舌裏面消毒専用ブラシ
【課題】歯磨き剤をつけて舌の裏面部を消毒し、且舌の裏面部の粘膜に付着している食べ滓、雑菌もしくは汚物等を除去し、また会話時に気にかかる口臭の発生原因である歯槽膿漏、舌の表面部に付着している舌苔・舌の裏面部や、舌の裏面部の奥廻りに付着の食べ滓や汚物を、舌や口腔内の粘膜を損傷せずに、スムーズに除去し、口臭の発生を防止する舌裏面消毒専用ブラシを提供する。
【解決手段】細長い柄部の一端部を折曲状にして舌の裏面部を歯磨き剤を付して消毒する消毒部材の取付け部を形成し、前記取付け部に消毒部材を取着せしめた。また、前記取付け部が、前記柄部に対し、鈍角状に折曲形成したり、前記消毒部材が、前記取付け部全体と、前記取付け部の基部寄りの柄部の一部にまで取着せしめる。さらに、前記消毒部材が、ガーゼであったり、綿材であったり、布材であってもよい。
【解決手段】細長い柄部の一端部を折曲状にして舌の裏面部を歯磨き剤を付して消毒する消毒部材の取付け部を形成し、前記取付け部に消毒部材を取着せしめた。また、前記取付け部が、前記柄部に対し、鈍角状に折曲形成したり、前記消毒部材が、前記取付け部全体と、前記取付け部の基部寄りの柄部の一部にまで取着せしめる。さらに、前記消毒部材が、ガーゼであったり、綿材であったり、布材であってもよい。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、舌の裏面を歯磨き剤を付着して消毒すると共に、舌の裏面部の粘膜に付着している口臭の発生原因となっている食べ滓、雑菌もしくは汚物等をきれいに除去して、何時までも口腔内部の清潔さを保持し、口臭を感じさせない舌裏面消毒専用ブラシの分野に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来舌クリーナーとして、実用新案登録第２５１９７８６号実用新案登録公報が開示されている。
【０００３】
前記開示の舌クリーナーは、舌の裏面の舌苔を除去せしめるものであって、舌の裏面部の粘膜に付着する食べ滓や汚物を除去する構造のものではない。
【０００４】
さらに従来スクレーパー付歯ブラシとして、実開平７−３９５７９公開実用新案公報が開示されている。
【０００５】
前記公報に開示されているスクレーパー付歯ブラシは、ブラシ３が付着している後背部２に、凹凸４を突設せしめ、この凹凸４を利用して舌表面の付着物を凸部で捕集するもので、舌の裏面部に付着の付着物を捕集するものではない。
【０００６】
また、従来特開２０００−３０８５２２公開特許公報として、口腔内粘膜を同時に磨ける歯ブラシが開示されている。
【０００７】
しかし、前記歯ブラシは、植込み部の周囲に、複数の小さな突起を付した粘膜用ブラシ３を設け、口腔内の粘膜や舌の表面を磨くためのものであって、舌の裏面部の粘膜に付着する口臭の原因となっている食べ滓もしくは汚物を掃除することを目的としたものではない。
【０００８】
さらに、特開２００１−１４５５２４公開特許公報の舌磨きブラシが開示されている。
【０００９】
しかし、前記開示の舌磨きブラシは、歯ブラシの柄２の一端部にブラシ１を植毛し、前記ブラシ１の背面部にパイル系毛及び凹凸を有する紙を付着せしめた構造であり、このブラシは、歯磨きと、舌苔の拭き取りを目的としたものである。
【００１０】
従って、舌の裏面部に付着する食べ滓もしくは汚物もしくは食べ滓等によって繁殖した細菌類を除去することを目的としたものではない。
【００１１】
さらに、従来の歯刷子で歯磨きをした後嗽いをしても、舌の裏面部の粘膜は口腔内の下方の粘膜に密着し、下の裏面部の粘膜に付着している食べ滓もしくは汚物等は口腔内にふくんだ水と同時に一体となって吐き出されなかった。
