説明

自動車洗浄システム用の回転ブラシ

自動車洗浄システム用の螺旋形回転ブラシであって、拘束された継手連結手段を通して、中心支持要素に連結される複数の小片を備え、適切に輪郭をつけられた棒要素を収容するように設計されたスロットを備え、前記スロットが中心支持要素上に螺旋形配置によって配置されている、回転ブラシ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車洗浄システムのために特に設計される回転ブラシに関する。
【背景技術】
【0002】
既に知られているように、自動自動車洗浄システムは、従来は洗浄ブラシ要素を備える。
【0003】
従来の回転ブラシ要素は概ね円筒形状の支持体を備え、および、回転部材に連結されている。
【0004】
支持要素の外部表面上に、お互い隣接し、かつ端部分で前記支持要素に、それに対して直角に連結する、複数の柔軟な清掃要素が設けられている。
【0005】
自動車ボディの自動清掃および洗浄は、上記の開示された種類の複数のブラシを適切に回転させることによって達成され、それらの柔軟な要素が、回転ブラシによって発生される遠心力の影響の下で予め設定された形状に保持されるようにし、水および/または適切な洗浄溶液またはエマルジョンの挿入を通して自動車ボディに影響を与える。
【0006】
上述した従来の清掃要素は、特に、現在ワイヤの形状のポリエチレン材料でできているか、または、それらは小片または帯の形状のフェルト材料を備える。
【0007】
最初の場合では、洗浄表面を増大すると共に、より大きい表面上にその衝撃圧力を分配するように、各前記ワイヤの幅を増大するために、「フェザーリング」と呼ばれる特に設計された方法によって、ワイヤを形成する各ブラシの自由端が、押しつぶされている。
【0008】
この端部分上に、上述した処理の後、石または金属質のどちらかの、設定された粗さおよび多孔性の微粒子が付着されるにつれて、前記粒子が前に清掃された表面から集められる。
【0009】
除去された粒子は、前述の粗くて多孔質の部分に入り、その中に外皮で覆われ、それによって摩滅領域を形成し、それは洗浄される自動車の塗料を傷つけ、その上に微小な引っかき傷を発生させる可能性がある。
【0010】
フェルト要素が使われる場合、スポンジ状の性質のフェルト材料は容易にその中に摩滅粒子を埋め込みやすく、この同じ欠点がさらに増強されて生じる。
【0011】
さらに、フェルト洗浄要素によって、フェルト材料が大きな液体吸収特性を有するので、ゼロの近くの温度で更なる欠点が生じ、および、洗浄ブラシ運動によって発生する蒸発作用によって生じる冷却効果のため、この要素が、完全にまたは部分的に凍結する傾向があり、それによって洗浄システムが硬化して適切に作動するのを妨げる。
【0012】
帯要素から作られる洗浄ブラシ要素は、帯要素を通して部分的に切断することによって形成される複数の小片または紐を備える。
【0013】
前記小片は同調シャフトの軸線に対して垂直に配置され、それによって、前記帯が拘束される。
【0014】
この構造上の解決策は、一連の問題を発生させる。
【0015】
実際、適切な洗浄表面を設けるために、接近した配置によってセクタまたは剛毛支持小片の組立を実行し、洗浄むら作用が生じるのを防止する必要がある。
【0016】
従来の洗浄ブラシでは剛毛支持セクタまたは小片が間隔を置かれる場合、間隔を置かれた表面部分において、このブラシ剛毛が、自動車ボディの一部の領域の洗浄に否定的に影響を及ぼすすき間を有する。
【0017】
さらに、従来の帯要素がお互いに近い間隔で配置される場合、それらは小片の望ましくないブリッジングまたはオーバラップを形成し、それに伴う隣接した帯小片の早すぎる摩耗の可能性を有する。
【0018】
さらに、均一な洗浄特性を提供するために、接近した関係で配置される複数の帯支持セクタまたは小片を支持シャフトに取り付ける必要があり、およびそのために、前述の帯要素によって引き起こされる応力に対して機械的に抵抗するために、適切なサイズの支持シャフトを使用する必要がある。
【0019】
