自動車用の照明装置
【課題】ランプ固定のための場所を取らない手段を備えた照明装置を提供する。
【解決手段】リフレクタ(16)は、ランプ(24)を収納するランプ取り付け箇所(22)を有し、ランプキャリア(30)はリフレクタ(16)と可動に結合され、ランプ取り付け箇所(22)に設置されてランプディスク(28)を有するランプ(24)をリフレクタ(16)と弾性に緊締する。自動車用の照明装置(10)は、ランプキャリア(30)が、リフレクタ(16)のガイド(34)内に、ランプ(24)の縦軸(32)に対して横方向にスライド可能であり、ガイド(34)とランプキャリア(30)とはスライドメカニズムを形成し、スライドメカニズムはランプに向かってランプキャリアをスライドさせる場合にこのランプ(24)をランプ取り付け箇所(22)にロックしかつこの場合にランプ取り付け箇所(22)に対して弾性に緊締するために設けられている。
【解決手段】リフレクタ(16)は、ランプ(24)を収納するランプ取り付け箇所(22)を有し、ランプキャリア(30)はリフレクタ(16)と可動に結合され、ランプ取り付け箇所(22)に設置されてランプディスク(28)を有するランプ(24)をリフレクタ(16)と弾性に緊締する。自動車用の照明装置(10)は、ランプキャリア(30)が、リフレクタ(16)のガイド(34)内に、ランプ(24)の縦軸(32)に対して横方向にスライド可能であり、ガイド(34)とランプキャリア(30)とはスライドメカニズムを形成し、スライドメカニズムはランプに向かってランプキャリアをスライドさせる場合にこのランプ(24)をランプ取り付け箇所(22)にロックしかつこの場合にランプ取り付け箇所(22)に対して弾性に緊締するために設けられている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の上位概念に当たる照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
このような照明装置は、リフレクタ、ランプ及びランプキャリアを有し、このリフレクタはランプを収容するために設けられたランプ取り付け箇所を有し、かつこのランプキャリアは上記リフレクタと可動に結合されていて、ランプ取り付け箇所中に取り付けられたランプをリフレクタと弾性に緊締するために設けられている。
【0003】
このような照明装置は、例えばドイツ国特許出願公開第4406111号明細書によって公知である。この公知の照明装置は、背面に開口部を備えたリフレクタを有し、この開口部内へランプを挿入し、リフレクタに対して設計上決まった相対位置内に固定することができ、その地点でランプ取り付け箇所を形成する。
【0004】
前記ランプは、ランプディスクをランプ取り付け箇所と弾性に緊締するクリップの形のランプキャリアにより、リフレクタから外れないようことが保証される。前記クリップは、第1の端部、第2の端部及びU字型又はV字型に曲げられた中央領域を有し、この中央領域によってこのクリップはランプの組み立ての際に緊締された状態でランプディスク上に支持される。第1の端部は、1つの支点でランプ取り付け箇所に連結されている。
【0005】
ランプの取り付けのために、細長いクリップを第1の旋回位置に提供することができ、この第1の旋回位置でクリップは取り付けられた状態の上記のランプの長軸と約90°以上の角度をなす。ランプホルダ中にランプをロックするために、このクリップは引き続き90°以上の上記の角度で第2の旋回位置にもたらされ、この第2の旋回位置でU字型又はV字型に曲げられた中央領域がランプディスクの上に当接する。このクリップは、この場合、ランプホルダの全体の直径にわたって横方向に延在している。引き続き、クリップの第1の端部とは反対側の第2の端部は、ランプホルダと接続する懸架部に取り付けられる。この場合、クリップ中に曲げ応力が形成される。
【0006】
この公知の解決策の欠点は、特に大きな取り付けスペースが必要となることであり、この取り付けスペースの必要性は全体のランプディスクを横切って張力をかけるクリップがランプ交換時に90°以上旋回しなければならないことにより生じる。さらに、このクリップの取り付けのためにリフレクタショルダにアンダーカットした形状を必要とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】ドイツ国特許出願公開第4406111号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記背景技術から、本発明の課題は、アクセスのしやすさ並びにロック解除動作及びロック動作並びにテンション手段の操作を提供するあそびスペースが制限される場合でも、ランプの取り付けも取り外しも可能であるような、冒頭に記載された種類の照明装置を提供することにある。上記課題は、特に自動車の、ヘッドライトが取り付けられているフロント領域において場所が狭い状況の場合に該当する。この場合、取り付け及び取り外しは、簡単に手動で行われ、つまり工具を使用せずに行われ、片手でも行うことができることが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題は、請求項1に記載の発明により解決される。
【0010】
本発明では、前記ランプキャリアが、前記リフレクタのガイド内で、前記ランプの縦軸に対して横方向にスライド可能であり、その際、前記ガイドと前記ランプキャリアとは一緒にスライドメカニズムを形成し、前記スライドメカニズムは前記ランプに向かって前記ランプキャリアをスライドさせる場合に前記ランプを前記ランプ取り付け箇所にロックしかつこの場合に前記ランプ取り付け箇所に対して弾性に緊締するために設けられている。
【0011】
前記スライドメカニズムは、極めて狭いスペースだけで足りるという利点を有する。このことは、前記スライドメカニズムにとってだけでなく前記スライドメカニズムの操作に要するスペースにとっても当てはまる。前記スライド運動の幅は、前記ランプディスクの直径よりも小さくすることができる。これは、このランプ固定部材の長い旋回運動を必要としない。簡単なスライド運動によって、ランプ固定が簡単でかつ容易に分かりやすく操作可能である。ランプ交換は、片手だけで(ワンタッチで)実施することができる。この場合、この操作は照明装置のハウジング中の比較的小さな開口部を通して行うこともできる。従って、本発明は、自動車内の取り付け位置の状況に基づいてランプの固定の取扱のためにあまりスペースが存在しないコンパクトな照明装置のために特に有利である。
【0012】
本発明の有利な実施態様は、前記スライドメカニズムが、ランプキャリアをランプから遠ざかる方向にスライドさせる際にランプキャリアからランプディスクに及ぼされる押圧力を低減するために設けられていることを特徴とする。
【0013】
この実施態様により、ランプの交換が簡素化され、ランプ取り付け箇所内でのランプの確実な保持が保証される。この確実な保持は、スライドメカニズムの押圧される箇所での比較的高い押圧力により生じる。この比較的高い押圧力により、この押圧される箇所でのスライドメカニズムの静止摩擦を上回るために比較的高い解除力を作用させなければならない。セルフロック式の静止摩擦を上回った後にランプ交換を可能にするために、このスライドメカニズムは次いで比較的小さな力を加えることでさらにスライドすることができる。
【0014】
前記ランプキャリアは2つの脚部を有し、前記2つの脚部は一方の端部で互いに結合されていて、かつ前記脚部の他方の端部は互いに弾性に可動であることも有利であり、この場合、前記両方の脚部の第1の脚部は調節面を有していて、前記調節面に沿って前記両方の脚部の間隔は相互に変化し、前記リフレクタはエッジを備えたガイドを有していて、この場合、前記ガイドは、前記両方の脚部の第1の脚部が、第2の脚部よりもランプの近くに配置されるようにランプキャリアを保持するために設けられていて、前記ランプキャリアのスライドにより、前記調節面が前記ガイドの前記エッジ上をスライドし、それにより前記第1の脚部の弾性に可動の端部を、前記スライド方向に対して横方向に向かって持ち上げる運動が生じるため、前記端部は、スライド方向に応じて、前記ベースから持ち上げられるか又は前記ベース上をスライドすることになる。
【0015】
前記ベース上でのスライドにより、前記ランプは、ランプ取り付け箇所に弾性に緊締され、かつそれにより固定される。前記ベースからの持ち上げにより、この固定は再び解除される。この持ち上げはスライド方向に対して横方向であるため、スライドは、ランプディスクに対して平行に行われるか、又は少なくともランプディスクに向かう方向成分に対して平行に行われる。このことは、スライドが、前記ランプの長軸方向に横方向に行われることを意味する。スライド位置に応じて、ランプキャリアは、ランプがランプ取り付け箇所と弾性に緊締される位置に存在するか、又はランプキャリアは、ランプをランプ取り付け箇所から取り出すか又は差し込む位置に存在する。
【0016】
ここでも、スライド運動の幅は、ランプディスクの直径よりも小さくすることが出き、かつランプ固定部材の長い旋回運動は必要ないことが妥当する。このランプ固定は、簡単なスライド運動により簡単でかつ分かりやすく提供することができ、照明装置のハウジング中に比較的小さな開口部を通して行われる。
【0017】
ランプキャリアが2つの脚部を有し、これらの2つの脚部は一方の端部で相互に結合しておりかつこの2つの脚部の他方の端部が相互に弾性に可動であることによって、ランプキャリアは簡単な金属板屈曲部材として製造することができる。このランプキャリアの端部の弾性運動は、他の特徴との関連で、ランプを保持するために他の部材を必要とせずに、ランプを保持する弾性の張力を提供する。
【0018】
