転者下半身のゴムベルト装着位置の真上図
【符号の説明】
【0008】
1 ゴムベルト本体
2 足
3 膝
4 運転座席シート
5 拳
6 運転者
7 受け側マジックテープ
8 合わせ側マジックテープ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
このゴムベルトは、自動車の運転中に両足の膝上位置に装着することで、腰痛を防止することを目的としたゴムベルトであるが、運転中の足の動きを制限することもなく、瞬間的な力が加わった場合にも簡単に外れる構造にしなければならい。そのためには、ゴムベルトのサイズ幅は5cm位で厚みは2mm程が良く、ベルト自体の長さは合わせ止めができることを基準にします。また合わせ部分の両方ともにマジックテープを使用しますが、多少の長さ調節ができるようにするために受け側マジックテープは長めに取り付け、合わせ側マジックテープは、力を一点に集中させることで合わせ強度を持たせながらも、瞬間的な力によって外れるようにするために、小さな三角形の形として取り付けます。またゴムベルト本体の両端も同様の考えで、マジックテープの形状に合わせて三角形に加工します。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−249643(P2006−249643A)
【公開日】平成18年9月21日(2006.9.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−111399(P2005−111399)
【出願日】平成17年3月9日(2005.3.9)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
【出願人】(504218613)
【Fターム(参考)】