説明

色彩診断システムおよびそのプログラム

【課題】被験者が複数の色を任意に選択し、その選択した色彩順位から、被験者の生理的・心理的な状態を判定するシステムにおいて、多種多様できめが細かく且つ適切なセラピー情報を得ることのできるシステムを構築する。
【解決手段】色彩診断システムを、複数の色を配した色彩表示区画欄と被験者が選択した色の色彩順位表示欄を含む診断画像を生成する画像生成手段と、順位が特定された各色の属性データを分析し判定する判定手段と、判定手段の判定結果に基づき診断情報を生成する情報生成手段と、生成された診断情報を被験者に対して出力する出力手段とを含めて構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被験者が選択した色彩の配列から、その人の生理的・心理的な状態を判定し、適切なカウンセリングを行うための色彩診断システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近時、様々な手法による「セラピー」が行われ、その一つとして、オーラソーマによるカラーセラピーがある。
これは、日常の生活の中に色を取り入れて、身体やこころに安らぎを与え、バランスのとれた健康な状態を取り戻すことを目的とし、乳液が上下二層の色に分かれて充填された103本のボトルの中から自分の好みに合った、或いは気になる配色のボトルを選び出し、選んだ配色のボトルに予め定義され意味付けされていた情報から、そのときの気運を好転させるきっかけを見つけ出し、これにより安らぎを得ようとする手法である(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2004−65573号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
オーラソーマによるセラピーで利用される103本のボトルは、連続番号が付されており、各々番号順に所定の位置に多段に並べて、つまりボトルの並びを固定してセラピーに供されるようになっている。一方、被験者がボトルを選択する理由としては、そのボトルの二層の配色が生み出す色彩調和に対する好みだけではなく、そのボトルが置かれた位置や、周囲のボトルとの色相や色調のバランス等が深く関与する。よって、ボトルの並び方が固定されている状況では、仮に同じ被験者が異なる時期にボトルの選択を行ったとしても、被験者が選択するボトルは必然的に同じとなり、同一人が何度もセラピーを受ける実効性は少ないとも考えられる。
【0005】
また、オーラソーマによるセラピーは、二色に配色された103本のボトルを選択し、予めボトルに定義されたセラピー用の情報に基づいてセラピーを行うものであり、被験者が自由に複数の色を組み合わせ、その色彩調和からセラピーを行うものではない。セラピーの結果も用意されているボトルの数である103通りに過ぎない。例えば、7色の組み合わせの配列は5000通り以上に及ぶが、これら各組み合わせの彩色の必然的な裏付けに基づいてセラピーを行えば、多種多様で、きめの細かなセラピーが可能となり、被験者が様々なシチュエーションや時期に、繰り返しセラピーを受けることの実効性も生じる。
【0006】
オーラソーマも含めて現在行なわれているセラピーの多くは、セラピストと被験者が対面し、質疑応答を通じてセラピストが被験者に必要な情報をアドバイスする形式をとっており、適切にアドバイスするのにはセラピストの知識と経験に頼るところが大きい。セラピストには豊富な知識と経験が求められるが、その育成には時間がかかり、また、上記の如く、多種多様で、きめの細かいセラピーを行なおうとした場合、判断する情報が余りにも多く、被験者に対して適切にアドバイスするには、セラピストの人的知識だけでは対応できない。 セラピーに関する情報をコンピュータで管理することできめの細かなセラピーが可能であるが、被験者に対して適切なアドバイスを出力するセラピーのシステムは構築されていないのが実状である。
【0007】
本発明は従来技術の有するこのような問題点に鑑み、被験者が選択した色彩の配列から、多種多様で、且つきめの細かなセラピーを誰でも容易に受けることができ、適切なセラピー情報を得ることのできる色彩診断システムを構築することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するため、本発明の色彩診断システムは、被験者が、色彩表示区画に配した複数の色を任意に選択し、その選択した色彩順位から、被験者の生理的・心理的な状態を判定するシステムにおいて、前記複数の色を配した色彩表示区画欄と被験者が選択した色の色彩順位表示欄を含む診断画像を生成する画像生成手段と、順位が特定された各色の属性データを判定する判定手段と、当該判定手段による判定結果に基づき診断情報を生成する情報生成手段と、当該生成された診断情報を被験者に対して出力する出力手段と、を含むことを特徴とする。
【0009】
前記構成のシステムにおいて、マウス、キーボード、方向キーと決定キー、音声入力装置、又はタッチパネル入力装置の何れかによって被験者による操作情報を入力する操作手段を含めることができる。
【0010】