スライドの際に行われる第1の脚部の調節面と、リフレクタのガイドのエッジとの協働作用によって、ランプの長軸方向に対して横方向に行われかつそれによりランプを開放するかロックする直進スライド運動の場合に、弾性に緊締するために必要な持ち上げ運動は自動的にかつ運動経過において生じる。ランプキャリアの第1の脚部の上記の端部はスライド方向に応じてこのディスクから持ち上げられるか又はこのディスク上をスライドすることにより、このランプへの応力は解除されるか、又はランプにそのランプ取り付け箇所内でリフレクタと緊締される。これらの全ては、比較的小さな幅を有する簡単な直進スライド運動によって、及び一体式の金属板屈曲部材として簡単に製造することができるランプキャリアによって行われる。
【0019】
他の利点は、従属請求項、明細書及び添付の図面から明らかである。
【0020】
上記に挙げられた特徴及び後記のさらに説明される特徴は、本発明の範囲を超えることなしに、それぞれ記載された組み合わせにおいてだけではなく、他の組み合わせにおいても又は単独でも使用可能であると解釈される。
【0021】
本発明の実施例は図面に示されていて、次の記載により詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明による照明装置の第1の実施例を表す。
【図2】他の実施例について設けられたリフレクタを表す。
【図3】図2からのリフレクタの使用について設けられたランプキャリアを表す。
【図4】組み立てられた形の図2及び3の対象物を表す。
【図5】組み立てられているが、まだロックされていないランプを備えた図4の対象物を表す。
【図6】組み立てられかつロックされたランプを備えた図4の対象物を表す。
【図7】ロックされかつ電気的に接続されたランプを備えた図6の対象物を表す。
【図8】ランプキャリアの多様なスライド位置での図2〜7の対象物の断面図を表す。
【図9】ランプキャリアの多様なスライド位置での図2〜7の対象物の断面図を表す。
【図10】ランプキャリアの多様なスライド位置での図2〜7の対象物の断面図を表す。
【図11】ランプキャリアの多様なスライド位置での図2〜7の対象物の断面図を表す。
【図12】ランプキャリアの多様なスライド位置での図2〜7の対象物の断面図を表す。
【図13】ランプが取り出されている図8〜12の対象物を表す。
【図14】本発明による照明装置の他の実施例のエレメントを表す。
【図15】他の視点からの図14の対象物のエレメントを表す。
【発明を実施するための形態】
【0023】
図1は、ハウジング12を備え、このハウジングの発光開口部が透明なカバーガラス14で覆われた自動車用の照明装置10を詳細に示す。ハウジング12の内部にはリフレクタ16が配置されていて、リフレクタ16は上側の照明工学的面18、他の照明工学的面及びランプ取り付け箇所22を有する。ランプ取り付け箇所22はランプ24を収容し、このランプ24はガラス球26とランプディスク28とを有する。ランプキャリア30は、ランプ24の縦軸32に対して横方向に、リフレクタ16と強固に結合したガイド34内へスライド可能に支持されていて、かつこのランプキャリア30のランプディスク28に向かう端部には押圧エレメント36、例えば突起部を有する。このランプキャリア30の、ランプディスク28とは反対の端部には、ランプキャリア30はハンドリング面38を有する。このハンドリング面38は、その寸法によって、手動で又は工具によって加えられる操作力のための作用面を提供するために設けられていてこの操作力によってこのランプキャリア30はランプ24の縦軸32に対して横方向にスライドさせることができる。
【0024】
ハンドリング面を外側からアクセス可能にするために、ハウジング12はここでもスライド可能なメンテナンス開口部40を有し、このメンテナンス開口部40はカバー42により覆われ、開放した状態でランプキャリア30をスライドする操作が可能となる。図示された位置では、ランプキャリア30は、ランプ24をランプ取り付け箇所22内にロックし、ランプ24がランプ取り付け箇所22から抜け落ちることを阻止している。ランプキャリア30は、有利なことにはバネ弾性であり、かつこのランプキャリア30のランプディスク28に向かう端部が、スライドしてロックする場合に、ランプ24の縦軸32の方向に向かってランプ28上に突き出すようにガイド34中に支持されている。それにより、弾性の復元力が生じ、この復元力によってランプキャリア30はランプディスク28をランプ取り付け箇所22内へ押し込み、それにより遊びがなくランプ取り付け箇所22中に固定される。
【0025】
照明装置10は、ランプユニット又はヘッドライトであってもよい。ヘッドライトは自動車の周囲環境を照明するために用いられるが、ランプユニットは他の道路使用者にドライバーの挙動及び/又は意図を知らせるために用いられる。ヘッドライトの例は、ロービームヘッドライト及び/又はハイビームヘッドライト及び/又はフォグランプである。ランプユニットの例は、デイドライビングランプ、ターンシグナルランプ、ブレーキランプ、パーキングランプであるが、この列挙に限定して解釈すべきでない。
【0026】
図1は、従って、特に、リフレクタ16、ランプ24及びランプキャリア30を備えた自動車用の照明装置10を示し、この場合、このリフレクタ16は、ランプ24を収納するために設けられたランプ取り付け箇所22を有し、このランプキャリア30はこのリフレクタ16と可動に結合されていて、ランプ取り付け箇所22に設置されかつランプディスク28を有するランプ24をこのリフレクタ16と弾性に緊締するために設けられている。照明装置10は、ランプキャリア30が、リフレクタ16のガイド34内に、ランプ24の縦軸32に対して横方向にスライド可能に収まり、その際、このガイド34とランプキャリア30とは一緒にスライドメカニズムを形成し、このメカニズムはランプ24に向かってランプキャリア30をスライドさせる場合にこのランプ24をランプ取り付け箇所22にロックしかつこの場合にランプ取り付け箇所22に対して弾性に緊締するために設けられていることを特徴とする。
【0027】
ランプ24は一実施態様では白熱電球である。別の実施態様では放電ランプである。その高い光束のために、放電ランプは、ヘッドライトの場合に有利に使用される。白熱電球は、それに対して、ランプユニットとしても、有利にハロゲンランプの形でも、ヘッドライトの形でも使用される。図1に示されている実施態様の場合には、ランプ取り付け箇所22はリフレクタ16の背後の部分の中央の位置に存在する。これは、いくつもの先行技術から公知の配置である。別の実施態様の場合には、ランプ取り付け箇所22は、リフレクタの横側の面又は下側の面に偏心して配置されている。この場合、場所の表示の、横側、下側及び背後はそれぞれ、自動車におけるその所定の用途において照明装置10の位置に関する。
【0028】
リフレクタ16の下側又は横側面でのこのランプ取り付け箇所22の配置は、リフレクタ16及びランプ24からのこのような配置について、背後の部分でのランプ取り付け箇所22の配置の場合よりも短い取り付け長さが必要であるという利点を有する。単に、リフレクタ16の上側の照明工学的面18は、通常ではランプ取り付け箇所22の配置のために使用されない、それというのも照明工学的理由がこのような配置の妨げになっているためである。上側の照明工学的面18は、例えばヘッドライトにおいて法的基準に従ったロービームの作成のために特に重要である。
【0029】
特に、ヘッドライトの場合には、リフレクションシステムとプロジェクションシステムとが区別される。リフレクションシステムは、望ましい光の分布を主にリフレクタによって作成し、このリフレクタはランプの光を束ね、所望の方向に向けることを特徴としている。それに対して、プロジェクションシステムは、しばしばリフレクタとして実現されている一次光学系がまず第1の光分布をヘッドライト内部で作成し、次いで、この光分布を一般にプロジェクションレンズとして実現されている二次光学系により第2の光分布としてヘッドライトの前域中へ映し出す。このランプを備えた一次光学系は、一般に二次光学系及び場合により明暗の境界を作成するために設けられた絞り装置と共に一つのアセンブリを構成し、このアセンブリはプロジェクションモジュールとも表される。一次光学系、絞り装置及び二次光学系の直列の配置に基づいて、このプロジェクションモジュールは、一般に、リフレクションモジュールより大きな取り付け長さを有し、このことは、狭い取り付け空間状況を考慮して、近代的な自動車のフロント領域内では不利である。本発明の有利な実施態様は、このようなプロジェクションモジュールに関し、これをさらに以下に詳細に説明する。
【0030】
図2は、他の実施例について設けられたリフレクタ16の、背面側から観察した斜視図を表す。ランプ取り付け箇所22が上方向に開放したリフレクタ16の図示された位置は、この場合、リフレクタ16が自動車中に規定の通りに使用される場合に存在する位置には相当しない。自動車中で規定の通りに使用される場合には、このランプ取り付け箇所22はむしろ横側又は下側に回転された位置に存在することになる。これは、一般に、照明工学的理由から必要である。図2において選択されたこの視点は、単に、より解りやすくするために用いられている。リフレクタ16はガイド34を有し、このガイドは引き出し収納部のように構成されていて、かつリフレクタ16と一体式に形成されたユニットとして、例えば金属ダイカスト部材又はプラスチック射出成形部材として製造されている。このガイド34は、特にエッジ35及び/又は段部を有し、このエッジ35及び/又は段部はこのガイド34の開口部に対して横方向に配置され、かつその機能はさらに以下に詳細に説明する。ガイド34には、図示された実施態様の場合に、結合ソケット44が固定されていて、この結合ソケットは2つのソケット44.1及び44.2を有し、かつこれらのソケット44.1及び44.2はその内側で互に導電性に接続している。ソケット44.1は、一実施態様の場合に、短いランプ接続ケーブルの接続のために用いられ、一方でソケット44.2は、一実施態様の場合に、結合ソケット44に電流を供給するために用いられる。
【0031】
図3は、ランプキャリアの有利な実施態様を示し、このランプキャリアは、図2のリフレクタ16と協働し、特に図2のリフレクタ16のガイド34と一緒になってスライドメカニズムを形成するために設けられ、このスライドメカニズムは、ランプキャリアをランプ方向に向かってスライドさせる場合にランプがランプ取り付け箇所内にロックされ、かつこの場合にランプ取り付け箇所に対して弾性に緊締するために設けられている。