したがって、上述した大型化のため、洗浄ブラシは、消費される動力の大きい増大、回転部材のより大きな摩耗および、それに応じて、洗浄システム障害の増大と共に、比較的大きい重さを有する。
【0020】
さらに、複数の近くに配置された帯を含む従来の回転ブラシは、自動車アンテナおよびリアウインドを傷つける可能性がある。
【0021】
上記に加えられるべきことは、上述した帯要素が頻繁に発泡材料でできており、リベット、短いバーおよびその他のようないくつかの種類の接続手段によって支持シャフトに固定されることである。
【0022】
技術的な理由のために、前記帯要素の数は最小数から1ないし3倍大きい数まで変化する可能性があり、および、述べられたように、シャフトの側面の配置はあまりに近い、または、あまりに離れて間隔を置かれる可能性がある。
【0023】
次いで、このように設計された洗浄ブラシが回転可能に駆動されるので、帯要素中を通り抜ける紐の分布は内部円筒上の前記帯要素の配置を反映させる。
【0024】
管または支持シャフトの表面上の隙間の欠如に関連した全てのトレードオフが、このように形成された円筒状ブラシの側面上で鏡のように反射される。
【0025】
しかしながら、洗浄ブラシの領域内に、最小量の帯要素を使用するように設けられるので、従来の挿入部材によって固定される、後者は、洗浄円筒上に合理的な配置によって配置されることができない。
【発明の開示】
【0026】
したがって、本発明の目的は上述した欠点を克服するような自動車洗浄システム用の回転ブラシを提供することである。
【0027】
上述した目的の範囲内で、本発明の主要な目的が上述した紐または帯要素が容易に固定されることができ、かつ大きい機械的強度を有するような洗浄回転ブラシを提供することである。
【0028】
本発明の別の目的は、洗浄動作の強さおよびカバリングに関して、洗浄紐をよりよく活用することを可能にするような洗浄回転ブラシを提供することである。
【0029】
さらに、本発明の別の目的は、達成されるべきブラシ直径に従い、可変幾何学形状を有するような洗浄回転ブラシを提供することである。
【0030】
本発明の一態様によれば、上述した意図および目的、同じく以下により明白になるさらに他の目的が、自動車洗浄システム用の洗浄回転ブラシによって達成され、前記洗浄回転ブラシが、固定した継手連結手段を通して、中心支持部材に連結される複数の帯要素を備えることを特徴とする。
【0031】
本発明の更なる態様によれば、固定した継手連結手段が中心支持要素上に螺旋状に配置される複数のスロットを備える。
【0032】
上述した図の番号参照を参照して、参照番号1によって全体として指示された本発明に従う洗浄回転ブラシは、各々が参照番号2によって指示される複数の帯要素を備え、それは連結手段4を通して、中心支持体3に連結されることができる。
【0033】
より詳しくは、各前記帯要素2は、独立気泡発泡プラスチック材料またはフェルト材料で都合よくできていることができるプレートのような本体5を備える。
【0034】
前記プレートのような本体5は帯要素の長手方向の軸に沿って実質的に伸長される形状を有し、および、前記プレートのような本体5上で、複数の平行の小片7を設けるように、複数の切込み6が形成されている。
【0035】
本発明の主要な特徴は、プレートのような本体5が、2つのセクタを規定するようにその長手方向の軸のまわりに180°で折り重ねられ、それによってお互いの上へ重なり合うことができる点である。
【0036】
前記プレートのような本体の端部分は、設定された傾斜角度で傾けられるかまたは斜めにされることができ、それによって、それが図7ないし9内に明らかに示されるように、前記セクタがそれぞれ反対方向付けられた傾斜角を有する複数の小片7を規定するようにさせる。
【0037】
したがって、上記の開示されたブラシ1の具備は、小片7の相互の傾きまたは傾斜がその有効な洗浄高さの増大を提供するので、帯要素2の数がより少なく、同じ洗浄特性を提供することを可能にする。
【0038】