【００１２】
そのため、従来の歯刷子を使用して歯磨きをやって嗽いをしても、舌の裏面部の食べ滓もしくは汚物が除去されなかったので、雑菌が発生し口臭が発生していた。
【特許文献１】実用新案登録第２５１９７８６号実用新案登録公報
【特許文献２】実開平７−３９５７９号公開実用新案公報
【特許文献３】特開２０００−３０８５２２公開特許公報
【特許文献４】特開２００１−４５５２４公開特許公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【００１３】
前記のとおり、開示されている舌クリーナーや歯ブラシは、舌の表面に付着している口臭発生の原因をなしている舌苔を除去することを目的とすると共に、それに適合した構成をしていた。
【００１４】
さらに、前記開示の舌クリーナーや歯ブラシは、柄に植毛されているブラシと一体となった構成をしているので、舌の裏面部の粘着に付着している食べ滓や汚物を掃除するとなると、一体となって植毛されているブラシが口腔内の粘膜に接触し、前記粘膜等をこすって損傷するおそれがある。
【００１５】
しかるに、本発明が解決しようとする課題は、歯磨き剤をつけて舌の裏面部を消毒し、且舌の裏面部の粘膜に付着している食べ滓、雑菌もしくは汚物等を除去することを目的とする。さらに私共が人との会話時において、極めて気にかかる口臭の発生原因である歯槽膿漏、舌の表面部に付着している舌苔もしくは舌の裏面部や、舌の裏面部の奥廻りに付着している口臭の発生源である食べ滓や汚物を、舌や口腔内の粘膜を損傷せずに、スムーズに除去し、口臭の発生を未然に防止するものである。
【００１６】
さらに、本発明が解決しようとする課題は、舌の裏面部もしくは舌の裏面部の奥廻りを消毒し、舌の裏面部に付着している食べ滓や汚物を除去し、且舌の裏面部や奥部の粘膜を不用意に突刺したり、傷つけたりすることなく口臭の発生を未然に防止した。
【００１７】
また本発明が解決しようとする課題は、柄部に対し、消毒部材の取付け部を鈍角状に折曲して、舌の裏面部を消毒し、同時に舌の裏面部の粘膜に付着する雑菌、食べ滓もしくは汚物を除去し、口臭の発生を未然に防止し、安心して会話や商談等ができるようにすると共に、舌の裏面部を消毒せしめた。
【００１８】
さらに本発明が解決しようとする課題は、前記消毒部材の取付け部に歯みがき剤を付着して前記と同じく舌の裏面部を消毒し、同時に舌の裏面部の粘膜に付着の雑菌、食べ滓もしくは汚物を粘膜を突き刺したりすることなく、きれいに除去し、口臭の発生を未然に防止した。
【００１９】
また、本発明が解決しようとする課題は、前記消毒部材の取付け部が、ガーゼを捲廻することによって、舌に優しく肌触りが良好であると共に、ガーゼを構成する荒目の織り糸によって、雑菌、食べ滓もしくは汚物が容易に付着し除去できるようにすると共に、口臭の発生を未然に防止し舌裏面部を消毒せしめた。
【００２０】
さらに、本発明が解決しようとする課題は、前記取付け部に、歯磨き剤を付けると、ガーゼの織り糸に歯磨き剤を良く付着せしめると共に、付着せしめてもだらりと落ちたりしないようにした。
【００２１】
また、本発明はガーゼの特性である肌触りの良さと、舌の裏面部等への感触を良好にして、心地良く消毒ができるようにした。
【課題を解決するための手段】
【００２２】
上記課題を解決するための手段として請求項１記載の発明は、細長い柄部の一端部を折曲して舌の裏面部を消毒する消毒部材の取付け部を形成し、前記取付け部に消毒部材を取着せしめることを特徴とする舌裏面消毒専用ブラシである。