【0032】
ランプキャリア30は有利には弾性の金属板屈曲部材として実現されていて、2つの脚部46及び48を有し、これらの脚部は一つの共通の端部50で互いに結合している。他方の2つの端部、つまり第1の脚部46の他方の端部52と第2の脚部48の他方の端部54とは、互いに弾性的に可動であり、この場合に、この両方の脚部46,48の少なくとも一方及び/又は端部50の弾性変形が起こり、この端部はこの点で弾性の曲げジョイントの機能を有することができる。
【0033】
第1の脚部46は、調節面56を有し、この調節面56に沿って両方の脚部46及び48の間隔を互いに変更することができる。この場合、ランプキャリア30のスライド方向に沿ったこの間隔の変更が考慮されている。スライド方向は、長穴60の長手方向に対して並行であり、長穴60は、ランプキャリア30のスライド運動のためのストッパを実現するために用いられる。これは、さらに以下に詳細に説明する。
【0034】
第2の脚部48の弾性の端部54はハンドリング面38として構成されている。これは、このハンドリング面38が、スライドメカニズムの手動操作を可能にする程度に大きいことを意味し、スライドメカニズムの場合に、操作力は例えば一本の指又は二本の指によって及ぼされる圧縮力及び/又は引張力により調達される。図示された実施態様の場合には、ブロックトング62はハンドリング面38と連結されていて、かつハンドリング面38のエッジから出発してスライド方向に沿って延在しており、短いランプ接続ケーブルの接続のために用いられるソケット44.1を、ランプキャリア30のスライド位置に応じて遮断又は開放する。
【0035】
第1の脚部46の弾性の端部52は、図3に図示されている実施態様の場合には、押圧エレメント36として構成されていて、この押圧エレメント36によって、ランプ取り付け箇所中に設置されたランプのランプディスクへの弾性的な押圧力が及ぼされる。これは、さらに以下に詳細に説明する。押圧エレメント36は、図3に図示されている実施態様の場合には、切欠部58を有し、この切欠部58はスライド方向に沿って行われる、押圧エレメント36と、ランプディスク28からランプキャリア30の方向へ突出するランプ24の部分との相対運動を可能にする。
【0036】
図4は、組み立てられた形の図2及び図3の対象物を示し、この場合、ランプキャリア30は、リフレクタ16のガイド34内へストップ位置まで差し込まれている。この位置の場合に、ブロックトング62はソケット44.1を遮閉していて、ランプ24がランプキャリアのこの位置で電気的に接続されることを妨げている。図4に図示された位置では、ランプキャリア30はランプ取り付け箇所22を完全に開放していて、ランプ24の取り付けが可能となっている。
【0037】
図5は、ランプ取り付け箇所内に設置されたランプ24を有する図4の対象物を示す。ランプ24は、ランプディスク28と共にランプ取り付け箇所22に収容され、この場合に、ランプディスク28とランプ取り付け箇所22との互いに相補的な形状の咬み合いにより定義された角度位置でランプ取り付け箇所22中に保持される。この定義された角度位置は、ランプ24の発光部分、つまり白熱電球のフィラメント又は放電ランプのアークが、リフレクタ21の内部に正確に配置されることを保証する。
【0038】
この正確な配置は、図5の対象の場合に、ランプディスク28から突出するランプ24の部分(この部分は短いランプケーブル64の接続のために利用される)が、ランプ24に対してランプキャリア30の相対運動が可能となるように構成され、この場合、ランプキャリア30の押圧エレメント36はランプディスク28上をスライドすることにより明らかになる。
【0039】
短いランプ接続ケーブル64は、ランプ24とは反対の端部にコネクタプラグ66を有し、このコネクタプラグ66はソケット44.1中へ差し込むために設けられている。図5中に示されているランプキャリア30の位置では、この電気的コネクタ接続の成立が不可能となっている。それというのもソケット44.1は、ランプキャリア30のブロックトング62によりまだ遮閉されているためである。
【0040】
図6は、組み立てられかつロックされたランプ24を備えた図4の対象物を示す。この場合、ロックは、ランプキャリア30がガイド34からストップ位置まで引き出すことにより行われ、その結果、ランプキャリア30の押圧エレメント36はランプディスク28上をスライドする。それにより、ランプディスク28は、リフレクタ16のランプ取り付け箇所22とランプキャリア30の押圧エレメント36との間で固定される。このストッパは、スライド方向では、長穴60とストッパエレメント64との協働作用によって実現され、ストッパエレメント64は、スティックの形でこの長穴60中に配置され、リフレクタ16と結合されている。有利な実施態様の場合には、ストッパエレメント64は固定エレメント、例えばネジ又はリベットであり、この固定エレメントは、そのストッパ機能に加えてさらに、ガイド34での結合ソケットエレメント44の保持のためにも使用される。
【0041】
全体として、図6は、取り付けられかつロックされているが、まだ電気的に接続されていないランプ24を有するリフレクタ16を示す。ランプ24がランプ取り付け箇所22にロックされている、ランプキャリア30の引き出された位置の場合に、ブロックトング62はソケット44.1を開放するため、ランプ24は、ランプ接続ケーブル64のコネクタプラグ66をソケット44.1に差し込むことにより電気的に接続することができる。
【0042】
図4〜6は、従って、特に、ランプキャリア30がランプ24のロック解除された状態で、ランプ24の電気的接続のために用いられるソケットエレメント44.1を遮閉して、ランプ取り付け箇所22中に設けられたランプ24の電気的ソケット結合の成立及び解除をロックされたランプ24の場合にだけ行うことができる実施態様を示す。
【0043】
図7は、ロックされかつ電気的に接続されたランプ24を備えた図6の対象物を示す。この接続は、この場合、コネクタプラグ66をソケットエレメント44.1内に差し込むことにより行われる。この位置の場合には、コネクタプラグ66とソケットエレメント44.1とから形成される電気的コネクタ接続は、ランプから離れるように行われる、ランプ24のロックを解除することができるランプキャリア30のスライドを遮断する。図7は、従って、特に、ランプ24から離れるように行われるランプキャリア30のスライドが、電気的コネクタ接続66,44.1が解除された場合にだけ行うことができかつ電気的コネクタ接続44.1,66が解除されない場合にはこのコネクタ接続44.1,66により遮断される実施態様を示す。
【0044】
図8〜13は、図2〜7の対象物の断面図の配列を示し、この場合、これらの断面はそれぞれランプキャリア30及びランプ取り付け箇所22の同じ切断面にある。図8〜13は、特に、ランプキャリア30のそれぞれ変更された箇所により区別される。図8〜13は、特に、ランプキャリア30は2つの脚部46及び48を有し、前記脚部は相互に共通する端部50と結合し、その他の端部52及び54は相互に弾性に可動であることを示す。
【0045】
ランプキャリア30は、この場合、リフレクタ16のガイド34中でその両方の脚部46及び48によりプリロードされる。ランプ取り付け箇所22中にランプ24が存在しないことを前提として、特に、ランプキャリア30の第1の脚部46は、その端部50と調節面56との間にある部分70が、ガイド34の下側面に当たるか、又はその調節面56がガイド34のエッジ35に当たるか、又は調節面56とその他の端部54との間にある部分72がガイド34の下側面に当たることを意味する。ランプキャリア30とガイド34との間で、どの接触箇所が実際に対応するのかは、ガイド34内でのランプキャリア30の位置に依存する。
【0046】
ランプキャリア30の押圧エレメント36は、ランプキャリア30がガイド34内へ完全に差し込まれている場合に、ランプ取り付け箇所22内へ突出する。次に、ランプ24がランプ取り付け位置22に存在する場合には、押圧エレメント36はランプ24のランプディスク28に当たる。それにより、ランプキャリア30の端部50とその調節面56との間にある部分70は、ガイド34のその当接面から持ち上げられる。弾性で可動の端部52及び54が間隔を詰めることにより生じるランプキャリア30の変形により押圧力が生じ、この押圧力により押圧エレメント36は、ランプキャリア30の図8に示された位置でランプディスク28をランプ取り付け箇所22内へ押し付ける。
【0047】
図9は、ランプキャリア30がわずかに変形したスライド位置での図8の対象物を示す。図9は、調節面56がガイド34のエッジ35に接するまで、ランプキャリア30がガイド内へ差し込まれている。調節面56は、第1の脚部46の部分70と72とを互いに結合していて、ランプに近い側の第1の脚部46の第2の脚部48からの間隔は、調節面56に沿って、つまり第1の脚部46の部分70及び72の結合に沿って変化することを特徴とする。この場合、部分70の範囲内のこの間隔は、前記部分72の範囲内の間隔よりも短い。
【0048】
結果として、この調節面56は、ランプキャリア30がガイド34内へ差し込まれる場合、エッジ35上を通り過ぎる際に、ランプキャリア30のスライド方向に対して横方向に向かう押圧エレメント36の持ち上げ運動が生じる。この持ち上げ運動は、まず、押圧エレメント36がランプディスク28をランプ取り付け箇所22内へ押し付けている押圧力の低減を生じさる。ランプキャリア30がさらに押し込まれる場合に、引き続いて、図10及び図11に図示されているように、押圧エレメント36はランプディスク28から離れ、さらに横側にスライドされる。図12は、ストップ位置までガイド34内へ完全に差し込まれたランプキャリア30を有する図8〜11の対象物を示す。この場合、第2の脚部48及び/又は第1の脚部46の可動の端部は、リフレクタ16のストッパ面74と一緒に、ランプキャリア30のスライドのための第2のストップ位置を形成する。このランプキャリア30の位置で、ランプ24はランプ取り付け箇所22から取り外すことができる。図13は、ランプが取り外された状態を示す。