換言すれば、直線形状の、従来の帯要素2が、15cmの平坦な幅を有する場合、それがその中央の長手方向に対して折り重ねられるので、それは、約8−9cmの表面を有する小片を洗浄することが可能である。
【0039】
上記の開示された帯要素2に対して、開始幅は同じであり、それが長手方向に沿って180°で折り重ねられるので、相互傾斜のため、15から20cmまでの幅を有する領域を通して洗浄するのに適している小片7が、提供される。
【0040】
したがって、有効な作業または洗浄表面の増大はより少ない数の帯要素2を使用することを可能にし、洗浄シャフト長さは同じであり、それに伴う電力削減を備えた、より小さい重さのブラシ組立体を提供し、それによって隣接した帯要素間のすき間の除去によって、洗浄均等性を向上させる。
【0041】
180°で帯要素2を折り重ねたあと、前記帯要素は中心支持要素3に連結されるその中央のクロス軸のまわりにさらに巻かれる。
【0042】
したがって、組立体は、洗われるべき表面上でより精密な方法で動作するように構成されて提供され、それによって振動を減少させ、および洗浄要素を支持する軸受のより長い持続時間を確実にする。
【0043】
中心に対して非対称方法で、帯要素2を中央のクロス軸に巻くことが可能であり、それによって区別された長さを有する複数の小片要素7を提供する。
【0044】
本発明に従って、中心支持要素3の準線ラインに沿って形成されるスロット9の1つ内に差し込みピンのように係合される付加または型締棒要素8を含む特に設計された連結手段4によって、中心支持要素3への帯要素2の接続が実行される。
【0045】
係合の後、棒要素8の端部分はぴったりと、かつ、安全に中心支持要素3と接触し、それによってその安全溶接を可能にする。
【0046】
この点について、指摘されなければならないことは、本発明に従う連結手段は、特に設計された連結ツールを使用する必要なしで接続を提供することを可能にするとともに、物理的な労力が必要に応じて最小限に減少させられることができることである。
【0047】
棒要素8は、円筒3に締着される帯要素2を保持するように設計される。
【0048】
示すように、前記棒要素8は拡大端面部分10を備え、前記棒要素のもう一方の端部分が歯要素11を含む。
【0049】
拡大端面部分10は、支持要素3上の各スロット9と隣接した関係で形成される適切な凹部12に係合され、一方、歯11は各前記スロット9のもう一方の端部分に形成される穴13内に係合されることができる。
【0050】
歯11は、支持要素3を包含する環状リム14上でここにスナップ係合される。
【0051】
棒要素8の幅は、複数の等間隔に設置されたスロット9を提供するように設計される。
【0052】
図19および20は、本発明に従う洗浄回転ブラシの2つの更なる実施態様を示す。
【0053】
図19の番号参照を参照して、参照番号101によって全体として指示される、本発明に従う洗浄回転ブラシは、各々参照番号2によって識別される複数の帯要素を備え、前記帯要素は、連結手段104を通して中心支持要素103に連結されるのに適している。
【0054】
特に、中心支持体103への帯要素2の連結は、中心支持要素103の表面に螺旋状に配置されるスロット109の1つに差し込みピンのような方法で係合されるのに適している型締棒要素108を備えた連結手段104によって、図19内に示される実施態様に従って、実行される。
【0055】
この係合を実行したあと、棒要素108の端部分はぴったりとかつ安全に支持要素103と接触し、それによって安全溶接作業を実行することを可能にする。
【0056】
本発明に従う連結手段は、特に設計されたツールを使用する必要なく連結を実行することを可能にし、および、必要に応じて、物理的な労力を最小限に減少させることができる。
【0057】
棒要素108は、円筒103に締着される帯要素2を保持するように設けられる。
【0058】
図19内に示される実施態様において、棒要素108、同じく対応スロット109、は実質的に直線的である。
【0059】
したがって、棒要素108は締着されるべき帯要素上ですべることができず、それによって製造歩どまりを減少させるであろう過熱現象が生じるのを防止する。