【００２３】
請求項２記載の発明は、前記取付け部が、前記柄部に対し、鈍角状に折曲形成することを特徴とする請求項１記載の舌裏面消毒専用ブラシである。
【００２４】
請求項３記載の発明は、前記消毒部材が、前記取付け部全体と、前記取付け部の基部寄りの柄部の一部にまで取着せしめることを特徴とする請求項１又は同２記載の舌裏面消毒専用ブラシである。
【００２５】
請求項４記載の発明は、前記消毒部材が、ガーゼであることを特徴とする請求項１又は同２又は同３記載の舌裏面消毒専用ブラシである。
【００２６】
請求項５記載の発明は、前記消毒部材が、綿材であることを特徴とする請求項１又は同２又は同３記載の舌裏面消毒専用ブラシである。
【００２７】
請求項６記載の発明は、前記消毒部材が、布材であることを特徴とする請求項１又は同２又は同３記載の舌裏面消毒専用ブラシである。
【発明の効果】
【００２８】
請求項１記載の発明は、細長い柄部の一端部を折曲して舌の裏面部を歯みがき剤を付して消毒する消毒部材の取付け部を形成し、前記取付け部に消毒部材を取着せしめる舌裏面消毒専用ブラシなので、前記取付け部に歯磨き剤を付着せしめ、柄部を手指によって握持し舌の裏面部に前記消毒部材を当てると、前記消毒部材の頂部の陵線部分と、その周辺部分が舌の裏面部の粘膜に密着して消毒し、前記の消毒によって口臭の発生を未然に防止し、安心して会話等ができる。
【００２９】
さらに、本発明の舌裏面消毒専用ブラシは、形状的にも小さいので、消毒時等の操作も仕易く、且収納しやすい利点がある。
【００３０】
また、本発明の舌裏面消毒専用ブラシは、使い捨て用としているので、使用時には常時衛生的であり、安全且安心して使用ができる。
【００３１】
請求項２記載の発明は、前記取付け部が、前記柄部に対し、鈍角状に折曲形成する舌裏面消毒専用ブラシなので、請求項１記載の発明の効果と同じ効果を有している。
【００３２】
請求項３記載の発明は、前記消毒部材が、前記取付け部全体と、前記取付け部の基部寄りの柄部の一部にまで取着せしめる舌裏面消毒専用ブラシなので、前記請求項１又は同２記載の発明の効果と同じ効果を有している。
【００３３】
さらに、本発明は、消毒部材を取付け部全体と、前記取付け部の基部寄りにも取着しているので、舌の裏面部に当たる接触面が大きく、消毒を短時間で処理できる利点を有している。
【００３４】
また、請求項４記載の発明は、前記消毒部材が、ガーゼである舌裏面消毒専用ブラシなので、前記請求項１又は同２又は同３記載の発明の効果と同じ効果を有している。
【００３５】
さらに、本発明は、消毒部材がガーゼを使用しているので、歯磨き剤の付着が確実であり、付着した歯磨き剤が不意に垂れたりしない。
【００３６】
また、本発明は、ガーゼの材質として、織り糸が荒いので、ブラシ状と異なり、粘膜に対する肌触りが良好で、感触も良く消毒することができる利点を併用している。
【００３７】
また、請求項５記載の発明は、前記消毒部材が、綿材である舌裏面消毒専用ブラシなので、前記請求項１又は同２又は同３記載の効果と同じ効果を有している。
【００３８】
さらに、請求項６記載の発明は、前記消毒部材が、布材である舌裏面消毒専用ブラシなので、前記請求項１又は同２又は同３記載の効果と同じ効果を有している。
【発明を実施するための最良の形態】
【００３９】
本発明の請求項１〜６記載の発明に関する実施の形態は、共通しているので以下のとおり一括して説明する。
【００４０】
図面において、ａは本発明の舌裏面消毒専用ブラシであり、以下の構成からなっている。