【0049】
図14は、本発明による照明装置の実施例としてのヘッドライトのプロジェクションモジュールを、自動車内に取り付けた場合に相当する状態で後方から見た斜視図を示す。このようなプロジェクションモジュールは、例えば、図1に図示されているように、ハウジング12中に収納される。この場合、ランプキャリア30及びランプ24は、取り付け空間が狭いために、図示された運転位置ではほとんどアクセスできないか又は全くアクセスできない。ランプ24は、この場合、リフレクタ16中で、このリフレクタの光軸に対して横方向に配置されていて、このことは、リフレクタ16のランプ取り付け箇所22が下方又は横側に向いていて後ろ側には向いていないことを意味する。この状況下でもランプ交換を可能にするために、全体のプロジェクションモジュール又はランプ24とランプキャリア30とを備えたリフレクタ16が中心の長軸66を中心に回転可能に配置されている有利な実施態様が考えられる。有利な実施態様の場合には、中心の長軸66がリフレクタ16の光軸と一致している。ハウジング12の組み立て空間状況に基づき望ましい場合には、別の実施態様では長軸66の位置が光軸の位置と相違する。この軸66を中心に回転することにより、プロジェクションモジュール又はリフレクタ16は図14に図示された運転位置から、図1に図示されたようにランプキャリア30が上からアクセス可能である待機位置に旋回する。ランプキャリア30の操作及びランプの交換は、図1に図示されているように、ハウジング12中の開口部40によって行われる。運転位置から待機位置への旋回及びその逆方向の旋回は、好適な実施態様の場合には、回転グリップ70の手動による回転によって行われ、この回転グリップ70は、カバー42を取り外した場合にアクセス可能であり、プロジェクタモジュールのホルダーフレーム71の定置に回転可能に取り付けられている。
【0050】
図15は、回転可能なリフレクタ16、絞り装置72及び結像レンズ80からなるアセンブリの透視図を示す。リフレクタ16は、その周囲の一部にわたり歯切り部74を有し、中心軸66を中心として図14からのホルダーフレーム71中で回転可能に取り付けられている。中心軸66は、従って、リフレクタ16の回転軸であってもよいが、プロジェクタモジュールの光軸と一致する必要はない。
【0051】
回転グリップ70と歯車がねじれ運動が起こらないように連結されていて、この歯車はこの回転グリップ70と一緒に軸62を中心に回転可能であり(見やすさの理由から図示されていない)、図15中に図示されたリフレクタ16のリングギア歯切り部のためにかさ歯車又はシリンダ歯車を備えている。リフレクタ16の歯切り部と図示されていない歯車の歯切り部とは、互いに噛み合うように取り付けられているため、例えば図示されていない歯車の軸62を中心とした手動での回転駆動がリフレクタ16の軸60を中心とした回転を駆動させる。
【0052】
図15に図示されている実施態様の場合に、軸62を中心として回転可能な歯車の時計回りに行われる回転76が、リフレクタ21の反時計回りに行われる回転78を駆動させるため、ランプ24はこの図示されている下側の運転位置から、横側の待機位置へ又は上側の待機位置へ旋回され、それによりこのランプをリフレクタから手動で交換することができる。
【0053】
その他に、図15は、二次光学系のレンズ80及び、一次光学系として利用されるリフレクタ16及び二次光学系として用いられる結像レンズの間にある調節エレメント84及び絞りキャリア44とを備えた絞り82の配置を示す。この場合、絞り82は、一方で上側のロービーム位置を示し、もう一方で下側のロービーム位置を示している。
【0054】
図15は、特に、絞り82が図14のホルダーフレーム71中でのリフレクタ16の旋回を許容し、この際に絞り82、絞り駆動部並びにレンズ80は旋回しない絞り82の構成及び配置を具体的に説明している。
【0055】
リフレクタ16又はプロジェクションモジュールが回転可能に構成されているかどうかとは無関係に、この照明装置10は、有利な実施態様の場合に、一つのプロジェクションモジュールを有しかつ、このプロジェクションモジュールの光軸に対して横方向の長軸を備えたランプがリフレクタ16中に配置されているヘッドライトである。プロジェクションモジュールの光軸に沿ってランプの長軸が向いている場合のランプの配置と比べて、有利な横置きの場合には取り付け長さは節約され、このことは、近代的な自動車のフロント領域での狭い取り付け空間状況を考慮して特に重要である。この利点は、このような自動車用の照明装置がここに記載されたスライド機構を有することによってさらに増大する。
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の上位概念に当たる照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
このような照明装置は、リフレクタ、ランプ及びランプキャリアを有し、このリフレクタはランプを収容するために設けられたランプ取り付け箇所を有し、かつこのランプキャリアは上記リフレクタと可動に結合されていて、ランプ取り付け箇所中に取り付けられたランプをリフレクタと弾性に緊締するために設けられている。
【0003】
このような照明装置は、例えばドイツ国特許出願公開第4406111号明細書によって公知である。この公知の照明装置は、背面に開口部を備えたリフレクタを有し、この開口部内へランプを挿入し、リフレクタに対して設計上決まった相対位置内に固定することができ、その地点でランプ取り付け箇所を形成する。
【0004】
前記ランプは、ランプディスクをランプ取り付け箇所と弾性に緊締するクリップの形のランプキャリアにより、リフレクタから外れないようことが保証される。前記クリップは、第1の端部、第2の端部及びU字型又はV字型に曲げられた中央領域を有し、この中央領域によってこのクリップはランプの組み立ての際に緊締された状態でランプディスク上に支持される。第1の端部は、1つの支点でランプ取り付け箇所に連結されている。
【0005】
ランプの取り付けのために、細長いクリップを第1の旋回位置に提供することができ、この第1の旋回位置でクリップは取り付けられた状態の上記のランプの長軸と約90°以上の角度をなす。ランプホルダ中にランプをロックするために、このクリップは引き続き90°以上の上記の角度で第2の旋回位置にもたらされ、この第2の旋回位置でU字型又はV字型に曲げられた中央領域がランプディスクの上に当接する。このクリップは、この場合、ランプホルダの全体の直径にわたって横方向に延在している。引き続き、クリップの第1の端部とは反対側の第2の端部は、ランプホルダと接続する懸架部に取り付けられる。この場合、クリップ中に曲げ応力が形成される。
【0006】
この公知の解決策の欠点は、特に大きな取り付けスペースが必要となることであり、この取り付けスペースの必要性は全体のランプディスクを横切って張力をかけるクリップがランプ交換時に90°以上旋回しなければならないことにより生じる。さらに、このクリップの取り付けのためにリフレクタショルダにアンダーカットした形状を必要とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】ドイツ国特許出願公開第4406111号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記背景技術から、本発明の課題は、アクセスのしやすさ並びにロック解除動作及びロック動作並びにテンション手段の操作を提供するあそびスペースが制限される場合でも、ランプの取り付けも取り外しも可能であるような、冒頭に記載された種類の照明装置を提供することにある。上記課題は、特に自動車の、ヘッドライトが取り付けられているフロント領域において場所が狭い状況の場合に該当する。この場合、取り付け及び取り外しは、簡単に手動で行われ、つまり工具を使用せずに行われ、片手でも行うことができることが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題は、請求項1に記載の発明により解決される。
【0010】
本発明では、前記ランプキャリアが、前記リフレクタのガイド内で、前記ランプの縦軸に対して横方向にスライド可能であり、その際、前記ガイドと前記ランプキャリアとは一緒にスライドメカニズムを形成し、前記スライドメカニズムは前記ランプに向かって前記ランプキャリアをスライドさせる場合に前記ランプを前記ランプ取り付け箇所にロックしかつこの場合に前記ランプ取り付け箇所に対して弾性に緊締するために設けられている。
【0011】
前記スライドメカニズムは、極めて狭いスペースだけで足りるという利点を有する。このことは、前記スライドメカニズムにとってだけでなく前記スライドメカニズムの操作に要するスペースにとっても当てはまる。前記スライド運動の幅は、前記ランプディスクの直径よりも小さくすることができる。これは、このランプ固定部材の長い旋回運動を必要としない。簡単なスライド運動によって、ランプ固定が簡単でかつ容易に分かりやすく操作可能である。ランプ交換は、片手だけで(ワンタッチで)実施することができる。この場合、この操作は照明装置のハウジング中の比較的小さな開口部を通して行うこともできる。従って、本発明は、自動車内の取り付け位置の状況に基づいてランプの固定の取扱のためにあまりスペースが存在しないコンパクトな照明装置のために特に有利である。
【0012】
本発明の有利な実施態様は、前記スライドメカニズムが、ランプキャリアをランプから遠ざかる方向にスライドさせる際にランプキャリアからランプディスクに及ぼされる押圧力を低減するために設けられていることを特徴とする。
【0013】