【0060】
図20内に示される実施態様において、参照番号203によって全体として指示される中心支持要素は、スロット209内部でそれぞれの帯要素上のいかなる摩擦運動も妨げるように適切にカーブする、示されていないそれぞれの棒要素によって係合されることができる螺旋形スロット209を備える。
【0061】
両方の上記の開示された実施態様において、棒要素108の幅は複数の等間隔のスロットを提供するように設計される。
【0062】
本発明に従う連結システムは、多数の異なる利点を提供する。
【0063】
このシステムは、ずっと容易な方法で取り扱われることができる。
【0064】
実際、低圧縮によって取得されることができるわずかなまたは短い差し込みピン摺動(数ミリメートルの)によって、清掃要素を締着するかまたはロックする操作が達成されるので、設定位置配置を得るためのいかなる手動操作も大いに減少させられる。
【0065】
このシステムは、さらにずっと信頼性が高い。
【0066】
実際、連結を実行する際に、棒要素の足部は貫通した方法で係合され、および、頭部は類似した方法で次に連結される。
【0067】
従来のシステムとは異なって、組立操作において、および、適切な使用において、本発明に従う連結手段は、いかなる回転または抜け出し運動も可能にしない。
【0068】
主題システムは、さらに、突出端部分が支持本体と接触することにより、きわめて迅速且つ容易な溶接作業を実行することを可能にする。
【0069】
さらに、本発明に従う連結システムが、例えば発泡材料またはフェルト材料等とともに、多数の異なる用途に使われることができる。
【0070】
本発明が意図された目的および目標を完全に達成することが分かった。
【0071】
実際、本発明は、洗浄紐または要素のより良い分布を有する洗浄ブラシを提供し、それは、傾斜する配置に帯要素を折り重ねた後に、お互いと平行でなく、しかし接触されるべき表面の方へ適切にドクターブレードを形成するように配置される。
【0072】
これは、洗浄紐7のより良い活用を提供し、それは、それらが回転軸線に対して垂直に、およびそれに応じてお互いと平行に配置されるであろう場合、一方をもう一方の向こうに「完全に隠す」傾向があるであろうし、それによって不十分な強度の洗浄操作(いわゆる「ドミノ」効果)を提供する。
【0073】
さらに、本発明に従うシステムは、さもなければ、複数の接触されない領域の発生を伴うであろう平行の配置によってあいているままにされる隙間の完全な閉止または埋まりを実行する可能性をもたらす。
【0074】
さらに、本発明に従うシステムは、良好な強度特性および長い持続時間を提供すると共に、非常により容易な組立を実行することを可能にする。
【0075】
この種の最適化された分布は、洗浄ブラシをきわめて均質にし、それによってその洗浄効率を向上させる。
【0076】
さらに、このシステムは、達成されるべき洗浄ブラシの直径に従い、さまざまなタイプの幾何学形状を提供することを可能にする。
【0077】
さらに、本発明に従う洗浄ブラシは、上方へまたは下方へ数度だけ紐の傾斜または傾きを変えることによって、運転成果を最適化することを可能にし、および、これが主題洗浄ブラシの直径に依存する。
【0078】
さらに、紐7の切込み6の傾斜は端部分の合流点の距離を規定する。
【0079】
より近い合流または出会点は、切込みのより大きい傾斜に対応する。
【0080】
さらに本発明に従うシステムは、帯要素2がドクターブレードとして洗浄されるべき表面に接触するので、大いに洗浄力を増加させることを可能にする。
【0081】
換言すれば、帯要素2がそのベースの隙間のほぼ二倍まで離れて広げられることができるので、その洗浄力は大いに向上される。
【0082】
さらに、紐7の切込み6の傾斜は前記紐がいっそう良く周囲に配置されることを可能にして、紐がよりよく機能することを可能にする。
【0083】
帯要素2の量が同じであって、主題洗浄ブラシ1はしたがって、平行のおよび垂直な帯要素を含む洗浄ブラシに対してずっと効果的である。
【0084】