【００４１】
前記舌裏面消毒専用ブラシａは、細長い柄部１と消毒部材３の取付け部２とからなっている。以下各構成部材について説明する。
【００４２】
前記柄部１は、手指でつかみ易く、且細長い形状にして、従来の歯磨き刷子の柄部よりも若干細いものにして、且合成樹脂製もしくは木製とする。
【００４３】
そして、前記柄部１は、その一端部を鈍角状に折曲して、取付け部２を形成する。
【００４４】
さらに、前記取付け部２には、消毒部材３を取着する。
【００４５】
前記消毒部材３は、ガーゼもしくは綿材もしくは布材等を使用する。
【００４６】
前記ガーゼは、織り糸が荒くなっており、凹状の囲み部が多く形成されている。そして歯磨き剤を付けると、前記歯磨き剤が良く付着し、垂れ下ったりしない。従って安心して舌４の裏面部５を消毒し、且こすることによって舌４の裏面部５に付着している雑菌、食べ滓もしくは汚物が引掛り係止しやすい。
【００４７】
そのため、舌４の裏面部５に付着している前記の雑菌、食べ滓もしくは汚物を確実に除去できる。
【００４８】
また、前記消毒部材３に綿材を使用すると、綿材の特性である肌触りが良好で、且吸水性も良い。
【００４９】
従って、前記消毒部材３として、綿材を使用しこすることによって、舌４の裏面部５を消毒し、同時に舌４の裏面部５に付着する雑菌、食べ滓もしくは汚物を確実に係止し除去できる。
【００５０】
さらに、前記消毒部材３に布材を使用すると、布の特性としての肌触りの良さと、すぐれた吸水性によって、舌４の裏面部５を消毒し、同時にこすることによって舌４の裏面部５に付着の雑菌、食べ滓もしくは汚物を確実に係止して除去できる。
【００５１】
また、本発明は、消毒部材３の取り付け部２が、細長く、且直線状の柄部１に対し、鈍角状に折曲形成されているので、手指で柄部１を摘みながら舌４の裏面部５を消毒し、且磨くとき、舌４の基部を突き刺したりしない。
【００５２】
従って、本発明は、安心且安全に使用できる利点を有している。
【００５３】
上記の構成からなる本発明の舌裏面消毒専用ブラシは、柄部１を手指に摘み、お口を開け舌４を上に向けて舌４の裏面部５に消毒部材３を挿入すると、前記消毒部材３が鈍角状に折曲しているので、前記消毒部材３の陵線部分が舌４をのばした状態に対し直交状になる。
【００５４】
そのため、取付け部２と消毒部材３とが一体となって、舌４の裏面部５を消毒し、こすることによって、雑菌、食べ滓もしくは汚物を除去できる。
【図面の簡単な説明】
【００５５】
【図１】本発明の舌裏面消毒専用ブラシの正面図である。
【００５６】
【図２】同舌裏面消毒専用ブラシの平面図である。
【００５７】
【図３】同舌裏面消毒専用ブラシの使用状態を示す図である。
【符号の説明】
【００５８】
ａ 舌裏面消毒専用ブラシ
１ 柄部
２ 取付け部
３ 消毒部材
４ 舌
５ 裏面部
【技術分野】
【０００１】
本発明は、舌の裏面を歯磨き剤を付着して消毒すると共に、舌の裏面部の粘膜に付着している口臭の発生原因となっている食べ滓、雑菌もしくは汚物等をきれいに除去して、何時までも口腔内部の清潔さを保持し、口臭を感じさせない舌裏面消毒専用ブラシの分野に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来舌クリーナーとして、実用新案登録第２５１９７８６号実用新案登録公報が開示されている。
【０００３】
前記開示の舌クリーナーは、舌の裏面の舌苔を除去せしめるものであって、舌の裏面部の粘膜に付着する食べ滓や汚物を除去する構造のものではない。