また、本発明のプログラムは、被験者が、色彩表示区画に配した複数の色を任意に選択し、その選択した色彩順位から、被験者の生理的・心理的な状態を判定する色彩診断処理を行うシステム用のコンピュータ読み取り可能なプログラムであって、コンピュータを、前記複数の色を配した色彩表示区画欄と被験者が選択した色の色彩順位表示欄を含む診断画像を生成する画像生成手段と、色彩順位が特定された各色の属性データを判定する判定手段と、当該判定手段による判定結果に基づき診断情報を生成する情報生成手段と、当該生成された診断情報を被験者に対して出力する出力手段と、して機能させることを特徴とする。
【0011】
前記プログラムにおいて、マウス、キーボード、方向キーと決定キー、音声入力装置、又はタッチパネル入力装置の何れかによって被験者による操作情報を入力する操作手段としてコンピュータを機能させるように設けることができる。
【0012】
色彩診断処理において、色彩表示区画に配し且つ被験者が任意に選択する色は計12色とし、これら12色の選択・配列順位から被験者の心理的・生理的な状態を判定することが好ましい。
【0013】
ここで、12色の色は、以下の考えのもとで選定することができる。
すなわち、人体の形成に不可欠な太陽光線中の可視光線領域の電磁波である380nmから780nmまでのピュアな色エネルギーが判定要素として重要且つ不可欠であると考えられる。よって、これら波長域内の7色(レッド、オレンジ、イエロー、グリーン、ブルーグリーン、ターコイズ、インジゴ)が抽出され、さらにこれらの混色によってのみ得られる5色(マゼンダ、レッドオレンジ、イエローグリーン、ブルー、パープル)を加えた計12色を用いることが適切である。何れの色も、もとは太陽光線の白色光内に存在する人体には必要不可欠の電磁波エネルギーであり、白や黒を含まないピュアカラーの光にのみ心身を維持するための重要な要素があると認識されるものである。
【0014】
このように、12色にも及ぶ多数の色の配列を基に判定処理を行うことで、多種多様で、きめの細かなセラピーが実現され得、被験者に適切なアドバイスを与えてカウンセリングを行うことが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明の好適な一実施形態を図面を参照して説明する。
(システム構成の一例)
図1は、本発明をクライアントサーバシステムにより実施する形態を示している。図中、符号1は被験者が操作する端末装置、2は診断情報を提供する装置、3は双方向にデータの送受信が可能なネットワークである。
【0016】
同図において、端末装置1と診断情報提供装置2はそれぞれ通信回線31、31を介してネットワーク3に接続しており、端末装置1から操作情報を診断情報提供装置2に送信する、或いは診断情報提供装置2から送信された診断情報を端末装置1で受信する等、ネットワーク3を介して両装置相互にデータの送受信を行えるようになっている。
【0017】
(色彩診断の手順)
ここで、図2に示されたフローチャートに基づいて、この形態の色彩診断の手順を説明する。
【0018】
同図に示されるように、この色彩診断は、被験者を診断するプロセスP1と、カウンセリングするプロセスP2により行われる。
【0019】
診断プロセスP1は、被験者に12色の色を提示して各色を任意の順番で選択させ、被験者の選択した色の順番(色彩順位)から、被験者の現在の生理的・心理的状態を判定し診断する処理がなされ、また、カウンセリングプロセスP2では、前記診断結果に基づき、被験者が選択したカウンセリング項目について、適切なアドバイスを提示するとともに被験者が身に付けることで状況の改善・進歩に効果的な色(サポートカラー)とアロマ、さらにはコンビネーションボトルを提示する処理がなされるようになっている。
【0020】
詳しくは、先ず、被験者が端末装置1を操作して診断の開始要求をすると、端末装置1は、診断情報提供装置2から診断処理情報を取得し、診断を行うための操作方法等のガイダンスメッセージを表示する画像を被験者に提示する(ステップS1)。
【0021】
そして、端末装置1は、取得した診断処理情報に基づき、診断を受ける被験者のアフターサービスに供するために、被験者の氏名、住所、性別等のパーソナル情報を入力する画像を提示する(ステップS2)。
【0022】
被験者がパーソナル情報を入力後、端末装置1は、取得した診断処理情報に基づき、色彩表示区画欄を含む診断画像を提示する(ステップS3)。
【0023】
被験者は、診断画像の色彩表示区画内に配した複数の色を任意に順次選択し、診断画像中の色彩配列領域に選択した色を入力し色彩順位を特定させる(ステップS4)。
【0024】
診断情報提供装置2は、端末装置1からの被験者の操作情報に基づき、被験者が特定した色彩順位を判定し、被験者の生理的・心理的状態についての診断情報を生成する(ステップS5)。
【0025】
診断情報提供装置2は、生成した診断情報を端末装置1に提供し、端末装置1は診断結果画像として被験者に提示する(ステップS6)。提示される画像中には、複数の診断項目とそれらの診断結果が含まれる。
【0026】
また、診断結果画像中には、結果が示された診断項目毎にカウンセリングに関する情報の提供を要求する選択操作欄が含まれ、被験者により、任意のカウンセリングが選択されると、提示要求が診断情報提供装置2に通知される(ステップ7)。
【0027】
診断情報提供装置2は、被験者が特定した前記色彩順位に基づき、アドバイスなどのコメント、被験者のサポートカラー及びアロマを含むカウンセリング情報を生成し、生成した情報を端末装置1に提供し、端末装置1はカウンセリング画像として被験者に提示する(ステップ8)。
【0028】