この実施態様により、ランプの交換が簡素化され、ランプ取り付け箇所内でのランプの確実な保持が保証される。この確実な保持は、スライドメカニズムの押圧される箇所での比較的高い押圧力により生じる。この比較的高い押圧力により、この押圧される箇所でのスライドメカニズムの静止摩擦を上回るために比較的高い解除力を作用させなければならない。セルフロック式の静止摩擦を上回った後にランプ交換を可能にするために、このスライドメカニズムは次いで比較的小さな力を加えることでさらにスライドすることができる。
【0014】
前記ランプキャリアは2つの脚部を有し、前記2つの脚部は一方の端部で互いに結合されていて、かつ前記脚部の他方の端部は互いに弾性に可動であることも有利であり、この場合、前記両方の脚部の第1の脚部は調節面を有していて、前記調節面に沿って前記両方の脚部の間隔は相互に変化し、前記リフレクタはエッジを備えたガイドを有していて、この場合、前記ガイドは、前記両方の脚部の第1の脚部が、第2の脚部よりもランプの近くに配置されるようにランプキャリアを保持するために設けられていて、前記ランプキャリアのスライドにより、前記調節面が前記ガイドの前記エッジ上をスライドし、それにより前記第1の脚部の弾性に可動の端部を、前記スライド方向に対して横方向に向かって持ち上げる運動が生じるため、前記端部は、スライド方向に応じて、前記ベースから持ち上げられるか又は前記ベース上をスライドすることになる。
【0015】
前記ベース上でのスライドにより、前記ランプは、ランプ取り付け箇所に弾性に緊締され、かつそれにより固定される。前記ベースからの持ち上げにより、この固定は再び解除される。この持ち上げはスライド方向に対して横方向であるため、スライドは、ランプディスクに対して平行に行われるか、又は少なくともランプディスクに向かう方向成分に対して平行に行われる。このことは、スライドが、前記ランプの長軸方向に横方向に行われることを意味する。スライド位置に応じて、ランプキャリアは、ランプがランプ取り付け箇所と弾性に緊締される位置に存在するか、又はランプキャリアは、ランプをランプ取り付け箇所から取り出すか又は差し込む位置に存在する。
【0016】
ここでも、スライド運動の幅は、ランプディスクの直径よりも小さくすることが出き、かつランプ固定部材の長い旋回運動は必要ないことが妥当する。このランプ固定は、簡単なスライド運動により簡単でかつ分かりやすく提供することができ、照明装置のハウジング中に比較的小さな開口部を通して行われる。
【0017】
ランプキャリアが2つの脚部を有し、これらの2つの脚部は一方の端部で相互に結合しておりかつこの2つの脚部の他方の端部が相互に弾性に可動であることによって、ランプキャリアは簡単な金属板屈曲部材として製造することができる。このランプキャリアの端部の弾性運動は、他の特徴との関連で、ランプを保持するために他の部材を必要とせずに、ランプを保持する弾性の張力を提供する。
【0018】
スライドの際に行われる第1の脚部の調節面と、リフレクタのガイドのエッジとの協働作用によって、ランプの長軸方向に対して横方向に行われかつそれによりランプを開放するかロックする直進スライド運動の場合に、弾性に緊締するために必要な持ち上げ運動は自動的にかつ運動経過において生じる。ランプキャリアの第1の脚部の上記の端部はスライド方向に応じてこのディスクから持ち上げられるか又はこのディスク上をスライドすることにより、このランプへの応力は解除されるか、又はランプにそのランプ取り付け箇所内でリフレクタと緊締される。これらの全ては、比較的小さな幅を有する簡単な直進スライド運動によって、及び一体式の金属板屈曲部材として簡単に製造することができるランプキャリアによって行われる。
【0019】
他の利点は、従属請求項、明細書及び添付の図面から明らかである。
【0020】
上記に挙げられた特徴及び後記のさらに説明される特徴は、本発明の範囲を超えることなしに、それぞれ記載された組み合わせにおいてだけではなく、他の組み合わせにおいても又は単独でも使用可能であると解釈される。
【0021】
本発明の実施例は図面に示されていて、次の記載により詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明による照明装置の第1の実施例を表す。
【図2】他の実施例について設けられたリフレクタを表す。
【図3】図2からのリフレクタの使用について設けられたランプキャリアを表す。
【図4】組み立てられた形の図2及び3の対象物を表す。
【図5】組み立てられているが、まだロックされていないランプを備えた図4の対象物を表す。
【図6】組み立てられかつロックされたランプを備えた図4の対象物を表す。
【図7】ロックされかつ電気的に接続されたランプを備えた図6の対象物を表す。
【図8】ランプキャリアの多様なスライド位置での図2〜7の対象物の断面図を表す。
【図9】ランプキャリアの多様なスライド位置での図2〜7の対象物の断面図を表す。
【図10】ランプキャリアの多様なスライド位置での図2〜7の対象物の断面図を表す。
【図11】ランプキャリアの多様なスライド位置での図2〜7の対象物の断面図を表す。
【図12】ランプキャリアの多様なスライド位置での図2〜7の対象物の断面図を表す。
【図13】ランプが取り出されている図8〜12の対象物を表す。
【図14】本発明による照明装置の他の実施例のエレメントを表す。
【図15】他の視点からの図14の対象物のエレメントを表す。
【発明を実施するための形態】
【0023】
図1は、ハウジング12を備え、このハウジングの発光開口部が透明なカバーガラス14で覆われた自動車用の照明装置10を詳細に示す。ハウジング12の内部にはリフレクタ16が配置されていて、リフレクタ16は上側の照明工学的面18、他の照明工学的面及びランプ取り付け箇所22を有する。ランプ取り付け箇所22はランプ24を収容し、このランプ24はガラス球26とランプディスク28とを有する。ランプキャリア30は、ランプ24の縦軸32に対して横方向に、リフレクタ16と強固に結合したガイド34内へスライド可能に支持されていて、かつこのランプキャリア30のランプディスク28に向かう端部には押圧エレメント36、例えば突起部を有する。このランプキャリア30の、ランプディスク28とは反対の端部には、ランプキャリア30はハンドリング面38を有する。このハンドリング面38は、その寸法によって、手動で又は工具によって加えられる操作力のための作用面を提供するために設けられていてこの操作力によってこのランプキャリア30はランプ24の縦軸32に対して横方向にスライドさせることができる。
【0024】
ハンドリング面を外側からアクセス可能にするために、ハウジング12はここでもスライド可能なメンテナンス開口部40を有し、このメンテナンス開口部40はカバー42により覆われ、開放した状態でランプキャリア30をスライドする操作が可能となる。図示された位置では、ランプキャリア30は、ランプ24をランプ取り付け箇所22内にロックし、ランプ24がランプ取り付け箇所22から抜け落ちることを阻止している。ランプキャリア30は、有利なことにはバネ弾性であり、かつこのランプキャリア30のランプディスク28に向かう端部が、スライドしてロックする場合に、ランプ24の縦軸32の方向に向かってランプ28上に突き出すようにガイド34中に支持されている。それにより、弾性の復元力が生じ、この復元力によってランプキャリア30はランプディスク28をランプ取り付け箇所22内へ押し込み、それにより遊びがなくランプ取り付け箇所22中に固定される。
【0025】
照明装置10は、ランプユニット又はヘッドライトであってもよい。ヘッドライトは自動車の周囲環境を照明するために用いられるが、ランプユニットは他の道路使用者にドライバーの挙動及び/又は意図を知らせるために用いられる。ヘッドライトの例は、ロービームヘッドライト及び/又はハイビームヘッドライト及び/又はフォグランプである。ランプユニットの例は、デイドライビングランプ、ターンシグナルランプ、ブレーキランプ、パーキングランプであるが、この列挙に限定して解釈すべきでない。
【0026】
図1は、従って、特に、リフレクタ16、ランプ24及びランプキャリア30を備えた自動車用の照明装置10を示し、この場合、このリフレクタ16は、ランプ24を収納するために設けられたランプ取り付け箇所22を有し、このランプキャリア30はこのリフレクタ16と可動に結合されていて、ランプ取り付け箇所22に設置されかつランプディスク28を有するランプ24をこのリフレクタ16と弾性に緊締するために設けられている。照明装置10は、ランプキャリア30が、リフレクタ16のガイド34内に、ランプ24の縦軸32に対して横方向にスライド可能に収まり、その際、このガイド34とランプキャリア30とは一緒にスライドメカニズムを形成し、このメカニズムはランプ24に向かってランプキャリア30をスライドさせる場合にこのランプ24をランプ取り付け箇所22にロックしかつこの場合にランプ取り付け箇所22に対して弾性に緊締するために設けられていることを特徴とする。
【0027】
ランプ24は一実施態様では白熱電球である。別の実施態様では放電ランプである。その高い光束のために、放電ランプは、ヘッドライトの場合に有利に使用される。白熱電球は、それに対して、ランプユニットとしても、有利にハロゲンランプの形でも、ヘッドライトの形でも使用される。図1に示されている実施態様の場合には、ランプ取り付け箇所22はリフレクタ16の背後の部分の中央の位置に存在する。これは、いくつもの先行技術から公知の配置である。別の実施態様の場合には、ランプ取り付け箇所22は、リフレクタの横側の面又は下側の面に偏心して配置されている。この場合、場所の表示の、横側、下側及び背後はそれぞれ、自動車におけるその所定の用途において照明装置10の位置に関する。
【0028】
リフレクタ16の下側又は横側面でのこのランプ取り付け箇所22の配置は、リフレクタ16及びランプ24からのこのような配置について、背後の部分でのランプ取り付け箇所22の配置の場合よりも短い取り付け長さが必要であるという利点を有する。単に、リフレクタ16の上側の照明工学的面18は、通常ではランプ取り付け箇所22の配置のために使用されない、それというのも照明工学的理由がこのような配置の妨げになっているためである。上側の照明工学的面18は、例えばヘッドライトにおいて法的基準に従ったロービームの作成のために特に重要である。