【０００４】
さらに従来スクレーパー付歯ブラシとして、実開平７−３９５７９公開実用新案公報が開示されている。
【０００５】
前記公報に開示されているスクレーパー付歯ブラシは、ブラシ３が付着している後背部２に、凹凸４を突設せしめ、この凹凸４を利用して舌表面の付着物を凸部で捕集するもので、舌の裏面部に付着の付着物を捕集するものではない。
【０００６】
また、従来特開２０００−３０８５２２公開特許公報として、口腔内粘膜を同時に磨ける歯ブラシが開示されている。
【０００７】
しかし、前記歯ブラシは、植込み部の周囲に、複数の小さな突起を付した粘膜用ブラシ３を設け、口腔内の粘膜や舌の表面を磨くためのものであって、舌の裏面部の粘膜に付着する口臭の原因となっている食べ滓もしくは汚物を掃除することを目的としたものではない。
【０００８】
さらに、特開２００１−１４５５２４公開特許公報の舌磨きブラシが開示されている。
【０００９】
しかし、前記開示の舌磨きブラシは、歯ブラシの柄２の一端部にブラシ１を植毛し、前記ブラシ１の背面部にパイル系毛及び凹凸を有する紙を付着せしめた構造であり、このブラシは、歯磨きと、舌苔の拭き取りを目的としたものである。
【００１０】
従って、舌の裏面部に付着する食べ滓もしくは汚物もしくは食べ滓等によって繁殖した細菌類を除去することを目的としたものではない。
【００１１】
さらに、従来の歯刷子で歯磨きをした後嗽いをしても、舌の裏面部の粘膜は口腔内の下方の粘膜に密着し、下の裏面部の粘膜に付着している食べ滓もしくは汚物等は口腔内にふくんだ水と同時に一体となって吐き出されなかった。
【００１２】
そのため、従来の歯刷子を使用して歯磨きをやって嗽いをしても、舌の裏面部の食べ滓もしくは汚物が除去されなかったので、雑菌が発生し口臭が発生していた。
【特許文献１】実用新案登録第２５１９７８６号実用新案登録公報
【特許文献２】実開平７−３９５７９号公開実用新案公報
【特許文献３】特開２０００−３０８５２２公開特許公報
【特許文献４】特開２００１−４５５２４公開特許公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【００１３】
前記のとおり、開示されている舌クリーナーや歯ブラシは、舌の表面に付着している口臭発生の原因をなしている舌苔を除去することを目的とすると共に、それに適合した構成をしていた。
【００１４】
さらに、前記開示の舌クリーナーや歯ブラシは、柄に植毛されているブラシと一体となった構成をしているので、舌の裏面部の粘着に付着している食べ滓や汚物を掃除するとなると、一体となって植毛されているブラシが口腔内の粘膜に接触し、前記粘膜等をこすって損傷するおそれがある。
【００１５】
しかるに、本発明が解決しようとする課題は、歯磨き剤をつけて舌の裏面部を消毒し、且舌の裏面部の粘膜に付着している食べ滓、雑菌もしくは汚物等を除去することを目的とする。さらに私共が人との会話時において、極めて気にかかる口臭の発生原因である歯槽膿漏、舌の表面部に付着している舌苔もしくは舌の裏面部や、舌の裏面部の奥廻りに付着している口臭の発生源である食べ滓や汚物を、舌や口腔内の粘膜を損傷せずに、スムーズに除去し、口臭の発生を未然に防止するものである。
【００１６】
さらに、本発明が解決しようとする課題は、舌の裏面部もしくは舌の裏面部の奥廻りを消毒し、舌の裏面部に付着している食べ滓や汚物を除去し、且舌の裏面部や奥部の粘膜を不用意に突刺したり、傷つけたりすることなく口臭の発生を未然に防止した。
【００１７】