さらに、端末装置1に表示されたカウンセリング画像には、被験者に好適なコンビネーションボトルについてカウンセリングし、その情報の提示を要求する選択操作欄が含まれ、被験者の操作により提示要求がされると、診断情報提供装置2は、被験者に好適な色彩コンビネーションのボトルの表示を含むボトル表示画像を生成して端末装置1に提供し、端末装置1は同画像を表示して被験者に提示する(ステップS9)。
【0029】
そして、ボトル表示画像中に含まれる印刷指示欄を、被験者が選択操作すると、診断情報提供装置2は、端末装置1からの被験者の操作処理情報に基づき、前記提示された診断結果やカウンセリングの内容等のデータを診断結果印刷情報として端末装置1に提供し、これを端末装置1で印刷出力し(ステップS10)、診断を終了させる。
【0030】
(被験者が視認し操作する画像)
次に、このような診断処理の工程を、端末装置1の表示部に表示される画像を例示して具体的に説明する。
【0031】
ステップS1において、診断開始要求を受けて診断情報提供装置2から端末装置1に診断処理情報が提供されると、端末装置1の表示部には、図3に示される診断のガイダンスメッセージを表示したガイダンス画像100が表示出力される。同図では、色彩診断(カラーテラピー)とともに、アロマテラピーとミュージックテラピーとを実施する場合のガイダンスの表示例を示している。
【0032】
被験者が、端末装置1の操作部で画像100中の次処理操作欄100aを選択操作すると、ステップS2の処理に移行し、端末装置1の表示部には、図4に示されるパーソナル情報入力画像101が表示出力される。同画像には、被験者の氏名、性別、血液型、星座、生年月日、職業、住所、電話番号及びメールアドレスの各情報入力欄101aが配され、被験者は端末装置1の操作部を操作して各欄にデータ入力する。被験者が操作部で同画像中の次処理操作欄101b(「NEXT」表示)を操作すると、前記各情報入力欄101aに入力されたデータが端末装置1から診断情報提供装置2へと送信される。
【0033】
診断情報提供装置2が被験者のパーソナル情報を受信すると、ステップS3の処理に移行し、端末装置1の表示部には、図5に示される診断画像102が表示出力される。
【0034】
本システムの色彩診断は、12色の色を被験者がその好みに応じて任意に選択し、選択した色の順位から被験者の生理的・心理的状況を判定し診断するものであり、図5に示されるように、診断画像102には、その下方に選択対象である12色の色を適宜な間隔を開けて配した色彩表示区画欄102a、その上方に選択順位を特定する色彩選択区画欄102bをそれぞれ配したレイアウトとなっている。
【0035】
色彩表示区画欄102aは、マゼンダ(M)、レッド(R)、レッドオレンジ(RO)、オレンジ(O)、イエロー(Y)、イエローグリーン(YG)、グリーン(G)、ブルーグリーン(BG)、ターコイズ(T)、ブルー(B)、インジゴ(I)、パープル(P)の各色で着色した12個の着色マス102cを横一列に並べてなり、色彩選択区画欄102bは、無着色の12個の選択マス102dを横一列に並べてなり、各選択マス内には選択順位となる1〜12の数字を表示してある。なお、図では各色をハッチングで区別して表してあり、実際の画像では12色の各色が各ハッチング部分に着色される。
【0036】
色の選択は、例えば端末装置1の操作部がマウスであるときは、「ドラッグ&ドロップ」の操作によって行わる。
すなわち、被験者が画像中に表示されるマウスのカーソルを、色彩表示区画欄102a内の任意の着色マス102cまで移動し、マウスをクリックしながら目的の順位の選択マス102dまでカーソルを移動すると、選択された着色マス102cがカーソルと一体となって目的の選択マス102dまで移動し、クリックを解除すると移動先の選択マス102dが選択した着色マス102cと同色に彩色するものである。図6は、着色マス102cを順次選択して選択マス102dの列に配置する途中過程の画像を示している。
【0037】
ステップS4における、被験者が計12個の着色マス102cを順次選択して、無着色であった12個の選択マス102dの全てを彩色する選択操作が完了すると、図7に示されるように、診断画像102中に、選択した配色を確認するガイドメッセージ102eとともに次処理操作欄102f(「NEXT」表示)が表示される。
【0038】
ステップS5において、被験者が端末装置1の操作部を操作して、次処理を選択すると、被験者により選択され特定された彩色順位のデータが診断情報提供装置2に送信される。
【0039】
ステップS6で、診断情報提供装置2は、受信した色彩順位のデータを判定し、その結果に基づき診断情報を生成するとともに、診断結果をコメントとして表示する診断結果画像を生成し、これを端末装置1に送信する。端末装置1の表示部に図8に示される診断結果画像103が表示される。
【0040】
この診断結果画像103は、被験者が特定した色彩順位から診断される四つの項目について、診断結果としてのコメントを診断項目別に表示出力したものであり、同画像中の上方に四つの診断項目の診断結果の表示欄103aを配し、その下方に各診断項目についてのカウンセリングを受ける場合の操作選択欄103bを配したレイアウトとなっている。
【0041】