中心に面する対角線の帯要素2によってどちらか一方の端部分から始まるセクタを組立てることによって、車両包囲効果を得ることが可能であり、それによって、端接触エッジでの洗浄効率を大いに向上させる。
【0085】
この点について、さらに指摘されなければならないことは、本発明が、特に切断された帯要素配置を使用することを提供し、図5および6内に示されるポケットのような空の領域を洗浄ブラシの内側に残し、したがって、後部ミラーまたはタクシーサインのような、アーチのような配置を通過することができると共に、対向関係で取り付けられる2つの洗浄円筒が、突出要素を適切に洗浄することが可能であろう。
【0086】
実際、帯要素2の端部分は後部ミラーの近くでその領域と適切に接触することが可能であり、それによって後部ミラーが前述のポケットによって包含させられることがきる。
【0087】
これは洗浄ブラシがその洗浄動作を提供するために車両の方へ変位されるので、洗浄ブラシによる突出物体の摩擦を大いに減少させ、およびしたがって、主題洗浄ブラシがまた、例えばタクシーサインまたはパトカー明滅ランプ同じくうしろの引っ張りフックブロックに対する損傷を防止するために、水平表面の中心部で使われることができる。
【0088】
更なる利点は、垂直洗浄ブラシの回転方向はリアウインドが折りたたまれるのを防止するためにリアウインド近くで変えられることである。
【0089】
この点について、さらに指摘されなければならないことは、回転ブラシ1の中心本体3内に形成されるスロット9、109の1つ内に差し込みピンのような係合配置で係合される型締棒要素8、108が、それぞれの端部分11を熱間スエージされるようにすることである。
【0090】
換言すれば、その凹部またはハウジング内に、帯2に対するロック要素として動作する棒要素8の位置決めをした後に、前記棒要素8の1つの端部分11に設けられる歯11’が、ロックされた状態でそれを保持するブリッジ13の下に配置される。
【0091】
設定された温度で較正された、適切な器具によって、前記棒要素8の突出端部分11は前記棒要素8に、その端部分11で釘の頭11’の形状をとらせるように変形させられる。
【0092】
述べられたように、棒要素8、108の端部分11は、スエージされるか、または、それは組立体を保持する中心クラウン3に溶融されることができる。
【0093】
棒要素108は、その係合スロット9内に前記帯要素2を保持するために、その端部分11だけでなく、中心支持体3の他の部分でもブラシの中心本体3、103に溶接されることができる。
【0094】
使用する中央シャフトがプラスチック材料管によって構成される場合、サンドイッチ構造を形成するように、第2の本体の溶接作業によって中心本体3、103に帯要素2を拘束することもまた、可能である。
【0095】
この点について、さらに指摘されなければならないことは、本発明はさらに、発泡材料洗浄帯要素2またはフェルト帯要素に対して、帯要素2を締着するかまたはロックするために使用されるものと同じ棒要素を用いて回転ブラシ1の中心本体3に施着され、かつ拘束されることができる、従来のポリエチレン糸を使用することを提供する。
【0096】
本発明を実施する際に、使用する材料、同じく付随するサイズおよび形状は、要求条件に従い、いずれででもあることができる。
【図面の簡単な説明】
【0097】
本発明の更なる特性および利点は好ましいがしかし排他的でない本発明の実施態様の次の詳細な開示から以下により明白になり、添付の図面内に示すが、限定しない例として例示され、そこで:
【0098】
【図1】自動車洗浄システム内の複数の洗浄回転ブラシの配置を図式的に示す正面立面図である。
【図2】帯要素の平面図である。
【図3】その長手方向の軸に沿って巻回されるか丸められる位置で示される帯要素の斜視図である。
【図4】洗浄ブラシが傾斜軸帯要素をその中に備える自動車洗浄システム内の、複数の洗浄回転ブラシの配置を図式的に示す更なる正面立面図である。
【図5】洗浄ブラシが複数の傾斜軸帯要素をその中に備える、自動車洗浄システムの、複数の洗浄回転ブラシのさらに別の配置を示す、更なる正面立面図である。