また本発明が解決しようとする課題は、柄部に対し、消毒部材の取付け部を鈍角状に折曲して、舌の裏面部を消毒し、同時に舌の裏面部の粘膜に付着する雑菌、食べ滓もしくは汚物を除去し、口臭の発生を未然に防止し、安心して会話や商談等ができるようにすると共に、舌の裏面部を消毒せしめた。
【００１８】
さらに本発明が解決しようとする課題は、前記消毒部材の取付け部に歯みがき剤を付着して前記と同じく舌の裏面部を消毒し、同時に舌の裏面部の粘膜に付着の雑菌、食べ滓もしくは汚物を粘膜を突き刺したりすることなく、きれいに除去し、口臭の発生を未然に防止した。
【００１９】
また、本発明が解決しようとする課題は、前記消毒部材の取付け部が、ガーゼを捲廻することによって、舌に優しく肌触りが良好であると共に、ガーゼを構成する荒目の織り糸によって、雑菌、食べ滓もしくは汚物が容易に付着し除去できるようにすると共に、口臭の発生を未然に防止し舌裏面部を消毒せしめた。
【００２０】
さらに、本発明が解決しようとする課題は、前記取付け部に、歯磨き剤を付けると、ガーゼの織り糸に歯磨き剤を良く付着せしめると共に、付着せしめてもだらりと落ちたりしないようにした。
【００２１】
また、本発明はガーゼの特性である肌触りの良さと、舌の裏面部等への感触を良好にして、心地良く消毒ができるようにした。
【課題を解決するための手段】
【００２２】
上記課題を解決するための手段として請求項１記載の発明は、細長い柄部の一端部を折曲して舌の裏面部を消毒する消毒部材の取付け部を形成し、前記取付け部に消毒部材を取着せしめることを特徴とする舌裏面消毒専用ブラシである。
【００２３】
請求項２記載の発明は、前記取付け部が、前記柄部に対し、鈍角状に折曲形成することを特徴とする請求項１記載の舌裏面消毒専用ブラシである。
【００２４】
請求項３記載の発明は、前記消毒部材が、前記取付け部全体と、前記取付け部の基部寄りの柄部の一部にまで取着せしめることを特徴とする請求項１又は同２記載の舌裏面消毒専用ブラシである。
【００２５】
請求項４記載の発明は、前記消毒部材が、ガーゼであることを特徴とする請求項１又は同２又は同３記載の舌裏面消毒専用ブラシである。
【００２６】
請求項５記載の発明は、前記消毒部材が、綿材であることを特徴とする請求項１又は同２又は同３記載の舌裏面消毒専用ブラシである。
【００２７】
請求項６記載の発明は、前記消毒部材が、布材であることを特徴とする請求項１又は同２又は同３記載の舌裏面消毒専用ブラシである。
【発明の効果】
【００２８】
請求項１記載の発明は、細長い柄部の一端部を折曲して舌の裏面部を歯みがき剤を付して消毒する消毒部材の取付け部を形成し、前記取付け部に消毒部材を取着せしめる舌裏面消毒専用ブラシなので、前記取付け部に歯磨き剤を付着せしめ、柄部を手指によって握持し舌の裏面部に前記消毒部材を当てると、前記消毒部材の頂部の陵線部分と、その周辺部分が舌の裏面部の粘膜に密着して消毒し、前記の消毒によって口臭の発生を未然に防止し、安心して会話等ができる。
【００２９】
さらに、本発明の舌裏面消毒専用ブラシは、形状的にも小さいので、消毒時等の操作も仕易く、且収納しやすい利点がある。
【００３０】
また、本発明の舌裏面消毒専用ブラシは、使い捨て用としているので、使用時には常時衛生的であり、安全且安心して使用ができる。
【００３１】
請求項２記載の発明は、前記取付け部が、前記柄部に対し、鈍角状に折曲形成する舌裏面消毒専用ブラシなので、請求項１記載の発明の効果と同じ効果を有している。
【００３２】