四つの診断項目は、被験者の行動の傾向を診断した結果である「Your How to」(本質診断)、現在の心理状況を診断した結果である「Your Now」(現在診断)、不安と感じる原因を診断した結果である「Your Uneasy」(願望診断)、被験者が抱えるストレスについて診断した結果である「Your Stress」(課題診断)からなり、被験者は、各診断項目の表示欄103aに表示された診断結果のコメントを見て、項目毎で、潜在意識下にある自己の生理的・心理的状態を確認し、把握できるようになっている。
【0042】
また、カウンセリングの操作選択欄103bは、前記本質診断、現在診断、願望診断及び課題診断の各診断項目毎に配されており、同欄の「⇒このテーマにする」を被験者が選択操作すると、選択された診断項目のカウンセリング情報要求通知が端末装置1から診断情報提供装置2へと送信される。
【0043】
ステップS8において、カウンセリング情報要求通知を受信した診断情報提供装置2は、前記色彩順位の各色の属性データを該当項目について分析し、その結果に基づき、カウンセリング情報を生成するとともにカウンセリング画像を生成して、これを端末装置1に送信し、端末装置1の表示部に図9に示される如きカウンセリング画像104を表示させる。
【0044】
ここで、カウンセリングの内容は、前記診断項目と個別に対応している。
具体的には、本質診断のカウンセリングを選択すると、被験者の本質的行動の改善についてアドバイスする、エッセンシャル(ESSENTIAL)カウンセリングが行われる。エッセンシャルカウンセリングでは、カウンセリング情報として、被験者がどんな状況にあっても常に自己を失わないために自分を確認させてくれるサポートカラーとアロマが提示される。
現在診断のカウンセリングを選択すると、被験者の精神的向上についてアドバイスする、アドバンス(ADVANCE)カウンセリングが行われる。アドバンスカウンセリングでは、カウンセリング情報として、被験者の今の状況を前向きに変化させるために被験者を後押ししてくれるサポートカラーとアロマが提示される。
願望診断のカウンセリングを選択すると、被験者の挑戦による克服についてアドバイスする、チャレンジ(CHALLENGE)カウンセリングが行われる。チャレンジカウンセリングでは、カウンセリング情報として、被験者が現在抱えている問題や不安の原因となっている事柄を克服するのに後押ししてくれるサポートカラーとアロマが提示される。
また、課題診断のカウンセリングを選択すると、被験者の潜在的問題の解決についてアドバイスする、ポテンシャル(POTENTIAL)カウンセリングが行われる。ポテンシャルカウンセリングでは、カウンセリング情報として、被験者が抱える問題の本質を解決してより明るい未来に変化させる助けとなるサポートカラーとアロマが提示される。
【0045】
図9に示したカウンセリング画像104は、本質診断の操作選択欄103bを選択操作して、エッセンシャルカウンセリングのカウンセリング情報を表示した画像である。その他、アドバンス、チャレンジ及びポテンシャルの各カウンセリング情報を表示する画像も同様のレイアウトで構成される。
同画像は、サポートカラー表示欄104aとアロマ表示欄104bとそれぞれのコメント欄104cとを配したレイアウトとなっている。
エッセンシャルカウンセリングでは、被験者がどんな状況にあっても常に自己を失わないために自分を確認させてくれる色と香りが提示され、前記各欄には、それに適したサポートカラー(同図中の「ブルー」の表示)と、アロマ(「ラベンダー+クラリセージ」の表示)及びそれぞれ色とアロマに関するコメントが表示される。
【0046】
また、同図に示されるように、カウンセリング画像104には、ボトルのコンビネーションカラーを提示するボトル提示要求選択欄104dが含まれ、被験者の操作により同欄の選択操作がされると、ステップS9の処理に移行し、診断情報提供装置2はコンビネーションボトル選択画像を生成してこれを端末装置1に送信し、端末装置1の表示部に図10に示されるコンビネーションボトル選択画像105を表示させる。
同画像は、エッセンシャルカウンセリングの結果を受けて、被験者に適した四つの配色パターンのコンビネーションボトルをボトル表示欄105aに表示し、これらの中から被験者が任意のパターンのボトルを選択操作できるようになっている。そして、被験者の操作により何れのボトルを選択操作すると、図11に示される、当該選択したコンビネーションボトルを表示する表示欄106aと選択したボトルの意味についてのコメントを表示するコメント欄106bを配したボトルカウンセリング画像106が表示される。
【0047】
そして、ボトルカウンセリング画像106中に含まれる印刷指示欄106cを被験者が選択操作すると、ステップS10の処理に移行し、診断情報提供装置2から前述の診断結果やカウンセリング情報等が印字情報として端末装置1に送信され、端末装置1において、図12に示されるような、前記各画像に表示された診断結果表107が印字出力されるようになっている。
【0048】
(色彩診断のプロセス)
次に、被験者が任意に選択し特定した色彩順位から診断結果を得、カウンセリングする方法について説明する。
【0049】
選択対象である12色には各々機能的(主観的)な意味がある。例えばマゼンダ(M)は、ポジティブな要素として「生命本能、人生の土台、感覚統合、おおらかさ、安心感、博愛」といった意味、ネガティブな要素として「無感覚、生命の危機、恐怖、人生を楽しめない」といった意味がそれぞれあり、他の11色も各々個別に機能的意味を有している。よって、診断は選択した色の機能的意味を考慮して行われる。