【0029】
特に、ヘッドライトの場合には、リフレクションシステムとプロジェクションシステムとが区別される。リフレクションシステムは、望ましい光の分布を主にリフレクタによって作成し、このリフレクタはランプの光を束ね、所望の方向に向けることを特徴としている。それに対して、プロジェクションシステムは、しばしばリフレクタとして実現されている一次光学系がまず第1の光分布をヘッドライト内部で作成し、次いで、この光分布を一般にプロジェクションレンズとして実現されている二次光学系により第2の光分布としてヘッドライトの前域中へ映し出す。このランプを備えた一次光学系は、一般に二次光学系及び場合により明暗の境界を作成するために設けられた絞り装置と共に一つのアセンブリを構成し、このアセンブリはプロジェクションモジュールとも表される。一次光学系、絞り装置及び二次光学系の直列の配置に基づいて、このプロジェクションモジュールは、一般に、リフレクションモジュールより大きな取り付け長さを有し、このことは、狭い取り付け空間状況を考慮して、近代的な自動車のフロント領域内では不利である。本発明の有利な実施態様は、このようなプロジェクションモジュールに関し、これをさらに以下に詳細に説明する。
【0030】
図2は、他の実施例について設けられたリフレクタ16の、背面側から観察した斜視図を表す。ランプ取り付け箇所22が上方向に開放したリフレクタ16の図示された位置は、この場合、リフレクタ16が自動車中に規定の通りに使用される場合に存在する位置には相当しない。自動車中で規定の通りに使用される場合には、このランプ取り付け箇所22はむしろ横側又は下側に回転された位置に存在することになる。これは、一般に、照明工学的理由から必要である。図2において選択されたこの視点は、単に、より解りやすくするために用いられている。リフレクタ16はガイド34を有し、このガイドは引き出し収納部のように構成されていて、かつリフレクタ16と一体式に形成されたユニットとして、例えば金属ダイカスト部材又はプラスチック射出成形部材として製造されている。このガイド34は、特にエッジ35及び/又は段部を有し、このエッジ35及び/又は段部はこのガイド34の開口部に対して横方向に配置され、かつその機能はさらに以下に詳細に説明する。ガイド34には、図示された実施態様の場合に、結合ソケット44が固定されていて、この結合ソケットは2つのソケット44.1及び44.2を有し、かつこれらのソケット44.1及び44.2はその内側で互に導電性に接続している。ソケット44.1は、一実施態様の場合に、短いランプ接続ケーブルの接続のために用いられ、一方でソケット44.2は、一実施態様の場合に、結合ソケット44に電流を供給するために用いられる。
【0031】
図3は、ランプキャリアの有利な実施態様を示し、このランプキャリアは、図2のリフレクタ16と協働し、特に図2のリフレクタ16のガイド34と一緒になってスライドメカニズムを形成するために設けられ、このスライドメカニズムは、ランプキャリアをランプ方向に向かってスライドさせる場合にランプがランプ取り付け箇所内にロックされ、かつこの場合にランプ取り付け箇所に対して弾性に緊締するために設けられている。
【0032】
ランプキャリア30は有利には弾性の金属板屈曲部材として実現されていて、2つの脚部46及び48を有し、これらの脚部は一つの共通の端部50で互いに結合している。他方の2つの端部、つまり第1の脚部46の他方の端部52と第2の脚部48の他方の端部54とは、互いに弾性的に可動であり、この場合に、この両方の脚部46,48の少なくとも一方及び/又は端部50の弾性変形が起こり、この端部はこの点で弾性の曲げジョイントの機能を有することができる。
【0033】
第1の脚部46は、調節面56を有し、この調節面56に沿って両方の脚部46及び48の間隔を互いに変更することができる。この場合、ランプキャリア30のスライド方向に沿ったこの間隔の変更が考慮されている。スライド方向は、長穴60の長手方向に対して並行であり、長穴60は、ランプキャリア30のスライド運動のためのストッパを実現するために用いられる。これは、さらに以下に詳細に説明する。
【0034】
第2の脚部48の弾性の端部54はハンドリング面38として構成されている。これは、このハンドリング面38が、スライドメカニズムの手動操作を可能にする程度に大きいことを意味し、スライドメカニズムの場合に、操作力は例えば一本の指又は二本の指によって及ぼされる圧縮力及び/又は引張力により調達される。図示された実施態様の場合には、ブロックトング62はハンドリング面38と連結されていて、かつハンドリング面38のエッジから出発してスライド方向に沿って延在しており、短いランプ接続ケーブルの接続のために用いられるソケット44.1を、ランプキャリア30のスライド位置に応じて遮断又は開放する。
【0035】
第1の脚部46の弾性の端部52は、図3に図示されている実施態様の場合には、押圧エレメント36として構成されていて、この押圧エレメント36によって、ランプ取り付け箇所中に設置されたランプのランプディスクへの弾性的な押圧力が及ぼされる。これは、さらに以下に詳細に説明する。押圧エレメント36は、図3に図示されている実施態様の場合には、切欠部58を有し、この切欠部58はスライド方向に沿って行われる、押圧エレメント36と、ランプディスク28からランプキャリア30の方向へ突出するランプ24の部分との相対運動を可能にする。
【0036】
図4は、組み立てられた形の図2及び図3の対象物を示し、この場合、ランプキャリア30は、リフレクタ16のガイド34内へストップ位置まで差し込まれている。この位置の場合に、ブロックトング62はソケット44.1を遮閉していて、ランプ24がランプキャリアのこの位置で電気的に接続されることを妨げている。図4に図示された位置では、ランプキャリア30はランプ取り付け箇所22を完全に開放していて、ランプ24の取り付けが可能となっている。
【0037】
図5は、ランプ取り付け箇所内に設置されたランプ24を有する図4の対象物を示す。ランプ24は、ランプディスク28と共にランプ取り付け箇所22に収容され、この場合に、ランプディスク28とランプ取り付け箇所22との互いに相補的な形状の咬み合いにより定義された角度位置でランプ取り付け箇所22中に保持される。この定義された角度位置は、ランプ24の発光部分、つまり白熱電球のフィラメント又は放電ランプのアークが、リフレクタ21の内部に正確に配置されることを保証する。
【0038】
この正確な配置は、図5の対象の場合に、ランプディスク28から突出するランプ24の部分(この部分は短いランプケーブル64の接続のために利用される)が、ランプ24に対してランプキャリア30の相対運動が可能となるように構成され、この場合、ランプキャリア30の押圧エレメント36はランプディスク28上をスライドすることにより明らかになる。
【0039】
短いランプ接続ケーブル64は、ランプ24とは反対の端部にコネクタプラグ66を有し、このコネクタプラグ66はソケット44.1中へ差し込むために設けられている。図5中に示されているランプキャリア30の位置では、この電気的コネクタ接続の成立が不可能となっている。それというのもソケット44.1は、ランプキャリア30のブロックトング62によりまだ遮閉されているためである。
【0040】
図6は、組み立てられかつロックされたランプ24を備えた図4の対象物を示す。この場合、ロックは、ランプキャリア30がガイド34からストップ位置まで引き出すことにより行われ、その結果、ランプキャリア30の押圧エレメント36はランプディスク28上をスライドする。それにより、ランプディスク28は、リフレクタ16のランプ取り付け箇所22とランプキャリア30の押圧エレメント36との間で固定される。このストッパは、スライド方向では、長穴60とストッパエレメント64との協働作用によって実現され、ストッパエレメント64は、スティックの形でこの長穴60中に配置され、リフレクタ16と結合されている。有利な実施態様の場合には、ストッパエレメント64は固定エレメント、例えばネジ又はリベットであり、この固定エレメントは、そのストッパ機能に加えてさらに、ガイド34での結合ソケットエレメント44の保持のためにも使用される。
【0041】
全体として、図6は、取り付けられかつロックされているが、まだ電気的に接続されていないランプ24を有するリフレクタ16を示す。ランプ24がランプ取り付け箇所22にロックされている、ランプキャリア30の引き出された位置の場合に、ブロックトング62はソケット44.1を開放するため、ランプ24は、ランプ接続ケーブル64のコネクタプラグ66をソケット44.1に差し込むことにより電気的に接続することができる。
【0042】
図4〜6は、従って、特に、ランプキャリア30がランプ24のロック解除された状態で、ランプ24の電気的接続のために用いられるソケットエレメント44.1を遮閉して、ランプ取り付け箇所22中に設けられたランプ24の電気的ソケット結合の成立及び解除をロックされたランプ24の場合にだけ行うことができる実施態様を示す。
【0043】
図7は、ロックされかつ電気的に接続されたランプ24を備えた図6の対象物を示す。この接続は、この場合、コネクタプラグ66をソケットエレメント44.1内に差し込むことにより行われる。この位置の場合には、コネクタプラグ66とソケットエレメント44.1とから形成される電気的コネクタ接続は、ランプから離れるように行われる、ランプ24のロックを解除することができるランプキャリア30のスライドを遮断する。図7は、従って、特に、ランプ24から離れるように行われるランプキャリア30のスライドが、電気的コネクタ接続66,44.1が解除された場合にだけ行うことができかつ電気的コネクタ接続44.1,66が解除されない場合にはこのコネクタ接続44.1,66により遮断される実施態様を示す。
【0044】
