説明

自動餌やり器

【課題】観賞魚や小動物を旅行などで長期間不在にする時や用事等で面倒を見ることができない時、揮発性固体の昇華速度に合わせて、自動的かつ定期的に餌を供給できる自動餌やり器を提供する。
【解決手段】仕切り板2で区切られた餌やり器の本体1に、セロファン7を接合したバネ式放出扉8及び揮発性個体4を装着することによって、餌の成分を変質させることなく、揮発性個体4の昇華速度に合わせて自動的かつ定期的に餌を供給できるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、旅行や外出等の長期不在間においても観賞魚や小動物に自動的に餌を与えるために、揮発性個体の昇華をタイマーとして代用し、餌収納箱に装着することにより、自動的にほぼ一定間隔で餌を与えることを可能にしたものである。
【背景技術】
【0002】
従来は、揮発性個体を利用した自動餌やり器はなかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
観賞魚や小動物を飼育する際、旅行などで長期間不在にする時や用事等で面倒を見ることができない時、事前に大量の餌を与えた場合は、死亡や病気の原因となったり、また、電動式の自動餌やり器を利用した場合は、停電や電池寿命等により餌を供給できなくなるという難点があった。本発明は、この課題を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
餌やり器の本体1に仕切り板2を装着することによって、餌の供給回数と1回の供給量を調整できるようにした。また、餌通過口3に揮発性個体4を揮発性固体固定具5を利用して装着し、揮発性個体4の昇華に合わせた餌の自由落下により、餌放出口6から自動的に餌を供給できるようにした。更に、餌通過口3と揮発性個体4の間にセロファン7を挿入することにより、餌と揮発性個体4が直接接触することを防ぎ、揮発性個体4の成分が餌に化学変化等を生起させないようにするとともに、セロファン7の上端をバネ式放出扉8に接合し、昇華最終段階における揮発性個体4の落下を防止できるようにした。
【発明の効果】
【0005】
仕切り板2に合わせ適量の餌を入れることで揮発性固体4の昇華速度に合わせて、電源及び動力を利用することなく、自動的かつ定期的に餌を供給することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(イ).餌やり器の本体1に仕切り板2を複数枚とりつける。仕切り板2の最上段にセロファン7を接合したバネ式放出扉8をとりつける。
(ロ).バネ式餌放出扉8とセロファン7を餌通過口3と揮発性個体4で挟み込み揮発性個体固定具5で固定する。
【産業上の利用可能性】
【0007】
本発明に係る餌やり器は、工業的に量産する事が可能であるため、産業上の利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】 本発明の正面図である。
【図2】 本発明の断面図である。
【符号の説明】
【0009】
1 餌やり器本体
2 仕切り板
3 餌通過口
4 揮発性個体
5 揮発性固体固定具
6 餌放出口
7 セロファン
8 バネ式放出扉

【特許請求の範囲】
【請求項1】
餌の放出部に揮発性個体を装着することによって、電源等の動力を利用することなく、揮発性個体の昇華により自動的かつ定期的に餌を与えることができるようにした自動餌やり器。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2008−271941(P2008−271941A)
【公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−144150(P2007−144150)
【出願日】平成19年5月1日(2007.5.1)
【出願人】(507178154)
【Fターム(参考)】