【0050】
一方、12色の色を選ぶ行為は、被験者の意識と無意識が関係し、その選択順位は次のように意味付けすることができる。
すなわち、被験者が選択した色の配列のうち、選択順位が1番目と2番目の色は、被験者が現在一番シナジーし易い色であるといえる。つまり、その色を欲しているか(願望や恒常性)、自分と同様の色、つまり、現時点における最良の仮面(同質性)として認識していることを表す。従って、1番目の色は一番シナジーし易い現在の被験者の行動パターン、思考、方法論(仮面)を表し、2番目の色は、主に本当はこうなりたいという願望を表すと考えられる。
【0051】
また、3番目と4番目の色は、1、2番目の色よりは優先順位が低く、願望や方法は次に考えるべく、そのままの現状を表したり、現状の課題を表したりする色である。
【0052】
さらに、5番目から優先順位が下がるに従い、順次にすべき課題を表す。つまり、現時点における優先順位を無意識に「心象」として表現した内側からのメッセージを表すと考えられる。
【0053】
そして、11番目、12番目の色は、最下位にある課題、つまり、抑圧され、到底現実では不可能と考えている事項や、否定している事項を表すと考えられる。
【0054】
これらの色の選択順位は、日ごとに変わるときもあれば、大きな変動があった場合にそれまでと大きく変わるときもある。すなわち、人生生まれ持った課題とか、宿命的なものは一切関与せず、これら色の配列の選択は、被験者が生きてきた過程で被験者がつくりだした「ある特定のパターン」に過ぎないものである。
【0055】
よって、前記四つの診断項目については、本質診断は選択順位が1番目と2番目の色、現在診断が3番目と4番目の色、願望診断が11番目と12番目の色、課題診断が1番目と12番目の色に各々着目することで、各色の機能的意味から適切な診断結果を得ることが可能であり、本形態では、被験者が特定した上記順位の色に基づいて診断がされるようになっている。
【0056】
また、各診断項目と関連する四つのカウンセリングについては、被験者が選択し特定した色彩順位の内、エッセンシャルは被験者の本質を象徴する1番目に選んだ色、アドバンスは被験者の願望を象徴する2番目に選んだ色をそれぞれサポートカラーとするのが適切であり、また、チャレンジは、被験者が意識的に避けており且つ無意識には克服したいと願っている12番目の色をサポートカラーとするのが適切である。ポテンシャルについては、被験者が抱える問題の本質を解決し可能性を広げるべく、1番目に選んだ色の補色をサポートカラーとするのが適切である。ここで、色彩診断で用いる12色の色は、図13に示される色相関係を有し、例えば被験者が1番目に選んだ色がイエロー(Y)であったとき、その補色はI(インジゴ)となる。各カウンセリングのアロマは、サポートカラーのポジティブな機能的意味と関連するアロマが特定される。
【0057】
また、コンビネーションボトルについては、前記各カウンセリングで特定されるサポートカラーとの関連で、当該サポートカラーと、他の色とのコンビネーションとするのが適切である。本形態では、各カウセリングのサポートカラーとのコンビネーションでボトルカラーを提示し、これらのコンビネーションを被験者が選択するようになっている。
【0058】
また、被験者に提示する診断結果とカウンセリング情報は、予め各色及びその組み合わせ全パターンの診断結果及びカウンセリング結果を登録しておき、例えば本質診断であれば1番目にマゼンダが選択された場合に1番目のマゼンダと2番目に選択される他の11色との組み合わせで導出される診断結果、1番目にレッドが選択された場合に1番目のレッドと2番目に選択される他の11色との組み合わせで導出される診断結果、というように、選択順位の配色の全ての組み合わせについて各々診断結果とカウンセリング情報を登録しておき、被験者の選択結果に応じて、これら登録された結果情報を引き出し、結果を表示する画像等を構成して被験者に提示することにより、診断の的確性と再現性を図るようにしている。
【0059】
(機能ブロックの説明)
次に、端末装置1及び情報提供装置2の構成と、前述の機能を実現するためのシステムの機能ブロックについて説明する。
【0060】
端末装置1は、図13に示されるように、処理部10、記憶部11、操作部12、画像表示部13、印字出力部14及び通信部15の各部を有して構成することができる。
前記処理部10としては例えばCPU、記憶部11としては例えばRAM等、操作部12としては例えばキーボードやマウス、方向キー、ボタン、音声入力装置等、画像表示部13としては例えばディスプレイ等、印字出力部14としては例えばプリンタ、通信部15としては例えばモデム等を適用することができる。
端末装置1は、ネットワーク3に接続して診断情報提供装置2との間で情報の送受信及び出力が可能であれば、その構成は問わない。携帯電話等のモバイル端末を使用し、診断結果の確認を画像表示部13に出力して行う場合、印字出力部14は不要となる。また、端末装置1が音声出力部16を具備していれば、診断・分析結果等に関する情報を合成音で出力してもよい。
【0061】
診断情報提供装置2は、図14に示されるように、情報生成部20、記憶部21、操作部22、画像表示部23、ネットワーク3に接続するための通信部24の各部を有して構成することができる。
【0062】