図8〜13は、図2〜7の対象物の断面図の配列を示し、この場合、これらの断面はそれぞれランプキャリア30及びランプ取り付け箇所22の同じ切断面にある。図8〜13は、特に、ランプキャリア30のそれぞれ変更された箇所により区別される。図8〜13は、特に、ランプキャリア30は2つの脚部46及び48を有し、前記脚部は相互に共通する端部50と結合し、その他の端部52及び54は相互に弾性に可動であることを示す。
【0045】
ランプキャリア30は、この場合、リフレクタ16のガイド34中でその両方の脚部46及び48によりプリロードされる。ランプ取り付け箇所22中にランプ24が存在しないことを前提として、特に、ランプキャリア30の第1の脚部46は、その端部50と調節面56との間にある部分70が、ガイド34の下側面に当たるか、又はその調節面56がガイド34のエッジ35に当たるか、又は調節面56とその他の端部54との間にある部分72がガイド34の下側面に当たることを意味する。ランプキャリア30とガイド34との間で、どの接触箇所が実際に対応するのかは、ガイド34内でのランプキャリア30の位置に依存する。
【0046】
ランプキャリア30の押圧エレメント36は、ランプキャリア30がガイド34内へ完全に差し込まれている場合に、ランプ取り付け箇所22内へ突出する。次に、ランプ24がランプ取り付け位置22に存在する場合には、押圧エレメント36はランプ24のランプディスク28に当たる。それにより、ランプキャリア30の端部50とその調節面56との間にある部分70は、ガイド34のその当接面から持ち上げられる。弾性で可動の端部52及び54が間隔を詰めることにより生じるランプキャリア30の変形により押圧力が生じ、この押圧力により押圧エレメント36は、ランプキャリア30の図8に示された位置でランプディスク28をランプ取り付け箇所22内へ押し付ける。
【0047】
図9は、ランプキャリア30がわずかに変形したスライド位置での図8の対象物を示す。図9は、調節面56がガイド34のエッジ35に接するまで、ランプキャリア30がガイド内へ差し込まれている。調節面56は、第1の脚部46の部分70と72とを互いに結合していて、ランプに近い側の第1の脚部46の第2の脚部48からの間隔は、調節面56に沿って、つまり第1の脚部46の部分70及び72の結合に沿って変化することを特徴とする。この場合、部分70の範囲内のこの間隔は、前記部分72の範囲内の間隔よりも短い。
【0048】
結果として、この調節面56は、ランプキャリア30がガイド34内へ差し込まれる場合、エッジ35上を通り過ぎる際に、ランプキャリア30のスライド方向に対して横方向に向かう押圧エレメント36の持ち上げ運動が生じる。この持ち上げ運動は、まず、押圧エレメント36がランプディスク28をランプ取り付け箇所22内へ押し付けている押圧力の低減を生じさる。ランプキャリア30がさらに押し込まれる場合に、引き続いて、図10及び図11に図示されているように、押圧エレメント36はランプディスク28から離れ、さらに横側にスライドされる。図12は、ストップ位置までガイド34内へ完全に差し込まれたランプキャリア30を有する図8〜11の対象物を示す。この場合、第2の脚部48及び/又は第1の脚部46の可動の端部は、リフレクタ16のストッパ面74と一緒に、ランプキャリア30のスライドのための第2のストップ位置を形成する。このランプキャリア30の位置で、ランプ24はランプ取り付け箇所22から取り外すことができる。図13は、ランプが取り外された状態を示す。
【0049】
図14は、本発明による照明装置の実施例としてのヘッドライトのプロジェクションモジュールを、自動車内に取り付けた場合に相当する状態で後方から見た斜視図を示す。このようなプロジェクションモジュールは、例えば、図1に図示されているように、ハウジング12中に収納される。この場合、ランプキャリア30及びランプ24は、取り付け空間が狭いために、図示された運転位置ではほとんどアクセスできないか又は全くアクセスできない。ランプ24は、この場合、リフレクタ16中で、このリフレクタの光軸に対して横方向に配置されていて、このことは、リフレクタ16のランプ取り付け箇所22が下方又は横側に向いていて後ろ側には向いていないことを意味する。この状況下でもランプ交換を可能にするために、全体のプロジェクションモジュール又はランプ24とランプキャリア30とを備えたリフレクタ16が中心の長軸66を中心に回転可能に配置されている有利な実施態様が考えられる。有利な実施態様の場合には、中心の長軸66がリフレクタ16の光軸と一致している。ハウジング12の組み立て空間状況に基づき望ましい場合には、別の実施態様では長軸66の位置が光軸の位置と相違する。この軸66を中心に回転することにより、プロジェクションモジュール又はリフレクタ16は図14に図示された運転位置から、図1に図示されたようにランプキャリア30が上からアクセス可能である待機位置に旋回する。ランプキャリア30の操作及びランプの交換は、図1に図示されているように、ハウジング12中の開口部40によって行われる。運転位置から待機位置への旋回及びその逆方向の旋回は、好適な実施態様の場合には、回転グリップ70の手動による回転によって行われ、この回転グリップ70は、カバー42を取り外した場合にアクセス可能であり、プロジェクタモジュールのホルダーフレーム71の定置に回転可能に取り付けられている。
【0050】
図15は、回転可能なリフレクタ16、絞り装置72及び結像レンズ80からなるアセンブリの透視図を示す。リフレクタ16は、その周囲の一部にわたり歯切り部74を有し、中心軸66を中心として図14からのホルダーフレーム71中で回転可能に取り付けられている。中心軸66は、従って、リフレクタ16の回転軸であってもよいが、プロジェクタモジュールの光軸と一致する必要はない。
【0051】
回転グリップ70と歯車がねじれ運動が起こらないように連結されていて、この歯車はこの回転グリップ70と一緒に軸62を中心に回転可能であり(見やすさの理由から図示されていない)、図15中に図示されたリフレクタ16のリングギア歯切り部のためにかさ歯車又はシリンダ歯車を備えている。リフレクタ16の歯切り部と図示されていない歯車の歯切り部とは、互いに噛み合うように取り付けられているため、例えば図示されていない歯車の軸62を中心とした手動での回転駆動がリフレクタ16の軸60を中心とした回転を駆動させる。
【0052】
図15に図示されている実施態様の場合に、軸62を中心として回転可能な歯車の時計回りに行われる回転76が、リフレクタ21の反時計回りに行われる回転78を駆動させるため、ランプ24はこの図示されている下側の運転位置から、横側の待機位置へ又は上側の待機位置へ旋回され、それによりこのランプをリフレクタから手動で交換することができる。
【0053】
その他に、図15は、二次光学系のレンズ80及び、一次光学系として利用されるリフレクタ16及び二次光学系として用いられる結像レンズの間にある調節エレメント84及び絞りキャリア44とを備えた絞り82の配置を示す。この場合、絞り82は、一方で上側のロービーム位置を示し、もう一方で下側のロービーム位置を示している。
【0054】
図15は、特に、絞り82が図14のホルダーフレーム71中でのリフレクタ16の旋回を許容し、この際に絞り82、絞り駆動部並びにレンズ80は旋回しない絞り82の構成及び配置を具体的に説明している。
【0055】
リフレクタ16又はプロジェクションモジュールが回転可能に構成されているかどうかとは無関係に、この照明装置10は、有利な実施態様の場合に、一つのプロジェクションモジュールを有しかつ、このプロジェクションモジュールの光軸に対して横方向の長軸を備えたランプがリフレクタ16中に配置されているヘッドライトである。プロジェクションモジュールの光軸に沿ってランプの長軸が向いている場合のランプの配置と比べて、有利な横置きの場合には取り付け長さは節約され、このことは、近代的な自動車のフロント領域での狭い取り付け空間状況を考慮して特に重要である。この利点は、このような自動車用の照明装置がここに記載されたスライド機構を有することによってさらに増大する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
リフレクタ(16)と、ランプ(24)と、ランプキャリア(30)とを備え、
前記リフレクタ(16)は前記ランプ(24)を収容するために設けられたランプ取り付け箇所(22)を有し、かつ前記ランプキャリア(30)は前記リフレクタ(16)と可動に結合され、かつ前記ランプ取り付け箇所(22)内に設置されており、ランプディスク(28)を有するランプ(24)に前記リフレクタ(16)と共に弾性に緊締されるために設けられている自動車用の照明装置(10)であって、
前記ランプキャリア(30)は前記リフレクタ(16)のガイド(34)内で、前記ランプ(24)の長軸(32)に対して横方向にスライド可能であり、前記ガイド(34)と前記ランプキャリア(30)とは一緒にスライドメカニズムを形成し、前記スライドメカニズムは、前記ランプキャリア(30)がランプ(24)に向かって行われるスライドの際に前記ランプ(24)を前記ランプ取り付け箇所(22)内でロックし、ランプ取り付け箇所(22)に対して緊締するために設けられていることを特徴とする、自動車用の照明装置(10)。
【請求項2】
前記スライドメカニズムが、前記ランプキャリア(30)を前記ランプ(24)から遠ざかる方向にスライドさせる際に、前記ランプキャリア(30)から前記ランプディスク(28)に及ぼされる押圧力を低減するために設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の照明装置(10)。
【請求項3】