【図6】突出するボディを含む自動車上の洗浄ブラシの動作を示す、前の図と同様の更なる正面立面図である。
【図7】傾けられるかまたは斜めにされる軸帯要素の更なる平面図である。
【図8】図7内に示される帯要素の更なる平面図であり、その長手方向の軸に折り重ねられる。
【図9】その回転支持体への帯要素の施着を示す更なる略図である。
【図10】本発明に従う洗浄回転ブラシの斜視図である。
【図11】より詳細な方法で帯要素のその支持体への施着を示す更なる分解斜視図である。
【図12】詳細な方法で、その支持体への帯要素の施着を示す更なる斜視図である。
【図13】前の図に対して拡大された、更なる分解斜視図であり、詳細な方法でその支持体への帯要素の施着を示す。
【図14】支持体および挿入組立体を示す更なる分解斜視図である。
【図15】図14に類似した図であり、その挿入されたか係合された状態の挿入物を示す。
【図16】分解斜視図であり、その支持体への帯要素の施着を詳細な方法で示す。
【図17】その差込みおよび支持座部の詳細の拡大された、更なる斜視図である。
【図18】拡大された、その差込みおよび支持座部または凹部のさらに別の詳細の、更なる斜視図である。
【図19】詳細な方法で、本発明の更なる態様に従う、その支持体への帯要素の施着を示す更なる分解斜視図である。
【図20】詳細な方法で、本発明の更なる態様に従う、その支持体への帯要素の施着を示す更なる斜視図である。
【図21】横に見て、洗浄回転ブッシュの中心本体の支持体から形成されるそれらの収容座部または凹部内に係合されるように、複数の剛毛型締棒要素を含む洗浄回転ブラシを示す側面図である。
【図22】図21に示すのと同じ図であるが、ブラシ中心本体内に形成されるスロット内に係合されている型締または固定棒要素を有し、それらの側端部分の1つにおけるその適切な変形の後、それによって釘の頭部の形状をとる図を表す。
【符号の説明】
【0099】
1洗浄回転ブラシ
2帯要素
3中心支持体
4連結手段
5本体
6切込み
7小片
8型締棒要素
9スロット
10拡大端面部分
11歯、端部分
11’歯、釘の頭
12凹部
13穴
14環状リム
101洗浄回転ブラシ
103中心支持体
104連結手段
108棒要素
109スロット
203中心支持体
209螺旋形スロット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車洗浄システム用の洗浄回転ブラシであって、前記洗浄回転ブラシが、固定継手連結手段を通して中心支持体に連結される複数の帯要素を備える、ことを特徴とする洗浄回転ブラシ。
【請求項2】
請求項1に記載の洗浄回転ブラシであって、前記連結手段が、前記中心支持体の準線ラインに沿って形成される複数のスロットの1つに差し込みピンのように係合される型締棒要素を備え、それによって、係合の後、前記棒要素の端部分がぴったりとかつ安全に前記支持体と接触する、ことを特徴とする洗浄回転ブラシ。
【請求項3】
請求項1または2に記載の洗浄回転ブラシであって、前記連結手段が、特に設計された器具を使用することなくかつ減少した物理的労力によって連結を実行するように設計されている、ことを特徴とする洗浄回転ブラシ。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれかに記載の洗浄回転ブラシであって、前記棒要素が、拡大端面部分および歯を含む他の端部分を備え、前記拡大端面部分が、前記支持体上に隣接して各前記スロットを形成される係合凹部内に係合されるのに適しており、前記歯が各スロットのもう一方の端部分に形成される穴内に係合されるのに適しており、前記歯が前記支持体を包含する環状リム上にスナップ係合する、ことを特徴とする洗浄回転ブラシ。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれかに記載の洗浄回転ブラシであって、前記棒要素が、複数の等間隔のスロットを設けるような幅を有する、ことを特徴とする洗浄回転ブラシ。