詳しくは、情報生成部20は、前記診断画像102等の端末装置1の画像表示部13に表示する画像を生成する画像生成部20a、彩色順位が特定された各色の属性データを分析し判定する判定部20b、判定結果に基づき診断情報等を生成する診断情報生成部20c、カウンセリングに関する情報を生成するカウンセリング情報生成部20d、診断情報等を印字情報として出力する印字情報生成部20e、及び診断結果情報等のファイルを生成するファイル生成部20fを有して構成されている。診断情報等を音声情報として出力する音声生成部20gを備えていてもよい。
また、記憶部21には、色彩データ21a、配色診断データ21b、カウンセリングデータ21c、アロマデータ21d、アロマコメントデータ21e、ボトルデータ21f、ボトルコメントデータ21g、ガイダンスデータ21h、パーソナルデータ21i等が記憶されている。
なお、情報生成部20としては例えばCPU、画像合成回路、音声生成回路等、記憶部21としては例えばRAM等を適用することができる。
【0063】
また、診断情報提供装置2は、情報記憶媒体25からプログラムを読み取ることによりその機能を実現するように構成することも可能である。情報記憶媒体25としては、CD−ROMや光ディスク、ハードディスク等の、レーザーや磁気等を用いてデータを読み取る記憶媒体を適用することができる。
【0064】
次に、記憶部21に記憶されたデータの構造について説明する。
色彩データ21aには、先に述べた12色の色を特定する係数データが格納されている。すなわち、図16に示されるように、マゼンダ(M)、レッド(R)、レッドオレンジ(RO)、オレンジ(O)、イエロー(Y)、イエローグリーン(YG)、グリーン(G)、ブルーグリーン(BG)、ターコイズ(T)、ブルー(B)、インジゴ(I)、パープル(P)の順に、色の番号に相当する1〜12の数字が付されている。
よって、例えば被験者が任意に選択し特定した色選択順位が、[レッドオレンジ、オレンジ、イエロー、イエローグリーン、グリーン、マゼンダ、ターコイズ、ブルー、ブルーグリーン、インジゴ、レッド、パープル]の配列であったとすると、各色の係数の配列は[3、4、5、6、7、1、9、10、8、11、2、12]の順となり、これから判定部20bにおいて、色の配列順を判定し分析するようになっている。
【0065】
配色診断データ21bには、12色の色選択順位の全ての組み合わせについて、診断項目毎に診断結果であるコメントデータが格納されている。
先に述べた通り、各診断項目は、本質診断は色選択順位が1番目と2番目の色、現在診断が3番目と4番目の色、願望診断が11番目と12番目の色、課題診断が1番目と12番目の色に各々着目して診断がなされる。よって、前記の如く被験者が任意に選択し特定した色選択順位が、[レッドオレンジ、オレンジ、イエロー、イエローグリーン、グリーン、マゼンダ、ターコイズ、ブルー、ブルーグリーン、インジゴ、レッド、パープル]の配列だった場合、図17に示されるように、本質診断がレッドオレンジとオレンジ、現在診断がイエローとイエローグリーン、願望診断がレッドとパープル、課題診断がレッドオレンジとパープルの各々色の機能的意味及び順位から、被験者の生理的・心理的状況の診断結果が導出される。
色彩診断データ21bは、図18に示されるように、各診断項目の診断結果であるコメントデータを格納してあり、本質診断データ21b−1は1番目と2番目の選択の組み合わせ、現在診断データ21b−2は3番目と4番目の選択の組み合わせ、願望診断データ21b−3は11番目と12番目の選択の組み合わせ、課題診断データ21b−4は1番目と12番目の選択の組み合わせに対するコメントがそれぞれ格納してある。なお、本質診断と願望診断はそれぞれ計132通り(12×11通り)のコメントデータを格納してあるが、現在診断と願合診断では前後の順位を入れ替えても診断結果は変わらないため、それぞれ計66通り(12×11÷2通り)のコメントデータを格納してある。
【0066】
カウンセリングデータ21cは、図19に示されるように、12色の各色について、各々前記四つのカウンセリング項目毎に、各々でサポートカラーに特定された場合のカウンセリングコメントデータを格納してある。
【0067】
また、アロマデータ21dとアロマコメントデータ21eも同様に、図20に示されるように、12色の各色について、前記四つのカウンセリング項目毎に、サポートカラーと関連付けをしたアロマと、そのアロマに関するカウンセリングコメントデータを格納してある。
【0068】
ボトルデータ21fは、図21に示されるように、12色の各色について、12色の内の一の色をボトルの上半部又は下半部とした場合に、他の11色及び当該一の色の補色を下半部又は上半部とした場合の計144通り(12×12通り)のコンビネーションボトルの構成するデータを格納してある。また、ボトルコメントデータ21gも各コンビネーションボトル毎に、そのコンビネーションに関するカウンセリングコメントデータを格納してある。
【0069】
なお、ガイダンスデータ21hには、ガイダンスコメント等を格納してあり、パーソナルデータ21iには、端末装置1から被験者が入力したパーソナルデータが格納される。
【0070】
(各部の動作の説明)
次に、各部の動作について説明する。
ネットワーク3を介して端末装置1から診断開始要求が診断情報提供装置2に入力されると、診断情報提供装置2は、画像生成部20で生成した図3に示すガイダンス画像100を端末装置1に送信して表示させ、さらに端末装置1からの次処理要求を受けて、画像生成部20で生成した図4に示すパーソナル情報入力画像101を端末装置1に送信し表示部13に表示出力させる。