請求項３記載の発明は、前記消毒部材が、前記取付け部全体と、前記取付け部の基部寄りの柄部の一部にまで取着せしめる舌裏面消毒専用ブラシなので、前記請求項１又は同２記載の発明の効果と同じ効果を有している。
【００３３】
さらに、本発明は、消毒部材を取付け部全体と、前記取付け部の基部寄りにも取着しているので、舌の裏面部に当たる接触面が大きく、消毒を短時間で処理できる利点を有している。
【００３４】
また、請求項４記載の発明は、前記消毒部材が、ガーゼである舌裏面消毒専用ブラシなので、前記請求項１又は同２又は同３記載の発明の効果と同じ効果を有している。
【００３５】
さらに、本発明は、消毒部材がガーゼを使用しているので、歯磨き剤の付着が確実であり、付着した歯磨き剤が不意に垂れたりしない。
【００３６】
また、本発明は、ガーゼの材質として、織り糸が荒いので、ブラシ状と異なり、粘膜に対する肌触りが良好で、感触も良く消毒することができる利点を併用している。
【００３７】
また、請求項５記載の発明は、前記消毒部材が、綿材である舌裏面消毒専用ブラシなので、前記請求項１又は同２又は同３記載の効果と同じ効果を有している。
【００３８】
さらに、請求項６記載の発明は、前記消毒部材が、布材である舌裏面消毒専用ブラシなので、前記請求項１又は同２又は同３記載の効果と同じ効果を有している。
【発明を実施するための最良の形態】
【００３９】
本発明の請求項１〜６記載の発明に関する実施の形態は、共通しているので以下のとおり一括して説明する。
【００４０】
図面において、ａは本発明の舌裏面消毒専用ブラシであり、以下の構成からなっている。
【００４１】
前記舌裏面消毒専用ブラシａは、細長い柄部１と消毒部材３の取付け部２とからなっている。以下各構成部材について説明する。
【００４２】
前記柄部１は、手指でつかみ易く、且細長い形状にして、従来の歯磨き刷子の柄部よりも若干細いものにして、且合成樹脂製もしくは木製とする。
【００４３】
そして、前記柄部１は、その一端部を鈍角状に折曲して、取付け部２を形成する。
【００４４】
さらに、前記取付け部２には、消毒部材３を取着する。
【００４５】
前記消毒部材３は、ガーゼもしくは綿材もしくは布材等を使用する。
【００４６】
前記ガーゼは、織り糸が荒くなっており、凹状の囲み部が多く形成されている。そして歯磨き剤を付けると、前記歯磨き剤が良く付着し、垂れ下ったりしない。従って安心して舌４の裏面部５を消毒し、且こすることによって舌４の裏面部５に付着している雑菌、食べ滓もしくは汚物が引掛り係止しやすい。
【００４７】
そのため、舌４の裏面部５に付着している前記の雑菌、食べ滓もしくは汚物を確実に除去できる。
【００４８】
また、前記消毒部材３に綿材を使用すると、綿材の特性である肌触りが良好で、且吸水性も良い。
【００４９】
従って、前記消毒部材３として、綿材を使用しこすることによって、舌４の裏面部５を消毒し、同時に舌４の裏面部５に付着する雑菌、食べ滓もしくは汚物を確実に係止し除去できる。
【００５０】
さらに、前記消毒部材３に布材を使用すると、布の特性としての肌触りの良さと、すぐれた吸水性によって、舌４の裏面部５を消毒し、同時にこすることによって舌４の裏面部５に付着の雑菌、食べ滓もしくは汚物を確実に係止して除去できる。
【００５１】
また、本発明は、消毒部材３の取り付け部２が、細長く、且直線状の柄部１に対し、鈍角状に折曲形成されているので、手指で柄部１を摘みながら舌４の裏面部５を消毒し、且磨くとき、舌４の基部を突き刺したりしない。
【００５２】
従って、本発明は、安心且安全に使用できる利点を有している。
【００５３】