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれかに記載の洗浄回転ブラシであって、各前記帯要素が、独立気泡発泡プラスチック材料またはフェルト材料のどちらかで作られたプレートのような本体を備える、ことを特徴とする洗浄回転ブラシ。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれかに記載の洗浄回転ブラシであって、前記プレートのような本体が、前記帯要素の長手方向の軸に従って実質的に細長い形状を有し、かつ複数の平行に延伸する小片を形成するように複数の切込みを備えている、ことを特徴とする洗浄回転ブラシ。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれかに記載の洗浄回転ブラシであって、前記プレートのような本体が、前記長手方向の軸のまわりに180°で折り重ねられて、2つの重なり合うセクタを形成することができる、ことを特徴とする洗浄回転ブラシ。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれかに記載の洗浄回転ブラシであって、前記プレートのような本体が、設定された角度で傾斜する端部分を有し、それによって、前記セクタが相互に対向する傾斜を有する複数の小片を形成する、ことを特徴とする洗浄回転ブラシ。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれかに記載の洗浄回転ブラシであって、前記帯要素を180°で折り重ねた後に、前記中心支持体に連結するために、前記帯要素がさらにその中央の横軸に巻かれる、ことを特徴とする洗浄回転ブラシ。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれかに記載の洗浄回転ブラシであって、前記帯要素がその中央のクロス軸のまわりに、前記中心に対して非対称に、折り畳み可能であり、区別された長さを有する複数の小片を設ける、ことを特徴とする洗浄回転ブラシ。
【請求項12】
請求項1〜11のいずれかに記載の洗浄回転ブラシであって、前記帯要素が近傍の帯要素に対して切り離されて何もない領域を前記ブラシの内側に残し、前記車両から突出する物体がそれを通して通過することができる、ことを特徴とする洗浄回転ブラシ。
【請求項13】
請求項1〜12のいずれかに記載の洗浄回転ブラシであって、前記帯要素が、長手方向の軸に従って伸長されるプレートのような本体および前記中央のクロス軸に対して対向する傾斜を有する中央の切り込みを備えて分離されたセクタを規定し、そこで前記中央の切り込みに実質的に平行して複数の切込みが設けられ、それによって複数の洗浄小片を形成し、前記プレートのような本体が、前記分離されたセクタの相互オーバラップによってその長手方向の軸に沿って折り畳み可能であり、前記オーバーラップセクタに対して傾けられる洗浄小片を規定する、ことを特徴とする洗浄回転ブラシ。
【請求項14】
請求項1〜13のいずれかに記載の洗浄回転ブラシであって、前記分離されたセクタが、前記長手方向の軸のまわりに折り重なった後に、前記小片の前記端部分で、前記洗浄有効幅の増大を与える、ことを特徴とする洗浄回転ブラシ。
【請求項15】
請求項1〜14のいずれかに記載の洗浄回転ブラシであって、それが、その中央の部分にセンタリング窓を備える、ことを特徴とする洗浄回転ブラシ。
【請求項16】
請求項1〜15のいずれかに記載の洗浄回転ブラシであって、それが、前記洗浄ブラシ軸に対して実質的に垂直な長手方向の軸を有する洗浄ブラシ上に配置されることができる、ことを特徴とする洗浄回転ブラシ。
【請求項17】
請求項1〜16のいずれかに記載の洗浄回転ブラシであって、前記固定した継手連結手段が、前記中心支持体上に螺旋状に配置される複数のスロットを備える、ことを特徴とする洗浄回転ブラシ。
【請求項18】
請求項1〜17のいずれかに記載の洗浄回転ブラシであって、前記連結手段が、前記中心支持体上に螺旋状に形成される前記スロットの1つに差し込みピンのように係合される型締棒要素を備え、それによって、前記係合の後、前記棒要素が、前記支持体とぴったりとかつ安全に接触するその端を有する、ことを特徴とする洗浄回転ブラシ。