【0071】
端末装置1の操作部12を操作してパーソナル情報入力画像101中の各情報入力欄101aに入力されたデータは、操作部12の操作により診断情報提供装置2に送信され、診断情報提供装置2は受信した被験者のパーソナルデータを記憶部21のパーソナルデータ21iのファイルに格納する。
【0072】
パーソナルデータを受信した診断情報提供装置2は、色彩データ21aに格納された12色の色を色彩表示区画欄に配した、図5に示す診断画像102を画像生成部20で生成して端末装置1に送信し、同装置の表示部13に表示出力させる。
【0073】
被験者が端末装置1の操作部12を操作して、12色の色を任意に選択し色彩順位を特定したならば、色彩順位データが診断情報提供装置2へと送信され、同装置の判定部20bで色彩順位データの分析・判定が行われる。
【0074】
判定部20bでは、被験者が特定した色彩順位データから、各診断項目毎で前記所定の順位の色の係数を抽出する処理がなされ、診断項目毎の色の組み合わせを特定する。
【0075】
そして、診断情報生成部20cでは、判定部20bで特定された色の組み合わせに従って診断情報を生成する。具体的には、本質診断は本質診断データ21b−1から、現在診断は現在診断データ21b−2から、願望診断は願望診断データ21b−3から、課題診断は課題診断データ21b−4から各々該当する色の組み合わせのコメントデータを読み出し、読み出したデータを診断情報として生成する。
【0076】
診断情報生成部20cで各診断項目の診断コメントを生成したならば、画像生成部20aで図8に示す診断結果画像103を生成して端末装置1に送信し、同装置の表示部13に表示出力させる。診断結果画像104中の各診断コメント表示欄103aには、前記処理により診断情報生成部20cで読み出し生成されたコメントが表示される。
【0077】
端末装置1において、被験者が診断結果画像103中の何れかのカウンセリング項目の操作選択欄103bを操作部12で操作してカウンセリング情報開示要求を送信し、これを診断情報提供装置2が受信すると、診断情報提供装置2のカウンセリング情報生成部20dは、先ず、前記被験者が特定した色彩順位データから、該当の診断項目の色をサポートカラーを特定する。先に述べた通り、各カウンセリングのサポートカラーは、エッセンシャルが1番目に選んだ色、アドバンスが2番目に選んだ色、チャレンジが12番目に選んだ色、ポテンシャルが1番目に選んだ色の補色がサポートカラーとなる。
【0078】
次いで、カウンセリング情報生成部20dは、特定されたサポートカラーのカウンセリングデータ21c、アロマデータ21e及びアロマコメントデータ21fを記憶部21から読み出し、これらデータからカウンセリング情報を生成する。
【0079】
カウンセリング情報生成部20cdカウンセリング情報が生成されたならば、画像生成部20aで図9に示すカウンセリング画像104を生成して端末装置1に送信し、同装置の表示部13に表示出力させる。カウンセリング画像104中のサポートカラー表示欄104aには前記特定された色が表示出力され、アロマ表示欄104bには前記生成されたアロマが表示出力される。また、それぞれのコメント欄104cにも、記憶部21から読み出して生成されたカウンセリングコメントが表示される。
【0080】
さらに、端末装置1において、被験者がカウンセリング画像104中のボトル提示要求選択欄104dを操作部12で操作してボトル提示要求指示を送信し、これを診断情報提供装置2が受信すると、カウンセリング情報生成部20dはボトルデータ21fのコンビネーションカラーを構成するパターンデータを読み出し、この読み出したデータに基づいて、画像生成部20aで図10のコンビネーションボトル選択画像105を生成し、端末装置1の表示部13に表示出力させる。
【0081】
ボトル選択表示画像105に表示された四つのボトルの何れかを被験者が選択操作すると、カウンセリング情報生成部20dは、該当のボトルコメントデータ21fを読み出し、画像生成部20aで図11のボトルカウンセリング画像106を生成し、これを端末装置1の表示部13に表示出力させる。同画像のコンビネーションボトル表示欄106aには被験者が選択したボトルの画像が表示され、コメント欄106bには前記読み出したコメントが表示される。
【0082】
そして、端末装置1において、ボトルカウンセリング画像106中に含まれる印刷指示欄106cを被験者が選択操作して印刷指示を送信し、これを診断情報提供装置2が受信すると、印字情報生成部20eで前記各診断・分析情報、アドバイスデータの印字情報を生成する。生成された印字情報は端末装置1に送信され、端末装置1の印字出力部14から図12の診断結果表107の形式で印字出力される。
【0083】
なお、前記各診断・分析情報、アドバイスデータ等は、それが生成される都度、ファイル生成部20fでデータファイル化され、被験者のパーソナル情報に関連付けをして記憶部21に格納される。
【0084】
(他のシステム構成例)
図22は、本発明をスタンドアロン型のコンピュータで実施する形態の一例を示している。
この色彩診断システム4は、同図に示されるように、処理部40、記憶部41、操作部42、画像表示部43及び印字出力部44を備えたコンピュータに、前記診断情報提供装置2の情報生成部20及び記憶部21と同様に機能する情報生成部400と記憶部410を組み込んで構成したものである。色彩診断の処理は上記と同様にして行われる。