上記の構成からなる本発明の舌裏面消毒専用ブラシは、柄部１を手指に摘み、お口を開け舌４を上に向けて舌４の裏面部５に消毒部材３を挿入すると、前記消毒部材３が鈍角状に折曲しているので、前記消毒部材３の陵線部分が舌４をのばした状態に対し直交状になる。
【００５４】
そのため、取付け部２と消毒部材３とが一体となって、舌４の裏面部５を消毒し、こすることによって、雑菌、食べ滓もしくは汚物を除去できる。
【図面の簡単な説明】
【００５５】
【図１】本発明の舌裏面消毒専用ブラシの正面図である。
【００５６】
【図２】同舌裏面消毒専用ブラシの平面図である。
【００５７】
【図３】同舌裏面消毒専用ブラシの使用状態を示す図である。
【符号の説明】
【００５８】
ａ 舌裏面消毒専用ブラシ
１ 柄部
２ 取付け部
３ 消毒部材
４ 舌
５ 裏面部
【特許請求の範囲】
【請求項１】
細長い柄部の一端部を折曲状にして舌の裏面部を歯磨き剤を付して消毒する消毒部材の取付け部を形成し、前記取付け部に消毒部材を取着せしめることを特徴とする舌裏面消毒専用ブラシ。
【請求項２】
前記取付け部が、前記柄部に対し、鈍角状に折曲形成することを特徴とする請求項１記載の舌裏面消毒専用ブラシ。
【請求項３】
前記消毒部材が、前記取付け部全体と、前記取付け部の基部寄りの柄部の一部にまで取着せしめることを特徴とする請求項１又は同２記載の舌裏面消毒専用ブラシ。
【請求項４】
前記消毒部材が、ガーゼであることを特徴とする請求項１又は同２又は同３記載の舌裏面専用消毒ブラシ。
【請求項５】
前記消毒部材が、綿材であることを特徴とする請求項１又は同２又は同３記載の舌裏面専用消毒ブラシ。
【請求項６】
前記消毒部材が、布材であることを特徴とする請求項１又は同２又は同３記載の舌裏面専用消毒ブラシ。
【請求項１】
細長い柄部の一端部を折曲状にして舌の裏面部を歯磨き剤を付して消毒する消毒部材の取付け部を形成し、前記取付け部に消毒部材を取着せしめることを特徴とする舌裏面消毒専用ブラシ。
【請求項２】
前記取付け部が、前記柄部に対し、鈍角状に折曲形成することを特徴とする請求項１記載の舌裏面消毒専用ブラシ。
【請求項３】
前記消毒部材が、前記取付け部全体と、前記取付け部の基部寄りの柄部の一部にまで取着せしめることを特徴とする請求項１又は同２記載の舌裏面消毒専用ブラシ。
【請求項４】
前記消毒部材が、ガーゼであることを特徴とする請求項１又は同２又は同３記載の舌裏面専用消毒ブラシ。
【請求項５】
前記消毒部材が、綿材であることを特徴とする請求項１又は同２又は同３記載の舌裏面専用消毒ブラシ。
【請求項６】
前記消毒部材が、布材であることを特徴とする請求項１又は同２又は同３記載の舌裏面専用消毒ブラシ。
【図１】
【図２】
【図３】
【図２】
【図３】
【公開番号】特開２００８−２３７６７６（Ｐ２００８−２３７６７６Ａ）
【公開日】平成２０年１０月９日（２００８．１０．９）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００７−８４３１８（Ｐ２００７−８４３１８）
【出願日】平成１９年３月２８日（２００７．３．２８）
【出願人】（５０４０００４８７）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２０年１０月９日（２００８．１０．９）
【国際特許分類】
【出願日】平成１９年３月２８日（２００７．３．２８）
【出願人】（５０４０００４８７）
【Ｆターム（参考）】
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