前記ランプキャリア(30)は2つの脚部(46,48)を有し、前記2つの脚部(46,48)は一つの端部(50)で相互に結合されていて、前記2つの脚部(46,48)の他方の端部(52,54)は互いに弾性に可動であり、前記両方の脚部(46,48)の第1の脚部(46)は調節面(56)を有し、前記調節面(56)に沿って前記両方の脚部(46,48)の間隔が相互に変化し、前記ガイド(34)はエッジ(35)を有し、かつ前記ランプキャリア(30)を前記両方の脚部(46,48)の前記第1の脚部(46)が前記第2の脚部(48)よりも前記ランプ(24)の近くに配置されように保持し、かつ前記ランプキャリア(30)のスライドを生じさせるために設けられていて、前記スライドの際に、前記調節面(56)が前記ガイド(34)の前記エッジ(35)上をスライドし、かつそれにより前記ランプキャリア(30)のスライド方向に対して横方向の、前記第1の脚部の弾性に可動の端部(52)の持ち上げ運動が生じるため、前記端部(52)は前記ランプキャリア(30)のスライドの方向に応じて、前記ランプディスク(28)から持ち上げられるか又は前記ランプディスク(28)上をスライドすることを特徴とする、請求項1又は2に記載の照明装置(10)。
【請求項4】
前記ランプキャリア(30)は、前記ランプのロック解除された状態では、前記ランプ(24)の電気的接続のために用いられる結合ソケット(44)を遮断しているため、ランプ取り付け箇所(22)中に設けられたランプ(24)の電気的ソケット結合の成立及び解除が、ロックされたランプ(24)の場合にだけ行うことができるようになっていることを特徴とする、請求項1〜3までのいずれか1項に記載の照明装置(10)。
【請求項5】
前記ランプ(24)から遠ざかる方向で行われる、前記ランプキャリア(30)のスライドは、電気的なソケット結合が解除された場合にだけ行うことができ、電気的なソケット結合が解除されていない場合には前記ソケット結合により遮断されることを特徴とする、請求項1〜4までのいずれか1項に記載の照明装置(10)。
【請求項6】
前記第2の脚部(48)の前記可動の端部(54)は、前記スライドメカニズムの手動の操作のためのハンドリング面(38)として構成されていることを特徴とする、請求項1〜5までのいずれか1項に記載の照明装置(10)。
【請求項7】
前記ランプキャリア(30)は、前記ランプキャリア(30)のスライド経路に沿って延在する長穴(60)を有し、前記長穴(60)はストッパエレメント(64)を収容し、前記ストッパエレメント(64)は前記長穴(60)の端部の一方と一緒に、前記ランプキャリア(30)のスライドのための第1のストップ位置を形成することを特徴とする、請求項1〜6までのいずれか1項に記載の照明装置(10)。
【請求項8】
前記第2の脚部(48)及び前記第1の脚部(46)の少なくとも一方の前記可動の端部は、前記リフレクタ(16)のストッパ面と一緒に、前記ランプキャリア(30)のスライドのための第2のストップ位置を形成することを特徴とする、請求項1〜7までのいずれか1項に記載の照明装置(10)。
【請求項9】
前記ランプキャリア(30)は、金属板屈曲部材であることを特徴とする、請求項1〜8までのいずれか1項記載の照明装置(10)。
【請求項10】
前記ランプ(24)は前記リフレクタ(16)内で、前記リフレクタ(16)の光軸に対して横方向に配置されていることを特徴とする、請求項1〜9までのいずれか1項に記載の照明装置(10)。
【請求項11】
前記照明装置(10)は、プロジェクション光モジュールを備えたヘッドライトであり、前記プロジェクション光モジュールは回転軸(66)を有し、前記回転軸(66)は前記プロジェクション光モジュールの光の伝播方向に沿っていて、前記プロジェクション光モジュール又は前記プロジェクション光モジュールの一次光学系として利用されるリフレクタ(16)は、前記回転軸(66)を中心として回転可能であることを特徴とする、請求項1〜10までのいずれか1項に記載の照明装置(10)。
【請求項1】
リフレクタ(16)と、ランプ(24)と、ランプキャリア(30)とを備え、
前記リフレクタ(16)は前記ランプ(24)を収容するために設けられたランプ取り付け箇所(22)を有し、かつ前記ランプキャリア(30)は前記リフレクタ(16)と可動に結合され、かつ前記ランプ取り付け箇所(22)内に設置されており、ランプディスク(28)を有するランプ(24)に前記リフレクタ(16)と共に弾性に緊締されるために設けられている自動車用の照明装置(10)であって、
前記ランプキャリア(30)は前記リフレクタ(16)のガイド(34)内で、前記ランプ(24)の長軸(32)に対して横方向にスライド可能であり、前記ガイド(34)と前記ランプキャリア(30)とは一緒にスライドメカニズムを形成し、前記スライドメカニズムは、前記ランプキャリア(30)がランプ(24)に向かって行われるスライドの際に前記ランプ(24)を前記ランプ取り付け箇所(22)内でロックし、ランプ取り付け箇所(22)に対して緊締するために設けられていることを特徴とする、自動車用の照明装置(10)。
【請求項2】
前記スライドメカニズムが、前記ランプキャリア(30)を前記ランプ(24)から遠ざかる方向にスライドさせる際に、前記ランプキャリア(30)から前記ランプディスク(28)に及ぼされる押圧力を低減するために設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の照明装置(10)。
【請求項3】
前記ランプキャリア(30)は2つの脚部(46,48)を有し、前記2つの脚部(46,48)は一つの端部(50)で相互に結合されていて、前記2つの脚部(46,48)の他方の端部(52,54)は互いに弾性に可動であり、前記両方の脚部(46,48)の第1の脚部(46)は調節面(56)を有し、前記調節面(56)に沿って前記両方の脚部(46,48)の間隔が相互に変化し、前記ガイド(34)はエッジ(35)を有し、かつ前記ランプキャリア(30)を前記両方の脚部(46,48)の前記第1の脚部(46)が前記第2の脚部(48)よりも前記ランプ(24)の近くに配置されように保持し、かつ前記ランプキャリア(30)のスライドを生じさせるために設けられていて、前記スライドの際に、前記調節面(56)が前記ガイド(34)の前記エッジ(35)上をスライドし、かつそれにより前記ランプキャリア(30)のスライド方向に対して横方向の、前記第1の脚部の弾性に可動の端部(52)の持ち上げ運動が生じるため、前記端部(52)は前記ランプキャリア(30)のスライドの方向に応じて、前記ランプディスク(28)から持ち上げられるか又は前記ランプディスク(28)上をスライドすることを特徴とする、請求項1又は2に記載の照明装置(10)。
【請求項4】
前記ランプキャリア(30)は、前記ランプのロック解除された状態では、前記ランプ(24)の電気的接続のために用いられる結合ソケット(44)を遮断しているため、ランプ取り付け箇所(22)中に設けられたランプ(24)の電気的ソケット結合の成立及び解除が、ロックされたランプ(24)の場合にだけ行うことができるようになっていることを特徴とする、請求項1〜3までのいずれか1項に記載の照明装置(10)。
【請求項5】
前記ランプ(24)から遠ざかる方向で行われる、前記ランプキャリア(30)のスライドは、電気的なソケット結合が解除された場合にだけ行うことができ、電気的なソケット結合が解除されていない場合には前記ソケット結合により遮断されることを特徴とする、請求項1〜4までのいずれか1項に記載の照明装置(10)。
【請求項6】
前記第2の脚部(48)の前記可動の端部(54)は、前記スライドメカニズムの手動の操作のためのハンドリング面(38)として構成されていることを特徴とする、請求項1〜5までのいずれか1項に記載の照明装置(10)。
【請求項7】
前記ランプキャリア(30)は、前記ランプキャリア(30)のスライド経路に沿って延在する長穴(60)を有し、前記長穴(60)はストッパエレメント(64)を収容し、前記ストッパエレメント(64)は前記長穴(60)の端部の一方と一緒に、前記ランプキャリア(30)のスライドのための第1のストップ位置を形成することを特徴とする、請求項1〜6までのいずれか1項に記載の照明装置(10)。
【請求項8】
前記第2の脚部(48)及び前記第1の脚部(46)の少なくとも一方の前記可動の端部は、前記リフレクタ(16)のストッパ面と一緒に、前記ランプキャリア(30)のスライドのための第2のストップ位置を形成することを特徴とする、請求項1〜7までのいずれか1項に記載の照明装置(10)。
【請求項9】
前記ランプキャリア(30)は、金属板屈曲部材であることを特徴とする、請求項1〜8までのいずれか1項記載の照明装置(10)。
【請求項10】
前記ランプ(24)は前記リフレクタ(16)内で、前記リフレクタ(16)の光軸に対して横方向に配置されていることを特徴とする、請求項1〜9までのいずれか1項に記載の照明装置(10)。
【請求項11】
前記照明装置(10)は、プロジェクション光モジュールを備えたヘッドライトであり、前記プロジェクション光モジュールは回転軸(66)を有し、前記回転軸(66)は前記プロジェクション光モジュールの光の伝播方向に沿っていて、前記プロジェクション光モジュール又は前記プロジェクション光モジュールの一次光学系として利用されるリフレクタ(16)は、前記回転軸(66)を中心として回転可能であることを特徴とする、請求項1〜10までのいずれか1項に記載の照明装置(10)。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公開番号】特開2012−119319(P2012−119319A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−263782(P2011−263782)
【出願日】平成23年12月1日(2011.12.1)
【出願人】(508256558)オートモーティブ ライティング ロイトリンゲン ゲーエムベーハー (19)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年12月1日(2011.12.1)
【出願人】(508256558)オートモーティブ ライティング ロイトリンゲン ゲーエムベーハー (19)
【Fターム(参考)】
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