【請求項19】
請求項1〜18のいずれかに記載の洗浄回転ブラシであって、前記棒要素および対応スロットが、実質的に直線的であり、前記スロットが前記中心支持体の前記準線ラインに対して傾斜している、ことを特徴とする洗浄回転ブラシ。
【請求項20】
請求項1〜19のいずれかに記載の洗浄回転ブラシであって、前記中心支持体が、それぞれの湾曲した棒要素に係合される複数の螺旋形スロットを備える、ことを特徴とする洗浄回転ブラシ。
【請求項21】
請求項1〜20のいずれかに記載の洗浄回転ブラシであって、前記棒要素がロックされるべきそのそれぞれの帯要素上ですべることができないように、各前記棒要素がそのそれぞれのスロット内に係合され、それによって前記棒および帯要素が過熱されるのを防止する、ことを特徴とする洗浄回転ブラシ。
【請求項22】
請求項1〜21のいずれかに記載の洗浄回転ブラシであって、前記型締またはロック棒要素が、前記回転ブラシの前記中心本体内に形成されるそれぞれのスロット内に差し込みピンのように係合され、かつその端部分を熱間スエージされるようにする、ことを特徴とする洗浄回転ブラシ。
【請求項23】
請求項1〜22のいずれかに記載の洗浄回転ブラシであって、そのハウジングまたは凹部内に、前記帯要素用のロック部材として働く各前記棒要素を配置した後に、前記棒要素の一端に配置される前記歯が、ロックされた状態で前記歯を保持するブリッジ要素の下に位置される、ことを特徴とする洗浄回転ブラシ。
【請求項24】
請求項1〜23のいずれかに記載の洗浄回転ブラシであって、前記棒要素の前記突出端部分が設定温度較正ツールによって変形させられて、前記棒要素に、その端部分で釘の頭の形状をとらせる、ことを特徴とする洗浄回転ブラシ。
【請求項25】
請求項1〜24のいずれかに記載の洗浄回転ブラシであって、前記棒要素の前記突出端部分が、前記組立体を拘束する前記中心クラウン要素とともに鋳造される、ことを特徴とする洗浄回転ブラシ。
【請求項26】
請求項1〜25のいずれかに記載の洗浄回転ブラシであって、前記棒要素が、その前記端部分だけでなく、前記中心支持体の他の部分でも、前記回転ブラシの前記中心本体に溶接されて前記スロット内に前記それぞれの洗浄材料帯要素の前記それぞれの帯要素を保持する、ことを特徴とする洗浄回転ブラシ。
【請求項27】
請求項1〜26のいずれかに記載の洗浄回転ブラシであって、前記帯要素が、交互重ね配置を形成するように第2の本体を溶接することによって前記中心本体内に拘束され、前記中央シャフトがプラスチック材料管である、ことを特徴とする洗浄回転ブラシ。
【請求項28】
請求項1〜27のいずれかに記載の洗浄回転ブラシであって、前記回転ブラシが、発泡材料、フェルト材料等の前記洗浄帯要素に加えて、さらに、前記回転ブラシの前記中心本体に設けられて、かつ、前記帯要素をロックするために用いる前記同じ棒要素を用いて前記中心本体によって拘束される、ポリエチレンワイヤを備える、ことを特徴とする洗浄回転ブラシ。
【請求項29】
請求項1〜28のいずれかに記載の洗浄回転ブラシであって、前記洗浄回転ブラシが、前記開示されたおよび/または例示された特性の一つ以上を備える、ことを特徴とする洗浄回転ブラシ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公表番号】特表2009−520561(P2009−520561A)
【公表日】平成21年5月28日(2009.5.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−546834(P2008−546834)
【出願日】平成18年5月4日(2006.5.4)
【国際出願番号】PCT/IT2006/000310
【国際公開番号】WO2007/072524
【国際公開日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【出願人】(505149974)ファヴァグロッサ エドアルド エス.アール.エル. (2)
【Fターム(参考)】