【0085】
なお、図示した形態は一例であり、本発明は他の適宜な形態で構成可能である。図示した画像のレイアウト及び機能ブロックも一例に過ぎない。色彩診断における判定処理や、情報を生成する処理も上記処理形態に限定されるものではない。また、上記形態では、12色の色を一列に並べる操作により色選択順位を特定したが、必ずしも並べる必要はなく、他の適宜な方法により被験者の選択順位が特定さればよい。
【図面の簡単な説明】
【0086】
【図1】本発明の一実施形態のシステムの構成を示す概略図である。
【図2】本発明の一実施形態のシステムのデータ処理の概略フローチャートである。
【図3】本発明の一実施形態のシステムのガイダンス画像を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態のシステムのパーソナル情報入力画像を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態のシステムの診断画像を示す図である。
【図6】図5の画像において色を選択する途中の状態を示す図である。
【図7】図5の画像において色の選択が完了した状態を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態のシステムの診断評価画像を示す図である。
【図9】本発明の一実施形態のシステムのアドバイス評価画像を示す図である。
【図10】本発明の一実施形態のシステムのボトル選択診断画像を示す図である。
【図11】本発明の一実施形態のシステムのボトル評価画像を示す図である。
【図12】本発明の一実施形態のシステムの診断結果表を示す図である。
【図13】選択対象である12色の色の色相関係を示した図である。
【図14】本発明の一実施形態のシステムの端末装置の機能ブロック図である。
【図15】本発明の一実施形態のシステムの診断情報提供装置の機能ブロック図である。
【図16】本発明の一実施形態のシステムの色彩データの構造を示す図である。
【図17】本発明の一実施形態のシステムにおいて色彩順位から診断に用いる色の特定を診断項目別に示した図である。
【図18】本発明の一実施形態のシステムの配色診断データの構造を示す図である。
【図19】本発明の一実施形態のシステムのカウンセリングデータの構造を示す図である。
【図20】本発明の一実施形態のシステムのアロマデータ及びアロマコメントデータの構造を示す図である。
【図21】本発明の一実施形態のシステムのボトルデータ及びボトルコメントデータの構造を示す図である。
【図22】本発明の他の実施形態のシステムの機能ブロック図である。
【符号の説明】
【0087】
1 端末装置、2 診断情報提供装置、3 ネットワーク、4 色彩診断システム




【特許請求の範囲】
【請求項1】
被験者が、色彩表示区画に配した複数の色を任意に選択し、その選択した色彩順位から、被験者の生理的・心理的な状態を判定する色彩診断システムにおいて、
前記複数の色を配した色彩表示区画欄と被験者が選択した色の色彩順位表示欄を含む診断画像を生成する画像生成手段と、
順位が特定された各色の属性データを判定する判定手段と、
当該判定手段による判定結果に基づき診断情報を生成する情報生成手段と、
当該生成された診断情報を被験者に対して出力する出力手段と、
を含むことを特徴とする色彩診断システム。
【請求項2】
マウス、キーボード、方向キーと決定キー、音声入力装置、又はタッチパネル入力装置の何れかによって被験者による操作情報を入力する操作手段を含む請求項1に記載の色彩診断システム。
【請求項3】
被験者が、色彩表示区画に配した複数の色を任意に選択し、その選択した色彩順位から、被験者の生理的・心理的な状態を判定する色彩診断処理を行うシステム用のコンピュータ読み取り可能なプログラムにおいて、
コンピュータを、
前記複数の色を配した色彩表示区画欄と被験者が選択した色の色彩順位表示欄を含む診断画像を生成する画像生成手段と、
順位が特定された各色の属性データを判定する判定手段と、
当該判定手段による判定結果に基づき診断情報を生成する情報生成手段と、
当該生成された診断情報を被験者に対して出力する出力手段と、
して機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項4】
マウス、キーボード、方向キーと決定キー、音声入力装置、又はタッチパネル入力装置の何れかによって被験者による操作情報を入力する操作手段としてコンピュータを機能させる請求項3に記載のプログラム。




【図1】
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【図2】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2006−75294(P2006−75294A)
【公開日】平成18年3月23日(2006.3.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−261525(P2004−261525)
【出願日】平成16年9月8日(2004.9.8)
【出願人】(304021288)国立大学法人長岡技術科学大学 (458)
【出願人】(397015094)株式会社フェスタ (2)
【Fターム(参考)】